JP6778937B2 - 半導体装置用のプローブ針 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置用のプローブ針に関する。
半導体装置用のプローブ針が知られている。このプローブ針は、金属製針であり、例えば、半導体集積回路の電極パッドに押し当てられ、プローブ針を介して所定の電流を流すことで半導体集積回路に対する各種試験を行うために用いられる。
プローブ針としては、最先端部の形状が球状又は楕円球状のプローブ(例えば、特許文献1参照)、先端面と側面が交わる稜部が曲面で形成されたプローブ(例えば、特許文献2参照)、略直方体形状のプローブ針で先端に当接面としての傾斜面を備え、接触抵抗の増加を抑えたプローブ(例えば、特許文献3参照)、針の先端が2つの異なる曲率半径の曲面により形成されたプローブ(例えば、特許文献4参照)などが知られている。
また、プローブ針を製造する際の物理的研磨技術としては、砥石を用いたもの(例えば、特許文献5等)、研磨平板を用いたもの(例えば、特許文献6等)、セラミックス板を用いたもの(例えば、特許文献7等)、研磨砥粒を用いたもの(例えば、特許文献8等)、擦りガラスを用いたもの(例えば、特許文献9参照)、等が知られている。また、化学的研磨技術によりプローブ針の針先を研磨する技術が知られている(例えば、特許文献10参照)。
特開平6−061316号公報 特開平8−166407号公報 特許第2665171号公報 特許第3391352号公報 特開平5−209896号公報 特開平5−166893号公報 特開昭61−4969号公報 実開昭61−97840号公報 特開平7−199141号公報 特公平08−027297号公報
ところで、一般的なプローブ針を半導体集積回路の電極パッドに複数回繰り返し押し当てた場合、針先が細く鋭い形状のプローブ針では、針先が変形しやすく、耐久性が低いという問題がある。また、プローブ針が変形した場合、頻繁にプローブ針を交換することを要し、メンテナンスに時間や費用が掛かるという問題がある。
また、半導体集積回路の電極パッドにプローブ針の先端を押し当てる際、電極パッドの上方位置に配置された撮像部により、電極パッドや、プローブ針の最先端(針先)から100μm〜1000μm程度までの部分が撮像され、得られた画像に基づいて、電極パッドに対するプローブ先端の位置決め調整が行われる。しかしながら、比較的太い先端形状のプローブ針を用いた場合、撮像部により針先が太く写り、短時間に高精度に位置決めを行うことが難しい場合がある。
また、プローブ針の表面粗さが比較的大きい場合、不要物質がプローブに付着しやすく、接触抵抗の増加による導通テストの精度の低下、短時間に高精度に位置決めができない、等の問題が生じる場合がある。
本発明に係る半導体装置用のプローブ針は、少なくとも以下の構成を具備するものである。
半導体装置用のプローブ針は、先端部を有し、
前記先端部は、接触部と、基部と、前記接触部及び前記基部の間に位置する中間部とを有し、
前記接触部は、略円錐形状で、プローブ針の長軸を基準として相対する対称的な形状の第1傾斜面部を有し、
前記中間部は、前記長軸を基準として相対する第2傾斜面部を備え、
前記長軸と第1傾斜面部のなす角は前記長軸と第2傾斜面部のなす角よりも大きく、
前記接触部における相対する前記第1傾斜面部のなす角である先端角度が、前記中間部の相対する前記第2傾斜面部のなす角よりも大きくなるように規定されており、
前記先端部の接触部の前記先端角度が、30°以上110°以下であることを特徴とする。
本発明によれば、接触部により高い耐久性を有する半導体装置用のプローブ針を提供することができる。
また、本発明によれば、中間部により針当てのしやすさ、良好な使用感を有し、容易に位置決め可能な、半導体装置用のプローブ針を提供することができる。
また、本発明によれば、良好な電気特性を有する半導体装置用のプローブ針を提供することができる。
また、本発明によれば、不要物質が付着し難い半導体装置用のプローブ針を提供することができる。
本発明の実施形態に係る半導体装置用のプローブ針の概念図、(a)はプローブ針の側面図、(b)はプローブ針の先端側から視認した図。 本発明の実施形態に係る半導体装置用のプローブ針の一例を示す概念図、(a)は小径の円柱形状部分を有する中間部を備えたプローブ針の一例を示す概念図、(b)は(a)に示したプローブ針の先端側から視認した図、(c)は大径の円柱形状部分を有する中間部を備えたプローブ針の一例を示す概念図、(d)は(c)に示したプローブ針の先端側から視認した図。 半導体装置用のプローブ針を評価するための評価装置(試験装置)の一例を示す概念図。 本発明の実施形態に係るプローブ針とホルダの一例を示す図。 評価装置(試験装置)の一例を説明するための図、(a)は評価装置に取り付けられたホルダ及びプローブ針を示す図、(b)はプローブ針及びホルダを示す図、(c)は基板及びプローブ針を示す図、(d)は基板に形成された電極パッドの一例を示す図。 基板に設けられた電極パッドに対して当接したプローブ針の一例を示す図、(a)は先端角度θa=45°のプローブ針と電極パッドとの当接状態を示す側面図、(b)は(a)に示したプローブ針の正面図、(c)は先端角度θa=60°のプローブ針と電極パッドとの当接状態を示す側面図、(d)は(c)に示したプローブ針の正面図、(e)は先端角度θa=90°のプローブ針と電極パッドとの当接状態を示す側面図、(f)は(e)に示したプローブ針の正面図、(g)は第1比較例のプローブ針と電極パッドとの当接状態を示す側面図、(h)は(g)に示した第1比較例のプローブ針の正面図、(i)は第2比較例のプローブ針と電極パッドとの当接状態を示す側面図、(j)は(i)に示した第2比較例のプローブ針の正面図。 撮像部により撮像されたプローブ針及び電極パッドを説明するための図、(a)は先端角度θa=45°のプローブ針と電極パッドを示す図、(b)は先端角度θa=60°のプローブ針を示す図、(c)は先端角度θa=90°のプローブ針を示す図、(d)は撮像部により撮像されるプローブ針及び電極パッドを説明するための図、(e)は真横から撮像された先端角度90°のプローブ針の一例を示す図。 プローブ針の耐久性評価を説明するための図、(a)は電極パッドを上下動させ、プローブ針に当接させる耐久性評価試験(耐久試験)を説明するための図、(b)はプローブ針の先端が電極パッドの上端にめり込む状態を説明するための図。 評価前の本発明の実施形態に係るプローブ針10(45°−1)を示す図、(a)は評価前のプローブ針10(45°−1)の先端を示す図、(b)は(a)のプローブ針10(45°−1)の先端部を説明するための拡大図、(c)は(a)のプローブ針10(45°−1)の中間部を説明するための拡大図、(d)はプローブ110を示す図、(e)は針先と電極パッドとの接触状態を説明するための図。 本発明の実施形態に係るプローブ針10(45°−1)の先端部を示す図、(a)はコンタクト0回の先端部を示す図、(b)は100回コンタクト後の先端部を示す図、(c)は1000回コンタクト後の先端部を示す図、(d)は5000回コンタクト後の先端部を示す図、(e)は10000回コンタクト後の先端部を示す図、(f)は(a)に示したコンタクト0回のプローブ針10(45°−1)の拡大図、(g)は(e)に示した10000回コンタクト後のプローブ針10(45°−1)の先端を示す拡大図。 評価前の本発明の実施形態に係るプローブ針10(45°−2)を示す図、(a)は評価前のプローブ針10(45°−2)の先端部の接触部及び中間部を示す図、(b)は(a)のプローブ針10(45°−2)の中間部を説明するための拡大図、(e)は針先と電極パッドとの接触状態を説明するための図。 本発明の実施形態に係るプローブ針10(45°−2)の先端部を示す図、(a)はコンタクト0回の先端を示す図、(b)は100回コンタクト後の先端部の接触部を示す図、(c)は1000回コンタクト後の先端部の接触部を示す図、(d)は10000回コンタクト後の先端部の接触部を示す図、(e)は(a)に示したプローブ針10(45°−2)の拡大図、(f)は(d)に示した10000回コンタクト後のプローブ針10(45°−2)の先端の接触部を示す拡大図。 評価前の本発明の実施形態に係るプローブ針10(60°−1)の先端を示す図、(a)は評価前のプローブ針10(60°−1)の先端部の接触部及び中間部を示す図、(b)は(a)の拡大図、(c)は針先と電極パッドとの接触状態を説明するための図。 本発明の実施形態に係るプローブ針10(60°−1)の先端を示す図、(a)はコンタクト0回の先端を示す図、(b)は100回コンタクト後の先端を示す図、(c)は1000回コンタクト後の先端を示す図、(d)は10000回コンタクト後の先端を示す図、(e)は(a)に示したコンタクト0回の先端の拡大図、(f)は(d)に示した10000回コンタクト後の先端の拡大図。 評価前の本発明の実施形態に係るプローブ針10(60°−2)の先端を示す図、(a)は評価前のプローブ針の先端を示す図、(b)は(a)の先端部の拡大図、(c)は(a)の中間部を説明するための拡大図、(d)は針先と電極パッドとの接触状態を説明するための図。 本発明の実施形態に係るプローブ針10(60°−2)の耐久性試験の結果を示す図、(a)はコンタクト0回のプローブ針の先端を示す図、(b)は100回コンタクト後の先端を示す図、(c)は1000回コンタクト後の先端を示す図、(d)は10000回コンタクト後の先端を示す図、(e)は(a)に示したプローブ針の先端の拡大図、(f)は(d)に示した10000回コンタクト後のプローブ針(60°−2)の先端の拡大図。 評価前の本発明の実施形態に係るプローブ針10(90°−1)を示す図、(a)はプローブ針10(90°−1)の先端部の接触部、中間部、及び基部を示す図、(b)は(a)の拡大図、(c)は(b)の拡大図、(d)は針先と電極パッドとの接触状態を説明するための図。 本発明の実施形態に係るプローブ針10(90°−1)の耐久性試験の結果を示す図、(a)は0回コンタクト後のプローブ針の先端を示す図、(b)は100回コンタクト後のプローブ針の先端を示す図、(c)は1000回コンタクト後のプローブ針の先端を示す図、(d)は5000回コンタクト後のプローブ針の先端を示す図、(e)は(a)に示したプローブ針の先端の拡大図、(f)は(d)に示した5000回コンタクト後のプローブ針(90°−1)の先端の拡大図。 本発明の実施形態に係る評価前のプローブ針10(90°−2)を示す図、(a)はプローブ針の先端を示す図、(b)は(a)の拡大図、(c)は(b)の拡大図、(d)は針先と電極パッドとの接触状態を説明するための図。 本発明の実施形態に係るプローブ針10(90°−2)の耐久性試験の結果を示す図、(a)は0回コンタクト後のプローブ針の先端を示す図、(b)は100回コンタクト後のプローブ針の先端を示す図、(c)は1000回コンタクト後のプローブ針の先端を示す図、(d)は10000回コンタクト後のプローブの先端を示す図、(e)は(a)に示したプローブ針の先端の拡大図、(f)は(d)に示した10000回コンタクト後のプローブ針(90°−2)の先端の拡大図。 第1比較例のプローブ針を示す図、(a)は第1比較例のプローブ針の先端を示す図、(b)は(a)に示したプローブ針の拡大図、(c)は第1比較例のプローブ針と電極パッドとの接触状態を説明するための図。 第1比較例のプローブ針の耐久試験の結果を示す図、(a)は0回コンタクト後の第1比較例のプローブ針の先端を示す図、(b)は100回コンタクト後の第1比較例のプローブ針の先端を示す図、(c)は1000回コンタクト後の第1比較例のプローブ針の先端を示す図、(d)は10000回コンタクト後の第1比較例のプローブ針の先端を示す図、(e)は(a)に示した第1比較例のプローブ針の先端の拡大図、(f)は(d)に示した10000回コンタクト後の第1比較例のプローブ針の先端の拡大図。 第2比較例のプローブ針を示す図、(a)は第2比較例のプローブ針の先端を示す図、(b)は(a)に示した第2比較例のプローブ針の先端の拡大図、(c)は第2比較例のプローブ針とパッドの接触状態を説明するための概念図。 第2比較例のプローブ針の耐久試験の結果を示す図、(a)は20回コンタクト後の第2比較例のプローブ針の先端を示す図、(b)は100回コンタクト後の第2比較例のプローブ針の先端を示す図、(c)は10000回コンタクト後の第2比較例のプローブ針の先端を示す図、(d)は(a)に示した第2比較例のプローブ針の先端の拡大図、(e)は(c)に示した10000回コンタクト後の第2比較例のプローブ針の先端の拡大図。 プローブ針の電気的特性の評価方法の一例を説明するための図、(a)はプローブ針の電気的特性の評価方法を説明するための写真、(b)はプローブ針の電気的特性の評価方法を説明するための概念図。 本発明の実施形態に係るプローブ針の電気的特性(V−I特性)を示す図、(a)はプローブ針10(45°−1)、(b)はプローブ針10(45°−2)、(c)はプローブ針10(60°−1)、(d)はプローブ針10(60°−2)、(e)はプローブ針10(90°−1)、(f)はプローブ針10(90°−2)、それぞれの電気的特性(V−I特性)を示す図。 プローブ針による電極パッドへの針跡を説明するための図、(a)は耐久試験前の電極パッドを示す図、(b)は耐久試験後の電極パッドの針跡を示す図。 プローブ針の耐久試験に用いられた電極パッドの針跡を説明するための図、(a)は耐久試験後の電極パッドの針跡を示す図、(b)は(a)に示した電極パッドの針跡の拡大図。 本発明の実施形態に係るプローブ針10(45°−1)による電極パッドへの針跡を示す図、(a)は電極パッドへの針跡を示す図、(b)は針跡の短手方向のサイズを説明するための図、(c)は針跡の長手方向のサイズを説明するための図。 本発明の実施形態に係るプローブ針(45°−2)による電極パッドへの針跡を示す図、(a)は電極パッドへの針跡を示す図、(b)は針跡の短手方向のサイズを説明するための図、(c)は針跡の長手方向のサイズを説明するための図。 本発明の実施形態に係るプローブ針(60°−1)による電極パッドへの針跡を示す図、(a)は電極パッドへの針跡を示す図、(b)は針跡の短手方向のサイズを説明するための図、(c)は針跡の長手方向のサイズを説明するための図。 本発明の実施形態に係るプローブ針(60°−2)による電極パッドへの針跡を示す図、(a)は電極パッドへの針跡を示す図、(b)は針跡の短手方向のサイズを説明するための図、(c)は針跡の長手方向のサイズを説明するための図。 本発明の実施形態に係るプローブ針(90°−1)による電極パッドへの針跡を示す図、(a)は電極パッドへの針跡を示す図、(b)は針跡の短手方向のサイズを説明するための図、(c)は針跡の長手方向のサイズを説明するための図。 本発明の実施形態に係るプローブ針(90°−2)による電極パッドへの針跡を示す図、(a)は電極パッドへの針跡を示す図、(b)は針跡の短手方向のサイズを説明するための図、(c)は針跡の長手方向のサイズを説明するための図。 第1比較例のプローブ針による電極パッドへの針跡を示す図。 第2比較例のプローブ針による電極パッドへの針跡を示す図、(a)は電極パッドへの針跡を示す図、(b)は針跡の短手方向のサイズを説明するための図、(c)は針跡の長手方向のサイズを説明するための図。
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態を説明する。本発明の実施形態は図示の内容を含むが、これのみに限定されるものではない。尚、以後の各図の説明で、既に説明した部位と共通する部分は同一符号を付して重複説明を一部省略する。
本発明の実施形態に係る半導体装置用のプローブ針を説明する。半導体装置用のプローブ針としては、例えば、少なくとも、半導体、半導体素子、半導体集積回路等のいずれかの電気的特性を評価するプローブ針を挙げることができる。例えば、プローブ針は、半導体集積回路を備えた半導体装置のプローブ検査工程などで用いられ、プローブ針を、半導体集積回路が形成された半導体ウェハ上に設けられた電極パッドの表面に接触させて測定装置により電気的特性が測定される。なお、本発明の実施形態に係る半導体装置用のプローブ針は、半導体デバイスに用いられるシリコンなどの材料の電気的特性を評価するプローブに用いてもよい。
本発明の実施形態に係る半導体装置用のプローブ針10は、先端部を有する。この先端部は、図1、図2(a)、図2(b)に示したように、電極パット等に接触する接触部11と、基部13と、接触部11及び基部13の間に位置する中間部12とを有し、この接触部11、中間部12、及び基部13が一体的に形成されている。プローブ針10が高い耐久性を有するように、接触部11の先端角度θaが規定されている。
図1に示した、本発明の実施形態に係る半導体装置用のプローブ針10は、プローブ針10の長手方向に沿った長軸AL(中心軸)を基準にして相対する面が対称的な形状に形成されている。このプローブ針10は、金属材料からなる金属製プローブ針である。このプローブ針は、例えば、タングステン、パラジウム、ベリリウム、銅、銀、金、ニッケルのいずれか、又はそれら2つ以上の組み合わせからなる。
接触部11は、プローブ針10の端部に位置し、略円錐形状に形成され、プローブ針10の長軸ALに対して傾斜した相対する傾斜面部11s(第1の傾斜面部)を有する。
本実施形態では、接触部11の先端角度θaは、例えば、図1、図2に示したように、接触部11の長軸ALを通る断面での、長軸ALに対して傾斜した相対する傾斜面部11sの間の角度であり、詳細には、接触部11の傾斜面部11sと長軸ALとのなす角の2倍である。本実施形態では、接触部11の先端角度θaは、30°以上110°以下であり、好ましくは45°以上90°以下であり、最適には45°以上60°以下である。プローブ針10の接触部11の先端角度θaが上記角度で形成されているので、プローブ針10は変形し難く、高い耐久性を有する。
この接触部11の直径φa(接触部11の最大の直径部分の直径)は、例えば、10μm以上200μm以下であり、望ましくは10μm以上100μm以下であり、さらに望ましくは、20μm以上80μmである。
表1は、接触部11の先端角度θa、及び接触部11の最大部分の直径φaと、接触部11の先端からプローブ針の長軸のALに沿った長さLaの関係を示す表である。先端角度θaの単位は°(度)であり、最大の直径φaの単位はμmであり、長さLaの単位はμmである。
Figure 0006778937
表1を参照し、上述した接触部11の先端角度θa、及び最大の直径部分の直径φaを考慮すると、接触部11の最先端からプローブ針の長軸ALに沿った長さLaが、4μm以上373μm以下であることが好ましく、また、好ましくは5μm〜241μmであり、また、好ましくは9μm〜241μmであり、また、好ましくは、17μm〜97μmである。
基部13は、長軸ALに対して平行又は僅かに傾斜した側面部13sを有する。基部13の長軸ALに沿った長さLcは、約500μm以上である。
中間部12は、上述したように、接触部11と基部13の間に形成されている。詳細には、中間部12は、接触部11の最先端から基部13側へ長軸ALに沿って所定距離(Lf)だけ離れた位置(Pf)の直径φfが接触部11の最大直径φaよりも大きく形成されており、且つ、接触部11側から位置Pfに至るまで、直径が減少することなく増加又は同じとなるように規定された形状となっている。詳細には、中間部12は、例えば、図1、図2(a)、図2(b)に示したような形状であってもよい。
図2(a)、図2(b)に示した例では、位置(Pf)の直径φfが接触部11の最大直径φaよりも大きく、10μm以上1000μm以下、好ましくは100μm以上200μm以下である。上述した接触部11の最先端から基部13側へ長軸ALに沿った所定距離(Lf)は、好ましくは24μm以上800μm以下であり、より好ましくは、100μm〜400μmである。
詳細には、図2(a)は小径の円柱形状部分を有する中間部12を備えたプローブ針の一例を示す概念図である。図2(b)は図2(a)に示したプローブ針の先端側から視認した図である。
図2(a)に示したプローブ針は、中間部12が、接触部11の最大直径と略同じ直径の小径の円柱形状部分を有し、基部13側付近で直径が急激に大きくなる形状である。
また、図2(c)は大径の円柱形状部分を有する中間部12を備えたプローブ針の一例を示す概念図である。図2(d)は図2(c)に示したプローブ針の先端側から視認した図である。
図2(c)に示したプローブ針は、中間部12が、接触部11の最大直径よりも大きい直径φfの円柱形状部分を有する。
例えば、図1、図2に本発明の実施形態に係るプローブ針の一例を示したように、撮像部によりプローブ針と電極パッドを撮像する際に、中間部12が上述した形状であれば、プローブ針を電極パッドへ当接しやすい。
また、図1に示した例では、中間部12は、長軸ALに対して傾斜した側面部12s(第2傾斜面部)を有する。角度θbは、プローブ針の長軸ALを通る断面での、長軸ALに対して傾斜した側面部12s(第2傾斜面部)の間の角度であり、詳細には、プローブ針10の中間部12の側面部12sと長軸ALとのなす角の2倍である。図1に示した例では、角度θbは、先端角度θaよりも小さくなるように規定されている。つまり、0<θb<θaである。詳細には、角度θbは12°以上20°以下であることが好ましく、より好ましくは、13°以上16°以下である。
プローブ針10の傾斜面部11s、側面部12s、側面部13sは、長軸方向に沿って連なって形成されている。
図1に示した例では、φaは接触部11の最大直径であり、φbは中間部12の最大直径であり、φcは基部13の最大直径である。図1に示した例では、φbは100μm〜200μm程度であり、φcは100μm〜200μm程度である。Lbは、中間部12の長軸ALに沿った長さであり、Laよりも大きく100μm〜400μm、好ましくは200μm〜300μm程度である。
表2は、接触部11の長さLaと中間部12の長さLbの比であるLa/Lbを示している。表2に示したように、La、Lbそれぞれの値は、上述した好ましい数値を示している。
Figure 0006778937
表2に示したように、LaとLbの好ましい数値範囲を考慮すると、La/Lbは、約0.01以上20未満であり、好ましくは、0.01〜18.65であり、また、好ましくは0.04〜約4.85であり、また、好ましくは0.04〜約1未満である。
本実施形態では、プローブ針10の先端部の接触部11の先端角度θaは、中間部12の角度θbよりも大きくなるように規定されている。
角度θdは、接触部11の傾斜面部11sと、中間部12の側面部12sとのなす角度である。図1に示した例では、0<θd<(θa/2)である。
また、図1に示したように、プローブ針10は、接触部11の傾斜面部11sと、中間部12の側面部12sの間に、傾斜角が変化する変曲点P1を有する。また、プローブ針10は、中間部12の側面部12sと基部13の側面部13sとの間に変曲点P2を有する。
接触部11の最先端11a及び変曲点P1を通る直線LP1と、変曲点P2を通り且つ長軸ALに直交する直線LP2との交点に点P3が位置する。
本実施形態では、プローブ針10の接触部11は上述したように構成されているので、高い耐久性、及び電極パッドとの良好なコンタクト性を有し、中間部12が上述したように構成されているので、電極パッドへの当てやすさ等の良好な使用感を有する。
本発明の実施形態に係るプローブ針10は、例えば、物理的なポリシングにより接触部11や中間部12を形成することができる。また、プローブ針10の接触部11や中間部12の表面が、例えば、ポリシングにより研磨処理が施されており、表面粗さがRa10nm以下(Raは算術平均粗さを示す)となっており、不要物質が付着しにくくなっている。すなわち、不要物質の付着による電気的特性の低下を防止可能である。
尚、物理的な研磨技術と化学的な研磨技術により、プローブ針10の表面処理を行ってもよい。また、必要に応じて、プローブ針10の接触部11、中間部12、基部13に対して、適宜、表面処理を施してもよい。
次に、本願発明者は、本発明に係るプローブ針の効果を確認するために、図3、図4、図5に示した半導体装置用のプローブ針を評価するための評価装置200(試験装置)により、電極パッドへの当てやすさ等の使用感、電気的特性(V−I特性)、耐久性について、各種評価を行った。また、プローブ針10の評価のために、図6に示したように、本発明に係る複数のプローブ針と、第1比較例プローブ針、第2比較例のプローブ針を準備した。
図3、図4、図5に示したように、半導体装置用のプローブ針を評価するための評価装置200(試験装置)は、基台233上に基台233を所定方向に移動させる駆動部232が設けられ、駆動部232上にステージ231が設けられている。本実施形態では、ステージ231は駆動部232により上下動可能に構成されている。駆動部232は、例えば、モータ駆動により、ステージ231を上下動させる機構を有する。
また、基台233上には、ステージ231を囲むように、台部234が設けられており、この台部234上にXYZステージ236が設けられており、XYZステージ236にL字型の保持部材237が保持されている。XYZステージ236は、例えば、可動部分をモータ等により移動させる自動式であってもよいし、手動つまみ236a、236bなどが操作されることにより可動部分が移動する機構を有する手動式であってもよい。
L字型の保持部材237の先端部には、保持部材238を介してホルダ120が保持されている。ホルダ120は、プローブ110を着脱自在に保持する。長尺のプローブ110の先端に本発明の実施形態に係るプローブ針10が設けられている。
また、図3に示したように、評価装置200は、撮像部220、計測制御部210等を有する。撮像部220は、ステージ231の上方に配置され、ステージ231に載置される基板9や、基板9に設けられた電極パッド8の上方に配置されたプローブ針10などを撮像し、撮像して得られた画像を計測制御部210に出力する。
計測制御部210は、例えば、コンピュータにより構成されており、評価装置200の各構成要素を統括的に制御する。計測制御部210は、検査モードに応じて、駆動部232を駆動することにより、ステージ231を所定の方向に移動させる。
また、計測制御部210は、撮像部220の撮像により得られた画像に基づいて、基板9に設けられた電極パッド8の所定位置に、プローブ針10を当接させるように制御を行う。
また、電気的特性を測定するために、ホルダ120と計測制御部210は導電線240を介して電気的に接続されている。ホルダ120は金属製であり、プローブ110と電気的に接続されている。
本実施形態では、図4に示したように、ホルダ120は本体部から水平方向(図4のY方向)に延出した形状の被保持部120bを有し、その被保持部120bが図3に示した保持部材238により保持される。
また、ホルダ120には、長尺のプローブ110が着脱自在に保持されており、この長尺のプローブ110の一方の先端には図1に示したプローブ針10が一体的に設けられている。詳細には、プローブ110は、その他端110dがホルダ120に着脱自在に保持されており、その他端110dから水平方向に延出したのち斜め下方に屈曲した形状の屈曲部110c、その屈曲部110cから略水平方向に延出する水平部110b、その水平部110bから斜め下方へ屈曲した屈曲部110aを有し、その屈曲部110aから延出した部分に図1に示したプローブ針10が一体的に設けられている。
尚、先端のプローブ針10が、屈曲部110aに着脱自在に設けられた構成であってもよい。
図4に示した例では、長さLA=約8mmであり、長さLB=約40mmである。また、本実施形態では、図4に示したように、基板上に設けられた電極パッド8と、プローブ針10の接触角度θtは60°に規定されている。電極パッドは、金(Au)などの金属で形成されている。つまり、プローブ針は電極パッドに対して角度60°でコンタクトするように設定されている。
電極パッド8にプローブ針10が接触角度θtで押し当てられた場合、長尺のプローブ110が撓み、電極パッド8に斜めに当接したプローブ針10が横滑りして、電極パッド8の表面に形成されている酸化膜を破り、新生面に電気的接触をさせることで各種電気的測定が行われる。
上述したように、本願発明者は、図6に示したように、実際に、本発明に係るプローブ針10(45°)、10(60°)、10(90°)を作製し、それぞれ各種評価試験を行った。比較のため、第1比較例のプローブ針10ga、第2比較例のプローブ針10gbを準備し、同様に各種評価試験を行った。
プローブ針10(45°)は接触部11の先端角度θaが約45°であり、プローブ針10(60°)は先端角度θaが60°であり、プローブ針10(90°)は先端角度θaが90°であり、各プローブ針10の最先端部は、曲率半径が1.5μmに規定されている。
第1比較例のプローブ針10gaは、先端が略円錐形状の1段のテーパ形状部を有し、先端角度が約14°であり、最先端の曲率半径Rが1.5μmである。第2比較例のプローブ針10gbは、先端が略円錐形状の1段のテーパ形状部を有し、先端角度が約14°であり、最先端の曲率半径Rが5μmである。
また、図6に示したように、プローブ針の側面側から視認した場合、電極パッド8とプローブ針との接触角度θtが60°に規定されている。詳細には、プローブ針の長軸ALと、電極パッド8の当接面とのなす角(接触角度θt)が60°である。
尚、図6に示したように、プローブ針の正面側から視認した場合、詳細には、XZ平面に投影した場合、電極パッドとプローブ針の長軸ALは,XZ平面内では直交するように規定されている。
<針当てのしやすさ等の使用感>
図7は撮像部により撮像されたプローブ針及び電極パッドを説明するための図である。図7(e)に示したように、真横からプローブ針10を視認した場合、先端部の接触部11や中間部12等は明確に識別できるが、図7(d)に示したように、電極パッドの上方に配置された撮像部220により、プローブ針10及び電極パッド8が撮像される場合、プローブ針10の最先端(針先)から100μm〜1000μm程度までの部分が撮像部220により撮像され、接触角度θtが60°に規定されているので、プローブ針の長軸方向の長さが撮像部220により0.5倍に写される。金属パッドの大きさが例えば10μmで、電極パッドとプローブ針の接触角度が60°で、例えば、図2のようなプローブ針を用いて撮像部で撮像した場合、プローブ針は最先端から例えば20μm以上の撮像部により写らない部分は、比較的太くともよい。撮像部220により、先端部の接触部11は見え難い。すなわち、プローブ針の使用感(電極パッドへの当てやすさ等)に寄与するのは、プローブ針の中間部12であることがわかる。
図7(a)に示した例では、電極パッド8上に、先端角度θa=45°のプローブ針10(45°)と、第1比較例のプローブ針10gaの先端が写し出されている。図7(b)に示した例では、電極パッド8上に、先端角度θa=60°のプローブ針10(60°)と、第1比較例のプローブ針10gaの先端が写し出されている。図7(c)に示した例では、電極パッド8上に、先端角度θa=90°のプローブ針10(60°)と、第1比較例のプローブ針10gaの先端が写し出されている。
本発明の一実施形態では、プローブ針のコンタクト性と使用感(電極パッドへの当てやすさ等)を両立させるために、プローブ針10の先端部の接触部11の先端角度θaを30°〜110°程度として、プローブ針にコンタクト性や耐久性を持たせ、中間部12の角度θbを10°〜17.2°程度とすることで、電極パッドへの当てやすさ等の良好な使用感を実現している。
<プローブ針の耐久性評価>
次に、本願発明者は、本発明の実施形態に係るプローブ針の耐久性に関する評価を行った。本実施形態では、図8(a)、図8(b)に示したように、プローブ針10をホルダに固定し、電極パッド8を備えた基板を上下動させて、電極パッド8の上端面にプローブ針10の先端が約30μmオーバードライブするように設定されている。電極パッド8の厚みは、数十nm〜数μmである。
詳細には、約1秒間、電極パッド8の上端面にプローブ針10の先端を約30μmオーバードライブさせた後、プローブ針10と電極パッドを離間させる。約0.5秒〜数秒後、再び、電極パッド8にプローブ針10をオーバードライブさせる。
耐久性試験では、上述したプローブ針と電極パッド8とのコンタクトを、例えば、100回、1000回、10000回など所定回数行った後、プローブ針10の針先をカメラなどの撮像部で撮像して、針先の形状の変化を観察し、測定結果の評価を行った。
本実施形態では、先端角度が約45°、約60°、約90°の本発明に係るプローブ針10をそれぞれ2つずつ準備した。具体的には、プローブ針10(45°−1)、10(45°−2)、10(60°−1)、10(60°−2)、10(90°−1)、10(90°−2)を準備した。また、比較のために、第1比較例のプローブ針10ga、第2比較例のプローブ針10gbを準備し評価を行った。
<プローブ針10(45°−1)>
評価前の本発明の実施形態に係るプローブ針10(45°−1)は、図9に示したように、先端部の接触部11の先端角度θaが56.2°、中間部12の角度θbが16.4°であり、電極パッド8との接触角度θtが60°に設定されている。本実施形態では、このプローブ針10は長尺のプローブ110の先端に一体的に形成されている。そして、上述した図8に示した耐久性評価試験を行った。プローブ針10(45°−1)の耐久性試験の結果を図10に示す。10000回の接触テスト後、針先の一部分が僅かに平坦に変形していることが確認された。
<プローブ針10(45°−2)>
評価前の本発明の実施形態に係るプローブ針10(45°−2)は、図11に示したように、先端部の接触部11の先端角度θaが45°、中間部12の角度θbが10.0°であり、電極パッド8との接触角度θtが60°に設定されている。プローブ針10(45°−2)の耐久性試験の結果を図12に示す。10000回の接触テスト後、約5μm程度の針先の先端の一部分が僅かに平坦に変形していることが確認された。
<プローブ針10(60°−1)>
評価前の本発明の実施形態に係るプローブ針10(60°−1)は、図13に示したように、先端部の接触部11の先端角度θaが60.0°、中間部12の角度θbが12.0°であり、電極パッド8との接触角度θtが60°に設定されている。プローブ針10(60°−1)の耐久性試験の結果を図14に示す。10000回の接触テスト後、針先の10μm程度の部分が僅かに変形していることが確認された。
<プローブ針10(60°−2)>
評価前の本発明の実施形態に係るプローブ針10(60°−2)は、図15に示したように、先端部の接触部11の先端角度θaが61.0°、中間部12の角度θbが12.8°であり、電極パッド8との接触角度θtが60°に設定されている。プローブ針10(60°−2)の耐久性試験の結果を図16に示す。10000回の接触テスト後、針先の10μm程度の部分が僅かに変形していることが確認された。
<プローブ針10(90°−1)>
評価前の本発明の実施形態に係るプローブ針10(90°−1)は図17に示したように、先端部の接触部11の先端角度θaが92.3°であり、中間部12の角度θbが17.2°であり、電極パッド8との接触角度θtが60°に設定されている。
プローブ針10(90°−1)の耐久性試験の結果を図18に示す。100〜10000回の接触テスト後であっても、針先が変形していないことが確認された。
<プローブ針10(90°−2)>
評価前の本発明の実施形態に係るプローブ針10(90°−2)は図19に示したように、先端部の接触部11の先端角度θaが93.2°であり、中間部12の角度θbが11.5°であり、電極パッド8との接触角度θtが60°に設定されている。プローブ針10(90°−2)の耐久性試験の結果を図20に示す。100〜10000回の接触テスト後であっても、針先が変形していないことが確認された。
<第1比較例のプローブ針10ga>
第1比較例のプローブ針10gaは、図21に示したように、先端の角度が約14°であり、最先端の曲率半径Rが1.5μmであり、電極パッド8との接触角度θtが60°に設定されている。第1比較例のプローブ針10gaの耐久性試験の結果を図22に示す。100回程度の接触テストで針先の変形が観測され、100回〜10000回の接触テストで、針先の曲がり度合いが大きくなり、コンタクト部分が摩耗していることが確認された。尚、図21に示した第1比較例のプローブ針10gaは、本発明の実施形態に係るプローブ針10よりも表面が粗く形成されており、詳細には、表面粗さがRa0.2μm程度である。
<第2比較例のプローブ針10gb>
第2比較例のプローブ針10gbは、図23に示したように、先端の角度が約14°であり、最先端の曲率半径Rが5.0μmであり、電極パッド8との接触角度θtが60°に設定されている。図23に示した第2比較例のプローブ針10gbは、本発明の実施形態に係るプローブ針10よりも表面が粗く形成されており、詳細には、表面粗さがRa0.08μm程度であり、プローブ針10gbの表面には、不要物質701が付着しやすいことが確認できる。第2比較例のプローブ針10gbの耐久性試験の結果を図24に示す。10000回程度の接触テスト後、プローブ針10gbの針先に、10μm程度のすり減りが見られたが、曲がりなどの変形は見られなかった。
<プローブ針の電気的特性>
次に、本願発明者は、本発明の実施形態に係るプローブ針10の電気的特性(V−I特性)を測定した。図25はプローブ針の電気的特性の評価方法の一例を説明するための図である。詳細には、基板上に形成された電極パッド8(パッド材質はAu)に対して第1比較例のプローブ針10gaを接触させ、測定対象の本発明に係るプローブ針10を、電極パッド8に対して所定回数(例えば、0回〜10000回)、接触、非接触を繰り返し、接触時に直流電流(DC)を流し、それぞれのコンタクトにおける、電圧−電流特性(V−I特性)を計測した。尚、電圧の測定範囲は電圧0〜20mVであり、1mVstepで計測を行った。
本実施形態では、上述した耐久性評価と、プローブ針の電気的特性の測定は並行して行っている。
また、接触時の抵抗値はV−I特性から算出することができる。尚、このV−I特性から算出される抵抗値は、電流が流れる閉回路の全抵抗値を示し、詳細には、プローブ針と電極パッドとの接触抵抗値や、プローブ針自体の抵抗値や、測定装置自体の抵抗値を加算したものである。
本発明の実施形態に係るプローブ針における電気的特性の測定結果を図26に示す。詳細には、図26(a)はプローブ針10(45°−1)、図26(b)はプローブ針10(45°−2)、図26(c)はプローブ針10(60°−1)、図26(d)はプローブ針10(60°−2)、図26(e)はプローブ針10(90°−1)、図26(f)はプローブ針10(90°−2)、それぞれの電気的特性(V−I特性)を示す図である。
測定の結果、上記、本発明の実施形態に係るプローブ針10は、10000回のコンタクト後も、良好な電気的特性を有し、電気的特性の有意な劣化は見られなかった。
<プローブ針による電極パッドへの針跡評価>
次に、本願発明者は、本発明の実施形態に係るプローブ針10による電極パッドへの針跡について評価した。
図27(a)は耐久試験前の電極パッド8を示す図、図27(b)は上述した耐久試験後の電極パッド8の針跡を示す図である。図28(a)は、各プローブ針による耐久試験に用いられた電極パッドの針跡を説明するための図である。図28(b)は図28(a)に示した電極パッド8の針跡の拡大図である。
本実施形態では、上述したように、電極パッド8にプローブ針10が接触角度θt=60°で繰り返し押し当てられ、長尺のプローブ110が撓み、電極パッド8に斜めに当接したプローブ針10が横滑りしながら、電極パッド8に対して押圧し、電極パッド8の表面に凹部が形成される。
詳細には、図28(a)、図28(b)に示した例では、電極パッド8には、第1比較例のプローブ針10gaによる100回、1000回、2000回、5000回、10000回それぞれコンタクト後の針跡、第2比較例のプローブ針10gbによる100回、1000回、10000回それぞれコンタクト後の針跡、本発明の実施形態に係るプローブ針10(60°−1)による100回、1000回、10000回それぞれコンタクト後の針跡、本発明の実施形態に係るプローブ針10(60°−2)による100回、1000回、2000回、5000回、10000回それぞれコンタクト後の針跡、本発明の実施形態に係るプローブ針10(45°−1)による100回、1000回、5000回、10000回それぞれコンタクト後の針跡、本発明の実施形態に係るプローブ針10(90°−1)による100回、1000回、5000回、10000回それぞれコンタクト後の針跡、本発明の実施形態に係るプローブ針10(90°−2)による100回、1000回、10000回それぞれコンタクト後の針跡、本発明の実施形態に係るプローブ針10(45°−2)による100回、1000回、10000回それぞれコンタクト後の針跡が、形成されている。
先端角度θaが約90°のプローブ針10(90°−1)、10(90°−2)による針跡は、他の針跡と比較して太めに形成されていることが確認できる。
以下、各プローブ針による針跡について説明する。
本発明の実施形態に係るプローブ針10(45°−1)による10000回コンタクト後の電極パッドの針跡は図29に示した形状となった。図29(b)に示す針跡の短手方向に沿った直線部分の長さが9.2μm、該当箇所の高低差が1.49μmであり、図29(c)に示す針跡の長手方向に沿った直線部分の長さが12.62μmである。この針跡は、第1比較例のプローブ針10gaによる針跡と比較して、深さは略同じで幅が細いことが確認できた。
本発明の実施形態に係るプローブ針10(45°−2)による10000回コンタクト後の電極パッドの針跡は図30に示した形状となった。図30(b)に示す針跡の短手方向に沿った直線部分の長さが13.9μm、該当箇所の高低差が7.5μmであり、図30(c)に示す針跡の長手方向に沿った直線部分の長さが16.33μmである。この針跡は、第1比較例のプローブ針10gaによる針跡と比較して、深さは略同じで幅が細いことが確認できた。
本発明の実施形態に係るプローブ針10(60°−1)による10000回コンタクト後の電極パッドの針跡は図31に示した形状となった。図31(b)に示す針跡の短手方向に沿った直線部分の長さが14.00μm、該当箇所の高低差が7.07μmであり、図31(c)に示す針跡の長手方向に沿った直線部分の長さが20.59μmであり、該当箇所の高低差が6.72μmである。この針跡は、第1比較例のプローブ針10gaによる針跡と比較して、深さは及び幅が略同じであることが確認できた。
本発明の実施形態に係るプローブ針10(60°−2)による10000回コンタクト後の電極パッドの針跡は図32に示した形状となった。図32(b)に示す針跡の短手方向に沿った直線部分の長さが13.20μm、該当箇所の高低差が7.97μmであり、図32(c)に示す針跡の長手方向に沿った直線部分の長さが15.30μmであり、該当箇所の高低差が6.78μmである。この針跡は、第1比較例のプローブ針10gaによる針跡と比較して、深さは及び幅が略同じであることが確認できた。
本発明の実施形態に係るプローブ針10(90°−1)による10000回コンタクト後の電極パッドの針跡は図33に示した形状となった。図33(b)に示す針跡の短手方向に沿った直線部分の長さが21.55μm、該当箇所の高低差が6.85μmであり、図33(c)に示す針跡の長手方向に沿った直線部分の長さが23.71μmであり、該当箇所の高低差が5.70μmである。この針跡は、第1比較例のプローブ針10gaによる針跡と比較して、明らかに異なり、最深部から周囲へ押し広げたような形状であることが確認できた。
本発明の実施形態に係るプローブ針10(90°−2)による10000回コンタクト後の電極パッドの針跡は図34に示した形状となった。図34(b)に示す針跡の短手方向に沿った直線部分の長さが7.67μm、該当箇所の高低差が0.75μmであり、図34(c)に示す針跡の長手方向に沿った直線部分の長さが10.28μmであり、該当箇所の高低差が0.13μmである。この針跡は、第1比較例のプローブ針10gaによる針跡と比較して、明らかに異なり、最深部から周囲へ押し広げたような形状であることが確認できた。
第1比較例のプローブ針10gaによる10000回コンタクト後の電極パッドの針跡は図35に示した形状となった。
第2比較例のプローブ針10gbによる10000回コンタクト後の電極パッドの針跡は図36に示した形状となった。図36(b)に示す針跡の短手方向に沿った直線部分の長さが77.3μm、該当箇所の高低差が0.28μmであり、図36(c)に示す針跡の長手方向に沿った直線部分の長さが15.39μmであり、該当箇所の高低差が0.52μmである。
以上、本発明の実施形態に係るプローブ針に関する各種評価を行い、詳細には、プローブ針について1万回コンタクトした後の針の形状、電気的特性、パッドの状態を確認し、その耐久性等について評価を行い、その評価結果をまとめると、表3に示すようになる。
Figure 0006778937
具体的には、第1比較例のプローブ針10ga(R=1.5μm)が100回コンタクト程度で針先が大きく変形した。
一方、本発明の実施形態に係るプローブ針10(45°)、10(60°)は、10000回コンタクト後、針先が僅かに変形する程度であり、高い耐久性を有することが確認できた。本発明の実施形態に係るプローブ針10(90°)では、針先の変形は見られなかった。
電極パッドの状態(針跡)は、プローブ針10(45°)、プローブ針10(60°)、プローブ針10(90°)の順で、針先により押し広げられて横方向への拡がりが拡大していることが確認できた。
また、本発明の実施形態に係るプローブ針10は、1万回コンタクト後も電気的特性の明確な劣化は見られなかった。
以上、説明したように、本発明の実施形態に係る半導体装置用のプローブ針10は、先端部を有し、その先端部は、接触部11と、基部13と、接触部11及び基部13の間に位置する中間部12とを有する。接触部11は、略円錐形状で、プローブ針の長軸ALを基準として相対する第1傾斜面部(傾斜面部11s)を有する。本実施形態では、その接触部11の先端角度θaが、30°以上110°以下であり、好ましくは45°以上90°以下であり、最適には45°以上60°以下である。
すなわち、プローブ針の接触部11の先端角度θaが上記角度であるので、高い耐久性を有するプローブ針10を提供することができる。
また、本発明の実施形態に係る半導体装置用のプローブ針10の接触部11は、接触部11の最先端からプローブ針の長軸ALに沿った長さ(La)が4μm以上373μm以下である。上記長さ(La)の接触部11を備えるプローブ針10は、高い耐久性を有する。
また、本発明の実施形態に係る半導体装置用のプローブ針10の接触部11は、略円錐形状に形成されており、プローブ針の長軸ALを基準として相対する第1傾斜面部(傾斜面部11s)を有する。また、プローブ針10において、例えば、接触部11は、最大の直径部分の直径φaが10μm以上200μm以下であり、中間部12は、接触部11の最先端から基部13側へ長軸ALに沿って所定距離(Lf)だけ離れた位置(Pf)の第2の直径(φf)が第1の直径(φa)よりも大きく、10μm以上1000μm以下であり、中間部12は、接触部側(P1)から第2の直径(φf)となる位置(Pf)に至るまで、直径が減少することなく増加又は同じとなるように規定された形状を有する場合、上記所定距離(Lf)は、例えば、24μm以上800μm以下であることが好ましい。
すなわち、撮像部によりプローブ針と電極パッドを撮像する際に、中間部12が上述した形状であれば、プローブ針を電極パッドに当てやすい。
また、上記接触部11により高い耐久性を有し、上記中間部12により、針当てのしやすさ、良好な使用感を有し、容易に位置決め可能な半導体装置用のプローブ針を提供することができる。また、繰り返しコンタクト後であっても電気特性が低下しないプローブ針を提供することができる。
また、プローブ針10は、例えば、図1に示した実施形態では、中間部12が長軸ALを基準として相対する第2傾斜面部(側面部12s)を備える。そして、接触部11における相対する第1傾斜面部(傾斜面部11s)のなす角である先端角度θaが、中間部12の相対する第2傾斜面部(側面部12s)のなす角(θb)よりも大きくなるように規定されている。つまり、プローブ針10は、傾斜角度の異なる2つの傾斜面部(傾斜面部11s、側面部12s)を備えた先端部(11、12、13)を有し、最先端側の接触部11のなす角である先端角度θaは、他方の側面部12sのなす角(角度θb)よりも小さくなるように規定されている。
すなわち、上記接触部11により高い耐久性を有し、上記中間部12により、針当てのしやすさ、良好な使用感を有し、容易に位置決め可能な半導体装置用のプローブ針を提供することができる。また、繰り返しコンタクト後であっても電気特性が低下しないプローブ針を提供することができる。
また、本発明の実施形態に係るプローブ針10は、接触部11の長軸ALに沿った長さLaと、中間部12の長軸ALに沿った長さLbの比である、La/Lbは、約0.01以上20未満の範囲内に規定されている。半導体装置用のプローブ針は、La/Lbがこの数値範囲内に規定されているので、高い耐久性と、針当てのしやすさ、良好な使用感を兼ね備えることができる。
また、本発明の実施形態に係るプローブ針10は、そのプローブ針10の接触部11、及び中間部12の表面粗さは、Ra10nm以下(Raは算術平均粗さ)、好ましくはRa7nm以下である。この場合、不要物質が付着し難い半導体装置用のプローブ針を提供することができる。
なお、プローブ針10の接触部11、及び中間部12に表面コーティング処理を施すことにより上述した表面粗さを実現してもよい。
また、本発明の実施形態に係るプローブ針10の形成材料は、タングステン、パラジウム、ベリリウム、銅、銀、金、ニッケルなどのいずれか、又はその2つ以上の組み合わせからなる。耐久性と良好な使用感を兼ね備えたプローブ針10を提供することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
また、上述の各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。
また、各図の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
10…プローブ針(半導体装置用のプローブ針)
11…接触部
11s…傾斜面部(第1傾斜面部)
12…中間部
12s…側面部(第2傾斜面部)
13…基部
θa…接触部の先端角度(長軸に対して相対する傾斜面部11sのなす角の角度)
θb…角度(長軸に対して相対する側面部12s(第2傾斜面部)のなす角の角度)
La…接触部の長軸に沿った長さ
Lb…中間部の長軸に沿った長さ
Lc…基部の長軸に沿った長さ
AL…プローブ針の長軸

Claims (8)

  1. プローブ針は、先端部を有し、
    前記先端部は、接触部と、基部と、前記接触部及び前記基部の間に位置する中間部とを有し、
    前記接触部は、略円錐形状で、プローブ針の長軸を基準として相対する対称的な形状の第1傾斜面部を有し、
    前記中間部は、前記長軸を基準として相対する第2傾斜面部を備え、
    前記長軸と第1傾斜面部のなす角は前記長軸と第2傾斜面部のなす角よりも大きく、
    前記接触部における相対する前記第1傾斜面部のなす角である先端角度が、前記中間部の相対する前記第2傾斜面部のなす角よりも大きくなるように規定されており、
    前記先端部の接触部の前記先端角度が、30°以上110°以下であることを特徴とする半導体装置用のプローブ針。
  2. 前記接触部の前記先端角度は、45°以上90°以下であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置用のプローブ針。
  3. 前記接触部は最先端からプローブ針の長軸に沿った長さが4μm以上373μm以下であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体装置用のプローブ針。
  4. 前記接触部は、最大の直径部分の第1の直径が10μm以上200μm以下であることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置用のプローブ針。
  5. 前記接触部は、最大の直径部分の第1の直径が10μm以上200μm以下であり、
    前記中間部は、前記接触部の最先端から前記基部側へ前記長軸に沿って所定距離だけ離れた位置の第2の直径が前記第1の直径よりも大きく、10μm以上1000μm以下であり、
    前記中間部は、前記接触部側から前記第2の直径となる位置に至るまで、直径が減少することなく増加又は同じとなるように規定された形状を有し、
    前記所定距離は、24μm以上800μm以下である
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の半導体装置用のプローブ針。
  6. 前記接触部の前記長軸に沿った長さLaと、前記中間部の前記長軸に沿った長さLbの比である、La/Lbは、0.01以上20未満であることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の半導体装置用のプローブ針。
  7. 前記プローブ針の少なくとも前記接触部の表面粗さは、Ra10nm以下(Raは算術平均粗さ)であることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の半導体装置用のプローブ針。
  8. プローブ針の形成材料は、少なくとも、タングステン、パラジウム、ベリリウム、銅、銀、金、ニッケルのいずれか、又はその2つ以上の組み合わせからなることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の半導体装置用のプローブ針。
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