JP6784068B2 - エンジン装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンのピストンの慣性力を低減させるためのバランサを備えるエンジン装置に関する。
従来、エンジンにバランサ(不釣合い重り)を備え、バランサを回転させることにより発生する慣性力により、ピストンによる慣性力を低減させるようにする技術が知られている。(例えば、特許文献1参照)。
バランサは、エンジンのケースにベアリングを介して回転可能に支持されている。例えば、バランサを支持するベアリングとしては、アウターレースと、インナーレースと、ボール、コロ等の転動体とを有するベアリングなどが用いられる。
このようなベアリングを用いて、バランサをエンジンのケースに支持させる場合には、アウターレースとインナーケースとの位置関係により、ベアリングの回転抵抗が変わり、ベアリングに支持されているバランサの回転トルクが大きく変わってくる。バランサの回転トルクは、エンジンの出力を利用しているものであり、エンジンの効率を向上するためには、バランサの回転トルクを小さくすることが好ましい。このため、アウターレースと、インナーレースとの位置調整が重要となっている。
アウターレースとインナーレースとの位置調整は、例えば、ベアリング(ここでは、アウターレース)の軸方向の位置を規制するベアリング固定蓋との間に配置するシムの厚さを調整することで行われている。
特開2012−127424号公報
上述のように、バランサを支持するベアリングのアウターレースとインナーレースとの位置関係を調整する場合には、シムの厚さを調整する必要がある。
シムの厚さが適切であるか否かは、シムを装着した後、ベアリング固定蓋をエンジンのケースに装着し、バランサの回転の状態を確認して初めて把握することができる。
このため、使用したシムの厚さが適切でない場合には、ベアリング固定蓋を外して、シムの厚さを変更し、その後、バランサの回転の状態を確認する一連の作業を繰り返し実行しなければならず、手間がかかるという問題がある。
また、適切な厚さのシムを組み込んだとしても、エンジンを運転させていくにしたがって、エンジンの状態が変わってきてしまい、ベアリングの状態が適切でない状態となってしまう場合もある。このような場合においても、上記同様にシムを交換するためには、手間がかかるという問題がある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、バランサを支持するベアリングの状態を容易且つ適切に調整することのできる技術を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明の一観点に係るエンジン装置は、クランクシャフトから伝達される駆動力により、エンジンの振動を抑制するために回転可能なバランサと、バランサの周囲に配置されるインナーレースと、インナーレースの外周側に配置される転動体と、インナーレースの外周側に転動体を介して配置されるアウターレースとを有し、バランサをエンジンケースに回転可能に支持するベアリングと、ベアリングのバランサの回転軸方向の一端側の位置を規制するように、エンジンケースに固定されるベアリング固定蓋と、バランサの回転軸方向におけるベアリングのアウターレースとベアリング固定蓋との間隔を、ベアリング固定蓋をエンジンケースに固定した状態で調整可能な調整機構部と、バランサの回転トルクを測定するトルク測定手段と、測定された回転トルクが、所定値を超える場合に、調整機構部によりベアリングのアウターレースをベアリング固定蓋側に移動させる調整制御手段と、を備える。
上記エンジン装置において、トルク測定手段により測定されたトルク値が、所定値よりも大きい所定の限界値を超える場合に、エンジンを止めるように制御するエンジン停止制御手段を更に備えるようにしてもよい。
また、上記エンジン装置において、調整機構部は、ベアリング固定蓋との間に作動油を収容可能な作動油室を形成し、作動油室に供給された作動油圧に応じてアウターレースをバランサの回転軸方向に押圧可能なピストンを有し、作動油室に作動油を供給する油圧ポンプを更に備え、調整制御手段は、トルク値に基づいて、油圧ポンプにより調整機構部の作動油室に供給する作動油の油圧を決定するようにしてもよい。
また、上記エンジン装置において、アウターレースとベアリング固定蓋との間に配置され、供給される電圧に応じてバランサの回転軸方向の長さを調整可能なピエゾ素子を有し、ピエゾ素子に電圧を印加する電圧印加手段を更に備え、調整制御手段は、トルク値に基づいて、ピエゾ素子に印加する電圧値を決定するようにしてもよい。
また、上記エンジン装置において、調整機構部は、ベアリング固定蓋のベアリングのアウターレースの一端側となる位置に、先端部のバランサの回転軸方向の位置を調整可能に螺合されるねじ部材を有し、調整制御手段は、トルク値に基づいて、ねじ部材の回転量を決定するようにしてもよい。
本発明によれば、バランサを支持するベアリングの状態を容易且つ適切に調整することができる。
図1(A)は、本発明の第1実施形態に係るエンジン装置の一部断面図である。図1(B)は、本発明の第1実施形態に係るエンジン装置の側面図である。 本発明の第1実施形態に係るエンジン装置のクランクシャフトの軸に沿った面での一部断面図である。 本発明の第1実施形態に係るエンジンにおけるバランサの取付部分の周囲の断面図である。 本発明の第1実施形態に係るバランサ回転トルク制御処理のフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るエンジンにおけるバランサの取付部分の周囲の断面図である。 本発明の第3実施形態に係るエンジンにおけるバランサの取付部分の周囲の断面図である。 本発明の第4実施形態に係るエンジンにおけるバランサの取付部分の周囲の断面図である。 本発明の第5実施形態に係るエンジンにおけるバランサの取付部分の周囲の断面図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明のいくつかの実施形態に係るエンジン装置を説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1(A)は、本発明の第1実施形態に係るエンジン装置の一部断面図である。図1(B)は、本発明の第1実施形態に係るエンジン装置の側面図である。
エンジン装置1は、内燃機関の一例としてのディーゼルエンジン(以下、単にエンジンという)10を備える。エンジン10は、ピストン15を往復移動可能に収容するシリンダが設けられたシリンダブロック11と、シリンダブロック11の上部に図示しないボルトによって固定されたシリンダヘッド12と、シリンダブロック11の下部に取り付けられたエンジンケースの一例としてのクランクケース13と、クランクケース13の下部に取り付けられ、エンジン10の各部を潤滑する潤滑油を貯溜するオイルパン14とを備えている。なお、図1(A)では、一気筒のみを示しているが、エンジン10は、単気筒であっても、複数気筒であってもよい。
シリンダブロック11及びクランクケース13は、クランクシャフト17を回転可能に支持している。クランクシャフト17は、コネクティングロッド16を介してピストン15と連結されている。
クランクケース13には、クランクシャフト17の軸方向と平行な軸を回転軸とする1対のバランサ20(20A,20B)が回転可能に支持されている。
クランクシャフト17の一端には、図1(B)に示すように、出力ギヤ30が一体回転可能に接続されている。また、一方のバランサ20Aの一端には、入力ギヤ32及び出力ギヤ33が一体回転可能に接続され、他方のバランサ20Bの一端には、出力ギヤ33と噛合う入力ギヤ34が一体回転可能に接続されている。
クランクシャフト17に接続された出力ギヤ30と、バランサ20Aの入力ギヤ32とは、双方と噛合うアイドルギヤ31を介して、駆動力を伝達可能になっている。出力ギヤ30、アイドルギヤ31、及び入力ギヤ32は、バランサ20Aの回転数が、クランクシャフト17の回転数の1倍となるように設定されている。また、入力ギヤ34及び出力ギヤ33は、バランサ20(20A,20B)の回転数が同じになるように設定されている。
このような構成により、クランクシャフト17が時計回り方向に回転すると、出力ギヤ30及びアイドルギヤ31、入力ギヤ32を介して、一方のバランサ20Aが時計回り方向にクランクシャフト17の回転数の1倍で回転する。また、出力ギヤ33及び入力ギヤ34を介して、他方のバランサ20Bが、半時計回り方向にバランサ20Aと同じ回転数で回転する。このように、1対のバランサ20(20A,20B)が、回転するので、ピストン15の上下方向の慣性力がバランサ20の慣性力により打ち消される(完全に打ち消される又は低減される)こととなる。
次に、バランサ20のエンジン10への取付状態について説明する。
図2は、本発明の第1実施形態に係るエンジンのクランクシャフトの軸に沿った面での一部断面図である。なお、図2には、一方のバランサ20Aのみを示しているが、他方のバランサ20Bも、エンジン10のクランクケース13への取付部分の構成は、同様となっている。
バランサ20Aは、クランクケース13に対して、複数(図2では、2個)のベアリング40により回転可能に支持されている。
バランサ20Aのバランサ回転軸方向の一端側(図面右側)のベアリング40は、バランサ20Aのバランサ回転軸方向及び径方向の位置をベアリング固定蓋45により規制されている。ベアリング固定蓋45には、ベアリング40の後述するアウターレース43のバランサ回転軸方向の位置を調整可能な調整機構50が設けられている。調整機構50については、後述する。
バランサ20Aのバランサ回転軸方向の他端側(図面左側)には、入力ギヤ32と、出力ギヤ33とが一体回転可能に接続されている。
また、出力ギヤ33は、バランサ20Aの回転トルクを測定するトルク測定手段の一例としての回転トルク測定部65のギヤと噛合うようになっている。回転トルク測定部65は、測定した回転トルクの値を電子制御ユニット(ECU)64に出力する。ECU64については、後述する。
次に、バランサ20のベアリング固定蓋側の取付部分及び関連する部位について詳細に説明する。
図3は、本発明の第1実施形態に係るエンジンにおけるバランサの取付部分の周囲の断面図である。
ベアリング40は、バランサ20の外周に配置されて装着されるインナーレース41と、インナーレース41の外径側に配置されるアウターレース43と、インナーレース41とアウターレース43との間に配置され、インナーレース41とアウターレース43との相対回転を容易にする転動体の一例としての円錐コロ42とを有する。
ベアリング40のバランサ回転軸方向外側(図3の上方)及びアウターレース43の径方向外側には、ベアリング40の位置を規制するベアリング固定蓋45が設けられている。ベアリング固定蓋45は、図示しないボルトにより、クランクケース13に装着されている。
アウターレース43のバランサ回転軸方向外側の面とベアリング固定蓋45との間には、円環状のシム51が配置される。シム51は、例えば、鉄、アルミ、銅等によって構成されている。
シム51のバランサ回転軸方向外側には、略円環状のコマンドピストン52が配置される。コマンドピストン52の内周側及び外周側には、後述する作動油室R1の密閉状態を確保するためのОリング53が収容される収容溝が形成されている。本実施形態では、主に、コマンドピストン52、Oリング53、及びベアリング固定蓋45の隔壁45Aが、調整機構部50に相当する。
コマンドピストン52が、ベアリング固定蓋45のバランサ20側の面と、ベアリング固定蓋45の円筒状の隔壁45Aとで囲まれる空間に嵌め込まれることにより、コマンドピストン52、ベアリング固定蓋45のバランサ20側の面、及びベアリング固定蓋45の隔壁45Aとにより囲まれた、作動油が供給される作動油室R1が形成されている。
コマンドピストン52は、作動油室R1に供給される作動油の圧力(作動油圧)に応じてバランサ回転軸方向に移動可能である。
作動油室R1は、流通路62を介して、油圧ポンプ61に接続されており、油圧ポンプ61から作動油が供給可能となっている。流通路62の途中には、流通路62を開閉可能なバルブ63が設けられており、バルブ63を閉状態とすることにより作動油室R1内の作動油圧を一定の圧力に維持させておくことができるようになっている。
油圧ポンプ61は、ECU64に接続されており、ECU64からの制御指示によって供給する作動油圧を調整可能となっている。このような構成により、ECU64の制御により作動油圧を調整すると、コマンドピストン52のバランサ回転軸方向の位置、コマンドピストン52により押圧されるベアリング40のアウターレース43のバランサ回転軸方向の位置を調整することができる。この結果、ベアリング40の回転抵抗を調整でき、バランサ20の回転トルクを調整することができる。
ECU64は、エンジン10の各種制御を行うもので、公知のCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備え構成されている。また、ECU64は、調整制御手段の一例としての調整制御部64Aと、エンジン停止制御手段の一例としてのエンジン停止制御部64Bと、を一部の機能要素として有する。この機能要素は、本実施形態では一体のハードウェアであるECU64に含まれるものとして説明するが、これらのいずれか一部を別体のハードウェアに設けることもできる。
調整制御部64Aは、回転トルク測定部65により測定されたバランサ20の回転トルクが、所定値(例えば、10Nm)を超えるか否かを判定し、回転トルクが所定値を超える場合に、油圧ポンプ61により供給される作動油圧を低減する制御を行うことにより、調整機構部50によりベアリング40のアウターレース43をベアリング固定蓋45側に移動させる。これにより、バランサ20の回転トルクを低減させるように制御できる。
また、エンジン停止制御部64Bは、回転トルク測定部65により測定されたバランサ20の回転トルクが、所定値よりも大きい所定の限界値(例えば、15Nm)を超えるか否かを判定し、回転トルクが限界値を超える場合に、エンジン10を止めるように制御する。これにより、エンジン10への不要な負荷の発生や、ベアリング40への損傷の発生等を適切に防止できる。
次に、本発明の第1実施形態に係るエンジン装置におけるバランサ回転トルク制御処理について説明する。
図4は、本発明の第1実施形態に係るバランサ回転トルク制御処理のフローチャートである。
バランサ回転トルク制御処理は、例えば、エンジン10が始動された後において、所定時間毎に実行される。
まず、エンジン停止制御部64Bは、回転トルク測定部65により測定されたバランサ20の回転トルクが、限界値を超えるか否かを判定する(ステップS11)。この結果、バランサ20の回転トルクが限界値を超える場合(ステップS11:YES)には、エンジン10を止めるように制御し(ステップS12)、バランサ回転トルク制御処理を終了する。
一方、バランサ20の回転トルクが、限界値を超えない場合(ステップS11:NO)には、調整制御部64Aが、回転トルク測定部65により測定されたバランサ20の回転トルクが、所定値を超えるか否かを判定する(ステップS13)。
この結果、バランサ20の回転トルクが所定値を超える場合(ステップS13:YES)には、調整制御部64Aは、油圧ポンプ61により作動油室R1に供給される作動油圧を低減する制御を行うことにより、調整機構部50によりベアリング40のアウターレース43をベアリング固定蓋45側に移動させるように制御し(ステップS14)、バランサ回転トルク制御処理を終了する。
一方、バランサ20の回転トルクが所定値を超えていない場合(ステップS13:NO)には、バランサ20の回転トルクが正常値であることを意味しているので、調整制御部64Aは、何もせずに、バランサ回転トルク制御処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態に係るエンジン装置1によると、バランサの回転トルクが所定値を超えた場合には、調整機構部50によりベアリング40のアウターレース43をベアリング固定蓋45側に移動させるように制御するようにしたので、ベアリング40の回転抵抗を調整して、バランサ20の回転トルクを適切な値に低減することができる。このため、エンジン10へのバランサ20による負荷を低減でき、エンジン10の燃費を向上することができる。
また、本実施形態に係るエンジン装置1によると、バランサ20の回転トルクが限界値を超えた場合には、エンジン10を止めるように制御するようにしたので、エンジン10への損傷の発生や、ベアリング40への損傷の発生を適切に防止することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係るエンジン装置について説明する。
図5は、本発明の第2実施形態に係るエンジンにおけるバランサの取付部分の周囲の断面図である。
本発明の第2実施形態に係るエンジン装置は、第1実施形態に係るエンジン装置とは、主に、調整機構部50の構成及びECU64の調整制御部64Aの処理が異なる。
本実施形態に係るエンジン装置1においては、シム51のバランサ回転軸方向外側に、略円環状のコマンドピストン54が配置される。コマンドピストン54には、バランサ回転軸方向に伸縮可能な1以上のピエゾ素子55が設けられている。本実施形態では、コマンドピストン54のベアリング固定蓋45側に、均等な間隔を空けて複数(例えば、4つ)のピエゾ素子55が配置されている。ここで、本実施形態では、コマンドピストン54及びピエゾ素子55が調整機構部50に相当する。
ピエゾ素子55には、ECU64からピエゾ素子55の伸縮を調整するための電圧が供給される。このような構成により、ECU64の制御によりピエゾ素子55に供給する電圧を調整すると、ピエゾ素子55のバランサ回転軸方向の長さを調整でき、コマンドピストン54のバランサ回転軸方向の位置を調整でき、結果として、コマンドピストン54により押圧されるベアリング40のアウターレース43のバランサ回転軸方向の位置を調整することができる。この結果、アウターレース43とインナーレース41との位置関係を調整でき、ベアリング40の回転抵抗を調整でき、バランサ20の回転トルクを調整することができる。
本実施形態では、ECU64の調整制御部64Aは、バランサ20の回転トルクが所定値を超える場合には、ピエゾ素子55に供給する電圧を低減する制御を行うことにより、調整機構部50によりベアリング40のアウターレース43をベアリング固定蓋45側に移動させるように制御する。ここで、調整制御部64Aは、電圧印加手段の一例である。
以上説明したように、本実施形態に係るエンジン装置1によると、バランサ20の回転トルクが所定値を超えた場合には、調整制御部64Aにより調整機構部50によりベアリング40のアウターレース43をベアリング固定蓋45側に移動させるように制御するようにしたので、ベアリング40の回転抵抗を調整して、バランサ20の回転トルクを適切な値に低減することができる。このため、エンジン10へのバランサ20による負荷を低減でき、エンジン10の燃費を向上することができる。
次に、本発明の第3実施形態に係るエンジン装置について説明する。
図6は、本発明の第3実施形態に係るエンジンにおけるバランサの取付部分の周囲の断面図である。
本発明の第3実施形態に係るエンジン装置は、第1実施形態に係るエンジン装置とは、主に、調整機構部50の構成が異なる。
シム51のバランサ回転軸方向外側には、略円盤状のコマンドピストン56が配置される。本実施形態では、コマンドピストン56の中心部分は、ベアリング固定蓋45側に突出するように形成されている。コマンドピストン56の外周側には、作動油室R2の密閉状態を確保するためのОリング57が取り付けられている。本実施形態では、主に、コマンドピストン56、及びOリング57が、調整機構部50に相当する。
コマンドピストン56が、ベアリング固定蓋45のバランサ20側の面及び内周面に囲まれる空間に嵌め込まれることにより、コマンドピストン56、ベアリング固定蓋45のバランサ20側の面、及びベアリング固定蓋45の内周面により囲まれた作動油室R2が形成される。
コマンドピストン56は、作動油室R2に供給される作動油圧に応じてバランサ回転軸方向に移動可能である。
作動油室R2は、流通路62を介して、油圧ポンプ61に接続されており、油圧ポンプ61から作動油が供給可能となっている。流通路62の途中には、流通路62を開閉可能なバルブ63が設けられており、バルブ63を閉状態とすることにより作動油室R2内の作動油圧を一定の圧力に維持させておくことができるようになっている。
このような構成により、ECU64の制御により作動油圧を調整すると、コマンドピストン56のバランサ回転軸方向の位置、コマンドピストン56により押圧されるベアリング40のアウターレース43のバランサ回転軸方向の位置を調整することができる。この結果、ベアリング40の回転抵抗を調整でき、バランサ20の回転トルクを調整することができる。
以上説明したように、本実施形態に係るエンジン装置1によると、バランサ20の回転トルクが所定値を超えた場合には、調整制御部64Aが調整機構部50によりベアリング40のアウターレース43をベアリング固定蓋45側に移動させるように制御するようにしたので、ベアリング40の回転抵抗を調整して、バランサ20の回転トルクを適切な値に低減することができる。このため、エンジン10へのバランサ20による負荷を低減でき、エンジン10の燃費を向上することができる。
次に、本発明の第4実施形態に係るエンジン装置について説明する。
図7は、本発明の第4実施形態に係るエンジン装置におけるバランサの取付部分の周囲の断面図である。
本発明の第4実施形態に係るエンジン装置は、第1実施形態に係るエンジン装置とは、主に、ベアリング固定蓋45と、調整機構部50の構成と、ECU64の調整制御部64Aの処理が異なる。
本実施形態に係るエンジン装置においては、ベアリング固定蓋45のバランサ回転軸方向外側近傍の内周にねじ溝45Cが形成されている。
また、シム51のバランサ回転軸方向外側に、略円環状のねじ部材75が配置される。ねじ部材75の外周には、ベアリング固定蓋45のねじ溝45Cと噛合うねじ溝75Aが形成されている。また、ねじ部材75の内周には、歯75Bが形成されている。
ベアリング固定蓋45には、ねじ部材75を回転させるためのねじ部材回転部材76が回転可能に装着されている。ねじ部材回転部材76は、ベアリング固定蓋45のバランサ回転軸方向の面に形成された貫通孔45Dに挿入され、貫通孔45Dと略同じ径を有する軸部78と、軸部78のねじ部材75側の端部に固定され、ねじ部材75の歯75Bと噛合う歯77Aが形成されたギヤ77と、軸部78の他端側に固定され、軸部78を回転させるために動力が入力される入力ギヤ79とを備える。本実施形態では、ベアリング固定蓋45は、バランサ20側と、バランサ20と反対側との間は、貫通孔45Dのみで連通するようになっているが、貫通孔45Dには、略同じ径の軸部78が挿入されるので、ベアリング固定蓋45のバランサ20側の空間を密封状態とすることができ、潤滑油がクランクケース13の外部に漏れだすことを適切に防止できる。
入力ギヤ79は、モータ66の軸に固定された出力ギヤ67に噛合った状態となっている。モータ66には、ECU64から電力が供給されるようになっている。
このような構成により、ECU64からモータ66に電力が供給されると、モータ66が回転し、出力ギヤ67、入力ギヤ79を介して軸部78が回転する。そして、軸部78に固定されたギヤ77が回転し、ギヤ77と噛合うねじ部材75が回転し、バランサ回転軸方向の位置が調整されることとなる。これにより、ねじ部材75とシム51を介して配置されているアウターレース43のバランサ回転軸方向の位置を調整することができ、アウターレース43とインナーレース41の位置関係を調整でき、結果としてベアリング40の回転抵抗を調整でき、バランサ20の回転トルクを調整することができる。
本実施形態では、ECU64の調整制御部64Aは、バランサ20の回転トルクが所定値を超える場合には、モータ66に電力を供給して、ねじ部材75を回転させることにより、ベアリング40のアウターレース43をベアリング固定蓋45側に移動させるように制御する。本実施形態では、ECU64は、検出された回転トルクの値に応じてねじ部材75を回転する角度を決定し、その角度を回転させるようにモータ66に電力を供給している。
以上説明したように、本実施形態に係るエンジン装置1によると、バランサ20の回転トルクが所定値を超えた場合には、調整制御部64Aにより調整機構部50によりベアリング40のアウターレース43をベアリング固定蓋45側に移動させるように制御するようにしたので、ベアリング40の回転抵抗を調整して、バランサ20の回転トルクを適切な値に低減することができる。このため、エンジン10へのバランサ20による負荷を低減でき、エンジン10の燃費を向上することができる。
次に、本発明の第5実施形態に係るエンジン装置について説明する。
図8は、本発明の第5実施形態に係るエンジンにおけるバランサの取付部分の周囲の断面図である。
本発明の第5実施形態に係るエンジン装置は、第1実施形態に係るエンジン装置とは、主に、ベアリング固定蓋45と、調整機構部50の構成と、ECU64の調整制御部64Aの処理が異なる。
ベアリング固定蓋45のシム51のバランサ回転軸方向外側に対応する位置には、調整機構50及びねじ部材の一例であるねじ71を螺合可能であり、且つベアリング固定蓋45を貫通するバランサ回転軸方向に延びるねじ孔45Eが1以上形成されている。ベアリング固定蓋45のねじ孔45Eに螺合させるねじ71は、例えば、先端部71Aがバランサ回転軸に垂直な平面となっている。
各ねじ71の頭部には、ギヤ72が形成されている。各ねじ71に形成されたギヤ72は、共有ギヤ73と噛合うようになっている。共通ギヤ73には、中心からベアリング固定蓋45側に延び、ベアリング固定蓋45に形成された凹部に挿入された回転軸部73Aが固定されるとともに、中心からベアリング固定蓋45と反対側に延び、モータ66からの動力が入力される入力ギヤ73Bが固定されている。
入力ギヤ73Bは、モータ66の軸に固定された出力ギヤ67に噛合った状態となっている。モータ66には、ECU64から電力が供給されるようになっている。
ベアリング固定蓋45及びアウターレース43には、ベアリング固定蓋45とアウターレース43との間の距離を測定可能な変位センサ68が設けられている。変位センサ68は、検出した値をECU64に出力する。
このような構成により、ECU64からモータ66に電力が供給されると、モータ66が回転し、出力ギヤ67、入力ギヤ73Bを介して共通ギヤ73が回転する。共通ギヤ73が回転すると、共通ギヤ73に噛合う各ギヤ72が同じ角度だけ回転することとなる。この結果、各ねじ71のバランサ回転軸方向の移動量を高精度に合わせることができる。これにより、ねじ71とシム51を介して配置されているアウターレース43のバランサ回転軸方向の位置を調整することができ、アウターレース43とインナーレース41の位置関係を調整でき、結果としてベアリング40の回転抵抗を調整でき、バランサ20の回転トルクを調整することができる。
本実施形態では、ECU64の調整制御部64Aは、バランサ20の回転トルクが所定値を超える場合には、モータ66に電力を供給して、ねじ71を回転させることにより、ベアリング40のアウターレース43をベアリング固定蓋45側に移動させるように制御する。本実施形態では、ECU64は、検出された回転トルクの値に応じてねじ71を回転する角度を決定し、その角度を回転させるようにモータ66に電力を供給している。また、本実施形態では、ECU64は、変位センサ68からのセンサ値に基づいて、アウターレース43の位置が適切な位置に移動したか否かを判定し、適切な位置に移動していない場合には、ねじ71の回転量を調整するようにしている。
以上説明したように、本実施形態に係るエンジン装置1によると、バランサ20の回転トルクが所定値を超えた場合には、調整制御部64Aが調整機構部50によりベアリング40のアウターレース43をベアリング固定蓋45側に移動させるように制御するようにしたので、ベアリング40の回転抵抗を調整して、バランサ20の回転トルクを適切な値に低減することができる。このため、エンジン10へのバランサ20による負荷を低減でき、エンジン10の燃費を向上することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、上記各実施形態では、シム51をベアリング40のアウターレース43の一端側に配置させて、シム51を介してアウターレース43のバランサ回転軸方向の位置を調整するようにしていたが、本発明はこれに限られず、シム51を備えずに、アウターレース43とコマンドピストン52,54,56、ねじ71、又はねじ部材75を接触させて、アウターレース43の位置を調整するようにしてもよい。
また、上記第2実施形態では、コマンドピストン54を備えるようにしていたが、本発明はこれに限られず、コマンドピストン54を備えずに、ピエゾ素子55を、ベアリング固定蓋45とアウターレース43とに直接接するように配置して、アウターレース43の位置を調整するようにしてもよい。
また、上記第4実施形態では、ねじ部材75を円環状としていたが、本発明はこれに限られず、ねじ部材を円盤状としてもよい。この場合には、ベアリング固定蓋45のねじ部材のバランサ回転軸外側の面と対向する面の部分を貫通孔とするようにし、ねじ部材を外方から回転できるようにしてもよい。
また、上記第5実施形態では、ベアリング固定蓋45とアウターレース43との間の距離を変位センサ68により測定し、アウターレース43の位置が適切であるか否かを判定し、アウターレース43の位置を調整するようにしていたが、上記第1実施形態から第4実施形態でも、ベアリング固定蓋45とアウターレース43との間の距離を変位センサ68により測定し、アウターレース43の位置が適切であるか否かを判定し、アウターレース43の位置を調整するようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、ベアリング40として、円錐コロ軸受を例に示していたが、本発明はこれに限られず、インナーレースとアウターレースとが接しておらず、インナーレースとアウターレースとの軸方向の位置の調整が必要なベアリングであればよい。
また、上記実施形態では、エンジンをディーゼルエンジンとしていたが、本発明はこれに限られず、ガソリンエンジン等の燃料の異なる他のエンジンにも広く適用することが可能である。
1 エンジン装置
10 エンジン
11 シリンダブロック
12 シリンダヘッド
13 クランクケース
14 オイルパン
15 ピストン
16 コネクティングロッド
17 クランクシャフト
20,20A,20B バランサ
30 出力ギヤ
31 アイドルギヤ
32 入力ギヤ
33 出力ギヤ
34 入力ギヤ
40 ベアリング
41 インナーレース
42 円錐コロ
43 アウターレース
45 ベアリング固定蓋
45A 隔壁
45C ねじ溝
45D 貫通孔
45E ねじ孔
50 調整機構部
51 シム
61 油圧ポンプ
62 流通路
63 バルブ
64 ECU
64A 調整制御部
64B エンジン停止制御部
65 回転トルク測定部
66 モータ
67 出力ギヤ
68 変位センサ
71 ねじ
72 ギヤ
73 共通ギヤ
73A 回転軸部
73B 入力ギヤ
75 ねじ部材
75A ねじ溝
75B 歯
76 ねじ部材回転部材
77 ギヤ
77A 歯
78 軸部
79 入力ギヤ

Claims (4)

  1. クランクシャフトから伝達される駆動力により、エンジンの振動を抑制するために回転可能なバランサと、
    前記バランサの周囲に配置され、前記バランサの回転軸方向外側に向かうに従って外径が縮小する円環状のインナーレースと、前記インナーレースの外周側に配置される円錐状の転動体と、前記インナーレースの外周側に前記円錐状の転動体を介して配置され、前記バランサの回転軸方向外側に向かうに従って内径が縮小する円環状のアウターレースとを有し、前記バランサをエンジンケースに回転可能に支持するベアリングと、
    前記ベアリングの前記バランサの回転軸方向の一端側の位置を規制するように、前記エンジンケースに固定されるベアリング固定蓋と、
    前記バランサの前記回転軸方向における前記ベアリングの前記アウターレースと前記ベアリング固定蓋との間隔を、前記ベアリング固定蓋を前記エンジンケースに固定した状態で調整可能な調整機構部と、
    前記バランサの回転トルクを測定するトルク測定手段と、
    前記測定された回転トルクが、所定値を超える場合に、前記調整機構部により前記ベアリングの前記アウターレースをベアリング固定蓋側に移動させる調整制御手段と、
    前記トルク測定手段により測定されたトルク値が、前記所定値よりも大きい所定の限界値を超える場合に、前記エンジンを止めるように制御するエンジン停止制御手段と、
    を備えるエンジン装置。
  2. 前記調整機構部は、前記ベアリング固定蓋との間に作動油を収容可能な作動油室を形成し、前記作動油室に供給された作動油圧に応じて前記アウターレースを前記バランサの回転軸方向に押圧可能なピストンを有し、
    前記作動油室に作動油を供給する油圧ポンプを更に備え、
    前記調整制御手段は、前記トルク値に基づいて、前記油圧ポンプにより前記調整機構部の前記作動油室に供給する作動油の油圧を決定する
    請求項1に記載のエンジン装置。
  3. 前記調整機構部は、前記アウターレースと前記ベアリング固定蓋との間に配置され、供給される電圧に応じて前記バランサの回転軸方向の長さを調整可能なピエゾ素子を有し、
    前記ピエゾ素子に電圧を印加する電圧印加手段を更に備え、
    前記調整制御手段は、前記トルク値に基づいて、前記ピエゾ素子に印加する電圧値を決定する
    請求項1に記載のエンジン装置。
  4. 前記調整機構部は、前記ベアリング固定蓋の前記ベアリングの前記アウターレースの一端側となる位置に、先端部の前記バランサの前記回転軸方向の位置を調整可能に螺合されるねじ部材を有し、
    前記調整制御手段は、前記トルク値に基づいて、前記ねじ部材の回転量を決定する
    請求項1に記載のエンジン装置。
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