JP6786371B2 - 電動プレス - Google Patents

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Description

本発明は、電動プレスに関する。
電動モータを動力とし、モータの回転をボールねじなどによって垂直運動に変換し、ラムを上下動させて工作物(ワーク)に対し圧縮荷重や引張荷重を加えることが可能な電動プレスが、精密な加工・組み付けを要求される分野で広く用いられている。
この電動プレスは、例えば特許第3472316号にて開示されているように、モータを制御することにより負荷荷重の制御、停止位置の制御、駆動速度や停止時間などの制御が可能であり、上述したように精密な加工・組み付けを実現している。この電動プレスには、ラムの荷重(プレス荷重)を検出するための荷重センサが設けられており、ワークに対する荷重を検出して、荷重信号を種々の制御に用いることが可能である。
一方、荷重センサとしてひずみゲージ(ロードセル)が多く使用されている。これは、発生するひずみに応じて電気抵抗が変化するセンサ(ひずみゲージ)を用い、荷重検出部材のひずみを電気信号に変換することでプレス荷重を検出するものである。
なお、荷重センサによる出力は電気抵抗の変化に応じた出力電圧であるため、その出力値を荷重に変換するための変換値(荷重検出校正値)が必要となる。さらには、この荷重センサによる出力値は例えば経年変化等により変動する場合があるため、定期的に校正値を更新する校正作業を行う必要がある。
この校正作業は主に荷重センサに既知の荷重を与え、荷重センサの出力荷重と既知荷重とが一致するように荷重検出校正値を更新するという方法が一般的である。なお、既知の荷重とは重錘である場合や、すでに校正されている他のロードセルの出力荷重である場合が多い。
ところで、電動プレスはワークに対し圧縮荷重及び引張荷重共に付与することが可能である。一方、荷重センサは圧縮荷重によるひずみ量と引張荷重によるひずみ量とが厳密には異なるため、校正作業は圧縮、引張でそれぞれ行う必要がある。したがって、ここで一般的な校正方法を図8(A)及び(B)を用いて説明する。
図8(A)は、電動プレス600の荷重センサ602に対する圧縮荷重の校正作業装置を示している。この校正作業装置では、電動プレス600を固定する架台610の内部に、圧縮校正ロードセル620を備えた校正装置が設置されている。また、電動プレス600のラム604の先端部に荷重センサ602が取付けられている。そして、荷重センサ602に対する校正時には、ラム604を図中の矢印方向側(圧縮校正ロードセル620側)へ移動させて、荷重センサ602が、治具612等を介して圧縮校正ロードセル620を加圧することで、その際の圧縮校正ロードセル620の荷重値を用いて圧縮荷重値の校正を行う。
また、図8(B)は、電動プレス600の荷重センサ602に対する引張荷重の校正作業装置を示している。この校正作業装置では、ラム604の先端部に取付けられた荷重センサ602と、電動プレス600を固定する架台610と、の間に、引張校正ロードセル630を配置して、治具614等を用いて引張校正ロードセル630を引張可能な構成になっている。そして、荷重センサ602に対する校正時には、ラム604を図中の矢印方向側(引張校正ロードセル630とは反対側)へ移動させて、引張校正ロードセル630を引張ることで、その際の引張校正ロードセル630の荷重値を用いて引張荷重値の校正を行う。
特開2015−90346
しかしながら、上述した校正方法では、圧縮、引張荷重校正において、それぞれ別の校正ロードセルが必要になる上、治具も別々に用意しなければならない。したがって、校正装置が複雑になる上にその作業も非常に複雑である。そこで、例えば上記特許文献1では、滑車を用いることで同じ校正用重錘(装置)において圧縮、引張荷重が校正可能な校正装置を開示している。しかしながら、上記特許文献1では、滑車を用いるため、校正時において、比較的大きなスペースを確保する必要がある。
そこで、本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、電動プレスの校正時における省スペース化を図ることができる電動プレスを提供する。
形態1;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、筒状を成す外筒と、前記外筒の内部において前記外筒の軸方向に延在され、モータの駆動によって当該軸方向に直線運動すると共に、先端部において校正用ロードセルが直接的又は間接的に固定可能に構成されたラムと、前記外筒の内部に配置され、前記ラムに加わる軸方向の荷重を検出する荷重検出部と、前記外筒の先端部を構成し、前記ラムに固定される前記校正用ロードセルを収容可能に構成された収容部を内部に有する先端外筒部と、を備え、前記収容部には、前記ラムの径方向外側において、前記軸方向に対向する一対の対向面が形成され、前記校正用ロードセルの前記ラムへの固定状態において、前記ラムを先端側へ移動させて前記校正用ロードセルを前記対向面に当接させることで、前記校正用ロードセル及び前記荷重検出部に圧縮荷重を付与させ、前記ラムを基端側へ移動させて前記校正用ロードセルを前記対向面に当接させることで、前記校正用ロードセル及び前記荷重検出部に引張荷重を付与させる電動プレスを提案している。
形態2;実施形態1に対し、前記外筒は、前記ラムを収容する本体外筒部と、前記本体外筒部の先端側に配置された前記先端外筒部と、を有しており、前記先端外筒部が、前記本体外筒部に着脱可能に構成されている電動プレスを提案している。
形態3;実施形態2に対し、前記対向面の一方が前記先端外筒部に形成されており、前記対向面の他方が前記本体外筒部に形成されている電動プレスを提案している。
形態4;実施形態2に対し、一対の前記対向面が前記先端外筒部に形成されている電動プレスを提案している。
形態5;実施形態1〜4に対し、前記先端外筒部には、前記収容部と前記先端外筒部の外部とを連通する連通孔が形成されており、前記連通孔は、前記軸方向に対して直交する方向に開口されている電動プレスを提案している。
形態6;実施形態1〜5に対し、一対の前記対向面に弾性体が取付けられている電動プレスを提案している。
形態7;実施形態1〜5に対し、一対の前記対向面が弾性体によって構成されている電動プレスを提案している。
本発明の1またはそれ以上の実施形態によれば、電動プレスの校正時における省スペース化を図ることができるという効果がある。
第1の実施形態に係る電動プレスの構造を示す縦断面図である。 (A)は、図1に示される電動プレスの構成を示すブロック図であり、(B)は、図1に示される先端外筒部を示す斜視図である。 図1に示される電動プレスにおける通常作業時の構成を示す概略図である。 図1に示される電動プレスにおける校正実行時の構成を示す概略図である。 第2の実施形態に係る電動プレスの構造を示す縦断面図である。 第3の実施形態に係る電動プレスの構造を示す縦断面図である。 図6に示される先端外筒部を示す斜視図である。 (A)は、従来技術におけるラム圧縮方向の荷重の校正時に用いられる校正作業装置の構成を示す縦断面図であり、(B)は、従来技術におけるラム引張方向の荷重の校正時に用いられる校正作業装置の構成を示す縦断面図である。
<第1の実施形態>
以下、図1〜図4を用いて、第1の実施形態に係る電動プレス100について説明する。図1に示されるように、電動プレス100は、全体として略円柱状に形成されている。なお、図面において適宜示される矢印AL1は、電動プレス100の軸方向一方側(先端側)を示し、矢印AL2は電動プレス100の軸方向他方側(基端側)を示している。
(電動プレスの構成)
電動プレス100は、外筒110と、ボールねじ130と、「モータ」としてのサーボモータ120と、伝達機構140と、ラム150と、「荷重検出部」としての荷重検出装置160と、を含んで構成されている。以下、電動プレス100の各構成について説明する。
外筒110は、電動プレス100の外郭を構成すると共に、電動プレス100の軸方向一方側へ開放された略有底円筒状に形成されている。具体的には、外筒110は、外筒110の先端部を構成する先端外筒部110Aと、先端外筒部110Aから外筒110の基端側へ延出された本体外筒部110Bと、を含んで構成されており、先端外筒部110A及び本体外筒部110Bが一体に形成されている。また、本体外筒部110Bの基端部には、径方向外側へ張り出された張出部110Cが設けられており、外筒110の内部空間が、縦断面視で略逆J字形状に形成されている。具体的には、外筒110は、その内部において、後述する校正用ロードセル302を収容するための「収容部」としてのロードセル収容部112Aと、後述するボールねじ130及びラム150を収容するラム収容部112Bと、後述する伝達機構140を収容する伝達機構収容部112Cと、後述するサーボモータ120を収容するモータ収容部112Dと、を有している。
また、本体外筒部110Bの先端側の部分には、径方向外側へ突出されたフランジ114が形成されており、フランジ114は、本体外筒部110Bの軸方向を板厚方向とした略円環板状に形成されている。このフランジ114には、複数の取付孔114Aが貫通形成されており、取付孔114Aは、本体外筒部110Bの周方向に所定間隔を空けて配置されている。そして、この取付孔114A内にボルトが挿入されて、電動プレス100の通常使用時(ワークWに対する加工時)及び校正時に用いられる架台210(図3及び図4参照)に本体外筒部110B(すなわち、電動プレス100)が締結固定されるようになっている。なお、ロードセル収容部112A及び先端外筒部110Aの具体的な構成については、後述する。
サーボモータ120は、外筒110のモータ収容部112D内において、本体外筒部110Bの軸方向と平行に配置された状態で外筒110に固定されている。そして、サーボモータ120の回転軸120Aが伝達機構収容部112C内に突出されている。また、図2(A)に示されるように、サーボモータ120には、制御部180(中央演算処理装置:CPU)が電気的に接続されており、制御部180によってサーボモータ120が駆動するようになっている。さらに、サーボモータ120には、サーボモータ120の回転量を検出する回転量検出装置122が設けられており、回転量検出装置122は、制御部180に電気的に接続されている。そして、制御部180は、回転量検出装置122によって検出されたサーボモータ120の回転量によって、後述するラム150のワークWに対する位置を検出するように構成されている。
図1に示されるように、ボールねじ130は、ラム収容部112B内に配置されると共に、本体外筒部110Bの軸方向に沿って延在されている。そして、ボールねじ130を構成するねじ軸132の基端側の部分が、ラム収容部112B内において本体外筒部110Bに固定された一対のベアリング136によって回転可能に支持されると共に、ねじ軸132の基端部が、伝達機構収容部112C内へ突出されている。また、ねじ軸132の基端側を除く部分に、ボールねじ130のナット134が、ねじ軸132の軸方向にねじ軸132に対して相対移動可能に設けられている。
伝達機構140は、サーボモータ120(の回転軸120A)の回転をボールねじ130に伝達する機構として構成され、外筒110の伝達機構収容部112C内に配置されている。具体的には、伝達機構140は、平歯車として構成された第1ギヤ142及び第2ギヤ144を有しており、第1ギヤ142は、第2ギヤ144よりも小径に設定されている。そして、第1ギヤ142の軸心部に、サーボモータ120の回転軸120Aが一体回転可能に固定されており、第2ギヤ144の軸心部に、ボールねじ130のねじ軸132の基端部が固定されている。そして、第1ギヤ142及び第2ギヤ144の外周部にそれぞれ形成されたギヤが噛合されている。これにより、伝達機構140によって減速されたサーボモータ120の回転がボールねじ130のねじ軸132に伝達されて、ねじ軸132が自身の軸回りに回転することで、ナット134がねじ軸132の軸方向に沿って直線運動(移動)するようになっている。
ラム150は、略円筒状に形成され、ボールねじ130のねじ軸132の径方向外側で且つねじ軸132と同軸上に配置されて、ラム収容部112Bに収容されている。また、ラム150は、ボールねじ130のナット134に対して本体外筒部110Bの先端側に配置されており、ラム150の基端部がボールねじ130のナット134に固定されている。さらに、ラム150の外径は、本体外筒部110Bの内径に対して僅かに小さく設定されている。そして、サーボモータ120の駆動によってボールねじ130が作動するときには、ラム150が本体外筒部110Bによってガイドされながらナット134と共にねじ軸132の軸方向に沿って直線運動するように構成されている。また、電動プレス100の通常使用時(ワークWに対する加工時)には、ラム150の先端が外筒110の先端に対して突出するように、ラム150の軸長が設定されている。
ラム150の先端側における内部には、ねじ軸132に対して先端側の位置において、後述する荷重検出装置160を取付けるための取付壁152が形成されており、取付壁152は、ラム150の軸方向を板厚方向として配置されている。これにより、ラム150の先端部には、ラム150の先端側へ開放された凹部150Aが形成されている。さらに、取付壁152の板厚方向一方側(図1の矢印AL1側であり、ねじ軸132とは反対側)の面には、略中央部において、ラム150の先端側へ開放された取付凹部152Aが形成されている。
荷重検出装置160は、ラム150の軸方向に延在された略円柱状に形成されて、ラム150に取付けられている。具体的には、ラム150の凹部150A内に荷重検出装置160が配置され、荷重検出装置160の基端部がラム150の取付凹部152A内に嵌入されて、荷重検出装置160がラム150に相対移動不能に取付けられている。なお、荷重検出装置160の取付状態では、荷重検出装置160の先端部が、ラム150の先端面よりも突出されている。
荷重検出装置160は、例えば歪ゲージを備えたロードセルとして構成されて、制御部180に電気的に接続されている(図2(A)参照)。そして、電動プレス100の通常使用時には、荷重検出装置160が、ラム150の軸方向に作用する引張荷重又は圧縮荷重を検出して、検出信号を制御部180へ出力するようになっている。
さらに、荷重検出装置160の先端面における中央部には、雌ねじ部160Aが形成されており、雌ねじ部160Aは荷重検出装置160の先端側へ開放された凹状を成すと共に、雌ねじ部160Aの内周面には、雌ねじが形成されている。また、図3に示されるように、荷重検出装置160の先端側には、電動プレス100の通常使用時に用いられるツール220が締結固定される構成になっている。このツール220では、ワークWに対する加工(引張荷重又は圧縮荷重をワークWに対して作用させる加工)に応じて、形状等が適宜変更されるようになっている。そして、ラム150がボールねじ130の軸方向に沿って直線移動することで、ワークWに対して圧縮加工又は引張加工をツール220によって施すようになっている。
また、図2(A)に示されるように、電動プレス100は、操作/入力装置170と、ティーチングデータ記憶装置172と、検出位置/荷重記憶装置174と、表示装置176と、荷重検出校正値記憶装置178と、を備えている。操作/入力装置170は、作業者の操作によって、ラム150の駆動量(移動量)、速度、ラム位置に対する許容荷重などのラム150の駆動パターン(ティーチングデータ)を入力可能に構成されている。ティーチングデータ記憶装置172は、操作/入力装置170によって入力されたティーチングデータを記憶する構成になっている。検出位置/荷重記憶装置174は、回転量検出装置122によって検出されたラム150の位置情報や、荷重検出装置160によって検出さえたラム150に作用する荷重を記憶する構成になっている。また、電動プレス100の制御部180は、ワークWに対する加工が許容位置及び許容荷重内で行われたかどうかを判別するようになっており、その判別結果が表示装置176によって表示されるようになっている。荷重検出校正値記憶装置178は、操作/入力装置170によって入力された荷重検出装置160に対する校正値を記憶する構成になっている。なお、荷重検出装置160に対する校正については、後述する。
次に、本発明の要部である先端外筒部110A及びロードセル収容部112Aについて説明する。
図1に示されるように、外筒110の先端部を構成する先端外筒部110Aは、底部に円形の挿通孔110A1を有し且つ本体外筒部110B側へ開放された有底円筒状を成しており、先端外筒部110Aの開口端が本体外筒部110Bの先端に接続されて、先端外筒部110A及び本体外筒部110Bが一体に形成されている。そして、先端外筒部110Aの内部が、ロードセル収容部112Aとされており、電動プレス100の非作動状態(図1に示される状態)では、前述したラム150の先端及び荷重検出装置160の先端がロードセル収容部112Aの内部に配置されている。
また、先端外筒部110Aの外径は、本体外筒部110Bの外径と同じ寸法に設定されており、先端外筒部110Aの内径が、本体外筒部110Bの内径に比べて大きく設定されている。換言すると、本体外筒部110Bの外周面と先端外筒部110Aの外周面とが面一に配置されて、先端外筒部110Aの外周部の板厚が、本体外筒部110Bの板厚に比べて薄く設定されている。これにより、ロードセル収容部112Aの基端側を構成する面が、本体外筒部110Bの先端面によって構成されており、当該先端面が「対向面」としての第1校正用収容面116Aとされている。そして、第1校正用収容面116Aは、本体外筒部110B(ラム150)の軸方向に対して直交する面に沿って配置されている。一方、先端外筒部110Aの底壁(挿通孔110A1が形成された壁部)の内側面は、「対向面」としての第2校正用収容面116Bとされており、第2校正用収容面116Bは、ロードセル収容部112Aの先端側の面を構成している。そして、第2校正用収容面116Bは、本体外筒部110B(ラム150)の軸方向に対して直交する面に沿って配置されると共に、外筒110の軸方向において第1校正用収容面116Aと所定の間隔を空けて対向して配置されている。
また、先端外筒部110Aの底壁に形成された挿通孔110A1の直径は、本体外筒部110Bの内径に比べて僅かに大きく設定されている。これにより、ラム150が先端側へ直線移動したときには、ラム150が挿通孔110A1内を挿通するため、ラム150の先端側への直線移動が、挿通孔110A1によって許容される構成になっている。つまり、ロードセル収容部112Aにおける第1校正用収容面116A及び第2校正用収容面116Bは、ラム150の径方向外側に配置されている。
ここで、電動プレス100では、電動プレス100(荷重検出装置160)の荷重校正時に、ロードセル収容部112Aと校正装置300とが協働して、荷重検出装置160を校正するようになっている。このため、以下、校正装置300の構成について説明する。
図4に示されるように、校正装置300は、校正用ロードセル302と、ロードセル用アンプ付き表示装置304と、を含んで構成されている。校正用ロードセル302は、外筒110(ラム150)の軸方向を板厚方向とする略円盤状に形成されており、校正用ロードセル302の中央部には、円形状の固定孔302Aが貫通形成されている。つまり、校正用ロードセル302は、所謂センターホール型ロードセルとして構成されている。そして、荷重検出装置160の校正時には、校正用ロードセル302がラム150と同軸上に配置されると共に、固定ボルト306が、外筒110の先端側から固定孔302A内に挿入されて、荷重検出装置160の雌ねじ部160Aに螺合されることで、校正用ロードセル302が荷重検出装置160に締結固定される構成になっている。すなわち、校正用ロードセル302が、荷重検出装置160を介して(他の部品を介して)、ラム150に間接的に固定される構成になっている。
校正用ロードセル302は、例えば特開昭60−249025号公報等で開示されているように、せん断荷重を検出可能とした中空型ロードセルとして構成されている。具体的には、校正用ロードセル302は、校正用ロードセル302の板厚方向(ラム150の軸方向)における二方向の荷重を検出可能に構成されている。そして、校正用ロードセル302は、校正装置300のロードセル用アンプ付き表示装置304に電気的に接続されており、校正用ロードセル302によって測定された荷重測定値がロードセル用アンプ付き表示装置304に表示されるようになっている。
電動プレス100のロードセル収容部112Aの説明に戻って、図4に示されるように、電動プレス100の非作動状態における校正用ロードセル302の荷重検出装置160への締結固定状態では、校正用ロードセル302がロードセル収容部112Aに収容されるようになっている。つまり、ロードセル収容部112Aは、校正用ロードセル302を収容可能な大きさに設定されている。そして、本体外筒部110Bの内径及び先端外筒部の挿通孔110A1の内径が、校正用ロードセル302の直径よりも小さく設定されている。換言すると、校正用ロードセル302の直径がラム150の直径に比べて大きく設定されている。このため、ラム150の軸方向において、校正用ロードセル302の板厚方向一方側(図4の矢印AL1側)の面における外周部と、ロードセル収容部112Aの第2校正用収容面116Bと、が対向して配置されており、校正用ロードセル302の板厚方向他方側(図4の矢印AL2側)の面における外周部と、ロードセル収容部112Aの第1校正用収容面116Aと、が対向して配置されている。これにより、電動プレス100(荷重検出装置160)の荷重校正時にサーボモータ120の駆動によってラム150が先端側へ直線移動するときには、校正用ロードセル302の板厚方向一方側の面における外周部が第2校正用収容面116Bに当接するようになっている。一方、ラム150が基端側へ直線移動するときには、ラム150の板厚方向他方側の面における外周部が第1校正用収容面116Aに当接するようになっている。
さらに、図2(B)に示されるように、先端外筒部110Aの外周部には、連通孔110A2が貫通形成されており、連通孔110A2によってロードセル収容部112Aと外筒110の外部とが連通されている。この連通孔110A2は、校正用ロードセル302をロードセル収容部112A内に収容させるための孔部であり、連通孔110A2の幅寸法が、校正用ロードセル302の直径よりも大きく設定されている。
(作用及び効果について)
次に、通常使用時及び校正時における電動プレス100の作動を説明しつつ、第1の実施形態の作用及び効果について説明する。
(電動プレス100の通常使用時の作動について)
図3に示されるように、電動プレス100の通常使用時には、電動プレス100の先端側に略箱状の架台210を配置して、電動プレス100を架台210に締結固定する。具体的には、電動プレス100の取付孔114A内にボルトを挿入して、当該ボルト及びナットによって電動プレス100を架台210に締結固定する。また、荷重検出装置160には、プレス作業に応じたツール220(ここでは、ワークWを押圧するためのポンチ)が取付けられる。
そして、制御部180は、ティーチングデータ記憶装置172に記憶されたティーチングデータに基づいて、サーボモータ120を駆動させる。これにより、ボールねじ130が作動すると共に、ラム150が外筒110の先端側(図3の矢印AL1側)へ直線移動する。そして、ツール220がワークWを軸方向一方側へ押圧して、ワークWに対する圧縮加工が施される。また、ツール220のワークWに対する加工時には、制御部180は、荷重検出装置160及び回転量検出装置122によってワークWに対するラム150の位置情報及び荷重情報を検出しつつ、当該加工が許容位置及び許容荷重内で行われたかどうかを判定する。そして、制御部180は、判断結果を表示装置176に表示させる。
以上、一連の作業により、ワークWに対する加工に関し、寸法等ワーク品質がばらついていたとしても、設定された荷重範囲で加工されたかどうかを判断することで及び加工時荷重情報を保存可能であることから、加工品質向上とトレーサビリティを実現させることが可能となる。
(電動プレス100の校正時における作動について)
図4に示されるように、電動プレス100の荷重検出装置160に対する校正時では、校正装置300の校正用ロードセル302を、電動プレス100のロードセル収容部112A内に収容させると共に、固定ボルト306によって荷重検出装置160に締結固定させる。これにより、校正用ロードセル302の径方向外側部分が、ロードセル収容部112Aの第1校正用収容面116Aと第2校正用収容面116Bとの間に配置される。
そして、荷重検出装置160に対する圧縮荷重の校正では、電動プレス100の非作動状態から制御部180の制御によってサーボモータ120を駆動させて、ラム150を先端側(図4の矢印AL1側)へ直線移動させる。これにより、校正用ロードセル302の板厚方向一方側の面における外周部が、電動プレス100の第2校正用収容面116Bに当接して、荷重検出装置160に圧縮荷重が作用すると共に、校正用ロードセル302にせん断荷重が作用する。そして、表示装置176に表示された荷重検出装置160の検出荷重が、ロードセル用アンプ付き表示装置304に表示された校正用ロードセル302の検出荷重と同じ値になるように、作業者が、荷重検出校正値記憶装置178に記録されている圧縮荷重校正値を操作/入力装置170を用いて書き換える。これにより、荷重検出装置160に対する圧縮荷重の校正が完了する。
一方、荷重検出装置160に対する引張荷重の校正では、電動プレス100の非作動状態から制御部180の制御によってサーボモータ120を駆動させて、ラム150を基端側(図4の矢印AL2側)へ直線移動させる。これにより、校正用ロードセル302の板厚方向他方側における外周部が、電動プレス100の第1校正用収容面116Aに当接して、荷重検出装置160に引張荷重が作用すると共に、校正用ロードセル302にせん断荷重が作用する。そして、表示装置176に表示された荷重検出装置160の検出荷重が、ロードセル用アンプ付き表示装置304に表示された校正用ロードセル302の検出荷重と同じ値になるように、作業者が、荷重検出校正値記憶装置178に記録されている圧縮荷重校正値を操作/入力装置170を用いて書き換える。これにより、荷重検出装置160に対する引張荷重の校正が完了する。
以上説明したように、本実施の形態における電動プレス100では、外筒110の先端部を構成する先端外筒部110Aが、内部にロードセル収容部112Aを有している。そして、荷重検出装置160に対する校正時には、校正用ロードセル302が、ロードセル収容部112A内に収容されると共に、荷重検出装置160に固定される。また、ロードセル収容部112Aは、ラム150の径方向外側の位置において、ラム150の軸方向に対向する第1校正用収容面116A及び第2校正用収容面116Bを有しており、荷重検出装置160に対する校正時には、校正用ロードセル302が第1校正用収容面116Aと第2校正用収容面116Bとの間に配置される。
このため、ラム150を軸方向他方側へ移動させて、校正用ロードセル302を第1校正用収容面116Aに当接させることで、荷重検出装置160及び校正用ロードセル302に引張荷重を付与させることができる。一方、ラム150を軸方向一方側へ移動させて、校正用ロードセル302を第2校正用収容面116Bに当接させることで、荷重検出装置160及び校正用ロードセル302に圧縮荷重を付与させることができる。すなわち、荷重検出装置160を介して校正用ロードセル302をラム150に装着することで、外筒110を用いて、荷重検出装置160に圧縮荷重及び引張荷重を付与することができる。したがって、従来技術のような滑車等を用いる必要がなくなるため、電動プレス100の校正時における省スペース化を図ることができる。また、上述のように、荷重検出装置160に対する校正時には、外筒110が、電動プレス100の荷重を校正するための校正用部材として機能する。このため、電動プレス100の荷重校正時には、校正用の専用冶具を用いる必要がなくなるため、電動プレス100の校正時における低コスト化を図ることができる。
さらに、先端外筒部110Aの外周部の板厚が、本体外筒部110Bの外周部の板厚より薄く設定されている。このため、第1校正用収容面116A及び第2校正用収容面116Bをロードセル収容部112Aに形成しつつ、先端外筒部110Aの外周面と本体外筒部110Bとの外周面とを面一に構成することができる。これにより、外筒110の先端部における径方向の大型化を抑制しつつ、ロードセル収容部112Aを外筒110に設けることができる。したがって、外筒110の外形形状を、電動プレス100の校正時における省スペース化に寄与する形状にすることができる。
また、外筒110では、内部にロードセル収容部112Aを有する先端外筒部110Aと、本体外筒部110Bと、が一体に構成されている。これにより、外筒110の部品点数の増加を抑制しつつ、外筒110にロードセル収容部112Aを設けることができる。さらに、第1校正用収容面116A及び第2校正用収容面116Bが一部材(外筒110)によって構成されているため、第1校正用収容面116A及び第2校正用収容面116Bの寸法精度(例えば、平行度や本体外筒部110Bの軸方向に対する直交度等)を高くしつつ、第1校正用収容面116A及び第2校正用収容面116Bを外筒110に形成することができる。
さらに、先端外筒部110Aの外周部には、ロードセル収容部112Aと外筒110の外部との間を連通する連通孔110A2が形成されており、連通孔110A2の幅寸法が校正用ロードセル302の直径よりも大きく設定されている。このため、校正用の第2校正用収容面116Bをロードセル収容部112Aに形成しつつ、校正用ロードセル302を連通孔110A2からロードセル収容部112A内に収容することができる。すなわち、先端外筒部110Aにおいて、仮に連通孔110A2を省略した場合には、校正用ロードセル302を先端外筒部110Aの先端側から挿入させる必要がある。つまり、挿通孔110A1の直径を、校正用ロードセル302の直径に対応させて、大きくする必要がある。これにより、ロードセル収容部112Aに、校正用ロードセル302と対向する第2校正用収容面116Bを形成することができなくなる。これに対して、上述のように、先端外筒部110Aの外周部に連通孔110A2を形成することで、校正用ロードセル302に対向する第2校正用収容面116Bをロードセル収容部112Aに形成しつつ、校正用ロードセル302を連通孔110A2からロードセル収容部112A内に収容することができる。
<第2の実施の形態>
以下、図5を用いて、第2の実施の形態に係る電動プレス400について説明する。第2の実施の形態の電動プレス400は、以下に示す点を除いて、第1の実施の形態の電動プレス100と同様に構成されている。なお、図5では、第1の実施の形態の電動プレス100と同様に構成されている部材には、同一の符号を付している。
第2の実施の形態では、外筒110における先端外筒部110Aと本体外筒部110Bとが別体に構成されており、先端外筒部110Aが本体外筒部110Bに着脱可能に取付けられている。具体的には、本体外筒部110Bの先端部が、フランジ114に対して外筒110の軸方向一方側(図5の矢印AL1側)へ突出されている。そして、本体外筒部110Bの先端部における外周面は、雄ねじ部402とされており、雄ねじ部402には、雄ねじが形成されている。
一方、先端外筒部110Aは、底部に挿通孔110A1が形成され且つ本体外筒部110B側へ開放された略有底円筒状に形成されている。また、先端外筒部110Aの開口端部における内周面は、本体外筒部110Bの雄ねじ部402に対応する雌ねじ部404とされており、雌ねじ部404には、雌ねじが形成されている。そして、雌ねじ部404が本体外筒部110Bの雄ねじ部402に螺合されて、先端外筒部110Aが本体外筒部110Bの先端部に締結固定されている。これにより、外筒110の先端部の内部にロードセル収容部112Aが形成されると共に、本体外筒部110Bの先端面が、ロードセル収容部112Aの第1校正用収容面116Aとして構成されている。
そして、図示は省略するが、第2の実施形態においても、荷重検出装置160に対する校正時には、校正用ロードセル302の外周部が、ラム150の軸方向(移動方向)において、第1校正用収容面116Aと第2校正用収容面116Bとの間に配置される。このため、ラム150の直線移動によって、校正用ロードセル302を第1校正用収容面116Aに当接させることで、荷重検出装置160及び校正用ロードセル302に引張荷重を付与することができ、校正用ロードセル302を第2校正用収容面116B当接させることで、荷重検出装置160及び校正用ロードセル302に圧縮荷重を付与することができる。したがって、第2の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
また、第2の実施の形態では、上述のように、外筒110における先端外筒部110Aと本体外筒部110Bとが別体に構成されており、先端外筒部110Aが本体外筒部110Bに着脱可能に構成されている。そして、ロードセル収容部112Aにおける第2校正用収容面116Bが先端外筒部110Aに形成され、第1校正用収容面116Aが本体外筒部110Bに形成されている。これにより、先端外筒部110A及び本体外筒部110Bを容易に形成することができる。
<第3の実施の形態>
以下、図6及び図7を用いて、第3の実施の形態に係る電動プレス500について説明する。第3の実施の形態の電動プレス500は、以下に示す点を除いて、第1の実施の形態の電動プレス100と同様に構成されている。なお、図6及び図7では、第1の実施の形態の電動プレス100と同様に構成されている部材には、同一の符号を付している。
第3の実施の形態では、第2の実施の形態と同様に、外筒110における先端外筒部110Aと本体外筒部110Bとが別体に構成されており、先端外筒部110Aが本体外筒部110Bに対し所謂バヨネット構造を用いて着脱可能に取付けられている。具体的には、本体外筒部110Bの先端面が、フランジ114の板厚方向一方側(図6の矢印AL1側)の面と面一に配置されている。また、本体外筒部110Bの開口端部における内周面には、本体外筒部110Bの径方向内側へ開放されるように切り欠かれた複数(本実施の形態では4箇所)の係合部502が形成されており、係合部502は、本体外筒部110Bの周方向に所定の間隔を空けて(90度毎に)配置されている。この係合部502は、本体外筒部110Bの軸方向に沿って延在されており、係合部502の基端側の部分には、本体外筒部110Bの径方向外側へ抉られた抉り部502Aが形成されている。さらに、4箇所の係合部502のそれぞれ隣には後述する爪部506Aを含む係合爪506が挿脱可能な大きさの不図示の孔部が設けられている。
一方、先端外筒部110Aは、中空の略円柱状に形成されている。そして、先端外筒部110Aの先端側における壁部の中央部に、挿通孔110A1が貫通形成されている。また、先端外筒部110Aの基端側における壁部の中央部には、ラム150を配置可能な円形状の配置孔504が貫通形成されている。さらに、先端外筒部110Aの基端側における壁部には、本体外筒部110B側へ突出された複数(本実施の形態では4箇所)の係合爪506が一体に形成されている。この係合爪506は、配置孔504の外周縁部に形成されると共に、配置孔504の周方向に所定の間隔を空けて(90度毎に)配置されている。また、係合爪506の先端部(図7の矢印AL2側の端部)には、配置孔504の径方向外側へ突出された爪部506Aが形成されている。そして、先端外筒部110Aの係合爪506が本体外筒部110Bの孔部に、本体外筒部110Bの先端側から挿入されて、先端外筒部110Aを回転させ、係合爪506の爪部506Aが係合部502の抉り部502Aに係合することで、係合爪506(先端外筒部110A)の本体外筒部110Bの先端側への移動が制限されて、先端外筒部110Aが本体外筒部110Bに取付けられている。
また、第3の実施形態では、先端外筒部110Aの基端側における壁部(配置孔504が形成された壁部)の内側面が、ロードセル収容部112Aの第1校正用収容面116Aとされている。これにより、第3の実施の形態では、第2の実施の形態と異なり、先端外筒部110Aのみによってロードセル収容部112Aが形成されている。さらに、先端外筒部110Aの外周部に、連通孔110A2が貫通形成されている。
そして、図示は省略するが、第3の実施形態においても、荷重検出装置160に対する校正時には、校正用ロードセル302の外周部が、ラム150の軸方向(移動方向)において、第1校正用収容面116Aと第2校正用収容面116Bとの間に配置される。このため、ラム150の直線移動によって、校正用ロードセル302を第1校正用収容面116Aに当接させることで、荷重検出装置160及び校正用ロードセル302に引張荷重を付与することができ、校正用ロードセル302を第2校正用収容面116B当接させることで、荷重検出装置160及び校正用ロードセル302に圧縮荷重を付与することができる。したがって、第3の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
なお、第1の実施形態〜第3の実施形態の電動プレス100,400,500では、荷重検出装置160に対する校正時には、校正用ロードセル302が、ロードセル収容部112Aの第1校正用収容面116A又は第2校正用収容面116Bに直接当接されるように構成されている。これに代えて、校正用ロードセル302と、第1校正用収容面116A及び第2校正用収容面116Bと、の間に、弾性を有する弾性体190を介在させるように構成してもよい。例えば、第1の実施の形態を用いて説明すると、図1に示されるように、第1校正用収容面116A及び第2校正用収容面116Bに弾性体190を取付けて、校正用ロードセル302が、弾性体190を介して、第1校正用収容面116A又は第2校正用収容面116Bを受けるように構成してもよい。この場合には、校正用ロードセル302が弾性体190に当接されるため、校正用ロードセル302が弾性体190に当接されるときの校正用ロードセル302に対する衝撃を弾性体190によって抑制することができる。また、弾性体190が弾性変形することで、荷重検出装置160および校正用ロードセル302に様々な荷重を付与することが可能となり、精度の高い校正作業が可能となる。なお、弾性体190は、ゴムや樹脂、ばね(板ばね)などで構成されている。
また、第1の実施形態〜第3の実施形態の電動プレス100,400,500において、外筒110における第1校正用収容面116A及び第2校正用収容面116Bが形成される部分を弾性体によって構成してもよい。この場合には、上述と同様に、校正用ロードセル302が第1校正用収容面116A及び第2校正用収容面116Bに当接されるときの校正用ロードセル302に対する衝撃を抑制することができる。また、第1校正用収容面116A及び第2校正用収容面116B自体が弾性変形することで、荷重検出装置160および校正用ロードセル302に様々な荷重を付与することが可能となり、精度の高い校正作業が可能となる。なお、この場合の弾性体とは、上述と同様に、ゴムや樹脂、ばね(板ばね)などで構成されている。
また、第1の実施形態〜第3の実施形態の電動プレス100,400,500では、荷重検出装置160がラム150の先端部に設けられているが、荷重検出装置160の設置位置はこれに限られない。例えば、荷重検出装置160を、ラム150の基端部に設けてもよいし、ベアリング136やその周辺(外筒110の一部)に設けてもよい。また、この場合には、ラム150の先端部に、ツール220及び校正用ロードセル302を締結固定するための雌ねじ部を形成して、ツール220及び校正用ロードセル302をラム150に直接的に取付けるように構成してもよい。
また、第1の実施形態〜第3の実施形態の電動プレス100,400,500では、第1校正用収容面116Aを用いて荷重検出装置160に対する引張荷重の校正を行い、第2校正用収容面116Bを用いて荷重検出装置160に対する圧縮荷重の校正を行うようになっている。しかしながら、電動プレス100,400,500内の荷重検出装置160の形状や取付け方法に応じて、第1校正用収容面116Aを用いて荷重検出装置160に対する圧縮荷重の校正を行い、第2校正用収容面116Bを用いて荷重検出装置160に対する引張荷重の校正を行う構成にしてもよい。
また、第1の実施形態〜第3の実施形態の電動プレス100,400,500では、伝達機構140が、第1ギヤ142及び第2ギヤ144によって構成されたギヤ列とされているが、伝達機構140の構成はこれに限らない。例えば、ベルト及びプーリによって伝達機構140を構成して、サーボモータ120とねじ軸132とを当該伝達機構140によって連結してもよいし、伝達機構140を継手部材によって構成して、サーボモータ120とねじ軸132とを直結してもよい。
また、第2の実施形態では、先端外筒部110Aを本体外筒部110Bに、ねじ結合によって取付けており、第3の実施形態では、先端外筒部110Aを本体外筒部110Bに、爪による嵌合で取付けている。これに代えて、第2の実施形態において、先端外筒部110Aを本体外筒部110Bに、爪による嵌合で取付けてもよいし、第3の実施形態において、先端外筒部110Aを本体外筒部110Bに、ねじ結合によって取付けてもよい。
また、第1の実施形態〜第3の実施形態の電動プレス100,400,500における校正では、手動によって、荷重検出装置160に対する荷重検出校正値の数値を更新しているが、荷重検出装置160に対する校正を自動で校正してもよい。例えば、校正用ロードセル302を制御部180に電気的に接続して、校正用ロードセル302の出力値を制御部180に入力し、その値に応じて荷重検出装置160に対する荷重検出校正値を制御部180によって自動に設定してもよい。
さらには、本実施形態では、荷重検出装置160の検出荷重が、校正用ロードセル302の検出荷重と同じ値となるように荷重検出校正値記憶装置178に記録されている校正値を書き換えているが、校正値を、例えば、圧縮引張の各荷重に応じた値群すなわち表(テーブルデータ)として用いたり、関数を基にした補正曲線として用いても構わない。
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
100 電動プレス100
110 外筒
110A 先端外筒部
110A1 挿通孔
110A2 連通孔
110B 本体外筒部
110C 張出部
112A ロードセル収容部
112B ラム収容部
112C 伝達機構収容部
112D モータ収容部
114 フランジ
114A 取付孔
116A 第1校正用収容面(対向面)
116B 第2校正用収容面(対向面)
120 サーボモータ(モータ)
120A 回転軸
122 回転量検出装置
130 ボールねじ
132 ねじ軸
134 ナット
136 ベアリング
140 伝達機構
142 第1ギヤ
144 第2ギヤ
150 ラム
150A 凹部
152 取付壁
152A 取付凹部
160 荷重検出装置
160A 雌ねじ部
170 操作/入力装置
172 ティーチングデータ記憶装置
174 検出位置/荷重記憶装置
176 表示装置
178 荷重検出校正値記憶装置
180 制御部
190 弾性体
210 架台
220 ツール
300 校正装置
302 校正用ロードセル
302A 固定孔
304 ロードセル用アンプ付き表示装置
306 固定ボルト
400 電動プレス
402 雄ねじ部
404 雌ねじ部
500 電動プレス
502 係合部
502A 抉り部
504 配置孔
506 係合爪
506A 爪部
600 電動プレス
602 荷重センサ
604 ラム
610 架台
612 治具
614 治具
620 圧縮校正ロードセル
630 引張校正ロードセル
W ワーク

Claims (7)

  1. 筒状を成す外筒と、
    前記外筒の内部において前記外筒の軸方向に延在され、モータの駆動によって当該軸方向に直線運動すると共に、先端部において校正用ロードセルが直接的又は間接的に固定可能に構成されたラムと、
    前記外筒の内部に配置され、前記ラムに加わる軸方向の荷重を検出する荷重検出部と、
    前記外筒の先端部を構成し、前記ラムに固定される前記校正用ロードセルを収容可能に構成された収容部を内部に有する先端外筒部と、
    を備え、
    前記収容部には、前記ラムの径方向外側において、前記軸方向に対向する一対の対向面が形成され、
    前記校正用ロードセルの前記ラムへの固定状態において、前記ラムを先端側へ移動させて前記校正用ロードセルを前記対向面に当接させることで、前記校正用ロードセル及び前記荷重検出部に圧縮荷重を付与させ、前記ラムを基端側へ移動させて前記校正用ロードセルを前記対向面に当接させることで、前記校正用ロードセル及び前記荷重検出部に引張荷重を付与させる電動プレス。
  2. 前記外筒は、前記ラムを収容する本体外筒部と、前記本体外筒部の先端側に配置された前記先端外筒部と、を有しており、
    前記先端外筒部が、前記本体外筒部に着脱可能に構成されている請求項1に記載の電動プレス。
  3. 前記対向面の一方が前記先端外筒部に形成されており、前記対向面の他方が前記本体外筒部に形成されている請求項2に記載の電動プレス。
  4. 一対の前記対向面が前記先端外筒部に形成されている請求項2に記載の電動プレス。
  5. 前記先端外筒部には、前記収容部と前記先端外筒部の外部とを連通する連通孔が形成されており、前記連通孔は、前記軸方向に対して直交する方向に開口されている請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の電動プレス。
  6. 一対の前記対向面に弾性体が取付けられている請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の電動プレス。
  7. 一対の前記対向面が弾性体によって構成されている請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の電動プレス。
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