JP2010519995A - 歯科インプラント、橋脚歯構造および歯科インプラントを移植する方法 - Google Patents

歯科インプラント、橋脚歯構造および歯科インプラントを移植する方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、歯冠側構成要素を支持するための歯科インプラント(1)であって、該歯科インプラントの根尖側の骨接触部を形成している固定具部材(5)と、上記歯科インプラントの歯冠側構成要素支持部を形成している橋脚歯部材(3)と、橋脚歯ねじ(4)とを含み、ここで上記橋脚歯部材(3)が、上記歯科インプラント(1)の組み立て済みの状態において、上記橋脚歯ねじ(4)によって上記固定具部材(5)に固定されるように配置され、そしてここで、上記橋脚歯ねじ(4)の歯冠側端部の部分(9)が、上記組み立て済みの状態において、上記橋脚歯要素(3)の歯冠側端部の部分の歯冠側に位置するように配置される歯科インプラントに関する。本発明は、また橋脚歯構造、および歯科インプラントを移植する方法に関する。

Description

本発明は、歯冠側構成要素を支持するための歯科インプラントであって、該インプラントの根尖側の骨接触部を形成する固定具部材と、該インプラントの歯冠側構成要素支持部を形成する橋脚歯部材と、橋脚歯ねじとを含み、ここで上記橋脚歯部材が、上記歯科インプラントの組み立て済みの状態で、上記橋脚歯ねじによって上記固定具部材に固定される歯科インプラントに関する。
本発明は、また、歯冠側構成要素を支持するように適合されている歯科インプラントで用いる橋脚歯構造であって、ここで該橋脚歯構造が上記インプラントの固定具部材によって支持されるように適合されており、少なくとも橋脚歯部材および橋脚歯ねじを含み、上記橋脚歯部材が上記橋脚歯ねじによって上記固定具部材に固定されるように適合されている橋脚歯構造に関する。
本発明は、また、歯科インプラントを移植する方法に関する。
損傷した自然歯や抜けた自然歯の代わりにするために歯科インプラント・システムが広く用いられている。このようなシステムにおいては、通常、本来の歯根の代わりにするために固定具部材を患者の上顎骨または下顎骨に移植する。次に、患者の骨組織から軟質歯肉組織を貫いて口腔内に突出する人工歯部分のコアを構築するために1つあるいは複数の部材を含む橋脚歯構造を固定具に取り付ける。最終的に、前記橋脚歯上に補綴または歯冠を着座させることができる。
上述したように、橋脚歯構造が1つの部材からなる歯科インプラントが存在し、橋脚歯構造が2つまたはそれ以上の部材を含む歯科インプラントも存在する。橋脚歯構造がいくつかの部分からなる場合、第1の部材が、固定具に対して配置されている橋脚歯部材であり得る。たとえば、前記橋脚歯部材の一部が前記固定具のボア内に部分的に挿入されることがある。このような橋脚歯部材の、固定具内に挿入された一部分は、たとえば六角形またはtorx形の輪郭を含むことがある。固定具はその場合、対応する輪郭を含むことが好ましく、ここでその輪郭を含む橋脚歯の一部分がひとたび固定具内に挿入されると、橋脚歯部材は固定具に対して回転可能に錠止されることになる。また、橋脚歯部材はスリーブ状であってよく、スリーブは、いかなる部分も固定具内に挿入されることなく固定具に対して配置される。いずれの配置においても、次に橋脚歯構造の第2の部材を用いて橋脚歯部材および固定具を係合状態に保持することができる。この保持要素は、たとえば、ねじであってもよい。インプラントが組み立て済みの状態にある場合、ねじは橋脚歯部材および固定具のほぼ長手方向に延びるように橋脚歯部材および固定具に備えたボア内に延びることになる。この場合、固定具内を延びるボアは、ねじのねじ山と係合するねじ付き部分を含むと好ましい。
最終的な補綴は、機能上でも審美的にも患者の残っている歯と自然に合うように寸法、形状を取らなければならない。最終的補綴を患者の残っている歯に合わせた寸法、形状とするために、橋脚歯構造もそれに合わせた寸法となっていなければならない。さらにまた、橋脚歯構造が歯のような補綴を意図した方法で支持することができなければならないので、橋脚歯構造が、細長い形状、すなわち自然歯のように、高さに比べてある程度小さな直径を有すると有利である。その場合、橋脚歯部材の壁厚が非常に薄くなる可能性がある。このことは、二つの部材の橋脚歯構造の場合、橋脚歯部材に保持要素のためのボアを配置するのが望ましいので、特に2部材式橋脚歯構造に関係している。橋脚歯構造の所望の高さに配慮すると、製作観点からそれを達成するのは難しく、コスト高となる可能性がある。
さらにまた、歯科インプラントおよびその橋脚歯構造は、加えられる可能性がある力に耐える強度を持たなければならない。これらの力は、患者の口腔内に歯科インプラントの移植中、またこのような歯科インプラントで咀嚼する場合などの使用中に生じる可能性がある。補綴を支持している橋脚歯構造の壁厚がその高さに対して小さすぎる場合、橋脚歯構造の強度は所望の強度、必要な強度あるいはこれら両方の強度よりも低くなる可能性がある。
それ故、橋脚歯構造の強度に関する上述の問題なしに患者の口腔内で補綴を支持するように寸法決めすることができる少なくとも2つの部材を備えた橋脚歯構造を含む歯科インプラントに対する要望が存在する。
したがって、この要望を充足させる橋脚歯構造を有する歯科インプラントを提供することが本発明の目的である。
本発明の目的は、独立請求項1、2、3のうちいずれか1つに記載の歯科インプラントで達成される。また、本発明の目的は、独立請求項26、27、28のうちいずれか1つに記載の橋脚歯構造でも達成される。本発明の目的は、請求項50、51、52のうちいずれか1つに記載の方法によっても達成される。
「歯冠側(の)」という用語は、ここでおよび本願を通じて、論議している構成要素のヘッド端または後端に向かう方向を示すために使用される。たとえば、橋脚歯を固定具に連結した状況において、橋脚歯の歯冠側の方向は、固定具から離れて向っている橋脚歯の部分に向かう方向となる。同様に、「根尖側の」という用語は、その構成要素の挿入端部に向かう方向を示す。固定具に連結した橋脚歯にとって、根尖側の方向とは固定具に向かう方向となる。したがって、根尖側のと歯冠側のは互いに反対方向である。さらにまた、本願を通じて使用する「軸線方向」という用語は、歯冠側の端部から根尖側の端部までの方向、または逆の方向を示す。
本発明の一側面によれば、セメント剤保持の歯冠側構成要素を支持する歯科インプラントであって、該インプラントの根尖側の骨接触部を形成する固定具部材と、該インプラントの歯冠側構成要素支持部を形成している橋脚歯部材と、橋脚歯ねじとを含み、ここで上記橋脚歯部材が、上記歯科インプラントの組み立て済みの状態において、上記橋脚歯ねじによって固定具部材に固定されるように配置され、そしてここで上記橋脚歯ねじの歯冠側の端部の部分が、前記組み立て済みの状態において、橋脚歯部材の歯冠側端部の部分を歯冠側に位置するように配置される歯科インプラントが提供される。
本発明の別の側面によれば、歯科インプラントであって、該インプラントの根尖側の骨接触部を形成する固定具部材と、該インプラントの歯冠側の構成要素支持部を形成する橋脚歯部材と、略円筒形の歯冠側の部分を含む橋脚歯ねじとを含み、ここで上記橋脚歯部材が、上記歯科インプラントの組み立て済みの状態において、上記橋脚歯ねじによって上記固定具部材に固定されるように配置され、そしてここで上記橋脚歯ねじの歯冠側端部の部分が、前記組み立て済みの状態において、上記橋脚歯部材の歯冠側端部の部分を歯冠側に位置するように配置される歯科インプラントが提供される。
本発明の別の側面によれば、歯科インプラントであって、該インプラントの根尖側の骨接触部を形成する固定具部材と、該インプラントの歯冠側の構成要素支持部を形成する橋脚歯部材と、橋脚歯ねじとを含み、ここで上記橋脚歯部材が、上記歯科インプラントの組み立て済みの状態において、上記橋脚歯ねじによって上記固定具部材に固定されるように配置され、ここで上記橋脚歯ねじが、該橋脚歯ねじの歯冠側の端部の表面に配置された駆動手段を含み、ここで上記外側歯冠側端部の表面が、上記橋脚歯ねじの軸線方向に対してほぼ垂直であり、そしてここで上記橋脚歯ねじの歯冠側端部の部分が、前記組み立て済みの状態において、上記橋脚歯部材の歯冠側端部の部分を歯冠側に位置するように配置される歯科インプラントが提供される。
したがって、本発明の概念は、インプラント組み立て済みのときに、橋脚歯ねじの一部が橋脚歯部材の歯冠側端部の部分の歯冠側に延びている歯科インプラントを提供することにある。したがって、歯科クラウン、歯科ブリッジの一部、バーンアウト・シリンダ、治療キャップ、ワックス塗りスリーブまたは印象ピックアップのような歯冠側の構成要素は、前記歯科インプラントに装着されたとき、橋脚歯ねじの歯冠側の部分と接触し、それによって少なくとも部分的に支持されることになる。歯冠側の構成要素が橋脚歯部材と接触状態とされ、それによって少なくとも部分的に支持されることもまた好ましい場合がある。たとえば、橋脚歯ねじは、歯科インプラントの長手方向軸線に対して垂直な方向で歯冠側構成要素に作用し得る分力を支えるような様式で歯冠側構成要素を支持することができる。その場合、橋脚歯部材は、歯冠側構成要素が受ける可能性のある回転力を支えるような様式で歯冠側構成要素を支持することができる。
橋脚歯ねじは、中実部片として作ってもよい。その結果、歯冠側構成要素を支持している部分の壁厚が薄い場合の上述の課題が少なくとも部分的に軽減され得る。したがって、橋脚歯ねじの直径がその高さに比してかなり小さいときでさえ、橋脚歯ねじの強度は充分に高いものであり得る。それ故、橋脚歯構造の強度は、歯冠側構成要素を移植するため、それを支持するための両方にとって充分に高いものであり得る。
前記橋脚歯ねじが、その歯冠側端部表面に配置された駆動手段を含み、そしてここで該歯冠側端部表面が橋脚歯ねじの軸線方向に対してほぼ垂直であることが適している場合がある。
このことは、橋脚歯ねじを締め付けたり、固定具部材から橋脚歯ねじを解放したりするための駆動手段を配置する仕方として有用な様式であり得る。その場合、歯冠側端部表面は、橋脚歯ねじの外側歯冠側端部表面であると好ましい。けれども、駆動手段を、たとえば橋脚歯ねじの歯冠側の部分で内側または外側の六角形輪郭として配置することも可能である。さらに、橋脚歯ねじの根尖側の部分にねじ山を設け、歯科インプラントを組み立てたときの固定具部材の対応する部分との螺合用とすることが適切であり得る。
好ましくは、前記歯科インプラントは、セメント剤保持の歯冠側構成要素を支持するようになっている。
歯冠側構成要素は前記歯科インプラントにセメント剤保持されていてもよい。けれども、歯科インプラントに歯科構成要素のねじ保持を提供するために橋脚歯ねじまたはねじ山を有する橋脚歯部材、またはこれら両方を、配置することも可能である。
好ましくは、前記橋脚歯ねじは、ほぼ円筒形の歯冠側の部分を含む。
しかしながら、歯冠側の部分は、外側の六角形輪郭または任意の他の適切な輪郭を備えていてもよい。
好ましくは、前記橋脚歯ねじの前記駆動手段は、少なくとも1つのノッチを含む。
駆動手段の少なくとも1つのノッチは、橋脚歯ねじの締め付け、歯科インプラントからの取り外しを可能にするための有益な配置であり得る。また、駆動手段に2つのノッチを設けるのも適切であり得る。これらのノッチは、橋脚歯ねじの歯冠側端部表面に配置するとよく、互いに対して垂直で、互いに交差するものであり得る。この配置は、さらに、使用者が橋脚歯ねじを歯科インプラントの固定具に締め付けたり、橋脚歯ねじを歯科インプラントの固定具から取り外したりする際の補助とさえなり得る。
好ましくは、前記橋脚歯ねじの前記歯冠側端部の部分は、前記歯科インプラントの歯冠側端部の部分を形成する。
好ましくは、前記橋脚歯部材の歯冠側に延びている前記橋脚歯ねじの前記歯冠側端部の部分は、前記歯冠側構成要素の支持のために配置される。
これによって、歯冠側構成要素は、橋脚歯ねじの歯冠側の部分によって少なくとも部分的に支持され得る。しかしながら、歯科インプラントに組み込んだ場合、歯冠側構成要素を橋脚歯部材と接触させ、橋脚歯部材によって部分的に支持することもまた好ましい場合がある。たとえば、橋脚歯ねじは、それが歯科インプラントの長手方向軸線に対して垂直な方向で歯冠側構成要素に作用し得る分力を支え、歯冠側構成要素に作用する回転力を橋脚歯部材によって支えることができるような様式で、歯冠側構成要素を支持することができる。このことは、必要な荷重を支えるように歯科インプラントを配置すると同時に、歯科インプラントを所望の形状に設計する、たとえば歯科インプラントの直径がその高さに比してある程度小さいように設計する可能性を与える。
好ましくは、前記橋脚歯部材の少なくとも一部は、少なくとも前記歯科インプラントの歯冠側方向にテーパ状である円錐形状を有する。
好ましくは、前記橋脚歯ねじの少なくとも一部は、少なくとも前記歯科インプラントの歯冠側方向にテーパ状である円錐形状を有する。
橋脚歯部材または橋脚歯ねじ、またはこれら両方がテーパ形状または角のある形状を持つということは、患者の顎骨で歯科インプラントを位置決めする際の助けとなる。歯科インプラントを設置しようとしている顎骨の形状は、患者毎に変わる可能性がある。したがって、時には固定具部材を設置しようとしている顎骨のボアホールを傾けて設けなければならないことがある。いくつかの歯科インプラントを互いに並べて設置する場合、歯科インプラントに歯冠側構成要素を組み込もうと試みるとき衝突が起きることがある。また、この衝突は、歯科インプラントを一本だけ移植しようとする場合の歯科インプラントを取り囲んでいる現存する歯でも起きることがある。橋脚歯部材または橋脚歯ねじ、またはこれら両方にテーパまたは角のある形状があれば、この衝突は少なくとも部分的に軽減できる可能性がある。それ故、橋脚歯部材および橋脚歯ねじのどちらかまたは両方にテーパ形状が付いていると、患者の顎骨に穿孔するための許容性が高まるのである。橋脚歯ねじが、少なくとも、前記歯科インプラントの組み立て済みの状態で橋脚歯部材の歯冠側に延びるように適合される部分でテーパ状であると好ましい場合がある。
好ましくは、前記橋脚歯部材は、該橋脚歯部材の軸線方向に延びる内部ボアを備え、ここで該内部ボアは、上記橋脚歯部材の根尖側の方向に先細りであるテーパ部を備える。
前記橋脚歯部材の内部ボアは、橋脚歯部材を通して橋脚歯ねじを挿入するのに有用である。前記橋脚歯部材の内部ボアがテーパ部分を備え、橋脚歯ねじが橋脚歯部材のテーパ部分に当接するように適合される対応部分を備えている場合は、さらに有利である。この場合、このテーパ部分または肩部は、前記歯科インプラントの組み立て済みの状態、すなわち橋脚歯ねじがボアを通して延び、固定具部材と螺合した状態に配置されているときに、前記歯科インプラントの軸線方向の動きを防ぐことができる。
好ましくは、前記橋脚歯ねじは、前記歯科インプラントの前記組み立て済みの状態で、前記橋脚歯および前記固定具のそれぞれに配置したボア内に延びるように配置される。
これは、意図した様式で組み立てることができるように歯科インプラントの配置の仕方において有利な様式であり得る。
前記橋脚歯部材または前記橋脚歯ねじ、またはこれら両方が、前記歯冠側構成要素と係合するように配置されたスナップ式の取付具を備えると好ましい場合がある。
橋脚歯部材または橋脚歯ねじ、または両方に配置したスナップ式取付具は、歯冠側構成要素を歯科インプラントに固着する仕方において有用な様式であり得る。スナップ式取付具は、たとえば橋脚歯部材で溝を含んでいてもよい。その場合、歯冠側構成要素は、歯科インプラントに歯冠側構成要素を取り付ける際に溝にスナップ嵌合し得る対応部分を備えるとよい。
前記歯冠側構成要素を支持することを目的とした、前記橋脚歯部材の少なくとも一部が、該橋脚歯部材の保持能力を向上させる手段を備えていると好ましい場合がある。
保持能力または摩擦能力を向上させることは、歯冠側構成要素が意図せずに歯科インプラントから分離するのを防ぐために有利であり得る。この保持能力の向上は、たとえばブラスト加工、エッチング加工、刻みつけ加工または溝切り加工をした表面を橋脚歯部材に設けることによって与えることができる。
好ましくは、前記橋脚歯部材は、取り付けられた歯冠側構成要素が回転するのを防ぐための1つまたはそれ以上の回転止めを備える。
ひとたび歯冠側構成要素を所望の向きで歯科インプラントに取り付けると、歯冠側構成要素が回転する可能性を制限するのに有利である。回転止めは、橋脚歯部材の上方部分または歯冠側の部分にくぼみまたは切り欠きとして配置してもよい。その場合、歯科インプラントに対して歯冠側構成要素が回転する可能性を防ぎ、または制限するために、歯冠側構成要素の内側に設けた突起を、組み立て済み状態において、くぼみに嵌合させてもよい。また、橋脚歯部材の歯冠側の部分で回転止めとして機能させることを意図したいくつかの切り欠きまたはくぼみを設けることも可能である。
好ましくは、前記歯冠側構成要素を支持することを目的として、前記橋脚歯部材の外周の少なくとも一部が非円形の外形を有する。
橋脚歯部材の少なくとも一部が非円形の外形であるということは、歯科インプラントに対して歯冠側構成要素が回転する可能性を阻止する、または少なくとも制限するという点で有用な様式である。非円形の外形とは、たとえば、楕円形、四角形、矩形または三角形であり得る。好ましくは、歯冠側構成要素の内面の一部、すなわち歯冠側構成要素を歯科インプラントに装着した場合に橋脚歯部材と接触状態にある部分は対応する形状を有する。
好ましくは、前記橋脚歯ねじの前記歯冠側端部の部分の、前記歯科インプラントの前記組み立て済みの状態で前記橋脚歯部材の歯冠側端部の部分の歯冠側に延びる部分は、軸線方向長さが1〜7mmである。
好ましくは、前記橋脚歯部材の、使用中前記歯科インプラントに取り付けられる歯冠側構成要素と接触状態にあり得る部分の軸線方向長さは1〜5mmである。
好ましくは、前記橋脚歯部材の、使用中前記歯科インプラントに取り付けられる歯冠側構成要素と接触状態にあり得る部分の軸線方向長さは2〜2.5mmである。
好ましくは、使用中歯冠側構成要素と接触状態にあり得、それを支持することができる橋脚歯部材の部分および橋脚歯ねじの部分の全長は、軸線方向で3〜8mmである。
歯科インプラントの橋脚歯構造の部分の、組み立て済みの状態で歯科インプラントの固定具部材の歯冠側に位置する部分は、3つの部分として考えることができる。第1の部分は、橋脚歯部材の組織延長部分である。これは、使用中固定具部材に最も近くも位置する橋脚歯部材の部分である。この部分の目的は、患者の組織または歯肉の上を架橋することにある。橋脚歯部材の組織延長部分は、患者の歯肉の厚さに応じて、0.5〜5mmの軸線方向高さを有するとよい。第2の部分は、橋脚歯部材歯冠係合部分と呼ぶことができる部分である。これは、歯冠側構成要素が歯科インプラントに取り付けられたときに、歯冠側構成要素と接触状態であり得、それを支持することができる橋脚歯部材の部分である。歯冠側構成要素は、歯冠であってもよいが、たとえばワックス塗りスリーブ、バーンアウト・シリンダ、歯科ブリッジの一部、印象ピックアップまたは他の任意の歯冠側構成要素であってもよい。この部分の高さは、歯科インプラントの形状に応じて1〜5mmの範囲で変化する可能性がある。橋脚歯ねじが使用中橋脚歯構造に作用する力のほとんどを支えるものとするように橋脚歯構造を構成した場合、橋脚歯部材歯冠係合部分は軸線方向で1〜2mmであり得る。しかしながら、別の設計では、橋脚歯部材は橋脚歯構造に作用するより大きな分力を支えることができ、橋脚歯部材歯冠係合部分の長さが2〜5mmである可能性もある。また、橋脚歯部材歯冠係合部分の高さが2〜2.5mmであることが好ましい場合もある。この高さは、使用中歯冠側構成要素にかかる可能性のある力のいくつか、すなわち主として歯科インプラントにかかる回転力、を支えるために適している場合がある。また、橋脚歯部材のところで回転止めを設けることを可能にするために適した寸法であり得る。固定具部材の歯冠側に延びる橋脚歯構造の第3の部分は、橋脚歯ねじの歯冠側の端部の部分である。橋脚歯ねじは、使用時に、固定具部材から好ましくはボア中橋脚歯部材を通して延び、そして橋脚歯部材の歯冠側端部の部分の歯冠側に延びる歯冠側端部の部分を有する。この歯冠側端部の部分は、橋脚歯ねじ歯冠係合部材とも呼ぶことができる。この橋脚歯ねじ歯冠係合部材の長さは、歯科インプラントの形状に応じて、たとえば患者の顎骨で歯科インプラントを挿入しようと意図する場所に応じて、変化する可能性がある。したがって、橋脚歯ねじ歯冠係合部分の長さは1〜7mmの範囲で変化する可能性がある。また、橋脚歯ねじ歯冠係合部分の長さは、橋脚歯部材歯冠係合部分の長さに応じて変化する可能性がある。したがって、橋脚歯部材歯冠係合部分の長さが1〜2mmの範囲で変化する構成において、橋脚歯ねじ歯冠係合部分の長さは2〜7mmの範囲で変えるのが好ましい場合がある。さらにまた、橋脚歯部材歯冠係合部分が2〜5mmの範囲で変化する構成において、橋脚歯ねじ歯冠係合部分の長さは1〜6mmの範囲で変えるのが好ましい場合がある。橋脚歯部材歯冠係合部分がほぼ2〜2.5mmである構成においては、橋脚歯ねじ歯冠係合部分の長さは1〜6mmの範囲で変えるとよい。
使用中歯冠側構成要素、すなわち橋脚歯部材歯冠係合部分および橋脚歯ねじ歯冠係合部分と接触し得る橋脚歯部材の部分および橋脚歯ねじの部分の全長は3〜8mmであると望ましい可能性がある。換言すれば、歯科インプラントが移植された患者の歯肉の歯冠側に橋脚歯構造が延び得る全高さが3〜8mmである。これは歯冠側構成要素を支持するために適している場合がある。
好ましくは、前記橋脚歯ねじの前記歯冠側端部の部分は、前記歯科インプラントの前記組み立て済みの状態で、前記橋脚歯部材の前記歯冠側端部の部分の歯冠側に少なくとも1mm延びるように配置される。
前記橋脚歯ねじの歯冠側端部の部分が歯冠側構成要素の支持を可能とするためには、1mmが所望の最低高さであり得る。さらに、橋脚歯ねじは、それが組み立て済みの状態において、橋脚歯ねじの歯冠側端部の部分が橋脚歯部材の歯冠側端部の歯冠側に最高7mm延びるように、位置することになるように適合され得る。
前記歯科インプラントの組み立て済みの状態で固定具部材の歯冠側に位置した前記橋脚歯部材の部分の長さは、好ましくは少なくとも1.5mmである。すなわち、橋脚歯部材組織延長部分の長さは少なくとも0.5mmであり、橋脚歯部材歯冠係合部分の長さは少なくとも1mmである。けれども、歯科インプラントに加わる力を支えるために、そして橋脚歯部材のところに回転止めの配置を容易にするために、橋脚歯部材歯冠係合部分が少なくとも2mmであると、また好ましい場合がある。その場合、前記橋脚歯部材の、歯科インプラントの組み立て済みの状態において固定具の歯冠側に位置する部分の長さが少なくとも2.5mmであると好ましい可能性がある。前記橋脚歯ねじの長さは、前記歯科インプラントが組み立て済みであるときに前記固定具部材内に置かれる予定の橋脚歯ねじの部分の長さに部分的に依存する。好ましくは、橋脚歯ねじの、前記歯科インプラントの組み立て済み状態において前記固定具部材の歯冠側に位置する部分の長さは3.5〜13mmである。好ましくは、橋脚歯ねじは、橋脚歯部材の歯冠側端部の部分の歯冠側で、7mmを超えず、1mm以上である。橋脚歯部材歯冠係合部分が2〜2.5mmの長さを有する場合、橋脚歯ねじが、橋脚歯部材の歯冠側端部の部分の歯冠側に、6mmを超えず、1mm以上であると好ましい場合がある。
橋脚歯部材の、前記歯科インプラントの組み立て済み状態において前記固定具部材の歯冠側に位置し、好ましくは少なくとも1.5mmであり、すなわち0.5mmである部分はいわゆる橋脚歯部材組織延長部分であり、1mm部分は、いわゆる橋脚歯部材歯冠係合部分である。前記橋脚歯ねじの、前記歯科インプラントの組み立て済み状態において前記固定具部材の歯冠側に位置する部分の長さは、好ましくは、13mm以下である。最大長の場合、橋脚歯ねじの5mm部分が橋脚歯部材の組織延長部分を通して延び、8mm部分が橋脚歯部材の組織延長部分の歯冠側に延びている。しかしながら、橋脚歯部材の、前記歯科インプラントの組み立て済み状態において前記固定具部材の歯冠側に位置し、少なくとも3mm、たとえば1mmである部分は、橋脚歯部材組織延長部分であり、少なくとも2mm部分は橋脚歯部材歯冠係合部分であるとさらに好ましくさえあり得る。
歯科インプラントが組み立て済みのとき、橋脚歯ねじは、その長さの一部が、橋脚歯部材の歯冠側端部の歯冠側に延びているとよい。橋脚歯ねじの他の部分は、橋脚歯部材に設けたボア内を延び、橋脚歯ねじの第3の部分が固定具部材と係合するとよい。組み立て済み状態において橋脚歯部材の一部が固定具内に位置するとよい。それ故、橋脚歯ねじの、橋脚歯部材のボア内に位置する部分も固定具内に位置する。
好ましくは、前記橋脚歯部材の軸線方向に延びる前記ボアの直径は1.5〜5mmである。前記橋脚歯部材の軸線方向に延びる前記ボアの直径は2〜4mmであるとさらに好ましくさえあり得る。
或る種の歯科インプラントにとっては、たとえば審美的な理由のために、かなり小さい直径を有するように望まれる場合がある。その場合、橋脚歯部材内を延びるボアの直径が上述の範囲内に維持することができると有用である可能性がある。橋脚歯ねじの直径は、橋脚歯部材のボアの直径に一致する直径、すなわち1.5〜5mm内、より好ましくは2〜4mm内で作られるとよい。
橋脚歯ねじの歯冠側端部の部分の直径は、1.5〜5mm内であるとよい。
橋脚歯部材の歯冠側端部の部分の直径は、2〜5mm内であるとよい。
橋脚歯部材の、その歯冠側端部での壁厚は、0.2〜1.5mm内であるとよい。
本発明の目的物、すなわちある程度細長いと共に、同時に受ける力に耐え得る歯科インプラントを得るためには、上述の比は有利であり得る。
上述の歯科インプラントは、好ましくは患者の口腔内で歯冠側構成要素を支持するのに使用される。
本発明の別の側面によれば、歯科インプラントに使用するための橋脚歯構造であって、セメント剤保持の歯冠側構成要素を支持するように適合されており、ここで上記橋脚歯構造は上記インプラントの固定具部材によって支持されるように適合されており、少なくとも橋脚歯部材および橋脚歯ねじを含み、ここで上記橋脚歯部材が、上記橋脚歯ねじによって上記固定具部材に固定されるように適合されており、そしてここで上記橋脚歯部材は、それが上記橋脚歯ねじによって前記固定具部材に固定されているとき、上記橋脚歯ねじの歯冠側端部の部分が上記橋脚歯部材の歯冠側端部の部分の歯冠側に位置することになるように軸線方向延長部を有する橋脚歯構造が提供される。
本発明の別の側面によれば、歯科インプラントに使用するための橋脚歯構造であって、上記インプラントの固定具部材によって支持されるように適合されており、少なくとも橋脚歯部材および橋脚歯ねじを含み、ここで上記橋脚歯部材が、上記橋脚歯ねじによって上記固定具部材に固定されるように適合されており、ここで上記橋脚歯ねじが、略円筒形の歯冠側の部分を含み、そしてここで上記橋脚歯部材が、それが上記橋脚歯ねじによって上記固定具部材に固定されたときに、上記橋脚歯ねじの歯冠側端部の部分が上記橋脚歯部材の歯冠側端部の部分の歯冠側に位置することになるように軸線方向延長部を有する橋脚歯構造が提供される。
本発明の別の側面によれば、歯科インプラントに使用するため橋脚歯構造であって、上記インプラントの固定具部材によって支持されるように適合されており、少なくとも橋脚歯部材および橋脚歯ねじを含み、ここで上記橋脚歯部材が、上記橋脚歯ねじによって上記固定具部材に固定されるように適合されており、ここで上記橋脚歯ねじが、その歯冠側端部表面に配置された駆動手段を含み、ここで上記橋脚歯ねじの上記歯冠側端部表面が、上記橋脚歯ねじの軸線方向に対してほぼ垂直であり、そしてここで上記橋脚歯部材が、それが上記橋脚歯ねじによって上記固定具部材に固定されているときに、上記橋脚歯ねじの歯冠側端部の部分が上記橋脚歯部材の歯冠側端部の部分の歯冠側に位置することになるように軸線方向延長部を有する橋脚歯構造が提供される。
したがって、本発明の概念は、橋脚歯構造が歯科インプラントの固定具部材に組み付けられたときに、橋脚歯ねじの一部が橋脚歯部材の歯冠側端部の部分の歯冠側に延びるように構成した橋脚歯構造を提供することにある。したがって、歯科クラウン、歯科ブリッジの一部、バーンアウト・シリンダ、治療キャップ、ワックス塗りスリーブまたは印象ピックアップのような歯冠側構成要素は、橋脚歯構造に装着されたとき、橋脚歯ねじの歯冠側の部分によって少なくとも部分的に支持されることになる。歯冠側構成要素も、同じように橋脚歯部材と接触し、少なくとも部分的に橋脚歯部材によって支持されると好ましい場合がある。たとえば、橋脚歯ねじは、それが歯科インプラントの長手方向軸線に対して垂直な方向に歯冠側構成要素に作用し得る分力を支えるような様式で歯冠側構成要素を支持することができる。その場合、橋脚歯部材は、歯冠側構成要素が受ける可能性のある回転力を支えるような様式で歯冠側構成要素を支持することができる。
橋脚歯ねじは、中実部片として作ってもよい。その結果として、歯冠側構成要素を支持している構造の薄い壁厚に伴う上述の課題が、少なくとも部分的に軽減され得る。したがって、橋脚歯ねじの強度は、橋脚歯ねじの直径、それ故、橋脚歯構造の直径がその高さに比してかなり小さいときでさえ、充分に高いものであり得る。それ故、移植中および使用中に受ける可能性のある力を取扱い可能な橋脚歯構造が達成される。
前記橋脚歯ねじがその歯冠側端部表面に配置された駆動手段を含み、前記外側歯冠側端部表面が前記橋脚歯ねじの軸線方向に対してほぼ垂直であることが適している場合がある。
前記橋脚歯ねじの歯冠側端部表面に、すなわち該橋脚歯ねじの歯冠側端部に位置する表面ねじに配置された駆動手段は、橋脚歯ねじを固定具部材に締め付けたり、固定具部材から解放したりすることを可能にするのに有利であり得る。駆動手段が配置される表面は、橋脚歯ねじの軸線方向に対して垂直であるとよい。橋脚歯ねじの根尖側の部分にねじ山を設け、橋脚歯構造が固定具部材に組み立てたときの、固定具部材の対応する部分との螺合用とすることがさらに適切であり得る。
好ましくは、前記橋脚歯構造は、セメント剤保持の歯冠側構成要素を支持するようになっている。
歯冠側構成要素は、橋脚歯構造に対してセメント剤保持されていてもよい。けれども、橋脚歯ねじまたは橋脚歯部材またはこれら両方にねじ山を設けてもよい。それによって、歯冠側構成要素を橋脚歯構造にねじ保持することができる。
好ましくは、前記橋脚歯ねじは、ほぼ円筒形の歯冠側部分を含む。
橋脚歯ねじの歯冠側部分が、外側六角形の輪郭または適し得る任意の他の輪郭を備えていてもよい。歯冠側構成要素のその内面、すなわち歯冠側構成要素の、使用中橋脚歯構造と接触状態にあるように配置される表面は、好ましくは対応する設計を含み得る。
好ましくは、前記橋脚歯ねじの前記駆動手段(これにより、前記橋脚歯部材が前記固定具部材に固定されるように適合される)は少なくとも1つのノッチを含む。
ノッチは、駆動手段を備えるための有利な配置であり得る。また、駆動手段は、互いに垂直に互いに交差するように配置するとよい2つのノッチを含み得る。ノッチを2つ設けると、橋脚歯ねじを歯科インプラントの固定具部材に締め付けたり、歯科インプラントの固定具部材から外したりするプロセスを平易にすることができる。
好ましくは、前記橋脚歯ねじの、組み立て済み状態において前記橋脚歯部材の歯冠側に延びる前記歯冠側端部の部分は、歯冠側構成要素を支持するために配置される。
このことは、所望の形状を有する橋脚歯構造を設計する可能性を与える。たとえば、橋脚歯構造の直径がその高さに比してある程度小さく、そして同時に受ける可能性がある力に耐えることができる設計である。
好ましくは、前記橋脚歯部材の少なくとも一部は、該橋脚歯部材の少なくとも歯冠側方向にテーパ状である円錐形状を有する。
また、前記橋脚歯ねじの少なくとも一部が、該橋脚歯ねじの少なくとも歯冠側方向にテーパ状である円錐形状を有するのが好ましい場合がある。
橋脚歯部材または橋脚歯ねじ、またはこれら両方がテーパ形状または角のある形状であるということは、患者の顎骨に歯科インプラントを位置決めする際に助けとなる。歯科インプラントを設置しようとしている顎骨の形状は、患者毎に変わる可能性がある。したがって、固定具部材を設置しようとしている顎骨のボアホールは、時には、傾斜方向で作らなければならない。いくつかの歯科インプラントを互いに並べて設置する場合、歯冠側構成要素を歯科インプラントに組み込もうと試みるとき衝突が起きることがある。また、この衝突は、歯科インプラントを一本だけ移植しようする場合の歯科インプラントを取り囲んでいる現存の歯でも起きる可能性がある。橋脚歯部材または橋脚歯ねじ、またはこれら両方がテーパ形状または角のある形状であるならば、この衝突は少なくとも部分的に軽減することができる。それ故、橋脚歯部材および橋脚歯ねじのどちらかまたは両方のテーパ形状は、患者の顎骨に穿孔するときの許容性を向上させる。橋脚歯ねじが、少なくとも前記歯科インプラントの組み立て済みの状態において橋脚歯部材の歯冠側に延びるように適合されている部分で、テーパ状であると好ましい場合がある。
好ましくは、前記橋脚歯部材は、該橋脚歯部材の軸線方向に延びる内部ボアを備え、ここで該ボアがテーパ部を備え、このテーパ部が前記橋脚歯部材の根尖側方向にテーパ状である。
好ましくは、前記橋脚歯部材は、該橋脚歯部材のほぼ軸線方向に延びるボアを含み、ここで該ボアが前記橋脚歯ねじを受け入れるように適合されている。
橋脚歯部材を通して延び、橋脚歯ねじを受け入れるボアは、前記橋脚歯ねじによって歯科インプラントの固定具部材に固定しようとする橋脚歯部材を配置する仕方において有用な様式である。
前記橋脚歯部材の内部ボアは、橋脚歯部材を通して橋脚歯ねじを挿入するのに有用である。前記橋脚歯部材がテーパ状の部分を備え、橋脚歯ねじが、橋脚歯部材のテーパ状の部分に当接するように適合されている対応部分を備えるとさらに有利である。その場合、このテーパ状の部分または肩部は、橋脚歯構造を組み立てたり、使用したりするときに、すなわち橋脚歯ねじがボアを通して延び、そしてたとえば固定具部材と螺合するように配置されたときに橋脚歯部材の軸線方向の動きを防ぐことができる。
前記橋脚歯部材または前記橋脚歯ねじ、またはこれら両方は、歯冠側構成要素と係合するように配置されたスナップ式取付具を備えると好ましい場合がある。
橋脚歯部材または橋脚歯ねじに設けたスナップ式取付具は、橋脚歯構造に歯冠側構成要素を装着するという点で有利であり得る。スナップ式取付具は、たとえば橋脚歯部材に設けた溝を含み得る。その場合、歯冠側構成要素は、歯冠側構成要素を橋脚歯構造に組み込む際にこの溝内にスナップ嵌合する対応部分を備えるとよい。
前記橋脚歯部材の、歯冠側構成要素を支持することを目的とした少なくとも一部が、前記橋脚歯部材の保持能力を向上させる手段を備えていると好ましい場合がある。
保持能力、または摩擦能力を高めるということは、歯冠側構成要素が橋脚歯構造および歯科インプラントから意図せずに分離するのを防ぐために有利であり得る。この保持能力の向上は、橋脚歯部材の表面にブラスト加工、エッチング加工、刻みつけ加工または溝付け加工を施すことによって与えることができる。
好ましくは、前記橋脚歯部材は、取り付けられた歯冠側構成要素が回転するのを防ぐための1つまたはそれ以上の回転止めを備える。
好ましくは、前記橋脚歯部材の外周の、少なくとも歯冠側構成要素を支持することを目的とした部分は、非円形の外形を有する。
ひとたび歯冠側構成要素が所望の向きで橋脚歯構造に取り付けられると、歯冠側構成要素が回転するのを抑えるのに有利である。これを達成するには、1つまたはそれ以上の回転止めを橋脚歯部材に設けるとよい。橋脚歯部材の歯冠側の部分、すなわち橋脚歯部材の歯冠係合部分で1つまたはそれ以上のくぼみまたは切り欠きを配置することによって1つの回転止めを得ることができる。その場合、歯科インプラントに対する歯冠側構成要素の回転可能性を防ぎまたは制限するために歯冠側構成要素の内面に設けた1つあるいは複数の突起を対応するくぼみに嵌合させることができる。その上、橋脚歯部材の少なくとも一部に非円形の外形を設けることによって、取付けられた歯冠側構成要素の回転可能性をさらに抑えることすらできる。非円形の外形とは、たとえば、楕円形、四角形、矩形または三角形であり得る。歯冠側構成要素の、橋脚歯構造に装着された場合、橋脚歯部材と接触状態にあり得る部分は、対応する非円形内面を有するとよい。
好ましくは、前記橋脚歯ねじの、歯科インプラントの組み立て済みの状態で、前記橋脚歯部材の歯冠側端部の部分の歯冠側に延びる、前記歯冠側端部の部分は、軸線方向長さが1〜7mmである。
好ましくは、前記橋脚歯部材の、使用中前記歯科インプラントに取り付けられる歯冠側構成要素と接触状態にあり得る部分は、軸線方向長さが1〜5mmである。
好ましくは、前記橋脚歯部材の、使用中前記歯科インプラントに取り付けられる歯冠側構成要素と接触状態にあり得る部分は、軸線方向長さが2〜2.5mmである。
好ましくは、橋脚歯部材および橋脚歯ねじの、使用中歯冠側構成要素と接触状態であり得、それを支持することができる部分の全長は、軸線方向において3〜8mmである。
歯科インプラントの橋脚歯構造の、組み立て済みの状態において歯科インプラントの固定具部材の歯冠側に位置する部分は、3つの部分として考えることができる。第1の部分は橋脚歯部材の組織延長部分である。これは、使用中固定具部材に最も近くに位置する橋脚歯部材の部分である。この部分の目的は、患者の組織または歯肉の上を架橋することにある。橋脚歯部材組織延長部分は、患者の歯肉の厚さに応じて、軸線方向の高さが0.5〜5mmであるとよい。第2の部分は、橋脚歯部材歯冠係合部分と呼ぶことができる部分である。これは、橋脚歯部材の、歯冠側構成要素が橋脚歯構造に取り付けられたときに、歯冠側構成要素と接触状態であり得、それを支持することができる部分である。歯冠側構成要素は、歯冠であってもよいが、たとえばワックス塗りスリーブ、バーンアウト・シリンダ、歯科ブリッジの一部、印象ピックアップまたは他の任意の歯冠側構成要素であってもよい。この部分の高さは、歯科インプラントの形状に応じて1〜5mmの範囲で変化する可能性がある。使用中橋脚歯ねじが橋脚歯構造に作用する力のほとんどを支えるように橋脚歯構造が構成した場合、橋脚歯部材歯冠係合部分は軸線方向で1〜2mmであり得る。しかしながら、別の設計においては、橋脚歯部材は、橋脚歯構造に作用するより大きい分力を支えることができ、その場合、橋脚歯部材歯冠係合部分の長さは2〜5mmであり得る。橋脚歯部材歯冠係合部分の軸線方向長さが2〜2.5mmであることが好ましい場合もある。この長さは、使用中歯科インプラントにかかる可能性のいくつかの力、すなわち主として歯科インプラントにかかる回転力、を支えるために適している場合がある。また、この長さは、橋脚歯部材のところで回転止めを設けることを可能にするために適した寸法でもあり得る。橋脚歯構造の、固定具部材の歯冠側に延びる第3の部分は、橋脚歯ねじの歯冠側端部の部分である。橋脚歯ねじは、使用時に、固定具部材から好ましくはボア中橋脚歯部材を通して延び、橋脚歯部材の歯冠側端部の部分の歯冠側に延びる、歯冠側端部の部分を有する。この歯冠側端部の部分は、橋脚歯ねじ歯冠係合部材とも呼ぶことができる。この橋脚歯ねじ歯冠係合部材の長さは、歯科インプラントの形状に応じて、たとえば患者の顎骨で歯科インプラントを挿入しようと意図する場所に応じて、変わる可能性がある。したがって、橋脚歯ねじ歯冠係合部材の長さは1〜7mmの範囲で変わる可能性がある。また、橋脚歯ねじ歯冠係合部材のその長さは、橋脚歯部材歯冠係合部分の長さに応じて変わる可能性がある。したがって、橋脚歯ねじ歯冠係合部材の長さは、橋脚歯部材歯冠係合部分の長さが1〜2mmの範囲で変わる構成においては2〜7mmの範囲で変えることが好ましい場合がある。さらにまた、橋脚歯部材歯冠係合部分が2〜5mmの範囲で変わる構成においては橋脚歯ねじ歯冠係合部材の長さが1〜6mmの範囲で変えるのが好ましい場合がある。橋脚歯部材歯冠係合部分が2〜2.5mmである構成においては、橋脚歯ねじ歯冠係合部分の長さは1〜6mmの範囲で変えるとよい。
また、橋脚歯構造の、使用中歯冠側構成要素と接触状態にあり得る部分の全長、すなわち橋脚歯部材歯冠係合部分および橋脚歯ねじ歯冠係合部分の全長は、3〜8mmであることが望ましい可能性がある。換言すれば、橋脚歯構造の、インプラントが移植されたときに患者の歯肉の歯冠側に延びる部分の全高は、3〜8mmである。これは、歯冠側構成要素を支持するために適している場合がある。
好ましくは、橋脚歯ねじの前記歯冠側端部の部分は、組み立て済みの状態において、前記橋脚歯部材の前記歯冠側端部の部分の歯冠側に少なくとも1mm延びるように配置される。
前記橋脚歯ねじの歯冠側端部の部分が意図した様式で歯冠側構成要素の支持を可能にするためには、1mmが所望の最低高さであり得る。橋脚歯ねじは、さらに、それが前記橋脚歯構造の組み立て済みの状態において橋脚歯ねじの歯冠側端部の部分が橋脚歯部材の歯冠側端部の歯冠側に最長7mm延びるように配置されるとよい。
前記橋脚歯部材の、歯科インプラントの組み立て済みの状態において、固定具部材の歯冠側に位置する部分の長さは、好ましくは少なくとも1.5mmである。すなわち、橋脚歯部材組織延長部分の長さは少なくとも0.5mmであり、橋脚歯部材歯冠係合部分の長さは少なくとも1mmである。けれども、また、歯科インプラントに加わる力を支えるために、橋脚歯部材での回転止めの配置を容易にするために、橋脚歯部材歯冠係合部分が少なくとも2mmであることがより好ましい可能性がある。その場合、前記橋脚歯部材の、歯科インプラントの組み立て済みの状態において固定具部材の歯冠側に位置する部分の長さは、好ましくは少なくとも2.5mmであるとよい。前記橋脚歯ねじの長さは、該橋脚歯ねじの、橋脚歯構造が歯科インプラントに組み込まれたときに固定具部材内に置かれる予定の部分の長さに部分的に依存する。好ましくは、橋脚歯ねじの、前記歯科インプラントの組み立て済みの状態において前記固定具部材の歯冠側に位置する部分の長さは、3.5〜13mmである。好ましくは、橋脚歯ねじは、橋脚歯部材の歯冠側端部の部分の歯冠側に7mm以上延びず、1mm以上延びる。橋脚歯部材歯冠係合部分が2〜2.5mmの長さである場合、橋脚歯ねじが、橋脚歯部材の歯冠側端部の部分の歯冠側に6mmを超えて延びず、1mm以上延びるのが好ましい場合がある。
橋脚歯部材の、歯科インプラントの組み立て済みの状態において固定具部材の歯冠側に位置する部分は、好ましくは少なくとも1.5mmである。すなわち、いわゆる橋脚歯部材組織延長部分は少なくとも0.5mmであり、いわゆる橋脚歯部材歯冠係合部分は少なくとも1mmである。前記橋脚歯ねじの、歯科インプラントの組み立て済みの状態において固定具部材の歯冠側に位置する部分の長さは、好ましくは13mm以下である。最大長の場合、橋脚歯ねじの5mm分が橋脚歯部材の組織延長部分を通して延び、8mm分が橋脚歯部材の組織延長部分の歯冠側に延びる。それによって、橋脚歯ねじは、橋脚歯部材の歯冠側端部の歯冠側に7mm延びることができる。しかしながら、橋脚歯部材の、前記歯科インプラントの組み立て済みの状態において固定具部材歯冠側に位置する部分は、少なくとも3mmであるとさらに好ましくさえあり得る。たとえば、少なくとも1mm分が橋脚歯部材組織延長部分となり、少なくとも2mm分が橋脚歯部材歯冠係合部分となると好ましいかも知れない。
歯科インプラントを組み立てたときに、橋脚歯ねじは、その長さの一部が橋脚歯部材の歯冠側端部の歯冠側に延びるとよい。橋脚歯ねじの他の部分は橋脚歯部材に設けたボア内を延び、橋脚歯ねじの第3の部分が、たとえば螺合によって固定具部材と係合するとよい。橋脚歯部材の一部が、組み立て済みの状態において、同様に固定具部材内に位置するとよい。それ故、橋脚歯ねじの、橋脚歯部材のボア内に位置する部分も固定具部材内に位置する。
さらに、橋脚歯ねじの少なくとも1mm分が、橋脚歯構造が組み立て済みのときに、橋脚歯部材の歯冠方向に延びていると有益であり得る。
好ましくは、前記橋脚歯部材の軸線方向に延びる前記ボアの直径は、1.5〜5mmである。
たとえば、審美的な理由のためには、患者の口腔内の、橋脚歯構造を設置しようとしている場所に応じて異なった寸法を橋脚歯構造に与えると有用な可能性がある。したがって、橋脚歯部材の軸線方向に延びるボアの直径が1.5〜5mmの範囲で変わり得ると有用かも知れない。一層詳しくは、前記橋脚歯部材の軸線方向に延びる前記ボアの直径が2〜4mmであると有用であり得る。その結果として、橋脚歯ねじの直径は、橋脚歯部材の軸線方向に延びるボアに嵌合するために種々の寸法を備え得る。同様に、橋脚歯ねじの根尖側の部分を受け入れるようになっている、固定具部材に設けたボアも種々の寸法を備え得る。
橋脚歯ねじの歯冠側端部の部分の直径は、1.5〜5mmの範囲内にあるとよい。
橋脚歯部材の歯冠側端部の部分の直径は、2〜5mmの範囲内にあるとよい。
橋脚歯部材の軸線方向に延びるボアの直径は、好ましくは、ボアを通して延びる橋脚歯ねじの直径に相当する。ボアの直径は、1.5〜5mmの範囲内にあると好ましい場合がある。橋脚歯部材の歯冠側端部の部分の壁厚は、0.2〜1.5mmの範囲内にあると好ましい場合がある。上述の比率は、橋脚歯構造に所望の形状を与え、その形状が使用時にそれに作用する可能性のある力に耐えることができるようにするために、有用であり得る。
上述した橋脚歯構造は、患者の口腔内で歯冠側構成要素を支持するために使用するのに有用である得る。
別の側面によれば、本発明によれば、歯科インプラントを移植する方法であって、
−固定具部材が上記歯科インプラントの根尖側の骨接触部を形成するように、上記固定具部材を少なくとも部分的に骨内に挿入すること;
−橋脚歯部材が上記固定具部材によって支持され、上記固定具部材の歯冠側に延びるような様式で、上記固定具部材に対して上記橋脚歯部材を配置すること;
−橋脚歯ねじの歯冠側端部の部分が上記橋脚歯部材の歯冠側端部の部分の歯冠側に位置するような様式で、上記橋脚歯ねじによって上記橋脚歯部材を上記固定具部材に固定すること;
−上記橋脚歯部材および上記橋脚歯ねじの上記歯冠側に延びる部分によって支持される歯冠側構成要素を患者の口腔内に配置すること;および
−該歯冠側構成要素を上記歯科インプラントにセメント剤によって保持すること;
の工程を含む、方法が提供される。
別の側面によれば、本発明により、歯科インプラントを移植する方法であって、
−固定具部材が上記歯科インプラントの根尖側の骨接触部を形成するように上記固定具部材を少なくとも部分的に骨に挿入すること;
−橋脚歯部材が上記固定具部材によって支持され、上記固定具部材の歯冠側に延びるような様式で、上記橋脚歯部材を上記固定具部材に対して配置すること;および
−橋脚歯ねじの歯冠側端部の部分が、上記橋脚歯部材の歯冠側端部の部分の歯冠側に位置する様式で、略円筒形の歯冠側部分を含む上記橋脚歯ねじによって上記橋脚歯部材を上記固定具部材に固定すること;
の工程を含む方法が提供される。
別の側面によれば、本発明により、歯科インプラントを移植する方法であって、
−固定具部材が前記歯科インプラントの根尖側の骨接触部を形成するよう上記固定具部材を少なくとも部分的に骨組織に挿入すること;
−橋脚歯部材が前記固定具部材によって支持され、該固定具部材の歯冠側に延びるような様式で、上記橋脚歯部材を上記固定具部材に対して配置すること;および
−橋脚歯ねじの歯冠側端部の部分が上記橋脚歯部材の歯冠側端部の部分の歯冠側に位置するようにする様式で、上記橋脚歯ねじを締めることによって上記橋脚歯部分を上記固定具部材に固定すること、ここで上記橋脚歯ねじが、その歯冠側端部表面に配置された駆動手段を有し、そしてここで上記外側歯冠側端部表面が、上記橋脚歯ねじの軸線方向に対してほぼ垂直である;
の工程を含む方法が提供される。
好ましくは、前記方法は、さらに、歯冠側構成要素を患者の口腔内に配置し、該歯冠側構成要素が、前記橋脚歯部材および前記橋脚歯ねじの上記歯冠方向に延びる部分によって支持されること;および
上記歯冠側構成要素を上記歯科インプラントにセメント剤によって固定すること
の工程を含む。
したがって、本発明の概念は、橋脚歯ねじの一部が橋脚歯部材の歯冠側端部の部分の歯冠側に延びるような様式で歯科インプラントを移植することにある。したがって、歯科クラウン、歯科ブリッジの一部、バーンアウト・シリンダ、治療キャップ、ワックス塗りスリーブまたは印象ピックアップのような歯冠側構成要素は、橋脚歯構造に装着されたときに、橋脚歯ねじの歯冠側部分によって少なくとも部分的に支持されることになる。歯冠側構成要素も、同様に橋脚歯部材と接触状態にあって、少なくとも部分的に橋脚歯部材によって支持されることが好ましい場合がある。たとえば、橋脚歯ねじは、それが歯科インプラントの長手方向軸線に対して垂直な方向に歯冠側構成要素に作用し得る分力を支えるような様式で歯冠側構成要素を支持することができる。その場合、橋脚歯部材は、歯冠側構成要素が受ける可能性のある回転力を支えるように歯冠側構成要素を支持することができる。橋脚歯部材の、歯冠側構成要素と接触状態にあって、それを支持する長さはほぼ2〜2.5mmの軸線方向の長さを有すると好ましい場合がある。また、取付けられた歯冠側構成要素の回転を防ぐために橋脚歯部材が1つまたはそれ以上の回転止めを備えることが好ましい場合がある。
橋脚歯ねじは、中実部片として作ってもよい。その結果、歯冠側構成要素を支持する部分の壁厚が薄い場合に生じる上述の課題は、少なくとも部分的に軽減され得る。したがって、橋脚歯ねじの強度は、橋脚歯ねじ、それ故、橋脚歯構造の直径がその高さに比してかなり小さい場合でも十分に高いものとなり得る。
その場合、歯冠側構成要素は、橋脚歯構造、すなわち橋脚歯部材および橋脚歯ねじにセメント剤保持され得る。しかしながら、たとえばねじ保持であってもよい。
以下、実施例を通じて本発明の実施形態を、添付図面を参照しながら説明する。
組み立て済みの状態にある本発明による歯科インプラントの断面図である。 本発明による橋脚歯構造の透視図である。 図2aに示す橋脚歯構造の上面図である。
本発明の概念は、歯科インプラント、橋脚歯構造および歯科インプラントを移植する方法に関する。
以下、本発明の概念の実施形態を図1〜2bを参照しながら説明する。
インプラント1は、患者の上顎骨または下顎骨に移植するための歯科インプラントであり、クラウン、歯科ブリッジの一部、バーンアウト・シリンダ、治療キャップ、ワックス塗りスリーブまたは印象ピックアップのような歯冠側構成要素を支持するように適合されている。
歯科インプラント1は、略円筒形の形状を有する固定具部材5を含む。固定具部材の長さは、好ましくは、6〜19mmであり、最大幅は、約3〜6mmである。固定具部材5は、上顎骨または下顎骨の骨組織を穿孔して設けたボアホール内に挿入するように適合されている。固定具部材5は、市販の純チタン、チタン合金、他の生物学的適合性の金属もしくは金属合金またはセラミックから製作され、歯科インプラントとボアホールの境界壁にある骨組織との骨結合を促進するようになっている。
固定具は、円筒形の外面を与える海綿状部分と、骨組織のボアホールに据え付けたときに骨組織皮層と概して係合する皮層部分とを有する。
固定具5は、最上方部分に橋脚歯構造2を受け入れる開口端を有するソケットを備えており、この橋脚歯構造は、ボアホール上に位置する歯肉15を架橋し、歯冠側構成要素を支持または歯冠側構成要素を提供することになる。
橋脚歯構造2は、少なくとも2つの部材、すなわち橋脚歯部材3と、橋脚歯部材3を固定具5に固着するように適合される橋脚歯ねじ4とを含む。橋脚歯構造2は、いくつかの異なった長さで提供することができる。橋脚歯構造2の所望長さは、患者の口中の挿入しようとしている場所に応じて、また、それぞれの患者の口中のそれぞれの位置における歯肉15の厚さに応じて変わる。橋脚歯構造2の所望長さは、歯科インプラントを組み立てた状態にあるときに固定具部材の歯冠側の部分から測定して、たとえば3.5mm〜13mmで変わる可能性がある。軸線方向における橋脚歯ねじ4の全長は、6mm〜21mmの範囲で変わる可能性がある。また、軸線方向における橋脚歯部材3の全長は、1.5mm〜15mmの範囲で変わる可能性がある。図1でもわかるように、橋脚歯ねじの、橋脚歯部材のボア内に位置する部分は、固定具部材内にも位置する。橋脚歯ねじの、組み立て済み状態において橋脚歯部材の根尖側端部の歯冠側に位置する部分の長さは、好ましくは3.5〜18mmの範囲にある。
橋脚歯部材3は、この実施形態においては、歯科インプラントを移植するときに固定具部材5に挿入予定の六角形の下方部分6を備えている。橋脚歯部材3は、固定具部材5を患者の骨に移植した直後に固定具部材5に挿入してもよいが、もっと後で挿入することもできる。固定具部材5は、橋脚歯部材3を受け入れるための対応する部分を備える。六角形の輪郭6は、橋脚歯部材3が固定具5に対して回転するのを防ぐ。橋脚歯部材3は、歯科インプラント1の組み立て済みの状態においても、橋脚歯ねじ4によって固定具に固着される。これにより、橋脚歯部材3が固定具部材5対して軸線方向に変位するのを防ぐ。すなわち、橋脚歯部材3が固定具部材から外れるのを防ぐ。図1でわかるように、橋脚歯部材3を通して延びる、橋脚歯ねじ4を受け入れるための穴は一様な形状とはなっていない。橋脚歯部材3は、橋脚歯ねじ4のための座部として機能する傾斜面または角のある面7を有する。橋脚歯ねじ4は、図1でもわかるように、対応した形状の角のある部分8を備える。図2aでもわかるように、橋脚歯ねじ4は、その根尖側の部分でねじ付き部分を備える。このねじ付き部分は、歯科インプラントの固定具部材5の対応する部分と螺合できるように配置される。
橋脚歯ねじ4は、その歯冠側の端部に、2つのノッチ13を備えており、これらのノッチは、互いに対して直角で配置され、これらは互いに交差する。これらのノッチ13は、対応するツールを受け入れ、その場合、固定具部材5に対して橋脚歯ねじ4を締め付けたり、また、橋脚歯ねじ4を固定具部材5から解放したりするための駆動手段として機能し得る。橋脚歯部材3の、前記歯科インプラントの組み立て済みの状態において固定具部材の歯冠側に位置する、すなわち固定具部材の歯冠側端部の外へ延出する部分10は、好ましくは1,5〜10mmであり、さらに好ましくは3〜8mmの範囲にある。橋脚歯ねじ4の、前記歯科インプラントの組み立て済みの状態において固定具部材の歯冠側に位置する、すなわち同様に固定具部材の歯冠側端部の外側に延出する部分11は、好ましくは3.5〜13mmの範囲にある。橋脚歯部材3の部分21の長さ、すなわち橋脚歯部材の、組み立て済みの状態において患者の歯肉15の表面の歯冠側に延びる部分の長さは、1〜5mmであるとよい。しかしながら、この実施形態においては、この長さは2〜2.5mmであると好ましい。橋脚歯部材の部分23、すなわち橋脚歯部材の、歯科インプラント組み立て済みの状態において患者の歯肉の上を架橋する部分は、0.5〜5mmの長さを有するとよい。患者の歯肉15の表面から橋脚歯構造2の歯冠側端部、すなわち橋脚歯ねじ4の歯冠側端部表面16までの全高22は、3〜8mmであるとよい。
組み立て済み状態の歯科インプラントを示している図1でわかるように、橋脚歯ねじ4の歯冠側端部の部分9は橋脚歯部材3の歯冠側端部の部分18の歯冠側に位置する。橋脚歯ねじ4のこの歯冠側端部の部分9は、1〜7mmの範囲にあるとよい。橋脚歯部材の部分23は、橋脚歯部材組織延長部分として考えることができる。橋脚歯部材の部分21は、橋脚歯部材歯冠係合部分と考えることができる。橋脚歯ねじの部分9は、橋脚歯ねじ歯冠係合部分と考えることができる。それ故、橋脚歯ねじ4の歯冠側の部分、すなわち橋脚歯ねじ歯冠係合部分9、および橋脚歯部材3の歯冠側の部分、すなわち橋脚歯部材歯冠係合部分21の両方を利用できるこの形状を備えてあり、歯冠側構成要素を支持する。橋脚歯部材歯冠係合部分の2〜2.5mmの高さは、この実施形態においては、歯科インプラントに加わる力を支えるために適しており、また、橋脚歯部材歯冠係合部分のところで1つまたはそれ以上の回転止めの配置を容易にするためにも適している。
図1〜2bでわかるように、橋脚歯部材3の、患者の口腔内に移植したときに歯肉15の歯冠側に位置するようにした部分はわずかに角があるかまたはわずかにテーパ状にしてある。この角形成は、たとえば、6度であるとよい。図1〜2でわかるように、橋脚歯ねじ4は、また、歯冠方向にテーパ状の円錐形状を有する。橋脚歯ねじ4は、少なくとも、橋脚歯部材3の外側に延びている部分の一部をテーパ状にしてある。この角形成は、たとえば4〜8度であるとよい。これらの角形成の目的は、互いに並べていくつかの歯科インプラントを設置することができるようにすることにある。すなわち、いくつかの歯と交換するときに、たとえば歯冠側構成要素を装着したり、取り外したりする間各歯科インプラントに固着しようとしている歯冠側構成要素が互いに、または周囲の歯と衝突することなく、互いに並んでいくつかの歯科インプラントを設置することができるようにすることにある。
橋脚歯部材3のわずかに角のある部分の下方において、橋脚歯部材3は、スナップオン特性として機能するノッチ12を備えている。歯冠側構成要素は、このノッチに対応する部分を備えており、したがって、歯科インプラントに歯冠側構成要素を装着するときに、歯冠側構成要素が歯科インプラントによって保持される。ノッチ12、すなわちスナップオン特性は、橋脚歯ねじの歯冠側の部分9、すなわち橋脚歯ねじの、歯科インプラントの組み立て済みの状態において橋脚歯部材の歯冠側に延びる部分に配置してもよい。
橋脚歯部材3の、歯冠側構成要素と接触状態にある部分は、保持能力を向上させるためにサンドブラスト加工してもよい。すなわち、橋脚歯部材3の部分の摩擦を増大させてもよい。橋脚歯部材3の保持能力または摩擦を増大させる他の手段として、歯冠側構成要素と接触状態にある橋脚歯部材3の部分にぎざぎざを設けたり、それをエッチング加工したり、それに溝を設けたりすることが可能である。図2aでもわかるように、橋脚歯部材は、取付けられた歯冠側構成要素が回転するのを防ぐための画成された回転止め20を備える。この実施形態においては、回転止めは、橋脚歯部材の歯冠側の部分に設けたくぼみによって得られる。歯冠側構成要素の内面に配置した突起を、組み立て時にくぼみ内に嵌合させることができる。それによって、歯冠側構成要素が、歯科インプラントに対して回転するのを防ぐか、または少なくとも妨げる。
図2bでわかるように、橋脚歯部材3の周面は、この実施形態では、楕円形である。こうした理由は、歯冠側構成要素を橋脚歯部材3に対して、したがって、固定具部材1に対して回転しないように抑えるか、またはその回転を防ぐことにある。しかしながら、橋脚歯部材3が楕円形の外形を有することは必須ではない。たとえば、三角形、正方形または矩形の外形も、歯冠側構成要素が橋脚歯部材3に対して回転するのを防ぐ助けとなる。
橋脚歯ねじ4の直径、および歯科インプラントの寸法は、患者の顎骨においてそれが移植されるべき場所に依存する。したがって、橋脚歯ねじ4の直径、その結果として橋脚歯部材3を通す穴の直径は、ほぼ1.5〜5mmの範囲で変わる可能性がある。
本発明の概念に従って歯科インプラントを移植する場合、まず、固定具部材を患者の顎骨のボアホール内に挿入する。その後、橋脚歯部材3の六角形の下方部分を固定具部材の対応する開口内に挿入し、それが固定具部材5に対して回転しないように錠止することになる。その後、橋脚歯ねじ4を、橋脚歯部材3を通して延びるボア17内に挿入する。その後、操作者は、ノッチ13を利用して、橋脚歯ねじ4の下方部分を固定具部材5の対応する部分に螺合させる。その後、歯冠側構成要素を、橋脚歯構造2に装着し、固着することができる。
本発明を図示実施形態を参照しながら説明してきたが、本発明が添付する特許請求の範囲内で種々の異なったやり方で変更可能であることはいうまでもない。

Claims (53)

  1. セメント剤保持の歯冠側構成要素を支持するための歯科インプラント(1)であって、該インプラントの根尖側の骨接触部を形成する固定具部材(5)と、上記インプラントの歯冠側構成要素支持部を形成する橋脚歯部材(3)と、橋脚歯ねじ(4)とを含み、ここで上記橋脚歯部材(3)は、上記歯科インプラント(1)の組立て済みの状態において、上記橋脚歯ねじ(4)によって上記固定具部材(5)に固定されるように配置され、そしてここで上記橋脚歯ねじの歯冠側端部の部分(9)が、上記組立て済みの状態において、上記橋脚歯部材(3)の歯冠側端部の部分の歯冠側に位置するように配置される、上記歯科インプラント。
  2. 歯科インプラントであって、該インプラント(1)の根尖側の骨接触部を形成する固定具部材(5)と、上記インプラントの歯冠側構成要素支持部を形成する橋脚歯部材(3)と、略円筒形の歯冠側の部分(14)を含む橋脚歯ねじ(4)とを含み、ここで上記橋脚歯部材(3)が、上記歯科インプラント(1)の組み立て済みの状態において、上記橋脚歯ねじ(4)によって上記固定具部材(5)に固定されるように配置され、そしてここで上記橋脚歯ねじ(4)の歯冠側端部の部分(9)が、上記組み立て済みの状態において、上記橋脚歯部材(3)の歯冠側端部の部分の歯冠側に位置するように配置される歯科インプラント。
  3. 歯科インプラントであって、該インプラントの根尖側の骨接触部を形成する固定具部材(5)と、上記歯科インプラントの歯冠側構成要素支持部を形成する橋脚歯部材(3)と、橋脚歯ねじ(4)とを含み、ここで上記橋脚歯部材(3)が、上記歯科インプラント(1)の組み立て済みの状態において、上記橋脚歯ねじ(4)によって上記固定具部材(5)に固定されるように配置され、そしてここで、上記橋脚歯ねじ(4)が、該橋脚歯ねじ(4)の歯冠側端部表面(16)に配置された駆動手段(13)を含み、ここで上記歯冠側端部表面(16)が、上記橋脚歯ねじ(4)の軸線方向に対してほぼ垂直であり、そしてここで上記橋脚歯ねじ(4)の歯冠側端部の部分(9)が、上記組み立て済みの状態において、上記橋脚歯部材(3)の歯冠側端部の部分の歯冠側に位置するように配置される、上記歯科インプラント。
  4. 橋脚歯ねじ(4)が、該橋脚歯ねじ(4)の歯冠側端部表面(16)に配置される駆動手段(13)を含み、そしてここで上記歯冠側端部表面(16)が、上記橋脚歯ねじ(4)の軸線方向に対してほぼ垂直である、請求項1または2に記載の歯科インプラント。
  5. 歯科インプラント(1)がセメント剤保持の歯冠構成要素を支持するように適合されている、請求項2〜4のいずれか1項に記載の歯科インプラント。
  6. 橋脚歯ねじ(4)がほぼ円筒形の歯冠側の部分(14)を含む、請求項1、3、4、5のいずれか1項に記載の歯科インプラント。
  7. 橋脚歯ねじ(4)の駆動手段が、少なくとも1つのノッチ(13)を含む、請求項3〜6のいずれか1項に記載の歯科インプラント。
  8. 橋脚歯ねじ(4)の歯冠側端部の部分(9)が歯科インプラント(1)の歯冠側端部の部分を形成する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の歯科インプラント。
  9. 橋脚歯ねじ(4)の、橋脚歯部材(3)の歯冠側に延びている歯冠側端部の部分(9)が、歯冠側構成要素を支持するように配置される、請求項1〜8のいずれか1項に記載の歯科インプラント。
  10. 橋脚歯部材(3)の少なくとも一部が、少なくとも歯科インプラント(1)の歯冠側にテーパ状の円錐形状を有する、請求項1〜9のいずれか1項に記載の歯科インプラント。
  11. 橋脚歯ねじ(4)の少なくとも一部が、少なくとも歯科インプラント(1)の歯冠側にテーパ状の円錐形状を有する、請求項1〜10のいずれか1項に記載の歯科インプラント。
  12. 橋脚歯部材(3)が、該橋脚歯部材(3)の軸線方向に延びている内部ボア(17)を備えており、ここで該ボア(17)がテーパ部(7)を備え、このテーパ部が上記橋脚歯部材(3)の根尖側の方向にテーパ状である、請求項1〜11のいずれか1項に記載の歯科インプラント。
  13. 橋脚歯ねじ(4)が、歯科インプラント(1)の組み立て済みの状態において、橋脚歯部材(3)および固定具部材(5)のそれぞれに配置したボア内に延びる、請求項1〜12のいずれか1項に記載の歯科インプラント。
  14. 橋脚歯部材(3)または橋脚歯ねじ(4)が、歯冠側構成要素と係合するように配置したスナップ式取付具(12)を備えている、請求項1〜13のいずれか1項に記載の歯科インプラント。
  15. 歯冠側構成要素を支持することを目的とする橋脚歯部材(3)の少なくとも一部が、該橋脚歯部材(3)の保持能力を向上させる手段(24)を備えている、請求項1〜14のいずれか1項に記載の歯科インプラント。
  16. 橋脚歯部材(3)が、取付けられた歯冠側構成要素が回転するのを防ぐ1つまたはそれ以上の回転止め(20)を備えている、請求項1〜15のいずれか1項に記載の歯科インプラント。
  17. 歯冠側構成要素を支持することを目的とする橋脚歯部材(3)の外周の少なくとも一部が、非円形の外形を有する、請求項1〜16のいずれか1項に記載の歯科インプラント。
  18. 歯科インプラントの組み立て済みの状態において橋脚歯部材(3)の歯冠端部の部分の歯冠側に延びている橋脚歯ねじの歯冠側端部の部分(9)が、1〜7mmの軸線方向長さを有する、請求項1〜17のいずれか1項に記載の歯科インプラント。
  19. 橋脚歯部材(3)の、使用中歯科インプラント(1)に取り付けられた歯冠側構成要素と接触状態にある可能性のある部分(21)が、1〜5mmの軸線方向長さを有する、請求項1〜18のいずれか1項に記載の歯科インプラント。
  20. 橋脚歯部材(3)の、使用中歯科インプラント(1)に取り付けられた歯冠側構成要素と接触状態にある可能性のある部分(21)が、2〜2.5mmの軸線方向長さを有する、請求項1〜19のいずれか1項に記載の歯科インプラント。
  21. 使用中歯冠側構成要素と接触状態にある可能性があり、それを支持する橋脚歯部材(3)の部分および橋脚歯ねじ(4)の部分の全長(22)が、軸線方向に3〜8mmである、請求項1〜20のいずれか1項に記載の歯科インプラント。
  22. 橋脚歯ねじ(4)の歯冠側端部の部分(9)が、歯科インプラント(1)の組み立て済みの状態において、橋脚歯部材(3)の歯冠側端部の部分(18)の歯冠側に少なくともに1mm延びている、請求項1〜21のいずれか1項に記載の歯科インプラント。
  23. 橋脚歯部材(3)の軸線方向に延びているボア(17)の直径が1.5〜5mmである、請求項1〜22のいずれか1項に記載の歯科インプラント。
  24. 橋脚歯部材(3)の軸線方向に延びているボア(17)の直径が2〜4mmである、請求項1〜23のいずれか1項に記載の歯科インプラント。
  25. 患者の口腔内の歯冠側構成要素を支持するための、請求項1〜24のいずれか1項に記載の歯科インプラント(1)の使用。
  26. セメント剤保持の歯冠構成要素を支持するように適合されている歯科インプラント(1)で使用するための橋脚歯構造であって、該橋脚歯構造(2)は、上記インプラントの固定具部材(5)によって支持されるように適合されており、上記橋脚歯構造(2)は、少なくとも、橋脚歯部材(3)および橋脚歯ねじ(4)を含み、ここで上記橋脚歯部材(3)は、上記橋脚歯ねじ(4)によって上記固定具部材(5)に固定されるように適合されており、そしてここで上記橋脚歯部材(3)は、該橋脚歯部材(3)が上記橋脚歯ねじ(4)によって上記固定具部材(5)に固定されたときに、上記橋脚歯ねじ(4)の歯冠側端部の部分(9)が上記橋脚歯部材(3)の歯冠側端部の部分(18)の歯冠側に位置することになるように軸線方向延長部を有する、上記橋脚歯構造。
  27. 歯科インプラント(1)で使用するための橋脚歯構造であって、該橋脚歯構造(2)は、上記インプラントの固定具部材(5)によって支持されるように適合されており、上記橋脚歯構造(2)は、少なくとも、橋脚歯部材(3)および橋脚歯ねじ(4)を含み、ここで上記橋脚歯部材(3)は、上記橋脚歯ねじ(4)によって上記固定具部材(5)に固定されるように適合されており、ここで上記橋脚歯ねじ(4)は略円筒形の歯冠側部分(14)を含み、そしてここで上記橋脚歯部材(3)は、該橋脚歯部材(3)が上記橋脚歯ねじ(4)によって上記固定具部材(5)に固定されたときに、上記橋脚歯ねじ(4)の歯冠側端部の部分(9)が上記橋脚歯部材(3)の歯冠側端部の部分(18)の歯冠側に位置することになるように軸線方向延長部を有する、上記橋脚歯構造。
  28. 歯科インプラント(1)を使用するための橋脚歯構造であって、該橋脚歯構造(2)は、上記インプラントの固定具部材(5)によって支持されるように適合されており、上記橋脚歯構造(2)は、少なくとも、橋脚歯部材(3)および橋脚歯ねじ(4)を含み、ここで上記橋脚歯部材(3)は、上記橋脚歯ねじ(4)によって上記固定具部材(5)に固定されるように適合されており、ここで上記橋脚歯ねじ(4)は、該橋脚歯ねじ(4)の歯冠側端部表面(16)に配置された駆動手段(13)を含み、ここで上記橋脚歯ねじ(4)の上記歯冠側端部表面(16)は、該橋脚歯ねじ(4)の軸線方向に対してほぼ垂直であり、そしてここで上記橋脚歯部材(3)は、該橋脚歯部材(3)が上記橋脚歯ねじ(4)によって上記固定具部材(5)に固定されたときに、上記橋脚歯ねじ(4)の歯冠側端部の部分(9)が上記橋脚歯部材(3)の歯冠側端部の部分(18)の歯冠側に位置することになるように軸線方向延長部を有する、上記橋脚歯構造。
  29. 橋脚歯ねじ(4)が、該橋脚歯ねじ(4)の歯冠側端部表面(16)に配置された駆動手段(13)を含み、そしてここで上記歯冠側端部表面(16)が、上記橋脚歯ねじ(4)の軸線方向に対してほぼ垂直である、請求項26または27に記載の橋脚歯構造。
  30. 橋脚歯構造が、セメント剤保持の歯冠側構成要素を支持することを目的とする、請求項27〜29のいずれか1項に記載の橋脚歯構造。
  31. 橋脚歯ねじ(4)がほぼ円筒形の歯冠側部分(14)を含む、請求項26、28、29、30のいずれか1項に記載の橋脚歯構造。
  32. 橋脚歯ねじ(4)の駆動手段によって、橋脚歯部材(3)が固定具部材(5)に固定されるように適合されており、この駆動手段が、少なくとも1つのノッチ(13)を含む、請求項28〜31のいずれか1項に記載の橋脚歯構造。
  33. 橋脚歯ねじ(4)の、組み立て済みの状態において橋脚歯部材(3)の歯冠側に延びる歯冠側端部の部分(9)が、歯冠側構成要素を支持するために配置される、請求項26〜32のいずれか1項に記載の橋脚歯構造。
  34. 橋脚歯部材(3)の少なくとも一部が、少なくとも該橋脚歯部材(3)の歯冠側にテーパ状である円錐形状を有する、請求項26〜33のいずれか1項に記載の橋脚歯構造。
  35. 橋脚歯ねじ(4)の少なくとも一部が、少なくとも該橋脚歯ねじ(4)の歯冠側にテーパ状である円錐形状を有する、請求項26〜34のいずれか1項に記載の橋脚歯構造。
  36. 橋脚歯部材(3)が、該橋脚歯部材(3)の軸線方向に延びる内部ボア(17)を備えており、ここで該ボアが、テーパ部(7)を備えており、このテーパ部が前記橋脚歯部材(3)の根尖側にテーパ状である、請求項26〜35のいずれか1項に記載の橋脚歯構造。
  37. 橋脚歯部材(3)が、該橋脚歯部材(3)のほぼ軸線方向に延びているボア(17)を含み、ここで該ボアが、橋脚歯ねじ(4)を受け入れるようになっている、請求項26〜36のいずれか1項に記載の橋脚歯構造。
  38. 橋脚歯部材(3)または橋脚歯ねじ(4)が、歯冠側構成要素と係合できるように配置されたスナップ式取付具(12)を備えている、請求項26〜37のいずれか1項に記載の橋脚歯構造。
  39. 橋脚歯部材(3)の、歯冠側構成要素を支持することを目的とする少なくとも一部が、該橋脚歯部材(3)の保持能力を向上させる手段(24)を備えている、請求項26〜38のいずれか1項に記載の橋脚歯構造。
  40. 橋脚歯部材(3)が、取付けられた歯冠側構成要素が回転するのを防ぐための1つまたはそれ以上の回転止め(20)を備えている、請求項26〜39のいずれか1項に記載の橋脚歯構造。
  41. 歯冠側構成要素を支持することを目的とする橋脚歯部材(3)の外周の少なくとも一部が、非円形の外形を有する、請求項26〜40のいずれか1項に記載の橋脚歯構造。
  42. 歯科インプラントの組み立て済みの状態において橋脚歯部材(3)の歯冠側端部の部分の歯冠側に延びている、橋脚歯ねじの歯冠側端部の部分(9)が、1〜7mmの軸線方向長さを有する、請求項26〜41のいずれか1項に記載の橋脚歯構造。
  43. 橋脚歯部材(3)の、使用中歯科インプラント(1)に取り付けられた歯冠側構成要素と接触状態にある可能性のある部分(21)が、1〜5mmの軸線方向長さを有する、請求項26〜42のいずれか1項に記載の橋脚歯構造。
  44. 橋脚歯部材(3)の、使用中歯科インプラント(1)に取り付けられた歯冠構成要素と接触状態にある可能性のある部分(21)が、2〜2.5mmの軸線方向長さを有する、請求項26〜43のいずれか1項に記載の橋脚歯構造。
  45. 使用中歯冠側構成要素と接触状態にある可能性があり、それを支持する橋脚歯部材(3)の部分および橋脚歯ねじ(4)の部分の全長(22)が、軸線方向に3〜8mmである、請求項26〜44のいずれか1項に記載の橋脚歯構造。
  46. 橋脚歯ねじ(4)の歯冠側端部の部分(9)が、組み立て済みの状態において、橋脚歯部材(3)の歯冠側端部の部分(18)の歯冠側へ少なくともに1mm延びるように配置される、請求項26〜45のいずれか1項に記載の橋脚歯構造。
  47. 橋脚歯部材(3)の軸線方向に延びているボア(17)の直径が1.5〜5mmである、請求項26〜46のいずれか1項に記載の橋脚歯構造。
  48. 橋脚歯部材(3)の軸線方向に延びているボア(17)の直径が2〜4mmである、請求項26〜47のいずれか1項に記載の橋脚歯構造。
  49. 患者の口腔内の歯冠側構成要素を支持するための、請求項26〜48のいずれか1項に記載の橋脚歯構造(2)の使用。
  50. 歯科インプラントを移植する方法であって、
    −固定具部材(5)が上記歯科インプラントの根尖側の骨接触部を形成するように、上記固定具部材(5)を少なくとも部分的に骨内に挿入すること;
    −橋脚歯部材(3)が上記固定具部材(5)によって支持され、該固定具部材(5)の歯冠側に延びるような様式で、上記固定具部材(5)に対して上記橋脚歯部材(3)を配置すること;
    −橋脚歯ねじ(4)の歯冠側端部の部分(9)が上記橋脚歯部材(3)の歯冠側端部の部分(18)の歯冠側に位置するような様式で、上記橋脚歯ねじ(4)によって上記橋脚歯部材(3)を上記固定具部材(5)に固定すること;
    −上記橋脚歯部材(3)および上記橋脚歯ねじ(4)の上記歯冠側に延びる部分(9)によって支持される歯冠側構成要素を患者の口腔内に配置すること;および
    −該歯冠側構成要素を上記歯科インプラントにセメント剤によって保持すること;
    の工程を含む、上記方法。
  51. 歯科インプラント(1)を移植する方法であって、
    −固定具部材(5)が、上記歯科インプラント(1)の根尖側の骨接触部を形成するように、上記固定具部材(5)を少なくとも部分的に骨内に挿入すること;
    −橋脚歯部材(3)が上記固定具部材(5)によって支持され、上記固定具部材(5)の歯冠側に延びるような様式で、上記固定具部材(5)に対して上記橋脚歯部材(3)を配置すること;
    −橋脚歯ねじ(4)の歯冠側端部の部分(9)が上記橋脚歯部材(3)の歯冠側端部の部分(18)の歯冠側に位置するような様式で略円筒形の歯冠側端部の部分(14)を含む橋脚歯ねじ(4)によって上記固定具部材(5)に上記橋脚歯部材(3)を固定すること;
    の工程を含む、上記方法。
  52. 歯科インプラント(1)を移植する方法であって、
    −固定具部材(5)が、上記歯科インプラント(1)の根尖側の骨接触部を形成するように固定具部材(5)を少なくとも部分的に骨内に挿入すること;
    −橋脚歯部材(3)が上記固定具部材(5)によって支持され、該固定具部材(5)の歯冠側に延びるような様式で、上記固定具部材(5)に対して橋脚歯部材(3)を配置すること;
    −橋脚歯ねじ(4)の歯冠側端部の部分(9)が上記橋脚歯部材(3)の歯冠側端部の部分(18)の歯冠側に位置するような様式で橋脚歯ねじ(4)を締め付けることによって上記固定具部材(5)に上記橋脚歯部材(3)を固定すること;
    を含み、
    ここで上記橋脚歯ねじ(4)は、該橋脚歯ねじ(4)の歯冠側端部表面(16)に配置された駆動手段(13)を有し、そしてここで上記歯冠側端部表面(16)が、上記橋脚歯ねじ(4)の軸線方向に対してほぼ垂直である、上記方法。
  53. さらに、
    −橋脚歯部材(3)および橋脚歯ねじ(4)の歯冠側に延びる部分(9)によって支持される、歯冠側構成要素を患者の口腔内に配置すること;および
    −該歯冠側構成要素をセメント剤によって歯科インプラント(1)に対して保持すること;
    を含む、請求項51または52に記載の方法。
JP2009552186A 2007-03-06 2008-03-03 歯科インプラント、橋脚歯構造および歯科インプラントを移植する方法 Abandoned JP2010519995A (ja)

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