JP6639286B2 - 貫通固定される多数の義歯 - Google Patents

貫通固定される多数の義歯 Download PDF

Info

Publication number
JP6639286B2
JP6639286B2 JP2016051774A JP2016051774A JP6639286B2 JP 6639286 B2 JP6639286 B2 JP 6639286B2 JP 2016051774 A JP2016051774 A JP 2016051774A JP 2016051774 A JP2016051774 A JP 2016051774A JP 6639286 B2 JP6639286 B2 JP 6639286B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dentures
fixing screw
bore
fixed
screw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016051774A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016171997A (ja
Inventor
リチャード,エルベ
Original Assignee
アンソジール
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アンソジール filed Critical アンソジール
Publication of JP2016171997A publication Critical patent/JP2016171997A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6639286B2 publication Critical patent/JP6639286B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C8/00Means to be fixed to the jaw-bone for consolidating natural teeth or for fixing dental prostheses thereon; Dental implants; Implanting tools
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C8/00Means to be fixed to the jaw-bone for consolidating natural teeth or for fixing dental prostheses thereon; Dental implants; Implanting tools
    • A61C8/0048Connecting the upper structure to the implant, e.g. bridging bars
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C8/00Means to be fixed to the jaw-bone for consolidating natural teeth or for fixing dental prostheses thereon; Dental implants; Implanting tools
    • A61C8/0048Connecting the upper structure to the implant, e.g. bridging bars
    • A61C8/005Connecting devices for joining an upper structure with an implant member, e.g. spacers
    • A61C8/0068Connecting devices for joining an upper structure with an implant member, e.g. spacers with an additional screw
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C8/00Means to be fixed to the jaw-bone for consolidating natural teeth or for fixing dental prostheses thereon; Dental implants; Implanting tools
    • A61C8/0018Means to be fixed to the jaw-bone for consolidating natural teeth or for fixing dental prostheses thereon; Dental implants; Implanting tools characterised by the shape
    • A61C8/0031Juxtaosseous implants, i.e. implants lying over the outer surface of the jaw bone
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C8/00Means to be fixed to the jaw-bone for consolidating natural teeth or for fixing dental prostheses thereon; Dental implants; Implanting tools
    • A61C8/0048Connecting the upper structure to the implant, e.g. bridging bars
    • A61C8/005Connecting devices for joining an upper structure with an implant member, e.g. spacers
    • A61C8/0069Connecting devices for joining an upper structure with an implant member, e.g. spacers tapered or conical connection
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C8/00Means to be fixed to the jaw-bone for consolidating natural teeth or for fixing dental prostheses thereon; Dental implants; Implanting tools
    • A61C8/0048Connecting the upper structure to the implant, e.g. bridging bars
    • A61C8/0075Implant heads specially designed for receiving an upper structure
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C8/00Means to be fixed to the jaw-bone for consolidating natural teeth or for fixing dental prostheses thereon; Dental implants; Implanting tools
    • A61C8/0093Features of implants not otherwise provided for
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C8/00Means to be fixed to the jaw-bone for consolidating natural teeth or for fixing dental prostheses thereon; Dental implants; Implanting tools
    • A61C8/001Multiple implanting technique, i.e. multiple component implants introduced in the jaw from different directions
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C8/00Means to be fixed to the jaw-bone for consolidating natural teeth or for fixing dental prostheses thereon; Dental implants; Implanting tools
    • A61C8/0048Connecting the upper structure to the implant, e.g. bridging bars
    • A61C8/005Connecting devices for joining an upper structure with an implant member, e.g. spacers
    • A61C8/0069Connecting devices for joining an upper structure with an implant member, e.g. spacers tapered or conical connection
    • A61C8/0072Connecting devices for joining an upper structure with an implant member, e.g. spacers tapered or conical connection including male and female conical parts with different angles

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Dental Prosthetics (AREA)

Description

本発明は、歯科インプラント学の分野に関し、具体的には、複数の歯科インプラント(dental implant)に取り付けられ且つ固定されることが意図される貫通固定型の多数の人工器官(prosthesis)を用いた歯列弓からの歯の損失の治療に関する。
インプラントに支持される貫通固定型の多数の人工器官は、幾つかの義歯(dental prosthesis)を形成するために、患者の上顎骨又は下顎骨内に移植される幾つかの歯科インプラントに固定されることによって患者の歯列弓の上に載ることが意図される。人工器官は、人工器官を貫通するネジを固定することによってインプラントに固定され、各ネジはそれぞれのインプラントを貫通固定し、故に、「貫通固定される人工器官」(“transfixed prosthesis”)及び「貫通固定ネジ」(“transfixing screw”)と表現する。必要であれば、例えば、修理のために、人工器官を取り外し得なければならない。
機械的な安定性に関連する理由のために、特に上顎骨又は下顎骨内のインプラントの保持に関連する理由のために、インプラントは、互いに対して斜めの軸方向に向けられ、それらの軸方向は、歯列弓の一般表面に対して概ね斜めである。
互いに対するインプラントの斜めの向きの故に、角度付きアバットメント(abutment)が頻繁に用いられる。角度付きアバットメントは、第1の軸方向においてインプラントに取り付けられることが意図される中間部品であり、第1の方向とある角度を形成する第2の軸方向に向けられる内ネジ山付き空洞を有する。内ネジ山付き空洞は、第2の軸方向において貫通固定ネジを受け入れる。アバットメントの使用は、開業医が操作する部品の数を増大させ、彼の作業を大いに複雑化させる。なぜならば、アバットメントは、精密な高さ、角度及び向きを有する必要があるからである。
その上、貫通固定される多数の義歯が口内に正しく適合されるのを保証するために、並びに、開業医がそれを固定する前にその適切性を確認するのを可能にするために、義歯が患者の歯列弓の上に配置されるステップで開始することが必要である。この配置の間、貫通固定される多数の義歯が患者の歯列弓の上に配置されるまで、開業医が彼の口内への並進によって貫通固定される多数の義歯を挿入するのを可能にするために、患者は可能な限り彼の口を開ける。次に、開業医は、異なる貫通固定ネジを、義歯に形成されるボア内に挿入しなければならない。しかしながら、貫通固定ネジは極めて小さい寸法を有し、それはそれらを操作するのを困難にする。従って、ネジが開業医から逃れて患者の口内に落ちる危険性があり、患者がそれを飲み込む可能性を伴う。これは例えば特許文献1において当て嵌まり、それは請求項1に係る発明の前文に従った多数の義歯を記載する。
貫通固定ネジを操作することによって提起される危険性を制限するために、出願人は、義歯内に形成されるボア内に捕らえられた状態にする貫通固定ネジを着想した。その場合、貫通固定ネジは、義歯が患者の口内に導入される前に義歯に剛的に接続される。この場合、貫通固定ネジのネジ山付きシャンクは、貫通固定ネジが挿入されるボアから、恒久的に義歯より下に少なくとも部分的に突出する。貫通固定される多数の義歯を患者の歯列弓の上に配置する観点から、開業医が貫通固定される多数の義歯を並進によって患者の口内に導入するときに、この恒久的な突出は、患者の口を開き得る限定的な程度と相俟って、ネジのネジ山付きシャンクと義歯との間の高い干渉(conflict)の危険性を提起する。しかしながら、(インプラントに対して当接するネジのネジ山付きシャンクによる)干渉の事態には、(極めて小さい寸法の)貫通固定ネジのネジ切りが損傷させられる危険性がある。損傷させられた貫通固定ネジは、それと一致して位置付けられる歯科インプラント内にもはや螺入され得ないか、或いはそれは歯科インプラント内に不正確に螺入されることがある。損傷させられた貫通固定ネジは、歯科インプラント内に螺入される間に壊れることさえもあるし、或いはそれはそれを受け入れる歯科インプラントの内ネジ山付き部分を損傷させることもあり、それは外傷性である。なぜならば、歯科インプラントは既にオッセオインテグレーテッド(osseointegrated)されており、貫通固定ネジの壊れたネジ山付き部分を取り除くために或いは歯科インプラントを交換するために、その除去は殆ど考えられないからである。
特許文献2は、専ら一体成形義歯に関し、より具体的には、固定ネジを用いた歯科インプラント上でのアバットメントの固定を記載しており、固定ネジは歯科当接物のボア内に捕らえられて保持される(held captive)。固定ネジは歯科アバットメントのボアから恒久的に突出する。
欧州特許出願公開第2223667A1号明細書 米国特許第6663388B1号明細書
本発明が取り組む課題は、開業医による操作の危険性を制限し且つ損傷の危険性を制限するインプラントへの接続の手段の助けを得て、インプラント上に支持される、貫通固定される多数の義歯の最適で取り外し可能な固定を許容することである。
これらの目的及び他を達成するために、本発明は、幾つかの貫通固定ネジを用いて複数の歯科インプラントに取り付けられ且つ固定されることが意図される貫通固定される多数の義歯であって、各貫通固定ネジは、それぞれの歯科インプラントへのネジ込みによって受け入れられることが意図されるネジ山付き部分を備えるシャンクを有する、貫通固定される多数の義歯を提案する。本発明によれば、
− 各貫通固定ネジは、貫通固定される多数の義歯に形成され且つそれぞれの軸方向に沿って延びるそれぞれのボア内に捕らえられて保持され、
− 各捕捉的な貫通固定ネジは、それぞれのボアの軸方向について回転において移動可能であり、且つ引込位置と少なくとも1つのネジ込み位置との間でそれぞれのボアの軸方向に沿って並進において移動可能であり、
− 引込位置において、貫通固定ネジのネジ山付き部分のネジ切りは、貫通固定ネジが捕らえられて保持されるそれぞれのボアから突出せず、
− ネジ込み位置において、貫通固定ネジのネジ山付き部分のネジ切りは、貫通固定ネジが捕らえられて保持されるそれぞれのボアから少なくとも部分的に突出する。
患者の口内への貫通固定される多数の義歯の導入中に、貫通固定ネジが歯科インプラントによって形成される障害物(又は患者の隣接する歯)と干渉するようになるならば、貫通固定ネジは、障害物から逃れるために、引込位置に移動し得る。実際には、開業医が、患者の口内への貫通固定される多数の義歯の導入中に、貫通固定ネジと歯科インプラントによって形成される障害物(又は隣接する歯)との間で起こりそうな干渉の徴である、僅かな抵抗を感知するならば、障害物が克服されるよう引込位置への貫通固定ネジの動きを引き起こすには、上顎骨又は下顎骨に向かう並びに上顎骨又は下顎骨から離れる低い振幅の適度の往復式の並進動作で十分である。その場合、開業医は、貫通固定される多数の義歯が患者の歯列弓の上に配置されるまで、患者の口内への貫通固定される多数の義歯の導入を続け得る。
有利には、以下のことを提供し得る。
− 各貫通固定ネジのシャンクは、ネジ山付き部分から続く遠位中心化部分において終端し、
− 遠位中心化部分は、その寸法が前記ネジ山付き部分から離れる方向において減少する断面を有し、
− 引込位置において、貫通固定ネジは、貫通固定ネジがその中心化部分の全部又は一部を介して捕らえらて保持される、ボアから突出する。
障害物を横方向に圧迫するとき、そのような中心化部分の形状は、貫通固定ネジをその引込位置に向かって移動させる傾向を有する力の出現を引き起こす。その上、そのような中心化部分は、歯科インプラント内への正しいネジ込みを促進するために、貫通固定ネジを歯科インプラントに対して適切に中心化することを可能にする。
好ましくは、中心化部分は、実質的に円錐形又は切頭円錐形であり得る。
有利には、以下のことを提供し得る。
− 貫通固定ネジのネジ山付き部分のネジ切りは、第1のネジ切り部分を有し、貫通固定ネジのネジ山付き部分のネジ切りは、第1のネジ切り部分から続き且つ中心化部分まで延びる第2のネジ切り部分を有し、
− 第1のネジ切り部分は、一定の外径を有し、
− 第2のネジ切り部分は、中心化部分の方向において減少する外径を有する。
その外径が中心化部分の方向において減少する、第2のネジ切り部分は、それと一致して位置付けられるインプラントの内ネジ山付き部分内により進行的に係入する。
好ましくは、貫通固定ネジのネジ山付き部分のネジ切りは、少なくとも2つのネジ山、好ましくは、3つのネジ山を有し得る。よって、満足な値の保持力によって歯科インプラントに保持されることによって、ネジが歯科インプラント内に係入するのを保証するために、開業医は、ネジに対してより少ないネジ込み回転を適用しなければならない。その上、貫通固定ネジのネジ込みのコース(course)も、貫通固定ネジが満足な値の保持力によって歯科インプラントに保持されることによって歯科インプラント内に係入するよう更に減少させられ、それは貫通固定ネジの軸方向の大きさを更に限定することを可能にし、患者の口内への義歯の導入を容易化することに寄与する。
本発明の第1の特定の実施態様では、以下のことを有利に提供し得る。
− 貫通固定ネジは、拡径部を備える部分を有し、拡径部の寸法よりも小さい寸法を備える外側断面を有する貫通固定ネジ部分が、拡径部から延び、
− 各貫通固定ネジは、固定部材を経由して(固定部材によって)そのそれぞれのボア内に捕らえられて保持され、
固定部材は、同時に、
− 貫通固定される多数の義歯のそれぞれのボアに形成される内側周辺シート内に少なくとも部分的に係入し、
− 拡径部の下に並びに貫通固定ネジ部分の周りに、拡径部の寸法よりも小さい寸法を備える外側断面を有する。
よって、ネジは極めて簡単な形状を有し、ネジが低コストで製造されるのを可能にする。
本発明の第1の特定の実施態様では、それぞれのボアに形成される内側周辺シート及び/又は拡径部の寸法よりも小さい寸法を備える外側断面を有する貫通固定ネジ部分が、内側周辺シート内に係入する固定部材の部分の高さよりも大きい軸方向における高さを有するという事実によって、その引込位置とネジ込み位置との間の貫通固定ネジの並進を可能にし得る。
本発明の第1の特定の実施態様の第1の変形では、以下のことを提供し得る。
− 固定部材は、径方向スリットを備える保持リングであり、
− 内側周辺シートは、ボアの軸方向に対して径方向に延びる環状溝である。
本発明の第1の特定の実施態様の第2の変形では、以下のことを提供し得る。
− 固定部材は、中心軸について回転の対称性を有し且つ近位端と遠位端との間で中心軸に沿って延びる、環状リングを含み、
− 固定部材は、環状リングの遠位端に接合される第1の端と第2の自由端との間で、円弧において展開する少なくとも1つの角度部分(角張った部分)を含み、
− 少なくとも1つの角度部分は、少なくとも1つの突出位置に弾性的に恒久的に戻される、少なくとも1つの突出位置と引込位置との間で、中心軸に対して垂直な横断平面において、その第1の端から部分的に移動可能であり、
− 引込位置において、少なくとも1つの角度部分は、環状リングの外側円筒形表面を続けるシリンダの容積内に含められ、
− 突出位置において、少なくとも1つの角度部分の第2の自由端は、環状リングの外側円筒形表面を続けるシリンダの容積を越えて延びる。
本発明の第1の特定の実施態様の第2の変形では、内側周辺シートがボアの軸方向に対して径方向に延びる少なくとも1つの角溝部分を有することを有利に提供し得る。この種の内側周辺シートは、内側周辺シートを製造するために義歯内で径方向に利用可能な空間が特定の径方向において限定されるときに特に有用である。
代替的に、内側周辺シートは、ボアの軸方向に対して径方向に延びる環状溝であり得る。
本発明の第2の特定の実施態様では、貫通固定ネジが、圧縮可能な保持リングを経由して、好ましくは、径方向スリットを用いて、同時に、貫通固定ネジに形成される外側周辺溝内に係入し且つそれぞれのボアに形成される内側周辺溝内に係入する、そのそれぞれのボア内に並進において維持され且つ回転可能に取り付けられることを有利に提供し得る。
本発明のこの第2の特定の実施態様では、それぞれのボアに形成される内側周辺溝及び/又は貫通固定ネジに形成される外側周辺溝がそれぞれのボアに形成される内側周辺溝に係入する保持リングの高さよりも高い軸方向における高さを有するという事実によって、その引込位置とネジ込み位置との間の貫通固定ネジの並進を可能にし得る。
本発明の他の特徴によれば、貫通固定される多数の義歯を受け入れることが意図される遠位接続端と、患者の上顎骨又は下顎骨内に挿入されることが意図される近位固着端との間に延び、遠位接続端に至る盲内側ボアを含み、貫通固定ネジのネジ山付き部分を受け入れることが意図される第1の内ネジ山付き部分を含む、歯科インプラントが提案され、本発明によれば、第1の内ネジ山付き部分は、近位固着端の方向において盲内側ボアのオリフィスから延びる。
そのような歯科インプラントは、上述のような貫通固定される多数の義歯との組み合わせにおいて、歯科アセンブリを形成する。
第1の内ネジ山付き部分は、近位固着端の方向において盲内側ボアのオリフィスから延びるので、インプラントが患者の上顎骨又は下顎骨内に挿入されるときに、インプラントがより少ない程度に突出するよう、インプラントの全長を減少させ得る。これは貫通固定ネジとの貫通固定される義歯の、より具体的には、貫通固定される多数の義歯の干渉の危険性を効果的に制限する。その上、義歯の貫通固定ネジの全長も減少させ得る。なぜならば、貫通固定ネジは、歯科インプラント内にネジ込むことによって受け入れられるために、そのような大きな長さを有する必要がないからであり、それは干渉及び損傷の危険性を更に制限する。
有利には、歯科インプラントは、第1の内ネジ山付き部分を介して盲内側ボアのオリフィスからアクセス可能である、非円形断面を備えるネジ込みソケットを有し得る。
好ましくは、歯科インプラントは、第1の内ネジ山付き部分及びネジ込みソケットを介して盲内側ボアのオリフィスからアクセス可能であり、且つ第1の内ネジ山付き部分のネジ切り直径よりも小さいネジ切り直径を有する、第2の内ネジ山付き部分を有し得る。この第2の内ネジ山付き部分は、多数であろうが、単一であろうが、他の義歯を固定する、或いは歯科当接部さえも固定する、ネジを受け入れ得る。よって、歯科インプラントは幾つかの使用に適することができ、それは開業医が在庫として有する必要があるインプラントの数を限定する。
本発明の他の主題、構成及び利点は、添付の図面を参照する具体的な実施態様の後続の記載から明らかになるであろう。
複数の歯科インプラントに取り付けられ且つ固定される貫通固定される多数の義歯の第1の実施態様を示す斜視図である。 図1の貫通固定される多数の義歯を示す頂面図である。 図2に例示する断面平面A−Aで図1の貫通固定される多数の義歯を示す断面図である。 図2に例示する断面平面B−Bで図1の貫通固定される多数の義歯を示す断面図である。 図1の貫通固定される多数の義歯を受け入れることが意図される歯科インプラントの第1の変形を示す断面図である。 図5のインプラントに取り付けられ且つ固定される、図2に例示する断面平面A−Aで図1の貫通固定される多数の義歯を示す断面図である。 図2に例示する断面平面A−A及び図2に例示する断面平面B−Bに対して垂直な断面平面C−Cで図1の貫通固定される多数の義歯を示す断面図である。 貫通固定される多数の義歯の第1の実施態様において用いられる固定部材を示す斜視図である。 図8の固定部材を示す底面図である。 図8の固定部材を示す頂面図である。 貫通固定される多数の義歯の第1の実施態様において用いられる貫通固定ネジを示す側面図である。 図11の貫通固定ネジを示す底面図である。 貫通固定される多数の義歯の第2の実施態様において用いられる固定部材を示す斜視図である。 貫通固定される多数の義歯の第2の実施態様の第1の変形を示す断面図である。 貫通固定される多数の義歯の第2の実施態様の第1の変形を示す断面図である。 貫通固定される多数の義歯の第2の実施態様の第2の変形を示す断面図である。 貫通固定される多数の義歯の第2の実施態様の第2の変形を示す断面図である。 貫通固定される多数の義歯の第2の実施態様の第3の変形を示す断面図である。 貫通固定される多数の義歯の第2の実施態様の第3の変形を示す断面図である。 インプラントの第2の変形に取り付けられ且つ固定される、図2に例示する断面平面A−Aで図1の貫通固定される多数の義歯を示す断面図である。
図1及び2は、幾つかの貫通固定ネジ4を用いて歯科インプラント2及び3に取り付けられ且つ固定されることが意図される、貫通固定される多数の義歯1を描写している。歯科インプラント2及び3は、互いに対して斜めに向けられている。
義歯1の第1の実施態様が、図3、4、6及び7に例示されている。この実施態様では、図11及び12に例示されるような貫通固定ネジ4が用いられる。この貫通固定ネジ4は、図5により詳細に例示されるような歯科インプラント2又は3内にねじ込むことによって受け入れられることが意図される、ネジ山付き部分6を備えるシャンク5を有する。
貫通固定ネジ4は、貫通固定される多数の義歯1内に形成され且つ軸方向I−Iに延びるボア7内に捕らえられて保持されることが、図3及び4に見られる。貫通固定ネジ4は、軸方向I−Iについて回転において移動可能であり、引込位置(retracted position)(図3)と少なくとも1つのネジ込み位置(screwing position)(図4)との間で軸方向I−Iに沿って並進において移動可能である。
引込位置(図3)において、貫通固定ネジ4のネジ山付き部分6のネジ切り8は、貫通固定ネジ4を保持するボア7から突出しない。
ネジ込み位置(図4)において、貫通固定ネジ4のネジ山付き部分6のネジ切り8は、貫通固定ネジ4を捕らえて保持するそれぞれのボア7から少なくとも部分的に突出する。ボア7からの貫通固定ネジ4のこの突出は、貫通固定ネジ4が図5に例示される歯科インプラント2又は3内に受け入れられるのを可能にする。
歯科インプラント2又は3は、貫通固定される多数の義歯を受け入れることが意図される遠位接続端9と、患者の上顎骨又は下顎骨内に(ネジ込み(screwing)又は嵌入(impaction))によって挿入されることが意図される近位固着端10との間に延在する。歯科インプラント2又は3は、遠位接続端9に至る盲内側ボア11を含み、貫通固定ネジ4のネジ山付き部分6を受け入れることが意図される第1の内ネジ山付き部分12を含む。第1の内ネジ山付き部分12は、盲内側ボア11のオリフィス11aから近位固着端10の方向に延びる。歯科インプラント2又は3は、第1の内ネジ山付き部分12を介して盲内側ボア11のオリフィス11aからアクセス可能な、非変形(例えば、多角形)断面を備えるネジ込みソケット13も有する。歯科インプラント2又は3は、第1の内ネジ山付き部分12及びネジ込みソケット13を介して盲内側ボア11のオリフィス11aからアクセス可能な、第2の内ネジ山付き部分14も有する。貫通固定されてもされなくてもよい単一の又は多数の義歯の(直接的な又は歯科当接部を経由した)固定のために、図11及び12に例示される貫通固定ネジ4と異なる固定ネジ又は貫通固定ネジを受け入れるよう、第2の内ネジ山付き部分14は、第1の内ネジ山付き部分12のネジ切り直径よりも小さいネジ切り直径を有する。
貫通固定ネジ4は拡径部16を備える部分15を有し、拡径部の寸法よりも小さい寸法を備える外側断面を有する貫通固定ネジ部分17が拡径部から延びることが、図11及び12から分かるであろう。貫通固定ネジ4は固定部材18を経由してボア7内に捕らえられて保持され、固定部材18は、同時に、
− 貫通固定される多数の義歯1のボア7内に形成される内側周辺シート19内に少なくとも部分的に係入し、
− 拡径部16の下に並びに貫通固定ネジ部分17の周りに、拡径部16の寸法よりも小さい寸法を備える外側断面を有する、
ことが図3及び4から分かるであろう。
その引込位置とネジ込み位置との間の貫通固定ネジ4の動きを可能にするために、貫通固定ネジ部分17は、内側周辺シート19内に係入する固定部材18の部分の高さH2よりも大きい軸方向I−Iにおける高さH1を有する(図4)。ここで、高さH1は、固定部材18の全長H18よりも大きい。
代替的に又は追加的に、内側周辺シート19は、軸方向I−Iにおいて、高さH2よりも大きい高さH3を有し得る。
ボア7は、引込位置において貫通固定ネジ4の少なくとも部分を受け入れ得る隙間部分70を有する。
図3及び4において用いられる固定部材18は、図8乃至10においてより詳細に例示されている。これらの図面において、固定部材18は、中心軸II−IIについて対称的な回転を有し且つ近位端20aと遠位端20bとの間で中心軸II−IIに沿って延びる環状リング20を含む。固定部材18は、環状リング20の遠位端20bに接合される第1の端21a又は22aと第2の自由端21b又は22bとの間の円弧内に展開する2つの角度部分21及び22(角張った部分)を含む。角度部分21及び22は、突出位置に弾性的に恒久的に戻される、少なくとも1つの突出位置と引込位置との間の、中心軸II−IIに対して垂直な横断平面P1内で、それらの第1の端21a又は22aから部分的に移動可能である。引込位置は図10において破線によって例示されているのに対し、突出位置は図10において連続線によって例示されている。
引込位置において、角度部分21及び22は、環状リング20の外側円筒形表面を続けるシリンダC1の容積内に含められる。突出位置において、角度部分21及び22の第2の自由端21b及び22bは、環状リング20の外側円筒形表面を続けるシリンダC1の容積を越えて径方向に延びる。
固定部材18の角度部分21及び22は、図2に例示される断面平面A−A及びB−Bに対して垂直な断面平面C−C上の貫通固定される多数の義歯1の断面図である図7に例示されるように、内側周辺シート19内に受け入れられることが意図される。
内側周辺シート19は、ボア7の軸方向I−Iに対して径方向に延びる2つの角溝部分23及び24を有することが、図7から分かるであろう。図4に例示されるように、ボア7内に固定部材18を保持するために、角溝部分23及び24は、それぞれ、角度部分21及び22を受け入れる。
代替的に、図8乃至10に例示される固定部材18を受け入れることが意図される内側周辺シート19は、ボア7の軸方向I−Iに対して径方向に延びる環状溝であり得る。
図8乃至10に例示される固定部材18の代わりに、貫通固定ネジ4は、径方向スリット26を用いて弾性的に圧縮可能にされる保持リング25である、図13に例示される固定部材18を経由してボア7内に捕らえられて保持され得る。
図13に例示されるような固定部材が用いられる場合、その部分のための内側周辺シート19は、ボア7の軸方向I−Iに対して径方向に延びる環状溝の形態にある。
図14乃至19に例示されるような、貫通固定される多数の義歯1の第2の実施態様において、貫通固定ネジ4は、図13に例示されるような圧縮可能な保持リング25を経由してボア7内に回転可能に取り付けられ且つ並進において保持され得る。保持リング25は、この場合、径方向スリット26を用いて径方向に圧縮可能にされる。
図14乃至19において、保持リング25は、貫通固定ネジ4上に形成される外側周辺溝27内に並びにボア7内に形成される内側周辺溝28内に同時に係入する。
図14及び15に例示される第1の変形において、その引込位置とネジ込み位置との間で動く貫通固定ネジ4の並進能力は、ボア7内に形成される内側周辺溝28が、軸方向I−Iにおいて、ボア7内に形成される内側周辺溝28内に係入する保持リング25の高さH5よりも大きい高さH4を有するという事実によって許容される。
図16及び17に例示される変形において、その引込位置とネジ込み位置との間で動く貫通固定ネジ4のこの並進能力は、貫通固定ネジ4上に形成される外側周辺溝27が、軸方向I−Iにおいて、内側周辺溝28内に係入する保持リング25の高さH5よりも大きい高さH6を有するという事実によってもたらされる。
図18及び19に例示される変形において、その引込位置とネジ込み位置との間で動く貫通固定ネジ4の並進能力は、内側周辺溝28及び外側周辺溝27が、軸方向I−Iにおいて、内側周辺溝28内に係入する保持リング25の高さH5よりも大きいそれぞれの高さH4及びH6を有するという事実によってもたらされる。
それらの図面に例示される実施態様の全てにおいて、
− 貫通固定ネジ4のシャンク5は、ネジ山付き部分6から続く遠位中心化部分29において終端し、
− 遠位中心化部分29は、その寸法がネジ山付き部分6から離れる方向において減少する断面を有する、
ことが分かるであろう。
貫通固定ネジ4が引込位置にある図3、14、16及び18において、貫通固定ネジ4はボア7から突出し、貫通固定ネジ4は、その中心化部分29の全部又は一部を介して、ボア内で捕らえられて保持される。そのネジ山付き部分6は、それを保護された状態に維持するような方法において、ボア7から突出しない。
図14乃至19において、中心化部分29は実質的に円錐形であるのに対して、図3、4及び11において、それは実質的に切頭円錐形である。代替的に、丸い形状を用い得る。
図11から、
− 貫通固定ネジ4のネジ山付き部分6のネジ切り8は第1のネジ切り部分61を有し、それは第1のネジ切り部分61から続いて中心化部分29まで延びる第2のネジ切り部分62を有し、
− 第1のネジ切り部分61は、一定の外径D1を有し、
− 第2のネジ切り部分62は、中心化部分29の方向において進行的に減少する外径D2を有する、
ことが具体的に分かるであろう。
貫通固定ネジ4のネジ山付き部分6のネジ切り8は、3つのネジ山8a,8b,8cを有する。インプラント2又は3の第1の内ネジ山付き部分12(図5)は、対応する数のネジ山を有する。
その第1の内ネジ山付き部分12が内側ボア11のオリフィス11aから直ぐに延びる図5のインプラント2又は3は、特許保護を求め得る独立した発明を構成する。そのような歯科インプラント2又は3は、減少させられた全長を有することができ、貫通固定される義歯の貫通固定ネジとの干渉の危険性を制限するが、第1の内ネジ山付き部分12の配置は貫通固定ネジの長さを減少させることが可能であるので、尚更そうである。
図5及び6に例示される第1の変形において、歯科インプラント2又は3は一体成形品であり、その上方端2a又は3aは、少なくとも部分的に粘膜を通じることが意図される。
図20に例示される第2の変形において、歯科インプラント2又は3は、2つの部品から成り、骨性アンカ200又は300と経粘膜拡張部201又は301とで構成される。経粘膜拡張部201又は301は、少なくとも部分的に粘膜を通じることが意図される、上方端201a又は301aを有する。
本発明は明示的に記載した実施態様に限定されず、むしろ本発明は付属の請求項の範囲内に含められる異なる変形及び一般化を含む。
1 義歯 (dental prosthesis)
2 歯科インプラント (dental implant)
2a 上方端 (upper end)
3 歯科インプラント (dental implant)
3a 上方端 (upper end)
4 貫通固定ネジ (transfixing screw)
5 シャンク (shank)
6 ネジ山付き部分 (threaded portion)
7 ボア (bore)
8 ネジ切り (threading)
8a ネジ山 (thread)
8b ネジ山 (thread)
8c ネジ山 (thread)
9 遠位接続端 (distal connection end)
10 近位固着端 (proximal anchoring end)
11 盲内側ボア (blind inner bore)
12 第1の内ネジ山付き部分 (first internally threaded portion)
13 ネジ込みソケット (screwing socket)
14 第2の内ネジ山付き部分 (second internally threaded portion)
15 部分 (portion)
16 拡径部 (radial widening)
17 貫通固定ネジ部分 (transfixing screw portion)
18 固定部材 (fixing member)
19 内側周辺シート (inner peripheral seat)
20 環状リング (annular ring)
20a 近位端 (proximal end)
20b 遠位端 (distal end)
21 角度部分 (angular portion)
21a 第1の自由端 (first end)
21b 第2の自由端 (second end)
22 角度部分 (angular portion)
22a 第2の自由端 (first end)
22b 第2の自由端 (second end)
23 角溝部分 (angular groove portion)
24 角溝部分 (angular groove portion)
25 保持リング (retaining ring)
26 径方向スリット (radial slit)
27 外側周辺溝 (outer peripheral groove)
28 内側周辺溝 (outer peripheral groove)
29 中心化部分 (centering portion)
61 第1のネジ切り部分 (first threading portion)
62 第2のネジ切り部分 (second threading portion)
70 隙間部分 (clearance portion)
200 骨性アンカ (osseous anchor)
201 経粘膜拡張部 (transmucosal extension)
201a 上方端 (upper end)
300 骨性アンカ (osseous anchor)
301 経粘膜拡張部 (transmucosal extension)
301a 上方端 (upper end)
C1 シリンダ (cylinder)
D1 外径 (external diameter)
D2 外径 (external diameter)
H1 高さ (height)
H2 高さ (height)
H3 高さ (height)
H4 高さ (height)
H5 高さ (height)
H6 高さ (height)
P1 横断平面 (transverse plane)

Claims (16)

  1. 幾つかの貫通固定ネジを用いて複数の歯科インプラントに取り付けられ且つ固定されることが意図される貫通固定される多数の義歯であって、
    各貫通固定ネジは、それぞれの歯科インプラント内に螺入することによって受け入れられることが意図されるネジ山付き部分を備えるシャンクを有し、
    − 各貫通固定ネジは、当該貫通固定される多数の義歯に形成され且つそれぞれの軸方向に沿って延びるそれぞれのボア内に捕らえられて保持され、
    − 各捕捉的な貫通固定ネジは、前記それぞれのボアの軸方向について回転において移動可能であり、且つ引込位置と少なくとも1つのネジ込み位置との間で前記それぞれのボアの軸方向に沿って並進において移動可能であり、
    − 前記引込位置において、前記貫通固定ネジの前記ネジ山付き部分のネジ切りは、前記貫通固定ネジが捕らえられて保持される前記それぞれのボアから突出せず、
    − 前記ネジ込み位置において、前記貫通固定ネジの前記ネジ山付き部分の前記ネジ切りは、前記貫通固定ネジが捕らえられて保持される前記それぞれのボアから少なくとも部分的に突出することを特徴とする、
    貫通固定される多数の義歯。
  2. − 各貫通固定ネジの前記シャンクは、前記ネジ山付き部分から続く遠位中心化部分において終端し、
    − 該遠位中心化部分は、その寸法が前記ネジ山付き部分から離れる方向において減少する断面を有し、
    − 前記引込位置において、前記貫通固定ネジは、前記貫通固定ネジがその中心化部分の全部又は一部を介して捕らえらて保持される、前記ボアから突出することを特徴とする、
    請求項1に記載の貫通固定される多数の義歯。
  3. 前記中心化部分は、実質的に円錐形又は切頭円錐形であることを特徴とする、請求項2に記載の貫通固定される多数の義歯。
  4. − 前記貫通固定ネジの前記ネジ山付き部分の前記ネジ切りは、第1のネジ切り部分を有し、前記貫通固定ネジの前記ネジ山付き部分の前記ネジ切りは、前記第1のネジ切り部分から続き且つ前記中心化部分まで延びる第2のネジ切り部分を有し、
    − 前記第1のネジ切り部分は、一定の外径を有し、
    − 前記第2のネジ切り部分は、前記中心化部分の方向において減少する外径を有することを特徴とする、
    請求項2に記載の貫通固定される多数の義歯。
  5. 前記貫通固定ネジの前記ネジ山付き部分の前記ネジ切りは、少なくとも2つの、好ましくは、3つのネジ山を有することを特徴とする、請求項1に記載の貫通固定される多数の義歯。
  6. − 前記貫通固定ネジは、拡径部を備える部分を有し、該拡径部の寸法よりも小さい寸法を備える外側断面を有する貫通固定ネジ部分が、前記拡径部から延び、
    − 各貫通固定ネジは、固定部材を経由してそのそれぞれのボア内に捕らえられて保持され、
    前記固定部材は、同時に、
    − 当該貫通固定される多数の義歯の前記それぞれのボアに形成される内側周辺シート内に少なくとも部分的に係入し、
    − 前記拡径部の下に並びに前記貫通固定ネジ部分の周りに、前記拡径部の寸法よりも小さい寸法を備える外側断面を有することを特徴とする、
    請求項1に記載の貫通固定される多数の義歯。
  7. 前記それぞれのボアに形成される前記内側周辺シート及び/又は前記拡径部の寸法よりも小さい寸法を備える外側断面を有する前記貫通固定ネジ部分は、その引込位置とネジ込み位置との間の前記貫通固定ネジの並進を可能にするよう、前記内側周辺シート内に係入する前記固定部材の前記部分の高さよりも大きい軸方向における高さを有することを特徴とする、請求項6に記載の貫通固定される多数の義歯。
  8. − 前記固定部材は、径方向スリットを備える保持リングであり、
    − 前記内側周辺シートは、前記ボアの軸方向に対して径方向に延びる環状溝であることを特徴とする、
    請求項6に記載の貫通固定される多数の義歯。
  9. − 前記固定部材は、中心軸について回転の対称性を有し且つ近位端と遠位端との間で前記中心軸に沿って延びる、環状リングを含み、
    − 前記固定部材は、前記環状リングの遠位端に接合される第1の端と、第2の自由端との間で、円弧において展開する少なくとも1つの角度部分を含み、
    − 前記少なくとも1つの角度部分は、少なくとも1つの突出位置に弾性的に恒久的に戻される、少なくとも1つの突出位置と引込位置との間で、前記中心軸に対して垂直な横断平面において、その第1の端から部分的に移動可能であり、
    − 前記引込位置において、前記少なくとも1つの角度部分は、前記環状リングの外側円筒形表面を続けるシリンダの容積内に含められ、
    − 前記突出位置において、前記少なくとも1つの角度部分の前記第2の自由端は、前記環状リングの外側円筒形表面を続ける前記シリンダの前記容積を越えて延びることを特徴とする、
    請求項6に記載の貫通固定される多数の義歯。
  10. 前記内側周辺シートは、前記ボアの軸方向に対して径方向に延びる少なくとも1つの角溝部分を有することを特徴とする、請求項9に記載の貫通固定される多数の義歯。
  11. 前記内側周辺シートは、前記ボアの軸方向に対して径方向に延びる環状溝であることを特徴とする、請求項9に記載の貫通固定される多数の義歯。
  12. 前記貫通固定ネジは、圧縮可能な保持リングを経由して、好ましくは、径方向スリットを用いて、同時に、前記貫通固定ネジに形成される外側周辺溝内に係入し且つ前記それぞれのボアに形成される内側周辺溝内に係入する、そのそれぞれのボア内に並進において維持され且つ回転可能に取り付けられることを特徴とする、請求項1に記載の貫通固定される多数の義歯。
  13. 前記それぞれのボアに形成される前記内側周辺溝及び/又は前記貫通固定ネジに形成される外側周辺溝は、その引込位置とネジ込み位置との間の前記貫通固定ネジの並進を許容するような方法において、前記それぞれのボアに形成される内側周辺溝内に係入する前記保持リングの高さよりも大きい、前記軸方向における高さを有することを特徴とする、請求項12に記載の貫通固定される多数の義歯。
  14. − 請求項1に記載の貫通固定される多数の義歯と、
    − 該貫通固定される多数の義歯を受け入れることが意図される遠位接続端と、患者の上顎骨又は下顎骨内に挿入されることが意図される近位固着端との間に延びる、歯科インプラントとを含み、
    該歯科インプラントは、前記遠位接続端に至る盲内側ボアを含み、貫通固定ネジのネジ山付き部分を受け入れることが意図される第1の内ネジ山付き部分を含み、
    該第1の内ネジ山付き部分は、前記近位固着端の方向において前記盲内側ボアのオリフィスから延びることを特徴とする、
    請求項1に記載の貫通固定される多数の義歯。
  15. 前記歯科インプラントは、前記第1の内ネジ山付き部分を介して前記盲内側ボアの前記オリフィスからアクセス可能である、非円形断面を備えるネジ込みソケットを有することを特徴とする、請求項14に記載の貫通固定される多数の義歯。
  16. 前記歯科インプラントは、前記第1の内ネジ山付き部分及び前記ネジ込みソケットを介して前記盲内側ボアの前記オリフィスからアクセス可能であり、且つ前記第1の内ネジ山付き部分のネジ切り直径よりも小さいネジ切り直径を有する、第2の内ネジ山付き部分を有することを特徴とする、請求項14に記載の貫通固定される多数の義歯。
JP2016051774A 2015-03-17 2016-03-16 貫通固定される多数の義歯 Active JP6639286B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR1552207 2015-03-17
FR1552207A FR3033692A1 (fr) 2015-03-17 2015-03-17 Prothese dentaire plurale transfixee
FR1556340 2015-07-03
FR1556340A FR3033693B1 (fr) 2015-03-17 2015-07-03 Prothese dentaire plurale transfixee

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016171997A JP2016171997A (ja) 2016-09-29
JP6639286B2 true JP6639286B2 (ja) 2020-02-05

Family

ID=53404706

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016051774A Active JP6639286B2 (ja) 2015-03-17 2016-03-16 貫通固定される多数の義歯

Country Status (5)

Country Link
JP (1) JP6639286B2 (ja)
CN (1) CN105982748B (ja)
BR (1) BR102016005945A2 (ja)
ES (1) ES2672934T3 (ja)
FR (2) FR3033692A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3528740B1 (en) * 2016-12-16 2022-12-07 Neoss Limited Dental abutment blank and method of manufacturing a dental prosthesis from such a blank
IT201800005167A1 (it) * 2018-05-08 2019-11-08 Dispositivo per l’avanzamento mandibolare e relativo procedimento di realizzazione.
ES2782673B2 (es) 2019-02-26 2021-09-20 Gt Medical S L Interfase dental con modo de ajuste reversible
US20230019402A1 (en) * 2019-12-18 2023-01-19 Bio Implants Research & Development Srl Anchorage device for dental prostheses

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BR9610906A (pt) * 1995-10-13 1999-07-13 Straumann Inst Ag Dispositivo de conexão entre um implante e um contra-apoio
US6663388B1 (en) * 1998-12-28 2003-12-16 Institut Straumann Ag Connection between a dental implant and an abutment
EP1809201A1 (en) * 2004-09-23 2007-07-25 L P M Dental Development Ltd. Temporary dental prosthesis
EP2223667B1 (en) * 2009-02-26 2013-11-20 Nobel Biocare Services AG A dental implant kit
US8727774B1 (en) * 2011-12-23 2014-05-20 Thomas Arendt Dental implant carrier device and implant carrier device assembly
KR101307411B1 (ko) * 2012-04-06 2013-09-12 김만용 치과용 임플란트
FR3012319B1 (fr) * 2013-10-25 2016-09-02 Anthogyr Sa Dispositif de liaison entre un implant dentaire et une prothese dentaire trans-fixee

Also Published As

Publication number Publication date
FR3033693B1 (fr) 2021-04-16
FR3033693A1 (fr) 2016-09-23
ES2672934T3 (es) 2018-06-18
CN105982748A (zh) 2016-10-05
FR3033692A1 (fr) 2016-09-23
BR102016005945A2 (pt) 2018-05-29
CN105982748B (zh) 2020-01-17
JP2016171997A (ja) 2016-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2869782B1 (en) Abutment system
US8057229B2 (en) Dental implant, abutment structure and method for implanting a dental implant
CA2405093C (en) Implant
KR101633259B1 (ko) 착탈이 가능한 임플란트 결합보철물
US9579169B2 (en) Dental prosthetic assembly comprising a dental implant and a transfixed dental prosthesis
JP6639286B2 (ja) 貫通固定される多数の義歯
KR20090077982A (ko) 임플란트 삽입 용 장치
JP6272827B2 (ja) 歯科用インプラント・セット
EP2213258A2 (en) Dental abutment with indentation for inhibition of crestal bone remodeling
US20100143869A1 (en) Internal cone dental implant
KR20230104777A (ko) 임플란트 시스템
US20120237900A1 (en) Conically tapered dental implant
US10004577B2 (en) Transfixed multiple dental prosthesis
KR200428099Y1 (ko) 인공치아 시술용 픽스츄어드라이버
RU2720486C2 (ru) Набор для зубной имплантации, включающий зубной имплантат и протезные компоненты, предназначенные для фиксации одиночного зубного протеза в верхней и нижней челюстях пациента
KR102208556B1 (ko) 임플란트 구조체 및 어버트먼트
US20190321142A1 (en) Dental implant
JP2009233179A (ja) 人工歯根及びインプラント
EP3075346A1 (en) Dental implant with improved stability and osseointegration features
WO2018139950A1 (ru) Дентальный имплантат
AU2006201122B2 (en) Implant
KR200428092Y1 (ko) 마운트를 사용하지 않는 치과용 임프란트 픽스츄어

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191224

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6639286

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250