JP6780854B2 - モータカバとアクチュエータ - Google Patents

モータカバとアクチュエータ Download PDF

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Description

本発明は、モータカバとアクチュエータに係り、特に、モータカバをセルフタップねじで組み立てる際、切粉がモータカバ内に落下・飛散しないように工夫したものに関する。
電子部品が実装された回路基板を収容するケース構造を開示するものとして、例えば、特許文献1がある。この特許文献1に記載されているケース構造は概略次のような構成になっている。
まず、横断面形状がU字形状をなすボディがあり、このボディ内には電子部品が実装された回路基板が収容されている。上記ボディの両端開口部には固定板がそれぞれ取り付けられている。
すなわち、上記ボディの下部であって左右角部には内側に開口したC字形状溝が長手方向に延長された状態で設けられていて、その内面には雌ねじ部が形成されている。一方、上記固定板の下部であって左右角部には貫通孔が形成されている。
そして、左右の組立ねじを上記貫通孔を通して上記C字形状溝の雌ねじ部に螺合させることにより、上記固定板を上記ボディの両開口部にそれぞれ固定している。
特開2008−270288号公報
上記従来の構成によると次のような問題があった。
すなわち、組立ねじを貫通孔を通してC字形状溝の雌ねじ部に螺合させる際、摩耗粉等がボディ内に落下・飛散してしまうことがあり、収容されている回路基板、回路基板に実装されている各種電子部品に悪影響を与えてしまうという問題があった。
上記問題は組立ねじがセルフタップねじの場合に顕著である。すなわち、上記C字形状溝に予め雌ねじ部が形成されておらず、上記組立ねじによりセルフタッピングで上記C字形状溝に螺合させていくため、多量の切粉が発生してボディ内に落下・飛散してしまうからである。
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、モータカバをセルフタップねじで組み立てる際、切粉がモータカバ内に落下・飛散しないモータカバとアクチュエータを提供することにある。
上記課題を解決するべく本願発明の請求項1によるモータカバは、モータカバ本体を備えていて、上記モータカバ本体は、第1カバ部材と第2カバ部材とからなり、上記第1カバ部材と上記第2カバ部材とは係合部を介して一体化されるものであり、上記係合部は、略C字形状溝と、上記略C字形状溝の開口部を閉塞する凸部とからなり、上記第1カバ部材と上記第2カバ部材の何れか一方には上記略C字形状溝が形成され、上記第1カバ部材と上記第2カバ部材の何れか他方には上記凸部が形成され、上記略C字形状溝には、被タッピング部が設けられ、上記被タッピング部にタップねじを螺合することで、上記第1カバ部材と上記第2カバ部材の一方が他方に固定され、上記第1カバ部材の2辺と上記第2カバ部材の2辺とを係合させることで、上記モータカバ本体は、筒状に形成されるものであり、上記第1カバ部材と上記第2カバ部材の何れか一方の2辺には、上記略C字形状溝が形成され、上記第1カバ部材と上記第2カバ部材の何れか他方の2辺には、上記凸部が形成され、上記略C字形状溝は、上記2辺の全域に形成され、上記凸部は、上記2辺の全域に形成されることを特徴とするものである。
又、請求項2によるモータカバは、請求項1記載のモータカバにおいて、上記略C字形状溝の開口部は、上記モータカバ本体の外側に向かって形成されていることを特徴とするものである。
又、請求項3によるモータカバは、請求項記載のモータカバにおいて、上記略C字形状溝の開口部は、上記モータカバ本体の内側に向かって形成されていることを特徴とするものである。
又、請求項4によるモータカバは、請求項1〜請求項3の何れかに記載のモータカバにおいて、上記凸部が形成された上記カバ部材には、上記略C字形状溝の開口部を狭める方向に付勢する肉盛部が設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項5よるモータカバは、請求項1〜請求項の何れかに記載のモータカバにおいて、上記モータカバ本体には回路基板が内装されることを特徴とするものである。
又、請求項6によるアクチュエータは、請求項1〜請求項5の何れかに記載のモータカバを備えたことを特徴とするものである。
以上述べたように本願発明の請求項1によるモータカバによると、モータカバ本体を備えていて、上記モータカバ本体は、第1カバ部材と第2カバ部材とからなり、上記第1カバ部材と上記第2カバ部材とは係合部を介して一体化さるものであり、上記係合部は、略C字形状溝と、上記略C字形状溝の開口部を閉塞する凸部とからなり、上記第1カバ部材と上記第2カバ部材の何れか一方には上記略C字形状溝が形成され、上記第1カバ部材と上記第2カバ部材の何れか他方には上記凸部が形成され、上記略C字形状溝には、被タッピング部が設けられ、上記被タッピング部にセルフタップねじを螺合することで、上記第1カバ部材と上記第2カバ部材の一方が他方に固定されるように構成されているので、セルフタッピング時に発生する切粉がモータカバ内に落下・飛散することはなく、内装されているモータが切粉によって悪影響を受けることを防止することができ、又、仮に、回路基板が内装されていれば、回路基板、回路基板に実装されている各種電気・電子部品が切粉によって悪影響を受けることを防止することができる。
又、請求項2によるモータカバによると、請求項1記載のモータカバにおいて、上記第1カバ部材の2辺と上記第2カバ部材の2辺とを係合させることで、上記モータカバ本体は、筒状に形成されるものであり、上記第1カバ部材と上記第2カバ部材の何れか一方の2辺には、上記略C字形状溝が形成され、上記第1カバ部材と上記第2カバ部材の何れか他方の2辺には、上記凸部が形成される構成になっているので、上記と同様の効果を奏することができる。
又、請求項3によるモータカバによると、請求項2記載のモータカバにおいて、上記略C字形状溝は、上記2辺の全域に形成され、上記凸部は、上記2辺の全域に形成されているので、切粉の落下・飛散により周囲が汚れてしまうことを防止することができ、特に、略C字形状溝と凸部が全域に設けられているので、切粉が周囲に飛散することを確実に防止できる。
又、請求項4によるモータカバによると、請求項1〜請求項3の何れかに記載のモータカバにおいて、上記略C字形状溝の開口部は、上記モータカバ本体の外側に向かって形成されているので、上記した効果をより確実なものとすることができる。
又、請求項5よるモータカバによると、請求項1〜請求項3の何れかに記載のモータカバにおいて、上記略C字形状溝の開口部は、上記モータカバ本体の内側に向かって形成されており、このような構成でも同様の効果を奏することができる。
又、請求項6によるモータカバによると、請求項1〜請求項5の何れかに記載のモータカバにおいて、上記凸部が形成された上記カバ部材には、上記略C字形状溝の開口部を狭める方向に付勢する肉盛部が設けられているので、上記開口部を狭くしてより強固な固定状態を得ることができる。
又、請求項7によるモータカバによると、請求項1〜請求項6の何れかに記載のモータカバにおいて、上記モータカバ本体には回路基板が内装されているので、回路基板、回路基板に実装されている各種電気・電子部品が切粉によって悪影響を受けることを防止することができる。
又、請求項8によるアクチュエータによると、請求項1〜請求項6の何れかに記載のモータカバを備えているので、上記した効果を提供できるアクチュエータを得ることができる。
本発明の一実施の形態を示す図で、アクチュエータ全体をモータカバ側から視た斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、アクチュエータ全体を反モータカバ側から視た斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図2のIII−III断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図3のIV−IV断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、モータカバのモータカバ本体及び周辺の構成を示す分解斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、モータカバのモータカバ本体内に回路基板が内装される様子を示す分解斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、モータカバのモータカバ本体とモータカバキャップとの関係を示す分解斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、モータカバのモータカバ本体からモータカバキャップを外した状態を示す正面図である。
以下、図1乃至図7を参照して本発明の一実施の形態を説明する。
まず、ベース1があり、このベース1は、底壁3と、この底壁3の左右両側に立設された側壁5、7とから構成されている。上記ベース1の一端(図3中左端)にはフロントキャップ9が取り付けられているとともに、他端(図3中右端)には軸受支持部材11が取り付けられている。又、上記ベース1の上面側には開口部12が形成されている。又、上記底壁3にはストッパ用ねじ4、4が取り付けられている。
図3に示すように、上記ベース1内にはボールねじ軸13が内装されていて、このボールねじ軸13の外周には螺旋溝15が形成されている。又、上記軸受支持部材11内には軸受17、19が内装されていて、上記ボールねじ軸13はその他端(図3中右端)をこれら軸受17、19によって軸支されている。一方、上記ボールねじ軸13の一端(図3中左端)は自由端でいわゆる片持ちの状態になっている。
上記ボールねじ軸13にはボールねじナット21がその回転を規制された状態で螺合・配置されている。上記ボールねじナット21の内面には螺旋溝23が形成されている。上記ボールねじナット21は、ボールねじナット本体25と、このボールねじナット25の両端に取り付けられたエンドキャップ27、29と、から構成されている。
上記ボールねじナット本体25には無負荷循環路(図示せず)が形成されているとともに、上記エンドキャップ27、29には図示しないリターン路が形成されている。そして、上記ボールねじ軸13の螺旋溝15と上記ボールねじナット21の螺旋溝23の間、一方のリターン路、無負荷循環路、他方のリターン路からボール循環路が構成されていて、このボール循環路内を複数個のボール31が循環する。それによって、上記ボールねじ軸13とボールねじナット21の動作を円滑なものとしている。
上記ボールねじナット21にはスライダ33が取り付けられている。上記スライダ33はスライダ本体34と、両端のエンドキャップ36、36と、から構成されている。上記スライダ本体34の左右両側には、図4に示すように、ガイドレール32、32が取り付けられているとともに、ベース1の両側壁5、7側にもガイドレール40、40が取り付けられている。又、上記スライダ本体34の左右両側部にはそれぞれ無負荷循環路44、44が形成されている。又、上記エンドキャップ36、36においても左右にそれぞれ図示しないリターン路が形成されている。
そして、スライダ本体34側の左右のガイドレール32、32と側壁5、7のガイドレール40、40との間、一方のエンドキャップの左右のリターン路、スライダ本体の左右の無負荷循環路44、44、他方のエンドキャップの左右のリターン路により、左右にそれぞれボール循環路が構成されている。これら両ボール循環路内には複数個のボール46が循環する構成になっている。それによって、スライダ33の動作を円滑なものとしている。
既に説明したベース1の開口部12はステンレスシート37によって閉塞されている。このステンレスシート37は上記スライダ本体34のシートスライダ34a、34aとスライダカバ35との間を挿通した状態で設置されている。又、上記ステンレスシート37の一端(図3中左端)はフロントキャップ9に覆われた内側でベース1に固定されており、他端(図2中右端)は固定プレート46、固定ねじ48、48によって、既に説明した軸受支持部材11に固定されている。又、上記スライダ33の左右の一部は上記スライダカバ35から上方に露出していて機器取付け座38、38となっている。上記機器取付け座38、38にはそれぞれ3個の雌ねじ部38aが設けられている。これら両機器取付け座38、38上に上記雌ねじ部38aを利用して図示しない各種機器が取り付けられる。
上記軸受支持部材11の図3中右側にはモータカバ41が着脱可能に取り付けられている。このモータカバ41内には駆動モータ43が内装されている。この駆動モータ43の出力軸45と既に説明したボールねじ軸13は、オルダム式カップリング47を介して連結されている。このオルダム式カップリング47は、ボールネジ軸側要素49と、駆動モータ側要素51と、これらボールネジ軸側要素49及び駆動モータ側要素51間に介挿される中間ディスク53と、から構成されている。又、上記駆動モータ43にはエンコーダ55が設置されている。
上記モータカバ41は、中空形状をなすモータカバ本体57と、このモータカバ本体57の図3中右端に着脱されるモータカバキャップ59と、から構成されている。上記モータカバ本体57は、図7にも示すように、上側カバ部材61と、下側カバ部材63と、から構成されている。
上記上側カバ部材61は、図5乃至図7に示すように、その横断面形状が逆U字形状をなしていて、天井壁65と、左右の側壁67、67と、から構成されている。又、上記上側カバ部材61の上部であって左右両角部には、内側に向かって開口したC字形状溝69、69が長手方向に延長された状態で形成されている。又、図6中右側のC字形状溝69の左側にはT字型溝71が長手方向に延長された状態で形成され、左側のC字形状溝69の下側には凹部72が長手方向に延長された状態で形成されている。又、上記上側カバ部材61の下部であって左右両端には外側に向かって開口されたC字形状溝73、73が長手方向に延長された状態で全域に形成されている。図中外側に向かっている開口している外向開口部を符号75、75で示す。
一方、図7に示すように、下側カバ部材63は、底壁77と、この底壁77の左右両端に立設された側壁79、79と、から構成されている。上記左右の側壁79、79の内側面には凸部81、81が長手方向に延長された状態で全域に突設されていて、これら凸部81、81が上記C字形状溝73、73の上記外向開口部75、75の全域に係合され、いわゆるラビリンス構造を構成している。
又、図8に示すように、上記下側カバ63の底壁77の左右両端には、肉盛部83、83が長手方向に延長された状態で全域に設けられている。これら肉盛部83、83によって上記C字形状溝73、73の外向開口部75、75を閉じる方向に付勢する。
又、図6乃至図8に示すように、上記上側カバ部材61の内側には、回路基板91が取り付けられている。この回路基板91には複数個の電気・電子部品93が実装されている。又、上記回路基板91には貫通孔95が形成されている。そして、上記回路基板91は、取付ねじ98を上記貫通孔95を通して、既に説明したT字型溝71内に内装されているナット97に螺合させることにより、上記上側カバ部材61の内面に取り付けられている。
尚、図6、図8示すように、上記上側カバ部材61の内面には放熱シート96が設けられていて、回路基板91に形成された図示しない銅箔パターンに接触している。この放熱シート96は、回路基板91の一端が上記上側カバ部材61の内側に形成された凹部72に嵌め込まれることで、回路基板91と上側カバ部材61との間に挟まれるようになっている。そして、銅箔パターン、放熱シート96、モータカバ41の順に伝熱して、回路基板91上の電気・電子部品で発生する熱を放熱するように構成されている。
又、図5に示すように、前記軸受支持部材11の上部であって左右両端には穴99、99が形成されており、これら穴99、99には雌ねじ部が設けられている。そして、上記モータカバ本体57は、2本の固定用ねじ101、101を上記モータカバ本体57の上側カバ部材61の左右のC字形状溝69、69を通して、上記穴99、99の雌ねじ部に螺合することにより、上記軸受支持部材11に取り付けられている。
又、図7に示すように、上記モータカバキャップ59の下部であって左右両端には貫通孔103、103が形成されている。そして、上記モータカバキャップ59は、固定ねじ105、105を上記貫通孔103、103を通して、上記C字形状溝73、73にセルフタッピングにより螺合させることにより、上記モータカバ本体57に取り付けられている。同時に、C字形状溝73、73にモータカバキャップ59の固定ねじ105、105を螺合することで、下側カバ63が上側カバ61に固定される。
尚、本実施の形態における上記固定ねじ105、105は通常のセルフタップネジであるが、切粉飛散防止効果をさらに高める為に、表面に切粉飛散防止処理が施されたセルフタップねじを使用することも考えられ。そのようなものとしては、例えば、日東精工株式会社製の「CPグリップ(登録商標)」がある。
以上の構成を基にその作用を説明する。
まず、アクチュエータとしての一般的な作用から説明する。
駆動モータ43が正・逆適宜の方向に回転することにより、オルダム式カップリング47を介してボールねじ軸13が同方向に回転する。このボールねじ軸13の回転によりボールねじナット21及びスライダ33が、往・復適宜の方向に移動する。それによって、スライダ33に搭載されている機器が所望の動作を行なう。
次に、モータカバ41の組立について説明する。
まず、モータカバ41のモータカバ本体57であるが、二本の固定ねじ101、101を、上部カバ部材61の左右のC字形状溝69、69を通して、軸受支持部材11の左右の穴99、99の雌ねじ部に螺合させることにより、上記軸受支持部材11に固定される。
又、モータカバキャップ59であるが、二本の固定ねじ105、105を、上記モータカバキャップ59の左右の貫通孔103、103を通して、上記モータカバ本体57の上側カバ部材61の左右のC字形状溝73、73に、セルフタッピングにより螺合させることにより、上記モータカバ本体57に固定される。
その際、上記モータカバ本体の下側カバ部材63の底壁77の左右の肉盛部83、83により、上記C字形状溝73、73の外向開口部75、75は閉じられる方向に付勢される。
以上本実施の形態によると次のような効果を奏することができる。
まず、モータカバ41内における切粉の落下・飛散を防止することができ、切粉の落下・飛散により、モータ43、回路基板91、回路基板91に実装されている各種電気・電子部品が悪影響を受けることを防止することができる。これは、モータカバ本体57の上側カバ部材61の左右両端に設けられたC字形状溝73、73がその外向開口部75、75を文字通り外側に向けていて、そこに下側カバ部材63を設置することにより、上記C字形状溝73、73内で発生した切粉がモータカバ41内へ落下・飛散する可能性をなくしたからである。
又、上記外向開口部75、75には下側カバ部材63の左右側壁79、79に設けられた凸部81、81が係合されているので、上記C字形状溝73、73内で発生した切粉がモータカバ41の外側に落下・飛散することもなく、切粉の落下・飛散により周囲が汚れてしまうことを防止することができる。
特に、外向開口部75、75の全域を凸部81、81で塞いでいるので、通常のセルフタップねじを使用しても、切粉が周囲に飛散することを防止できる。
又、上記下側カバ部材63の左右両端には上記左右のC字形状凹部73、73の外向開口部75、75を閉じる方向に付勢する肉盛部83、83が設けられているので、より強固な固定状態を得ることができる。
又、上記固定ねじ105、105として、その外表面に切粉飛散防止処理が施されたものを使用すれば、より切粉の飛散を防止することができる。
又、回路基板91の取付構造において、モータカバ41の上部カバ部材61にT字型溝71を設けそこにナット97を内装する構成にしているので、回路基板91の大きさに応じてナット97の位置を適宜変更することができ、様々な大きさの回路基板91に対応することができる。
又、モータカバ41を2つの部材で構成したので、回路基板91の取付、モータ43との配線処理の作業性も向上させることができる。
尚、本発明は前記一実施の形態に限定されるものではない。
まず、前記一実施の形態の場合には、スライダタイプのアクチュエータを例に挙げそのモータカバに本願発明を適用した例を説明したが、それに限定されるものではない。例えば、ロッドタイプのアクチュエータのモータカバに対しても同様に適用可能である。
又、アクチュエータのモータカバに限定されるものではなく、別の種類の機器のモータカバに対しても同様に適用可能である。
又、前記一実施の形態においては、モータカバのモータカバ本体を構成する逆U字形状の上側カバ部材の左右両端にC字形状溝を形成するようにしたが、略平板形状の下側カバ部材の左右両端にC字形状溝を形成するようにしても良い。
又、前記一実施の形態においては、モータカバ本体が横断面形状が逆U字形状の上側カバ部材と略平板上の下側カバ部材とから構成されている例を挙げて説明したが、平板上の上側カバ部材と横断面形状がU字形状の下側カバ部材から構成されているモータカバ本体でも適用可能である。
又、その際、平板上の上側カバ部材と横断面形状がU字形状の下側カバ部材の何れにC字形状溝を形成するかは任意である。
又、前記一実施の形態においては、モータカバキャップを固定ねじでモータカバ本体に共締めする形態としたが、固定ねじで上側カバに下側カバを固定し、モータカバキャップを別の固定方法でモータカバ本体に装着しても良い。
又、前記一実施の形態においては、C字形状溝の開口部がモータカバ本体の外側を向いているが、C字形状溝がモータカバ本体の内側を向いていても良い。
その他、図示した構成はあくまで一例である。
本発明は、モータカバとアクチュエータに係り、特に、モータカバをセルフタップねじで組み立てる際、切粉がモータカバ内に落下・飛散しないように工夫したものに関し、例えば、一軸アクチュエータのモータカバに好適である。
41 モータカバ
43 駆動モータ
57 モータカバ本体
59 モータカバキャップ
61 上側カバ部材(第1カバ部材)
63 下側カバ部材(第2カバ部材)
73 C字形状溝(被タッピング部)
75 外向開口部(開口部)
81 凸部
83 肉盛部
91 回路基板
93 電子部品
103 貫通孔
105 固定用ねじ(タップねじ)

Claims (6)

  1. モータカバ本体を備えていて、
    上記モータカバ本体は、第1カバ部材と第2カバ部材とからなり、
    上記第1カバ部材と上記第2カバ部材とは係合部を介して一体化されるものであり、
    上記係合部は、略C字形状溝と、上記略C字形状溝の開口部を閉塞する凸部とからなり、
    上記第1カバ部材と上記第2カバ部材の何れか一方には上記略C字形状溝が形成され、
    上記第1カバ部材と上記第2カバ部材の何れか他方には上記凸部が形成され、
    上記略C字形状溝には、被タッピング部が設けられ、
    上記被タッピング部にタップねじを螺合することで、
    上記第1カバ部材と上記第2カバ部材の一方が他方に固定され
    上記第1カバ部材の2辺と上記第2カバ部材の2辺とを係合させることで、
    上記モータカバ本体は、筒状に形成されるものであり、
    上記第1カバ部材と上記第2カバ部材の何れか一方の2辺には、上記略C字形状溝が形成され、
    上記第1カバ部材と上記第2カバ部材の何れか他方の2辺には、上記凸部が形成され、
    上記略C字形状溝は、上記2辺の全域に形成され、
    上記凸部は、上記2辺の全域に形成されることを特徴とするモータカバ。
  2. 請求項1記載のモータカバにおいて、
    上記略C字形状溝の開口部は、上記モータカバ本体の外側に向かって形成されていることを特徴とするモータカバ。
  3. 請求項記載のモータカバにおいて、
    上記略C字形状溝の開口部は、上記モータカバ本体の内側に向かって形成されていることを特徴とするモータカバ。
  4. 請求項1〜請求項3の何れかに記載のモータカバにおいて、
    上記凸部が形成された上記カバ部材には、
    上記略C字形状溝の開口部を狭める方向に付勢する肉盛部が設けられていることを特徴とするモータカバ。
  5. 請求項1〜請求項の何れかに記載のモータカバにおいて、
    上記モータカバ本体には回路基板が内装されることを特徴とするモータカバ。
  6. 請求項1〜請求項5の何れかに記載のモータカバを備えたことを特徴とするアクチュエータ
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