JP6781093B2 - タンク支持フレーム及びこれを備えたタンクローリ - Google Patents

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本発明は、タンクローリのタンクを支持するタンク支持フレーム及びこれを備えたタンクローリに関する。
タンクローリは液体(例えばガソリンや灯油、軽油等の燃料油)をタンクに積込み、目的地に運搬して荷卸しをする車両である。液体を貯留するタンクはタンク支持フレームを介して車体の上部に搭載される(特許文献1等参照)。
実公昭62−026274号公報
タンク支持フレームはフレーム本体と受板を備える。フレーム本体は車体のシャシフレームの上に連結されるフレームであってサブフレームと呼ばれる場合もあり、タンクに沿って前後に延びている。受板はタンクを直接支持する部材であり、前後方向に適当な間隔で間欠的に設けられる。各受板は対応するガゼットを介してフレーム本体に固定される。ガゼットは上下に延びる部材であり、通常は強度確保のために水平断面がL字型をしている。ガセットの上下に延びる側部はフレーム本体の内壁面に溶接され、下部もフレーム本体に溶接される。このようにガゼットの側部及び下部をフレーム本体に強固に溶接することによって、タンク支持フレームの構造強度の確保が図られてきた。
しかし上記のようにフレーム本体に対して側部及び下部を溶接してガセットを過度に拘束すると、溶接部の多さから部材の歪が大きくなりタンク支持フレームの残留応力が増加し得る。また本願発明者等の鋭意解析により、例えば走行中にタンク支持フレームに荷重が掛かった場合等に、ガゼットが過度に拘束された状態では力が分散せず溶接部に高い応力が集中し得ることが知見された。
本発明の目的は、応力集中を抑制することができるタンク支持フレーム及びこれを備えたタンクローリを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、タンクローリの車体とタンクとの間に介在し、前記車体に対して前記タンクを支持するタンク支持フレームにおいて、前記車体の上部に固定された左右のフレーム本体と、前後方向に間隔をあけて配置されて前記フレーム本体に固定された複数のガセットと、前後方向に間隔をあけて配置され対応するガセットに固定された複数のタンク受板を備え、前記左右のフレーム本体が、上下に延びる側壁部と、この側壁部の下端から車幅方向の内側に延びる下壁部を有しており、前記ガセットが、起立して車幅方向に延びた姿勢で前記フレーム本体の側壁部に固定された第1プレートと、起立して前後に延びた姿勢で前記第1プレートに固定された第2プレートを有していて、前記第2プレートが前記フレーム本体から離れていることを特徴とする。
本発明によれば、タンク支持フレームの応力集中を抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係るタンク支持フレームを備えたタンクローリの側面図である。 本発明の第1実施形態に係るタンク支持フレームを備えたタンクローリの平面図である。 本発明の第1実施形態に係るタンク支持フレームを備えたタンクローリの背面図である。 本発明の第1実施形態に係るタンク支持フレームとこれに支持されるタンクを抜き出して表した側面図である。 本発明の第1実施形態に係るタンク支持フレームの平面図である。 図5中のVI−VI線による矢視断面図である。 図5中のVII−VII線による矢視断面図である。 図7のVIII部の拡大図である。 本発明の第2実施形態に係るタンク支持フレームとこれに支持されるタンクの側面図であって第1実施形態の図4に対応する図である。 本発明の第2実施形態に係るタンク支持フレームの断面図であって第1実施形態の図6に対応する図である。 本発明の第2実施形態に係るタンク支持フレームの断面図であって第1実施形態の図7に対応する図である。 本発明の第3実施形態に係るタンク支持フレームの要部の断面図であって第1実施形態の図8に対応する図である。 参考例1に係るタンク支持フレームの要部の断面図であって第1実施形態の図8に対応する図である。 参考例2に係るタンク支持フレームの要部の断面図であって第1実施形態の図8に対応する図である。
以下に図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
(第1実施形態)
1.タンクローリ
図1は本発明の第1実施形態に係るタンク支持フレームを備えたタンクローリの側面図、図2は平面図、図3は背面図である。本願明細書においては、図2中のタンクローリ1に対して左側、右側、下側、上側をそれぞれタンクローリ1の前側、後側、左側、右側とする。図1−図3に示したタンクローリ1は、自力走行可能な車体2及び車体2に載置されたタンク3を備えている。タンク3の内部は複数(例えば3つ)のタンク室に仕切られている。車体2上のタンク3とキャブ4との間のスペースにはホース巻取装置6が搭載されている。このホース巻取装置6によってタンク3に接続した給油ホース5が巻き取られている。給油ホース5はタンク3の液体を荷卸し先に供給するためのホースである。この給油ホース5の先端には、目的の荷卸し先にタンク3内の液体を荷卸し(供給)する給油ノズル(不図示)が設けられている。タンク3に貯留される積荷となる液体の代表例は、ガソリンや灯油、軽油等の燃料油である。
2.タンク支持フレーム
タンクローリ1の車体2のシャシフレーム7とタンク3との間にはタンク支持フレーム10(図4等)が介在している。シャシフレーム7の上部にタンク支持フレーム10が固定され、タンク支持フレーム10の上部にタンク3が固定されることで、タンク3がタンク支持フレーム10を介してシャシフレーム7に対して支持されている。
図4は図1等に示したタンクローリのタンク支持フレームとこれに支持されるタンクを抜き出して表した側面図、図5はタンク支持フレームの平面図である。また図6は図5中のVI−VI線による矢視断面図、図7は図5中のVII−VII線による矢視断面図、図8は図7のVIII部の拡大図である。図6及び図7ではタンク支持フレーム10の断面と併せてタンク3の外形線を図示してある。これらの図に示したように、タンク支持フレーム10は、フレーム本体11、ガセット12及びタンク受板13を備えている。
フレーム本体11はシャシフレーム7に沿って前後に延在し、タンク3のほぼ全長(少なくともタンク3の前後長の過半部)をカバーしている。フレーム本体11はサブフレームと呼ばれることもある。このフレーム本体11は左右一対が設けられており、それぞれシャシフレーム7の左右の縦根太(前後に延びるフレーム)の上部に重ねられ、シャシフレーム7に対して図示しない締結金具等によって固定されている。左右のフレーム本体11はそれぞれ上下方向に延びる鉛直に起立した側壁部17と車幅方向(左右)に延びる水平な下壁部18を有し、左右に延びる鉛直面で切断した断面で見ると側壁部17と下壁部18とでL字型をしている。側壁部17は上部がタンク3の外壁面に沿って車幅方向の外側(もう一方のフレーム本体11から離れる方向)に折れ曲がっている。また本実施形態の場合、左右の側壁部17とタンク3との間にそれぞれ当て板19が介在させてある。これら当て板19はフレーム本体11の側壁部17の全長に亘って前後に延び、タンク3及び側壁部17に対して溶接等によって固定されている。フレーム本体11の下壁部18は側壁部17の下端から車幅方向の内側に向かって(つまりもう一方のフレーム本体11に向かって)延びている。下壁部18の車幅方向の幅はシャシフレーム7の縦根太の対向面の車幅方向の幅と同程度である。
ガセット12は前後方向に間隔をあけて複数配置されており、それぞれフレーム本体11に固定されている。各ガセット12は第1プレート15及び第2プレート16を備えている。第1プレート15は広い面を前後に向け、鉛直に起立した姿勢で車幅方向に直線状に延びる平面状の部材である。図8のように前後方向から見ると、第1プレート15の車幅方向の外側の端面15a(フレーム本体11の側壁部17に対向する端面)は側壁部17に沿って側壁部17の上端近くから側壁部17の下端まで一直線に延びている。端面15aは全面的に側壁部17に接触し溶接等で固定されている。また第1プレート15の車幅方向の内側の端面15b(第2プレート16に対向する端面)は上方に向かって車幅方向の内側に傾斜して延びている。端面15bは直線的に形成しても良いが、本実施形態では前後から見て下に凸の曲線形状としてある。
第1プレート15の下部の下向きの端面15c(フレーム本体11の下壁部18に対向する端面)は、前後から見て傾斜部Aと水平部Bを持った折れ線形状をしている。傾斜部Aは端面15bの下端から下方に向かって車幅方向の外側に傾斜して延びる部位であり、曲面でも良いが本実施形態では平面としてある。水平部Bは傾斜部Aの下端から側壁部17に向かって水平に延びる部位であり、フレーム本体11の下壁部18の上面に接触している。端面15cのうち水平部Bのみがフレーム本体11の下壁部18に溶接等で固定されている。すなわちガセット12は端面15cの水平部Bのみでフレーム本体11の下壁部18に拘束されている。水平部Bの車幅方向の寸法L1(図8)は、第2プレート16の前後方向の寸法L2(図3、図4)よりも短く、この例では第1プレート15又は第2プレート16(例えば薄い方)の板厚以下としてある。L1は側壁部17の内壁から水平部Bの車幅方向の内側の端部までの車幅方向に採った水平距離と同義である。L2が一様でない場合は第2プレート16の前後方向(水平方向)の寸法の代表値(例えば最大値)をL2とする。
端面15cの傾斜部Aはフレーム本体11の下壁部18から離れていて、傾斜部Aと下壁部18との間には隙間が確保されている。傾斜部Aと下壁部18の間つまり傾斜部Aの下方には、平面をなす下壁部18の上面上に障害物が存在しない。また第1プレート15の上側の端面15dはタンク受板13に沿って曲面で形成してある。
第2プレート16は第1プレート15の車幅方向の内側の端部に沿って湾曲した板状部材であり、第1プレート15の車幅方向の内側の端部(この例では端面15b)に接触し溶接等で固定されている。第2プレート16は斜めに起立した姿勢で前後に延びており、水平断面で見ると第1プレート15の端面15bから前後方向の一方側(本例では後側)に直線状に延びている。つまり本実施形態のガセット12の水平断面はL字型である。但し、第1プレート15の端面15bから前後両側に第2プレート16を延ばし、ガセット12の水平断面がT字型となるようにしても良い。また前後から見ると第2プレート16の上部はタンク受板13の下面に沿って車幅方向の内側に折れ曲がっている。
タンク受板13はタンク3を受ける(下面を支える)受板であり、前後方向に間隔をあけて複数配置されて対応するガセット12の上部に溶接等で固定されている。本実施形態ではフレーム本体11とタンク受板13とでタンク3の荷重を分散させて支持している。タンク受板13とフレーム本体11は離れている。
なお、タンク受板13には、左右のガセット12の間を跨いで左右一対のガセット12で支持されているものの他、左右のガセット12の間を渡らず単一のガセット12で支持されているものが混在し得る。前者はタンク受板13b、後者はタンク受板13aとして図4−図7等に例示した。例えばタンク3の最下部(下半側外周面の左右方向の中央部)には、タンク室に液体を出し入れするためのバルブ(底弁)がタンク室の数に応じて設けられる。タンク受板13bのように左右に渡した一体型のタンク受板ではそれらバルブに干渉する場合、タンク受板13aのようなセパレートタイプのタンク受板が用いられる。タンク3の下部にこのようなバルブがない場合又はあっても干渉しない場合、タンク受板13bのような一体型のタンク受板に統一することもできる。また強度が十分に確保できればタンク受板13aのようなセパレートタイプのタンク受板で統一しても良い。
3.効果
(1)本実施形態のタンク支持フレーム10において、ガセット12は主に第1プレート15の端面15aでフレーム本体11の側壁部17に固定されており、下壁部18に対しては第1プレート15の下側の端面15cにおける水平部Bのみで固定されている。第2プレート16は完全にフレーム本体11から離れている。特に本実施形態の場合、水平部Bの車幅方向の寸法L1は短く(第2プレート16の前後方向の寸法L2よりは少なくとも短く)、第1プレート15の下面(端面15c)の大部分(例えば過半部分)を占める傾斜部Aはフレーム本体11から離れている。つまりガセット12は主にフレーム本体11の側壁部17と固定関係にあり、フレーム本体11の下壁部18とは互いに殆ど拘束し合わない。これによりフレーム本体11の下壁部18とガセット12との溶接部が少なく抑えられ、タンク支持フレーム10の歪を抑えると共にタンク支持フレーム10の残留応力も抑制することができる。更には、フレーム本体11の下壁部18とガゼット12とが殆ど拘束し合わないので、例えばタンクローリの走行中にタンク支持フレーム10に横方向や捩れ方向の荷重が掛かった場合に荷重を逃がすことによる応力集中の抑制の効果が期待される。
(2)仮にガセット12が従来通り第1プレート及び第2プレートの双方をフレーム本体11の下壁部18に溶接した構成とすると、フレーム本体11の下壁部18上に側壁部17とガセット12で囲われたコの字型のスペースが形成される。このスペースは淀みとなって水分や埃が溜まり易く、この部位が錆び易くなる。例えば雪国では塩化カルシウムが撒かれるので、走行中に巻き上げられる水分には塩分が含まれていることもある。それに対し本実施形態では第2プレート16がフレーム本体11の下壁部18から離れていて、フレーム本体11上のコの字型の上記スペースが形成されないため、水分の滞留によってタンク支持フレームの錆の発生を抑制することができる。
(3)前後方向に長さを持った第2プレートが上記の通りフレーム本体11から離れているので、フレーム本体11とガセット12の溶接部の前後方向の寸法が抑えられる。この点もタンク支持フレーム10の構造の柔軟性の向上に寄与し得る。
(4)また第1プレート15の下側の端面15cはフレーム本体11の下壁部18から完全には離れておらず、水平部Bで下壁部18に接触している。これによりフレーム本体11の側壁部17とガセット12との溶接部に掛かる荷重を下壁部18に分散させて支持することができ、荷重の集中の更なる抑制が期待できる。
(第2実施形態)
図9は本発明の第2実施形態に係るタンク支持フレームとこれに支持されるタンクを抜き出して表した側面図、図10及び図11は本実施形態に係るタンク支持フレームの断面図である。図9−図11はそれぞれ第1実施形態の図4、図6及び図7に対応する図である。第1実施形態で説明済みの要素と同様のものについては既出図面と同符号を付して説明を省略する。
本実施形態のタンク支持フレーム10Aが第1実施形態のタンク支持フレーム10と相違する点は、当て板19を省略しフレーム本体11の側壁部17の上端部を直接タンク3に固定した点である。タンクローリ1やタンク支持フレーム10Aの他の構成については第1実施形態と同様である。本実施形態のように当て板のない構造を対象としても、第1実施形態と同様の構成のガセット12を用いることによって第1実施形態と同様の効果が問題なく得られる。
(第3実施形態)
図12は本発明の第3実施形態に係るタンク支持フレームの要部の断面図であって第1実施形態の図8に対応する図である。ここまでで説明済みの要素と同様のものについては既出図面と同符号を付して説明を省略する。
本実施形態のタンク支持フレーム10Bが第1実施形態のタンク支持フレーム10と相違する点は、ガセット12Bの第1プレート15Bがフレーム本体11の下壁部18に接触していない点である。本実施形態ではガセット12Bの第1プレート15Bの下部(端面15cB)に第1実施形態の水平部Bに相当する部位がなく、端面15cBの下縁ひいてはガセット12Bそのものがフレーム本体11の下壁部18から離れている。つまりガセット12Bがフレーム本体11の下壁部18と全く拘束し合わず、下壁部18に対しては完全に解放されている。タンクローリ1やタンク支持フレーム10Bの他の構成については第1実施形態と同様である。本実施形態によっても本質的な上記効果(1)の他、上記効果(2)及び(3)が得られる。
(変形例)
フレーム本体11の下壁部18に対してガセットが拘束される部位を小さくするためには、ガセットを構成する第1プレートの少なくとも一部が下壁部18から離れた構造が有利である。しかしフレーム本体11の下壁部18に対してガセットが拘束される部位の周囲長(更に言えば側壁部17から計った当該部位の車幅方向内側端部までの距離)が小さければ上記効果(1)等を奏することができる。従って第1プレート16がフレーム本体11の下壁部18から離れた構造である限りにおいては、第1プレート15の下側の端面15cの大部分又は全部が下壁部18に接触する構造は必ずしも排除されない。
またフレーム本体11の下壁部18にガセットの下部を一部固定する場合、ガセットを下壁部18に直接接触させるのではなく、ガセットと下壁部18の間に当て板を介在させ、下壁部18に溶接した当て板にガセットの下部を一部溶接するようにしても良い。
(参考例1)
図13は参考例1に係るタンク支持フレームの要部の断面図であって第1実施形態の図8に対応する図である。ここまでで説明済みの要素と同様のものについては既出図面と同符号を付して説明を省略する。
本例のタンク支持フレーム10Cが第1実施形態のタンク支持フレーム10と相違する点は、ガセット12Cの第2プレート16Cがフレーム本体11の側壁部17に沿って下壁部18に接触している点である。この例では第2プレート16Cの下端部が下壁部18に溶接等によって固定されている。本例におけるガセット12Cの第1プレート15Cには、下側の端面(第1実施形態の端面15cに当たる端面)がない。第2プレート16Cが固定された車幅方向の内側の端面15bCが、前後から見て全長に亘って上に凸の曲線を描いて外側の端面15aに接続している。第2プレート16Cは端面15bCに沿って湾曲し、その下端部が実質的に側壁部17に接触し(製作誤差による非接触を許容する意味)側壁部17に沿って前後に延びる形で下壁部18に接触している。従ってガセット12Cにおけるフレーム本体11の下壁部18に拘束された部位の車幅方向の寸法は、第2プレート16Cの板厚そのものである。タンクローリ1やタンク支持フレーム10Cの他の構成については第1実施形態と同様である。
本例によっても本質的な上記効果(1)の他、上記効果(2)や(4)が得られる。更に車幅方向から見て第2プレート16Cが下方に窄まる形状とすればガセット12Cと下壁部18との溶接部位が小さくなって更なる柔軟性向上の効果が期待できる。
(参考例2)
図14は参考例2に係るタンク支持フレームの要部の断面図であって第1実施形態の図8に対応する図である。ここまでで説明済みの要素と同様のものについては既出図面と同符号を付して説明を省略する。
本例のタンク支持フレーム10Dが第1実施形態のタンク支持フレーム10と相違する点は、参考例1と同様である。つまりガセット12Dの第2プレート16Dがフレーム本体11の側壁部17に沿って下壁部18に接触し、第2プレート16Dの下端部が下壁部18に溶接等によって固定されている。参考例1との相違点は、第1プレート15Dと第2プレート16Dの形状である。本例におけるガセット12Dの第1プレート15Dには、下側の端面15cDが存在するが、端面15cDひいては第1プレート15Dそのものがフレーム本体11の下壁部18から離れている。それに対し、ガセット12Dの車幅方向内側の端面15bDは、第1実施形態と同じように曲線を描いて下方に延び、曲線部の下端で屈曲して下方に向かって車幅方向の外側に傾斜して延び、点Pで端面15cDに接続している。第2プレート16Dは端面15bDに合わせて形成され、湾曲面部と湾曲面部の下端から延びる平面部を持っている。そして平面部が上記点Pを超えて延び、第2プレートDの下端部が下壁部18に接触している。第2プレート16Dの下端部は実質的に側壁部17に接触し(製作誤差による非接触を許容する意味)、側壁部17に沿って前後に延びている。参考例1と同様、ガセット12Dにおける下壁部18に拘束された部位の車幅方向の寸法は、第2プレート16Dの板厚に等しい。タンクローリ1やタンク支持フレーム10Dの他の構成については第1実施形態と同様である。本例によっても参考例1と同様の効果が期待できる。
1…タンクローリ、2…車体、3…タンク、10,10A−10D…タンク支持フレーム、11…フレーム本体、12,12A−12D…ガセット、13,13a,13b…タンク受板、15,15B−15D…第1プレート、16,16C,16D…第2プレート、17…側壁部、18…下壁部、19…当て板、A…傾斜部、B…水平部、L1…ガセットの下壁部に拘束される部位の車幅方向の寸法、L2…第2プレートの前後方向の寸法

Claims (6)

  1. タンクローリの車体とタンクとの間に介在し、前記車体に対して前記タンクを支持するタンク支持フレームにおいて、
    前記車体の上部に固定された左右のフレーム本体と、
    前後方向に間隔をあけて配置されて前記フレーム本体に固定された複数のガセットと、
    前後方向に間隔をあけて配置され対応するガセットに固定された複数のタンク受板を備え、
    前記左右のフレーム本体が、上下に延びる側壁部と、この側壁部の下端から車幅方向の内側に延びる下壁部を有しており、
    前記ガセットは、起立して車幅方向に延びた姿勢で前記フレーム本体の側壁部に固定された第1プレートと、起立して前後に延びた姿勢で前記第1プレートに固定された第2プレートを有していて、前記第2プレートが前記フレーム本体の下壁部から離れていることを特徴とするタンク支持フレーム。
  2. 請求項1のタンク支持フレームにおいて、前記ガセットの第1プレートの下部が、車幅方向の外側に向かって下方に傾斜して延びる傾斜部と、前記傾斜部の下端から前記側壁部に向かって延びる水平部を有しており、前記水平部のみが前記フレーム本体の下壁部に拘束されていることを特徴とするタンク支持プレート。
  3. 請求項1のタンク支持フレームにおいて、前記ガセットが前記フレーム本体の下壁部から離れていることを特徴とするタンク支持プレート。
  4. 請求項1のタンク支持フレームにおいて、前記ガセットにおける前記フレーム本体の下壁部に拘束された部位の車幅方向の寸法が、前記第1プレート又は第2プレートの板厚以下であることを特徴とするタンク支持フレーム。
  5. 請求項1−4のいずれか1つのタンク支持フレームにおいて、前記フレーム本体と前記タンクとの間に前記フレーム本体の全長に亘って前後に延びる当て板が介在していることを特徴とするタンクローリのタンク支持フレーム。
  6. 車体と、タンクと、前記車体と前記タンクとの間に介在し前記車体に対して前記タンクを支持する請求項1のタンク支持フレームを備えたことを特徴とするタンクローリ。
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KR102431722B1 (ko) * 2021-10-29 2022-08-10 신임철 고압가스 저장탱크의 고정 받침대
RU223824U1 (ru) * 2023-12-08 2024-03-05 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Петрозаводский государственный университет" Устройство для установки емкости с огнетушащим веществом на раму лесопожарной машины

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