JP6781934B2 - 端子 - Google Patents

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Description

本明細書によって開示される技術は、端子に関する。
従来、箱状の本体部を有する端子として、特開2004−31034号公報(下記特許文献1)に記載の雌端子金具が知られている。この雌端子金具は、略角筒状をなす本体部と、電線の端末に圧着接続可能なバレル部とを前後につなげた構成とされている。本体部は、底壁と、底壁の両側縁から立ち上がる一対の側壁と、底壁と対向する天井壁と、天井壁の外側に重ね合わせられる外壁とから構成されている。外壁の側縁には底壁側へ突出する前部保持片が設けられ、側壁には前部保持片が側方から嵌合可能な前部保持溝が設けられている。これにより、例えば電線が後方へ引っ張られる等して外壁を前方へ変位させるような力が作用した場合に、前部保持片の前縁が前部保持溝の前縁に後方から係止することにより外壁がめくれて開き変形することを抑制できる。
特開2004−31034号公報
しかしながら、上記の雌端子金具では前部保持片の前縁と前部保持溝の前縁との係止代が板厚分しかないため、前部保持片が本体部の外部側に向けて板厚以上変形した場合には、係止状態を維持できなくなり、外壁がめくれて開き変形することを許容してしまう。
本明細書によって開示される端子は、角筒状をなして前後方向に開口した箱部を備えた板材からなる端子であって、前記箱部は、底壁と、前記底壁の両側縁から立ち上がる一対の側壁と、一方の前記側壁の上縁から他方の前記側壁に向けて延びる天井壁と、他方の前記側壁の上縁から前記天井壁の上面に沿って一方の前記側壁に向けて延びる外壁とを備えて構成され、前記外壁の延出端部には保持片が突出して設けられ、一方の前記側壁の上端部には前記保持片が内部に収容される保持凹部が設けられており、前記保持片の一部が前記箱部の内部に位置している構成とした。
このような構成によると、保持片が板厚分側方に変位したとしても、依然として保持片が保持凹部の内部に位置するため、保持片と保持凹部の係止状態を維持することができる。
本明細書によって開示される端子は、以下の構成としてもよい。
前記保持片の突出端部が前記箱部の内部に位置するように前記保持片の基端部が前記箱部の内部側に曲げられており、前記保持片の後縁には被規制部が後方に突出して設けられ、前記保持凹部の後縁には前記被規制部が下方から係止可能な規制部が後方に凹んで設けられている構成としてもよい。
外壁に対して後方から力が作用した場合、通常、後方からの力に対して直交する折曲線を軸として外壁がめくれようとし、外壁とともに保持片が前方に変位しつつ上方に変位しようとする。ここで、上記の構成によると、被規制部が規制部に対して下方から係止することになるため、保持片の上方への変位を抑制し、もって外壁のめくれを防ぐことができる。
また、後方からの力に対して斜め方向に延びる折曲線を軸として外壁がめくれようとした場合、外壁とともに保持片が前方に変位すると同時に側方にも変位することになる。ここで、仮に保持片が板厚分だけ側方に変位しても、上記の構成によると、被規制部が依然として規制部と係止可能な位置に留まるため、被規制部が規制部に対して下方から係止することで、保持片の上方への変位を抑制し、もって外壁のめくれを防ぐことができる。
前記保持片の突出端部は、下端面と、前記下端面の内側に配された内側面と、前記下端面の外側に配された外側面とを有し、前記下端面と前記内側面の角部は前記保持凹部を超えて前記箱部の内部に位置し、前記外側面は前記保持凹部の内部に位置している構成としてもよい。
保持片の一部を箱部の内部に位置させるには、箱部の内部に嵌合する相手端子との干渉を回避できる範囲内で、保持片の突出端部が箱部の内部に突出する寸法を考慮する必要がある。そこで、上記の構成によると、保持片の外側面が保持凹部の内部に位置しているから、保持片の突出端部が箱部の内部に突出する寸法を最小限に留めることができる。さらに、保持片の下端面と内側面との角部が保持凹部を超えて箱部の内部に位置しているから、保持片が板厚分側方に変位したとしても、保持片の突出端部を保持凹部の内部に留めることができる。
前記保持凹部は、前記保持片の下端面と対向する対向面を有し、前記対向面と一方の前記側壁の外側面との角部から前記保持片の角部までの距離は、前記保持片の板厚以上とされている構成としてもよい。
このような構成によると、保持片が板厚分側方に変位したとしても、保持片の角部を保持凹部の内部に留めることができる。
前記保持片の内側面には、前記箱部の内部側に少なくとも板厚分突出した突出部が設けられており、前記突出部は前記天井壁に下方から係止可能とされている構成としてもよい。
このような構成によると、外壁がめくれようとした場合に、突出部が天井壁に下方から係止することで、外壁のめくれを防ぐことができる。
本明細書によって開示される端子によれば、保持片が板厚分側方に変位したとしても、保持片と保持凹部の係止状態を維持し、外壁のめくれを防ぐことができる。
実施形態1において端子の左斜め前方から見た端子の斜視図 端子の右斜め前方から見た端子の斜視図 端子の正面図 端子の側面図 端子の平面図 図3におけるA−A線断面図 図6のB−B線の位置で切断した端子の断面図 図6のC−C線の位置で切断した端子の断面図 被規制部が規制部に対して下方から係止した状態を示した側面図 関連技術における端子を図7の切断位置で切断した断面図 関連技術における端子を図8の切断位置で切断した断面図 被規制部が規制部に対して下方から係止した状態を示した断面図
<実施形態1>
実施形態1を図1から図9の図面を参照しながら説明する。実施形態1における端子10は雌端子であって、図1および図2に示すように、図示しない雄端子に接続される箱部20と、箱部20の後方に連なって設けられた電線接続部80(図3および図4参照)とを備えて構成されている。電線接続部80は、図示しない電線の芯線に圧着されるワイヤバレル81と、絶縁被覆に圧着されるインシュレーションバレル82とを有している。端子10は導電性のよい金属製の板材からなり、箱部20は角筒状をなして前後方向に開口した形態とされている。
箱部20は、図3に示すように、底壁30と、底壁30の両側縁31から立ち上がる一対の側壁40、50と、一方の側壁40の上縁41から他方の側壁50に向けて側方に延びる天井壁60と、他方の側壁50の上縁51から一方の側壁40に向けて側方に延びる外壁70とを備えて構成されている。外壁70は、図1に示すように、箱部20の前端側と後端側とに分かれて配されている。前側の外壁70には、下方に叩き出された突当部71Fが設けられており、突当部71Fが天井壁60の上面に当接している。外壁70は、突当部71Fの突出寸法に相当するクリアランスを有して天井壁60の上面に沿って配されている。後側の外壁70にも、突当部71Fと同様の突当部71Rが設けられている。
前側の外壁70における突当部71の後方には、図示しないハウジングに設けられたランス90(図9参照)が後方から係止可能な係止突部72Fが設けられている。係止突部72Fは、外壁70の一部を上方に叩き出すことによって形成されている。端子10がハウジングの内部に挿入されると、ランス90が係止突部72Fに後方から係止することで端子10がハウジングに保持される。後側の外壁70にも、係止突部72Fと同様の係止突部72Rが設けられている。ただし、前側の係止突部72Fは、予めスリットを設けておいてから叩き出しを行うことによって形成されている。
前側の外壁70の延出端部73Fには、前側保持片74Fが下方に突出して設けられている。一方、後側の外壁70の延出端部73Rには、後側保持片74Rが下方に突出して設けられている。後側保持片74Rは、一方の側壁40と平行をなすようにして配されているのに対して、前側保持片74Fの基端部は、突出端部が箱部20の内部側を向くようにして内向きに曲げられている。
一方の側壁40の上端部には、前側保持片74Fが内部に収容される前側保持凹部45Fと、後側保持片74Rが内部に収容される後側保持凹部45Rとが前後方向に分かれて設けられている。
図4に示すように、前側保持片74Fの後縁における下端部には被規制部76が後方に突出して設けられている。一方、前側保持凹部45Fの後縁には被規制部76が下方から係止可能な規制部47が後方に凹んで設けられている。被規制部は規制部47の内部に収容されている。
図7に示すように、前側保持片74Fの一部は箱部20の内部に位置している。より詳細には、前側保持片74Fの突出端部は、下端面74F1と、下端面74F1の内側に配された内側面74F2と、下端面74F1の外側に配された外側面74F3とを有し、下端面74F1と内側面74F2の角部74F4は前側保持凹部45Fを超えて箱部20の内部に位置し、外側面74F3は前側保持凹部45Fの内部に位置している。前側保持片74Fの角部74F4は、一方の側壁40の内側面44からの突出高さが前側保持片74Fの板厚以内となるように配されている。さらに詳細には、前側保持片74Fの下端面74F1は下方に突出する山形をなし、その下端74F5が上下方向において一方の側壁40の内側面44と揃う位置に配されている。
前側保持凹部45Fは、前側保持片74Fのテーパ面74F5と対向する対向面45F1を有し、対向面45F1と一方の側壁40の外側面42との角部43から前側保持片74Fの角部74F4までの距離は、前側保持片74Fの板厚以上とされている。このため、前側保持片74Fを板厚分側方に変位させても、前側保持片74Fの角部74F4が前側保持凹部45Fの内部に位置することになる。
図9は、電線が後方に強く引っ張られることで前側保持片74Fが変形した様子を示している。電線が引っ張られると、電線に接続された端子10が後方に引っ張られ、前側係止突部72Fがランス90によって前方に押し込まれるとともに外壁70に対して後方から力が作用する。
外壁70に対して後方から力が作用すると、通常、後方からの力に対して直交する折曲線L1(図5参照)を軸として前側の外壁70が上方にめくれようとし、前側の外壁70とともに前側保持片74Fが前方に変位しつつ上方に変位しようとする。このとき、図9に示すように、前側保持片74Fの前縁が前側保持凹部45Fの前縁に当接することで前側保持片74Fの前方への変位が規制される。さらに、前側保持片74Fが前方に押し込まれると、前側保持片74Fの前縁と前側保持凹部45Fとの当接部C1を中心として前側の外壁70が上方に変位しようとする。すると、被規制部76が規制部47に対して下方から当接し、この当接部C2において互いに係止することになるため、前側保持片74Fの上方への変位を抑制し、もって外壁70のめくれを防ぐことができる。
ところが、後方からの力に対して斜め方向に延びる折曲線L2(図5参照)を軸として外壁70がめくれようとした場合、外壁70とともに前側保持片74Fが前方に変位すると同時に側方(図8の矢線Dの方向)にも変位する。しかしながら、前側保持片74Fの突出端部は予め箱部20の内部側に配されているため、前側保持片74Fが板厚分だけ側方に変位しても、被規制部76が依然として規制部47と係止可能な位置に留まるため、図9に示すように、当接部C2において被規制部76が規制部47に対して下方から係止することで、前側保持片74Fの上方への変位を抑制し、もって外壁70のめくれを防ぐことができる。
以上のように実施形態1では、前側保持片74Fが板厚分側方に変位したとしても、依然として前側保持片74Fが前側保持凹部45Fの内部に位置するため、前側保持片74Fと前側保持凹部45Fの係止状態を維持することができる。
前側保持片74Fの突出端部が箱部20の内部に位置するように前側保持片74Fの基端部が箱部20の内部側に曲げられており、前側保持片74Fの後縁には被規制部76が後方に突出して設けられ、前側保持凹部45Fの後縁には被規制部76が下方から係止可能な規制部47が後方に凹んで設けられている構成としてもよい。
外壁70に対して後方から力が作用した場合、通常、後方からの力に対して直交する折曲線L1を軸として外壁70がめくれようとし、外壁70とともに前側保持片74Fが前方に変位しつつ上方に変位しようとする。ここで、上記の構成によると、被規制部76が規制部47に対して下方から係止することになるため、前側保持片74Fの上方への変位を抑制し、もって外壁70のめくれを防ぐことができる。
また、後方からの力に対して斜め方向に延びる折曲線L2を軸として外壁70がめくれようとした場合、外壁70とともに前側保持片74Fが前方に変位すると同時に側方にも変位することになる。ここで、仮に前側保持片74Fが板厚分だけ側方に変位しても、上記の構成によると、被規制部76が依然として規制部47と係止可能な位置に留まるため、被規制部76が規制部47に対して下方から係止することで、前側保持片74Fの上方への変位を抑制し、もって外壁70のめくれを防ぐことができる。
前側保持片74Fの突出端部は、下端面74F1と、下端面74F1の内側に配された内側面74F2と、下端面74F1の外側に配された外側面74F3とを有し、下端面74F1と内側面74F2の角部74F4は前側保持凹部45Fを超えて箱部20の内部に位置し、外側面74F3は前側保持凹部45Fの内部に位置している構成としてもよい。
前側保持片74Fの一部を箱部20の内部に位置させるには、箱部20の内部に嵌合する雄端子との干渉を回避できる範囲内で、前側保持片74Fの突出端部が箱部20の内部に突出する寸法を考慮する必要がある。そこで、上記の構成によると、前側保持片74Fの外側面74F3が前側保持凹部45Fの内部に位置しているから、前側保持片74Fの突出端部が箱部20の内部に突出する寸法を最小限に留めることができる。さらに、前側保持片74Fの下端面74F1と内側面74F2との角部74F4が前側保持凹部45Fを超えて箱部20の内部に位置しているから、前側保持片74Fが板厚分側方に変位したとしても、前側保持片74Fの突出端部を前側保持凹部45Fの内部に留めることができる。
前側保持凹部45Fは、前側保持片74Fの下端面74F1と対向する対向面45F1を有し、対向面45F1と一方の側壁40の外側面42との角部43から前側保持片74Fの角部74F4までの距離は、前側保持片74Fの板厚以上とされている構成としてもよい。
このような構成によると、前側保持片74Fが板厚分側方に変位したとしても、前側保持片74Fの角部74F4を前側保持凹部45Fの内部に留めることができる。
関連技術
次に、関連技術を図10から図12の図面を参照しながら説明する。関連技術の端子110は、実施形態1の端子10の構成の一部を変更したものであって、実施形態1と共通する構成については同一の符号を用いるものとし、その説明を省略するものとする。
関連技術の端子110の箱部120では、図11に示すように、実施形態1の前側保持片74Fに代えて、一方の側壁40と平行をなす前側保持片174Fが設けられている。前側保持片174Fの後端部には、箱部120の内部側に少なくとも板厚分突出した突出部178が設けられている。突出部178は、前側保持片174Fの内側面174F2から内方に突出する形態をなしている。突出部178は、天井壁60の下方に位置している。このため、図12に示すように、外壁70がめくれようとした場合に、突出部178が天井壁60に下方から係止することで、外壁70のめくれを防ぐことができる。
<他の実施形態>
本明細書によって開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態1に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も含まれる。
(1)実施形態1では前側保持片74Fの基端部が内向きに曲げられているものを例示したが、曲げる箇所は基端部でなくてもよい。
(2)実施形態1では被規制部76と規制部47が設けられているものの、被規制部76と規制部47が設けられていないものとしてもよい。
(3)実施形態1では前側保持片74Fの突出端部における外側面74F3が前側保持凹部45Fの内部に配されているものを例示したが、外側面74F3が箱部20の内部に配されているものとしてもよい。
(4)実施形態1では対向面45F1と一方の側壁40の外側面42との角部43から前側保持片74Fの角部74F4までの距離が、前側保持片74Fの板厚以上とされているものを例示したが、当該距離は板厚以下でもよい。
(5)関連技術では突出部178が前側保持片174Fの後端部に設けられているものの、前側保持片174Fの前端部に突出部を設けてもよい。
10…端子
20…箱部
30…底壁
31…側縁
40…一方の側壁
41…上縁
42…外側面
43…角部
45F…前側保持凹部
45F1…対向面
47…規制部
50…他方の側壁
51…上縁
60…天井壁
70…外壁
73F…延出端部
74F…前側保持片
74F1…下端面
74F2…内側面
74F3…外側面
74F4…角部
76…被規制部
110…端子
120…箱部
174F…前側保持片
174F2…内側面
178…突出部

Claims (5)

  1. 角筒状をなして前後方向に開口した箱部を備えた板材からなる端子であって、
    前記箱部は、底壁と、前記底壁の両側縁から立ち上がる一対の側壁と、一方の前記側壁の上縁から他方の前記側壁に向けて延びる天井壁と、他方の前記側壁の上縁から前記天井壁の上面に沿って一方の前記側壁に向けて延びる外壁とを備えて構成され、
    前記外壁の延出端部には保持片が前記底壁側に突出して設けられ、一方の前記側壁の上端部には前記保持片が内部に収容される保持凹部が設けられており、
    前記保持片の突出端部が前記箱部の内部に位置するように前記保持片の基端部が前記箱部の内部側に曲げられており、
    前記保持片の突出端部が前記箱部の内部に位置している端子。
  2. 角筒状をなして前後方向に開口した箱部を備えた板材からなる端子であって、
    前記箱部は、底壁と、前記底壁の両側縁から立ち上がる一対の側壁と、一方の前記側壁の上縁から他方の前記側壁に向けて延びる天井壁と、他方の前記側壁の上縁から前記天井壁の上面に沿って一方の前記側壁に向けて延びる外壁とを備えて構成され、
    前記外壁の延出端部には保持片が突出して設けられ、一方の前記側壁の上端部には前記保持片が内部に収容される保持凹部が設けられており、
    前記保持片の一部が前記箱部の内部に位置しており、
    記保持片の後縁には被規制部が後方に突出して設けられ、前記保持凹部の後縁には前記被規制部が下方から係止可能な規制部が後方に凹んで設けられている端子。
  3. 前記保持片の突出端部は、下端面と、前記下端面の内側に配された内側面と、前記下端面の外側に配された外側面とを有し、前記下端面と前記内側面の角部は前記保持凹部を超えて前記箱部の内部に位置し、前記外側面は前記保持凹部の内部に位置している請求項1または請求項2に記載の端子。
  4. 前記保持凹部は、前記保持片の下端面と対向する対向面を有し、前記対向面と一方の前記側壁の外側面との角部から前記保持片の角部までの距離は、前記保持片の板厚以上とされている請求項3に記載の端子。
  5. 角筒状をなして前後方向に開口した箱部を備えた板材からなる端子であって、
    前記箱部は、底壁と、前記底壁の両側縁から立ち上がる一対の側壁と、一方の前記側壁の上縁から他方の前記側壁に向けて延びる天井壁と、他方の前記側壁の上縁から前記天井壁の上面に沿って一方の前記側壁に向けて延びる外壁とを備えて構成され、
    前記外壁の延出端部には保持片が突出して設けられ、一方の前記側壁の上端部には前記保持片が内部に収容される保持凹部が設けられており、
    前記保持片の一部が前記箱部の内部に位置しており、
    前記保持片の内側面には、前記箱部の内部側に少なくとも板厚分突出した突出部が設けられており、前記突出部は前記天井壁に下方から係止可能とされている端子。
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