JP6782699B2 - 二重弾性部材を有する捩れ振動ダンパ - Google Patents

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Description

関連出願
本願は、2014年9月2日に出願した米国仮特許出願第62/044,532号の優先権を主張し、そのすべてを参考として本明細書に組み込む。
本発明は、捩れ振動ダンパに、より詳しくは、例えば直接駆動型クランクシャフトダンパ及びドライブラインダンパなどのための二重軸方向配向型弾性体を有する捩れ振動ダンパに、関する。
従来の捩れ振動ダンパ(TVD)は、ストリップ状またはリング状の弾性体によって提供される振動を減衰させるために、単一バネ質量系を有し、この弾性体は、TVDのハブ及びリングを互いに関して十分に保持する。最近、ベルトスタート発電機(BSG)システムを用いて、ハブと一体的である慣性リングを有するTVDの必要性があり、これにより、クランクシャフトからベルトまでの駆動を(弾性体を介さずに)直接にする。しかしながら、TVDが高振動数を必要とする場合、このような直接駆動型TVDは、3つの主な制限を受ける。
(1)バネ/ダンパシステムで使用される弾性体複合物は、非常に硬い必要がある。これは、カーボンブラック(バインダ)を追加することによって実現され、これにより、使用した複合物の剛性率を高める。しかしながら、カーボンブラックを追加することは、2つのさらなる問題を引き起こす。
(a)TVDの組み立ては、困難になり、高低弾性体のような製造の問題は、屑の増加を引き起こし、
(b)TVDの減衰は、動作中にデバイスによって生じた内部熱がバネ/ダンパ(弾性体)システムの早期の疲労破壊に対する懸念を高めるレベルへ増加させる。
(2)慣性リングの関連する慣性モーメントは、特に大きな慣性モーメントが望ましい場合に、懸念される。大きな慣性I、より低い振動数fは、以下の等式に基づく。
f=1/2π√(kt/I)…(I)
ここで、f=固有振動数、kt=捩り剛性、I=慣性モーメントである。
(3)単一のバネ/ダンパシステムを有するTVDに関して軸方向で入手可能なパッケージ空間がないことは、弾性体の幅、ひいては等式に基づいて捩り剛性ktを制限するので、問題を引き起こす。
Figure 0006782699
ここで、G=弾性率、W=弾性体の幅、Rid=リング内径、Hod=ハブ外径である。
本明細書に記載された捩れ振動ダンパは、問題の騒音・振動・ハーシュネス(NVH)構造を変更することにより、これら問題の可能性を緩和するまたは低減するように機能する。
一態様において、捩れ振動ダンパを開示しており、この捩れ振動ダンパは、回転軸を有する一体型本体であって、シャフトを受けるために貫通する孔部を画成する最内環状壁部と、回転軸と同心状であり、最内環状壁部に対して径方向外側に間隔をあけた最外環状壁部と、を有する、一体型本体と、回転軸と同心状であり、外側環状壁部に対して径方向外側に位置する慣性部材と、を有する。慣性部材は、回転軸を向く内面と、最外環状壁部を向く外面と、を有し、第1弾性部材は、慣性部材の内面に当接して配置され、第2弾性部材は、慣性部材の外面に当接して、慣性部材と外側環状壁部との間に配置されている。第1及び第2弾性部材は、一体型本体と共に回転するために、慣性部材を一体型本体に動作可能に連結している。
別の態様において、捩れ振動ダンパは、最内環状壁部と同心状であり、最内環状壁部から径方向外側に間隔をあけた一体型本体の外側環状壁部を有し、これにより、外側環状壁部と最内環状壁部との間に環状キャビティを画成し、慣性部材は、この環状キャビティに配置され、第1弾性部材は、慣性部材と最内環状壁部との間で圧縮されている。これら態様にかかる捩れ振動ダンパは、ドライブラインでの振動を減衰させるのに適している。
別の態様において、捩れ振動ダンパの一体型本体は、最内環状壁部と同心状であり、最内環状壁部と外側壁部との間に位置する中間環状壁部を有する。慣性部材は、中間環状壁部と外側環状壁部との間に配置されており、第1弾性部材は、慣性部材と中間環状壁部との間で圧縮され、第2弾性部材は、慣性部材と外側環状壁部との間で圧縮されている。これら態様にかかる捩れ振動ダンパは、フロントエンド型補機駆動機での振動、特にクランクシャフトの振動を減衰させるのに適している。
別の態様において、一体型本体は、一体型本体のプレート部分から両方向で径方向外側に延在する最内環状壁部及び外側環状壁部を有する。ここで、第1弾性部材は、慣性部材とシャフトとの間で圧縮されている。
クランクシャフトを受けてクランクシャフトの振動を減衰させることを意図したこれら捩れ振動ダンパに関して、外側環状壁部の最径方向外面は、ベルト係合面を画成し得る。ベルト係合面は、平坦であり得る、または、リブを有し得る。リブは、V字状リブであり得る。ドライブラインでの振動を減衰させるこれら捩れ振動ダンパに関して、ベルト係合面は、必要ないことがある。
段落[0005]から[0009]で説明した態様全てにおいて、第1及び第2弾性部材のうちの少なくとも一方は、慣性部材に接着剤によって接合され得、または、代替として、成型によって接合され得、慣性部材は、横断面でほぼI字状であり得、横断面は、回転軸と平行にとられる。慣性部材が横断面でほぼI字状である場合、第1及び第2弾性部材は、ほぼI字状の横断面によって画成された両凹所に配置される。
開示の様々な態様は、以下の図面を参照してよりよく理解され得る。図面中の構成部材は、拡大縮小する必要はなく、本開示の原理を明確に示すと配置される替わりに強調する。さらに、図面において、同様の参照符号は、いくつかの図面にわたって、対応する部分を示す。
フロントエンド型補機駆動機にある構成部材を示す斜視図である。 従来技術の代表例とNVH構造のための開示した二重軸方向弾性体とを示す模式図である。 クランクシャフトのようなシャフトに搭載可能な捩れ振動ダンパを示す回転軸と平行にとった斜視分解横断面図である。 図3の捩れ振動ダンパを示す斜視組立図である。 ドライブラインのための捩れ振動ダンパを示す回転軸と平行にとった斜視分解横断面図である。 図5の捩れ振動ダンパを示す斜視組立図である。 ドライブラインのための捩れ振動ダンパを示す回転軸と平行にとった斜視分解横断面図である。 シャフトにある図7の組み立てた捩れ振動ダンパを示す部分平面横断面図である。
ここで、図面で示されるような実施形態の説明を詳細に参照する。いくつかの実施形態をこれら図面に関連して説明しているが、本明細書に記載された実施形態に開示を限定する意図はない。反対に、全ての代替例、改良例及び均等物に及ぶことを意図する。
ここで図1を参照すると、単に例示的な目的で、例示的な一実施形態にかかるFEADシステム18が示されており、このシステムは、前面30及び後面27を有する一体型筐体15を有する。一体型筐体15の後面27は、好ましくは、エンジンに備え付けられている。FEADシステム18は、車両用、船舶用及び定置エンジンを含むエンジンで利用され得る。一体型筐体15の形状及び構成は、筐体を備え付ける車両用エンジンによる。したがって、一体型筐体15、より詳しくはFEADシステム18は、エンジン駆動補機9の場所と共に変化し得、依然として本発明の目的を達成する。理解すべきことは、エンジン駆動補機9の場所及び数が変化し得ること、である。例えば、真空ポンプ、燃料射出ポンプ、オイルポンプ、給水ポンプ、パワーステアリングポンプ、空調ポンプ及びカムドライブは、他のエンジン駆動補機9の例であり、これらは、FEADシステム18に組み込むために一体型筐体15に備え付けられ得る。エンジン駆動補機9は、好ましくは、ボルトなどによって表面に沿う場所で一体型筐体15に備え付けられており、この表面は、容易に備え付けるために工具でアクセス可能でありかつ補修のためにアクセス可能である。図1において、一体型筐体15は、オルタネータ12及びベルトテンショナ21を含む複数のエンジン駆動補機9を有する。
エンジン駆動補機9は、少なくとも1つの無端駆動ベルト6によって駆動され、このベルトは、平坦ベルト、丸ベルト、V字ベルト、多溝付ベルト、リブ付ベルトなど、または、上記ベルトの組合せであり得、片面型又は両面型である。無端駆動ベルト6は、サーペンタインベルトであり、エンジン駆動補機9、オルタネータ12及び捩れ振動ダンパ3の周りを巻回し、この捩れ振動ダンパ3は、クランクシャフト8のノーズ10に接続されている。クランクシャフトは、捩れ振動ダンパ3を駆動し、これにより、無端駆動ベルト6を駆動し、この無端駆動ベルトは、順に、残りのエンジン駆動補機9及びオルタネータ12を駆動する。ベルトテンショナ21は、無端駆動ベルト6の張力を自動的に調整し、動作中にベルトをきついままにして摩耗を防止する。
本明細書におけるFEADシステム18への改善は、全体的に参照符号100で示され、図3及び図4において例示されている捻れ振動ダンパであり、この捻れ振動ダンパは、二重弾性部材を有する直接駆動型TVDである。一体型部材101は、「直接型」駆動システム、すなわち、無端ベルトが一体型部材自体のハブ、最内環状壁部102のベルト係合面112上に位置する。この構成の利点は、ベルト係合面112が「間接型」駆動システム、すなわち、無端ベルトがハブに間接的に連結されて振幅を大きくして振れるように回される慣性部材上にある駆動システム、と比較して小さい振幅で振れること、であり、この大きくした振幅は、ハブ/クランクシャフトの角度振動振幅に対して位相がずれている。この構成は、この構成が弾性体プーリ体の接触面及び/または弾性体慣性リングの接触面に/で滑る可能性をなくすまたは低減する点で、有利であり、このように滑ることは、既存の捩れ振動ダンパでベルト始動・停止シナリオ中に生じる。
捩れ振動ダンパは、クランクシャフトダンパのようなFEADシステムに限定されなく、図5及び図6に示すようなドライブラインダンパまたは他のタイプのダンパであり得る。
ここで図3及び図4を参照すると、捩れ振動ダンパ100は、一体型部材101を有し、この一体型部材は、捩れ振動ダンパを通る孔部117を画成する最内環状壁部102と、最内環状壁部102と同軸であり最内環状壁部から径方向外側に間隔をあけた最外環状壁部103と、を有する。孔部117は、そこで回転移動するために、クランクシャフトのようなシャフトを受けてシャフトに連結されるように構成されており、最外環状壁部103は、外側ベルト係合面112を画成する。一体型部材101は、同様に、最内環状壁部102と最外環状壁部103との間に配設された中間環状壁部104を有する。中間環状壁部104は、最内環状壁部102と同軸でありかつ最内環状壁部から径方向外側に間隔をあけており、最外環状壁部103から径方向内側にある。プーリ本体ハブの一体型部材101のこれら3つの環状壁部102、103、104は、プレート118によって互いに対して固定されており、このプレートは、プレートが最外環状壁部103で終端するまで、最内環状壁部102から径方向外側に延在する。プレート118は、プレートを軸方向に貫通して延在し、これにより最内環状壁部102との間にスポーク150を画成する複数の開口部148と、中間環状壁部104と最外環状壁部103との間にある複数の空隙部152と、を有し得る。開口部148及び空隙部152は、捩れ振動ダンパ100の全重量を低減する。
図3及び図4に示すように、3つの環状壁部102、103及び104は、それぞれ、プレート118から一方向のみにおいて軸方向に延在し得、そのため、捩れ振動ダンパ100の背面BFを画成する。プレート118自体の反対側は、捩れ振動ダンパ100の前面FFを画成する。
ベルト係合面112は、丸ベルトを受けるように平坦に、または、V字リブ付ベルトのV字リブと噛合するためのV字溝もしくは無端ベルトと噛合する他の必要な形付けられた溝部を有するように、形成され得る。
慣性部材108は、中間環状壁部と最外環状壁部との間に画成されたキャビティ120において中間環状壁部104と最外環状壁部103との間に配置されており、このキャビティは、背面BFを向いて開いており、TVDの前面FFを向いてプレート118によってほぼ閉塞されている。慣性部材108は、中間環状壁部104を向く内面122と、最外環状壁部103を向く外面124と、を有する。第1弾性部材114は、慣性部材108の内面122と中間環状壁部104と、の間に配設されており、第2弾性部材116は、慣性部材108の外面124と最外環状壁部103との間に配設されている。第1及び第2弾性部材114、116は、慣性部材108に当接して配置され、そしてキャビティ120内に挿入され得る、または代替として、慣性部材108をキャビティ120内に配置した後に、慣性部材108と一体型部材101の各壁部との間にある間隙内に圧入されもしくは射出され得る。組立手段にかかわらず、第1及び第2弾性部材114、116は、主として、一体型部材101の各壁部103、104に当接して圧縮されている。したがって、第1及び第2弾性部材114、116は、一体型部材と共に回転するために、慣性部材108を一体型部材101に堅固ではなく連結しており、シャフトのような回転部材の振動に関する振動数を減衰させるかつ/または吸収する。全体的に、捩れ振動ダンパ100における別の構成部材に対する任意の構成部材の相対的な回転及び任意の構成部材の並進移動はない。
第1及び第2弾性部材114、116を慣性部材108に当接させて保持することを補助するために、慣性部材108は、前面を向くフランジ126と、背面を向くフランジ128と、を有し得、これらフランジは、図3に示すように、慣性部材にI型鋼状の横断面輪郭を付与するが、これらフランジは、必要ではなく、本明細書で開示した構造全てにおいて任意である。この構成は、凹所を有する単一凹所型構造であり、これら凹所は、慣性部材108内にある第1及び第2弾性部材114、116を受ける。さらに、中間環状壁部104のうち慣性部材108を向く面は、凹所(図示略)を有し得、この凹所は、第1弾性部材114を受けるように寸法付けられかつ形付けられ、最外環状壁部103のうち慣性部材108を向く面は、凹所(図示略)を有し得、この凹所は、第2弾性部材116を受けるように寸法付けられかつ形付けられる。この代替的な構成は、二重凹所型構造である。これら凹所は、スライドすることを防止ように、また、構成部材を位置合わせする目的で、第1及び第2弾性部材を保持する。あるいは、各壁部103、104のみは、第1及び第2弾性部材を受けるための凹所を有し得る。
一体型部材101は、公知のまたは以降開発される技術を用いて、鋳造され、スピニング加工され、鍛造され、機械加工され、または、成型され得る。プーリ体−ハブ一体型部材101に適した材料は、鉄、鋼鉄、アルミニウム、他の適切な金属、プラスチックまたは複合材料を含むこれらの組合せを含む。慣性部材108は、十分な感性を有する任意の材料、通常、鋳鉄、鋼鉄または同様の高密度材料から形成され得る。
第1及び第2弾性部材114、116は、任意の適切な弾性体であり得、TVD100を搭載する回転シャフトによって発生した捩れ振動を吸収するかつ/または減衰させる。弾性体は、好ましくは、自動車エンジン用途に適した、すなわち、エンジン内で受ける温度、路面温度及び状況に耐えるのに適したものである。一実施形態において、弾性部材は、スチレンブタジエンゴム、天然ゴム、ニトリルブタジエンゴム、エチレンプロピレンジエン系ゴム(EPDM)、エチレンアクリル弾性体、水素化ニトリルブタジエンゴム、及びポリクロロプレンゴムのうちの1以上から形成され得るまたはこれらのうちの1以上を含み得る。エチレンアクリル弾性体の一例は、E. I. du Pont de Nemours and CompanyからのVAMAC(登録商標)エチレンアクリル弾性体である。弾性部材は、弾性体内に分散された複数の繊維を選択的に含む複合材料であり得る。繊維は、TECHNORA(登録商標)繊維の名で販売されている繊維のように、連続的なまたは分断された(刻まれた)アラミド繊維であり得る。
本明細書で開示した構造全てにおいて、第1及び第2弾性部材114、116のうちの一方または双方は、振動減衰システムで使用するのに公知の従来からある接着剤を用いて、慣性部材108及び/または一体型部材101に取り付けられ得る。いくつかの例の適切な接着剤は、 Lord Corporation、Henkel AG & Co.またはMorton International Incorporated Adhesives & Specialty Companyによって販売されているゴム接合用接着剤を含む。接着剤を使用することは、上述のように、単一凹所型構造または二重凹所型構造である構成に、または、これら以外のものに、付与し得る。さらに、第1弾性部材のうちの1つは、単一凹所型または二重凹所型構造であり得、第2弾性部材は、接着剤によってのみ保持され得る。
本明細書で開示した構造全てにおいて、接着剤を使用するのではなく、第1及び第2弾性部材114、116のうちの一方または双方は、慣性部材108に成型により結合され得る。成型により接合することを使用することは、上述のように、単一凹所型構造または二重凹所型構造である構成に、または、これら以外のものに、付与し得る。さらに、第1弾性部材のうちの1つは、単一凹所型または二重凹所型構造であり得、第2弾性部材は、成型により接合されていることによってのみ保持され得る。
図3及び図4に示すように、慣性部材108は、内面122及び外面124に関して直線状に輪郭付けされた幾何形状を有しており、第1及び第2弾性部材114、116は、これら内面及び外面に当接して配置される。別の態様において、慣性部材108は、米国特許出願公開第2013/0291677号及び同時係属中の米国特許出願第14/303,074号で示唆されているように、湾曲状に輪郭付けされた幾何形状を有し得る。
ここで、図5及び図6を参照すると、ドライブライン用の捩れ振動ダンパ200が示されており、この捩れ振動ダンパは、一体型本体201を有し、この一体型本体は、貫通する孔部217を画成する最内環状壁部202と、最内環状壁部202と同心状であり、最内環状壁部から径方向外側に間隔をあけた最外環状壁部203と、を有し、これにより、最内環状壁部と最外環状壁部との間に環状キャビティ220を画成する。
慣性部材208は、最内環状壁部と最外環状壁部との間に画成されたキャビティ220において最内環状壁部202と最外環状壁部203との間に配置されており、このキャビティは、背面BFを向いて開口しており、TVDの前面FFを向いてプレート218によってほぼ閉塞されている。慣性部材208は、最内環状壁部202を向く内面222と、外側環状壁部203を向く外面224と、を有する。第1弾性部材214は、慣性部材208の内面222と最内環状壁部202との間に配設されており、第2弾性部材216は、慣性部材208の外面224と外側環状壁部203との間に配設されている。第1及び第2弾性部材214、216は、慣性部材208に当接して配置され、そしてキャビティ220内に挿入され得る、または、代替として、慣性部材208をキャビティ220内に配置した後に慣性部材208と各壁部202、203との間にある間隙内に圧入されもしくは射出され得る。組立手段にかかわらず、第1及び第2弾性部材214、216は、主として、一体型部材201の各壁部に当接して圧縮されている。したがって、第1及び第2弾性部材214、216は、一体型部材と共に回転するために、慣性部材208を一体型部材201に堅固ではなく連結しており、回転部材の振動に関する振動数を減衰させるかつ/または吸収する。全体的に、捩れ振動ダンパ200における別の構成部材に対する任意の構成部材の相対的な回転及び任意の構成部材の並進移動はない。
第1及び第2弾性部材214、216を慣性部材208に当接させて保持することを補助するために、慣性部材208は、前面を向くフランジ226と、背面を向くフランジ228と、を有し得、これらフランジは、図5に示すように、慣性部材にI型鋼状の横断面輪郭を付与するが、これらフランジは、必要ではなく、本明細書に開示した構造全てにおいて任意である。この構成は、凹所を有する単一凹所型構造であり、これら凹所は、慣性部材208内にある第1及び第2弾性部材214、216を受ける。さらに、最内環状壁部202のうち慣性部材208を向く面は、凹所(図示略)を有し得、この凹所は、第1弾性部材214を受けるように寸法付けられかつ形付けられ、外側環状壁部203のうち慣性部材208を向く面は、凹所(図示略)を有し得、この凹所は、第2弾性部材216を受けるように寸法付けられかつ形付けられている。この代替的な構成は、二重凹所型構造である。これら凹所は、第1及び第2弾性部材を保持し、スライドすることを防止すると共に、構成部材の位置合わせを提供する。あるいは、各壁部202、203のみは、第1及び第2弾性部材を受けるための凹所を有し得る。
プレート218は、複数の空隙部252を有し得、TVD200の重量を低減する。
TVD200の構成部材は、TVD100に関して上述した同じタイプの材料で形成され得、上述のように、単一凹所型構造、二重凹所型構造、接着剤及び成型による接合などを用いて弾性部材を保持するためのさまざまな手段を混ぜて合わせ得る。
ここで、図7及び図8を参照すると、ドライブライン用の捩れ振動ダンパ300を示しており、この捩れ振動ダンパは、一体型本体301を有しており、この一体型本体は、シャフトを受けるために貫通する孔部317を画成する最内環状壁部302と、回転軸Cと同心状であり、最内環状壁部302に対して径方向外側に間隔をあけた外側環状壁部303と、回転軸Cと同心状であり、外側環状壁部303に対して径方向内側に位置する慣性部材308と、を有する。ここで、最内環状壁部302及び外側環状壁部303は、一体型本体301のプレート318から両方向で径方向外側に延在している。慣性部材308は、回転軸を向く内面と、最外環状壁部を向く外面と、を有し、第1弾性部材314は、慣性部材308の内面322に当接して配置されており、第2弾性部材316は、慣性部材308と外側環状壁部303との間において、慣性部材308の外面324に当接して配置されている。第1及び第2弾性部材314、316は、特に図8に示すシャフトS回りに、一体型部材と共に回転するために、慣性部材308を一体型本体301に動作可能に連結させている。
TVDの背面BF及び前面FFを図7に付す。第1及び第2弾性部材314、316は、慣性部材308に当接して配置されており、そして、一体型本体内に挿入され得る、または、代替として、慣性部材308を一体型本体301内に配置した後に、慣性部材308と外側環状壁部303との間及び慣性部材308とシャフトSとの間にある間隙内に圧入されまたは射出され得る。組立手段にかかわらず、第1及び第2弾性部材314、316は、主として、これら各面に当接して圧縮されている。したがって、第1及び第2弾性部材314、316は、一体型部材と共に回転するために、慣性部材308を一体型部材301へ堅固ではなく連結しており、シャフトSのような回転部材の振動に関する振動数を減衰させるかつ/または吸収する。全体的に、捩れ振動ダンパ300における別の構成部材に対する任意の構成部材の相対的な回転及び任意の構成部材の並進移動はない。
プレート318は、複数の空隙部352を有し得、TVD300の重量を低減する。TVD300の構成部材は、TVD100に関して上述した同じタイプの材料で形成され得、上述のように、単一凹所型構造、二重凹所型構造、接着剤及び成型による接合などを用いて弾性部材を保持するためのさまざまな手段を混ぜて合わせ得る。
本明細書で開示した二重弾性部材型TVDにおける主要な利点は、単一弾性体型システムよりも高振動数を有する直接駆動型TVDを製造する能力であり、この二重弾性部材型TVDは、同心状でありハブの径方向外側に間隔をあけた弾性部材を有し、同心状に配設されて弾性部材から径方向外側に間隔をあけた慣性部材を堅固ではなく連結する。図2を参照してこれを説明し得る。左側の概略図は、従来の単一弾性体型システムであり、このシステムは、上記背景技術で説明したように数学的に表される。右側の概略図は、開示した二重弾性体型システムであり、このシステムは、
kt=kt+kt…(III)
で表される増加した捩り剛性ktを有し、捩り剛性における増加の結果として生じる対応する振動数増加は、
Figure 0006782699
で表される。
開示したTVDの別の利点は、単一弾性体構造にわたって使用された弾性体の体積における増加に起因して、疲労特定における増加である。このさらなる体積は、より良好な熱分散を可能とし、TVDが失敗なくより高い振幅で振れることを可能とする。
特定の実施形態に関して本発明を示して説明したが、明白なことは、改変が本明細書を読んで理解すると当業者に起こり、本発明がこのような改変全てを含むこと、である。
6 無端駆動ベルト、100,200,300 捻れ振動ダンパ、101,201,301 プーリ体−ハブ一体型部材,一体型部材,一体型本体、102,202,302 最内環状壁部,環状壁部、103,203,303 最外環状壁部,外側環状壁部,環状壁部,壁部、104 中間環状壁部,環状壁部,壁部、108,208,308 慣性部材、112 外側ベルト係合面,ベルト係合面、114,214,314 第1弾性部材、116,216,316 第2弾性部材、120,220 環状キャビティ,キャビティ

Claims (13)

  1. 回転軸を有する一体型本体であって、シャフトを受けるために貫通する孔部を画成する最内環状壁部と、前記回転軸と同心状であり、前記最内環状壁部に対してプレートによって径方向外側に間隔をあけた最外環状壁部と、を有し、前記最外環状壁部及び前記プレートが部分的にキャビティを画成し、前記キャビティが前記プレートによって画成された空隙部を有する、一体型本体と、
    前記回転軸と同心状であり、前記最外環状壁部に対して径方向内側に位置する慣性部材であって、前記回転軸を向く内面と、前記最外環状壁部を向く外面と、前記内面と前記外面との間に延在する、前記回転軸方向の両端にある面と、を有する、慣性部材と、
    前記慣性部材の前記内面に当接して配置された第1弾性部材と、
    前記慣性部材の前記外面に当接して、前記慣性部材と前記最外環状壁部との間に配置された第2弾性部材と、
    を備え、
    前記慣性部材の前記回転軸方向の両端にある面上には、弾性部材が配設されておらず、
    前記第1及び第2弾性部材が、前記一体型本体と共に回転するために、前記慣性部材を前記一体型本体に動作可能に連結しており、
    前記慣性部材が、前記回転軸と平行に取るとほぼI字状横断面を有し、
    前記第1及び第2弾性部材が、前記慣性部材のほぼI字状横断面によって画成された両側の凹所に配置されていることを特徴とする捩れ振動ダンパ。
  2. 前記最外環状壁部が、前記最内環状壁部と同心状であり、前記最内環状壁部から径方向外側に間隔をあけており、これにより、前記最内環状壁部との間に環状キャビティを画成していることを特徴とする請求項1に記載の捩れ振動ダンパ。
  3. 前記慣性部材が、前記環状キャビティに配置されており、前記第1弾性部材が、前記慣性部材と前記最内環状壁部との間で圧縮されていることを特徴とする請求項2に記載の捩れ振動ダンパ。
  4. 前記第1及び第2弾性部材のうちの少なくとも一方が、前記慣性部材に接着剤によって接合されているまたは成型によって接合されていることを特徴とする請求項3に記載の捩れ振動ダンパ。
  5. 前記一体型本体が、前記最内環状壁部と同心状であり、前記最内環状壁部と前記最外環状壁部との間に位置する中間環状壁部をさらに備え、
    前記慣性部材が、前記中間環状壁部と前記最外環状壁部との間に配置され、前記第1弾性部材が、前記慣性部材と前記中間環状壁部との間で圧縮されており、前記第2弾性部材が、前記慣性部材と前記最外環状壁部との間で圧縮されていることを特徴とする請求項2に記載の捩れ振動ダンパ。
  6. 前記第1及び第2弾性部材のうちの少なくとも一方が、前記慣性部材に接着剤によって接合されているまたは成型によって接合されていることを特徴とする請求項5に記載の捩れ振動ダンパ。
  7. 前記最外環状壁部が、ベルト係合面を画成する最径方向外面を有することを特徴とする請求項5に記載の捩れ振動ダンパ。
  8. 前記ベルト係合面が、無端ベルトを係合させるためのリブを備えることを特徴とする請求項7に記載の捩れ振動ダンパ。
  9. 前記最内環状壁部及び前記最外環状壁部が、前記一体型本体のプレートから反対方向に軸方向に延在しており、
    前記第1弾性部材が、前記慣性部材と前記シャフトとの間で圧縮されていることを特徴とする請求項1に記載の捩れ振動ダンパ。
  10. 前記第1及び第2弾性部材のうちの少なくとも一方が、前記慣性部材に接着剤によって接合されているまたは成型によって接合されていることを特徴とする請求項9に記載の捩れ振動ダンパ。
  11. 請求項3に記載の捩れ振動ダンパを備えることを特徴とするドライブライン。
  12. 請求項9に記載の捩れ振動ダンパを備えることを特徴とするドライブライン。
  13. 請求項5に記載の捩れ振動ダンパを備えることを特徴とするフロントエンド型補機駆動システム。
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