JP6785539B2 - 重機用足場材の移動方法、重機用足場材 - Google Patents

重機用足場材の移動方法、重機用足場材 Download PDF

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本発明は、重機用足場材とその移動方法(重機下部に重機用足場材を挿入するように移動させる方法)に関するものであり、例えば、傾斜面(具体例としては縦断勾配の付いた構台やその構築工事など)において重機を利用するのに適した重機用足場材と、その移動方法に関するものである。
なお、この出願で「重機」とは、履帯や車輪などの移動手段を具備する移動式の建設機械の略称であり、その具体例としては移動式クレーンであるクローラクレーンなどが挙げられる。
従来より、工事用桟橋などの桟橋構造(構台の一種)は、運用上の安全性や施工性に鑑み、その覆工面の縦断勾配を6%程度に抑えるのが望ましいとされてきた。
しかし実際には、例えば山間部などに重機足場や工事用道路を構築する施工において、縦断勾配を6%程度に抑えることは難しい場合がある。
具体的には、桟橋施工の起点となる既設道路などから工事目的物(橋梁やトンネルなど)に到達するまでの区間の桟橋工において、
(1) 施工のため借地できる範囲が限定されている、
(2) 地形上やむを得ない、
(3) 工期短縮やコスト軽減などが原因で桟橋の延長を短縮する必要がある、
などの理由で、目的とする2地点(起点・終点)の高低差を連絡するための縦断勾配が急となり、結果として、例えば最大15%にも及ぶ縦断勾配が桟橋に付与されるといったことも少なくない。
一方、上述した桟橋や各種工事目的物の構築のために用いる重機、特に、荷を吊った状態で旋回作業を行うクローラクレーンなどの重機は、施工上の安全を確保する観点から、原則として水平堅土上で作業することが求められている。
そこで、縦断勾配が付いた構築途中の桟橋などの傾斜面上であっても、クローラクレーンなどの重機が安全に作業できるように、傾斜面上に重機用足場材を設置することが提案されている。このような重機用足場材を傾斜面上に設置することで、該重機用足場材の上面(例えばクレーンの履帯底面が接する面)をほぼ水平に補正することができる。したがって、傾斜面上に設置した重機用足場材の上(水平面上)に重機を移動させることで、該重機がほぼ水平状態で支持されるので、クレーン作業などの安全を確保できるとされている。
しかしながら、例えば構築途中の桟橋の路面上は作業面積が限られているため、上述したような重機用足場材を適切な位置に配置するのには、時間と手間がかかっていた。
その上、急な縦断勾配の桟橋が築造される現場では、急峻な山の斜面上に、一支間ごとに手延べ式に(例えば下記特許文献1に開示されたような方法で)架設されるのが一般的である。したがって、上述したような重機用足場材の設置・撤去作業が一支間ごとに発生し、作業の長期化の一因となっていた。(例えば8m支間の桟橋を手伸べ式に80m延設する場合には、10回にも上る重機用足場材の設置・撤去(盛り替え)作業が必要となる。)
特に、上記手延べ式の桟橋施工方法においては、クレーンが延設方向の最先端の覆工面で作業をする必要があるのに対して、上り勾配で延設する施工の際にはクレーンの乗り入れ前に足場材を設置することが困難であり、合理的な対策が求められていた。
すなわち、縦断勾配を成す桟橋上に設置するクレーン設置用の足場の断面は略三角形を成すが、クレーン進入に先行して覆工面の延設方向の最先端に設置しようとする場合、上り勾配施工においては、上記足場はその三角形のひとつの(最鋭角となる)頂点側を延設方向に向け覆工面最先端位置に設置されることになり、従ってクレーンが待機する側には、桟橋の本来の覆工面(仕上がり面)と、上記三角形の足場高さ(クレーン設置高さ)との間に生じた前記三角形の頂点に対向する一辺(底辺)分の大きな段差が生じているため、その段差によりクレーンの履帯による進入ができない状態となる。
そのため、一旦クレーンが縦断勾配の生じている覆工面の最先端部に乗り込んだ後、本体の低い側を一時的に何らかの方法でジャッキアップなどすることによりクレーン本体が水平になるような体勢を確保し、その間に足場を何らかの方法で重機下面に生じているスペースに挿入する必要があるが、足場が重量物である上、足場の設置位置上空はクレーンにより占有されているため、標準的な懸垂による移動が困難であるという問題が生じていた。
一方で近年では、大規模な天災に対応した緊急輸送道路の確保などのため、急峻な山間部の難工事区間に高速道路、高規格化道路が急ピッチで建設されるなどの現在の公共事業に求められる社会的使命から、桟橋などの重仮設工の工程は以前にも増して急速性が求められており、上記のような桟橋施工を長期化させる重機用足場材の設置・撤去などにかかる作業時間を最小限に抑えることができる手段が求められている。
その他、近年では、クローラクレーンなどの重機を利用する工事において急速施工の要望が高まってきており、(縦断勾配の有無にかかわらず)重機用足場材の設置・撤去などにかかる作業時間を可能な限り最小限に抑えて工期短縮を図ることが求められている。
また、各種工事で利用する重機用足場材は、重量が数トン(重いものでは10トン近く)に及ぶものがある。そのため、このような大重量の重機用足場材を所望の方向に移動させる(重機の真下に移動させる)にあたって、手間をかけることなく、円滑に移動させることが可能な新たな手段が求められている。
さらに、このような大重量の重機用足場材を、何ら対策を施すことなく路面上に沿って横方向に単に摺動させる場合には、当該路面が破壊される虞があり、また、大音量の不快な摩擦音(足場材が路面に対して擦れる音)が発生して周辺環境や作業者に騒音被害をもたらす虞がある。
特許第3211673号公報
上述した従来技術の問題点に鑑み、本発明の目的は、省力で円滑に移動させることが可能で、さらに、周辺環境に騒音被害をもたらすことなく簡単に移動可能な重機用足場材(重機用の足場構造物)と、その移動方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、例えば傾斜構台(構築途中のものを含む)などにおける傾斜面に重機を設置して作業を行う場合において、水平堅土上での作業と同等の安全性・安定性を確保できる傾斜面用の重機用足場材(傾斜面で利用可能な重機用の足場構造物)と、その移動方法を提供することにある。
上記目的は例えば、移動を停止している重機下部に重機用足場材を挿入する重機用足場材の移動方法であって、
前記足場材を移動させるための線材の一つの固定点を重機側または重機走行面側であって、且つ、前記足場材を所望の移動方向に誘導可能な位置に設ける工程と、
前記線材を、前記固定点から前記足場材に設けた係合手段の位置に到達するように、且つ、前記足場材の移動方向に略平行になるように配設する工程と、
前記線材を前記足場材の係合手段を経由して引っ張り上げる工程と、を含む重機用足場材の移動方法によって達成される。
また上記目的は例えば、移動を停止している重機下部に重機用足場材を挿入する重機用足場材の移動方法であって、
前記足場材を移動させるための線材の一つの固定点を重機側または重機走行面側であって、且つ、前記足場材を所望の移動方向に誘導可能な位置に設ける工程と、
前記線材を、前記固定点から前記足場材に設けた係合手段の位置に到達するように、且つ、前記足場材の移動方向に略平行になるように配設する工程と、
前記線材を前記足場材の係合手段を経由して引っ張り上げて、当該重機に近寄る方向に足場材を摺動させる工程と、を含む重機用足場材の移動方法によって達成される。
また上記目的は例えば、重機用足場材を移動させるための線材が経由できるように構成され、当該線材を引っ張り上げる方向の力によって足場材を重機走行面に沿って滑るように摺動させるための線材係合手段を具備する重機用足場材よって達成される。
上記重機用足場材では、前記線材係合手段が前記線材と係合可能な滑車を含んで構成されていることが好ましく、また、前記線材に沿って摺動するように重機用足場材をガイドするためのガイド部材を具備することが好ましい。
本発明では、移動させる重機用足場材の係合手段を経由するように(且つ当該係合手段に係合するように)線材を配置するとともに、重機を通り抜けるように配置した線材の先を重機走行面側または重機側に係合させる(例えば引っ掛けるなどして動かないように固定する)。そして、重機用足場材の係合手段を経由し、重機の一方の縁端部から、その反対側の縁端部までを通り抜け、その先で重機走行面側または重機側に係合した線材を、何らかの手段で上に引っ張り上げて、重機に近寄る方向に足場材を摺動させる。つまり、足場材に係合した状態の線材を上方向に引っ張り上げて、当該引っ張り方向とは異なる方向に足場材を重機走行面上に沿って摺動させる。なお、この出願で「摺動」とは、主として、重機用足場材の底面側が路面や地面などの重機走行面に接触した状態ですり動く(移動する)ことをいう。
引っ張り上げる線材は、重機用足場材の線材係合手段を経由するとともに、重機の一方の縁端部から、その反対側の縁端部までを通り抜けるように配置されており、更にその先で、重機走行面側または重機側に固定されている。言い換えると、引っ張り上げる線材は、その途中で重機用足場材の係合手段を経由して方向を変え(つまり係合手段に接した状態で屈曲し)、重機の占有位置に沿ってその縁端部からその反対側の縁端部までを通り抜け(その際、重機側面に沿うよう、および/または重機の真下を潜るようにして)更にその先で重機側または重機走行面側に動かないように固定されている。
このような位置関係・係合関係で線材を引っ張り上げることで、線材に対して引っ張り力を印可するもとが「力点」として機能し、また、重機用足場材に係合する線材の部分が「作用点」として機能し、当該作用点において、重機用足場材を摺動させる方向の分力Fxと、重機用足場材を持ち上げる方向の分力Fyが作用する(図7参照)。
重機用足場材を摺動させる方向の分力Fxは、重機走行面に沿って当該足場材を摺動させるように作用する。重機用足場材は、上記作用点において分力Fxを受けて、重機に近寄る方向に摺動して、最終的に当該重機の真下に潜り込む。
重機用足場材を持ち上げる方向の分力Fyは、重機用足場材の荷重の一部を支えるので、重機走行面側に対する接触荷重が大幅に軽減される。したがって、分力Fyを受けて重機用足場材が摺動する際に、摩擦音(大重量の重機用足場材が走行面に対して擦れて発生する不快な騒音)が大幅に緩和され、滑るように移動するので、周辺環境や作業環境に対する騒音被害を防止できる。
また、走行面側に対する重機用足場材の接触荷重が大幅に軽減されることで、重機用足場材が摺動する際の走行面に対する摩擦抵抗が大幅に軽減され、その結果、大重量の重機用足場材を滞りなく且つ静かでスムーズに(走行面上を滑るように)移動させることができる。さらに、重機走行面に対する重機用足場材の接触荷重が大幅に軽くなる結果、走行面側の損壊等を防止することもできる。
また、このような方法であれば、重機用足場材を、重機真下のスペースに省力で簡単に設置する(潜り込ませる)ことができる。
また、本発明の重機用足場材は、重機によって引っ張り上げる線材が経由できるように構成された線材係合手段を具備する。線材係合手段を経由した線材を引っ張り上げることで、当該線材係合手段において、重機用足場材を摺動させる方向の分力Fxと、重機用足場材を持ち上げる方向の分力Fyが作用する(図7参照)。
このように本発明は、「線材を上方に引っ張り上げて、その引っ張り力を利用して重機用足場材を横方向に摺動させる」というシンプルなアイデアに基づいているため、重機用足場材を移動させるための構成が簡易で済み、効率的な足場材移動手段を低コストで実現することができる。
また、本発明の重機用足場材では、線材係合手段が線材と係合可能な滑車を含んで構成されている。このように線材との係合手段に滑車を利用することで、線材係合手段を具備する重機用足場材の全体が「路面や地面などの上を滑り動く『動滑車』」の如く機能し、当該重機用足場材を円滑に押し進めることが可能になる。
また、本発明の重機用足場材は、当該足場材を線材に沿ってガイドするためのガイド部材を具備する。このようなガイド部材を具備することで、重機用足場材を、当該重機の真下方向に向かって真っすぐに押し進めることが可能になる。すなわち、重機用足場材を路面上の所望の位置に速やかに且つ正確に位置決めすることが可能になる。
また本発明によれば、例えば縦断勾配が付いた構築途中の桟橋などの傾斜面上であっても、傾斜面における所望の位置(重機を設置するのに望ましい位置)に、短時間で簡単に重機用足場材をセッティングすることが可能になる。
更に、本発明によれば、前記縦断勾配のある桟橋橋面ばかりでなく、水平な作業面を有する場所であっても、狭隘な作業スペース(重機足場)しかなく、更にそのスペースの一部に段差が生じているような、例えばクレーン等の重機が自走で移動しようとすると、土工等により仮設の擦り付け用の長い(従って広くスペースを必要とする)スロープが必要になるがその設置が困難である現場作業において、下段のスペースにある重機の下にほぼ上段と同じ高さの足場面を有する重機用足場材を差し込むことができることで、前記の足場材を介して重機が上段のスペースへスムーズに移動することが可能になる。
本発明の実施に用いる施工機材の一例を示す図である。 本発明の重機用足場材の一例を示す平面図(a)と側面図(b)である。 図2の重機用足場材の後方側を示す拡大図である。 図2の重機用足場材の前方側を示す拡大図である。 線材を重機側(下部走行体の履帯)に引っ掛けるようにして固定するための棒状の線材固定部材を示す平面図である。 本発明に係る重機用足場材の移動方法の一手順を示す図である。 図6Aの続きであって、本発明に係る重機用足場材の移動方法の一手順を示す図である。(図面上段側は平面図、下段側は側面図である。) 図6Bの続きであって、本発明に係る重機用足場材の移動方法の一手順を示す図である。(図面上段側は平面図、下段側は側面図である。) 図6C続きであって、本発明に係る重機用足場材の移動方法の一手順を示す図である。(図面上段側は平面図、下段側は側面図である。) 図6Dの続きであって、本発明に係る重機用足場材の移動方法の一手順を示す図である。(図面上段側は平面図、下段側は側面図である。) 図6Eの続きであって、本発明に係る重機用足場材の移動方法の一手順を示す図である。(図面上段側は平面図、下段側は側面図である。) 図6Fの続きであって、本発明に係る重機用足場材の移動方法の一手順を示す図である。(図面上段側は平面図、下段側は側面図である。) 図6Eにおいて重機用足場材を移動させる際の作用を概略的に示す図である。 略水平状態が確保された現場での実施形態を図示する図である。
(重機用足場材の移動に関係する機材構成の概要)
はじめに、図1に基づいて、本発明に係る重機用足場材の移動に必要な機材構成等について概略的に説明する。
なお、以下の実施形態では、重機用足場材を利用する施工現場の具体例として、縦断勾配の付いた桟橋(構築途中の桟橋)を例示する。
また、特許請求の範囲に記載の「重機」の具体例として、移動式クレーンであるクローラクレーンを例示する。
図1に示すクローラクレーン2(以下「クレーン」と略称する)は、本実施形態において、主として、上部構造構成部材5(上部構造の一部をなすパネル状部材)の架設や鋼管杭9(支持杭)の打ち込みなどの作業において利用される。
このクレーン2は一般的なクレーンと同様に、クレーン装置を具備する上部旋回体21と、無限軌道式履帯24(クローラベルト)を具備する自走可能な下部走行体22と、を有している。また下部走行体22には、一般的なクレーンと同様に、油圧駆動式のジャッキアップ装置23が複数設けられている。このジャッキアップ装置23は、履帯24の組み付け時などにも用いられる。
図1に示す構築途中の桟橋部分(桟橋構築済み部分)を更に拡張させ、設計長の桟橋を完成させるためには、桟橋構築済み部分の先端側(桟橋施工進行方向の先端側)にクレーン2を配置して、上部構造構成部材5の架設や、鋼管杭9の打設を行う必要がある。
そこで図1に示すように、桟橋構築済み部分(構築途中の桟橋部分)の施工進行方向の先端側にクレーン2を移動させる。しかしながら、図1に示すように構築途中の傾斜した覆工面上にクレーン2を据え付けた場合、その縦断勾配によってクレーン2が傾斜するため、そのように傾斜した状態のままでは、クレーン作業(荷の吊り込みや旋回などの作業)の安全性・安定性を確保することができない。そこで、水平堅土上での作業と同等の安全性・安定性を確保できる重機用足場材1(傾斜面で利用可能な重機用の足場構造物)を利用する。
重機用足場材1の具体的構造については後述する。
図1に示す平面視略楔形状の重機用足場材1は、何らかの動力を利用して、移動を停止しているクレーン2の下部走行体22の真下にセッティングする、すなわちクレーン2の真下に挿入するように移動させる。重機用足場材1の移動には、例えば、図1に例示するような相番クレーン4(補助クレーン)を利用する。
(重機用足場材の構造)
次に、図2〜図4に基づいて、重機用足場材の具体的構造については説明する。
図2(a)は重機用足場材1の平面図であり、図2(b)は重機用足場材1の側面図である。
図3は、図2(a)に示す重機用足場材1の後部側の拡大図である。
図4は、図2(b)に示す重機用足場材1の前部側の拡大図である。
本実施形態で用いる重機用足場材1は、クレーンなどの重機を利用する際に用いる重機用の足場構造物であって、外力を受けることで移動可能(重機走行面に沿って滑るように摺動可能)に構成されている。本実施形態に係る重機用足場材1は、一例として図2に示すように、側面視の輪郭が全体として略楔状である。ここでいう「略楔状」とは、略三角形や略台形を含むことは勿論のこと、これらの形状に近似する形状を含む趣旨である。
また、この重機用足場材1は、クレーンを上載した状態においてその下部走行体底面(履帯底面)と対向する部分をその輪郭の一辺とし、また、重機走行面と対向する部分をその輪郭の他の一辺とする。なお、ここでいう「走行面」には、路面や地面などが広く含まれ、図1に示す本実施形態の場合では覆工面が走行面に該当する。
本実施形態で例示する重機用足場材1は、図2に示すように、主として、
・側面視略楔状(あるいは略三角形状や略台形状などでも可)の足場本体12と、
・足場材1を移動させるための線材6を経由・係合させる線材係合手段14と、
・線材6に沿って摺動するように足場材1をガイドするためのガイド部材16を具備している。
なお、線材6を構成する部材の具体例としては、ワイヤー(ワイヤーロープ)、チェーン、ベルトなどが挙げられる。
側面視略楔状の足場本体12は、鋼材で堅牢に形成され、例えば数トンの重量を有している。本実施形態では、足場本体12の底面側は、傾斜した覆工面に接している。足場本体12の上面側では、水平堅土の様な(あるいは水平堅土に近い様な)略水平状態が確保されるようになっている。すなわち、足場本体12が設置される場所は傾斜しているが、この傾斜が足場本体12によって補正され、その結果、当該足場本体の上面側では略水平状態が確保される。
図2〜図4に示すように、足場本体12の後端と前端にはそれぞれ、湾曲した側面形状のガード17,18が設けられている。このような湾曲ガード17,18を足場本体12の両端に設けることで、該足場本体を摺動させるときに、そのエッジ(足場本体12の後端または前端)によって走行面に引っかかったり、その結果走行面や足場端部が損壊したりするのを防止できる。
線材係合手段14は、図2(a)に示すように本実施形態では2つ設けられている。また、この一対の線材係合手段14は、足場本体12の後方側であって、その両側面に固設されている。
各線材係合手段14は、図3の拡大図に示すように、重機用足場材を移動させるための線材6(ワイヤーロープ)が経由できるように構成され、当該線材の引っ張り時に従動回転する滑車31と、足場材の側面に固設された固定金具33と、滑車31を固定金具33に連結するための連結金具35と、を有している。図3に示す実施形態で、滑車31は、回転自在な状態で固定金具33に連結されており、また、重機用足場材の移動に利用する線材6が経由した状態で、当該線材と係合している。
なお、線材6の形状に対応して滑車31が必要に応じて歯車(スプロケット)状となっていても良い。
上記構成の線材係合手段14は、図7に例示するように、線材6を引っ張り上げる方向の力を受け止めるとともに、その引っ張り力を利用して足場材1を摺動させる役割を担う。
ガイド部材16は、図2(a)に示すように本実施形態では2つ設けられている。また、この一対のガイド部材16は、足場本体12の前方側であって、その両側面に固設されている。
各ガイド部材16は、図4の拡大図に示すように、重機用足場材を移動させるための線材6が経由できるように構成され、当該線材を通すことが可能なシャックル41と、足場材1の側面に固設された固定金具43と、を有している。図4に示す実施形態において、シャックル41は、線材6を通した状態で固定金具43に連結されている。
(重機用足場材の移動方法)
次に、添付に基づいて、「移動を停止しているクレーン下部に重機用足場材を挿入する重機用足場材の移動方法」の具体的実施形態について説明する。
なお、以下の実施形態では、重機用足場材を利用する施工現場の具体例として、図1に例示するような縦断勾配の付いた桟橋(構築途中の桟橋)を想定し、また、図1に例示するような機材を利用することを想定している。
また、図6A〜図6Gに例示する実施形態では、「縦断勾配の付いた桟橋(構築途中の桟橋)」の具体的構造を省略し、傾斜した覆工面(重機走行面)のみを図示する。
また、図6A〜図6Gでは、特許請求の範囲に記載の「重機」の具体例として、図1と同様にクレーンを図示するが、紙面の都合上、上部旋回体の図示を省略する。
以下説明する工程A〜工程Gは、図6A〜図6Gにそれぞれ対応している。
<工程A>
図6Aに示すクレーン2は、図1に示す状況と同様の状態にある。すなわち、図6Aに示すように構築途中の傾斜した覆工面上にクレーン2を据え付けた場合、その縦断勾配によってクレーン2が傾斜するため、そのように傾斜した状態のままでは、クレーン作業(荷の吊り込みや旋回などの作業)の安全性・安定性を確保することができない。すなわち、クレーン2には、水平堅土上での作業と同等の安全性・安定性を確保できるような足場構造物が必要である。
<工程B>
そこで、図6Bに示すような、一対の重機用足場材1(傾斜面でも利用可能な重機用の足場構造物)を利用して、水平堅土上での作業と同等の安全性・安定性を確保する。
本実施形態では、予め用意しておいた一対の重機用足場材1(移動式の足場構造)を、それぞれ、例えば図1に示すような相番クレーン(補助クレーン)により吊り込んで、移動を停止しているクレーン2の真後ろに略並行に仮置きする。
一対の重機用足場材1を仮置きする際には、図6B上段に示す如く、重機用足場材1,1とクレーンの履帯24,24がほぼ直線上で並ぶように、各足場材1を設置する。このように整列した位置に重機用足場材1を仮置きすることで、クレーン2の真下に重機用足場材1を正確に位置決めすることが可能になる。
<工程C>
続いて図6Cに示すように、クレーンの下部走行体22が具備する各ジャッキアップ装置23を作動させ、クレーン2の傾きがほぼ無くなるようにジャッキアップする。このとき、クレーン2が水平堅土上で支持された様な略水平状態が確保されるように、各ジャッキアップ装置23の油圧シリンダの伸長長さ(ストローク長)を制御し、下部走行体22を略水平状態にジャッキアップさせる。
以上のようにジャッキアップさせることで、クレーン2の傾きがほぼ無くなって略水平状態が確保されるとともに、クレーン2の履帯底面と路面(覆工面)との間に、側面視で略楔形状のスペース3が確保される。ここでいう「略楔形状」とは、略三角形や略台形といった形状を含むことは勿論のこと、これらの形状に近似する形状を含む趣旨である。以下、側面視で略楔形状のスペースを単に「楔形スペース」と略称する。なお、「楔形」は一例であり、クレーン真下に空けるスペースの形状や大きさは特に限定されるものではない。
この工程でクレーン履帯24の真下に楔形スペース3を空けたら、クレーン2を図示するジャッキアップ状態で待機させる。
なお、本実施形態では、クレーン2自身が装備する動力(ジャッキアップ装置)を利用して、当該クレーン2を持ち上げてクレーン真下にスペースを空けているが、当該クレーンとは別の動力(例えば別のクレーンなどの何らかの動力源)を利用して当該クレーン2を持ち上げるようにしてもよい。
<工程D>
重機用足場材1の側面視鋭角状の先端側をクレーン2の方へ向けた状態で設置し、当該クレーンのジャッキアップが完了したら、クレーンの下部走行体22の前方側に、略棒状の線材固定部材50を配置・固定する。線材固定部材50はワイヤーなどの線材を固定するための固定部材として機能する。線材固定部材50によって固定された線材部分は、特許請求の範囲に記載の「固定点」として機能する。
この棒状固定部材50は、図5の拡大平面図に示すように、棒状の本体51と、ワイヤーなどの線材6に連結されるシャックル53と、該シャックル53を本体62に対して固定する固定金具56と、を有している。なお図5においては、線材6が1本の棒状固定部材に2本設置するようにして、棒状固定部材50の両端部に対を成して線材6を固定するシャックル53と固定金具56が取り付けられている。
このような構成の棒状固定部材50を、図5及び6Dに示すように、クレーンの無限軌道式履帯24(クローラベルト)の真正面において当該履帯を横切るような姿勢で、覆工面上に設置する。この棒状固定部材は、後の工程で引っ張り上げる線材6を、覆工面側あるいはクレーン側に固定する役割を担っている。棒状固定部材50を利用して線材6の一部分を動かないようにクレーン側または覆工面側に固定することで、この線材6を利用して重機用足場材1を所望の移動方向(すなわちクレーンの真下スペースに挿し込まれる方向)に誘導可能になる。
<工程E>
次に、図6Eに示すように線材6を、固定点から重機用足場1に設けた係合手段14の位置に直線的に到達するように、且つ、重機用足場1の移動方向に略平行になるように配設する。「固定点」とは、線材固定部材50によって固定された線材6の一部分である。「重機用足場1の移動方向」とは、重機足場1をクレーン2の真下スペースに挿し込む方向である。
以下、本工程の具体的手順を説明する。
重機用足場材1の両側に備える一対の係合手段14の滑車31に通すとともに(図3参照)、同じく足場材1の両側に備える一対のガイド部材16のシャックル61に通し(図4参照)、更にその先の線材6端部を棒状固定部材50のシャックル53に連結する(図5参照)。このとき、足場1と固定部材50との間において、線材6が重機真下の楔形スペース3の長手方向に沿うように配設する。棒状固定部材50は、本実施形態では、図5及び6Dに示すようにクレーン2の下部走行体22前方に当接する位置で固定されており、固定するなどして、当該線材の一端は覆工面側に固定されている。
続いて、並行する線材6の他端側を、相番クレーン4のフックに引っ掛け、その状態で相番クレーン4のウインチを利用して線材6の端を上方に引っ張り上げる。
相番クレーン6で引っ張る上げる線材6は、足場1の係合部材14の滑車31を経由した後、直線的にまず重機(クレーン2)の履帯24の最後端部に向かい、更にその延長線上にある履帯24最先端部位置に向かって(その際、重機側面に沿うよう、および/または重機の真下を潜るようにして)直線的に延び、その線材6の反対側の端部は、図5に示すようにクレーンの上記下部走行体22最先端部に当接するように固定された棒状固定部材50に確りと固定されている。したがって、図7の作用図に示すように、相番クレーン4による引っ張り力を、線材係合手段14の部位(滑車31)において重機用足場材1に印加することができる。
相番クレーン4によって重機用足場材1に印加される引っ張り力は、図7に示すように、当該重機用足場材1をクレーン2方向に押し進める方向の「分力Fx」と、当該重機用足場材1を持ち上げる方向の「分力Fy」とに分割されて、線材係合手段14の部位において重機用足場材1に作用する。つまり、相番クレーン4による引っ張り力は、線材6を伝搬し、線材係合手段14によって、分力Fx・分力Fyとなって重機用足場材1に作用する。
上方向の分力Fyによって、重機用足場材1の覆工面に対する接触荷重(覆工面に作用する足場材の荷重)が大幅に軽量化され、更に、横方向の分力Fxによって、重機用足場材1がクレーン2に近寄る方向に滑るように押し進められる。
したがって、相番クレーン4によって線材6を上方に引っ張り続けることで、接触荷重が減った状態で重機用足場材1が覆工面に沿って横方向にスムーズに移動し、やがて重機用足場材1が、クレーン2の履帯底面と覆工面との間の楔形スペース3に挿し込まれるようにして潜り込む。
この過程で、線材6は棒状固定部材50において固定されているためピンと張った状態を維持しており、また、この線材6には重機用足場材1のガイド部材16を係合させている。(図2及び図4に示すようにガイド部材16のシャックル41に線材6を通している。)これにより、重機用足場材1が覆工面上を摺動する過程で、当該足場材の尖った先端側が横方向に振れ動くことなく、ほぼ真っ直ぐにクレーン真下方向に向かって押し進むことになる。つまり、重機用足場材1は線材6によって重機の下部に誘導される。
<工程F>
このように、クレーン2の履帯24の最後端部から最先端部位置に向かい通り抜けるように線材6を配設して、相番クレーン4によって当該線材6を上方に引っ張り続けることで、重機用足場材1がクレーン真下に向かって滑り込むように押し進められ、やがて、クレーン真下の楔形スペースに挿し込まれる。その過程で、重機用足場材1はピンと張った線材6とガイド部材16によって真っ直ぐにガイドされるので、クレーン2の履帯底面と重機用足場材1の上面とが相互に正対するように、該重機用足場材1を楔形スペース3に挿入することができる。
更に線材を上方に引っ張り上げると、やや垂れ下がっていたクレーン下側の履帯が重機用足場材1の上面によって持ち上げられるとともに、該足場材1が楔形スペース3に強く押し込まれて、図6Fに示すようにクレーン2の履帯底面に対して重機用足場材1の上面が密着し、該重機用足場材1がクレーンの真下に嵌り込む。これによりクレーン1の荷重を重機用足場材1に預けることが可能になり、ジャッキアップ装置23を縮退させても、クレーン1は重機用足場材1の上で略水平状態を保つことができる。
以上の手順を経て片方の重機用足場材のセッティングが完了したら、他方の重機用足場材について、上述した工程D〜工程Fを繰り返して、同様に当該重機用足場材1をクレーン真下の楔形スペース3に挿入する。なお、上述した手順は、クレーン2がその移動を停止した状況下で行う。
<工程G>
一対の重機用足場材1,1をクレーン真下のスペースにセッティングしたら、最後に、ジャッキアップ装置23の油圧シリンダを徐々に縮退させて、クレーン2の荷重を重機用足場材1に預ける。(その後、現場の状況等に応じて必要であれば、図6Gに示すように、クレーンの下部走行体の全体が重機用足場材1の上に載るようにクレーンを僅かに後退させる。)
以上の手順を経て、クレーン2は、水平堅土上に据え付けられた場合と同様に、重機用足場材1の上に略水平状態で据え付けられ、かつ、その略水平状態を保つことができる。つまり、重機用足場材1上に据え付けることで、クレーン2は、荷の吊り込みや旋回を伴うクレーン作業に必要な安定性・安全性を確保することができる。
(その他の実施形態や変形例)
以上、本発明の実施形態の一例について具体的に説明したが、特許請求の範囲に記載された本発明は、上記実施形態を包含するのは勿論のこと、他の実施形態や変形例を広く包含するものである。
例えば、上述した実施形態では、重機用足場材1の後方に配置した相番クレーン(補助クレーン)の動力を利用して、重機用足場材1を移動させているが、当該相番クレーン以外の他の動力を利用して、クレーン真下のスペースに重機用足場材1を移動させる、すなわち潜り込ませるようにしてもよい。
また上述した実施形態では、棒状固定部材を利用して当該線材を固定しているが、線材を固定する手段はこれに限定されない。すなわち、他の手段を利用して、例えば、重機の設置・固定状態の安定が保たれる限りにおいて線材を重機側の任意の部位に固定してもよく、あるいは、当該線材を重機走行面側に対して様々な固定具等を用いて間接的に、もしくは直接的に固定することも可能である。
また、上述した実施形態では、履帯や車輪などの移動手段を具備する移動式重機の具体例として、クローラクレーンを挙げたが、本発明を適用可能な重機はこれに限定されるものではない。
また、上述した実施形態では、重機用足場材を利用する施工現場の具体例として、縦断勾配の付いた桟橋(構築途中の桟橋)を例示したが、本発明に係る重機用足場材は、必ずしも縦断勾配の付いた現場(傾斜面)に限定されるものではなく、水平堅土の様な(あるいは水平堅土に近い様な)略水平状態が確保された現場で利用することも可能である。そのような略水平状態が確保された現場での施工例を図8に図示する。
図8に示すような略水平状態の場所で本発明を適用することで、例えば、クレーン2の現位置よりも高くなるように段差が生じている所望の位置(高所位置)への移動が、スロープなどの連絡部を経由することなく、従って重機が走行して高所位置へ移動するための傾斜路を長く設ける必要がないため省スペース施工が可能であるため狭隘地でも利用でき、安全でスムーズに移動させることができるなどのメリットがある。
また、図8に例示するような略水平状態が確保された現場で施工する場合には、側面視略矩形の足場材1を使うことが可能である。
また、上述した実施形態では、重機用足場材の具体例として側面視略楔形状の足場を挙げたが、この形状はあくまでも一実施例であって、本発明に係る重機用足場材の形状は特に限定されるものではなく、本発明には重機用の足場構造物が広く含まれることに留意されたい。
1 重機用足場材(重機用の足場構造物)
2 クローラクレーン(第1のクレーン/重機)
3 楔形スペース
4 相番クレーン(補助クレーン/第2のクレーン/重機)
5 上部構造構成部材(パネル状部材)
6 線材(ワイヤー/ガイドワイヤー)
9 鋼管杭(支持杭)
12 足場本体
14 線材係合手段
16 ガイド部材
17 ガード
18 ガード
21 上部旋回体
22 下部走行体
23 ジャッキアップ装置
24 履帯(クローラベルト)
31 滑車
33 固定金具
35 連結金具
41 シャックル
43 固定金具
50 略棒状の線材固定部材
51 本体
53 シャックル
56 固定金具

Claims (5)

  1. 重機下部に重機用足場材を挿入する重機用足場材の移動方法であって、
    前記足場材を移動させるための線材の一つの固定点を重機側または重機走行面側であって、且つ、前記足場材を所望の移動方向に誘導可能な位置に設ける工程と、
    前記線材を、前記固定点から前記足場材に設けた係合手段の位置に到達するように、且つ、前記足場材の移動方向に略平行になるように配設する工程と、
    前記線材を前記足場材の係合手段を経由して引っ張り上げる工程と、を含む重機用足場材の移動方法。
  2. 重機下部に重機用足場材を挿入する重機用足場材の移動方法であって、
    前記足場材を移動させるための線材の一つの固定点を重機側または重機走行面側であって、且つ、前記足場材を所望の移動方向に誘導可能な位置に設ける工程と、
    前記線材を、前記固定点から前記足場材に設けた係合手段の位置に到達するように、且つ、前記足場材の移動方向に略平行になるように配設する工程と、
    前記線材を前記足場材の係合手段を経由して引っ張り上げて、当該重機に近寄る方向に足場材を摺動させる工程と、を含む重機用足場材の移動方法。
  3. 請求項1又は2に記載の方法で用いる重機用足場材であって、
    重機用足場材を移動させるための線材が経由できるように構成され、当該線材を引っ張り上げる方向の力によって足場材を重機走行面に沿って滑るように摺動させるための線材係合手段を具備する重機用足場材。
  4. 前記線材係合手段が前記線材と係合可能な滑車を含んで構成されていることを特徴とする請求項3に記載の重機用足場材。
  5. 前記線材に沿って摺動するように重機用足場材をガイドするためのガイド部材を具備することを特徴とする請求項3に記載の重機用足場材。
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