JP6988864B2 - シールド端子 - Google Patents
シールド端子 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6988864B2 JP6988864B2 JP2019150920A JP2019150920A JP6988864B2 JP 6988864 B2 JP6988864 B2 JP 6988864B2 JP 2019150920 A JP2019150920 A JP 2019150920A JP 2019150920 A JP2019150920 A JP 2019150920A JP 6988864 B2 JP6988864 B2 JP 6988864B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- female
- inner conductor
- dielectric
- wall portion
- partition wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
雌側内導体と、合成樹脂製の雌側誘電体とを有し、
前記雌側誘電体は、前記雌側内導体を位置決め状態で保持する第1部材と、前記第1部材より誘電率の低い材料からなる第2部材とを合体して構成されている。
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。
本開示のシールド端子は、
(1)雌側内導体と、合成樹脂製の雌側誘電体とを有し、前記雌側誘電体は、前記雌側内導体を位置決め状態で保持する第1部材と、前記第1部材より誘電率の低い材料からなる第2部材とを合体して構成されている。一般に誘電率の高い樹脂材料は機械的強度が比較的高い。本開示の構成によれば、機械的強度が必要とされる第1部材の誘電率を第2部材より高くしたので、雌側内導体を確実に保持することができる。誘電率が低く機械的強度も低い樹脂材は比較的安価である。第2部材は、第1部材よりも誘電率の低い材料としたので、材料コストを抑えることができる。よって、本発明によれば、コスト低減と強度確保を図ることができる。
[実施例1]
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図13を参照して説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
雌側内導体15は、全体として前後方向に細長い形状である。雌側内導体15の前端部には、角筒状の箱形接続部16が形成されている。箱形接続部16内には、雌側内導体15の前方から雄側内導体48の先端の細長いタブ48Tが挿入されるようになっている。箱形接続部16に挿入されたタブ48Tが、箱形接続部16内に形成した弾性接触片17に対し弾性的に接触することで、雄側内導体48と雌側内導体15が導通可能に接続される。
雌側誘電体22は、半割状をなす合成樹脂製の第1部材23と、半割状をなす合成樹脂製の第2部材34とを、上下方向に合体させて構成されている。第1部材23と第2部材34の合体する方向は、前後方向に細長い雌側内導体15の長さ方向(電線20の前端部の軸線)と直交する方向であり、且つ一対の雌側内導体15が並ぶ左右方向と直交する方向である。第1部材23の材料、材質は、第2部材34よりも誘電率と機械的強度が高いポリブチレンテレフタレート(PBT)である。第2部材34の材料、材質は、第1部材23よりも誘電率と機械的強度が低いポリプロピレン(PP)である。
第1部材23は合成樹脂製の単一部品である。第1部材23は、前後方向に細長い上壁部24と、上壁部24の前端縁から下方へ延出した前壁部25とを有する。前壁部25には、タブ48Tを挿入させるための左右一対の挿入口26が、貫通形態で形成されている。
第2部材34は合成樹脂製の単一部品である。第2部材34は、前後方向に細長い基板部35と、基板部35の左右両側縁から上方へ延出した左右一対の側壁部36を備えている。一対の側壁部36の内側面には段差状に凹ませた形態のロック部38(図7を参照)が形成されている。
第1部材23と第2部材34を組み付ける際には、上下反転させた第1部材23の上壁部24に一対の雌側内導体15を載置する。一対の雌側内導体15は、受け溝51を挟んで隣り合うように配置される。第1部材23と第2部材34は、雌側内導体15の長さ方向及び電線20の前端部の軸線と直交する上下方向に分割され、且つ上下方向に合体する形態である。
端子ユニット13は、金属材料からなる角筒状の外導体14で包囲される。外導体14はアッパシェル55とロアシェル56とから構成されている。アッパシェル55には、第1係止凹部57Aと第2係止凹部57Bと第3係止凹部57Cと、バレル部40とが形成されている。外導体14を端子ユニット13に組み付ける際には、アッパシェル55とロアシェル56を、端子ユニット13に対し上下から挟むように嵌合して合体させる。
本発明は、上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示される。本発明には、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内でのすべての変更が含まれ、下記のような実施形態も含まれることが意図される。
(1)上記実施例1では、隔壁部が前側隔壁部と後側隔壁部とに分離しているが、隔壁部は1つ壁状をなしていてもよい。
(2)上記実施例1では、第1部材に受け溝を形成したが、第1部材は受け溝を有しない形態であってもよい。
(3)上記実施例1では、第1部材にガイド溝を形成したが、第1部材はガイド溝を有しない形態であってもよい。
(4)上記実施例1では、前側隔壁部が延出方向に向かって厚さが次第に薄くなる形態であるが、前側隔壁部は、延出方向の全領域において厚さ寸法が一定であってもよい。
(5)上記実施例1では、前側隔壁部にリブを形成したが、前側隔壁部はリブを有しない形態であってもよい。
(6)上記実施例1では、前壁部を第1部材(第2部材より誘電率の高い材料からなる部材)に設けたが、前壁部は第2部材に形成してもよい。
(7)上記実施例では、第1部材と第2部材に空気室を形成したが、第1部材と第2部材は空気室を有しない形態であってもよい。
(8)上記実施例1では、一対の雌側内導体に接続した2本の電線がツイストペア線を構成するものであるが、本発明は、雌側内導体に接続する電線がツイストペア線を構成しない場合にも適用できる。
(9)上記実施例1では、1つの雌側誘電体に2つの雌側内導体を収容したが、1つの雌側誘電体に3つ以上の雌側内導体を収容してもよい。
(10)上記実施例1では、雌側誘電体が第1部材と第2部材との2部品で構成されているが、雌側誘電体は第1部材と第2部材を含む3つ以上の部材を合体したものであってもよい。
(11)上記実施例1では、第1部品の材料、材質をポリブチレンテレフタレート(PBT)としたが、第1部品の材料、材質はポリブチレンテレフタレート以外であってもよい。
(12)上記実施例1では、第2部品の材料、材質をポリプロピレン(PP)としたが、第2部品の材料、材質は、ポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)、発泡ポリブチレンテレフタレート等であってもよい。
(13)上記実施例1では、第1部品と第2部品の材料又は材質の組合せが、ポリブチレンテレフタレートとポリプロピレンであるが、第1部品と第2部品の材料又は材質の組合せは、ポリブチレンテレフタレートとポリエチレン(PE)としてもよく、ポリブチレンテレフタレートと発泡ポリブチレンテレフタレートとしてもよい。
11…ハウジング
12…シールド端子
13…端子ユニット
14…外導体
15…雌側内導体
16…箱形接続部
17…弾性接触片
18…段差部
19…圧着部
20…電線
21…ツイストペア線
22…雌側誘電体
23…第1部材
24…上壁部
25…前壁部
26…挿入口
27…中央仕切壁
28…抜止め部
29…ロック突起
30…前部側壁
31…前部仕切部
32…後部側壁
33…後部仕切壁
34…第2部材
35…基板部
36…側壁部
37F…前側隔壁部(隔壁部)
37R…後側隔壁部
38…ロック部
39…導体収容室
40…バレル部
41…編組線
42…前側第1空気室
43…後側第1空気室
44…補強部
45…前側第2空気室
46…後側第2空気室
47…補強部
48…雄側内導体
48T…タブ
49A…第1係止部
49B…第2係止部
49C…第3係止部
50F…前側ガイド溝
50R…後側ガイド溝
51…受け溝
52F…前側ガイド縁部
52R…後側ガイド縁部
53…嵌合縁部
54…リブ
55…アッパシェル
56…ロアシェル
57A…第1係止凹部
57B…第2係止凹部
57C…第3係止凹部
58…空気層
Claims (5)
- 前後方向に細長い雌側内導体と、
合成樹脂製の雌側誘電体とを有し、
前記雌側誘電体は、
前記雌側内導体を前後方向の相対変位を規制して位置決めした状態で保持する第1部材と、第2部材とを合体して構成され、
前記第2部材が、前記第1部材よりも誘電率の低い材料からなるシールド端子。 - 雌側内導体と、合成樹脂製の雌側誘電体とを有し、
前記雌側誘電体は、前記雌側内導体を位置決め状態で保持する第1部材と、第2部材とを合体して構成され、
前記第2部材が、前記第1部材よりも誘電率の低い材料からなり、
前記雌側誘電体は、雄側内導体のタブが挿入される挿入口が形成された前壁部を有し、
前記前壁部が前記第1部材に形成されているシールド端子。 - 前記雌側内導体は、雄側内導体のタブが挿入される箱形接続部を有し、
前記雌側誘電体は、前記雌側内導体を収容する導体収容室を有し、
前記雌側誘電体のうち前記導体収容室を構成する部位に、空気室が形成されている請求項1又は請求項2に記載のシールド端子。 - 前記空気室が、前記雌側内導体の長さ方向において前記箱形接続部と対応する部位のみに形成されている請求項3に記載のシールド端子。
- 雌側内導体と、合成樹脂製の雌側誘電体とを有し、
前記雌側誘電体は、前記雌側内導体を位置決め状態で保持する第1部材と、前記第1部材より誘電率の低い材料からなる第2部材とを合体して構成され、
前記雌側内導体は、雄側内導体のタブが挿入される箱形接続部を有し、
前記雌側誘電体には、一対の前記雌側内導体が並列配置して収容され、
前記第2部材には、基板部から延出した形状であり、一対の前記箱形接続部の間を区画するように配された隔壁部が形成され、
前記第1部材には、前記隔壁部を嵌合させる受け溝が形成され、
前記隔壁部の延出端部が前記受け溝に嵌合することによって、前記隔壁部の変形が防止されているシールド端子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019150920A JP6988864B2 (ja) | 2017-12-21 | 2019-08-21 | シールド端子 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017245115A JP6575586B2 (ja) | 2017-12-21 | 2017-12-21 | シールド端子 |
JP2019150920A JP6988864B2 (ja) | 2017-12-21 | 2019-08-21 | シールド端子 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017245115A Division JP6575586B2 (ja) | 2017-12-21 | 2017-12-21 | シールド端子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019216109A JP2019216109A (ja) | 2019-12-19 |
JP6988864B2 true JP6988864B2 (ja) | 2022-01-05 |
Family
ID=79239724
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019150920A Active JP6988864B2 (ja) | 2017-12-21 | 2019-08-21 | シールド端子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6988864B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2987676B2 (ja) * | 1994-06-22 | 1999-12-06 | 日本航空電子工業株式会社 | コネクタの結線部構造 |
JP2000156261A (ja) * | 1998-09-17 | 2000-06-06 | Harness Syst Tech Res Ltd | シ―ルドコネクタ |
US6743049B2 (en) * | 2002-06-24 | 2004-06-01 | Advanced Interconnections Corporation | High speed, high density interconnection device |
JP2005347191A (ja) * | 2004-06-07 | 2005-12-15 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | シールドコネクタユニットおよびシールドコネクタならびにシールドコネクタの接続方法 |
US7731528B2 (en) * | 2006-01-31 | 2010-06-08 | 3M Innovative Properties Company | Electrical termination device |
WO2017122779A1 (ja) * | 2016-01-13 | 2017-07-20 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | コネクタ |
-
2019
- 2019-08-21 JP JP2019150920A patent/JP6988864B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019216109A (ja) | 2019-12-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11056836B2 (en) | Shield terminal compatible with multiple housings and shield connector using the same | |
JP6642490B2 (ja) | シールド端子 | |
JP6673267B2 (ja) | シールド端子 | |
JP6769353B2 (ja) | 端子ユニット及びコネクタ | |
CN110301072B (zh) | 连接器 | |
US10916876B2 (en) | Terminal unit and connector | |
JP6879649B2 (ja) | シールド端子及びシールドコネクタ | |
JP6750540B2 (ja) | シールド端子及びシールドコネクタ | |
JP2019145275A (ja) | コネクタ組立体 | |
JP6575586B2 (ja) | シールド端子 | |
JP6812917B2 (ja) | 端子金具 | |
JP6988864B2 (ja) | シールド端子 | |
EP4117123B1 (en) | Connector fitting structure | |
JP7109415B2 (ja) | シールド端子 | |
US11031724B2 (en) | Stacked connector and wire harness | |
JP5986933B2 (ja) | 端子 | |
JP6872154B2 (ja) | シールド端子 | |
US20240106169A1 (en) | Erroneous fitting prevention connector | |
WO2021199946A1 (ja) | 端子金具およびコネクタ | |
JP2023018170A (ja) | シールドコネクタ | |
JP2020013803A5 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190821 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200824 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200915 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201028 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210323 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210519 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211102 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211115 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6988864 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |