JP6780837B2 - Ponシステム、その制御方法及びそのプログラム - Google Patents

Ponシステム、その制御方法及びそのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信経路を切り替えることにより効率的に通信するPONシステム、その制御方法及びそのプログラムに関する。
光ファイバ回線の普及により、より高速で大容量の通信に対応するサービスが求められている。より高速かつ大容量の通信を実現するための技術として、光ファイバ回線の分岐により光信号を分岐し、分岐された光信号をそれぞれの加入者宅に引き込むPON(Passive Optical Network)システムがある。現在、既存のGE−PON(Gigabit Ethernet-Passive Optical Network(Ethernet:登録商標))システムをサポートしつつ、高速な10G−EPON(Gigabit-Ethernet Passive Optical Network)システムへ拡張する光通信方式が実現されている。
図13に示されるように、PONシステム990は、OLT(Optical Line Terminal)900と、複数のONU(Optical Network Unit)910〜922,920〜922とによって構成される。OLT900は、高速の10G−EPON及びGE−PONに対応する。OLT900には、1本の光ファイバ940が接続される。1本の光ファイバ940は、回線の途中においてカプラ930で分岐される。分岐された光ファイバ950〜952の終端には、10G−EPONに対応したONU(10G−ONU910〜912)が接続される。分岐された光ファイバ960〜962の終端には、GE−PONに対応したONU(1G−ONU920〜922)が接続される。
1本の光ファイバ940において、10G側の通信経路と1G側の通信経路とを異なる波長で光送信することで、10G−EPONシステムとGE−PONシステムを共存させたシステムが実現される。ここで、ONUの接続台数は、それぞれ3台としているが、この限りではない。しかし、PONシステム990において、1台のOLT900の配下に接続可能なONUの最大台数は限られている。また、PONシステム990の特徴として、それぞれの通信経路に接続されたONUでその通信経路の帯域を共有する。
このことから、PONシステム990においては、接続されるONUが10Gの通信経路または1Gの通信経路のどちらかに偏ると、接続台数が増加した通信経路側では、任意のONUに割り当てられる帯域が狭くなる場合がある。そのため、PONシステム990では、高速なサービスであるにもかかわらず、1台の10G−ONUに割り当てられる帯域が、1台の1G−ONUに割り当てられる帯域よりも小さくなる場合もある。
そこで、異なる通信速度を有する2系統の通信経路を切り替えて、通信速度を向上させる技術がある。特許文献1に記載されたPONシステムは、OLT装置および複数のONU装置を有し、OLT装置と複数のONU装置のそれぞれとは、異なる通信速度を有する2系統の通信経路で接続されている。このPONシステムにおいて、OLT装置は、第1の通信速度及び、より高速な第2の通信速度のいずれかの速度で通信を行うかを切り替えるものであり、OLT装置と各々のONU装置の間の第1の通信速度の通信経路の空き帯域を検出し、空き帯域が十分であるか否かを判断し、第2の通信速度へ切り替えている。
特開2012−085042号公報
特許文献1に記載されたPONシステムは、低速の第1の通信速度の通信経路から高速の第2の通信速度の通信経路に切り替えるものである。そのため、特許文献1は、高速の第2の通信速度の通信経路から低速の第1の通信速度の通信経路に切り替えることについて開示していない。従って、特許文献1に記載されたPONシステムでは、高速の通信経路の空き帯域が十分でない場合にどのような通信制御を行うかについて開示されておらず、より効率的な通信回線の利用について改善される余地がある。
本発明は、異なる通信速度を有する2系統の通信経路を通信状態に応じて相互に切り替えることができるPONシステム、その制御方法及びそのプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、第1の通信速度で通信する第1の通信経路と前記第1の通信速度と異なる第2の通信速度で通信する第2の通信経路とで通信する回線の一端に接続されたOLT(Optical Line Terminal)装置と、前記回線の途中で分岐された前記回線のそれぞれの他端に接続された複数のONU(Optical Network Unit)装置とを有するPON(Passive Optical Network)システムであって、
前記OLT装置は、前記第1の通信経路または前記第2の通信経路のいずれかの通信経路で通信を行うかを切り替える通信経路切替部と、
前記第1の通信経路の第1の空き帯域と、前記第2の通信経路の第2の空き帯域とを検出すると共に複数の前記ONU装置のそれぞれの通信状態の判定を行う判定部と、を有し、
前記判定部は、前記第1の空き帯域と所定の閾値とを比較し、比較した結果により前記第1の空き帯域が十分でないと判断した場合に、前記第1の通信経路で通信する複数の前記ONU装置のそれぞれの前記通信状態を検出し、複数の前記ONU装置のそれぞれから前記第2の通信経路の前記第2の空き帯域に割り当て可能な前記通信状態である第1のONU装置を選択し、
前記通信経路切替部は、選択された前記第1のONU装置の前記通信経路を前記第2の通信経路に切り替える、PONシステムである。
本発明は、第1の通信速度で通信する第1の通信経路と前記第1の通信速度と異なる第2の通信速度で通信する第2の通信経路とで通信する回線の一端に接続されたOLT(Optical Line Terminal)装置と、前記回線の途中で分岐された前記回線のそれぞれの他端に接続された複数のONU(Optical Network Unit)装置とを有するPON(Passive Optical Network)システムの制御方法であって、
前記第1の通信経路の第1の空き帯域と、前記第2の通信経路の第2の空き帯域とを検出すると共に、前記第1の空き帯域と所定の閾値とを比較し、比較した結果により前記第1の空き帯域が十分でないと判断した場合に、前記第1の通信経路で通信する複数の前記ONU装置のそれぞれの前記通信状態を検出し、複数の前記ONU装置のそれぞれから前記第2の通信経路の前記第2の空き帯域に割り当て可能な前記通信状態である第1のONU装置を選択するステップと、
選択された前記第1のONU装置の前記通信経路を前記第1の通信経路から前記第2の通信経路に切り替えるステップと、を有する処理を
コンピュータに実行させるPONシステムの制御方法である。
本発明は、第1の通信速度で通信する第1の通信経路と前記第1の通信速度と異なる第2の通信速度で通信する第2の通信経路とで通信する回線の一端に接続されたOLT(Optical Line Terminal)装置と、前記回線の途中で分岐された前記回線のそれぞれの他端に接続された複数のONU(Optical Network Unit)装置とを有するPON(Passive Optical Network)システムの制御プログラムであって、
前記第1の通信経路の第1の空き帯域と、前記第2の通信経路の第2の空き帯域とを検出すると共に、前記第1の空き帯域と所定の閾値とを比較し、比較した結果により前記第1の空き帯域が十分でないと判断した場合に、前記第1の通信経路で通信する複数の前記ONU装置のそれぞれの前記通信状態を検出し、複数の前記ONU装置のそれぞれから前記第2の通信経路の前記第2の空き帯域に割り当て可能な前記通信状態である第1のONU装置を選択するステップと、
選択された前記第1のONU装置の前記通信経路を前記第1の通信経路から前記第2の通信経路に切り替えるステップと、を有する処理を
コンピュータに実行させるPONシステムの制御プログラムである。
本発明にかかるPONシステム、その制御方法及びそのプログラムによると、異なる通信速度を有する2系統の通信経路を通信状態に応じて相互に切り替えることができる。
本発明の第1実施形態に係るPONシステムの構成を示す図である。 PONシステムに接続される光ファイバが2つの通信経路からなる状態を示す図である。 PONシステムの内部構成を示すブロック図である。 2つの通信経路の一方で制御情報を送信する状態を示す図である。 2つの通信経路の他方で制御情報を送信する状態を示す図である。 PONシステムの処理を示すフローチャートである。 バッファに格納されたONUm宛てのデータ量とデータ送出時間を示す図である。 第1の通信経路を利用して通信中の任意ONU宛てデータフレームの通信経路の切り替えを判定する様子を示す図である。 第2の通信経路を利用して通信中の任意ONU宛てデータフレームの通信経路の切り替えを判定する様子を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るPONシステムの処理を示すフローチャートである。 第1の通信経路を利用して通信中の任意ONU宛てデータフレームの通信経路の切り替えを判定する様子を示す図である。 第2の通信経路を利用して通信中の任意ONU宛てデータフレームの通信経路の切り替えを判定する様子を示す図である。 関連するPONシステムの構成を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係るPONシステムの実施形態について説明する。
[第1実施形態]
図1には、本発明によって実現されるPONシステム1の構成が示されている。PONシステム1は、事業者側の通信装置であるOLT(Optical Line Terminal)装置(以下OLT)10と、加入者側の通信装置である複数のONU(Optical Network Unit)装置(以下ONU)20〜22とからなる。OLT10は、光通信回線である光ファイバ40の一端に接続される。光ファイバ(回線)40の途中には、光ファイバ40を分岐するためのカプラ30が接続されている。カプラ30は1本の光伝送路を複数に分岐させる機能を有する。分岐された光ファイバ50〜52の他端には、ONU20〜22が接続される。
図2に示されるように、光ファイバ40には、異なる波長の光信号が入力されることにより、2つの通信経路が形成される。即ち、光ファイバ40には、(第1の)通信経路40aと(第2の)通信経路40bとからなる2つの通信経路が形成される。通信経路40aは、第1の通信速度(10Gbps)で通信する。通信経路40bは、第2の通信速度(1Gbps)で通信する。ここでは、2つの通信経路を通信経路40aと通信経路40bとしているが、通信速度は一例であって、これ以外の通信速度の組合せでもよい。また、ONUを3分岐させた接続例を示しているが、分岐数はこの限りではない。このような物理的な接続構成により、OLT10とONU20〜22とは、異なる波長の光信号を用いた2つの通信経路を形成し、それぞれリンクが確立される。
図3に示されるように、OLT10は、バッファ部106を有し、バッファ部106の上流側は、上位ネットワークに接続されている。バッファ部106の下流側は、通信経路切替部104と帯域監視・制御部(判定部)105とが接続されている。帯域監視・制御部105の下流側は、通信経路切替部104が接続されている。通信経路切替部104の下流側は、PON終端部103が接続されている。PON終端部103の下流側は、光/電気変換部102が接続されている。光/電気変換部102の下流側は、光多重化部101が接続されている。光多重化部101の下流側は、光ファイバ40の一端が接続されている。
バッファ部106は、上り及び下りデータフレームを一時的に蓄積する。バッファ部106は、上位ネットワークから受信した下りデータフレームと通信経路切替部104から受信した上りデータフレームとが蓄積される。蓄積されたデータフレームは、帯域監視・制御部105によって監視される。
帯域監視・制御部105は、ONU20〜22のそれぞれへのデータ量と通信経路40aと通信経路40bにおける空き帯域を算出して、任意のONU20〜22宛ての下りデータフレームの転送先を選択し、通信経路切替部104へ指示する。帯域監視・制御部105は、バッファ部106に一時的に蓄積された任意のONU宛てのデータ量を検出する。
同時に、帯域監視・制御部105は、そのデータを送信する際の帯域占有率と2つの通信経路の帯域使用率を算出する。そして、一方の通信経路の帯域使用率が飽和し、別の通信経路の帯域に余裕がある場合、帯域監視・制御部105は、特定のONU宛ての下りデータフレームを帯域に余裕のある通信経路へ転送させるよう、通信経路切替部104に通知する。即ち、帯域監視・制御部105は、通信経路40aの第1の空き帯域と、通信経路40bの第2の空き帯域とを検出すると共に複数のONU装置のそれぞれの通信状態の判定を行う。
通信経路切替部104は、下り通信で帯域監視・制御部105からの情報に基づき、バッファ部106から受信したデータフレームへ通信経路情報を示す識別子を付与してPON終端部103へ転送する。通信経路切替部104は、上り通信でPON終端部103から受信したデータフレームをバッファ部106に転送する。そして、通信経路切替部104は、通信経路40aまたは通信経路40bのいずれかの通信経路で通信を行うかを切り替える。
PON終端部103は、通信経路切替部104から受信したデータフレーム内の情報にもとに転送先経路を選択し、データフレームを転送する。PON終端部103は、下り通信で通信経路切替部104から受信したデータフレームに送信先ONU情報(LLID)を付与して光/電気変換部102に転送する。PON終端部103は、上り通信でONUのPON終端部203と定期的に制御情報の交換を行うことでONU20とのリンク維持及び、ONU20からの上りデータフレームの送信タイミングの制御に加えて、光/電気変換部102から受信したデータフレームから送信元ONU情報(ロジカルリンクID:以下LLID)を取り除いて通信経路切替部104に転送する。
光/電気変換部102は、下り通信でPON終端部103から受信した2種類の電気信号をそれぞれ異なる波長の光信号に変換して光多重化部101に送信する。光/電気変換部102は、上り通信で光多重化部101から受信した異なる波長の光信号をそれぞれ電気信号に変換してPON終端部103に送信する。
光多重化部101は、下り通信で光/電気変換部102から受信した2つの異なる波長の光信号を束ねて1本の光ファイバ40からなる光伝送路に送信する。光多重化部101は、上り通信で多重化された異なる波長の光信号を分離して光/電気変換部102に送信する。
次に、ONU20について説明する。ONU20には、分岐後の光ファイバ50の他端が接続されている。ONU20は、光多重化部201を有し、光多重化部201の上流側は光ファイバ50が接続されている。光多重化部201の下流側は、光/電気変換部202が接続されている。光/電気変換部202の下流側は、PON終端部203が接続されている。PON終端部203の下流側は、バッファ部204が接続されている。バッファ部204の下流側は、下位ネットワークが接続されている。
光多重化部201は、下り通信で光ファイバ50から受信した多重化された異なる波長の光信号を分離して光/電気変換部202に転送する。光多重化部201は、上り通信で光/電気変換部202から受信した2つの異なる波長の光信号を束ねて1本の光ファイバ50からなる光伝送路に送信する。光/電気変換部202は、下り通信で光多重化部201から受信した異なる波長の光信号をそれぞれ電気信号に変換してPON終端部203に送信する。光/電気変換部202は、上り通信でPON終端部203から受信した2種類の電気信号をそれぞれ異なる波長の光信号に変換して光多重化部201に送信する。
PON終端部203は、OLTのPON終端部103と定期的に制御情報の交換を行うことでOLT10とのリンク維持を行う。PON終端部203は、下り通信で光/電気変換部202から受信したデータフレームから送信先ONU情報(ロジカルリンクID:以下LLID)を取り除いてバッファ部204に転送する。PON終端部203は、上り通信でバッファ部204から受信したデータフレームに送信元ONU情報(LLID)を付与し、OLTのPON終端部103から指示されたタイミングでデータフレームを光/電気変換部202に転送する。
PON終端部203から受信した下りデータフレームと下位ネットワークから受信した上りデータフレームを一時的に蓄積するバッファ部204を有する。上記の構成は、ONU21〜22についても同様である。
次に、PONシステム1の動作について説明する。
OLT10及びカプラ30、光ファイバ40,50〜52が設置されているPONシステム1にONU20を接続する(図3参照)。これにより、PON終端部103とPON終端部203間のリンクが形成される。通常、OLT10のPON終端部103とONU20のPON終端部203間でリンクプロセスが実行され、P2P(Point to point)接続の論理的リンクが形成される。
図4及び図5に示されるように、OLT10のPON終端部103とONU20のPON終端部203との機能を拡張させることで、PONシステム1を維持するための制御情報の交換は、2つの通信経路のうち、どちらか一方に限定して行う。そして、PONシステム1において、データフレームの転送は2つの通信経路40a,40bを用い、帯域使用率に応じて通信経路40a,40bのいずれかを選択して行う。
データフレームの通信経路40a,40bがどちらに切り替わったとしても、制御情報の通信経路は、通信経路40a,40bのいずれか一方によって永久的に維持される。例えば、1G側の通信経路40bで制御情報を交換する論理的なリンク形態が形成される(図4参照)。同様に、10G側の通信経路40aを用いて、制御情報の交換がされる論理的なリンク形態が形成される(図5参照)。さらに複数のONUが接続される場合は、10G側の通信経路40aと1G側の通信経路40bの各物理インタフェースを分岐・共有する形で各ONU20〜22が接続される(図2参照)。この例ではONU3台の接続例だが、接続形態はこの限りではない。
次に、下りデータフレームの帯域占有率及び各通信経路の帯域使用率の算出と、通信経路切り替えについて説明する。
図6に示されるように、帯域監視・制御部105は、定期的にバッファ部106に蓄積された下りデータを監視し、10G側の通信経路40aを利用する各ONUm宛てのデータ量Dm[bit]と、そのデータをすべて送出するまでの時間Tmを算出する(S101)。Dm、Tmは次式で与えられる。
Dm[bit]=Σ(D[m,i]) i=1,2,3,…,k1
Tm[s]= k1 * t1[s]
ここで、”m”は10G側の通信経路40aを利用するONUの固有番号を、”k1”はバッファの使用ブロック数を示す。”t1”は10G側の通信経路40aにおけるバッファ1ブロックあたりのデータ送出時間であり、バッファサイズを設定する際に決定される値となる。バッファに格納されたONUm宛てのデータ量とデータ送出時間を示す(図7参照)。
ONUm宛てのデータ量と送出時間が算出されたら、10G側の通信経路40aにおけるONUm宛ての帯域占有率Rmと10G側の通信経路40aの(第1の)空き帯域Ra_freeを算出する(S102)。RmとRa_freeは次式で与えられる。
Rm[bps]=Dm[bit] / Tm[s]
Ra_free[bps]=10G - Σ(R[m]) m=1,2,3,…
同様に、帯域監視・制御部105は、1G側の通信経路40bを利用する各ONUn宛てのデータ量Dn[bit]とそのデータを送出するまでの時間Tnを算出する(S103)。Dn、Tnは次式で与えられる。
Dn[bit]=Σ(D[n,i]) i=1,2,3,…,k2
Tn[s]=k2 * t2[s]
ここで、”n”は1G側の通信経路40bを利用するONUの固有番号を、”k2”はバッファの使用ブロック数を示す。”t2”は1G側の通信経路40bにおけるバッファ1ブロックあたりのデータ送出時間であり、バッファサイズを設定する際に決定される値となる。バッファに格納されたONUn宛てのデータ量とデータ送出時間を示す(図7参照)。
ONUnのデータ量と送出時間が算出されたら、帯域監視・制御部105は、1G側の通信経路40bにおけるONUn宛ての帯域占有率Rnと1G側の通信経路40bの(第2の)空き帯域Rb_freeを算出する(S104)。RnとRb_freeは次式で与えられる。
Rn[bps]=Dn[bit] / Tn[s]
Rb_free[bps]=1G - Σ(R[n]) n=1,2,3,…
ここで、Ra_freeが閾値(任意の値)を上回り、10G側の通信経路40aに空き帯域が十分にあると帯域監視・制御部105によって判断された場合、下りフレームの転送先は現状維持とする。
その一方で、Ra_freeが閾値(任意の値)以下で、10G側の通信経路40aに空き帯域が十分でないと帯域監視・制御部105によって判断されると(S105)、帯域監視・制御部105は、10G側の通信経路40aを利用するONUmのうち、最も帯域占有率の低いONUmの送信レートMin(Rm[bps])と1G側の通信経路40bの空き帯域Rb_free[bps]を比較(S106)する。Min(Rm[bps])のほうが空き帯域Rb_freeよりも小さい場合、帯域監視・制御部105は、ONUm宛ての下りフレームの転送先を1G側の通信経路40bに切り替える制御を行う。
その際、帯域監視・制御部105は、通信経路切替部104に対して、ONUm宛てのデータフレームの転送先を1G側の通信経路40bに切り替えるよう指示をする。指示を受けた通信経路切替部104は、以後のONUm宛てのデータフレームを1G側の通信経路40bに送信するために、データフレームに1G側の通信経路40bの転送先情報を埋め込み、PON終端部103へ転送する(S107)。10G側の通信経路40aを利用して通信中の任意ONU宛てデータフレームの通信経路の切り替えを判定する様子を示す(図8参照)。
また、空き帯域Rb_freeが閾値(任意の値)を上回り、1G側の通信経路40bに空き帯域があると帯域監視・制御部105によって判断された場合、下りフレームの転送先は現状維持とする。その一方で、空き帯域Rb_freeが閾値(任意の値)以下で、空き帯域が十分でないと帯域監視・制御部105によって判断されると(S108)、帯域監視・制御部105は、1G側の通信経路40bを利用するONUnのうち、最も帯域占有率の低いONUnの送信レートMin(Rn[bps])と10G側の通信経路40aの空き帯域Ra_free[bps]を比較する(S109)。
Min(Rn[bps])のほうが空き帯域Ra_freeよりも小さい場合、帯域監視・制御部105は、ONUn宛ての下りフレームの転送先を10G側の通信経路40aに切り替える制御を行う。その際、帯域監視・制御部105は、通信経路切替部104に対して、ONUn宛てのデータフレームの転送先を10G側の通信経路40aに切り替えるよう指示をする。指示を受けた通信経路切替部104は、以後のONUn宛てのデータフレームを10G側の通信経路40aに送信するために、データフレームに10G側の通信経路40aの転送先情報を埋め込み、PON終端部103へ転送する(S110)。1G側の通信経路40bを利用して通信中の任意ONU宛てデータフレームの通信経路の切り替えを判定する様子を示す(図9参照)。
OLT10のPON終端部103は、データフレームに埋め込まれている情報に基づき、通信経路を選択して、光/電気変換部102へデータフレームを転送する。ONU20のPON終端部203は、2つの通信経路から受信したデータフレームをバッファ部204へ転送する。
以上まとめると、帯域監視・制御部105は、空き帯域Ra_freeと所定の閾値とを比較し、比較した結果により空き帯域Ra_freeが十分でないと判断した場合に、通信経路40aで通信する複数のONU20〜22のそれぞれの通信状態を検出する。そして、帯域監視・制御部105は、複数のONU20〜22のそれぞれから通信経路40bの空き帯域Rb_freeに割り当て可能な通信状態である1個の(第1の)ONU装置を選択する。
即ち、帯域監視・制御部105は、比較した結果により空き帯域Ra_freeが十分でないと判断した場合に、通信経路40aで通信する複数のONU20〜22のそれぞれの通信状態を検出し、複数のONU20〜22のそれぞれから最も低い帯域で通信し、かつ、該帯域が通信経路40bの空き帯域Rb_freeより低い帯域である1個のONUを選択する。その後、通信経路切替部104は、選択された1個のONUの通信経路を通信経路40bに切り替える。
また、帯域監視・制御部105は、空き帯域Rb_freeと所定の閾値とを比較し、比較した結果により空き帯域Rb_freeが十分でないと判断した場合に、通信経路40bで通信する複数のONU20〜22のそれぞれの通信状態を検出する。そして、帯域監視・制御部105は、複数のONU20〜22のそれぞれから通信経路40aの空き帯域Ra_freeに割り当て可能な通信状態である1個のONUを選択する。その後、通信経路切替部104は、選択された1個のONUの通信経路を通信経路40aに切り替える。
即ち、帯域監視・制御部105は、比較した結果により空き帯域Rb_freeが十分でないと判断した場合に、通信経路40bで通信する複数のONU20〜22のそれぞれの通信状態を検出し、複数のONU20〜22のそれぞれから最も低い帯域で通信し、かつ、該帯域が通信経路40aの空き帯域Ra_freeより低い帯域である1個のONUを選択する。
その後、帯域監視・制御部105は、帯域占有率及び送信レートに基づいて1個のONUを選択する。これは、単に帯域占有率の値で通信経路の切り替えを行うと、かえって通信効率の低下に繋がることを防止するためである。そして、通信経路切替部104が送信するデータフレームには、選択された1個のONUが通信経路を切り替えるための情報が付加されている。
上記で説明したように、PONシステム1は、以下に記載するような効果を奏する。第1の効果は、データフレーム転送を別の経路に切り替えることで、空き帯域を有効的に活用し、帯域が飽和している通信経路の負荷を軽減するとともに、ONUごとの通信帯域を広げられることである。第2の効果は、通信経路の切り替えを動的に行うことにより、一時的な帯域の変動にも対応できることである。第3の効果は、設備を変更することなく、2つのサービスの相互利用を可能とすることである。
このように、PONシステム1は、OLT及びONUの機能を拡張し、データフレームの転送先を動的に分散させることで、2つの通信経路の帯域を有効活用し、負荷の偏りを軽減させるとともに、各ONUの通信帯域を広げることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。本発明の他の実施形態として、通信経路を切り替えるONUの選択方法を変更した例を説明する。以下の説明では、上記実施形態と同一の構成要素については同一の名称及び符号を用い、同様の内容については、適宜説明を省略する。
[第2実施形態]
PONシステム1の構成は、第1実施形態と同様である。
図10に示されるように、帯域監視・制御部105が実施する、10G側の通信経路40a及び1G側の通信経路40bにおける各ONU20〜22の帯域占有率Rm,Rnと、各通信経路40a,40bの空き帯域Ra_free,Rb_freeの算出方法は、第1実施形態と同様である(S201〜S204)。ここでは、帯域占有率の大きいONU宛てのデータフレームの通信経路を変更することで、一方の通信経路の負荷を大幅に緩和することを特徴としている。
OLT10の帯域監視・制御部105は、空き帯域Ra_freeが閾値(任意の値)を上回り、10G側の通信経路40aに空き帯域があると判断した場合、下りフレームの転送先は現状維持とする。一方、帯域監視・制御部105は、空き帯域Ra_freeが閾値(任意の値)以下で、空き帯域が十分でないと判断すると(S205)、10G側の通信経路40aを利用するONUmのうち、帯域占有率Rmが1G側の通信経路40bの空き帯域Rb_free[bps]未満でかつ最も帯域占有率の高いONUmを抽出する(S206)。帯域監視・制御部105は、は、そのONUm宛ての下りフレームの転送先を1G側の通信経路40bに切り替える制御を行う。
その際、帯域監視・制御部105は、通信経路切替部104に対して、ONUm宛てのデータフレームの転送先を1G側の通信経路40bに切り替えるよう指示をする。指示を受けた通信経路切替部104は、以後のONUm宛てのデータフレームを1G側の通信経路40bに送信するために、データフレームに1G側の通信経路40bの転送先情報を埋め込み、PON終端部103へ転送する(S207)。10G側の通信経路40aを利用して通信中の任意ONU宛てデータフレームの通信経路の切り替えを判定する様子を示す(図11参照)。
また、帯域監視・制御部105は、空き帯域Rb_freeが閾値(任意の値)を上回り、1G側の通信経路40bに空き帯域があると判断された場合、下りフレームの転送先は現状維持とする。一方、帯域監視・制御部105は、空き帯域Rb_freeが閾値(任意の値)以下で、空き帯域が十分でないと判断すると(S208)、1G側の通信経路40bを利用するONUnのうち、帯域占有率Rnが10G側の通信経路40aの空き帯域Ra_free[bps]未満でかつ最も帯域占有率の高いONUnを抽出する(S209)。
帯域監視・制御部105は、そのONUn宛ての下りフレームの転送先を10G側の通信経路40aに切り替える制御を行う。その際、帯域監視・制御部105は、通信経路切替部104に対して、ONUn宛てのデータフレームの転送先を10G側の通信経路40aに切り替えるよう指示をする。指示を受けた通信経路切替部104は、以後のONUn宛てのデータフレームを10G側の通信経路40aに送信するために、データフレームに10G側の通信経路40aの転送先情報を埋め込み、PON終端部103へ転送する(S210)。1G側の通信経路40bを利用して通信中の任意ONU宛てデータフレームの通信経路の切り替えを判定する様子を示す(図12参照)。
以上まとめると、帯域監視・制御部105は、空き帯域Ra_freeと所定の閾値とを比較し、比較した結果により空き帯域Ra_freeが十分でないと判断した場合に、通信経路40aで通信する複数のONU20〜22のそれぞれの通信状態を検出し、複数のONU20〜22のそれぞれから通信経路40bの空き帯域Rb_freeに割り当て可能な通信状態である1個の(第1の)ONUを選択する。
即ち、帯域監視・制御部105は、比較した結果により空き帯域Ra_freeが十分でないと判断した場合に、通信経路40aで通信する複数のONU20〜22のそれぞれの通信状態を検出し、複数のONU20〜22のそれぞれから該帯域が通信経路40bの空き帯域Rb_freeに割り当て可能なONUを抽出し、抽出されたONU装置の中から最も高い帯域で通信している1個の(第1の)ONUを選択する。その後、通信経路切替部104は、選択された1個のONUの通信経路を前記第2の通信経路に切り替える。
一方、帯域監視・制御部105は、比較した結果により空き帯域Rb_freeが十分でないと判断した場合に、通信経路40bで通信する複数のONU20〜22のそれぞれの通信状態を検出し、複数のONU20〜22のそれぞれから該帯域が通信経路40aの空き帯域Ra_freeに割り当て可能なONUを抽出し、抽出されたONU装置の中から最も高い帯域で通信している1個の(第1の)ONUを選択する。その後、通信経路切替部104は、選択された1個のONUの通信経路を前記第1の通信経路に切り替える。
上述の実施の形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、任意の処理を、DSP(Digital Signal Processing)により処理することにより実現することも可能で、DSP(Digital Signal Processor)上でプログラムを実行させたり、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)上で構成した論理回路で実行することにより実現することができる。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
1 PONシステム
20-22 ONU
30 カプラ
40 光ファイバ
40a 第1の通信経路
40b 第2の通信経路
40,50-52 光ファイバ
101 光多重化部
102 光/電気変換部
103 終端部
104 通信経路切替部
105 帯域監視・制御部
106 バッファ部
201 光多重化部
202 光/電気変換部
203 終端部
204 バッファ部

Claims (5)

  1. 第1の通信速度で通信する第1の通信経路と前記第1の通信速度よりも遅い第2の通信速度で通信する第2の通信経路とで通信する回線の一端に接続されたOLT(Optical Line Terminal)装置と、前記回線の途中で分岐された前記回線のそれぞれの他端に接続された複数のONU(Optical Network Unit)装置とを有するPON(Passive Optical Network)システムであって、
    前記OLT装置は、前記第1の通信経路または前記第2の通信経路のいずれかの通信経路で通信を行うかを切り替える通信経路切替部と、
    前記第1の通信経路の第1の空き帯域と、前記第2の通信経路の第2の空き帯域とを検出すると共に複数の前記ONU装置のそれぞれの通信状態の判定を行う判定部と、を有し、
    前記判定部は、前記第1の空き帯域と所定の閾値とを比較し、比較した結果により前記第1の空き帯域が十分でないと判断した場合に、前記第1の通信経路で通信する複数の前記ONU装置のそれぞれの前記通信状態を検出し、複数の前記ONU装置のそれぞれから前記第2の通信経路の前記第2の空き帯域に割り当て可能な前記ONU装置を抽出し、抽出された前記ONU装置の中から最も高い帯域占有率で通信している第1最高占有率ONU装置を選択し、
    前記通信経路切替部は、選択された前記第1最高占有率ONU装置の前記通信経路を前記第2の通信経路に切り替え、
    前記判定部は、前記第2の空き帯域と前記所定の閾値とを比較し、比較した結果により前記第2の空き帯域が十分でないと判断した場合に、前記第2の通信経路で通信する複数の前記ONU装置のそれぞれの前記通信状態を検出し、複数の前記ONU装置のそれぞれから前記第1の通信経路の前記第1の空き帯域に割り当て可能な前記ONU装置を抽出し、抽出された前記ONU装置の中から最も高い帯域占有率で通信している第2最高占有率ONU装置を選択し、
    前記通信経路切替部は、選択された前記第2最高占有率ONU装置の前記通信経路を前記第1の通信経路に切り替える、
    PONシステム。
  2. 前記判定部は、前記第1の通信経路で通信する抽出された前記ONU装置のそれぞれの前記通信状態において帯域占有率及び送信レートに基づいて前記ONU装置を選択する、
    請求項1に記載のPONシステム。
  3. 前記通信経路切替部は、前記ONU装置が前記通信経路を切り替えるための情報が付加されたデータフレームを送信する機能を有する、
    請求項1または2のいずれか1項に記載のPONシステム。
  4. 第1の通信速度で通信する第1の通信経路と前記第1の通信速度よりも遅い第2の通信速度で通信する第2の通信経路とで通信する回線の一端に接続されたOLT(Optical Line Terminal)装置と、前記回線の途中で分岐された前記回線のそれぞれの他端に接続された複数のONU(Optical Network Unit)装置とを有するPON(Passive Optical Network)システムの制御方法であって、
    前記第1の通信経路の第1の空き帯域と、前記第2の通信経路の第2の空き帯域とを検出すると共に、前記第1の空き帯域と所定の閾値とを比較し、比較した結果により前記第1の空き帯域が十分でないと判断した場合に、前記第1の通信経路で通信する複数の前記ONU装置のそれぞれの通信状態を検出し、複数の前記ONU装置のそれぞれから前記第2の通信経路の前記第2の空き帯域に割り当て可能な前記ONU装置を抽出し、抽出された前記ONU装置の中から最も高い帯域占有率で通信している第1最高占有率ONU装置を選択するステップと、
    選択された前記第1最高占有率ONU装置の通信経路を前記第1の通信経路から前記第2の通信経路に切り替えるステップと、
    前記第2の空き帯域と前記所定の閾値とを比較し、比較した結果により前記第2の空き帯域が十分でないと判断した場合に、前記第2の通信経路で通信する複数の前記ONU装置のそれぞれの前記通信状態を検出するステップと、
    複数の前記ONU装置のそれぞれから該帯域が前記第1の通信経路の前記第1の空き帯域に割り当て可能な前記ONU装置を抽出するステップと、
    抽出された前記ONU装置の中から最も高い帯域占有率で通信している第2最高占有率ONU装置を選択するステップと、
    選択された前記第2最高占有率ONU装置の前記通信経路を前記第1の通信経路に切り替えるステップと、を有する処理を
    コンピュータに実行させるPONシステムの制御方法。
  5. 第1の通信速度で通信する第1の通信経路と前記第1の通信速度よりも遅い第2の通信速度で通信する第2の通信経路とで通信する回線の一端に接続されたOLT(Optical Line Terminal)装置と、前記回線の途中で分岐された前記回線のそれぞれの他端に接続された複数のONU(Optical Network Unit)装置とを有するPON(Passive Optical Network)システムの制御プログラムであって、
    前記第1の通信経路の第1の空き帯域と、前記第2の通信経路の第2の空き帯域とを検出すると共に、前記第1の空き帯域と所定の閾値とを比較し、比較した結果により前記第1の空き帯域が十分でないと判断した場合に、前記第1の通信経路で通信する複数の前記ONU装置のそれぞれの通信状態を検出し、複数の前記ONU装置のそれぞれから前記第2の通信経路の前記第2の空き帯域に割り当て可能な前記ONU装置を抽出し、抽出された前記ONU装置の中から最も高い帯域占有率で通信している第1最高占有率ONU装置を選択するステップと、
    選択された前記第1最高占有率ONU装置の通信経路を前記第1の通信経路から前記第2の通信経路に切り替えるステップと、
    前記第2の空き帯域と前記所定の閾値とを比較し、比較した結果により前記第2の空き帯域が十分でないと判断した場合に、前記第2の通信経路で通信する複数の前記ONU装置のそれぞれの前記通信状態を検出するステップと、
    複数の前記ONU装置のそれぞれから該帯域が前記第1の通信経路の前記第1の空き帯域に割り当て可能な前記ONU装置を抽出するステップと、
    抽出された前記ONU装置の中から最も高い帯域占有率で通信している第2最高占有率ONU装置を選択するステップと、
    選択された前記第2最高占有率ONU装置の前記通信経路を前記第1の通信経路に切り替えるステップと、を有する処理を
    コンピュータに実行させるPONシステムの制御プログラム。
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