JP6786202B2 - 歯列矯正用のインプラント構造、及び、歯列矯正用のインプラント治具 - Google Patents

歯列矯正用のインプラント構造、及び、歯列矯正用のインプラント治具 Download PDF

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Description

本発明は、歯列矯正用のインプラント構造、及び、歯列矯正用のインプラント治具に関する。
従来、歯列を矯正するための方法には、特定の歯を固定して、固定された歯と移動させる歯(即ち、矯正する歯)とを接続し、矯正する歯を引っ張って動かす矯正方法がある。この矯正方法では、固定された歯と移動させる歯同士で引っ張り合うため、固定した歯も移動する歯の方向に移動してしまうという問題があった。そこで、例えば円筒形状のねじ部を形成したねじ式のインプラントを顎部の骨に埋め込み、このインプラントにプレートやワイヤー等を固定し、そのプレートやワイヤー等の端部を歯に固定することで、固定した歯の移動を抑え、歯列矯正治療が行われている。
例えば、特許文献1には、所定の間隔を保って口腔内の顎骨等の骨にねじ込まれる二本のスクリューを用いてベースプレートを固定する歯列矯正用のインプラント構造が開示されている。このインプラント構造を用いた歯列矯正では、固定されたベースプレートに上部構造がねじ止めされ、該上部構造体を介して歯が矯正されるようにしている。
特許第4680209号公報
しかしながら、発明者らは、従来の歯列矯正用のインプラント構造では、複数のスクリューを用いてベースプレートを口腔内の顎骨等の骨(以下、単に「骨」とする場合がある)に押さえつけて直接支持させるため、時間経過とともに押さえつけられた方向に骨が沈み込むことを見出した。このような骨の沈み込みが発生すると、ベースプレートと骨との間に徐々に隙間が生じ、ベースプレートが不安定になり、ガタつくという問題が起こる。そして、ベースプレートが不安定になると、ベースプレートに接続されている上部構造体、プレートやワイヤー等の歯列に対する矯正力が低下し、歯列矯正の効果が低減してしまう。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであって、ベースプレートを安定させて支持することができる歯列矯正用のインプラント構造を提供する。また、このような歯列矯正用のインプラント構造に用いる歯列矯正用のインプラント治具を提供する。
本発明の歯列矯正用のインプラント構造は、口腔内の骨に埋め込ませて使用するための歯列矯正用のインプラント構造であって、前記骨に埋め込まれるスクリュー本体及び該スクリュー本体の頭部にねじが形成された嵌合部を有する第一スクリューと、前記ねじに螺合可能なプレート固定具と、前記骨に埋め込まれるスクリュー本体及び頭部を有する第二スクリューと、前記骨側に向けて配置される第一面と、前記第一面の反対側に配置される第二面と、を有するとともに、前記第一面側から前記嵌合部が嵌合可能な第一取付孔と、前記第二面側から前記第二スクリューを挿入可能であって前記第二スクリューの前記頭部を係止可能な第二取付孔と、が形成されたベースプレートと、を備え、前記ベースプレートは、前記骨ではなく前記第一スクリューにより、前記第一面から前記第二面に向かう方向に支持され、前記ベースプレートは、前記第二スクリューにより、前記第二面から前記第一面に向かう方向に支持され、前記第一スクリューは、スクリュー軸方向で前記嵌合部と前記スクリュー本体との間に、前記スクリュー軸方向に直交する径方向外側に向けて前記嵌合部及び前記スクリュー本体よりも突出するストッパーを有し、前記ベースプレートの前記第二取付孔の周囲の前記第一面は、前記ベースプレートの前記第一取付孔の周囲の前記第一面よりも前記ストッパーの厚みと同じ高さで前記第二面から離れる方向に突出している
上記の歯列矯正用のインプラント構造では、第一スクリューが顎骨等の骨に埋め込まれ、該骨から突出した嵌合部に第一取付孔を第一面側から嵌合させる形でベースプレートが取り付けられる。そして、ベースプレートの第二面側から第一取付孔内に配置された第一スクリューのねじにプレート固定具を螺合させることで、ベースプレートが第一スクリューに対して固定される。これにより、ベースプレートは、骨ではなく、第一スクリューの嵌合部(及びプレート固定具)によって、第一面から第二面に向かう方向に直接支持される。
一方、第二スクリューがベースプレートの第二面側から第二取付孔に挿通されると共に、第一面から挿通方向前方に突出した部分が顎骨等の骨に埋め込まれることで、ベースプレートは第二スクリューの頭部によって、第二面から第一面に向かう方向に直接支持される。
従って、上記の歯列矯正用のインプラント構造によれば、第一スクリュー及び第二スクリューが骨から抜けることなく、骨に強く固定されるとともに、ベースプレートが骨に直接支持されず、第一スクリュー及び第二スクリューによって直接支持され、骨の上方で安定する。
また、上記の歯列矯正用のインプラント構造によれば、ベースプレートがその厚み方向においてストッパー及びビスによって挟持されるので、ベースプレートがより安定して支持される。
本発明の歯列矯正用のインプラント構造では、前記第二取付孔は、前記第一面側から前記第二面側に向けて拡径された座面を形成し、前記第二スクリューの前記頭部には、前記座面に当接する当接面を有することが好ましい。
上記の歯列矯正用のインプラント構造によれば、第二スクリューが第二面側から第一面側に向けて挿通された際に、当接面が座面に当接するので、ベースプレートの第二面から第一面に向かう方向における第二スクリューの頭部による支持が強くなる。
本発明の歯列矯正用のインプラント構造では、前記ベースプレートはプレート形状をなすとともに、前記ベースプレートに前記第一取付孔、前記第二取付孔及び歯列矯正に用いる上部構造体を着脱自在に取り付ける取付部が設けられ、前記第一取付孔又は前記第二取付孔と前記取付部との間には、プレート部分を任意の方向に向けて屈曲させるための切欠部が形成されていることが好ましい。
上記の歯列矯正用のインプラント構造によれば、プレート部分の第一取付孔又は第二取付孔と取付部との間に形成されている切欠部の部分を中心にして、該プレート部分を任意の方向に向けて屈曲させることができるので、屈曲された向きに応じて取付部の位置や向きが変わる。即ち、取付部に取り付けられる上部構造体の所望の姿勢に合わせて、取付部の位置や向きが自在に変更可能となる。そのため、ベースプレートを口腔内の顎骨に固定した後に、上部構造体の形状や用途に合わせて取付部の位置が容易に調整可能となる。
例えば、ベースプレートの固定位置が所定の位置とずれた場合であっても、取付部の位置が容易に変更されるので、ベースプレートを上部構造体に合わせて高い精度で位置決めして固定する必要がなく、大まかな位置に固定すればよいこととなる。従って、これらの作業が簡単になり、作業効率が向上し、手間と時間が低減される。
また、プレート部分における切欠部の形成位置、向き、形成箇所数等を変えることで、ベースプレートを所望の形状に屈曲させることが可能になる。
さらに、従来のように部品点数を増やさずに、上部構造体を所定の姿勢に位置決めすることができるので、複雑な構造にならず、コストの低減が図られる。
本発明の歯列矯正用のインプラント構造では、前記切欠部は、前記プレート部分の所定箇所の幅寸法を小さくして形成されていることが好ましい。
上記の歯列矯正用のインプラント構造によれば、プレート部分の幅寸法が小さく形成されている箇所を中心にしてプレート部分が屈曲し易くなる。
本発明の歯列矯正用のインプラント治具は、第一スクリューと、プレート固定具と、第二スクリューによって骨に対して間接的に固定可能に形成された歯列矯正用のインプラント治具であって、前記骨側に向けて配置される第一面と、前記第一面の反対側に配置される第二面と、を有する帯状体を備え前記第一スクリューは、前記骨に埋め込まれるスクリュー本体と、該スクリュー本体の頭部にねじが形成された嵌合部と、前記スクリュー本体と嵌合部との間に形成されてスクリュー軸方向に直交する径方向外側に向けて前記スクリュー本体及び前記嵌合部よりも突出するストッパーと、を有し、前記第二スクリューは、前記骨に埋め込まれるスクリュー本体と、頭部と、を有し、前記帯状体には、前記第一面側から前記第一スクリューの嵌合部が嵌合し、且つ該嵌合部に設けられたねじに前記第二面側から前記プレート固定具を螺合可能とする第一取付孔と、前記前記第二面側から前記第二スクリューを挿入可能であって前記第二スクリューの頭部を係止可能とする第二取付孔と、が形成され、前記帯状体において、前記第二取付孔の周囲の前記第一面は、前記第一取付孔の周囲の前記第一面よりも前記ストッパーの厚みと同じ高さで前記第二面から離れる方向に突出している。
上記の歯列矯正用の治具によれば、骨に直接支持されず、第一スクリュー及び第二スクリューに直接支持され、ガタつくことなく、安定して固定される。従って、この治具に上部構造体、プレートやワイヤー等が安定して支持及び固定される。
本発明の歯列矯正用のインプラント構造によれば、ベースプレートを安定させて支持することができる。また、本発明の歯列矯正用の治具によれば、上記の歯列矯正用のインプラント構造に適用することができ、上部構造体、プレートやワイヤー等を用いた歯列矯正の効果を高めることができる。
本発明の一実施形態である歯列矯正用のインプラント構造の斜視図である。 本発明の一実施形態である歯列矯正用のインプラント構造の側面図である。 本発明の一実施形態である歯列矯正用のインプラント構造の平面図である。 本発明の一実施形態である歯列矯正用のインプラント構造を示す図であり、図3のP−P線で矢視した断面図である。 本発明の一実施形態である歯列矯正用のインプラント構造の第一スクリューの斜視図である。 本発明の一実施形態である歯列矯正用のインプラント構造の第二スクリューの斜視図である。 本発明の一実施形態である歯列矯正用のインプラント構造の第二スクリューの斜視図である。 本発明の一実施形態である歯列矯正用のインプラント構造の第二スクリューの側面図である。 本発明の一実施形態であるベースプレート(歯列矯正用のインプラント治具)の斜視図である。 本発明の一実施形態であるベースプレート(歯列矯正用のインプラント治具)の平面図である。 本発明の一実施形態であるベースプレート(歯列矯正用のインプラント治具)の側面図である。 本発明の一実施形態であるベースプレート(歯列矯正用のインプラント治具)を示す図であり、図10のD−D線で矢視した断面図である。 本発明の一実施形態である歯列矯正用のインプラント構造の第一スクリュー及びプレート固定具の変形例を示す図であって、(a)は第一スクリューの側面図であり、(b)はナット(プレート固定具)の側面図であり、(c)は第一スクリュー及びナットによって固定されたベースプレートを平面視における第一スクリューの中心で第一スクリューのスクリュー軸方向に平行する方向に沿って切断した場合に対応する断面図である。 本発明の一実施形態であるベースプレート(歯列矯正用のインプラント治具)の変形例を示す図であって、(a)から(e)はベースプレートの第一変形例から第五変形例を示す平面図である。
以下、本発明を適用した歯列矯正用のインプラント構造(以下、単に「インプラント構造」とする)について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明で用いる図面は模式的なものであり、長さ、幅、及び厚みの比率等は実際のものと同一とは限らず、適宜変更できる。
図1から図4は、本発明を適用した一実施形態(以下、「本実施形態」とする)であるインプラント構造2を示す図であって、図1は斜視図であり、図2は側面図であり、図3は平面図であり、図4は図3に示すP−P線で矢視した断面図である。
図1に示すように、インプラント構造2は、第一スクリュー6と、ビス12と、第二スクリュー8と、ベースプレート(歯列矯正用のインプラント治具)4と、上部構造体10と、ビス40と、を備えている。
インプラント構造2は、口腔内の顎部の不図示の骨に埋め込ませて使用するためのものである。詳しくは、骨に第一スクリュー6及び第二スクリュー8を埋め込み、第一スクリュー6及び第二スクリュー8にベースプレート4を支持させ、ベースプレート4に上部構造体10を接続及び固定して口腔内に配置し、上部構造体10に不図示の矯正用ブラケット等をろう着等により固着し、それに不図示の矯正用ワイヤー、エラスティックス、スプリング等を介して所定の歯(図示略)に接続することで、歯を所定の方向に移動させるために使用するものである。
図5は、第一スクリュー6の斜視図である。
第一スクリュー6は、例えばチタン、チタン合金等の生体親和性の高い材料から構成されている部材である。第一スクリュー6は、第一頭部6aと、第一頭部6aからスクリュー軸方向D6に沿って突出し、骨に埋め込まれる第一スクリュー本体6bと、を有する。ここで、第一頭部6a、第一スクリュー本体6bはそれぞれ、本願の第一スクリューの頭部、スクリュー本体に相当する。
第一頭部6aは、雌ねじ(ねじ)が形成された嵌合部14を有する。この雌ねじは、第一頭部6aの上面側に開口し、該上面からスクリュー軸方向D6に沿って形成された凹部の側壁に、頭部6aの内部を第一スクリュー本体6bに向かって進入するように形成されている。なお、この雌ねじの第一頭部6aの上面からのスクリュー軸方向D6における深さ寸法(長さ寸法)は、後述するビス(プレート固定具)12の雄ねじの全体が螺合可能であれば、特に限定されない。
本実施形態では、雌ねじの進入方向の先端は第一スクリュー本体6bの内部には達していないが、凹部の第一頭部6aの上面からの深さ方向の底端は、第一スクリュー本体6bの内部に達している。
本実施形態では、第一頭部6aの全体が嵌合部14をなし(図4参照)、六角柱状に形成されている。嵌合部14の平面視形状は特に限定されないが、例えば多角形であれば、それに合わせて後述するベースプレート4の第一取付孔24A,24B(図1及び図10参照)の内周形状が多角形とされた場合に、互いの多角形の角部が係止され、嵌合部14の周方向におけるベースプレート4の回転が効果的に抑えられる。
第一スクリュー本体6bの外周部には、雄ねじが形成されている。第一スクリュー本体6bのスクリュー軸方向D6における長さ寸法は、骨に埋め込まれた際に第一スクリュー6が骨に安定して支持されれば、特に限定されない。第一スクリュー本体6bにおいて第一頭部6aからのスクリュー軸方向D6に沿う突出端部は先細りしている。本実施形態では該突出端部の先細り部分の内角は120度とされているが、適切な角度に設定されればよい。
また、第一スクリュー6には、スクリュー軸方向D6で嵌合部14より第一スクリュー本体6b側の位置にストッパー16が設けられている。
ストッパー16は、第一頭部6a側の第一スクリュー本体6bの端部からスクリュー軸方向D6に直交する径方向D7に向けて突出するように形成されている。スクリュー軸方向D6に沿って断面視すると、嵌合部14側のストッパー16の上面16uは径方向D7に平行をなしているが、第一スクリュー本体6b側のストッパー16の下面16dは径方向D7に拡径した先端部から基端部に向かうに従い、第一スクリュー本体6bの埋め込み方向の先端6c側に漸次近づいている。このような形状で形成されていることで、第一スクリュー本体6bが骨に対して容易に埋め込まれ、矯正者への負担も軽減される。
なお、本実施形態のストッパー16は第一スクリュー本体6bの周方向の全体から径方向D7に向けて突出するように、即ち環状に形成されているが、ストッパー16は第一スクリュー本体6bの周方向の一部のみから突出するように形成されていてもよい。
ビス12は、例えばチタン、チタン合金等の生体親和性の高い材料から構成されている部材である。図4に示すように、ビス12は、第一スクリュー6の嵌合部14に形成された雌ねじに螺合可能な部材であって、頭部12aと、頭部12aから軸方向D12に沿って突出するビス本体12bと、を有する。
頭部12aには、ビス12を第一スクリュー6に取り付ける際に工具等を挿入させる目的で、平面視で十字形状をなす溝(以下、十字溝とする場合がある)22が形成されている(図3参照)。十字溝22に接する頭部12aの中央上端部は面取りされている。なお、ビス12の取り扱い及び第一スクリュー6への取り付けの容易性を阻害しなければ、頭部12aや溝22の形状は特に限定されない。
ビス本体12bの外周部には、第一スクリュー6の第一頭部6aに形成された雌ねじに螺合可能な雄ねじが形成されている。
ビス本体12bに形成された雄ねじの軸方向D12における長さ寸法は、ビス12の頭部12aと第一スクリュー6のストッパー16との間で後述するベースプレート4が安定して支持されれば、特に限定されない。
図6から図8は、第二スクリュー8を示す図であって、図6は斜視図であり、図7は図6とは別の方向から見た場合の斜視図であり、図8は側面図である。
第二スクリュー8は、例えばチタン、チタン合金等の生体親和性の高い材料から構成されている部材である。第二スクリュー8は、第二頭部8aと、第二頭部8aからスクリュー軸方向D8に沿って突出し、骨に埋め込まれる第二スクリュー本体8bと、を有する。ここで、第二頭部8aは、本願の第二スクリューの頭部に相当する。
第二頭部8aは当接面18を有する。当接面18は第二頭部8aの側壁の周方向全体に設けられている。
図6から図8に示すように、第二頭部8aは第二スクリュー本体8bとの連結位置では第二スクリュー本体8bと同等の径寸法とされ、第二スクリュー本体8bからスクリュー軸方向D8に沿って離間するのに従って径寸法が拡大するように形成されている。
第二頭部8aには、第二スクリュー8を骨に埋め込む際に工具等を挿入させる目的で、十字溝22が形成されている。十字溝22に接する第二頭部8aの中央上端部は面取りされている。なお、第二スクリュー8の取り扱い及び骨への埋め込みの容易性を阻害しなければ、第二頭部8aや溝22の形状は特に限定されない。
第二スクリュー本体8bの外周部には、雄ねじが形成されている。第二スクリュー本体8bのスクリュー軸方向D8における長さ寸法は、骨に埋め込まれた際に第二スクリュー8が骨に安定して支持されれば、特に限定されない。第二スクリュー本体8bにおいて第二頭部8aからのスクリュー軸方向D8に沿う突出端部は先細りしている。本実施形態では該突出端部の先細り部分の内角は120度とされているが、適切な角度に設定されればよい。
本実施形態では、骨にできるだけねじ切りして第二スクリュー8を安定させる目的で、第二スクリュー本体8bの外周部に形成された雄ねじが第二頭部8aの第二スクリュー本体8b側の端部にも進入して形成されている。
図9から図12は、ベースプレート4を示す図であって、図9は斜視図であり、図10は平面図であり、図11は側面図であり、図12は図10に示すD−D線で矢視した断面図である。
ベースプレート4は、例えばチタン、チタン合金等の生体親和性の高い材料から構成されている部材である。図9から図12に示すように、ベースプレート4は、所定の肉厚を有する長尺状(帯状体)を呈し、口腔内の顎骨等の骨側に向けて配置される第一面4pと、その反対側に配置される第二面4qと、を有する。
ベースプレート4の長手方向の端部4cには、長手方向に所定の間隔をあけて複数(本実施形態の図示例では合計三個)の第一取付孔24A,24B及び第二取付孔26が形成されている。本実施形態では、ベースプレート4の長手方向に沿って、ベースプレート4の端部4c側の略半分の部分に、二つの第一取付孔24A,24Bの間に第二取付孔26が配置されている。なお、第一取付孔24A,24B及び第二取付孔26の配置は、特に限定されない。
第一取付孔24A,24Bは、第一面4p側から第一スクリュー6の嵌合部14が嵌合するように形成されている。
本実施形態では、第一取付孔24Aの内周は、平面視において第一スクリュー6の第一頭部6a(即ち本実施形態では、嵌合部14)と同じ断面形状である六角形状をなすように形成され、第一取付孔24Aに嵌合部14が嵌合可能とされている。
また、第一取付孔24Bの内周も平面視において六角形状をなすように形成されているが、ベースプレート4の長手方向に平行に延びる辺が長い長孔をなしている。このように第一取付孔24Bがベースプレート4の長手方向において長穴とされていることで、二本の第一スクリュー6,6間の距離が一定でない場合や、互いにスクリュー軸方向D6同士を平行に配置させた状態で埋め込むことができない場合であっても、一方の第一スクリュー6の嵌合部14を第一取付孔24Aに嵌合させ、他方の第一スクリュー6の嵌合部14を長穴の範囲内において第一取付孔24Bに嵌合させて、ベースプレート4をこれらのスクリューに取り付けることができる。
第一取付孔24A,24Bの内周縁には、第二面4q側において、開口内に突出する縁部25が設けられている。縁部25は、第一スクリュー6の嵌合部14に形成された雌ねじにビス12のビス本体12bに形成された雄ねじが螺合した際に、嵌合部14とビス12の頭部12aとの間に挟持される(図4参照)。
第二取付孔26は、第二面4q側から第二スクリュー8の第二スクリュー本体8b及び第二頭部8aがこの順に挿入され、第二頭部8aが孔内で係止するように形成されている。
本実施形態では、第二取付孔26は第二スクリュー8の第二頭部8aの外形に沿うように第一面4p側から第二面4q側に向けて拡径されている。従って、第二取付孔26の側壁には、第一面4p側から第二面4q側に向けて拡径された座面27が形成されている。座面27には、第二スクリュー8の当接面18が当接可能とされている。
図2及び図11、図12に示すように、本実施形態では、ベースプレート4の長手方向において、第二取付孔26が形成されている部分は、第二スクリュー8を挿入した際に第二スクリュー本体8bが突出する方向に突出するように僅かに屈曲している。第二取付孔26が形成されている部分の突出高さ寸法は、第一スクリュー6のストッパー16の厚み寸法と略同等とされている。このように屈曲していることで、第一スクリュー6及び第二スクリュー8によって、ベースプレート4が支持された際に、第二取付孔26が形成されている部分の第一面4pと第一スクリュー6のストッパー16の下面16dとが(即ち、図2に示す仮想線L1が)骨の上面に当接し、ベースプレート4の位置決めが容易になされる。
なお、図2に示すベースプレート4は一例であり、ベースプレート4は屈曲していなくてもよい。
本実施形態では、ベースプレート4の長手方向に沿って、第一取付孔24Aと第二取付孔26との間、及び、第一取付孔24Bと第二取付孔26との間のベースプレート4の幅寸法は縮小され、ベースプレート4の軽量化が図られている。また、容易に曲げることができるようになっている。
また、第一取付孔24A,24B及び第二取付孔26が形成されていないベースプレート4の長手方向の端部4dには、ベースプレート4の軸線を挟んで対向する切欠部30,30が形成され、後述する上部構造体10をベースプレート4に取り付けるための取付部32が設けられている。
一対の切欠部30,30は、ベースプレート4の幅寸法が両側から小さくなるように、ベースプレート4の周縁を幅方向中心に向けて略半円状に切り欠くことによって形成されている。このような構成によれば、ベースプレート4の第一取付孔24A,24B及び第二取付孔26を固定して、取付部32側に図10の矢印D41方向に力を加えることで、切欠部30の形成位置を中心にしてベースプレート4の取付部32側が矢印D41方向に屈曲し易くなる。同様に、取付部32側に図10の矢印D42方向に力を加えることで、切欠部30の形成位置を中心にしてベースプレート4の取付部32側が矢印D42方向にも屈曲し易くなる。
図示していないが、ベースプレート4の第一面4p又は第二面4qには、幅方向全体にわたってベースプレート4の板厚を薄くして形成された切欠部が設けられていてもよい。
図9から図12に示すベースプレート4は、ベースプレート4の第一取付孔24A,24B及び第二取付孔26が形成されている略半分を固定して、取付部32側を図11の矢印D43方向に沿って折り曲げるように取付部32側に力が加えられ、さらに図11の矢印D44方向に沿って折り曲げるように取付部32側の先端部に力が加えられることで、図1から図4に示すように、長手方向において二箇所で略垂直に屈曲された所謂クランク形状のベースプレート4とされている。但し、ベースプレート4は、第一スクリュー6、ビス12及び第二スクリュー8を用いて、図9から図12に示す形状で骨の上方等に支持され、固定された後に屈曲されてもよい。
取付部32は、ベースプレート4の第二面4q側に所定の寸法で突出するように設けられている。また、図10に示すように、取付部32は平面視で周方向において等間隔に複数個(本実施形態の図示例では八個)の突起を有する所謂星形に形成されている。取付部32の中心には、取付部32を貫通する貫通孔が形成され、この貫通孔はベースプレート4を貫通している。取付部32の貫通孔の側壁には、雌ねじが形成されている。
ベースプレート4において取付部32が設けられている部分は、平面視で拡径するように形成されている。
なお、取付部32は、ベースプレート4の第一面4p側に所定の寸法で突出するように設けられていてもよい。また、取付部32は、複数設けられていてもよい。
図1から図4に示すように、上部構造体10はSUS(ステンレス)等の生体親和性の高い材料から構成されている部材である。図1から図4に示すように、本実施形態の上部構造体10は所定の肉厚を有する帯状体を呈している。
上部構造体10の長手方向の中央には、基部11が設けられている。基部11には、ベースプレート4に設けられている取付部32の星形の突起に対応した形状で挿入孔23が形成されている。これにより、上部構造体10の挿入孔23がベースプレート4の取付部32に挿入された際には、ベースプレート4に対する上部構造体10の挿入時の角度が安定して保たれる。本実施形態では、平面視において取付部32は突起数8の略星形に形成されているので、45度の角度の間隔でベースプレート4に対する上部構造体10の取り付け角度が変えられる。
なお、上部構造体10の形状は、ベースプレート4の取付部32に取り付け可能であれば、特に限定されない。例えば、上部構造体10の長手方向において一方の端部側に基部11が設けられ、上部構造体10がベースプレート4の取付部32に取り付けられた際に、取付部32から一方向のみに延びていても構わない。
また、上部構造体10は、不図示の矯正用ブラケット等をろう着等により固着し、それに不図示の矯正用ワイヤー、エラスティックス、スプリング等を接続するための構成をさらに備えていてもよい。
ビス40は、例えばチタン、チタン合金等の生体親和性の高い材料から構成されている部材である。ビス40は、ベースプレート4の取付部32に形成された雌ねじに螺合可能な部材であって、頭部40aと、頭部40aから軸方向D40に沿って突出するビス本体40bと、を有する。
頭部40aには、ビス40をベースプレート4の取付部32に取り付ける際に工具等を挿入させる目的で、十字溝22が形成されている。十字溝22に接する頭部40aの中央上端部は面取りされている。なお、ビス40の取り扱い及び取付部32への取り付けの容易性を阻害しなければ、頭部40aや溝22の形状は特に限定されない。
ビス本体40bの外周部には、ベースプレート4の取付部32に形成された雌ねじに螺合可能な雄ねじが形成されている。
ビス本体40bに形成された雄ねじの軸方向D40(図2及び図4参照)における長さ寸法は、本実施形態ではベースプレート4の取付部32に形成された雌ねじのベースプレート4の厚み方向(即ち、第二面4q側から第一面4p側に向かう方向)における深さ寸法よりも小とされている。なお、この雄ねじの軸方向D40における長さ寸法は、特に限定されず、ビス40が安定してベースプレート4に支持可能とされていれば、特に限定されない。
次いで、図1から図4を参照し、インプラント構造2を口腔内の顎部等の不図示の骨に埋め込ませる方法(以下、単に埋め込み方法とする場合がある)を説明する。
インプラント構造2を骨に埋め込む際には、先ず、歯列矯正を行うべき患者の口腔内の顎の骨(例えば、上顎の口蓋骨の中央部等)に対してインプラント構造2のアンカー位置(即ち、第一スクリュー6及び第二スクリュー8の埋め込み位置)を決定する。そして、専用のドライバ(図示略)等の工具を使用し、所定数(本実施形態では二本)の第一スクリュー6を、骨に対して所定の間隔をあけて回転させながらスクリュー軸方向D6に埋め込む。この際、第一スクリュー6のストッパー16の下面が骨又は粘膜に接触する位置でねじ込みを終了させる。このとき、ストッパー16が骨又は粘膜の表面に当接した状態となっているので、第一スクリュー6が骨に沈み込むことを防ぐことができる。
次に、埋め込んだ二本の第一スクリュー6,6のうち一本の第一スクリュー6の嵌合部14にベースプレート4の第一取付孔24Aを嵌合させ、もう一本の第一スクリュー6の嵌合部14に第一取付孔24Bを嵌合させ、第一面4pを骨側に向けた状態でベースプレート4を配置する。この際、例えば二本の第一スクリュー6,6の各々のスクリュー軸方向D6が互いに平行でない状態であっても、第一取付孔24Bの長軸方向の範囲内で二本の第一スクリュー6,6にベースプレート4を取り付けることができ、高精度なスクリューの埋め込み作業が不要となり、作業の簡略化が図られる。
次に、専用のドライバ(図示略)等の工具を使用し、ビス12のビス本体12bに形成された雄ねじを嵌合部14に形成された雌ねじに螺合させることで、ベースプレート4を固定し、第一スクリュー6によって支持させる。なお、前述のように埋め込んだ二本の第一スクリュー6,6の各々のスクリュー軸方向D6が互いに平行でない状態であっても、ベースプレート4がチタン等から構成されていることによって、ベースプレート4を適宜湾曲させ、第一取付孔24A,24Bの位置を嵌合部14,14に合わせて調整することができる。
次に、専用のドライバ(図示略)等の工具を使用し、第二スクリュー8の第二スクリュー本体8b側を、ベースプレート4の第二取付孔26に第二面4q側から挿入し、第一面4p側から突出した部分を回転させながらスクリュー軸方向D8に埋め込む。この際、第二スクリュー8の当接面18が第二取付孔26の座面27に当接する位置でねじ込みを終了させる。
次に、上部構造体10の挿入孔23をベースプレート4の取付部32に挿通させる。
続いて、専用のドライバ(図示略)等の工具を使用し、ビス40のビス本体40bに形成された雄ねじを取付部32に形成された雌ねじに螺合させることで、上部構造体10をベースプレート4に固定する。
この後、上部構造体10に対して、不図示の矯正用ブラケット等をろう着等により固着し、それに不図示の矯正用ワイヤー、エラスティックス、スプリング等の歯列固定具を接続する。また、これらの歯列固定具と矯正対象の歯又は歯列とを連結させる。
以上の工程によって、インプラント構造2を口腔内の顎部等の不図示の骨に埋め込ませ、かつ矯正対象の歯又は歯列をインプラント構造2に固定することができる。
例えば、歯を異なった方向から引っ張って動かしたい場合、あるいは動かしたい歯を変更する場合は、ビス40を緩める、又は取付部32から抜き、上部構造体10を取付部32の上方に取り外し、取付部32の星形に対する元の配置角度から適当な角度へ変更することで、上部構造体10のベースプレート4に対する角度を変更し、対応することができる。
上記説明した本実施形態のインプラント構造2によれば、第一スクリュー6を顎骨等の骨に埋め込み、該骨から突出した嵌合部14に第一取付孔24A,24Bを第一面4p側から嵌合させれば、ベースプレート4が第一スクリュー6に取り付けられる。そして、ベースプレート4の第二面4q側から第一スクリュー6の雌ねじにビス12の雄ねじを螺合させると、ベースプレート4が第一スクリュー6に固定される。このようにして、ベースプレート4は、第一スクリュー6とビス12との間に挟持され、骨ではなく、第一スクリュー6に直接支持される。
一方、第二スクリュー8をベースプレート4の第二面4q側から第二取付孔26に挿通するとともに、第一面4pから挿通方向前方に突出した部分を顎骨等の骨に埋め込むことで、ベースプレート4は、第二スクリュー8の第二頭部8aによって、第二面4q側から第一面4p側に向かう方向に押圧され、第二スクリュー8にも直接支持される。
このような構成では、第一スクリュー6及び第二スクリュー8が骨から抜けることなく、骨に強く固定されるとともに、ベースプレート4が骨に直接支持されず、第一スクリュー6及び第二スクリュー8によって安定して支持される。そのため、ベースプレート4のガタつきをなくすことができる。
上記のように、ベースプレート4が骨に直接支持されず、第一スクリュー6及び第二スクリュー8に安定して直接支持させることで、ベースプレート4に上部構造体10、プレートやワイヤー等を安定して固定することができる。
本実施形態のインプラント構造2によれば、第一スクリュー6にストッパー16が設けられていることで、ベースプレート4がその厚み方向において第一スクリュー6のストッパー16とビス12の頭部12aとの間に挟持されるので、ベースプレート4をより安定して支持することができる。
また、本実施形態のインプラント構造2によれば、第二スクリュー8が当接面18を備え、第二スクリュー8がベースプレート4の第一面4p側から第二面4q側に向けて挿通された際に、当接面18が座面27に当接する。これにより、第二スクリュー8の第二頭部8aによってベースプレート4が第二面4q側から第一面4p側に向かう方向に押圧される際の第二スクリュー8とベースプレート4とが互いに当接する面積をより大きくし、該方向において第二スクリュー8のベースプレート4に対する支持を安定させ、強くすることができる。
また、本実施形態のインプラント構造2によれば、ベースプレート4に切欠部30,30が形成されているので、切欠部30,30の部分を中心にして、該プレート部分を任意の方向に向けて屈曲させることができる。従って、屈曲された向きに応じて取付部32の位置や向きを変え、上部構造体の所望の姿勢に合わせることができる。即ち、ベースプレート4を骨に固定した後に、上部構造体10の形状や用途に合わせて取付部32の位置を容易に調整することができる。従って、ベースプレート4の取付作業が簡単になり、作業効率を向上させるとともに、手間と時間を低減することができる。
また、プレート部分における切欠部30,30の形成位置、向き、形成箇所数等を変えることで、ベースプレートを所望の形状に屈曲させることが可能になる。
さらに、従来のように部品点数を増やさずに、上部構造体10を所定の姿勢に位置決めすることができるので、インプラント構造2が複雑な構造にならず、コストの低減も図ることができる。
また、本実施形態のインプラント構造2によれば、ベースプレート4のプレート部分が長尺状の簡単な形状であるので、ベースプレート4の製造及び加工が容易となるうえ、骨に固定する際の取り扱いをより簡便にすることができる。
また、本実施形態のインプラント構造2によれば、ベースプレート4にその幅寸法を縮小する切欠部30,30が形成されているので、プレート部分の幅寸法が小さく形成されている箇所を中心にしてプレート部分を屈曲し易くなる。
上記説明した本実施形態のベースプレート(歯列矯正用のインプラント治具)4は、骨から突出した第一スクリュー6の嵌合部14に第一取付孔24A,24Bを第一面4p側から嵌合し、第二面4q側から第一スクリュー6の雌ねじにビス12の雄ねじを螺合することで、骨ではなく、第一スクリュー6及びビス12によって骨の上方に支持される。また、第二スクリュー8が第二面4q側から第二取付孔26に挿通され、第一面4pから挿通方向前方に突出した部分が骨に埋め込まれることで、第二面4q側から第一面4p側に向かう方向に押圧され、第二スクリュー8にも直接支持される。
上記のように、本実施形態のベースプレート4によれば、骨に直接支持されず、第一スクリュー6及び第二スクリュー8に安定して直接支持されるので、上記説明した種々の効果が得られる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
図13は、第一スクリュー6及びプレート固定具(即ち、ビス12)の変形例を示す図であって、(a)は第一スクリュー6Bの側面図であり、(b)はナット(プレート固定具)13の側面図であり、(c)は第一スクリュー6B及びナット13によって固定されたベースプレート4を平面視における第一スクリュー6Bの中心で第一スクリュー6Bのスクリュー軸方向D6に平行する方向に沿って切断した場合に対応する断面図である。なお、図13(a)から(c)において、第一スクリュー6及びビス12の構成要素と同様の機能を有する第一スクリュー6B及びナット13の構成要素については、第一スクリュー6及びビス12の構成要素と同一の符号を付し、その説明を省略する。
図13(a)に示すように、第一スクリュー6Bの第一頭部6aには雄ねじが形成されている。一方、プレート固定具として上記実施形態におけるビス12に替えて用いられるナット13には、図13(b)に示すように、雌ねじが形成されている。
このような構成では、図13(c)に示すように、上記実施形態と同様に第一スクリュー6Bの第一スクリュー本体6bを骨に埋め込み、骨から突出した嵌合部14に第一取付孔24A(または第一取付孔24B)を第一面4p側から嵌合させれば、ベースプレート4が第一スクリュー6Bに取り付けられる。そして、ベースプレート4の第二面4q側から第一スクリュー6Bの第一頭部6aの雄ねじにナット13の雌ねじを螺合させると、ベースプレート4が第一スクリュー6Bに固定される。このようにして、ベースプレート4は、第一スクリュー6Bとナット13との間に挟持され、骨ではなく、第一スクリュー6Bに直接支持される。
従って、上記の第一変形例の構成によれば、上記実施形態と同様に、第一スクリュー6B及び第二スクリュー8が骨から抜けることなく、骨に強く固定されるとともに、ベースプレート4が骨に直接支持されず、第一スクリュー6B及び第二スクリュー8によって安定して支持されるため、ベースプレート4のガタつきをなくすことができる。
図14は、ベースプレート4の変形例を示す図であって、(a)から(e)はベースプレート4の第一変形例から第五変形例を示す平面図である。
図示するように、本発明のベースプレート4に形成される第一及び第二取付孔の数及び配置、取付部32の数及び配置はそれぞれ特に限定されず、歯列矯正に応じて適宜変更することができる。例えば、図14(a)に示すように、第一変形例のベースプレート4Aの一方の端部4dから他方の端部4cに向けて長手方向に沿って取付部32、第一取付孔24A、第二取付孔26、第一取付孔24Bが順次形成されていてもよい。また、図14(b)に示すように、第二変形例のベースプレート4Bの一方の端部4dから他方の端部4cに向けて長手方向に沿って第一取付孔24A、取付部32、第一取付孔24B、第二取付孔26が順次形成されていてもよい。また、図14(c)に示すように、第三変形例のベースプレート4Cの一方の端部4dから他方の端部4cに向けて長手方向に沿って第一取付孔24A、第二取付孔26、取付部32、第二取付孔26、第一取付孔24Bが順次形成されていてもよい。また、図14(d)に示すように、第四変形例のベースプレート4Dの一方の端部4dから他方の端部4cに向けて長手方向に沿って第一取付孔24B、第二取付孔26、取付部32、第一取付孔24B、第二取付孔26が順次形成されていてもよい。
さらに、図14(e)に示すように、第五変形例のベースプレート4Eは互いに直交する二方向に延びている。二方向のうち一の方向(即ち、図14(e)に示す長軸方向)に延びている部分には、一方の端部4dから他方の端部4cに向けて長軸方向に沿って第一取付孔24B、取付部32、第一取付孔24Aが順次形成され、取付部32を共有し且つ前記長軸方向に直交する短軸方向に沿って第二取付孔26が順次形成されていてもよい。このようにベースプレート4は長尺以外の形状で形成されていてもよく、ベースプレート4の平面視形状は特に限定されず、歯列矯正に応じて適宜変更することができる。
即ち、本発明のインプラント構造においては、第一スクリュー6,6Bによって下方からベースプレート4を支持すると共にプレート固定具で固定し、第二スクリュー8によって上方からベースプレート4を支持し、取付部32を介して上部構造体10をベースプレート4に取り付け可能とすることで、上述した効果が得られる。そして、ベースプレート4、第一スクリュー6及び第二スクリュー8等の設計条件は、歯列矯正に応じて自由に変更することができる。
2…インプラント構造(歯列矯正用のインプラント構造)
4,4A,4B,4C,4D,4E…ベースプレート(歯列矯正用のインプラント治具)
4p…第一面
4q…第二面
6,6B…第一スクリュー
6a…第一頭部(第一スクリューの頭部)
6b…第一スクリュー本体(第一スクリューのスクリュー本体)
8…第二スクリュー
8a…第二頭部(第二スクリューの頭部)
8b…第二スクリュー本体
10…上部構造体
12…ビス(プレート固定具)
13…ナット(プレート固定具)
14…嵌合部
18…当接面
24A,24B…第一取付孔
26…第二取付孔
27…座面
30,30…切欠部
32…取付部
D6,D8…スクリュー軸方向

Claims (5)

  1. 口腔内の骨に埋め込ませて使用するための歯列矯正用のインプラント構造であって、
    前記骨に埋め込まれるスクリュー本体及び該スクリュー本体の頭部にねじが形成された嵌合部を有する第一スクリューと、
    前記ねじに螺合可能なプレート固定具と、
    前記骨に埋め込まれるスクリュー本体及び頭部を有する第二スクリューと、
    前記骨側に向けて配置される第一面と、前記第一面の反対側に配置される第二面と、を有するとともに、前記第一面側から前記嵌合部が嵌合可能な第一取付孔と、前記第二面側から前記第二スクリューを挿入可能であって前記第二スクリューの前記頭部を係止可能な第二取付孔と、が形成されたベースプレートと、
    を備え、
    前記ベースプレートは、前記骨ではなく前記第一スクリューにより、前記第一面から前記第二面に向かう方向に支持され、
    前記ベースプレートは、前記第二スクリューにより、前記第二面から前記第一面に向かう方向に支持され、
    前記第一スクリューは、スクリュー軸方向で前記嵌合部と前記スクリュー本体との間に、前記スクリュー軸方向に直交する径方向外側に向けて前記嵌合部及び前記スクリュー本体よりも突出するストッパーを有し、
    前記ベースプレートの前記第二取付孔の周囲の前記第一面は、前記ベースプレートの前記第一取付孔の周囲の前記第一面よりも前記ストッパーの厚みと同じ高さで前記第二面から離れる方向に突出している
    歯列矯正用のインプラント構造。
  2. 前記第二取付孔は、前記第一面側から前記第二面側に向けて拡径された座面形成され
    前記第二スクリューの前記頭部には、前記座面に当接する当接面が設けられている、
    請求項1に記載の歯列矯正用のインプラント構造。
  3. 前記ベースプレートはプレート形状をな
    前記ベースプレートに前記第一取付孔、前記第二取付孔及び歯列矯正に用いる上部構造体を着脱自在に取り付ける取付部が設けられ、
    前記第一取付孔又は前記第二取付孔と前記取付部との間には、プレート部分を任意の方向に向けて屈曲させるための切欠部が形成されている
    請求項1又は請求項2に記載の歯列矯正用のインプラント構造。
  4. 前記切欠部は、前記プレート部分の所定箇所の幅寸法を小さくして形成されている、
    請求項に記載の歯列矯正用のインプラント構造。
  5. 第一スクリューと、プレート固定具と、第二スクリューによって骨に対して間接的に固定可能に形成された歯列矯正用のインプラント治具であって、
    前記骨側に向けて配置される第一面と、前記第一面の反対側に配置される第二面と、を有する帯状体を備え
    前記第一スクリューは、前記骨に埋め込まれるスクリュー本体と、該スクリュー本体の頭部にねじが形成された嵌合部と、前記スクリュー本体と嵌合部との間に形成されてスクリュー軸方向に直交する径方向外側に向けて前記スクリュー本体及び前記嵌合部よりも突出するストッパーと、を有し、
    前記第二スクリューは、前記骨に埋め込まれるスクリュー本体と、頭部と、を有し、
    前記帯状体には、前記第一面側から前記第一スクリューの前記嵌合部が嵌合し、且つ該嵌合部に設けられたねじに前記第二面側から前記プレート固定具を螺合可能とする第一取付孔と、前記前記第二面側から前記第二スクリューを挿入可能であって前記第二スクリューの頭部を係止可能とする第二取付孔と、が形成され
    前記帯状体において、前記第二取付孔の周囲の前記第一面は、前記第一取付孔の周囲の前記第一面よりも前記ストッパーの厚みと同じ高さで前記第二面から離れる方向に突出している、
    歯列矯正用のインプラント治具。
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