JP6781937B2 - ジョイントコネクタ - Google Patents

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Description

本明細書に開示される技術は、ジョイントコネクタに関する。
従来ジョイントコネクタの一例として、特開2010−40263号公報(下記特許文献1)に記載のものが知られている。このジョイントコネクタは、複数の電線に接続された複数の端子と、これら複数の端子とそれぞれ接続される複数の接続部を有する導電部材と、これらの端子および導電部材が挿入されるハウジングとを備える。ハウジングは、各端子が挿入される複数の第1開口と、導電部材が挿入される第2開口とを有する。
このジョイントコネクタは、第1開口が電線の外周に外嵌された個別のゴム栓により水密に閉じられるとともに、第2開口が一括ゴム栓により水密に閉じられることにより、ハウジング内部の防水性が図られている。
特開2010−40263号公報
ところで自動車に使用されるコネクタにおいて、特にノイズに対する遮蔽が要求される箇所に配される場合には、一般的にシールドコネクタが使用されている。ジョイントコネクタにおいても、防水性に加えて、簡易な構成でシールド性を有するものが要求されている。
本明細書に開示される技術は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、防水性とシールド性の双方の機能を備える新規な構成のジョイントコネクタを提供することを目的とするものである。
本明細書に開示される技術は、複数の電線に接続された複数の端子と、前記複数の端子と接続される複数の接続部を有し、前記複数の端子同士を電気的に接続する導電部材と、前記複数の端子および前記導電部材を内部に収容するハウジングと、前記ハウジングを覆うとともに、前記複数の端子を前記ハウジングに挿入するための複数の端子用開口部と、前記導電部材を前記ハウジングに挿入するための導電部材用開口部とを有する金属製のシールドシェルと、前記端子用開口部を水密に個別にシールする複数の端子側ゴム栓と、前記導電部材用開口部を水密にシールする導電部材側ゴム栓と、前記導電部材側ゴム栓の外側から前記導電部材用開口部を塞ぐ金属性のカバーと、を備えるジョイントコネクタである。
上記構成によれば、ハウジングは金属製のシールドシェルおよびカバーにより覆われているから、ジョイントコネクタにシールド性を付与することができる。また、シールドシェルの端子用開口部が端子側ゴム栓により水密にシールされ、導電部材用開口部が導電部材側ゴム栓により水密にシールされているから、シールドシェルの内部の防水性が確保されている。
また、上記構成によれば、ハウジングそのものをシールドシェルおよびカバーにより覆うとともに、シールドシェルの開口部をゴム栓により水密にシールするという簡易な構成であり、部品点数が少なく、小型である。
しかも従来は、シールド性が要求される個所で複数の端子を電気的に接続する場合には、複数の分岐した中継用のシールドコネクタを、車両側に設置した導電部材を備えるコネクタ部に接続するとともに、これらの中継用のシールドコネクタに複数の電線側のシールドコネクタを嵌合させることにより、導電部材と電線側の端子とを接続させていた。このため、構成が複雑である上、取り付け現場においてシールドコネクタ同士の嵌合作業が必要であった。
これに対し上記構成によれば、シールド性を備えながら、一つのハウジングに複数の端子と導電部材の双方を収容可能で、コネクタの嵌合作業を省略することができるため、作業効率が向上する。また、コネクタ部品供給側で予め端子と導電部材とを接続した状態で出荷することができるため、取り付け現場での嵌合作業が不要となる。
上記ジョイントコネクタは、以下の構成を備えていてもよい。
端子側ゴム栓の外側に、端子側ゴム栓を抜け止めするゴム栓押さえが設けられていてもよい。
上記構成によれば、電線に端子が抜ける方向に力が加えられた場合でも、端子側ゴム栓がシールドシェルの端子用開口部から抜けることが抑制される。また、端子側ゴム栓はゴム栓押さえに当接することにより、過度な変形が抑制される。
端子と端子側ゴム栓との間に、端子のハウジングに対する半挿入状態を検知する半挿入検知部材が設けられていてもよい。このような構成によれば、端子がハウジングに対して半挿入状態となることを抑制することができ、接続信頼性が向上する。
半挿入検知部材は端子側ゴム栓と一体に設けられていてもよい。このような構成によれば、半挿入検知部材を装着し忘れることが防止される。また、半挿入検知部材とゴム栓とを個別に設ける構成と比較して、部品点数が少なくなるとともに、作業工程も減らすことができる。
端子側ゴム栓に、当該端子側ゴム栓の変形を抑制する形状保持部材が一体に設けられていてもよい。このような構成によれば、端子側ゴム栓を端子用開口部に嵌め入れる際や、電線が斜め方向に引っ張られた際に、端子側ゴム栓が変形して防水性が損なわれることが抑制される。
導電部材側ゴム栓に、導電部材に向けて突出して当該導電部材に密着する振動規制突部が設けられていてもよい。このような構成によれば、車両の振動等により導電部材と端子とが摺動し、摩耗することが抑制される。また、接続信頼性が向上する。
シールドシェルと当該シールドシェルから引き出された電線との間を覆う金属製のシールド導体が設けられていてもよい。このような構成によれば、端子用開口部がシールド導体により覆われるから、ジョイントコネクタのシールド性がより向上する。
また、シールド導体を覆う保護カバーが設けられていてもよい。このような構成によれば、例えばシールド導体が金属編組線等の引っ掛かり易い部材でできていたり、シールドシェルに対するシールド導体の固定部が複雑な形状をなしている場合でも、これらを覆って保護することができる。
本明細書に開示される技術によれば、防水性とシールド性の双方の機能を備えるジョイントコネクタが得られる。
実施形態1のジョイントコネクタの分解斜視図 ジョイントコネクタの前方側の斜視図 ジョイントコネクタの後方側の斜視図 ジョイントコネクタを保護カバーで覆った状態の前方側の斜視図 ジョイントコネクタを保護カバーで覆った状態の後方側の斜視図 ジョイントコネクタの正面図 図6のA−A断面図 図6のB−B断面図 半挿入検知部材の側面図 実施形態2のジョイントコネクタに用いられる第1ゴム栓の背面図 図10のC−C断面図 ジョイントコネクタの横断面図 ジョイントコネクタの縦断面図 実施形態3の第2ゴム栓の側面図 第2ゴム栓の縦断面図 第2ゴム栓の正面図 実施形態4のゴム栓付き半挿入検知部材の側面図 ゴム栓付き半挿入検知部材の縦断面図 ゴム栓付き半挿入検知部材の正面図
<実施形態1>
実施形態1を図1ないし図9に基づいて説明する。
本実施形態のジョイントコネクタ1は、例えば自動車等の車両に使用されるものであって、防水性とシールド性の双方の機能を備えている。より詳細には、本実施形態のジョイントコネクタ1は、図1に示すように、電線Wの端末に接続された雌端子10(端子の一例)、およびジョイント端子20(導電部材の一例)を内部に収容するハウジング30と、ハウジング30を覆うシールドシェル60と、シールドシェル60の内部を水密にシールするゴム栓80,90と、を備えて構成されている。
なお、以下の説明においては、図1の左手前側を前方、右奥側を後方、右手前側を右、左奥側を左、上側を上方、下側を下方として説明する。
(雌端子10)
雌端子10(端子の一例)は導電性に優れた金属板をプレス加工することで形成され、後述するジョイント端子20の接続部22と接続される弾性接触片12を内部に有する角筒状の本体部11と、本体部11の後方に連なって電線Wに圧着され、導通接続されるバレル部15と、を備えている(図1および図8参照)。
本体部11の底壁には、下方に向けて延びるスタビライザ13が切り起こし形成されている。また同じく底壁には、後述するハウジング30のランス43を係止する係止孔14が形成されている。
(ジョイント端子20)
ジョイント端子20(導電部材の一例)は、ハウジング30に収容された複数の雌端子10同士を電気的に接続するものであって、左右方向に延びる帯状の連結部21と、連結部21の両端部および中央部から後方に向けて延びる3つの接続部22と、を有しており、全体として平面視略E字型の扁平な板状をなしている。
互いに隣り合う接続部22の間には、連結部21の後方側の側縁部から前方に向けて延びる複数の係合溝23が切り欠いて形成されている(本実施形態では、隣り合う接続部22の間に4本ずつ)。これらの係合溝23内には、後述するハウジング30に設けられた係合リブ36が嵌め入れられるようになっている(図7参照)。
(ハウジング30)
上述した雌端子10およびジョイント端子20は、ハウジング30内に収容されている。ハウジング30は合成樹脂製であって、同形同大の一対の第1ハウジング30Aおよび第2ハウジング30Bからなる。これらの第1ハウジング30Aおよび第2ハウジング30Bは、それぞれ、ジョイント端子20を収容する扁平な筒状のジョイント端子収容部31と、ジョイント端子収容部31から後方に向けて延びて雌端子10を収容する3つの細長い角筒状の雌端子収容部41とからなる。
図7に示すように、3つの雌端子収容部41は互いに所定の間隔を介して横並びに配されており、ジョイント端子収容部31と平面視略E字型に連結されている。ジョイント端子収容部31と雌端子収容部41とは内部が互いに連通されており、ハウジング30(ジョイント端子収容部31)の正規位置にジョイント端子20が設置された状態においては、ジョイント端子20の接続部22が雌端子収容部41内に突出するようになっている。また、隣り合う雌端子収容部41の間はジョイント端子収容部31の後壁35により連結されている。
ジョイント端子収容部31の周壁32には、内側に向けて前後方向に延びて、上述したジョイント端子20を支持しつつ位置決めする複数の支持リブ33が設けられている。またジョイント端子収容部31の周壁32には、外側に向けて前後方向に延びて、周壁32を後述するシールドシェル60に当接しつつ位置決めする複数の当接リブ34が設けられている。
さらに、ジョイント端子収容部31の後壁35には、上下方向かつ前方に向けて延びて、上述したジョイント端子20の係合溝23に嵌め入れられる係合リブ36が、それぞれ4本ずつ設けられている。これらの支持リブ33と、当接リブ34と、係合リブ36とは、左右方向において異なる位置に設けられている。
ジョイント端子収容部31の前後方向の長さ寸法は、ジョイント端子20の連結部21の幅(前後方向の長さ寸法)より大きい寸法に設定されている。これにより、ジョイント端子20がハウジング30の正規位置に設置された際に、ハウジング30(ジョイント端子収容部31)の前方側の領域に空間が形成されるようになっている(図7および図8参照)。
一方雌端子収容部41は前後方向に開口しており、図8に示すように、上壁の前端に設けられた前止まり壁42により、雌端子10の前方への抜け止めが図られるようになっている。また、底壁の前端寄りの位置には、前方に向けて延出した片持ち状のランス43が設けられており、その上面に設けられた係止突起43Aが上述した雌端子10の係止孔14に係止することにより、雌端子10の後方への抜け止めが図られるようになっている。
雌端子収容部41の前後方向の長さ寸法は、雌端子10全体の長さ寸法の約2倍の寸法に設定されている(図7および図8参照)。また雌端子収容部41の内径は、前方側が雌端子10を内部にほぼ隙間なく収容可能な寸法とされており、後方側は拡径されて、後述する半挿入検知部材50を内部に収容可能な寸法に設定されている。
さらに、雌端子収容部41の上壁および底壁の後端部寄りには、後述する半挿入検知部材50を係止するための係止孔44がそれぞれ一対ずつ設けられている。
(半挿入検知部材50)
雌端子収容部41のうち雌端子10の後方側には、半挿入検知部材50が収容されている。半挿入検知部材50は合成樹脂材からなり、雌端子収容部41の内側にぴったり嵌め入れられる外径を有する角筒状の筒状部51を備えている。筒状部51の上壁および底壁には、後方に向けて片持ち状に延びる弾性係止片52が切り込み形成されており、この弾性係止片52の先端に、上方に向けて突出して上記係止孔44に係止するする係止爪52Aが形成されている。
半挿入検知部材50の筒状部51の前後方向の長さ寸法は、半挿入検知部材50がハウジング30(雌端子収容部41)の正規位置に設置された状態(係止爪52Aが係止孔44に係止した状態)において、その後端がハウジング30の後端と一致する長さ寸法に設定されている(図7および図8参照)。
また、筒状部51の底壁の前方側の端縁部からは、前方に向けて延びる一対の角棒状の延出部53が設けられている。延出部53の筒状部51からの突出寸法は、雌端子10がハウジング30(雌端子収容部41)の正規位置に設置された状態において、雌端子10のスタビライザ13の後端に至る寸法に設定されている。換言すると、雌端子10が半挿入状態とされている場合には、延出部53がスタビライザ13に突き当たって半挿入検知部材50を正規位置まで挿入することができないため、雌端子10の半挿入状態を検知することができる。なお、上述したハウジング30のランス43は、一対の延出部53の間の隙間に逃がされるようになっている。
(シールドシェル60)
上述した一対のハウジング30は、上下方向に並んで配されてシールドシェル60内に収容されている。
シールドシェル60は例えばアルミダイキャスト製であって、図1に示すように、上述したハウジング30のうち一対のジョイント端子収容部31の周囲を一括に覆う第1被覆部61と、第1被覆部61から後方に向けて延びて上下方向に配された一対の雌端子収容部41をそれぞれ一括に覆う3つの縦長の筒状の第2被覆部71と、を備えている。
第1被覆部61には内部空間を上下方向に仕切る第1隔壁62が設けられており、第1隔壁62により仕切られたそれぞれの空間内に、各ジョイント端子収容部31が収容されるようになっている。
シールドシェル60の内側における第1被覆部61および第1隔壁62の前後方向の長さ寸法は、同等とされるとともに、ジョイント端子収容部31の同長さ寸法より長い寸法に設定されている。これにより、第1被覆部61がジョイント端子収容部31を覆った状態において、第1被覆部61内の前方側の領域に空間が形成されるようになっている。以下、第1被覆部61のうちこの空間を囲む部分を第1収容部63とするとともに、第1被覆部61の前方側の開口を第1開口部64(導電部材用開口部の一例)とする。
また、第2被覆部71にも内部空間を上下方向に仕切る第2隔壁72が設けられており、第2隔壁72により仕切られたそれぞれの空間内に、各雌端子収容部41が収容されるようになっている。
シールドシェル60の内側における第2被覆部71の前後方向の長さ寸法は、雌端子収容部41の同長さ寸法より長い寸法とされており、第2隔壁72の前後方向の長さ寸法は、第2被覆部71の同長さ寸法より短い寸法、かつ、雌端子収容部41同長さ寸法より長い寸法に設定されている(図8参照)。また第2被覆部71および第2隔壁72により囲まれた領域のうち、雌端子収容部41に対応する領域の内面は、雌端子収容部41の外面にほぼ隙間なく沿うように設定されている。そして雌端子収容部41に対応する領域より後方側の領域のうち、第2隔壁72が設けられている領域は、全周に亘って拡径されるように断面円形に切り欠かれており、後述する第2ゴム栓90が収容される空間とされている。以下、第2被覆部71のうちこの空間を囲む部分を第2収容部73とし、第2収容部73の後端の開口を第2開口部77(端子側開口部の一例)とする。
上述したように、第2隔壁72の前後方向の長さ寸法は第2被覆部71の同長さ寸法より短い寸法に設定されており、これにより、第2被覆部71の第2収容部73より後方側の領域には、上下方向に連なる大きい空間が形成されるようになっている。以下、第2被覆部71のうちこの空間を囲む部分を第3収容部74とする。第3収容部74内には、後述するゴム栓押さえ95が収容される。
第1被覆部61の周壁の下端には、側方(左右方向)に延びる一対の取付部65が設けられている。各取付部65には、図示しないボルトを挿通させるためのボルト挿通孔65Aが上下方向に貫通している。
また、各第2被覆部71の上面および下面には、後述する編組線100の前方側への移動を規制する規制突部75が上方および下方に突出して設けられている。また、第2被覆部71のうち左右の両端部に配された一対の側面には、後述する保護カバー110に係止するとともに位置決めするカバー係止部78が、側方に突出するとともに上下方向に延びて設けられている。
さらに、各第2被覆部71の後端付近(第3収容部74)には、後述するゴム栓押さえ95を係止して抜け止めするための係止孔76が上下面に一対ずつ、合計12個設けられている。
(ゴム栓80,90、フロントカバー85、および、ゴム栓押さえ95)
シールドシェル60の第1被覆部61の一対の第1収容部63には、それぞれ扁平な板状の第1ゴム栓80(導電部材側ゴム栓の一例)が嵌め入れられている。第1ゴム栓80は、その外周に設けられた外周リップ80Aが第1被覆部61(第1収容部63)および第1隔壁62に密着することにより、ジョイントコネクタ1の前方側においてシールドシェル60の第1開口部64を水密にシールしている。
また、一対の第1開口部64は、第1ゴム栓80の外側からフロントカバー85(カバーの一例)により一括に塞がれている。フロントカバー85は金属板からなり、その左右の両下端部付近に設けられた一対の位置決め孔86に、シールドシェル60(第1被覆部61)の前面の両下端部付近に設けられた一対の位置決め凸部67を挿通させることにより、シールドシェル60に対して位置決めされるようになっている(図1参照)。また、位置決め孔86の上方に設けられた一対のカバー側固定孔87に丸ねじ88を挿通させ、シールドシェル60の位置決め凸部67の上方に設けられたケース側固定孔68内に螺合させることにより、シールドシェル60に対して取り付けられるようになっている。
なお、フロントカバー85がシールドシェル60に取り付けられた状態において、第1ゴム栓80は、その前面がフロントカバー85に密着し、背面がハウジング30(ジョイント端子収容部31)の前端面に密着するように設定されている。
一方、シールドシェル60の第2被覆部71のうち複数の第2収容部73には、それぞれやや扁平な円筒状の第2ゴム栓90(端子側ゴム栓の一例)が嵌め入れられている。第2ゴム栓90の中央部には、雌端子10に接続された電線Wが内周リップ90Bにより水密に挿通され、外側に引き出されている。第2ゴム栓90は、その外周に設けられた外周リップ90Aが第2被覆部71(第2収容部73)および第2隔壁72に密着するとともに、その前端の縁部が第2収容部73の前端の段差部79に突き当てられることにより、ジョイントコネクタ1の後方側においてシールドシェル60の第2開口部77を水密にシールしている。
また、第2ゴム栓90の後方(外側)の第3収容部74には、ゴム栓押さえ95が配されている。ゴム栓押さえ95は合成樹脂製であって、上下に配された一対の第2ゴム栓90を一括に覆う8の字状をなしており、その外周に設けられた弾性変形可能な弾性係止片96の係止爪96Aが第2被覆部71の上記係止孔76に係止することにより、シールドシェル60に対して取り付けられるようになっている。ゴム栓押さえ95により、第2ゴム栓90のシールドシェル60からの抜け止めが図られる。
なお、ゴム栓押さえ95がシールドシェル60に取り付けられた状態において、第2ゴム栓90は、その前面がハウジング30(雌端子収容部41)および半挿入検知部材50の後端面に密着し、背面がゴム栓押さえ95の前端面に密着するように設定されている。
(編組線100)
シールドシェル60の第2被覆部71のうち規制突部75より後方側は、金属製で可撓性を有する筒状の編組線100(シールド導体の一例)により覆われている。編組線100の前端側は、第2被覆部71の規制突部75と段差部79との間の領域において結束バンド101により締め付けられ、シールドシェル60から抜け止めされている。編組線100は、シールドシェル60から引き出された電線Wを覆う位置まで延びている(図7および図8参照)。
(保護カバー110)
さらにシールドシェル60のうち第2被覆部71の外面は、合成樹脂製の保護カバー110により一括に覆われている(図4および図5参照)。
保護カバー110は、上下に分割された一対の第1分割体110Aおよび第2分割体110Bを互いに組み付けることにより第2被覆部71を一括に覆う略角筒状に形成されている。保護カバー110の前後方向の寸法はシールドシェル60の第2被覆部71の前後方向の寸法より大きく形成されており、第2被覆部71の後端より後方まで延びて、編組線100を覆っている。
保護カバー110の周壁のうち右側の後端寄りには、ハウジング30の3つの雌端子収容部41のうち右側に配された雌端子収容部41から後方に引き出された一対の電線Wを右側に案内して屈曲させる、筒状の案内部113が設けられている。また、ハウジング30の3つの雌端子収容部41のうち左側および中央の雌端子収容部41から後方に引き出された電線Wは、その引き出し方向、すなわち、後方に向けて延びるように、保護カバー110の後方側が開放されている(図5参照)。
また保護カバー110の上面には、結束バンド101の結束部102を逃がすための逃がし窓114が3つ並んで設けられている。なお保護カバー110は、上述したシールドシェル60のカバー係止部78によりシールドシェル60に対して位置決めされている。
本実施形態のジョイントコネクタ1は上述したような構成であって、次に、組み立て方法について説明する。
まず、電線Wの端末に接続された雌端子10を、ハウジング30の雌端子収容部41に後方から挿入する。雌端子10は、ランス43を下方に向けて弾性変形させつつ押し込まれ、前止まり壁42まで到達したところでランス43の弾性復帰により係止されて、前後方向に抜け止めされた状態とされる。
次に、予め電線Wに通しておいた半挿入検知部材50を、雌端子収容部41内に後方から挿入する。半挿入検知部材50は弾性係止片52を内側に弾性変形させつつ奥方に押し込まれ、係止爪52Aが係止孔44に到達したところで弾性復帰してハウジング30に対して抜け止めされる。この時、半挿入検知部材50の延出部53の先端は、雌端子10のスタビライザ13の後端に当接する状態または臨んだ状態とされる。
この際、もし雌端子10がハウジング30の正規位置まで挿入されていない半挿入状態である場合には、半挿入検知部材50の延出部53が雌端子10のスタビライザ13に当接することより進入を阻まれ、ハウジング30(雌端子収容部41)の後端からはみ出した状態とされるから、雌端子10の半挿入状態を検知することができる。
次に、ジョイント端子20を接続部22側を先端にして、ハウジング30のジョイント端子収容部31に前方から挿入する。ジョイント端子20はジョイント端子収容部31の支持リブ33により支持されつつ奥方(後方)に進入する。ジョイント端子20は、3つの接続部22が雌端子収容部41内に配された雌端子10内に挿入されて雌端子10と導通接続される。また、ジョイント端子20の係合溝23内にハウジング30の係合リブ36が嵌め入れられ、これにより、ジョイント端子20はハウジング30内において正規姿勢で保持される。
次に、予め電線Wに通しておいたシールドシェル60の第1被覆部61内に、一対のハウジング30を前方から収容する。ハウジング30は、当接リブ34がシールドシェル60の内面にやや押し潰されつつシールドシェル60内に圧入される。その後、第1ゴム栓80を前方から第1収容部63内に嵌め入れる。そして、フロントカバー85を位置決めしつつシールドシェル60の開口に宛がい、丸ねじ88を螺合させることによりシールドシェル60に対して固定する。これにより、シールドシェル60の前方側の第1開口部64が閉じられる。
続いて、予め電線Wに通しておいた複数の第2ゴム栓90をシールドシェル60の第2被覆部71の後方から挿入し、第2収容部73内に嵌め入れる。そして、予め電線Wに通しておいたゴム栓押さえ95を後方から第3収容部74内に収容し、係止爪96Aをシールドシェル60の係止孔76に係止させることによりシールドシェル60に対して抜け止めする。これにより、シールドシェル60の後方側の第2開口部77が閉じられる。
そして、予め電線Wに通しておいた編組線100でシールドシェル60の第2被覆部71の後方側を覆い、規制突部75および段差部79の間の領域において、結束バンド101により締め付けて固定する。
最後に、上述したジョイントコネクタ1を保護カバー110の第2分割体110Bの内側に載置する。この時、右端の第2被覆部71から引き出された電線Wを、右側に向けてL字状に屈曲させつつ、分割された案内部113の溝内に配索する。また、左端および中央の第2被覆部71から引き出された電線Wを、引き出し方向(後方)に延ばす。そして、ジョイントコネクタ1を第1分割体110Aで覆い、第1分割体と第2分割体とを一体に組み付ける(図4および図5参照)。このようにして、本実施形態のジョイントコネクタ1が完成する。
次に、作用効果について説明する。
本実施形態のジョイントコネクタ1は、複数の電線Wに接続された複数の雌端子10と、これらの複数の雌端子10と接続される複数の接続部22を有し、複数の雌端子10同士を電気的に接続するジョイント端子20と、複数の雌端子10およびジョイント端子20を内部に収容するハウジング30と、ハウジング30を覆うとともに、複数の雌端子10をハウジング30に挿入するための複数の第2開口部77と、ジョイント端子20をハウジング30に挿入するための第1開口部64とを有する金属製のシールドシェル60と、第2開口部77を水密に個別にシールする複数の第2ゴム栓90と、第1開口部64を水密にシールする第1ゴム栓80と、第1ゴム栓80の外側から第1開口部64を塞ぐ金属性のフロントカバー85と、を備えている。
このような構成によれば、ハウジング30は金属製のシールドシェル60およびフロントカバー85により覆われているから、ジョイントコネクタ1にシールド性を付与することができる。また、第1開口部64が第1ゴム栓80により水密にシールされ、第2開口部77が第2ゴム栓90により水密にシールされているから、シールドシェル60の内部の防水性が確保されている。
また、このような構成によれば、ハウジング30そのものをシールドシェル60およびフロントカバー85により覆うとともに、シールドシェル60の開口部64,77をゴム栓80,90により水密にシールするという簡易な構成であり、部品点数が少なく、小型である。
しかも、シールド性を備えながら、一つのハウジング30に複数の雌端子10とジョイント端子20の双方を収容可能で、従来必要であったコネクタの嵌合作業を省略することができるため、作業効率が向上する。また、コネクタ部品供給側で予め雌端子10とジョイント端子20とを接続した状態で出荷することができる。
また、第2ゴム栓90の外側に、シールドシェル60に係止して第2ゴム栓90を抜け止めするゴム栓押さえ95が設けられているから、電線Wに雌端子10が抜ける方向に力が加えられた場合でも、第2ゴム栓90がシールドシェル60の第2開口部77から抜けることが抑制される。また、第2ゴム栓90はゴム栓押さえ95に当接することにより、過度な変形が抑制される。
また、雌端子10と第2ゴム栓90との間に半挿入検知部材50が設けられているから、雌端子10がハウジング30に対して半挿入状態となることを抑制することができ、接続信頼性が向上する。
また、シールドシェル60と当該シールドシェル60から引き出された電線Wとの間を覆う金属製の編組線100が設けられており、第2開口部77が編組線100により覆われるから、ジョイントコネクタ1のシールド性がより向上する。
さらに、編組線100を覆う保護カバー110が設けられているから、編組線100や結束バンド101が他の部材に引っ掛かったりすることを抑制することができる。
<実施形態2>
実施形態2を図10ないし図13によって説明する。なお、以下においては実施形態1と異なる構成についてのみ説明するものとし、実施形態1と同様の構成には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態のジョイントコネクタ2は、第1ゴム栓120のうちハウジング30(ジョイント端子収容部31)に対向する面に、ジョイント端子20に向けて突出する第1振動規制突部121と、ハウジング30(ジョイント端子収容部31)の前端面に向けて突出する第2振動規制突部122とが設けられているところが上記実施形態1と相違している。
第1振動規制突部121は、図10に示すように、第1ゴム栓120の高さ方向における中央部に4つ、等間隔で横並びに設けられている。これらの第1振動規制突部121の第1ゴム栓120の背面からの突出寸法は、第1ゴム栓120が第1収容部63の所定の位置に設置され、フロントカバー85が取り付けられた状態において、ジョイント端子20の連結部21をジョイント端子収容部31の後壁35(雌端子10)に向けて押圧する寸法に設定されている。
また第2振動規制突部122は、第1ゴム栓120の上方の縁部および下方の縁部付近にそれぞれ3つずつ、合計6つが、等間隔で横並びに設けられている。これらの第2振動規制突部122の第1ゴム栓120の背面からの突出寸法は、第1ゴム栓120が第1収容部63の所定の位置に設置され、フロントカバー85が取り付けられた状態において、ハウジング30(ジョイント端子収容部31)の前端面を後方に向けて押圧する寸法に設定されている。
なお、第1振動規制突部121の左右方向における突出位置は、接続部22の左右方向の位置とは一致しておらず、隣り合う接続部22の間に一対ずつ配されるように設けられている(図12参照)。また、第2振動規制突部122の左右方向における突出位置は、ジョイント端子20の接続部22が配される領域内とされている。
このような本実施形態のジョイントコネクタ2によれば、第1ゴム栓120に、ジョイント端子20に向けて突出して当該ジョイント端子20を雌端子10に向けて押圧する第1振動規制突部121と、ハウジング30前端面に向けて突出して当該ハウジング30を後方に向けて押圧する第2振動規制突部122とが設けられており、また、第2ゴム栓90はハウジング30の後端面に密着されてゴム栓押さえ95により抜け止めされているから、車両の振動によりジョイント端子20と雌端子10とが摺動することが抑制される。これにより、雌端子10の弾性接触片12およびジョイント端子20の接続部22の摩耗が抑制され、接続信頼性も向上する。
<実施形態3>
次に、実施形態3を図14ないし図16によって説明する。なお、以下においては実施形態1と異なる構成についてのみ説明するものとし、重複する説明を省略する。
本実施形態のジョイントコネクタは、実施形態1の第2ゴム栓90に、変形を抑制する形状保持部材132が一体に設けられているところが上記第1実施形態と相違している。
形状保持部材132は、ゴム栓を構成するゴム材より硬質な合成樹脂材からなり、図15に示すように、扁平かつ厚肉の略円筒状とされたゴム栓部131を軸方向に沿って貫通する、薄肉で円筒状の支持壁部133を備えている。また支持壁部133の両端部には、一対の円盤状の規制壁部134が、支持壁部133と同軸となるように連結されている。
ゴム栓部131は、支持壁部133の外周面側において、一対の規制壁部134の外周縁部より径方向の外側まで延びるとともに、さらにその外側に、周方向に延びる複数の外周リップ131A(本実施形態では3つ)を備えている。また支持壁部133の内周面側においては、一対の規制壁部134の内周縁部より径方向の内側まで延びるとともに、さらにその内側に、周方向に延びる複数の内周リップ131B(本実施形態では3つ)を備えている。
形状保持部材132とゴム栓部131とは、二色成形により一体とされている。
このような実施形態3の第2ゴム栓130によれば、第2ゴム栓130を第2開口部77に嵌め入れる際や、電線Wが斜め方向に引っ張られた際に、第2ゴム栓130が変形して防水性が損なわれることが抑制される。
<実施形態4>
次に、実施形態4を図17ないし図19によって説明する。本実施形態のジョイントコネクタは、上記実施形態1の半挿入検知部材50と、実施形態3の第2ゴム栓130とが一体とされた形態である。以下においては、上記実施形態と異なる構成についてのみ説明するものとし、重複する説明を省略する。
本実施形態のゴム栓付き半挿入検知部材140は、図18に示すように、雌端子収容部41の内側にぴったり嵌め入れられる外径を有する角筒状の筒状部141の後方側に、上記実施形態3の形状保持部材132と同様の支持壁部148および規制壁部149が連続して設けられるとともに、ゴム栓部146を備えてなる。円筒状の支持壁部148は、角筒状の筒状部141の最大外径より大きい内径を有しており、これにより、筒状部141の後端と支持壁部148の前端とは段差状に配された規制壁部149により連結されている。
なお、筒状部141の底壁の前方側の端縁部からは、上記実施形態1と同様に、前方に向けて延びる一対の角棒状の延出部143が設けられている。また、筒状部141には、実施形態1とは異なり、弾性係止片は設けられていない。
またゴム栓部146は、上記実施形態3と同様に、支持壁部148の外周面側において一対の規制壁部149の外周縁部より径方向の外側まで延びるとともに、周方向に延びる複数の外周リップ146Aを備えている。また支持壁部148の内周面側においては、一対の規制壁部149の内周縁部より径方向の内側まで延びるとともに、周方向に延びる複数の内周リップ146Bを備えている。
このようなゴム栓付き半挿入検知部材140は、支持壁部148および規制壁部149を一体に備える筒状部141と、ゴム栓部146とを、二色成形により一体とすることにより得られる。
このような本実施形態のゴム栓付き半挿入検知部材140によれば、組立作業の際、ゴム栓を嵌め入れる前に半挿入検知部材を装着し忘れることが防止される。また、半挿入検知部材とゴム栓とを個別に設ける構成と比較して、部品点数が少なくなるとともに、作業工程も減らすことができる。
<他の実施形態>
本明細書に開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、第2ゴム栓90をゴム栓押さえ95により抜け止めする構成としたが、ゴム栓押さえ95は省略してもよい。
(2)上記実施形態では、雌端子10と第2ゴム栓90との間に半挿入検知部材50を設ける構成としたが、半挿入検知部材50は省略してもよい。
(3)また、保護カバー110も必ずしも設けなくてよい。
(4)上記実施形態3では、ゴム栓部131と形状保持部材132(支持壁部133および規制壁部134)とを二色成形により一体とし、上記実施形態4では、ゴム栓部146と支持壁部148および規制壁部149とを二色成形により一体としたが、これらは、組み付け可能な構成に変形して組み付けにより一体とする構成としてもよい。
(5)上記実施形態2において、第1振動規制突部121および第2振動規制突部122の位置や数は上記実施形態に限るものでなく、適宜変更することができる。また、第2振動規制突部122は省略し、第1ゴム栓120の前面がハウジング30を直接押圧する構成としてもよい。
(6)また、上記実施形態2においては、第1振動規制突部121がジョイント端子20を押圧し、第2振動規制突部122がハウジングを押圧する構成としたが、必ずしも押圧しなくても、密着するだけでもよい。
1,2:ジョイントコネクタ
10:雌端子(端子)
20:ジョイント端子(導電部材)
22:接続部
30:ハウジング
31:ジョイント端子収容部
41:雌端子収容部
50:半挿入検知部材
60:シールドシェル
61:第1被覆部
64:第1開口部(導電部材用開口部)
71:第2被覆部
77:第2開口部(端子用開口部)
80:第1ゴム栓(導電部材側ゴム栓)
85:フロントカバー(カバー)
90,120,130:第2ゴム栓(端子側ゴム栓)
95:ゴム栓押さえ
100:編組線(シールド導体)
110:保護カバー
121:振動規制突部
131,146:ゴム栓部
132:形状保持部材
140:ゴム栓付き半挿入検知部材
W:電線

Claims (8)

  1. 複数の電線に接続された複数の端子と、
    前記複数の端子と接続される複数の接続部を有し、前記複数の端子同士を電気的に接続する導電部材と、
    前記複数の端子および前記導電部材を内部に収容するハウジングと、
    前記ハウジングを覆うとともに、前記複数の端子を前記ハウジングに挿入するための複数の端子用開口部と、前記導電部材を前記ハウジングに挿入するための導電部材用開口部とを有する金属製のシールドシェルと、
    前記端子用開口部を水密に個別にシールする複数の端子側ゴム栓と、
    前記導電部材用開口部を水密にシールする導電部材側ゴム栓と、
    前記導電部材側ゴム栓の外側から前記導電部材用開口部を塞ぐ金属性のカバーと、
    を備えるジョイントコネクタ。
  2. 前記端子側ゴム栓の外側に、前記端子側ゴム栓を抜け止めするゴム栓押さえが設けられている請求項1に記載のジョイントコネクタ。
  3. 前記端子と前記端子側ゴム栓との間に、前記端子の前記ハウジングに対する半挿入状態を検知する半挿入検知部材が設けられている請求項1または請求項2に記載のジョイントコネクタ。
  4. 前記半挿入検知部材は前記端子側ゴム栓と一体に設けられている請求項3に記載のジョイントコネクタ。
  5. 前記端子側ゴム栓に、当該端子側ゴム栓の変形を抑制する形状保持部材が一体に設けられている請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のジョイントコネクタ。
  6. 前記導電部材側ゴム栓に、前記導電部材に向けて突出して当該導電部材に密着する振動規制突部が設けられている請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のジョイントコネクタ。
  7. 前記シールドシェルと当該シールドシェルから引き出された前記電線との間を覆う金属製のシールド導体が設けられている請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載のジョイントコネクタ。
  8. 前記シールド導体を覆う保護カバーが設けられている請求項7に記載のジョイントコネクタ。
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