JP6779525B2 - 通信システム、通信方法及び通信プログラム - Google Patents

通信システム、通信方法及び通信プログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信システム、通信方法及び通信プログラムに関する。
ネットワークを介した複数の機械等の制御システムにおいては、マスタ装置がネットワークに接続された複数のスレーブ装置に対して、制御に必要な各種データを送信する(例えば、特許文献1)。
国際公開第2015/133175号
しかしながら、上述した従来の制御システムでは、マスタ装置とスレーブ装置との間で、的確な通信を行うことができない場合がある。
本発明は、問題点に鑑みてなされたものであり、マスタ装置とスレーブ装置との間で、的確な通信を行うことを目的とする。
目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る通信システムは、
通信路と、
前記通信路に接続されるマスタ装置と、
前記通信路に接続される複数のスレーブ装置と、
を備える通信システムであって、
前記マスタ装置は、
非同期通信用データ部と同期通信用データ部とにより構成され、前記同期通信用データ部に宛先を含んだデータを送信するマスタ送信手段を備え、
前記スレーブ装置は、
前記マスタ装置又は前段のスレーブ装置からのデータを受信するスレーブ受信手段と、
前記スレーブ受信手段により受信されたデータにおける前記同期通信用データ部に含まれる宛先に応じて、前記スレーブ受信手段により受信されたデータにおける前記非同期通信用データ部のデータを取り込むことが可能なデータ取り込み手段と、
前記非同期通信用データ部のデータを設定するデータ設定手段と、
前記非同期通信用データ部に、前記スレーブ受信手段により受信されたデータにおける前記非同期通信用データ部のデータ、又は、前記データ設定手段により設定されたデータを含み、前記同期通信用データ部に、前記スレーブ受信手段により受信されたデータにおける前記同期通信用データ部のデータを含んだデータを後段のスレーブ装置又は前記マスタ装置へ送信するスレーブ送信手段と、
を備え、
前記マスタ装置は、
後段のスレーブ装置からのデータを受信するマスタ受信手段を備えることを特徴とする。
前記マスタ装置は、特定のスレーブ装置の識別情報を示す第1の宛先、全てのスレーブ装置を示す第2の宛先、前記スレーブ装置が送信元となる通信を可能とするための第3の宛先を設定可能である宛先設定手段を備えるようにしてもよい。
前記データ取り込み手段は、前記スレーブ受信手段により受信されたデータにおける前記同期通信用データ部に自身の識別情報を示す前記第1の宛先が含まれる場合に、前記スレーブ受信手段により受信されたデータにおける前記非同期通信用データ部のデータを取り込むようにしてもよい。
前記データ取り込み手段は、前記スレーブ受信手段により受信されたデータにおける前記同期通信用データ部に前記第2の宛先が含まれる場合に、前記スレーブ受信手段により受信されたデータにおける前記非同期通信用データ部のデータを取り込むようにしてもよい。
前記マスタ送信手段は、前記非同期通信用データ部に前記通信路における前記スレーブ装置の配置を判別可能とする配置情報を含み、前記同期通信用データ部に前記第2の宛先を含んだデータを送信し、
前記データ設定手段は、前記スレーブ受信手段により受信されたデータにおける前記非同期通信用データ部に含まれる前記配置情報に自身の識別情報を付加し、
前記マスタ装置は、前記マスタ受信手段により受信されたデータの前記非同期通信用データ部に含まれる前記配置情報における前記識別情報の順序に応じて、前記スレーブ装置の配置を判別する配置判別手段を備えるようにしてもよい。
前記マスタ送信手段は、情報の最後を示す終端情報を前記配置情報として含んだデータを送信し、
前記データ設定手段は、前記終端情報の直前に自身の識別情報を付加するようにしてもよい。
前記データ設定手段は、前記スレーブ受信手段により受信されたデータにおける前記同期通信用データ部に前記第3の宛先が含まれる場合に、前記非同期通信用データ部に送信すべきデータを設定するようにしてもよい。
前記スレーブ送信手段は、前記スレーブ受信手段により受信されたデータにおける前記同期通信用データ部に、自身の識別情報を示す前記第1の宛先、前記第2の宛先、及び、前記第3の宛先以外の宛先が含まれる場合に、前記スレーブ受信手段により受信されたデータを後段のスレーブ装置又は前記マスタ装置へ送信するようにしてもよい。
目的を達成するために、本発明の第2の観点に係る通信方法は、
通信路と、
前記通信路に接続されるマスタ装置と、
前記通信路に接続される複数のスレーブ装置と、
を備える通信システムにおける通信方法であって、
前記マスタ装置が、非同期通信用データ部と同期通信用データ部とにより構成され、前記同期通信用データ部に宛先を含んだデータを送信するマスタ送信ステップと、
前記スレーブ装置が、前記マスタ装置又は前段のスレーブ装置からのデータを受信するスレーブ受信ステップと、
前記スレーブ装置が、前記スレーブ受信ステップにおいて受信されたデータにおける前記同期通信用データ部に含まれる宛先に応じて、前記スレーブ受信ステップにおいて受信されたデータにおける前記非同期通信用データ部のデータを取り込むことが可能なデータ取り込みステップと、
前記スレーブ装置が、前記非同期通信用データ部のデータを設定するデータ設定ステップと、
前記スレーブ装置が、前記非同期通信用データ部に、前記スレーブ受信ステップにおいて受信されたデータにおける前記非同期通信用データ部のデータ、又は、前記データ設定ステップにおいて設定されたデータを含み、前記同期通信用データ部に、前記スレーブ受信ステップにおいて受信されたデータにおける前記同期通信用データ部のデータを含んだデータを後段のスレーブ装置又は前記マスタ装置へ送信するスレーブ送信ステップと、
前記マスタ装置が、後段のスレーブ装置からのデータを受信するマスタ受信ステップと、
を含むことを特徴とする。
目的を達成するために、本発明の第3の観点に係る通信プログラムは、
通信路と、
前記通信路に接続されるマスタ装置と、
前記通信路に接続される複数のスレーブ装置と、
を備える通信システムとしてのコンピュータを、
前記マスタ装置において、非同期通信用データ部と同期通信用データ部とにより構成され、前記同期通信用データ部に宛先を含んだデータを送信するマスタ送信手段、
前記スレーブ装置において、前記マスタ装置又は前段のスレーブ装置からのデータを受信するスレーブ受信手段、
前記スレーブ装置において、前記スレーブ受信手段により受信されたデータにおける前記同期通信用データ部に含まれる宛先に応じて、前記スレーブ受信手段により受信されたデータにおける前記非同期通信用データ部のデータを取り込むことが可能なデータ取り込み手段、
前記スレーブ装置において、前記非同期通信用データ部のデータを設定するデータ設定手段、
前記スレーブ装置において、前記非同期通信用データ部に、前記スレーブ受信手段により受信されたデータにおける前記非同期通信用データ部のデータ、又は、前記データ設定手段により設定されたデータを含み、前記同期通信用データ部に、前記スレーブ受信手段により受信されたデータにおける前記同期通信用データ部のデータを含んだデータを後段のスレーブ装置又は前記マスタ装置へ送信するスレーブ送信手段、
前記マスタ装置において、後段のスレーブ装置からのデータを受信するマスタ受信手段、
として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、マスタ装置とスレーブ装置との間で、的確な通信を行うことが可能となる。
実施形態に係るモータ制御システムの概略構成を示す図である。 実施形態に係るメインコントローラの詳細構成を示す図である。 実施形態に係るSLWの構成の一例を示す図である。 実施形態に係るドライバユニットの詳細構成を示す図である。 実施形態に係るドライバユニット内の通信制御部の詳細構成を示す図である。 実施形態に係るシリアルデータの伝送態様の一例を示す図である。 実施形態に係るGSL−非同期シリアルビットの構成の第1の例を示す図である。 実施形態に係るGSL−非同期シリアルビットの構成の第2の例を示す図である。 実施形態に係るGSL−非同期シリアルビットの構成の第3の例を示す図である。 実施形態に係るメインコントローラの通信時の動作の第1の例を示すフローチャートである。 実施形態に係るメインコントローラの通信時の動作の第2の例を示すフローチャートである。 実施形態に係るメインコントローラの通信時の動作の第3の例を示すフローチャートである。 実施形態に係るドライバユニットの通信時の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、実施形態に係る通信システムとしてのモータ制御システムの概略構成を示す図である。図1に示す通信システムとしてのモータ制御システム1は、ロボットとしてのアクチュエータ等に搭載されるモータ300a1、300a2、300a3、300a4、300b1、300b2、300b3、300b4(以下、モータ300a1〜300b4をまとめて適宜「モータ300」と称する)を制御するものである。モータ制御システム1は、マスタ装置としてのメインコントローラ100と、スレーブ装置としてのドライバユニット200a及びドライバユニット200b(以下、ドライバユニット200a及びドライバユニット200bをまとめて適宜「ドライバユニット200」と称する)と、ネットワーク400とを含んで構成される。
メインコントローラ100、ドライバユニット200a及びドライバユニット200bは、ネットワーク400に接続される。ネットワーク400は、リング構成のネットワークトポロジを有する通信路である。実施形態では、ネットワーク400がリング構成のネットワークトポロジを有することにより、メインコントローラ100が送信する情報は、ネットワーク400を介してドライバユニット200a及びドライバユニット200bへ順次伝送されて、再びメインコントローラ100へ戻ることが可能である。
実施形態において、メインコントローラ100は、ロボット内の可動部の位置を制御する位置制御を行うことができ、当該ロボットの可動部を駆動するモータ300a1〜300b4を制御するための制御情報として位置制御情報を送信する。ドライバユニット200a及び200bは、位置制御情報を受信して、当該位置制御情報に基づいてモータ300a1〜300b4を制御する。また、ドライバユニット200a及び200bは、位置制御情報の受信に対する応答として、当該位置制御情報をロボットの可動部の位置を示す位置データに置き換えてメインコントローラ100へ返信する。メインコントローラ100は、ドライバユニット200a及び200bからの情報を未受信である場合には、位置制御情報の再送を行う。
図2は、実施形態に係るメインコントローラ100の詳細構成を示す図である。図2に示すメインコントローラ100は、制御部102、メモリ104、通信制御部106を含んで構成される。
制御部102は、CPU(Central Processing Unit)152を含んで構成される。制御部102は、メモリ104に記憶されたプログラムに従ってソフトウェア処理を実行することにより、通信時の各種処理を行うことが可能である。
メモリ104は、例えばRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)である。メモリ104は、位置制御に用いられる各種情報(プログラム等)を記憶する。
通信制御部106は、通信インタフェース(I/F)108、通信インタフェース(I/F)110、USC送信レジスタ154、USC受信レジスタ156、一致判定部158及びシリアル/パラレル変換部160を含んで構成される。
メインコントローラ100とドライバユニット200a及び200bとの通信には、SLWと称される22ビットのデータが用いられる。図3は、SLWの構成の一例を示す図である。SLWは、最上位ビットである非同期通信用データ部である高速シリアル回線(GSL:Gigabit Serial Link)−非同期シリアルビットと、下位の21ビットである同期通信用データ部であるGSLビットとにより構成される。
CPU152は、ドライバユニット200aやドライバユニット200bへ送信すべきデータが存在する場合、宛先であるドライバユニット200aやドライバユニット200bの識別情報であるユニット番号をUSC送信レジスタ154へ出力する。また、CPU152は、全てのドライバユニット、すなわち、ドライバユニット200a及びドライバユニット200bの双方へ送信すべきデータが存在する場合、ユニット番号「127」をUSC送信レジスタ154へ出力する。また、ドライバユニット200aやドライバユニット200bへ送信すべきデータが存在しない場合、周期的に、巡回の通信を行うべく、ユニット番号「0」をUSC送信レジスタ154へ出力する。USC送信レジスタ154は、入力されたユニット番号を通信I/F110及び一致判定部158へ出力する。
また、CPU152は、コマンド等を含んだパラレルデータをシリアル/パラレル変換部160へ出力する。シリアル/パラレル変換部160は、入力されたパラレルデータをシリアルデータであるGSL−非同期シリアルビットの集合に変換して、通信I/F110へ出力する。
通信I/F110は、入力されたユニット番号をGSLビットの集合内のUSCと称される箇所に設定する。更に、通信I/F110は、1ビットのGSL−非同期シリアルビットと21ビットのGSLビットとからなるSLWを複数構成し、この複数のSLWを後段のドライバユニット200aへ送信する。なお、送信すべきデータが無く待機状態の場合には、GSL−非同期シリアルビットは全て1となる。
一方、通信I/F108は、前段のドライバユニット200bからの複数のSLWを受信する。更に、通信I/F108は、複数のSLWの内のGSLビットの集合内のUSCに含まれるユニット番号(USCユニット番号)をUSC受信レジスタ156へ出力する。また、通信I/F108は、各SLWの内のGSL−非同期シリアルビットの集合をシリアル/パラレル変換部160へ出力する。
USC受信レジスタ156は、入力されたUSCユニット番号を一致判定部158へ出力する。一致判定部158は、USC受信レジスタ156からのUSCユニット番号と、USC送信レジスタ154からのユニット番号とが一致するか否かを判定し、判定結果をCPU152へ出力する。CPU152は、一致判定部158から一致するとの判定結果が入力された場合には、通信I/F110が送信したUSCを宛先であるドライバユニット200aやドライバユニット200bが正常に受信したと判定する。
また、シリアル/パラレル変換部160は、通信I/F108からのGSL−非同期シリアルビットの集合をパラレルデータに変換してCPU152へ出力する。
図4は、実施形態に係るドライバユニット200aの詳細構成を示す図である。図4に示すドライバユニット200aは、制御部202、メモリ204、通信制御部206、通信インタフェース(I/F)208、通信インタフェース(I/F)210、ロータリースイッチ215a、215bを含んで構成される。
制御部202は、CPUを含んで構成される(後述する図5のCPU252)。制御部202は、メモリ204に記憶されたプログラムに従ってソフトウェア処理を実行することにより、通信時の各種処理を行う。また、制御部202は、メモリ204に記憶されたプログラムに従ってソフトウェア処理を実行することにより、位置制御情報に基づいて、モータ300a1を制御するドライバであるモータ制御部212a、モータ300a2を制御するドライバであるモータ制御部212b、モータ300a3を制御するドライバであるモータ制御部212c、モータ300a4を制御するドライバであるモータ制御部212dの機能を実現する。
メモリ204は、例えばRAMやROMである。メモリ204は、各種情報(プログラム等)を記憶する。通信制御部206は、通信I/F208を介したメインコントローラ100との通信や、通信I/F210を介したドライバユニット200bとの通信を行う。
ロータリースイッチ215a、215bは、ドライバユニット200aの識別情報であるユニット番号を設定するものである。ロータリースイッチ215a、215bは、ユーザによって操作される。ロータリースイッチ215a、215bは、それぞれ1桁の番号を設定し、それぞれの1桁の番号の組み合わせがドライバユニット200aのユニット番号となる。本実施形態では、ドライバユニット200a、200bのユニット番号は1〜99の何れかの値となる。なお、ユニット番号は、メモリ204内に保存されているものを読み出して使用してもよい。
ドライバユニット200bの構成は、図4に示すドライバユニット200aの構成と同様である。制御部202は、メモリ204に記憶されたプログラムに従ってソフトウェア処理を実行することにより、通信時の各種処理を行う。また、制御部202は、メモリ204に記憶されたプログラムに従ってソフトウェア処理を実行することにより、位置制御情報に基づいて、モータ300b1を制御するドライバであるモータ制御部212a、モータ300b2を制御するドライバであるモータ制御部212b、モータ300b3を制御するドライバであるモータ制御部212c、モータ300b4を制御するドライバであるモータ制御部212dの機能を実現する。また、通信制御部206は、通信I/F208を介したドライバユニット200aとの通信や、通信I/F210を介したメインコントローラ100との通信を行う。
図5は、ドライバユニット200a内の通信制御部206の詳細構成を示す図である。通信制御部206は、GSL−UARTレジスタ251、USCユニット番号受信レジスタ254、自ユニット番号レジスタ256、判定部258、スイッチ260、262、264、266、268、270、ロック回路272を含んで構成される。
前段のメインコントローラ100は、複数のSLWを送信する。複数のSLWにおいて、GSLビットの集合は、CPU252に取り込まれることはない、一方、複数のSLWにおいて、GSLビットの集合は、USCユニット番号受信レジスタ254に入力される。USCユニット番号受信レジスタ254は、複数のSLWのGSLビットの集合内のUSCに含まれるUSCユニット番号を記憶する。自ユニット番号レジスタ256は、ロータリースイッチ215a、215bにより設定された自身のユニット番号(自ユニット番号)を記憶する。判定部258は、USCユニット番号受信レジスタ254に記憶されたUSCユニット番号と自ユニット番号レジスタ256に記憶された自ユニット番号とが一致するか否かの判定、USCユニット番号受信レジスタ254に記憶されたUSCユニット番号が127であるか否かの判定、USCユニット番号受信レジスタ254に記憶されたUSCユニット番号が0であるか否かの判定、及び、USCユニット番号受信レジスタ254に記憶されたUSCユニット番号が自ユニット番号レジスタ256に記憶された自ユニット番号、127、0以外(Others)であるか否かの判定を行う。
USCユニット番号受信レジスタ254に記憶されたUSCユニット番号と自ユニット番号レジスタ256に記憶された自ユニット番号とが一致する場合、前段から送信される複数のSLWのGSL−非同期シリアルビットの集合は、ドライバユニット200a宛てのデータである。この場合、判定部258は、スイッチ260、266のみをオンに設定する。これにより、前段から送信されるSLWの集合内のGSL−非同期シリアルビットの集合は、GSL−UARTレジスタ251に入力される。GSL−UARTレジスタ251は、GSL−非同期シリアルビットの集合をパラレルデータに変換してCPU252へ出力する。また、CPU252は、GSL−非同期シリアルビットの集合に対応するパラレルデータをGSL−UARTレジスタ251へ出力する。CPU252からGSL−UARTレジスタ251へ入力されたGSL−非同期シリアルビットの集合は、スイッチ266を介して、GSLビットの集合とともに、複数のSLWとして後段へ送信される。
USCユニット番号受信レジスタ254に記憶されたUSCユニット番号が127である場合も、前段のメインコントローラ100から送信される複数のSLWのGSL−非同期シリアルビットの集合は、ドライバユニット200a宛てのデータである。この場合、判定部258は、スイッチ260、266のみをオンに設定する。これにより、前段から送信されるSLWの集合内のGSL−非同期シリアルビットの集合は、GSL−UARTレジスタ251に入力される。GSL−UARTレジスタ251は、GSL−非同期シリアルビットの集合をパラレルデータに変換してCPU252へ出力する。また、CPU252は、GSL−非同期シリアルビットの集合に対応するパラレルデータをGSL−UARTレジスタ251へ出力する。CPU252からGSL−UARTレジスタ251へ入力されたGSL−非同期シリアルビットの集合は、スイッチ266を介して、GSLビットの集合とともに、複数のSLWとして後段へ送信される。
USCユニット番号受信レジスタ254に記憶されたUSCユニット番号が自ユニット番号レジスタ256に記憶された自ユニット番号、127、0以外である場合のメインコントローラ100から送信される複数のSLWのGSL−非同期シリアルビットの集合は、ドライバユニット200a以外のドライバユニット宛てのデータである。このため、判定部258は、スイッチ262のみをオンに設定する。これにより、前段のメインコントローラ100から送信される複数のSLWのGSL−非同期シリアルビットの集合は、CPU252に取り込まれることなく、スイッチ262を介して、GSLビットの集合とともに、複数のSLWとして後段へ送信される。
USCユニット番号受信レジスタ254に記憶されたUSCユニット番号が0である場合、ドライバユニット200aが主体的にデータ(例えば、故障発生、温度異常、冷却ファンの回転数の異常等を通知するためのデータ)を送信できる可能性がある。この場合、判定部258は、スイッチ264、270のみをオンに設定する。これにより、前段のメインコントローラ100から送信される複数のSLWのGSL−非同期シリアルビットの集合は、ロック回路272及びスイッチ268のA側へ入力される。前段から送信される複数のSLWのGSL−非同期シリアルビットの集合は、通常は全てのビットが1であるが、他のドライバユニットが既に主体的にデータを送信している場合には、0のビットを含む。
CPU252は、主体的にデータを送信する必要がある場合、ドライバユニット200aのユニット番号とを含んだパラレルデータをGSL−UARTレジスタ251へ出力する。GSL−UARTレジスタ251は、入力されたパラレルデータをGSL−非同期シリアルビットの集合に変換してロック回路272及びスイッチ268のB側へ出力する。GSL−非同期シリアルビットの集合には、0のビットが含まれることになる。
ロック回路272は、前段から送信される複数のSLWのGSL−非同期シリアルビットの集合に0のビットが含まれるか否か、及び、GSL−UARTレジスタ251からのGSL−非同期シリアルビットの集合に0のビットが含まれるか否かを判定する。
前段から送信される複数のSLWのGSL−非同期シリアルビットの集合に0のビットが含まれず、GSL−UARTレジスタ251からのGSL−非同期シリアルビットの集合に0のビットが含まれる場合、他のドライバユニットが主体的にデータを送信しておらず、ドライバユニット200aが主体的にデータを送信することが可能である。この場合、ロック回路272は、スイッチ268をB側に接続する。これにより、GSL−UARTレジスタ251からのGSL−非同期シリアルビットの集合は、スイッチ268、270を介して、GSLビットの集合とともに、複数のSLWとして後段へ送信される。
前段から送信される複数のSLWのGSL−非同期シリアルビットの集合に0のビットが含まれ、GSL−UARTレジスタ251からのGSL−非同期シリアルビットの集合に0のビットが含まれていない場合には、他のドライバユニットが主体的にデータを送信しており、ドライバユニット200aは主体的にデータを送信する必要がない。この場合、ロック回路272は、スイッチ268をA側に接続する。これにより、前段から送信されるSLWの集合内のGSL−非同期シリアルビットの集合は、スイッチ268、270を介して、GSLビットの集合とともに、SLWの集合として後段へ送信される。
前段から送信される複数のSLWのGSL−非同期シリアルビットの集合に0のビットが含まれ、GSL−UARTレジスタ251からのGSL−非同期シリアルビットの集合に0のビットが含まれる場合には、他のドライバユニットが主体的にデータを送信しており、ドライバユニット200aは主体的にデータを送信する必要がある。この場合には、以下の何れかの処理が行われる。
ロック回路272は、GSL−UARTレジスタ251からのGSL−非同期シリアルビットの集合の方が先に0を含むようになっていた場合には、スイッチ268をB側に接続する。これにより、GSL−UARTレジスタ251からのGSL−非同期シリアルビットの集合は、スイッチ268、270を介して、GSLビットの集合とともに、複数のSLWとして後段へ送信される。この状態は、USCユニット番号受信レジスタ254に記憶されるUSCユニット番号が0でなくなるまで継続されるか、GSL−非同期シリアルビットがメインコントローラ100に受信されるであろう時間よりも長い時間を経過後に解除される。
一方、ロック回路272は、前段から送信されるSLWの集合内のGSL−非同期シリアルビットの集合の方が先に0を含むようになっていた場合には、スイッチ268をA側に接続する。これにより、前段から送信されるSLWの集合内のGSL−非同期シリアルビットの集合は、スイッチ268、270を介して、GSLビットの集合とともに、複数のSLWとして後段へ送信される。この状態は、USCユニット番号受信レジスタ254に記憶されるUSCユニット番号が0でなくなるまで継続されるか、GSL−非同期シリアルビットがメインコントローラ100に受信されるであろう時間よりも長い時間を経過後に解除される。
なお、ドライバユニット200bにおいても上述と同様の処理が行われる。複数のドライバユニット200が主体的にほぼ同時にGSL−非同期シリアルビットを0にした場合には、必ずしもそのドライバユニット200自身の要求がコントローラ100に受け付けられるわけではない。USCユニット番号受信レジスタ254の値が0から他の値に変わったときに他のユニットの番号であれば自身の要求は失敗したものと見なし、次にUSCユニット番号受信レジスタ254の値が0になったときに要求を再発行する。ネットワークの接続形式上、メインコントローラ100の受信部に近いドライバユニットほど優先順位が高くなる。
メインコントローラ100、ドライバユニット200a、ドライバユニット200bの相互の通信では、送信側がパラレルのデータを伝送単位であるシリアルのデータに変換してネットワーク400へ出力し、受信側が入力されたシリアルのデータをパラレルのデータに戻す。例えば、図6に示すメインコントローラ100内の通信I/F110とドライバユニット200a内の通信I/F208との間の通信では、メインコントローラ100内の通信I/F110は、パラレルのデータを22ビットのシリアルのデータに変換してネットワーク400へ出力する。一方、通信I/F208は、ネットワーク400を伝送されたシリアルのデータを入力してパラレルのデータに戻す。
情報の送受信に先立って、モータ制御システム1は、電源投入時等の初期状態において、メインコントローラ100とドライバユニット200a及び200bとの間で配置情報を送受信し、メインコントローラ100がネットワーク400におけるドライバユニット200a及び200bの配置を判別する処理(配置判別処理)を行う。
電源投入時等の初期状態において、メインコントローラ100内の制御部102は、同期用のSYNCデータを生成し、ドライバユニット200aに向けて送信する。ドライバユニット200a内の制御部202は、メインコントローラ100からのSYNCデータを受信すると、当該SYNCデータをドライバユニット200bへ向けて送信する。ドライバユニット200b内の制御部202は、ドライバユニット200aからのSYNCデータを受信すると、当該SYNCデータをメインコントローラ100へ向けて送信する。メインコントローラ100内の制御部102は、ドライバユニット200bからのSYNCデータを受信した場合、ネットワーク400に問題がないことを認識する。
次に、制御部102は、図7に示すように、複数のSLWのそれぞれの最上位ビット(GSL−非同期シリアルビット)の部分に、配置情報の終端を示すデリミター(delimter)のビットを割り当てて、下位の21ビット(GSLビット)の部分をSYNCデータと、宛先が全ての装置であることを示す「127」をUSCに含んだデータ(ユニット判別用データ)を生成する。更に、制御部102は、ユニット判別用データを送信する。
ドライバユニット200a内の制御部202は、通信I/F208及び通信制御部206を介して、ユニット判別用データを受信する。次に、制御部202は、ユニット判別用データを構成する複数のGSL−非同期シリアルビットの集合にデリミターが含まれることを認識する。デリミターであることを認識した場合、制御部202は、ロータリースイッチ215a、215bの設定に応じた、配置情報としてのドライバユニット200aのユニット番号を認識する。なお、ユニット番号の認識は、電源オン後のいつでもよい。
次に、制御部202は、ユニット判別用データを構成する複数のGSL−非同期シリアルビットの集合において、図8に示すように、デリミターより前にドライバユニット200aのユニット番号を割り当てる。これにより、GSL−非同期シリアルビットにユニット判別用データにドライバユニット200aのユニット番号が含まれることになる。
次に、制御部202は、ユニット判別用データを、通信制御部206、通信I/F210及びネットワーク400を介して、ドライバユニット200bへ送信する。
ドライバユニット200b内の制御部202は、通信I/F208及び通信制御部206を介して、ユニット判別用データを受信する。次に、制御部202は、ユニット判別用データを構成する複数のGSL−非同期シリアルビットの集合にデリミターが含まれることを認識する。デリミターであることを認識した場合、制御部202は、ロータリースイッチ215a、215bの設定に応じた、ドライバユニット200bのユニット番号を認識する。なお、ユニット番号の認識は、電源オン後のいつでもよい。
次に、制御部202は、ユニット判別用データを構成する複数のGSL−非同期シリアルビットの集合において、図9に示すように、デリミターとドライバユニット200aのユニット番号との間にドライバユニット200bのユニット番号を割り当てる。これにより、GSL−非同期シリアルビットにユニット判別用データにドライバユニット200bのユニット番号が含まれることになる。
次に、制御部202は、ユニット判別用データを、通信制御部206、通信I/F210及びネットワーク400を介して、メインコントローラ100へ送信する。
メインコントローラ100内の制御部102は、通信I/F108及び通信制御部106を介して、ユニット判別用データを受信する。次に、制御部102は、ユニット判別用データを構成する複数のGSL−非同期シリアルビットの集合にデリミターが含まれることを認識する。デリミターであることを認識した場合、デリミターの前に含まれるドライバユニット200aのユニット番号とドライバユニット200bのユニット番号とを抽出する。更に、制御部102は、ユニット判別用データにおいて、並び順がドライバユニット200aのユニット番号、ドライバユニット200bのユニット番号の順であることにより、ネットワーク400において、2個のドライバユニットが存在し、前段にドライバユニット200aが接続され、後段にドライバユニット200bが接続されていることを認識する。
制御部102は、上述した手順において、ネットワーク400において、前段にドライバユニット200aが接続され、後段にドライバユニット200bが接続されていることを認識する。
このようにして、メインコントローラ100が、前段にドライバユニット200aが接続され、後段にドライバユニット200bが接続されていることを認識した後に、メインコントローラ100とドライバユニット200a及び200bとの間で、通信が行われる。以下、フローチャートを参照しつつ、通信時のメインコントローラ100、ドライバユニット200a及び200bの動作を説明する。
図10は、メインコントローラ100の通信時の動作の第1の例を示すフローチャートである。図10は、ドライバユニット200aやドライバユニット200bへ送信すべきデータが存在せず、周期的に、巡回の通信を行う場合の動作である。この処理は巡回でなく、UART受信による割り込みによって開始されてもよい。
まず、CPU152は、シリアル/パラレル変換部160にGSL−非同期シリアルビットの集合(UART受信データ)が存在するか否かを判定する(ステップS101)。UART受信データが存在しない場合には(ステップS101;NO)、一連の動作を終了する。一方、UART受信データが存在する場合には(ステップS101;YES)、CPU152は、UART送信データとして読み出す(ステップS102)。次に、CPU152は、USC受信レジスタ156に記憶されているUSCユニット番号が0であるか否かを判定する(ステップS103)。USC受信レジスタ156に記憶されているUSCユニット番号が0でない場合には(ステップS103;NO)、通信回線上の一時的なエラーであると認識し、一連の動作が終了する。一方、USC受信レジスタ156に記憶されているUSCユニット番号が0である場合には(ステップS103;YES)、CPU152は、UART受信データをシリアル/パラレル変換部160を介して通信I/F110へ出力する。通信I/F110は、入力されたUART受信データを含んだ複数のSLWを送信する(データ通信)(ステップS104)。
図11は、メインコントローラ100の通信時の動作の第2の例を示すフローチャートである。図11は、送信すべきデータが存在する場合の動作である。
まず、CPU152は、シリアル/パラレル変換部160にGSL−非同期シリアルビットの集合(UART受信データ)が存在するか否かを判定する(ステップS201)。UART受信データが存在しない場合には(ステップS201;NO)、CPU152は、送るべきGSL−非同期シリアルビットの集合(UART送信データ)を、シリアル/パラレル変換部160を介して通信I/F110へ出力する。通信I/F110は、入力されたUART送信データを含んだ複数のSLWを送信する(データ通信)(ステップS202)。
一方、UART受信データが存在する場合には(ステップS201;YES)、CPU152は、UART送信データとして読み出す(ステップS203)。次に、CPU152は、USC受信レジスタ156に記憶されているUSCユニット番号が0であるか否かを判定する(ステップS204)。USC受信レジスタ156に記憶されているUSCユニット番号が0でない場合には(ステップS204;NO)、ステップS201以降の動作が繰り返される。一方、USC受信レジスタ156に記憶されているUSCユニット番号が0である場合には(ステップS204;YES)、CPU152は、UART受信データをシリアル/パラレル変換部160を介して通信I/F110へ出力する。通信I/F110は、入力されたUART受信データを含んだSLWの集合を送信する(データ通信)(ステップS205)。その後、ステップS201以降の動作が繰り返される。
図12は、メインコントローラ100の通信時の動作の第3の例を示すフローチャートである。図12は、ドライバユニット200aやドライバユニット200bへ送信すべきデータが存在する場合の動作である。
まず、CPU152は、USC送信レジスタ154内のユニット番号Aを読み出す(ステップS301)。次に、CPU152は、USC受信レジスタ156内のUSCユニット番号がユニット番号Aと一致するか否かを判定する(ステップS302)。一致しない場合には(ステップS302;NO)、ステップS302の動作が繰り返される。一方、一致する場合には(ステップS302;YES)、CPU152は、送るべきGSL−非同期シリアルビットの集合(UART送信データ)を、シリアル/パラレル変換部160を介して通信I/F110へ出力する。通信I/F110は、入力されたUART送信データを含んだ複数のSLWを送信する(データ通信)(ステップS303)。データ通信ステップS303におけるデータ通信は1つのデータの送信に留まらず、複数のデータをメインコントローラ100とドライバユニット200との間で送信、受信することである。一連の通信を終了した後、CPU152は、USC送信レジスタ154内のユニット番号を0に設定する(ステップS304)。
図13は、ドライバユニット200a、200bの通信時の動作の一例を示すフローチャートである。まず、判定部258は、USCユニット番号受信レジスタ254に記憶されたUSCユニット番号が0であるか、自ユニット番号又は127であるか、これら以外(Others)であるか否かを判定する(ステップS401)。
USCユニット番号受信レジスタ254に記憶されたUSCユニット番号が0である場合(ステップS401;0)、ロック回路272は、前段から送信される複数のSLWのGSL−非同期シリアルビットの集合に0のビットが含まれるか否かを判定する(ステップS402)。前段からのGSL−非同期シリアルビットの集合に0のビットが含まれていない場合(ステップS402;NO)、ロック回路272は、自身が送るべきデータがあるか否かを判定する(ステップS403)。ここで、ロック回路272は、GSL−UARTレジスタ251からのGSL−非同期シリアルビットの集合に0のビットが含まれる場合、自身が送るべきデータがあると判定することができる。
自身が送るべきデータがある場合(ステップS403;YES)、GSL−UARTレジスタ251からの自ユニット番号が設定されたGSL−非同期シリアルビットの集合は、GSLビットの集合とともに、複数のSLWとして後段へ送信される(ステップS404)。
次に、判定部258は、USCユニット番号受信レジスタ254に記憶されたUSCユニット番号が0であるか、自ユニット番号であるか、これら以外(Others)であるか否かを判定する(ステップS404a)。USCユニット番号が0である場合には(ステップS404a;0)、ステップS404aの動作が繰り返される。一方、USCユニット番号が自ユニット番号である場合(ステップS404a;自ユニット番号)、メインコントローラ100との間でデータ通信が行われる(ステップS404b)。また、USCユニット番号がOthersである場合(ステップS404a;Others)、判定部258は、USCユニット番号が0であるか、0以外であるかを判定する(ステップS404c)。USCユニット番号が0以外である場合には(ステップS404c;≠0)、ステップS404cの動作が繰り返される。一方、USCユニット番号が0ある場合(ステップS404c;0)、ステップS404以降の動作が繰り返される。
一方、USCユニット番号受信レジスタ254に記憶されたUSCユニット番号が自ユニット番号又は127である場合(ステップS401;自ユニット番号又は127)、GSL−UARTレジスタ251は、前段からのGSL−非同期シリアルビットの集合をパラレルデータに変換してCPU252へ出力する。また、CPU252は、GSL−非同期シリアルビットの集合に対応するパラレルデータをGSL−UARTレジスタ251へ出力する。CPU252からGSL−UARTレジスタ251へ入力されたGSL−非同期シリアルビットの集合は、GSLビットの集合とともに、複数のSLWとして後段へ送信される(ステップS405)。
一方、USCユニット番号受信レジスタ254に記憶されたUSCユニット番号がOthersである場合(ステップS401;Others)、前段からのGSL−非同期シリアルビットの集合に0のビットが含まれる場合(ステップS402;YES)、自身が送るべきデータがない場合(ステップS403;NO)の何れかである場合には、前段からのGSL−非同期シリアルビットの集合は、CPU252に取り込まれることなく、GSLビットの集合とともに、複数のSLWとして後段へ送信される(ステップS406)。
上述したモータ制御システム1では、メインコントローラ100とドライバユニット200a、200bとの間では、非同期通信用データ部であるGSL−非同期シリアルビットと同期通信用データ部であるGSLビットからなるSLWの通信が行われる。SLWの通信が行われることにより、メインコントローラ100とドライバユニット200a、200bとが的確な通信を行うことができる。
具体的には、SLWの通信において、メインコントローラ100は、GSLビットの集合内のUSCに、SLWの宛先として、特定のドライバユニット200のユニット番号、全てのドライバユニットを示すユニット番号127、送信すべきデータが存在しない場合に巡回の通信を行う場合のユニット番号0を設定する。
一方、ドライバユニット200a、200bにおいては、USCに自ユニット番号や127が含まれる場合には、GSL−非同期シリアルビットの集合がCPU252に取り込まれる。一方、USCに自ユニット番号、127以外が含まれる場合には、GSL−非同期シリアルビットの集合はCPU252に取り込まれない、このため、CPU252は、不必要なデータを取り込むことがなく、誤動作の抑制を図ることができる。
また、ドライバユニット200a、200bは、USCに0が含まれる場合には、主体的に情報を送信することが可能となり、メインコントローラ100へ故障発生等の予期しない通知を行うことができる。
また、メインコントローラ100は、デリミターを含むユニット判別用データを送信する。ドライバユニット200aは、ユニット判別用データにおいて、デリミターの前に配置情報としてのドライバユニット200aのユニット番号を割り当てて、ドライバユニット200bへ送信する。ドライバユニット200bは、ユニット判別用データにおいて、デリミターとドライバユニット200aのユニット番号との間に配置情報としてのドライバユニット200bのユニット番号を割り当てて、メインコントローラ100へ送信する。メインコントローラ100は、ユニット判別用データ内のドライバユニット200aのユニット番号及びドライバユニット200bのユニット番号が含まれることと並び順とにより、ネットワーク400において、2個のドライバユニットが存在し、前段にドライバユニット200aが接続され、後段にドライバユニット200bが接続されていることを認識することができる。
また、配置情報としてのデリミター及びユニット番号は、SLWの最上位ビットであるGSL−非同期シリアルビットに設定される。これにより、受信側は、受信したデータの最上位ビットのみを確認するのみでよく、ネットワークとして十分な設定がされてない時点での処理負担を軽減することができる。
以上、実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上述した実施形態においては、USCにユニット番号が設定される場合について説明したが、ユニット番号に加えて、モータ300a1〜300a4を制御するポートであるモータ制御部212a〜212dの識別情報等であるポート番号が用いられていてもよい。
また、上述した実施形態では、モータ制御システム1は、2個のドライバユニット200a及び200bを含む構成とし、第2の実施形態では、モータ制御システム2は、4個のドライバユニット200a〜200dを含む構成としたが、ドライバユニット200の数はこれに限定されない。
また、上述した実施形態では、マスタ装置としてのメインコントローラ100とスレーブ装置としてのドライバユニット200a等とが固定されているが、メインコントローラ100とドライバユニット200との双方の機能を実現可能な複数の装置によって通信システムを構成し、適宜、複数の装置の何れの装置がメインコントローラ100となり、他の装置がドライバユニット200になるようにしてもよい。
更に、メインコントローラ100は、複数のドライバユニット200のうち、一部のドライバユニット200との間で情報の通信を行うようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、モータ制御システムについて説明したが、これに限定されず、マスタ装置と複数のスレーブ装置とが通信路に接続され、マスタ装置から複数のスレーブ装置へ情報を送信する通信システムの構成であれば、本発明を適用することができる。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
1、2 モータ制御システム
100 メインコントローラ
102、202 制御部
104、204 メモリ
106、206 通信制御部
108、110、208、210 通信I/F
152、252 CPU
154 USC送信レジスタ
156 USC受信レジスタ
158 一致判定部
160 シリアル/パラレル変換部
200a、200b、200c、200d ドライバユニット
212a、212b、212c、212d モータ制御部
215a、215b ロータリースイッチ
251 GSL−UARTレジスタ
254USCユニット番号受信レジスタ
256 自ユニット番号レジスタ
258 判定部
260、262、264、266、268、270 スイッチ
272 ロック回路
300a1、300a2、300a3、300a4、300b1、300b2、300b3、300b4 モータ
400 ネットワーク

Claims (10)

  1. 通信路と、
    前記通信路に接続されるマスタ装置と、
    前記通信路に接続される複数のスレーブ装置と、
    を備える通信システムであって、
    前記マスタ装置は、
    非同期通信用データ部と同期通信用データ部とにより構成され、前記同期通信用データ部に宛先を含んだデータを送信するマスタ送信手段を備え、
    前記スレーブ装置は、
    前記マスタ装置又は前段のスレーブ装置からのデータを受信するスレーブ受信手段と、
    前記スレーブ受信手段により受信されたデータにおける前記同期通信用データ部に含まれる宛先に応じて、前記スレーブ受信手段により受信されたデータにおける前記非同期通信用データ部のデータを取り込むことが可能なデータ取り込み手段と、
    前記非同期通信用データ部のデータを設定するデータ設定手段と、
    前記非同期通信用データ部に、前記スレーブ受信手段により受信されたデータにおける前記非同期通信用データ部のデータ、又は、前記データ設定手段により設定されたデータを含み、前記同期通信用データ部に、前記スレーブ受信手段により受信されたデータにおける前記同期通信用データ部のデータを含んだデータを後段のスレーブ装置又は前記マスタ装置へ送信するスレーブ送信手段と、
    を備え、
    前記マスタ装置は、
    後段のスレーブ装置からのデータを受信するマスタ受信手段を備えることを特徴とする通信システム。
  2. 前記マスタ装置は、特定のスレーブ装置の識別情報を示す第1の宛先、全てのスレーブ装置を示す第2の宛先、前記スレーブ装置が送信元となる通信を可能とするための第3の宛先を設定可能である宛先設定手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記データ取り込み手段は、前記スレーブ受信手段により受信されたデータにおける前記同期通信用データ部に自身の識別情報を示す前記第1の宛先が含まれる場合に、前記スレーブ受信手段により受信されたデータにおける前記非同期通信用データ部のデータを取り込むことを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記データ取り込み手段は、前記スレーブ受信手段により受信されたデータにおける前記同期通信用データ部に前記第2の宛先が含まれる場合に、前記スレーブ受信手段により受信されたデータにおける前記非同期通信用データ部のデータを取り込むことを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  5. 前記マスタ送信手段は、前記非同期通信用データ部に前記通信路における前記スレーブ装置の配置を判別可能とする配置情報を含み、前記同期通信用データ部に前記第2の宛先を含んだデータを送信し、
    前記データ設定手段は、前記スレーブ受信手段により受信されたデータにおける前記非同期通信用データ部に含まれる前記配置情報に自身の識別情報を付加し、
    前記マスタ装置は、前記マスタ受信手段により受信されたデータの前記非同期通信用データ部に含まれる前記配置情報における前記識別情報の順序に応じて、前記スレーブ装置の配置を判別する配置判別手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の通信システム。
  6. 前記マスタ送信手段は、情報の最後を示す終端情報を前記配置情報として含んだデータを送信し、
    前記データ設定手段は、前記終端情報の直前に自身の識別情報を付加することを特徴とする請求項5に記載の通信システム。
  7. 前記データ設定手段は、前記スレーブ受信手段により受信されたデータにおける前記同期通信用データ部に前記第3の宛先が含まれる場合に、前記非同期通信用データ部に送信すべきデータを設定することを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  8. 前記スレーブ送信手段は、前記スレーブ受信手段により受信されたデータにおける前記同期通信用データ部に、自身の識別情報を示す前記第1の宛先、前記第2の宛先、及び、前記第3の宛先以外の宛先が含まれる場合に、前記スレーブ受信手段により受信されたデータを後段のスレーブ装置又は前記マスタ装置へ送信する請求項2に記載の通信システム。
  9. 通信路と、
    前記通信路に接続されるマスタ装置と、
    前記通信路に接続される複数のスレーブ装置と、
    を備える通信システムにおける通信方法であって、
    前記マスタ装置が、非同期通信用データ部と同期通信用データ部とにより構成され、前記同期通信用データ部に宛先を含んだデータを送信するマスタ送信ステップと、
    前記スレーブ装置が、前記マスタ装置又は前段のスレーブ装置からのデータを受信するスレーブ受信ステップと、
    前記スレーブ装置が、前記スレーブ受信ステップにおいて受信されたデータにおける前記同期通信用データ部に含まれる宛先に応じて、前記スレーブ受信ステップにおいて受信されたデータにおける前記非同期通信用データ部のデータを取り込むことが可能なデータ取り込みステップと、
    前記スレーブ装置が、前記非同期通信用データ部のデータを設定するデータ設定ステップと、
    前記スレーブ装置が、前記非同期通信用データ部に、前記スレーブ受信ステップにおいて受信されたデータにおける前記非同期通信用データ部のデータ、又は、前記データ設定ステップにおいて設定されたデータを含み、前記同期通信用データ部に、前記スレーブ受信ステップにおいて受信されたデータにおける前記同期通信用データ部のデータを含んだデータを後段のスレーブ装置又は前記マスタ装置へ送信するスレーブ送信ステップと、
    前記マスタ装置が、後段のスレーブ装置からのデータを受信するマスタ受信ステップと、
    を含むことを特徴とする通信方法。
  10. 通信路と、
    前記通信路に接続されるマスタ装置と、
    前記通信路に接続される複数のスレーブ装置と、
    を備える通信システムとしてのコンピュータを、
    前記マスタ装置において、非同期通信用データ部と同期通信用データ部とにより構成され、前記同期通信用データ部に宛先を含んだデータを送信するマスタ送信手段、
    前記スレーブ装置において、前記マスタ装置又は前段のスレーブ装置からのデータを受信するスレーブ受信手段、
    前記スレーブ装置において、前記スレーブ受信手段により受信されたデータにおける前記同期通信用データ部に含まれる宛先に応じて、前記スレーブ受信手段により受信されたデータにおける前記非同期通信用データ部のデータを取り込むことが可能なデータ取り込み手段、
    前記スレーブ装置において、前記非同期通信用データ部のデータを設定するデータ設定手段、
    前記スレーブ装置において、前記非同期通信用データ部に、前記スレーブ受信手段により受信されたデータにおける前記非同期通信用データ部のデータ、又は、前記データ設定手段により設定されたデータを含み、前記同期通信用データ部に、前記スレーブ受信手段により受信されたデータにおける前記同期通信用データ部のデータを含んだデータを後段のスレーブ装置又は前記マスタ装置へ送信するスレーブ送信手段、
    前記マスタ装置において、後段のスレーブ装置からのデータを受信するマスタ受信手段、
    として機能させることを特徴とする通信プログラム。
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