JP2010086801A - ワイヤハーネス用ジョイントコネクタおよびそれを備えたワイヤハーネス - Google Patents
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Abstract
【課題】ワイヤハーネスの幹線上に安定した状態で固定することが可能なワイヤハーネス用ジョイントコネクタ、およびそれを備えたワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】ジョイントコネクタ10は、接続用導体と、接続用導体を保持するハウジングとを含む。接続用導体は、嵌合部として、接続部19から第1方向に突出し、かつその突出方向と直交する幅方向に並ぶ複数の第1嵌合部18Aと、接続部19から第1方向とは逆の第2方向に突出し、かつ幅方向に並ぶ複数の第2嵌合部18Bとを含む。ハウジングは、第1開口31から挿入される端子11が第1嵌合部18Aに嵌合可能で、かつ、第2開口33から挿入される端子11が第2嵌合部18Bに嵌合可能となるように、接続用導体を保持する。
【選択図】図5
【解決手段】ジョイントコネクタ10は、接続用導体と、接続用導体を保持するハウジングとを含む。接続用導体は、嵌合部として、接続部19から第1方向に突出し、かつその突出方向と直交する幅方向に並ぶ複数の第1嵌合部18Aと、接続部19から第1方向とは逆の第2方向に突出し、かつ幅方向に並ぶ複数の第2嵌合部18Bとを含む。ハウジングは、第1開口31から挿入される端子11が第1嵌合部18Aに嵌合可能で、かつ、第2開口33から挿入される端子11が第2嵌合部18Bに嵌合可能となるように、接続用導体を保持する。
【選択図】図5
Description
本発明は、ワイヤハーネスから分岐した複数の電線の端末に形成された端子同士を電気的に接続するワイヤハーネス用ジョイントコネクタ、およびそれを備えたワイヤハーネスに関する。
従来、ワイヤハーネスから分岐した複数の電線の端末に形成された端子同士を電気的に接続するワイヤハーネス用ジョイントコネクタとして、特許文献1のものが知られている。特許文献1のジョイントコネクタは、複数の端子とそれぞれ嵌合可能な複数の嵌合部および嵌合部同士を接続する接続部を一体に有する接続用導体と、一端側に端子が挿入される開口を有し、接続用導体が保持されるハウジングとを含む。
接続用導体は、端子が嵌合される嵌合部が略同一平面上に位置するようにハウジング内に保持されている。これにより、ハウジングの薄型化が図られており、ジョイントコネクタをワイヤハーネスの幹線上に固定した場合においてジョイントコネクタの上下方向における突出量を抑制している。
特開2005−50794号公報
しかしながら、特許文献1のワイヤハーネス用ジョイントコネクタでは、全ての嵌合部を、ハウジングの開口に向けて突出させつつ、接続部の幅方向に並ぶように構成しているので、上下方向における突出量を抑制することができるものの、接続用導体が保持されるハウジングの幅寸法が大きくならざるを得ない。そのため、ジョイントコネクタをワイヤハーネスの幹線上に固定したとき、図2において破線で示すように、ジョイントコネクタがハウジングの幅方向において幹線から突出するおそれがある。このように突出量が大きいと、ジョイントコネクタを幹線上に安定した状態で固定することが困難である。
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、ワイヤハーネスの幹線上に安定した状態で固定することが可能なワイヤハーネス用ジョイントコネクタ、およびそれを備えたワイヤハーネスを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るワイヤハーネス用ジョイントコネクタは、ワイヤハーネスに含まれる複数の電線の端末にそれぞれ設けられた端子同士を電気的に接続するワイヤハーネス用ジョイントコネクタであって、前記複数の端子のそれぞれと嵌合可能な嵌合部、およびそれらの嵌合部同士を接続する接続部を一体に有する接続用導体と、前記接続用導体を保持するハウジングとを含む。前記接続用導体は、前記嵌合部として、前記接続部から第1方向に突出し、かつその突出方向と直交する幅方向に並ぶ複数の第1嵌合部と、前記接続部から前記第1方向とは逆の第2方向に突出し、かつ前記幅方向に並ぶ複数の第2嵌合部とを含む。前記ハウジングは、前記第1嵌合部にそれぞれ嵌合される端子を受け入れる第1開口と、該第1開口とは逆向きに開口し、前記第2嵌合部にそれぞれ嵌合される端子を受け入れる第2開口とを有しており、前記第1開口から挿入される端子が前記第1嵌合部に嵌合可能で、かつ、前記第2開口から挿入される端子が前記第2嵌合部に嵌合可能となるように、前記接続用導体を保持する。
また、本発明に係るワイヤハーネスは、複数の電線が束ねられてなる幹線と、前記幹線の電線のうち該幹線から引き出された複数の分岐電線の端末に形成された端子同士を電気的に接続するワイヤハーネス用ジョイントコネクタと、前記ジョイントコネクタが前記幹線に置かれた状態で前記幹線と前記ジョイントコネクタとを一括して巻き付けることにより、前記ジョイントコネクタを前記幹線上に固定する幹線用テープとを含む。前記ワイヤハーネス用ジョイントコネクタとして、請求項1〜4のいずれか一項に記載のワイヤハーネス用ジョイントコネクタを含み、前記ジョイントコネクタは、ハウジングの長手方向と前記幹線が延びる方向とが一致した状態で前記幹線上に固定されている。
本発明に係るジョイントコネクタおよびワイヤハーネスによれば、接続用導体の嵌合部を、接続部から互いに逆方向に突出する第1嵌合部および第2嵌合部から構成しているので、全ての嵌合部を接続部から同一の方向に突出させている従来の構成と比較して、接続用導体の幅寸法、ひいてはハウジングの幅寸法を小さくできる。したがって、ジョイントコネクタをワイヤハーネスの幹線上に載置した場合、幅寸法を小さくした分、ジョイントコネクタを幹線上に安定した状態で固定することが可能となる。
本発明の好ましい実施形態では、前記接続用導体は、前記第1嵌合部と前記第2嵌合部とが略同一平面上に位置するように前記ハウジングに保持されている。
この構成によれば、第1嵌合部および第2嵌合部を略同一平面上に位置させているので、ハウジングの上下方向の寸法を小さくできる。つまり、ジョイントコネクタを薄型化できる。この場合、前記接続用導体を単一の金属板から成形し、前記ハウジングを、前記金属板の厚み方向に扁平な形状を有するように設定することが好ましい。
本発明の他の好ましい実施形態では、ジョイントコネクタは、さらに、前記第1開口に挿入される前記端子のそれぞれが挿通可能な、かつ前記第1開口に密着状態で個別に挿入可能な形状を有する複数の第1防水栓と、前記第2開口に挿入される前記端子が一括に挿通可能な、かつ前記第2開口に密着状態で挿入可能な形状を有する第2防水栓と、前記第2開口に前記第2防水栓が挿入された状態において、前記第2防水栓に当接しつつ、前記第2開口を閉塞可能な閉塞部材とを含む。前記第2開口は、該第2開口を通して前記端子と前記第1嵌合部との嵌合状態が確認可能となる形状を有している。前記第2防水栓は、前記端子が前記第2嵌合部と嵌合するための正規の嵌合位置まで到達していないときに前記端子と当接して、前記閉塞部材が前記第2開口を閉塞するのを阻止するような寸法に設定されている。
この構成によれば、第1開口から挿入された端子と第1嵌合部との嵌合状態は、第2開口を通して確認することが可能である。また、第2開口から挿入された端子と第2嵌合部との嵌合状態は、閉塞部材が第2開口を閉塞できるか否かによって確認することができる。すなわち、閉塞部材によって第2開口を閉塞できない場合、第2開口に挿入された第2防水栓が閉塞部材の邪魔をしているので、端子と第2嵌合部とが半嵌合の状態であると判断する。このようにして、端子同士の電気的接続を確実に行うことができる。
本発明に係るジョイントコネクタおよびワイヤハーネスによれば、ジョイントコネクタをワイヤハーネスの幹線上に安定した状態で固定することが可能となる。
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1は、ワイヤハーネスの斜視図であり、第1実施形態に係るジョイントコネクタが幹線上に固定された状態を示す。図2は、図1のV−V線に沿って切断した断面図である。ワイヤハーネス100は、複数の電線1が束ねられてなる幹線3と、幹線3の外周面上に固定されたジョイントコネクタ10と、幹線3の結束状態を保持し、かつジョイントコネクタ10を幹線3上に固定するために幹線3およびジョイントコネクタ10に巻き付けられる幹線用テープ5とを含む。
図1は、ワイヤハーネスの斜視図であり、第1実施形態に係るジョイントコネクタが幹線上に固定された状態を示す。図2は、図1のV−V線に沿って切断した断面図である。ワイヤハーネス100は、複数の電線1が束ねられてなる幹線3と、幹線3の外周面上に固定されたジョイントコネクタ10と、幹線3の結束状態を保持し、かつジョイントコネクタ10を幹線3上に固定するために幹線3およびジョイントコネクタ10に巻き付けられる幹線用テープ5とを含む。
幹線3を構成する電線1のうち、複数本の電線1が分岐電線(図示せず)として幹線3から引き出され、分岐電線の端末のそれぞれに設けられた端子11(図5)がジョイントコネクタ10に接続されることにより、分岐電線同士が短絡される。
図3は、ジョイントコネクタの外観斜視図であり、複数の分岐電線が接続された状態を示している。図4は、図3のジョイントコネクタの分解斜視図である。ジョイントコネクタ10は、主要な構成要素として、前記分岐電線の端末に設けられた端子11同士を電気的に接続する単一の接続用導体13と、接続用導体13を保持するハウジング15とを含む。なお、前記分岐電線の端子11は、後述する図5に示すように、例えば箱形に成形され、接続用導体13に接続される雌型の電気接触部16と、電線1の導体線が圧着されている電線圧着部17とを前後に有する一般的なものである。
接続用導体13は、通電材料からなる単一の金属板を適当な形状に打ち抜くことにより形成されたものであって、複数の端子11の電気接触部16とそれぞれ嵌合可能な複数の嵌合部18と、それらの嵌合部同士を接続する接続部19とを含む。本実施形態では、嵌合部18は、第1嵌合部18Aおよび第2嵌合部18Bからなる。第1嵌合部18Aは、接続部19から第1方向に突出し、かつ互いにその突出方向と直交する幅方向に並ぶ複数(図では4つ)のピン状の雄型電気接触部16からなる。第2嵌合部18Bは、接続部19から第1方向とは反対方向の第2方向に突出し、かつ互いに前記幅方向に並ぶ複数(図では4つ)のピン状の雄型電気接触部16からなる。このように、接続用導体13の嵌合部は、互いに逆方向に突出する2つのグループに分けられる。また、接続用導体13の第1嵌合部18Aおよび第2嵌合部18Bは、略同一平面上に位置している。
接続用導体13を保持するハウジング15は、合成樹脂等の絶縁材料により全体が一体に成型され、接続用導体13をインサート成型により格納した状態で保持することが可能な形状、具体的には、接続用導体13の厚み方向に扁平な形状を有する。
ハウジング15は、上下方向に対向する互いに平行な平板状の上壁21および底壁22と、ハウジング15の長手方向に直交する幅方向に対向し、上壁21および底壁22の幅方向における両端部同士を連結する右側壁23および左側壁24とを一体に有する。これらの上壁21、底壁22、両側壁23,24はハウジング15の外壁を構成し、この外壁によりハウジング15の内部空間が画定されている。
図5は、ハウジング15の長手方向に沿って切断した断面図である。前記外壁は、中間部が導体保持部26として構成され、導体保持部26を挟む両端部がそれぞれ第1端子収容部27および第2端子収容部28として構成されている。
第1端子収容部27および第2端子収容部28のそれぞれには、両側壁23,24と平行な複数(図では3つ)の仕切り壁29がハウジング15の幅方向に配列されている。各仕切り壁29は、これに隣接する他の仕切り壁29または側壁23,24との間に端子収容室を画定する。
具体的には、第1端子収容部27は、ハウジング15の幅方向に並列状態で形成され、端子11が収容される複数(図では4つ)の端子収容室30を有しており、各端子収容室30はハウジング15の長手方向に開口する端子収容口31を有している。本実施形態では、これらの端子収容口31がハウジング15の第1開口を構成する。同様に、第2端子収容部28は、ハウジング15の幅方向に並列状態で形成され、端子11が収容される複数(図では4つ)の端子収容室32を有しており、各端子収容室32は、ハウジング15の長手方向において第1開口とは逆方向に開口する端子収容口33を有している。本実施形態では、これらの端子収容口33がハウジング15の第2開口を構成する。
導体保持部26は、接続用導体13の第1嵌合部18Aのそれぞれが、第1端子収容部27の対応する端子収容室30内に突出し、かつ第2嵌合部18Bのそれぞれが、第2端子収容部28の対応する端子収容室32内に突出するように、接続用導体13の接続部19を保持するものである。これらの接続用導体13およびハウジング15は、例えばインサート成型により相互一体化されることが可能である。本実施形態では、第1嵌合部18Aが突出する第1方向とは、第1端子収容部27の第1開口に向かう方向であり、第2嵌合部18Bが突出する第2方向とは、第2端子収容部28の第2開口に向かう方向である。そして、第1端子収容部27および第2端子収容部28の各端子収容室30,32に挿入された端子11の電気接触部16が第1嵌合部18Aおよび第2嵌合部18Bと嵌合することにより、端子11と接続用導体13とが電気的に導通する。なお、端子11の電気接触部16の底壁には、外向きに突出する被係止片35が形成されており、ハウジング15の底壁には、被係止片35が係止可能な係止孔36が形成されている。被係止片35は、電気接触部16が第1嵌合部18Aおよび第2嵌合部18Bと嵌合する際に係止孔36に係止される。
上述したワイヤハーネス用ジョイントコネクタ10では、接続用導体13の嵌合部18を、接続部19から互いに逆方向に突出する第1嵌合部18Aおよび第2嵌合部18Bから構成しているので、全ての嵌合部を接続部から同一の方向に突出させている従来の構成と比較して、図2に示すように、接続用導体13の幅寸法、ひいてはハウジング15の幅寸法を小さくできる。したがって、ジョイントコネクタ10をワイヤハーネス100の幹線3上に載置した場合、幅寸法を小さくした分、ジョイントコネクタ10を幹線3上に安定した状態で固定することが可能となる。
また、接続用導体13は、第1嵌合部18Aと第2嵌合部18Bとが略同一平面上に位置するようにハウジング15に保持されている。この場合、接続用導体13を単一の金属板から形成し、ハウジング15を、前記金属板の厚み方向に扁平な形状を有するように成型するのが好ましい。この構成によれば、ハウジング15の上下方向の寸法が小さくなるので、ジョイントコネクタ10を薄型化できる。
(第2実施形態)
図6は、第2実施形態に係るワイヤハーネス用ジョイントコネクタの斜視図であり、複数の分岐電線が接続された状態を示している。図7は、図6のジョイントコネクタの分解斜視図である。ジョイントコネクタ40は、主要な構成要素として、分岐電線の端末に設けられた端子41同士を電気的に接続する単一の接続用導体42と、第1開口および第1開口とは逆方向に開口する第2開口を有し、接続用導体42を保持するハウジング43と、第1開口に密着状態で挿入される第1防水栓44と、第2開口に密着状態で挿入される第2防水栓45と、第2開口を閉塞する閉塞部材46とを含む。
図6は、第2実施形態に係るワイヤハーネス用ジョイントコネクタの斜視図であり、複数の分岐電線が接続された状態を示している。図7は、図6のジョイントコネクタの分解斜視図である。ジョイントコネクタ40は、主要な構成要素として、分岐電線の端末に設けられた端子41同士を電気的に接続する単一の接続用導体42と、第1開口および第1開口とは逆方向に開口する第2開口を有し、接続用導体42を保持するハウジング43と、第1開口に密着状態で挿入される第1防水栓44と、第2開口に密着状態で挿入される第2防水栓45と、第2開口を閉塞する閉塞部材46とを含む。
接続用導体42は、第1実施形態の接続用導体と同様に、通電材料からなる単一の金属板を適当な形状に打ち抜くことにより形成されたものであって、接続部47から第1方向に突出し、かつ互いにその突出方向と直交する幅方向に並ぶ複数(図では3つ)のピン状の第1嵌合部48Aと、接続部47から第1方向とは反対方向の第2方向に突出し、かつ互いに前記幅方向に並ぶ複数(図では3つ)のピン状の第2嵌合部48Bとを有する。第2実施形態においても、接続用導体42の第1嵌合部48Aおよび第2嵌合部48Bは、略同一平面上に位置している。
接続用導体42を保持するハウジング43は、合成樹脂等の絶縁材料により全体が一体に成型され、接続用導体42をインサート成型により格納した状態で保持することが可能な形状、具体的には、接続用導体42の厚み方向に扁平な形状を有する。
ハウジング43は、上下方向に対向する互いに平行な平板状の上壁50および底壁51と、ハウジング43の長手方向に直交する幅方向に対向し、上壁50および底壁51の幅方向における両端部同士を連結する若干湾曲した右側壁52および左側壁53とを一体に有する。これらの上壁50、底壁51、両側壁52,53はハウジング43の外壁を構成し、この外壁によりハウジング43の内部空間が画定されている。
図8は、ハウジング43の長手方向に沿って切断した断面図であり、端子41が接続用導体42と嵌合した状態を示している。前記外壁は、中間部が導体保持部55として構成され、導体保持部55を挟む両端部がそれぞれ第1端子収容部56および第2端子収容部57として構成されている。第2端子収容部57の左端部は左方に延長されており、この延長部分が栓部材収容部58として構成されている。
第1端子収容部56および第2端子収容部57のそれぞれには、両側壁52,53の間で互いに平行な複数の仕切り壁60(図9参照)がハウジング43の幅方向に配列されている。各仕切り壁60は、これに隣接する他の仕切り壁60または側壁52,53との間に端子収容室を画定する。
具体的には、第1端子収容部56は、ハウジング43の幅方向に並列状態で形成され、端子41が収容される複数(図では3つ)の端子収容室62を有しており、各端子収容室62はハウジング43の長手方向に開口する端子挿入口63を有している。第2実施形態では、これらの端子挿入口63がハウジング43の第1開口を構成する。各端子収容室62は、第1防水栓44が密着状態で嵌入可能な形状に設定された第1室64と、端子41の電気接触部67が接続用導体42の第1嵌合部48Aと嵌合する第2室65とからなる。第1防水栓44は、端子41の電線圧着部68の近傍に装着される、例えばゴム栓である。
第2端子収容部57は、第1端子収容部56と同様に、ハウジング43の幅方向に並列状態で形成され、端子41が収容される複数(図では3つ)の端子収容室70を有しており、各端子収容室70は、ハウジング43の長手方向において第1開口とは逆方向に開口する端子挿入口71を有している。
導体保持部55は、接続用導体42の第1嵌合部48Aのそれぞれが第1端子収容部56の対応する端子収容室62内に突出し、かつ第2嵌合部48Bのそれぞれが第2端子収容部57の対応する端子収容室70内に突出するように、接続用導体42の接続部47をインサート成型により保持するものである。具体的には、接続部47は、導体保持部55における上壁50にインサート成型されており、接続部47と導体保持部55における底壁51との間には、隙間が形成されている。この隙間は、第2端子収容部57と、後述するハウジング43の底壁51に形成されたランス73との間に存在する。第2実施形態では、第1嵌合部48Aが突出する第1方向とは、第1開口(端子挿入口63)に向かう方向であり、第2嵌合部48Bが突出する第2方向とは、端子挿入口71、および後述する第2開口75に向かう方向である。
そして、端子挿入口63から第1端子収容部56の各端子収容室62に挿入された端子41の電気接触部67が第1嵌合部48Aと嵌合し、かつ、第2開口75、続いて端子挿入口71から第2端子収容部57の各端子収容室70に挿入された端子41の電気接触部67が第2嵌合部48Bと嵌合することにより、端子41と接続用導体42とが電気的に導通する。なお、第1端子収容部56の第2室65の位置に対応する前記外壁の内面には、ランス73が形成されており、端子41の雌型電気接触部67には、ランス73によって係止可能な形状を有する被係止部77が形成されている。ランス73は、その厚み方向に底壁51に対して撓み変形することが可能であり、その先端部74が、挿入される電気接触部67と接触することにより撓み変形して電気接触部67の通過を許容し、その通過後に正規の位置に弾性的に復帰することにより電気接触部67の被係止部77を拘束する。このようにして、端子41は、電気接触部67が第1嵌合部48Aと嵌合し、かつランス73により係止された状態で端子収容室62内に保持される。
栓部材収容部58には、第2開口75が形成されており、第2防水栓45はこの第2開口75に密着状態で収容される。第2開口75は、第2端子収容部57の端子挿入口71と連通している。第2防水栓45は、例えばゴム栓であり、前側端面45aおよび後側端面45b間に端子41が挿通される複数(図では3つ)の貫通孔79が形成されている。端子41は、後述するように、接続用導体42の第2嵌合部48Bと嵌合される前に第2防水栓45の貫通孔79に通される。閉塞部材46は、栓部材収容部58に収容された第2防水栓45に当接しつつ、第2開口75を閉塞することにより、第2防水栓45を所定の位置に保持する蓋状のものである。
閉塞部材46は、具体的には、図7および図8に示すように、第2防水栓45の前側端面45aと平行な、かつ第2開口75を閉塞したときに前側端面45aに当接する平板状の当接部80と、当接部80の上下方向における両端部から互いに平行に栓部材収容部58上を延びる上側係止部81および下側係止部82と、当接部80の左右方向(ハウジング43の幅方向)における両端部から互いに平行に栓部材収容部58上を延びる右側係止部83および左側係止部84とを有する断面逆コ字形の部材である。
当接部80には、端子41が通る複数(図では3つ)の挿通孔86が、ハウジング43の幅方向に互いに並ぶように形成されている。上側係止部81および下側係止部82のそれぞれには、1つの係止孔87が形成されており、右側係止部83および左側係止部84のそれぞれには、2つの係止孔87が形成されている。ハウジング43の栓部材収容部58における第2開口75の近傍部分には、各係止部81〜84の係止孔87に係止可能な係止突起89が形成されている。したがって、閉塞部材46が第2開口75を閉塞する際、各係止部81〜84の係止孔87に係止突起89が係止されて、閉塞部材46が栓部材収容部58に装着される。閉塞部材46は、好ましくは、挿通孔86において上下方向に2分割された分割体から構成される。
以下、ワイヤハーネス100から引き出された分岐電線の端子41同士をジョイントコネクタ40により電気的に接続する手順について説明する。まず、端子41を、ハウジング43の第1開口から対応する端子収容室62内に挿入することにより、第2室65において端子41の電気接触部67を第1嵌合部48Aに嵌合させると共に、端子41の近傍に装着された第1防水栓44を第1室64内に密着させる。
ここで、端子41と第1嵌合部48Aとの嵌合状態の確認を、第2開口75および第2開口75に連通する端子挿入口71を通して行う。第2開口75は、該第2開口75を通して端子41の電気接触部67と第1嵌合部48Aとの嵌合状態が確認可能となる形状を有している。この確認は目視で行うことができる。図9は、第1開口から挿入された端子41と第1嵌合部48Aとが嵌合した後に第2開口75を通して見たハウジング43内部を示す図である。同図に示すように、第2開口75を通してランス73を視認することができ、このランス73の位置に基づき、端子41の電気接触部67と第1嵌合部48Aとが十分に嵌合されているか否かを確認することができる。
具体的には、端子41の電気接触部67と第1嵌合部48Aとが十分に嵌合されていないとき、ランス73の先端部74は電気接触部67の先端部分に乗り上げているため、第2開口75を通して先端部74のほぼ全体を視認することができる。これに対し、端子41の電気接触部67と第1嵌合部48Aとが十分に嵌合されているとき、ランス73の先端部74は電気接触部67の被係止部77に係止されているため、先端部74の一部のみを視認することができる。このように、ランス73の位置に基づき、端子41と第1嵌合部48Aとの嵌合状態を確認することができる。
端子41の電気接触部67が第1嵌合部48Aに十分に嵌合していることを確認した後、第2防水栓45の挿通孔79に挿通された他の端子41を第2開口75に挿入し、電気接触部67を第2嵌合部48Bに嵌合させる。つづいて、第2防水栓45を第2開口75に挿入し、閉塞部材46により第2開口75を閉塞する。
ここで、第2開口75から挿入された端子41と第2嵌合部48Bとの嵌合状態の確認を、第2防水栓45が第2開口75に挿入されたときに行う。この嵌合状態の確認は、第2防水栓45の寸法を、端子41と第2嵌合部48Bとが十分に嵌合していない状態、つまり半嵌合の状態において、第2防水栓45が閉塞部材46によって第2開口75が閉塞されるのを阻止するような寸法に設定することにより行うことができる。
具体的には、栓部材収容部58と第2端子収容部57との間には、第2防水栓45の挿入距離を規定する段差90が形成されており、栓部材収容部58は、第2開口75における端面(図では、ハウジング43の左端面)から段差90にわたる長手方向寸法を有している。第2防水栓45は、前側端面45aから後側端面45bにわたる長手方向寸法を有しており、この長手方向寸法は、栓部材収容部58の長手方向寸法と略同一に設定されている。この寸法設定により、第2防水栓45が第2開口75を通して栓部材収容部58内に収容されたとき、第2防水栓45の端面(図では前側端面45a)が栓部材収容部58の端面と面一となる。閉塞部材46は、前記面一の状態において第2防水栓45の前側端面45aに当接しつつ、第2開口75を閉塞するように構成されている。また、第2端子収容部57は、第2開口75から挿入された端子41が第2嵌合部48Bと十分に嵌合した状態において端子41全体を収容することが可能に設定された長手方向寸法を有している。
したがって、第2開口75から挿入された端子41と第2嵌合部48Bとが半嵌合の状態のとき、端子41は、その全体が第2端子収容部57の長手方向寸法内に収まらず、その一部が栓部材収容部58内に突出した状態となる。この状態において、第2防水栓45を、第2開口75を通して栓部材収容部58に挿入すると、端子41が邪魔をして第2防水栓45全体を栓部材収容部58に収容させることはできず、第2防水栓45の一部が第2開口75から突出する。このため、閉塞部材46によって第2開口75を閉塞することはできない。これにより、第2開口75から挿入された端子41と第2嵌合部48Bとが半嵌合の状態にあると判断することができる。
なお、第2防水栓45の長手方向寸法を栓部材収容部58の長手方向寸法と必ずしも略同一に設定する必要はなく、第2防水栓45の長手方向寸法を栓部材収容部58の長手方向寸法よりも大きく設定してもよいし、小さく設定してもよい。例えば、小さく設定した場合、第2防水栓45の適切な挿入位置を示す基準線等を、栓部材収容部58の内面に設けてもよい。この場合、第2防水栓45の挿入位置が基準線を越えていたら、端子と第2嵌合部48Bとの嵌合状態が十分でないと判断される。
そして、端子41と第2嵌合部48Bとの嵌合状態が十分であると判断した場合、閉塞部材46により第2開口75を閉塞する。
このように、第2実施形態では、第1開口(端子挿入口63)から挿入された端子41と第1嵌合部48Aとが十分に嵌合されているか否か、および第2開口75から挿入された端子41と第2嵌合部48Bとが十分に嵌合されているか否かを確認することができる。
上述した構成の第2実施形態に係るワイヤハーネス用ジョイントコネクタ40では、第1実施形態と同様に、接続用導体42の嵌合部を、接続部47から互いに逆方向に突出する第1嵌合部48Aおよび第2嵌合部48Bから構成しているので、接続用導体42の幅寸法、ひいてはハウジング43の幅寸法を小さくできる。したがって、ジョイントコネクタ40をワイヤハーネス100の幹線3上に載置した場合、幅寸法を小さくした分、ジョイントコネクタ40を幹線3上に安定した状態で固定することが可能となる。
また、接続用導体42は、第1嵌合部48Aと第2嵌合部48Bとが略同一平面上に位置するようにハウジング43に保持されている。この場合、接続用導体42を単一の金属板から形成し、ハウジング43を、前記金属板の厚み方向に扁平な形状を有するように成型するのが好ましい。この構成によれば、ハウジング43の上下方向の寸法が小さくなるので、ジョイントコネクタ40を薄型化できる。
さらに、第1開口(端子挿入口63)から挿入された端子41と第1嵌合部48Aとの嵌合状態は、第2開口75を通して見たランス73の位置に基づき確認することが可能である。また、第2開口75から挿入された端子41と第2嵌合部48Bとの嵌合状態は、閉塞部材46が第2開口75を閉塞できるか否かによって確認することができる。これにより、端子41同士の電気的接続を確実に行うことが可能である。
さらに、閉塞部材46は、第2防水栓45、ひいては端子41を端子収容部57に保持することが可能に構成されているので、端子41を端子収容部57に保持するためのランス等を省略することができ、ハウジング構造の簡素化に寄与する。
図10は、第2実施形態の閉塞部材を適用して端子と接続用導体との嵌合状態を確認することが可能なジョイントコネクタの一例を示す斜視図である。図11は、図10のジョイントコネクタの分解斜視図である。ジョイントコネクタ110は、主要な構成要素として、分岐電線の端末に設けられた端子41同士を電気的に接続する単一の接続用導体112と、一端部のみにおいて開口するハウジング開口を有し、接続用導体112を保持するハウジング114と、ハウジング開口に密着状態で挿入される防水栓44と、ハウジング開口を閉塞しつつ、ハウジング114に装着される閉塞部材46とを含む。
接続用導体112は、第1実施形態および第2実施形態の接続用導体13,42と異なり、第1方向のみに突出する複数(図では3つ)の嵌合部116を有している。これらの嵌合部116は、突出方向と直交する幅方向に並んでおり、略同一平面上に位置している。
接続用導体112を保持するハウジング114は、接続用導体112をインサート成型により格納した状態で保持することが可能な形状を有する。具体的には、ハウジング114は、上下方向に対向する上壁118および底壁119と、ハウジング114の幅方向に対向する右側壁120および左側壁121と、ハウジング114の長手方向に対向する前壁122および後壁123とからなる外壁を有する。この外壁は、後壁123の近傍部分が導体保持部125として構成され、残りの部分が端子収容部127として構成されている。
端子収容部127は、ハウジング114の長手方向に延び、かつハウジング114の幅方向に並ぶ複数(図では3つ)の端子収容室129を有している。各端子収容室129は、前記外壁の前壁122に開口する端子挿入口130を有している。端子41は、これらの端子挿入口130を通って端子収容室129内に導かれる。これらの端子挿入口130がハウジング開口を構成している。導体保持部125は、接続用導体112の嵌合部116が対応する端子収容室129内に突出するように接続用導体112を保持している。
防水栓44は、端子41の電線圧着部68の近傍に装着される、例えばゴム栓である。この防水栓44は端子挿入口130に密着状態で挿入可能である。閉塞部材46は、端子41の電気接触部67と嵌合部116との嵌合に伴ってハウジング開口(端子挿入口130)に挿入された防水栓44に当接しつつ、ハウジング開口を閉塞することにより、防水栓44、ひいては端子41を所定の位置に保持することが可能に構成されている。この閉塞部材46は、第2実施形態の閉塞部材46と同様な構造を有しているので、その詳細な説明を省略する。
端子収容部127のハウジング長手方向における長手方向寸法は、端子41の電気接触部67が嵌合部116と十分に嵌合している状態では、端子41の近傍に装着された防水栓44がハウジング開口から突出しない程度の寸法に設定されている。そして、閉塞部材46は、端子41の電気接触部67が嵌合部116と十分に嵌合している状態では防水栓44に当接しつつ、ハウジング開口を閉塞することが可能に構成されている。言い換えれば、端子41の電気接触部67と嵌合部116との嵌合が十分でない場合は、防水栓44がハウジング開口から突出するので、閉塞部材46によってハウジング開口を閉塞することはできない。このように、閉塞部材46がハウジング開口を閉塞可能にハウジング114に装着できるか否かによって端子41の電気接触部67と嵌合部116との嵌合状態を確認することができる。これにより、端子41同士の電気的接続を確実に行うことが可能である。
また、閉塞部材46は、防水栓44、ひいては端子41を端子収容部127に保持することが可能に構成されているので、端子41を端子収容室129内に保持するためのランス等を省略することができ、ハウジング構造の簡素化に寄与する。
1 電線
3 幹線
5 幹線用テープ
10 ジョイントコネクタ
11 端子
13 接続用導体
15 ハウジング
16 電気接触部
17 電線圧着部
18 嵌合部
18A 第1嵌合部
18B 第2嵌合部
19 接続部
21 上壁
22 底壁
23,24 側壁
26 導体保持部
27 第1端子収容部
28 第2端子収容部
29 仕切り壁
30 端子収容室
31 端子収容口(第1開口)
32 端子収容室
33 端子収容口(第2開口)
100 ワイヤハーネス
3 幹線
5 幹線用テープ
10 ジョイントコネクタ
11 端子
13 接続用導体
15 ハウジング
16 電気接触部
17 電線圧着部
18 嵌合部
18A 第1嵌合部
18B 第2嵌合部
19 接続部
21 上壁
22 底壁
23,24 側壁
26 導体保持部
27 第1端子収容部
28 第2端子収容部
29 仕切り壁
30 端子収容室
31 端子収容口(第1開口)
32 端子収容室
33 端子収容口(第2開口)
100 ワイヤハーネス
Claims (5)
- ワイヤハーネスに含まれる複数の電線の端末にそれぞれ設けられた端子同士を電気的に接続するワイヤハーネス用ジョイントコネクタであって、
前記複数の端子のそれぞれと嵌合可能な嵌合部、およびそれらの嵌合部同士を接続する接続部を一体に有する接続用導体と、
前記接続用導体を保持するハウジングと、
を備え、
前記接続用導体は、前記嵌合部として、前記接続部から第1方向に突出し、かつその突出方向と直交する幅方向に並ぶ複数の第1嵌合部と、前記接続部から前記第1方向とは逆の第2方向に突出し、かつ前記幅方向に並ぶ複数の第2嵌合部とを含み、
前記ハウジングは、前記第1嵌合部にそれぞれ嵌合される端子を受け入れる第1開口と、該第1開口とは逆向きに開口し、前記第2嵌合部にそれぞれ嵌合される端子を受け入れる第2開口とを有しており、前記第1開口から挿入される端子が前記第1嵌合部に嵌合可能で、かつ、前記第2開口から挿入される端子が前記第2嵌合部に嵌合可能となるように、前記接続用導体を保持するワイヤハーネス用ジョイントコネクタ。 - 請求項1に記載のワイヤハーネス用ジョイントコネクタにおいて、前記接続用導体は、前記第1嵌合部と前記第2嵌合部とが略同一平面上に位置するように前記ハウジングに保持されているワイヤハーネス用ジョイントコネクタ。
- 請求項2に記載のワイヤハーネス用ジョイントコネクタにおいて、前記接続用導体は単一の金属板からなり、前記ハウジングは、前記金属板の厚み方向に扁平な形状を有するワイヤハーネス用ジョイントコネクタ。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載のワイヤハーネス用ジョイントコネクタにおいて、さらに、前記第1開口に挿入される前記端子のそれぞれが挿通可能な、かつ前記第1開口に密着状態で個別に挿入可能な形状を有する複数の第1防水栓と、
前記第2開口に挿入される前記端子が一括に挿通可能な、かつ前記第2開口に密着状態で挿入可能な形状を有する第2防水栓と、
前記第2開口に前記第2防水栓が挿入された状態において、前記第2防水栓に当接しつつ、前記第2開口を閉塞可能な閉塞部材と、
を備え、
前記第2開口は、該第2開口を通して前記端子と前記第1嵌合部との嵌合状態が確認可能となる形状を有しており、
前記第2防水栓は、前記端子が前記第2嵌合部と嵌合するための正規の嵌合位置まで到達していないときに前記端子と当接して、前記閉塞部材が前記第2開口を閉塞するのを阻止するような寸法に設定されているワイヤハーネス用ジョイントコネクタ。 - ワイヤハーネスであって、
複数の電線が束ねられてなる幹線と、
前記幹線の電線のうち該幹線から引き出された複数の分岐電線の端末に形成された端子同士を電気的に接続するワイヤハーネス用ジョイントコネクタと、
前記ジョイントコネクタが前記幹線に置かれた状態で前記幹線と前記ジョイントコネクタとを一括して巻き付けることにより、前記ジョイントコネクタを前記幹線上に固定する幹線用テープと、
を備え、
前記ワイヤハーネス用ジョイントコネクタとして、請求項1〜4のいずれか一項に記載のワイヤハーネス用ジョイントコネクタを含み、
前記ジョイントコネクタは、ハウジングの長手方向と前記幹線が延びる方向とが一致した状態で前記幹線上に固定されているワイヤハーネス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008254951A JP2010086801A (ja) | 2008-09-30 | 2008-09-30 | ワイヤハーネス用ジョイントコネクタおよびそれを備えたワイヤハーネス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008254951A JP2010086801A (ja) | 2008-09-30 | 2008-09-30 | ワイヤハーネス用ジョイントコネクタおよびそれを備えたワイヤハーネス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010086801A true JP2010086801A (ja) | 2010-04-15 |
Family
ID=42250564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008254951A Pending JP2010086801A (ja) | 2008-09-30 | 2008-09-30 | ワイヤハーネス用ジョイントコネクタおよびそれを備えたワイヤハーネス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010086801A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019044682A1 (ja) * | 2017-08-31 | 2019-03-07 | 住友電装株式会社 | ジョイントコネクタ |
-
2008
- 2008-09-30 JP JP2008254951A patent/JP2010086801A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019044682A1 (ja) * | 2017-08-31 | 2019-03-07 | 住友電装株式会社 | ジョイントコネクタ |
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