JP6787160B2 - 車両 - Google Patents

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本発明は、車両の構造、特に、往復式エンジンを含むパワートレーンユニットの支持構造に関する。
往復式エンジンにおいては、ピストンの往復運動、コネクティングロッドの往復運動と遥動、クランクシャフトの回転運動により、各運動部品の重心位置の移動が発生し、これが振動源の一つとなる場合がある。このため、クランク軸ピッチ方向の偶力を相殺するようにクランクシャフトにウェイトを取り付けるとともに、エンジンをクランク軸方向に配置したマウントによって車体に支持する構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された構造は、重量の大きいエンジンを支持するマウントの上下方向のばね定数を大きくした場合でも、車体の上下方向の振動を抑制することができる。
特開2006−175894号公報
しかし、特許文献1に記載された従来技術では、クランク軸ピッチ方向の偶力を相殺することは可能であるが、クランク軸ロール方向の偶力を抑制することは考慮されておらず、エンジンと車体との間をトルクロッドで接続してエンジンのロール方向の動作を抑制している。このため、エンジンのロール方向の動作による振動が車体に伝達されてしまう場合がある。
そこで、本発明は、往復式エンジンを含むパワートレーンユニットが搭載される車両において、車体に伝わる振動を効果的に抑制することを目的とする。
本発明の車両は、往復式のエンジンを含むパワートレーンユニットと、車体に取り付けられて前記パワートレーンユニットを支持するマウント装置と、を備える車両であって、前記エンジンは、ピストンを含む運動部品の運動によって生じる前記運動部品の重心移動軌跡を直線状とするカウンターウェイトを備え、前記マウント装置は、車両に取り付けられた複数のマウントによって構成されるマウント組で、複数の前記マウントの配置によって決定される並進方向の弾性主軸が重力方向に対して垂直な水平面内に延び、前記パワートレーンユニット重心位置と前記エンジンの前記重心移動軌跡とが前記水平面内に位置すること、を特徴とする。
本発明の車両において、前記マウント装置複数の前記マウントは、前記パワートレーンユニットの各支持面が前記水平面内に位置するように前記車体に取り付けられてもよい。
本発明の車両において、前記パワートレーンユニット前記重心位置が複数の前記マウントの配置によって決定される重力方向の弾性主軸の位置と一致してもよい。
本発明は、往復式エンジンを含むパワートレーンユニットが搭載される車両において、車体に伝わる振動を効果的に抑制することができる。
本発明の実施形態における車両に搭載されたパワートレーンユニットの概念側面図である。 本発明の実施形態における車両に搭載されたパワートレーンユニットの概念平面図である。 図1、図2に示すパワートレーンユニットにおけるピストンとコネクティングロッドとクランクシャフトの重心の移動軌跡と運動部品全体の重心の移動軌跡を示すグラフである。 カウンターウェイトのオフセット角度と運動部品全体の重心移動軌跡の回転角度との関係を示すグラフである。 本発明の他の実施形態における車両に搭載されたパワートレーンユニットの概念側面図である。 本発明の他の実施形態における車両に搭載されたパワートレーンユニットの概念平面図である。 図5、図6に示すパワートレーンユニットにおけるピストンとコネクティングロッドとクランクシャフトの重心の移動軌跡と運動部品全体の重心の移動軌跡を示すグラフである。
以下、図面を参照しながら実施形態の車両100について説明する。図1、図2に示すように、本実施形態の車両100は、往復式のエンジン20を含むパワートレーンユニット10と、車体60に取り付けられてパワートレーンユニット10を支持するマウント装置50とを備えている。
パワートレーンユニット10は、エンジン20と、モータ31と、トランスミッション33と、モータ補機32と、エンジン補機34とを含んでいる。エンジン20とモータ31とトランスミッション33とは、ボルト等に締結部材によって一体に締結されている。モータ補機32は、モータ31のケーシングの外面に取り付けられている。また、エンジン補機34は、エンジン20の外部にボルト等で取り付けられている。エンジン20は、図3(a)に示すピストン41が往復するシリンダ24と、クランクシャフト43を支持するクランクケース25と、吸気弁、排気弁、カムシャフト等が収容されたシリンダヘッド26とを有している。モータ31は、エンジン20と共に車両100を駆動するものである。モータ補機32は、例えば、モータ31に供給する電力を供給するパワーコントロールユニット等である。トランスミッション33は、エンジン20とモータ31の動力を車両100の駆動軸に伝達するものである。エンジン補機34は、例えば、オイルポンプ等である。
図1から図3において、Zは重力方向を示す。重力は、Z方向下向きに作用する。X方向、Y方向は、Z方向の高さがゼロでZ方向に対して垂直な面内で互いに直交する方向である。また、図1から図3において、エンジン20のクランクシャフト43の軸方向を一点鎖線22で示すEy方向、Ey方向と直交する方向を一点鎖線21で示すEx方向、エンジン20のピストン41の往復動の方向を一点鎖線23で示すEz方向として説明する。
図1に示すように、パワートレーンユニット10は、モータ31に接続されてX方向マイナス側に延びる第1アーム11と、エンジン20に接続されてX方向プラス側に延びる第2アーム12、第3アーム13を有している。第1〜第3アーム11、12、13の各先端部分のZ方向の下側面はZ方向の高さがゼロの同一の水平面90の面上に位置している。第1〜第3アーム11〜13の各先端部分のZ方向の下側の中心には、車体60に取り付けられた第1マウント51、第2マウント52、第3マウント53によって支持されている。第1〜第3マウント51〜53は、マウント組であるマウント装置50を構成する。第1〜第3マウント51〜53の上側の面はZ方向の高さがゼロの同一の水平面90の面上に位置している。従って、第1〜第3マウント51〜53の上面の位置する水平面90は、マウント装置50がパワートレーンユニット10をZ方向に支持する支持面となる。このため、水平面90にパワートレーンユニット10の並進方向であるX方向またはY方向に横力が加わった場合、第1〜第3マウント51〜53の上面は、ピッチング方向、あるいは、ローリング方向に回転変位せず、水平面90の面内で弾性変位する。
また、図2に示すように、第1マウント51の中心はX軸91の上に位置しており、第2マウント52の中心はX軸91から距離LYの位置にあり、第3マウント53の中心はX軸91から距離−LYの位置にある。第1〜第3マウント51〜53は同一のXY方向、およびZ方向のばね定数を有している。このため、パワートレーンユニット10にX軸91の方向の横力が加わった場合、第2マウント52によるZ軸93周りの偶力と第3マウント53によるZ軸93周りの偶力とは互いに相殺し合う。また、第1マウント51にはZ軸93周りの偶力は発生しない。このため、パワートレーンユニット10は、Z軸93の周り、すなわち、ヨーイング方向に回転せずにX軸91の方向に変位する。
また、第1アーム11を支持する第1マウント51の中心位置は、Y軸92からX軸91のマイナス方向に距離LX1だけ離れた位置にあり、第2、第3マウント52、53の中心はそれぞれX軸91のプラス方向に距離LX2だけ離れた位置にある。ここで、距離LX1は距離LX2の2倍である。第1〜第3マウント51〜53は同一のXY方向、およびZ方向のばね定数を有しているので、パワートレーンユニット10にY軸92の方向の横力が加わった場合、第1マウント51によるZ軸93周りの偶力と第2、第3マウント52、53によるZ軸93周りの偶力の合計とは互いに相殺し合う。このため、パワートレーンユニット10はZ軸93の周り、すなわち、ヨーイング方向に回転せずにY軸92の方向に変位する。
また、パワートレーンユニット10にZ軸93の方向の力が加わった場合、第2マウント52によるX軸91周りの偶力と第3マウント53によるX軸91周りの偶力とは互いに相殺し合う。また、パワートレーンユニット10にZ軸93の方向の力が加わった場合、第1マウント51によるY軸92周りの偶力と第2、第3マウント52、53によるY軸92周りの偶力の合計とは互いに相殺し合う。このため、パワートレーンユニット10にZ軸方向の力が加わった場合、パワートレーンユニット10は、X軸91、Y軸92の周り、すなわち、ローリング方向およびピッチング方向に回転せずにZ軸93の方向に変位する。
以上述べたように、図1、図2に示す水平面90の面内のX軸91、Y軸92は、マウント装置50にX方向、Y方向に力が加えられた際に力の方向と弾性変位の方向とが一致し、回転変位を生じない弾性主軸である。また、先に述べたように、X軸91の方向とY軸92の方向はマウント装置50の並進方向であるから、X軸91、Y軸92は、それぞれ、マウント装置50の並進方向の弾性主軸となる。このように、本実施形態の車両100では、第1〜第3マウント51〜53の配置によって決定される並進方向の弾性主軸であるX軸91、Y軸92が重力方向であるZ方向に対して垂直な水平面90の面内に延びている。また、Z軸93もZ方向に力が加えられた際に力の方向と弾性変位の方向とが一致し、回転変位を生じない軸である弾性主軸である。Z軸93は、マウント装置50の重力方向の弾性主軸となる。
なお、マウント装置50の弾性主軸は、マウント装置50を構成する各マウント51〜53のばね定数と配置によって決定される。本実施形態では、各マウント51〜53は、同一のXY方向、およびZ方向のばね定数を有しており、第1マウント51はX軸91上でY軸92から−LX1の位置にあり、第2マウント52はX軸91から+LYでY軸92からLX2の位置にあり、第3マウント53はX軸91から−LYでY軸92からLX2の位置にあるものとして説明したが、これに限らず、X軸91、Y軸92、Z軸93がそれぞれ弾性主軸となるように第1〜第3マウント51〜53のばね定数、配置を任意に設定してもよい。例えば、X軸91、Y軸92にそれぞれ軸対称となるように4つのマウントを配置するように構成してもよい。
先に述べたように、パワートレーンユニット10のエンジン20とモータ31とトランスミッション33とは、ボルト等の締結部材によって一体に締結されており、モータ補機32、エンジン補機34は、それぞれモータ31のケーシングの外面、エンジン20の外面に取り付けられている。このため、パワートレーンユニット10のエンジン20、モータ31、トランスミッション33、モータ補機32、エンジン補機34は一体となってXYZ方向、ローリング、ピッチング、ヨーシング方向に移動する。パワートレーンユニット10の重心94は、重量の大きいエンジン20とモータ31との中間に位置している。本実施形態の車両100では、パワートレーンユニット10の重心94が弾性主軸であるX軸91とY軸92とが位置する水平面90の面内となるように、エンジン20、モータ31、トランスミッション33、モータ補機32、エンジン補機34の配置を調整してある。
図3(b)に示すように、エンジン20は、シリンダ24のボア24aの中をEz方向に往復動するピストン41と、ピストン41に連結されてEz方向に往復動するとともにEx方向に遥動するコネクティングロッド42と、コネクティングロッド42に接続されてEy周りに回転するクランクシャフト43とを有している。クランクシャフト43にはカウンターウェイト44が取り付けられている。ピストン41と、コネクティングロッド42と、クランクシャフト43とはピストン41の往復動作をクランクシャフト43の回転動作に変換するピストン−クランク機構の運動部品40を構成する。
図3(b)に示すピストン41の重心41aは、図3(a)の実線41bに示すようにEz方向に往復動する。また、図3(b)に示すコネクティングロッド42の重心42a、クランクシャフト43の重心43aは、図3(a)の一点鎖線42b、破線43bに示すように略円状に運動する。本実施形態の車両100のエンジン20では、ピストン41とコネクティングロッド42の往復運動分の質量とカウンターウェイト44のアンバランス分とを一致させて運動部品40の重心移動軌跡40bのEz方向成分をゼロとしている。これにより、総合的な運動部品40の重心移動軌跡40bは、図3(a)に示すように、エンジン20のシリンダ軸であるEzおよびクランクシャフト軸であるEyと直交するEx方向に直線状に延びる並進軌跡となる。つまり、本実施形態では、エンジン20のカウンターウェイト44は、ピストン41を含む運動部品40の往復動によって生じる重心移動軌跡40bを直線状とするよう調整されている。
そして、図1に示すように、本実施形態の車両100では、エンジン20の運動部品40の直線状の重心移動軌跡40bが水平面90の面上になるように、エンジン20の配置を調整している。
以上説明したように、本実施形態の車両100では、パワートレーンユニット10の重心94が弾性主軸であるX軸91とY軸92とが位置する水平面90の面内となり、且つ、エンジン20の運動部品40の直線状の重心移動軌跡40bが水平面90の面上になるように、エンジン20、モータ31、トランスミッション33、モータ補機32、エンジン補機34の配置を調整してある。これにより、運動部品40による重心移動軌跡40bとパワートレーンユニット10の重心94のZ方向の距離がゼロになり、パワートレーンユニット10のローリング方向、ピッチング方向には運動部品40の重心移動による加振力は働かないので、パワートレーンユニット10の振動は水平面90の面内での並進運動および水平面90の面内でのヨーイングのみとなる。一方、マウント装置50の弾性主軸であるX軸91、Y軸92は同一の水平面90の面内となっているので、マウント装置50は、パワートレーンユニット10の水平面90の面内での並進運動とヨーイングのみを許容するようにパワートレーンユニット10を支持している。このため、運動部品40の重心移動による水平面90の面内の並進運動とヨーイングとは、マウント装置50の弾性力で吸収されて車体60に伝達されない。また、運動部品40の重心移動によりZ方向の振動が発生しないので、パワートレーンユニット10のZ方向の荷重を受けるようにマウント装置50のZ方向の剛性を高くしても車体60にZ方向の振動が伝達されることがない。
また、本実施形態の車両100では、図2に示すように、パワートレーンユニット10の重心94の位置がZ方向の弾性主軸であるZ軸93の位置と一致するように、エンジン20、モータ31、トランスミッション33、モータ補機32、エンジン補機34の配置を調整している。これにより、エンジン20の運動部品40の重心移動によるX軸91の方向の並進運動はパワートレーンユニット10の重心94を中心としたヨーイング、もしくは、X方向、Y方向の並進振動に変換されるので、ローリング方向、ピッチング方向の振動を発生させることなくパワートレーンユニット10を支持することができる。この構成は、エンジン20の気筒毎の重心移動軌跡40bとパワートレーンユニット10の重心94を一つの線上にまとめられない場合(例えば、360°位相以外の2気筒、3気筒エンジン、180°位相以外の4気筒エンジンなど)に有効となる。
このように、本実施形態の車両100では、バランスシャフトやアクティブマウントなどの付加装置を用いずにパワートレーンユニット10から車体60に伝わる振動を効果的に抑制することができる。このため、低いコストで車体60の振動低減を図ることができる。
以上説明した実施形態では、ピストン41の往復動の方向であるEzが重力方向となるように、エンジン20のシリンダ24を鉛直に配置した場合について説明したが、Ezを鉛直方向から傾けて配置した場合について説明する。
図3(b)に示すように、クランクシャフト43に取り付けられているカウンターウェイト44の取り付け角度を時計周りに角度θ1だけオフセットすると、図3(a)に示すように、運動部品40の重心移動軌跡40bは、角度θ1に応じて、Exから角度θ2だけ反時計まわりに傾斜する。オフセット角度θ1と運動部品40の重心移動軌跡40bの回転角度θ2の関係を図4に示す。従って、エンジン20をシリンダ24が鉛直方向から角度θ2だけ傾斜するように搭載する場合、図4に従ってカウンターウェイト44の取り付け角度を傾斜角度と反対方向に角度θ1だけオフセットすることにより、エンジン20の運動部品40の重心移動軌跡40bを水平面90に沿った方向とすることができる。そして、先に説明した実施形態と同様、パワートレーンユニット10の重心94が弾性主軸であるX軸91とY軸92とが位置する水平面90の面内となり、且つ、エンジン20の運動部品40の直線状の重心移動軌跡40bが水平面90の面上になるように、エンジン20、モータ31、トランスミッション33、モータ補機32、エンジン補機34の配置を調整することにより、先に説明した実施形態と同様、車体60に伝わる振動を効果的に抑制することができる。
次に、図5から図7を参照して他の実施形態の車両120について説明する。先に図1から図3を参照して説明した実施形態の車両100と同様の部分には同様の符号を付して説明は省略する。
本実施形態の車両120は、図5に示すように、ピストン41の往復動の方向であるEzが水平方向となるように、エンジン20のシリンダ24を水平方向に配置したものである。図7(b)に示すように、本実施形態では、コネクティングロッド42の回転質量を加えたクランクシャフト43の回転質量の重心をクランクシャフト43の回転軸であるEy22の上に位置させている。これにより、図7(a)に示すように、運動部品40の重心移動軌跡40bは、ピストン41の往復方向であるEz方向となる。
そして、先に説明した図1から図3に示す車両100と同様、パワートレーンユニット10の重心94が弾性主軸であるX軸91とY軸92とが位置する水平面90の面内となり、且つ、エンジン20の運動部品40の直線状の重心移動軌跡40bが水平面90の面上になるように、エンジン20、モータ31、トランスミッション33、モータ補機32、エンジン補機34の配置を調整することにより、先に説明した実施形態と同様、車体60に伝わる振動を効果的に抑制することができる。
また、図6に示すように、パワートレーンユニット10の重心94の位置がZ方向の弾性主軸であるZ軸93の位置と一致するように、エンジン20、モータ31、トランスミッション33、モータ補機32、エンジン補機34の配置を調整することにより、ローリング方向、ピッチング方向の振動を発生させることなくパワートレーンユニット10を支持することができる。
このように、本実施形態の車両120も先に説明した車両100と同様、バランスシャフトやアクティブマウントなどの付加装置を用いずにパワートレーンユニット10から車体60に伝わる振動を効果的に抑制することができる。このため、低いコストで車体60の振動低減を図ることができる。
10 パワートレーンユニット、11 第1アーム、12 第2アーム、13 第3アーム、20 エンジン、21−23,42b 一点鎖線、24 シリンダ、24a ボア、25 クランクケース、26 シリンダヘッド、31 モータ、32 モータ補機、33 トランスミッション、34 エンジン補機、40 運動部品、40b 重心移動軌跡、41 ピストン、41a,42a,43a,94 重心、41b 実線、42 コネクティングロッド、43 クランクシャフト、43b 破線、44 カウンターウェイト、50 マウント装置、51 第1マウント、52 第2マウント、53 第3マウント、60 車体、90 水平面、91 X軸、92 Y軸、93 Z軸、100,120 車両。

Claims (3)

  1. 往復式のエンジンを含むパワートレーンユニットと、
    車体に取り付けられて前記パワートレーンユニットを支持するマウント装置と、を備える車両であって、
    前記エンジンは、ピストンを含む運動部品の運動によって生じる前記運動部品の重心移動軌跡を直線状とするカウンターウェイトを備え、
    前記マウント装置は、車両に取り付けられた複数のマウントによって構成されるマウント組で、複数の前記マウントの配置によって決定される並進方向の弾性主軸が重力方向に対して垂直な水平面内に延び、
    前記パワートレーンユニット重心位置と、前記重心移動軌跡とが前記水平面内に位置すること、
    を特徴とする車両。
  2. 請求項1に記載の車両であって、
    前記マウント装置複数の前記マウントは、前記パワートレーンユニットの各支持面が前記水平面内に位置するように前記車体に取り付けられていること、
    を特徴とする車両。
  3. 請求項1または2に記載の車両であって、
    前記パワートレーンユニット前記重心位置が複数の前記マウントの配置によって決定される重力方向の弾性主軸の位置と一致すること、
    を特徴とする車両。
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