JP6782666B2 - 渦流ブロワ - Google Patents

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Description

本発明は、羽根車の回転により空気を圧送する渦流ブロワに関する。
渦流ブロワは、サイドカバー内に設けられた羽根車を回転させることにより、取り込んだ空気に連続的に運動エネルギーを与えて渦流を形成し、外部に空気を圧送する渦流送風機である。
渦流ブロワの一例として、特開平4−124495号公報(特許文献1)にその構造が開示されている。上記渦流ブロワは、主に、隣接して設けられた吸込口から吐出口に至る環状の流路を有するケーシングと、ケーシング内に格納され上記環状の流路に渦流を発生させる羽根車と、羽根車の駆動手段と、羽根車を覆うカバーと、を有している。
特開平4−124495号公報
上述の渦流ブロワでは、羽根車を回転させ、流路内に空気を流すことにより、空気の摩擦が起こり、これにより、大きな音が発生し騒音となる。この騒音を抑えるためには、騒音が発生する部分に吸音材を張り付けることが有効とされている。
しかしながら、渦流ブロワにおいて騒音が発生するカバー部は空気の摩擦による発熱も大きく、カバー部に吸音材を張り付けた場合、カバー部での放熱フィンによる放熱効果が低減され、発熱がさらに大きくなって渦流ブロワの故障の原因となる。
本発明の目的は、渦流ブロワの性能を向上させることができる技術を提供することにある。
本発明の前記の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される実施の形態のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
一実施の形態における渦流ブロワは、電動機と、円弧状の静止流路が設けられたケーシングと、上記静止流路に対応させて円周方向に所定の間隔毎に複数のブレードが設けられ、上記電動機によって駆動される環状の羽根車と、上記羽根車を覆う第1カバーと、上記第1カバーを覆う第2カバーと、上記羽根車の環状の内側に回転自在に配置された送風部と、を有する。さらに、上記ケーシングは、上記静止流路の一端部に連通して設けられ、外部から上記静止流路に空気を案内する吸込流路と、上記静止流路の他端部に連通して設けられ、上記静止流路から外部に加圧空気を案内する吐出流路と、を備え、上記送風部の回転により取り込んだ空気を上記第1カバーと上記第2カバーとの間に流す。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
渦流ブロワの性能を向上させることができる。
本発明の実施の形態の渦流ブロワの構造の一例を一部破断して示す側面図である。 図1に示す渦流ブロワの背面図である。 図1に示す渦流ブロワの渦流形成原理を示す模式図である。 図3に示す渦流形成原理を一部断面にして示す模式図である。 図1に示す渦流ブロワにおける冷却用空気の流路の一例を一部破断して示す部分拡大側面図である。 図1に示す渦流ブロワの第2カバーを外した構造の一例を示す背面図である。 図1に示す渦流ブロワの羽根車の構造の一例を示す背面図である。 図7のA−A線に沿って一部切断した羽根車の構造の一例を示す部分断面図である。 比較例の渦流ブロワの構造を一部破断して示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態の渦流ブロワの構造の一例を一部破断して示す側面図、図2は図1に示す渦流ブロワの背面図、図3は図1に示す渦流ブロワの渦流形成原理を示す模式図、図4は図3に示す渦流形成原理を一部断面にして示す模式図である。また、図5は図1に示す渦流ブロワにおける冷却用空気の流路の一例を一部破断して示す部分拡大側面図である。
図1〜図5を用いて本実施の形態の渦流ブロワ1について説明する。渦流ブロワ1は、台座10に取り付けられるモータ(電動機)11を有しており、モータ11にはケーシング12が組み付けられるようになっている。モータ11は、例えば、誘導電動機が使用されており、インバータにより回転数が制御される。
具体的な渦流ブロワ1の構成について説明すると、台座10と、台座10に取り付けられたモータ11と、円弧状の静止流路20が設けられたケーシング12と、静止流路20に対応させて円周方向に所定の間隔毎に複数のブレード17が設けられ、かつモータ11によって駆動される環状の羽根車14と、を備えている。さらに、渦流ブロワ1は、羽根車14を覆う第1カバーである内側カバー19と、内側カバー19を覆う第2カバーである外側カバー25と、羽根車14の環状の内側に回転自在に配置されたファン(送風部)15と、を備えている。
なお、ケーシング12は、図3および図4に示すように、静止流路20の一端部に連通して設けられ、かつ外部から静止流路20に空気を案内する吸込流路21と、静止流路20の他端部に連通して設けられ、かつ静止流路20から外部に加圧空気を案内する吐出流路22と、を備えている。
そして、本実施の形態の渦流ブロワ1では、ファン15の回転により渦流ブロワ1内に取り込んだ空気を内側カバー19と外側カバー25との間に流し、これにより、取り込んだ空気を内側カバー19に当てて内側カバー19をその外側から冷却する。
次に、渦流ブロワ1の各部を、図1〜図5を用いてさらに詳細に説明する。ケーシング12は、モータ11の回転軸13が回転自在に装着されるディスク部12aと、ディスク部12aの外側に一体に設けられた湾曲部12bと、湾曲部12bの外側に一体に設けられた円筒部12cとを有している。回転軸13には羽根車14が取り付けられており、羽根車14はモータ11により回転駆動される。
また、羽根車14には、回転軸13に固定される送風部であるファン15と、湾曲部12bに対向する湾曲部14aとが設けられ、湾曲部14aの内面には環状溝16が形成されている。この環状溝16は、湾曲部14a内に円周方向に所定の間隔毎に設けられる複数の羽根つまりブレード17により区画されており、図3に示すブレード17相互間は遠心溝18となっている。図5に示すように、ケーシング12の円筒部12cには内側カバー19が取り付けられ、羽根車14の湾曲部14aによる環状部分は内側カバー19によって覆われている。
また、ケーシング12の湾曲部12bの内面には、図5に示すように、円弧状の静止流路20が形成されている。そして、図3および図4に示すように、この静止流路20の一端部に連通させて吸込流路21がケーシング12に設けられ、静止流路20の他端部に連通させて吐出流路22がケーシング12に設けられている。そして、吸込流路21は静止流路20の一端部に連通する連通開口部21aを有しており、一方、吐出流路22は静止流路20の他端部に連通する連通開口部22aを有しており、それぞれの連通開口部21a,22aの間には、吸込流路21と吐出流路22とを仕切る隔壁23が設けられている。
また、図3および図4に示すように、吸込流路21は回転軸13にほぼ平行となってモータ11に沿って伸びており、吸込流路21の先端部には図示しない吸込配管を接続するための吸込口が設けられ、吸込配管を介して吸込流路21には外部から空気が供給される。一方、吐出流路22は吸込流路21とほぼ平行となってモータ11に沿って伸びており、先端部には図示しない吐出配管を接続するための吐出口が設けられている。
図1に示すように、図3の吸込流路21には吸音材24が組み込まれており、吐出流路22にも図示しない吸音材が組み込まれている。なお、吸音材24は、吸込流路21や吐出流路22の内壁に貼り付けられており、渦流ブロワ1の定められた周波数の音を吸収する材料からなるとともに、耐熱性も考慮して耐熱温度が高い材料から選択されることが好ましい。
また、ブレード17は、羽根車14の回転方向の前方側が凹面となるように湾曲した湾曲型となっており、ブレード17の先端面は、径方向の中央部から径方向の両端部に向けて回転方向の前方側に迫り出すように屈曲している。そして、羽根車14をモータ11によって回転駆動すると、図3の吸込流路21により案内されて静止流路20から羽根車14内に流入した空気は、羽根車14のブレード17相互間の遠心溝18を内周から外周に向かって増速されて静止流路20に流入する。その後、静止流路20に流入した空気は、静止流路20内を円周方向に案内されて減速、昇圧される過程と、再度遠心溝18内に流入する過程とが繰り返される。
これにより、図3および図4に示すように、渦流ブロワ1における空気の流れは、静止流路20と羽根車14内を見かけ上では螺旋状に進んで行く。つまり、渦を形成しながら空気は進行して行く。
詳細には、渦流ブロワ内において、空気は螺旋状に流れながら(渦流を形成しながら)、繰り返して運動エネルギーが羽根車14により与えられて加圧される。加圧された空気は、吐出流路22を介して外部に案内される。図4においては、羽根車14内における空気の流れが実線Pで示され、静止流路20内における空気の流れが実線Qで示されている。
次に、本願発明者が検討を行った比較例の渦流ブロワについて説明する。図9は比較例の渦流ブロワの構造を一部破断して示す側面図である。図9に示す比較例の渦流ブロワ100は、モータ11の駆動により羽根車14が回転すると、ケーシング12内の流路に空気が流入する。そして、流路内では、空気の渦流が形成されるが、その際、空気の摩擦が起こり、その結果、大きな音が発生し騒音となる。この騒音を抑える手段として、カバー101の外側に吸音材を張り付けることが考案されている。
しかしながら、渦流ブロワ100において騒音が発生するカバー101の部分は空気の摩擦による発熱も大きく、この発熱対策としてカバー101の外側に複数の放熱フィン102が設けられている。したがって、カバー101の外側に吸音材を張り付けると、カバー101の放熱フィン102による放熱効果が低減され、発熱がさらに大きくなって渦流ブロワ100が故障する原因となる。
なお、カバー101の内側に吸音材を付けたとしても、カバー101の内部に熱がこもってしまうため、同様に、渦流ブロワ100は故障に至る可能性がある。
そこで、本実施の形態1の渦流ブロワ1では、図1および図5に示すように、羽根車14の中央部に羽根車14と一体に形成されたファン15を備え、羽根車14の回転によりファン15も回転することで渦流ブロワ1内に空気を取り込み、さらにこの空気を内側カバー19と外側カバー25との間に流すことで、取り込んだ空気を内側カバー19に当てて内側カバー19をその外側から冷却する。
次に、本実施の形態の渦流ブロワ1の特徴部分について詳細に説明する。図6は図1に示す渦流ブロワの第2カバーを外した構造の一例を示す背面図、図7は図1に示す渦流ブロワの羽根車の構造の一例を示す背面図、図8は図7のA−A線に沿って一部切断した羽根車の構造の一例を示す部分断面図である。
本実施の形態の渦流ブロワ1は、その羽根車14の中央部に回転自在にファン15が羽根車14と一体に設けられている。つまり、羽根車14の中央部にファン15が羽根車14と一体に形成されている。そして、羽根車14の回転軸13とファン15の回転軸13は、モータ11の回転軸13と同一である。すなわち、モータ11の回転軸13に対して、羽根車14が回転自在に取り付けられ、さらに、羽根車14の中央部に、羽根車14と一体にファン15が回転自在に設けられている。
したがって、本実施の形態の渦流ブロワ1では、モータ11の駆動により、羽根車14が回転するとともに、羽根車14の中央部に設けられたファン15も回転し、このファン15の回転により、渦流ブロワ1内に冷却用の空気を取り込む。なお、ファン15の回転により取り込まれる空気は、図1に示すように、モータ11の配置側から取り込まれる。言い換えると、ケーシング12側から冷却用の空気が取り込まれる。
これにより、内側カバー19の外側(羽根車側と反対側)に配置された外側カバー25に開口部を設ける必要がなく、内側カバー19で起こる音(浸透音)の外部への漏れを抑制することができる。
つまり、図6に示すように、内側カバー19の中央部には円形の開口部(第1開口部)19aが形成されており、この開口部19aにファン15が配置されている。そして、図1および図2に示すように、外側カバー25は、ファン15と内側カバー19とを覆っている。すなわち、外側カバー25は、その1枚のカバーによって、ファン15と内側カバー19とからなる領域全体を覆っている。
これにより、外側カバー25から音が漏れることを抑制できる。
また、外側カバー25は、図5に示すように、内側カバー19と接合するケーシング12の一部も覆っている。
したがって、ファン15の回転によって取り込まれた空気は、図5に示すように、内側カバー19と外側カバー25との間の流路であるカバー間流路28に流れ、さらに内側カバー19に沿って流れた後、ケーシング12の一部と外側カバー25との間の空間から外部に排出される(図5に示す冷却用の空気の流れR参照のこと)。
その際、カバー間流路28に取り込まれた空気は、内側カバー19の略全周の外側部分から外部に排出される。
これにより、外部から取り込まれた空気(冷却風)を内側カバー19に接触させることができ、内側カバー19をその外側から冷却するとともに羽根車14を冷却することができる。さらに、内側カバー19の略全周の外側部分に空気(冷却風)を流すことで、より効率良く内側カバー19を冷却することができ、その結果、羽根車14を冷却することができる。
なお、内側カバー19の外側カバー25と対向する外周面(外側部分)には、図6に示すように、複数の放熱用のフィン19bが所望の間隔で設けられている。したがって、複数のフィン19bが設けられた内側カバー19の外側部分に、外部から取り込んだ空気(冷却風)を接触させることで、より高い効率で内側カバー19を冷却することができ、その結果、内側カバー19の内部に配置された羽根車14を効率良く冷却することができる。
また、羽根車14の中央部に羽根車14と一体に設けられたファン(送風部)15は、図7に示すように所定の間隔で複数のリブ15aを備えている。そして、隣り合うリブ15aとリブ15aの間には、図8に示すような通風路である開口部(第2開口部)15bが形成されている。
これにより、図5に示すファン15が回転すると、隣り合うリブ15a間に形成された開口部(第2開口部)15bからカバー間流路28に空気が取り込まれ、ブロワ内部すなわち内側カバー19と外側カバー25との間の領域に冷却風の流れ(図5に示す空気の流れR)が発生する。
なお、図5に示すように、羽根車14に設けられたファン15のモータ11の配置側で、かつ環状のケーシング12の内側の位置には、ケーシング12と結合されたディスク部12aが設けられ、さらにディスク部12aの横には、モータ11とケーシング12とを連結する連結板26が設けられている。そして、ディスク部12aには、回転軸13にほぼ沿って開口部12aaが形成され、連結板26には、同じく回転軸13にほぼ沿って開口部26aが形成されている。
したがって、羽根車14の回転と一緒にファン15が回転すると、ファン15の羽であるリブ15aの回転により、リブ15a間の開口部15bから外部の空気を取り込む。その際、連結板26の開口部26aとディスク部12aの開口部12aaを介して外部から渦流ブロワ1内に空気が流入し、その後、ファン15の開口部15bを介して内側カバー19と外側カバー25との間の領域に空気が流入し、冷却風の流れ(空気の流れR)が形成される。
すなわち、ファン15の回転により、外部の空気が連結板26の開口部26aを介して渦流ブロワ1内に取り込まれ、さらにディスク部12aの開口部12aaを通り抜けて、ファン15まで到達する。そして、取り込まれた空気は、回転中のファン15の通風路である開口部15bを通り、さらに内側カバー19の開口部19aを通り抜けて内側カバー19と外側カバー25の間の空間であるカバー間流路28に流れる。
その後、カバー間流路28を内側カバー19に沿って流れ、ケーシング12側に回り込んだ後、ケーシング12の一部と外側カバー25との間の空間を通り抜けて外部に排出される。
なお、冷却風である空気が、内側カバー19の外側部分を内側カバー19に沿って流れる際には、内側カバー19の全周に亘って回り込んだ後、内側カバー19の全周に亘って拡散された状態で外部に出て行く。
以上のように本実施の形態の渦流ブロワ1では、ブロワ内に取り込んだ空気である冷却風を内側カバー19に接触させることで、その内部で発熱が起こる内側カバー19を冷却することができる。そして、内側カバー19が冷却されることで内部の羽根車14を冷却することができる。
したがって、渦流ブロワ1では、図5に示すように、外側カバー25の内側カバー19と対向する内壁面25aに吸音材27を設ける(貼り付ける)ことができる。
すなわち、図9の比較例の渦流ブロワ100に示すように、騒音が発生するカバー101の内側の部分は空気の摩擦による発熱も大きく、この発熱対策としてカバー101の外側に複数の放熱フィン102が設けられており、したがって、この放熱フィン102が設けられた箇所に吸音材を貼り付けることは好ましくない。
これに対して本実施の形態の渦流ブロワ1では、羽根車14による発熱で高温状態となる内側カバー19に、ファン15によって取り込んだ空気(冷却風)を当てることで、内側カバー19を冷却することができ、これにより、内側カバー19を介して羽根車14で起こる発熱を抑制することができる。すなわち、内側カバー19の内部での発熱を抑制することができる。
その結果、渦流ブロワ1の故障を起こりにくくすることができ、渦流ブロワ1の性能を向上させることができる。
また、渦流ブロワ1では、内側カバー19に吸音材を設けるのではなく、内側カバー19の外側に配置された外側カバー25の内壁面25aに吸音材27を設けている。これにより、外側カバー25の内壁面25aで吸音することができるため、内側カバー19で発生する騒音(浸透音)の渦流ブロワ1の外部への漏れを抑えることができる。すなわち、渦流ブロワ1の騒音を低減することができる。
その結果、渦流ブロワ1の性能を向上させることができる。
つまり、本実施の形態の渦流ブロワ1は、羽根車14を冷却しながら騒音を低く抑えることができる。
また、渦流ブロワ1では、図5に示す外側カバー25の内壁面25aに設けられる(貼り付けられる)吸音材27が、内壁面25aの全体に亘って設けられている。すなわち、ケーシング12の円筒部12cと対向する領域まで吸音材27が配置されている。
これにより、内側カバー19で発生する騒音を外側カバー25の内壁面25aの全周で吸音することができ、さらに渦流ブロワ1の騒音を低減化することができる。その結果、渦流ブロワ1の性能をさらに向上させることができる。
なお、吸音材27は、外側カバー25の内壁面25aだけでなく、例えば、内壁面25aと併せて内側カバー19の外側部分にも貼り付けてもよい。つまり、渦流ブロワ1では、内側カバー19に対して冷却用の空気を当てて羽根車14を冷却しているため、内側カバー19の外側部分に吸音材27を貼り付けることも可能である。
この場合、複数のフィン19bのうちの一部が放熱の働きを阻害されることになるが、内側カバー19の外側部分に外部から取り込んだ空気(冷却風)を当てているため、羽根車14の冷却については確保されている。
したがって、本実施の形態の渦流ブロワ1では、内側カバー19の外側部分の限られた範囲(一部分)程度であれば吸音材27を貼り付けることも可能であり、これにより、渦流ブロワ1の騒音をさらに低減することができる。
なお、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、ある実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることが可能である。なお、図面に記載した各部材や相対的なサイズは、本発明を分かりやすく説明するため簡素化・理想化しており、実装上はより複雑な形状となる。
上記実施の形態では、羽根車14の中央部に羽根車14と一体にファン(送風部)15が設けられている場合を説明したが、ファン15は、羽根車14の中央部に羽根車14と別体で設けられていてもよい。ファン15が羽根車14と別体で設けられている場合には、ファン15の回転軸は、羽根車14の回転軸と同一であってもよいし、あるいは別の回転軸であってもよい。
1 渦流ブロワ
11 モータ(電動機)
12 ケーシング
13 回転軸
14 羽根車
15 ファン(送風部)
15a リブ
15b 開口部(第2開口部)
17 ブレード
19 内側カバー(第1カバー)
19a 開口部(第1開口部)
19b フィン
20 静止流路
21 吸込流路
21a 連通開口部
22 吐出流路
22a 連通開口部
25 外側カバー(第2カバー)
25a 内壁面
27 吸音材
28 カバー間流路

Claims (11)

  1. 電動機と、
    円弧状の静止流路が設けられたケーシングと、
    前記静止流路に対応させて円周方向に所定の間隔毎に設けられるとともに環状に配置された複数のブレードを備え、前記電動機によって駆動される羽根車と、
    前記羽根車を覆う第1カバーと、
    前記第1カバーを覆う第2カバーと、
    環状に配置された前記複数のブレードの内側に回転自在に配置された送風部と、
    を有し、
    前記ケーシングは、前記静止流路の一端部に連通して設けられ、外部から前記静止流路に空気を案内する吸込流路と、前記静止流路の他端部に連通して設けられ、前記静止流路から外部に加圧空気を案内する吐出流路と、を備え、
    前記第2カバーは、前記羽根車の前記電動機配置側と反対側に配置される面に開口部を有しておらず、
    前記送風部の回転により取り込んだ空気を前記第1カバーと前記第2カバーとの間に流し、さらに前記電動機配置側に排出する、渦流ブロワ。
  2. 請求項1に記載の渦流ブロワにおいて、
    前記送風部は、前記羽根車と一体に形成されている、渦流ブロワ。
  3. 請求項1に記載の渦流ブロワにおいて、
    前記羽根車の回転軸と前記送風部の回転軸は、前記電動機の回転軸と同一である、渦流ブロワ。
  4. 請求項1に記載の渦流ブロワにおいて、
    前記第2カバーの前記第1カバーと対向する内壁面に吸音材が設けられている、渦流ブロワ。
  5. 請求項4に記載の渦流ブロワにおいて、
    前記吸音材は、前記第2カバーの前記内壁面の全体に貼り付けられている、渦流ブロワ。
  6. 請求項1に記載の渦流ブロワにおいて、
    前記第1カバーの中央部に第1開口部が形成され、前記第1開口部に前記送風部が配置されている、渦流ブロワ。
  7. 請求項1に記載の渦流ブロワにおいて、
    前記送風部は、複数のリブを備え、前記送風部の回転により、隣り合うリブ間に形成された第2開口部から空気を取り込む、渦流ブロワ。
  8. 請求項1に記載の渦流ブロワにおいて、
    前記第2カバーは、前記送風部と前記第1カバーとを覆う、渦流ブロワ。
  9. 請求項1に記載の渦流ブロワにおいて、
    前記第2カバーは、前記第1カバーと接合する前記ケーシングの一部を覆っており、
    前記送風部の回転により取り込まれた空気は、前記第1カバーに沿って流れ、前記ケーシングの前記一部と前記第2カバーとの間の空間から外部に排出される、渦流ブロワ。
  10. 請求項1に記載の渦流ブロワにおいて、
    前記送風部の回転により取り込まれる空気は、前記電動機の配置側から取り込まれる、渦流ブロワ。
  11. 請求項1に記載の渦流ブロワにおいて、
    前記第1カバーの前記第2カバーと対向する外周面に、複数のフィンが設けられている、渦流ブロワ。
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