JP6780346B2 - 点火プラグ用ガスケット、点火プラグ用ガスケットの製造方法、及び、点火プラグ - Google Patents

点火プラグ用ガスケット、点火プラグ用ガスケットの製造方法、及び、点火プラグ Download PDF

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Description

本発明は、点火プラグをエンジンに取り付けるためのガスケットと、ガスケットを備える点火プラグに関する。
エンジン(内燃機関)には、点火プラグが取り付けられており、該点火プラグの火花放電ギャップに放電火花を生じさせることにより、エンジンの燃焼室における混合気に着火できるよう構成されている。点火プラグをエンジン(シリンダヘッド)に取り付ける場合、エンジンにおける取付用孔部の内周に設けた雌ネジ部に、点火プラグの外周に設けた雄ネジ部を螺合させている。
エンジンと点火プラグとの間における気密性の確保を図るために、エンジンにおける取付用孔部の周囲のエンジン座面と、点火プラグにおける雄ネジ部の基端側に設けた点火プラグの座面との間には、ガスケットを介在させてあることが多い。このガスケットの構成の一つとして、例えば特許文献1では、ガスケットにおいて点火プラグの先端側の面である先端面の内周側に周方向に沿って間欠的に複数の溝部が設けられることで、ガスケットの内周側に突出する凸部が周方向に沿って間欠的に複数設けられたものが開示されている。この凸部が設けたられた部分では、ガスケットの内径が点火プラグの雄ネジ部の外径よりも小さくなっており、雄ネジ部からガスケットが脱落することが防止されている。
特許第5629300号公報
特許文献1に開示される先端面の内周側に周方向に沿って間欠的に複数の溝部を設けたガスケットでは、溝部を設ける際にガスケットの後端面に圧痕が生じ、後端面を平面に保つことができないおそれがある。この場合、点火プラグの座面とガスケットの後端面とが当接する際に圧痕が生じた箇所で隙間が生じるなどして、エンジンと点火プラグとの間における気密性が損なわれる可能性がある。このため、近年、エンジンと点火プラグとの間における気密性向上に対する要求が高まってきていることもあり、ガスケットの構成には気密性向上の観点から改善の余地が残されている。
本発明は、上記両課題を解決するためになされたものであり、その主たる目的は、エンジンと点火プラグとの間における気密性を向上させることのできる点火プラグ用ガスケットと、該点火プラグ用ガスケットを備える点火プラグと、を提供することにある。
本発明は、点火プラグ用ガスケットであって、エンジンの燃焼室を形成する壁部に点火プラグが取り付けられる際に用いられる環状のガスケットであって、前記ガスケットの内周縁部において、周方向に沿って間欠的にへこんだ複数の凹部が、前記ガスケットの前記壁部側の面である第一面に形成されて前記ガスケットの厚みが所定の厚みまで薄くされた部分である第一部分と、前記ガスケットの前記内周縁部において、それぞれの前記凹部よりも前記ガスケットの内径側の部分が前記内径側にそれぞれ突出した凸部と、前記ガスケットの前記内周縁部のうち前記複数の凹部の間において、前記ガスケットの厚みが最も厚い部分よりも薄く、且つ前記第一部分よりも厚く形成された部分である第二部分と、を備える。
燃焼室を形成する壁部に点火プラグが固定される際に、燃焼室と点火プラグとの間の気密性を確保することを目的として、環状のガスケットが用いられる。このガスケットの内周縁部には、周方向に沿って間欠的にへこんだ凹部が、ガスケットの壁部側の面である第一面に複数形成された部分である第一部分が設けられている。そして、ガスケットに複数の凹部が形成されることにより、ガスケットの内周縁部において、それぞれの凹部よりもガスケットの内径側の部分が内径側にそれぞれ突出した抜け止め用の凸部が形成される。
ここで、ガスケットを治具で押圧して凹部を形成する際、ガスケットは点火プラグの座面に当接させた状態であることが想定される。この場合、ガスケットの第一面を治具で押圧して凹部を形成する際に、第一面とは反対側の面(以後、第二面と呼称)が点火プラグの座面に押圧される。これにより、凹部の裏側にあたる部分に圧痕が生じ、凹部が設けられた部分のガスケットの厚みは所定の厚みまで薄くなる。したがって、凹部が設けられた部分は他の部分と比較して薄くなるため、第二面の内周縁部は生じた圧痕により平面を保つことができず、点火プラグの座面とガスケットの第二面とが当接した際に圧痕が生じた箇所に隙間が生じるなどして、燃焼室と点火プラグとの間における気密性が損なわれる可能性がある。
この対策として、ガスケットの内周縁部のうち複数の凹部の間に第二部分が設けられている。この第二部分は、ガスケットの厚みが最も厚い部分よりも薄く、且つ第一部分よりも厚く形成されている。つまり、ガスケットの厚みが最も厚い部分と比較して、第二部分のガスケットの厚みを第一部分のガスケットの厚みに近づけ、その際に第二部分においても第二面に圧痕が形成される。ひいては、それだけガスケットの第二面の内周縁部を平面に近づけることができるため、点火プラグの座面とガスケットの第二面とを当接した際に内周縁部に生じる隙間の大きさは小さくなり、燃焼室と点火プラグとの間における気密性を向上させることができる。
第一実施形態に係る点火プラグとガスケットの半断面図である。 図1におけるAの要部拡大断面図である。 第一実施形態に係るガスケットの先端面の外観を示す斜視図である。 従来のガスケットの先端面の平面図と、B−B断面図である。 第一実施形態に係るガスケットの先端面の平面図と、C−C断面図である。 別例に係るガスケットの先端面の外観を示す斜視図である。 プラグ座面が傾斜面に形成された点火プラグに従来のガスケットを適用した場合の図である。 第二実施形態に係るガスケットの先端面の外観を示す斜視図である。 プラグ座面が傾斜面に形成された点火プラグに、第二実施形態に係るガスケットを適用した場合の図である。
<第一実施形態>
図1にエンジンに取り付けられた点火プラグ1とガスケット2の半断面図を示す。
点火プラグ1は規定の締め付けトルクによって締め付けられることにより、ガスケット2を介してエンジンの燃焼室3を形成するシリンダヘッドの壁部34に螺合される。
点火プラグ1は、金属からなる略円筒状の取付金具11と、該取付金具11の内周面に保持された略円筒状の絶縁碍子12と、該絶縁碍子12の内周に保持された略円柱状の中心電極14と、取付金具11の燃焼室3側(先端側とする)に突出し、中心電極14の先端側と対向するように配置された接地電極13とを備えている。
取付金具11には螺子部11aが形成されている。取付金具11において、螺子部11aに対して燃焼室3と反対側(基端側とする)には、径が螺子部11aの径よりも大きく形成されたプラグ大径部11bが形成されている。
また、シリンダヘッドの壁部34には取付孔部31が形成されており、その内周面には点火プラグ1と螺合するための取付孔螺子部32が設けられている。点火プラグ1は取付金具11に形成された螺子部11aと該取付孔螺子部32とが螺合することで、シリンダヘッドの壁部34に取り付けられている。
図2に点火プラグ1と燃焼室3との間に介されたガスケット2の要部拡大断面図を示す。ここで要部とは図1のAに示された領域をさす。
壁部34における燃焼室3と反対側の面には、点火プラグ1の軸方向に垂直な面として壁部座面33が形成されている。また、プラグ大径部11bの先端側の面には、壁部座面33に略平行にプラグ座面11cが形成されている。ガスケット2は、壁部座面33とプラグ座面11cとに当接している。
ガスケット2は銅合金からなる平板材によって環状に形成されてなり、プラグ座面11c側の面として基端面21(第二面に該当)を有し、壁部座面33側の面として先端面22(第一面に該当)を有している。
図3は、ガスケット2の先端面22の外観を示す斜視図である。図3に示すように、ガスケット2は環状に形成されている。ガスケット2の先端面22の内周縁部には、周方向に沿って間欠的にへこんだ複数の凹部23Aが形成されている。また、凹部23Aよりもガスケット2の内径側に突出した凸部24がそれぞれ形成されている。このため、ガスケット2の内径は凸部24が形成された分小さくなる。より具体的には、ガスケット2の内径は螺子部11aの内径よりも小さくなる。これにより、ガスケット2が点火プラグ1から脱落することをより確実に抑制する事ができる。
図4(a)に、ガスケット102の先端面22の内周縁部に凹部23A及び凸部24のみが形成された従来のガスケット102が記載されている。このような構成のガスケット102を製造する際には、ガスケット102を点火プラグ1のプラグ座面11cに当接させた状態で、凹部23Aの形状に対応する複数の凸部を有する第一治具でガスケット102を押圧することで凹部23Aを形成する。ガスケット102の先端面22の内周縁部を第一治具で押圧した際に、第一治具によりガスケット102の基端面21がプラグ座面11cに押圧される。これにより、図4(b)に示されるように、凹部23Aの裏側にあたる部分に圧痕としての第一凹部25が生じ、凹部23A及び第一凹部25が形成された部分としての第一部分23のガスケット102の厚みは所定の厚みまで薄くなる。したがって、第一部分23のガスケット102の厚みは他の部分と比較して薄くなるため、基端面21の内周縁部は生じた第一凹部25により平面を保つことができず、点火プラグ1のプラグ座面11cとガスケット102の基端面21とが当接した際に第一凹部25が生じた箇所に隙間が生じるなどして、燃焼室3と点火プラグ1との間における気密性が損なわれる可能性がある。なお、上記圧痕としては凸部が形成されることもある。
この対策として、図3及び図5(a)に示すように、ガスケット2の先端面22の内周縁部において複数の凹部23Aの間全体に面押し部26Aが形成されたガスケット2を発明者は考案した。すなわち、本ガスケット2は、ガスケット2の先端面22の内周縁部において複数の凹部23Aの間に面押し部26Aが連続して形成されている。
ガスケット2は、以下に説明する第一工程及び第二工程を実施することで製造することができる。
第一工程は、環状に形成された銅合金からなる平板材(以降、ガスケット前駆体と呼称)に第一治具を押圧することで、ガスケット前駆体の先端面22の内周縁部において周方向に間欠的にへこんだ複数の凹部23Aを形成する工程である。本工程では、ガスケット前駆体に複数の凹部23Aが形成されることにより、ガスケット前駆体の内周縁部において、それぞれの凹部23Aよりもガスケット前駆体の内径側の部分が内径側にそれぞれ突出した凸部24が形成される。したがって、第一工程は、ガスケット前駆体の先端面22の内周縁部に複数の凹部23Aと凸部24とを形成する工程ともいえる。
第二工程は、ガスケット前駆体の先端面22の内周縁部のうち、複数の凹部23Aの間全体を、面押し部26Aの形状に対応する複数の円弧状部を有する第二治具を用いてガスケット前駆体を押圧する(面押しする)ことで、円弧状の面押し部26Aを形成する工程である。本工程で形成される面押し部26Aの深さは、凹部23Aの深さよりも浅い。
第一工程及び第二工程を実施することで、ガスケット前駆体の先端面22の内周縁部は第一治具及び第二治具により押圧される。これにより、ガスケット前駆体の先端面22において凹部23A及び面押し部26Aよりも外周側且つ隣接した位置の銅材料が基端面21側に引き込まれ、所謂「だれ」が生じる。この「だれ」により、内周側に向けて壁部34から遠ざかる方向に傾斜する第一傾斜部29が形成される(図3参照)。
また、第一工程及び第二工程は、共にガスケット前駆体をプラグ座面11cに当接させた状態で実施される。このため、第一工程を実施した際に、図5(b)に示されるように、ガスケット前駆体の基端面21において凹部23Aの裏側にあたる部分に圧痕としての第一凹部25が生じる。第二工程を実施した際には、ガスケット前駆体を第二治具で押圧して面押し部26Aを形成する際に、ガスケット前駆体の基端面21がプラグ座面11cに押圧されることで、ガスケット前駆体の基端面21において面押し部26Aの裏側にあたる部分に圧痕としての第二凹部27が生じる。
第一工程及び第二工程を実施することで製造されたガスケット2は、以下の特徴を有する。面押し部26A及び第二凹部27が形成された部分としての第二部分26のガスケット2の厚みは、第一部分23及び第二部分26よりも外周側に位置し、且つ、ガスケット2の厚みが最も厚い部分である第三部分28(図3参照)よりも薄く、第一部分23よりも厚くなる。つまり、第三部分28と比較して、第二部分26のガスケット2の厚みを第一部分23のガスケット2の厚みに近づけることができる。より詳細には、第一凹部25の間全体に第二凹部27を生じさせることで、基端面21において第一凹部25の間全体の状態を第一凹部25の状態に近づけることができる。このため、ガスケット2の基端面21の内周縁部を平面に近づけることができる。
なお、第一工程は、凹部23A及び第一凹部25を形成する工程であることから、ガスケット前駆体の内周縁部に第一部分23を形成する工程と言う事ができる。また、第二工程は、面押し部26A及び第二凹部27を形成する工程であることから、ガスケット前駆体の内周縁部に第二部分26を形成する工程と言う事ができる。
以上のとおり説明した第一実施形態に係るガスケット2及びガスケット2の製造方法によれば、以下の優れた効果が得られる。
・ガスケット2の先端面22の内周縁部において、間欠的に凹んだ凹部23Aの間全体に面押し部26Aが形成される。面押し部26Aを形成することでガスケット2の基端面21に第二凹部27が生じるので、凹部23Aを形成する際にガスケット2の基端面21に第一凹部25が生じても、ガスケット2の基端面21側の内周縁部の凹凸を抑制することができる。ひいては、ガスケット2の基端面21の内周縁部を平面に近づけることができるため、点火プラグ1のプラグ座面11cとガスケット2の基端面21とを当接した際に内周縁部に生じる隙間の大きさは小さくなり、燃焼室3と点火プラグ1との間における気密性を向上させることができる。
・第一傾斜部29が形成されることで、ガスケット2の先端面22において第一傾斜部29よりも外周側の部分に、凹部23A及び面押し部26Aを形成する際に生じる変形の影響が及ぶことを抑制することができる。
・ガスケット2を構成する銅合金からなる平板材は、ステンレス鋼からなる平板材などと比較して柔らかい。したがって、ガスケット2の先端面22に凹部23Aや面押し部26Aを形成する際、第一治具及び第二治具がガスケット2に加える荷重は比較的小さくて済む。また、シリンダヘッドの壁部34に点火プラグ1を取り付けた際に、銅合金からなる平板材で構成されたガスケット2が点火プラグ1に押圧されることで、ガスケット2は接触した面の形となじむように変形することが考えられる。このため、点火プラグ1のプラグ座面11cとガスケット2の基端面21とを当接した際に内周縁部に生じる隙間の大きさをより小さくすることができ、更なる気密性向上が期待できる。
第一実施形態を、以下のように変更して実施することもできる。
・第一実施形態に係るガスケット2は、環状に形成された銅合金からなる平板材で構成されていた。このことについて、ガスケット2は、例えば環状に形成されたステンレス鋼からなる平板材で構成されてもよい。
・第一実施形態では、ガスケット2の先端面22の内周縁部において、複数の凹部23Aの間全体に面押し部26Aが形成されていた。このことについて、面押し部26Aを凹部23Aの間全体に形成する必要はなく、面押し部26Aを複数の凹部23Aの間の一部分に形成するようにしてもよい。
・第一実施形態では、ガスケット2の先端面22の内周縁部において、複数の凹部23Aの間全体に面押し部26A(第二部分26)が形成されていた。このことについて、図6に記載されるように、面押し部126A(第二部分126)を先端面22の内周縁部において全周にわたって形成してもよい。本別例に係る面押し部126Aを形成する際には、ガスケット2の基端面21を点火プラグ1のプラグ座面11cに当接させた状態で、ガスケット2の先端面22の内周縁部全周を第二治具により押圧することになる。このとき、凹部23Aの周囲もまた第二治具により押圧されるため、凹部23Aを形成することで生じた裏側の第一凹部25の周囲を押圧することができ、ガスケット2の基端面21の内周縁部をより平面状に近づけることができる。
・第一実施形態では、第一工程に用いる第一治具と第二工程に用いる第二治具は、別個の治具であった。このことについて、第一治具と第二治具とを同一の治具で形成してもよい。具体的に同一の治具とは、凹部23Aの形状に対応する複数の凸部と、面押し部26Aの形状に対応する複数の円弧状部とを備える治具のことである。これにより、治具を一度動作させることで第一部分23と第二部分26とを両方形成することができる(第一工程と第二工程とを一度に行うことができる)ため、ガスケット2の製造工程の簡略化を図ることが可能となる。また、第一治具と第二治具とが同一の治具で形成されることで、第一工程及び第二工程において押圧すべき個所からずれることなく、正しい位置に第一部分23と第二部分26を形成することができる。
[1]第一実施形態に係るガスケット2は、プラグ座面11cが壁部座面33と略平行になるように形成された点火プラグ1に適用されていた。このことについて、プラグ座面110cが外周側に向けてシリンダヘッドの壁部34から遠ざかる方向に傾斜する傾斜面である構成の点火プラグ101に対して、ガスケット2を適用してもよい。
仮に、図7に示されるように、点火プラグ101に対して、図4に記載の従来のガスケット102を適用した場合を想定する。この場合、ガスケット102の基端面21の内周縁部は点火プラグ101のプラグ座面110cと接することができるが、ガスケット102の基端面21の内周縁部よりも外周側は点火プラグ101のプラグ座面110cと接することができない。このとき、凹部23Aが形成されることでガスケット102の基端面21に生じた第一凹部25により、点火プラグ101のプラグ座面110cとガスケット102の基端面21の内周縁部とが接触した際に隙間が生じるなどして、燃焼室3と点火プラグ101との間における気密性が悪化するおそれがある。
一方で、点火プラグ101に対して、第一実施形態のガスケット2を適用した場合を想定する。ガスケット2は内周縁部に第一部分23を形成するほか第二部分26を形成することで、ガスケット2の基端面21の内周縁部をより平面状に近づけることができる。したがって、点火プラグ101のプラグ座面110cとガスケット2の基端面21の内周縁部とが接触した際に生じる隙間の大きさを小さくでき、ひいては燃焼室3と点火プラグ101との間における気密性の悪化を抑制する事ができる。
<第二実施形態>
以下、第二実施形態について、上述の別例[1]との相違点を中心に説明する。
別例[1]では、プラグ座面110cが外周側に向けてシリンダヘッドの壁部34から遠ざかる方向に傾斜する傾斜面である構成の点火プラグ101に対して、ガスケット2を適用していた。この場合、ガスケット2の基端面21の内周縁部が点火プラグ101のプラグ座面110cである傾斜面と接しており、第三部分28の先端面22がシリンダヘッドの壁部34に対して接している。このとき、点火プラグ101がガスケット2の基端面21の内周縁部を押圧することで第三部分28の先端面22に生じた力の大きさは、先端面22の内周縁部で最も強く、先端面22の外周端部に近づくにつれ弱くなる。したがって、先端面22の外周端部に生じる力は最も弱くなり、ガスケット2の先端面22の外周端部はシリンダヘッドの壁部34と強く当接することができないことが考えられる。つまり、ガスケット2の先端面22の内周縁部で発生し、外周端部へと波及した力は燃焼室3と点火プラグ101との間における気密性を確保するために十分な大きさの力ではないおそれがある。この場合、先端面22に生じた力の内、外周端部へと波及した力は燃焼室3と点火プラグ101との間における気密性の確保という観点から考えると、さほどに役立っていないと考えられる。
本願発明者は、上記事情を鑑み、先端面22において、第三部分28よりも外周側であり、且つ、第三部分28と隣接した位置に、外周側に向けて壁部34から遠ざかる方向に傾斜する第二傾斜部40が形成された図8に示されるガスケット41を考案した。
ガスケット41は、既述の第一工程及び第二工程の他、第三工程及び第四工程を実施することで製造することができる。
第一工程及び第二工程は、既に述べたとおりであるため説明を省略する。
第三工程は、ガスケット前駆体の先端面22において、第三部分28よりも外周側であり、且つ、第三部分28と隣接した位置に、後述の角度θ1と同等の傾斜角度を有する斜面が形成された第三治具を押し当てることで、外周側に向けて壁部34から遠ざかる方向に傾斜する第二傾斜部40を形成する工程である。本工程では、点火プラグ101の軸線に垂直な垂直面と傾斜面である点火プラグ101のプラグ座面110cとから成る角度θ2よりも、点火プラグ101の軸線に垂直な垂直面と第二傾斜部40の表面とから成る角度θ1の方が大きくなるように、第二傾斜部40が形成される。これにより、ガスケット41を点火プラグ101に適用した場合、図9に記載されるように、先端面22のうち第二傾斜部40が壁部34と当接することをより確実に回避することができる。このため、壁部34と当接するのは、第二傾斜部40よりも内周側に位置し、ガスケット41の厚みが最も厚い第三部分28となる。つまり、点火プラグ101がガスケット41の基端面21の内周縁部を押圧することで先端面22に発生した力は、壁部34と当接している第三部分28の先端面22に主に加わることになる。したがって、より強く壁部34と第三部分28の先端面22とを当接させることができ、燃焼室3と点火プラグ101との間における気密性の向上を図ることが可能となる。
一方、本製造工程では、第一治具により押圧されることで、ガスケット前駆体の先端面22の内周縁部において凹部23Aが形成された際に、第一治具がガスケット前駆体にめり込んで離れなくなることが懸念される。この場合、ガスケット前駆体から第一治具を引き抜く方向に第一治具を移動させると、その移動に伴ってガスケット前駆体自体も移動することが考えられる。この対策として、別の治具などでガスケット前駆体を固定した状態で第一治具を引き抜く方法が考えられる。
ところで、第三工程では、第三治具を押し当てることで第二傾斜部40が形成される。この第三治具を押し当てている期間中は、ガスケット前駆体が固定された状態となる。また、ガスケット前駆体を押し当てることで形成される第二傾斜部40は、凹部23Aが形成される位置よりも外周側であるため、第一工程の実施を妨げることもない。
上記を考慮し、本別例に係る第四工程は、第三治具を押し当てた状態で、第一治具をガスケット前駆体から引き抜く工程とする。これにより、第三工程が終了した後も第三治具を継続してガスケット前駆体に押し当てることで、第四工程でもガスケット前駆体を固定した状態を維持することができる。ひいては、ガスケット前駆体を固定した状態で、第一治具をガスケット前駆体から引き抜くことができる。このように、第三工程で第二傾斜部40を形成するために用いた第三冶具を、ガスケット前駆体から第一冶具を引く抜く際にガスケット前駆体を固定する冶具として利用することができる。
第二実施形態を、以下のように変更して実施することもできる。
・第二実施形態に係るガスケット41は、点火プラグ101の軸線に垂直な垂直面と傾斜面である点火プラグ101のプラグ座面110cとから成る角度θ2よりも、点火プラグ101の軸線に垂直な垂直面と第二傾斜部40の表面とから成る角度θ1の方が大きくなるように設計されていた。このことについて、角度θ1が0度よりも大きいのであれば、ガスケット41は角度θ1が角度θ2よりも小さくなるように設計されてもよい。
・第二実施形態に係るガスケット41を製造する工程の内、第四工程では、第三治具をガスケット前駆体に押し当てることでガスケット前駆体を固定していた。このことについて、必ず第三治具を用いる必要はなく、別の治具でガスケット前駆体を固定してもよい。
1…点火プラグ、2,41…ガスケット、3…燃焼室、22…燃焼室当接面、23…第一部分、23A…凹部、24…凸部、26,126…第二部分、29…第一傾斜部、34…壁部。

Claims (15)

  1. エンジンの燃焼室(3)を形成する壁部(34)に点火プラグ(1)が取り付けられる際に用いられる環状のガスケット(2,41)であって、
    前記ガスケットの内周縁部において、周方向に沿って間欠的にへこんだ複数の凹部(23A)が、前記ガスケットの前記壁部側の面である第一面(22)に形成されて前記ガスケットの厚みが所定の厚みまで薄くされた部分である第一部分(23)と、
    前記ガスケットの前記内周縁部において、それぞれの前記凹部よりも前記ガスケットの内径側の部分が前記内径側にそれぞれ突出した凸部(24)と、
    前記ガスケットの前記内周縁部のうち前記複数の凹部の間において、前記ガスケットの厚みが最も厚い部分よりも薄く、且つ前記第一部分よりも厚く形成された部分である第二部分(26、126)と、を備える点火プラグ用ガスケット
    の製造方法であって、前記第一部分を形成する第一工程と、前記第一工程と同時に又は前記第一工程の後に、治具により前記第一面の内周縁部における前記複数の凹部の間を押圧することにより前記第二部分を形成する第二工程と、を備える点火プラグ用ガスケットの製造方法。
  2. 前記ガスケットの前記内周縁部において、周方向に沿って間欠的にへこんだ複数の前記凹部を形成して、前記ガスケットの厚みを所定の厚みまで薄くした前記第一部分を形成する前記第一工程と、
    前記ガスケットの前記内周縁部のうち前記複数の前記凹部の間において、前記ガスケットの厚みが最も厚い部分よりも薄く、且つ前記第一部分よりも厚い前記第二部分を形成する前記第二工程と、を備え、
    前記第一工程及び前記第二工程は、前記ガスケットの前記壁部側と反対側の面である第二面(21)を前記点火プラグの座面に当接した状態で行う、請求項1に記載の点火プラグ用ガスケットの製造方法。
  3. エンジンの燃焼室(3)を形成する壁部(34)に点火プラグ(1)が取り付けられる際に用いられる環状のガスケット(2,41)であって、
    前記ガスケットの内周縁部において、周方向に沿って間欠的にへこんだ複数の凹部(23A)が、前記ガスケットの前記壁部側の面である第一面(22)に形成されて前記ガスケットの厚みが所定の厚みまで薄くされた部分である第一部分(23)と、
    前記ガスケットの前記内周縁部において、それぞれの前記凹部よりも前記ガスケットの内径側の部分が前記内径側にそれぞれ突出した凸部(24)と、
    前記ガスケットの前記内周縁部のうち前記複数の凹部の間において、前記ガスケットの厚みが最も厚い部分よりも薄く、且つ前記第一部分よりも厚く形成された部分である第二部分(26、126)と、を備える点火プラグ用ガスケット
    の製造方法であって、
    前記ガスケットの前記内周縁部において、周方向に沿って間欠的にへこんだ複数の前記凹部を形成して、前記ガスケットの厚みを所定の厚みまで薄くした前記第一部分を形成する第一工程と、
    前記ガスケットの前記内周縁部のうち前記複数の前記凹部の間において、前記ガスケットの厚みが最も厚い部分よりも薄く、且つ前記第一部分よりも厚い前記第二部分を形成する第二工程と、を備え、
    前記第一工程及び前記第二工程は、前記ガスケットの前記壁部側と反対側の面である第二面(21)を前記点火プラグの座面に当接した状態で行う点火プラグ用ガスケットの製造方法。
  4. 前記点火プラグ用ガスケットは、前記ガスケットの前記壁部側と反対側の面である第二面(21)と接する前記点火プラグの座面(110c)が、外周側に向けて前記壁部から遠ざかる方向に傾斜する傾斜面である前記点火プラグに適用される請求項1乃至のいずれか1項に記載の点火プラグ用ガスケットの製造方法
  5. 前記第一部分及び前記第二部分よりも外周側に位置し、前記ガスケットの厚みが最も厚い部分である第三部分(28)を備え、
    前記第一面には、前記第三部分よりも外周側であり、且つ、前記第三部分と隣接した位置に、前記外周側に向けて前記壁部から遠ざかる方向に傾斜する第二傾斜部(40)が形成されている請求項に記載の点火プラグ用ガスケットの製造方法
  6. 第一治具を用いて押圧することで、前記ガスケットの前記内周縁部において、周方向に沿って間欠的にへこんだ複数の前記凹部を形成して、前記ガスケットの厚みを所定の厚みまで薄くした前記第一部分を形成する前記第一工程と、
    第二治具を用いて押圧することで、前記ガスケットの前記内周縁部のうち前記複数の前記凹部の間において、前記ガスケットの厚みが最も厚い部分よりも薄く且つ前記第一部分よりも厚い前記第二部分を形成する前記第二工程と、
    第三治具を用いて押圧することで、前記ガスケットの前記第一面において、前記第三部分よりも外周側であり、且つ、前記第三部分と隣接した位置に、前記外周側に向けて前記壁部から遠ざかる方向に傾斜する前記第二傾斜部を形成する第三工程と、
    前記第三具を押し当てた状態で、前記第一治具を前記ガスケットから引き抜く第四工程と、を備え、
    前記第一工程及び前記第二工程は、前記ガスケットの前記第二面を前記点火プラグの座面に当接した状態で行う、請求項5に記載の点火プラグ用ガスケットの製造方法。
  7. エンジンの燃焼室(3)を形成する壁部(34)に点火プラグ(1)が取り付けられる際に用いられる環状のガスケット(2,41)であって、
    前記ガスケットの内周縁部において、周方向に沿って間欠的にへこんだ複数の凹部(23A)が、前記ガスケットの前記壁部側の面である第一面(22)に形成されて前記ガスケットの厚みが所定の厚みまで薄くされた部分である第一部分(23)と、
    前記ガスケットの前記内周縁部において、それぞれの前記凹部よりも前記ガスケットの内径側の部分が前記内径側にそれぞれ突出した凸部(24)と、
    前記ガスケットの前記内周縁部のうち前記複数の凹部の間において、前記ガスケットの厚みが最も厚い部分よりも薄く、且つ前記第一部分よりも厚く形成された部分である第二部分(26、126)と、
    前記第一部分及び前記第二部分よりも外周側に位置し、前記ガスケットの厚みが最も厚い部分である第三部分(28)と、を備え、
    前記第一面には、前記第三部分よりも外周側であり、且つ、前記第三部分と隣接した位置に、前記外周側に向けて前記壁部から遠ざかる方向に傾斜する第二傾斜部(40)が形成されており、
    前記ガスケットの前記壁部側と反対側の面である第二面(21)と接する前記点火プラグの座面(110c)が、外周側に向けて前記壁部から遠ざかる方向に傾斜する傾斜面である前記点火プラグに適用される点火プラグ用ガスケット
    の製造方法であって、
    第一治具を用いて押圧することで、前記ガスケットの前記内周縁部において、周方向に沿って間欠的にへこんだ複数の前記凹部を形成して、前記ガスケットの厚みを所定の厚みまで薄くした前記第一部分を形成する第一工程と、
    第二治具を用いて押圧することで、前記ガスケットの前記内周縁部のうち前記複数の前記凹部の間において、前記ガスケットの厚みが最も厚い部分よりも薄く且つ前記第一部分よりも厚い前記第二部分を形成する第二工程と、
    第三治具を用いて押圧することで、前記ガスケットの前記第一面において、前記第三部分よりも外周側であり、且つ、前記第三部分と隣接した位置に、前記外周側に向けて前記壁部から遠ざかる方向に傾斜する前記第二傾斜部を形成する第三工程と、
    前記第三具を押し当てた状態で、前記第一治具を前記ガスケットから引き抜く第四工程と、を備え、
    前記第一工程及び前記第二工程は、前記ガスケットの前記第二面を前記点火プラグの座面に当接した状態で行う点火プラグ用ガスケットの製造方法。
  8. 前記第一治具と前記第二治具とは、同一の治具で形成されている請求項6又は7に記載の点火プラグ用ガスケットの製造方法。
  9. 前記点火プラグの軸線に垂直な垂直面と前記座面とから成る角度よりも、前記垂直面と前記第二傾斜部の表面とから成る角度の方が大きくなるように設計されている請求項5乃至8のいずれか1項に記載の点火プラグ用ガスケットの製造方法
  10. 前記第二部分は、前記ガスケットの前記内周縁部において、前記凹部の間に連続して形成されている請求項1乃至9のいずれか1項に記載の点火プラグ用ガスケットの製造方法
  11. 前記第一面には、前記第一部分及び前記第二部分よりも外周側であり、且つ、前記第一部分及び前記第二部分に隣接した位置に、内周側に向けて前記壁部から遠ざかる方向に傾斜する第一傾斜部(29)が形成されている請求項1乃至10のいずれか1項に記載の点火プラグ用ガスケットの製造方法
  12. 第一部分及び第二部分において、前記ガスケットの前記壁部側と反対側の面である第二面(21)がへこんでいる請求項1乃至11のいずれか1項に記載の点火プラグ用ガスケットの製造方法
  13. 前記第二部分(126)は、前記ガスケットの内周縁部において、全周にわたって形成されている請求項1乃至12のいずれか1項に記載の点火プラグ用ガスケットの製造方法
  14. エンジンの燃焼室(3)を形成する壁部(34)に点火プラグ(1)が取り付けられる際に用いられる環状のガスケット(2,41)であって、
    前記ガスケットの内周縁部において、周方向に沿って間欠的にへこんだ複数の凹部(23A)が、前記ガスケットの前記壁部側の面である第一面(22)に形成されて前記ガスケットの厚みが所定の厚みまで薄くされた部分である第一部分(23)と、
    前記ガスケットの前記内周縁部において、それぞれの前記凹部よりも前記ガスケットの内径側の部分が前記内径側にそれぞれ突出した凸部(24)と、
    前記ガスケットの前記内周縁部のうち前記複数の凹部の間において、前記ガスケットの厚みが最も厚い部分よりも薄く、且つ前記第一部分よりも厚く形成された部分である第二部分(26、126)と、
    前記第一部分及び前記第二部分よりも外周側に位置し、前記ガスケットの厚みが最も厚い部分である第三部分(28)と、を備え、
    前記第一面には、前記第三部分よりも外周側であり、且つ、前記第三部分と隣接した位置に、前記外周側に向けて前記壁部から遠ざかる方向に傾斜する第二傾斜部(40)が形成されており、
    前記ガスケットの前記壁部側と反対側の面である第二面(21)と接する前記点火プラグの座面(110c)が、外周側に向けて前記壁部から遠ざかる方向に傾斜する傾斜面である前記点火プラグに適用され、
    前記点火プラグの軸線に垂直な垂直面と前記座面とから成る角度よりも、前記垂直面と前記第二傾斜部の表面とから成る角度の方が大きくなるように設計されている、点火プラグ用ガスケット。
  15. 請求項14に記載の点火プラグ用ガスケットを備える点火プラグ。
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