JP6778489B2 - 位置推定システム - Google Patents

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Description

本発明は、位置を推定する位置推定システムに関する。
位置を導出する手段として、GPS(Global Positioning System)を用いる手段が従来公知である。例えば、スマートフォン等の携帯端末にGPSを搭載し、該GPSによって自己の緯度及び経度を取得する手段が広く用いられている。このような手段によれば、屋外において、容易に自己の位置を取得できるという利点がある一方で、このGPSでは人工衛星からの電波を受信する必要があるため、屋内では、屋根等により電波が遮られ、位置特定の精度が低下するという問題があった。
この問題を改善するものとして、配置情報が予め登録された複数のビーコンと、携帯端末との間で、無線通信を行い、この通信状態から、該複数のビーコンと、携帯端末との間の距離をそれぞれ推定し、この複数の推定距離の情報及び事前登録された各ビーコンの配置情報に基づいて、携帯端末の位置を推定する位置推定システムが公知になっている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2008−199360号公報
しかし、上記文献の位置推定システムは、電波の受信精度を向上させて距離推定の精度を高める目的で、各ビーコンに、アンテナを複数設けているため、設置コストが高くなるという欠点がある。
本発明は、ビーコンと携帯端末との通信を用いて位置を推定するにあたって、安価なコストで、高精度の位置推定を行うことが可能な位置推定システムを提供することを課題とする。
本発明は、位置を推定する位置推定システムであって、自己を一意に識別させるビーコン識別情報を含むビーコン情報を電波によって発信する複数のビーコンと、前記ビーコンからのビーコン情報を電波によって受信するとともに、該受信したビーコン情報中の少なくともビーコン識別情報及び自己を一意に識別させる端末識別情報を含む端末側情報を送信する携帯端末と、該携帯端末から送信されてくる端末側情報を受信可能なように該携帯端末と通信可能なサーバとを備え、該サーバの記憶装置には、各ビーコンのビーコン識別情報と、各携帯端末の端末識別情報が記憶され、前記ビーコンの配置情報は、該ビーコン自身に保持させて上記ビーコン情報に含めるか、或は該ビーコンのビーコン識別情報と関連付けさせて前記サーバの記憶装置に記憶させ、前記携帯端末がビーコンからの電波を受信した際の受信強度から該電波を発信したビーコンとの距離を、推定距離として、推定する距離推定手段を、前記サーバ又は該携帯端末に設け、2以上のビーコンからのビーコン情報を前記携帯端末によって受信するとともに、該2以上のビーコンのそれぞれと該携帯端末との距離が前記距離推定手段によって推定距離として推定されたことに応じて、該2以上のビーコンそれぞれの配置情報を、受信したビーコン情報又はサーバから取得し、該取得した配置情報と、上記それぞれの推定距離とに基づいて、該携帯端末の位置を推定位置として推定する位置推定手段を、前記携帯端末又はサーバに設け、前記距離推定手段又は前記位置推定手段は、上記推定の際に、ビーコンの特性に応じた補正を行うことを特徴としている。
上記構成とすることで、前記距離推定手段又は前記位置推定手段が、距離推定又は位置推定の際に、ビーコンの特性に応じた補正を行うため、別途アンテナ等の部品を追加することなく、低コストで、高精度の位置推定が可能になる。
複数の受信強度の情報中の一の受信強度の情報が、その他の受信強度の情報との間で、所定の条件を満たすか否かを判定する受信強度判定手段を、前記距離推定手段又は位置推定手段と一緒に、携帯端末又はサーバに設け、前記距離推定手段による距離推定の際又は前記位置推定手段による位置推定の際に、前記受信強度判定手段により上記所定の条件を満たさないとされた受信強度の情報を補正又は削除して、該距離推定又は位置推定を行うものとしてもよい。
前記距離推定手段は、携帯端末との距離推定を、複数のビーコンに対して行うように構成され、前記位置推定手段は、携帯端末の推定位置となる可能がある候補位置を複数導出し、候補位置と上記複数の各ビーコンの配置情報とによって算出される該各ビーコンまでの距離と、前記距離推定手段によって推定された該各ビーコンまでの推定距離との間の誤差の評価をする評価関数に基づいて、上記複数の候補位置から、一の推定位置の選択するように構成されたものとしてもよい。
上記評価関数に用いた誤差を前記各ビーコンと関連付けして前記サーバの記憶装置に記憶するスコアリング手段を、該サーバに設け、前記位置推定手段は、他と比較して大きな誤差が生じているビーコンを、位置推定の際に、除外するものとしてもよい。
前記位置推定手段は、上記距離推定手段によって推定された推定距離が所定距離より離れているビーコンの該推定距離の情報を、位置推定の際に、除外するものとしてもよい。
前記携帯端末は、加速度検出手段、姿勢検出手段、方位検出手段又は気圧検出手段の少なくとも一方を、検知手段として有し、前記距離推定手段が、距離推定の際の補正に、前記携帯端末の検知手段による検知結果を用いるか、或は前記位置推定手段が、位置推定の際の補正に、前記携帯端末の検知手段による検知結果を用いるものとしてもよい。
前記携帯端末は、自己を対象として行った推定履歴情報を、前記ビーコンに送信し、
前記ビーコンは、受信した上記推定履歴情報に基づいて、自己の稼働状況を導出し、該稼働状況を、自己の記憶装置に記憶するものとしてもよい。
前記ビーコンの記憶装置には、コンテンツの情報が記憶され、該ビーコンは、自己の記憶装置に記憶されたコンテンツ情報を、上記ビーコン情報と共に携帯端末の送信するものとしてもよい。
一方は、本発明は、位置を推定する位置推定システムであって、自己を一意に識別させるビーコン識別情報を含むビーコン情報を電波によって発信する複数のビーコンと、前記ビーコンからのビーコン情報を電波によって受信する複数の携帯端末と、該携帯端末と通信可能な位置推定サーバとを備え、該位置推定サーバの記憶装置には、各ビーコンのビーコン識別情報と、各携帯端末の端末識別情報が記憶され、前記携帯端末は、自己の位置を取得する位置取得手段を有し、ビーコンから受信したビーコン情報中の少なくともビーコン識別情報と、該受信の際の受信強度の情報及び位置取得手段によって取得した自己の位置と、自己を一意に識別させる端末識別情報とが含まれた端末側情報を、前記位置推定サーバに送信し、前記位置推定サーバは、上記端末側情報に含まれる電波の受信強度の情報から、該電波を発信したビーコンと、該端末側情報を送信した携帯端末との距離を、推定距離として、推定する距離推定手段と、同一のビーコンからの上記ビーコン情報を受信した2以上の携帯端末からの端末側情報を受信するとともに、該2以上の携帯端末のそれぞれと該ビーコンとの距離が前記距離推定手段によって推定距離として推定されたことに応じて、該2以上の携帯端末のそれぞれから受信した端末側情報に含まれる各自己の位置の情報と、上記それぞれの推定距離とに基づいて、該ビーコンの位置を推定位置として推定する位置推定手段とを有し、前記距離推定手段又は前記位置推定手段は、上記推定の際に、前記対象ビーコンの特性に応じた補正を行うことを特徴としている。
本発明によれば、前記距離推定手段又は前記位置推定手段が、距離推定又は位置推定の際に、ビーコンの特性に応じた補正を行うため、別途アンテナ等の部品を追加することなく、低コストで、高精度の位置推定が可能になる。
本発明の位置推定システムの内容を概念的に説明する説明図である。 本発明を適用した位置推定システムの構成を示すブロック図である。 図2に示す位置推定サーバの構成を詳細に示すブロック図である。 (A)は登録ビーコン情報のデータ構造を示す一覧表であり、(B)は登録端末情報のデータ構造を示す一覧表であり、(C)はログ情報の一種である推定距離履歴情報のデータ構造を示す一覧表であり、(D)はログ情報の一種である推定位置履歴情報のデータ構造を示す一覧表である。 本位置推定システムの処理手順を示すフロー図である。 本位置推定システムの処理手順を示すフロー図である。 距離推定及び位置推定の内容を概念的に説明する説明図である。 距離推定及び位置推定の他例を概念的に説明する説明図である。 発明を適用した第2実施形態に係る位置推定システムの処理手順を示すフロー図である。 発明を適用した第3実施形態に係る位置推定システムの処理手順を示すフロー図である。 (A)は第4実施形態に係る登録ビーコン情報のデータ構造を示す一覧表であり、(B)は第4実施形態に係る登録端末情報のデータ構造を示す一覧表であり、(C)は第4実施形態に係るログ情報の一種である推定位置履歴情報のデータ構造を示す一覧表である。 発明を適用した第4実施形態に係る位置推定システムの処理手順を示すフロー図である。
以下、図1乃至図7に示す例に基づき、本発明の第1実施形態について、説明する。
図1は、本発明の位置推定システムの内容を概念的に説明する説明図である。本位置推定システムでは、屋内又は屋外に設置された複数のビーコン10からの電波を、携帯端末(具体的には、携帯電話、さらに具体的にはスマートフォン)20によって受信し、その電波の受信強度(電波強度,信号強度)から、該複数のビーコン10と、携帯端末20との間の距離をそれぞれ推定し、この複数の推定距離の情報と、該複数の各ビーコンの配置位置の情報とから、この携帯端末20の位置を推定する。
図2は、本発明を適用した位置推定システムの構成を示すブロック図であり、図3は、図2に示す位置推定サーバの構成を詳細に示すブロック図である。本位置推定システムは、複数の上記ビーコン10と、一又は複数の上記携帯端末20と、インターネット等のグローバルなネットワーク30を介して、携帯端末20と通信可能なサーバ(位置推定サーバ,情報提供サーバ)40とを備えている。
上記ビーコン10は、本位置推定システム内において自己を一意に特定させるビーコン識別情報や、自己の配置位置(具体的には、自己の緯度及び経度)の情報(配置情報)を記憶する記憶装置11と、各種処理を実行するようにRAM及びCPU等から構成された制御部12と、不特定の携帯端末20にブロードキャスト形式で電波を発信するとともに携帯端末20から発信された電波を受信する無線通信手段13とを有している。
ちなみに、図示する例では、一の携帯端末10に対して電波を送信するビーコン10が4つ設置されており、この4つのビーコン10−1,10−2,10−3,10−4以外にも、他の携帯端末10に電波を送信するビーコン10が設置されていてもよく、該他の携帯端末10に対して、上記4つのビーコン10−1,10−2,10−3,10−4の何れかが電波を送信してもよい。
なお、電波の受信精度はその距離が大きく影響するため、本位置推定システムにおいて、全てのビーコン10から、ある携帯端末10が電波を受信するビーコン10を複数選定する際には、該携帯端末10からの距離を基本的な基準とする。例えば、ある位置にある携帯端末20は、電波を受信できたビーコン10を、自己の位置推定の用いるビーコン10(或いはその候補)として、自動的に選定してもよい。
上記携帯端末20は、ビーコン10との無線通信時に該ビーコン10からの電波を受信するとともに、ビーコン10への電波を発信するビーコン側通信手段21と、サーバ40との間で無線通信を行うようにネットワーク30の通信プロトコルをサポートしたサーバ側通信手段22と、RAM及びCPU等により構成されて各種プログラム(各種処理)の実行環境を有する制御部23と、ユーザへの画面又は音声出力を行うとともにユーザからの入力を受付ける入出力インターフェース(具体的には、タッチパネル)24と、各種情報を記憶する記憶装置26と、その場の気圧を検出する気圧検出手段である気圧センサ25と、自身の姿勢(具体的には、ピッチ、ロール及びコンパス)を取得するジャイロセンサ(姿勢検出手段)27と、自身への加速度を検出する加速度センサ(加速度検出手段)28とを有している。
ビーコン側通信手段21には、ビーコの10から発信した電波を受信した際の受信強度(信号強度,電波強度)を検出するRSSI(強度検出手段,強度検出回路)21aが設けられている。なお、このビーコン側通信手段21を、サーバ側通信手段22と兼用し、単一の通信手段としてまとめてもよい。
記憶装置26には、個々の携帯端末20を一意に特定させる端末識別情報26aや、各種のログ情報26b等が記憶されている。
上記位置推定サーバ40は、RAM及びCPU等により構成されて各種プログラム(各種処理)の実行環境を有する制御部41と、各種の集約された情報を記憶する記憶装置42と、ネットワーク30を介した携帯端末20等との通信を行うための通信手段43とを備えている。
記憶装置42には、本位置推定システム内に設置した全ビーコン10の情報を個別に記憶した登録ビーコン情報42aと、本位置推定システムを利用する一又は複数の携帯端末の情報を個別に記憶した登録端末情報42bと、各種のログ情報42cと、後述するスコアリング情報42dと、制御部41で実行されるプログラムによって実装されるコンテンツ提供サーバ41hが携帯端末20に適宜配信するコンテンツ情報42eと、制御部41で実行されるプログラムによって実装されるWEBサーバ41iが提供するWEB掲載情報42fとが記憶されている。
図4(A)は登録ビーコン情報のデータ構造を示す一覧表であり、(B)は登録端末情報のデータ構造を示す一覧表であり、(C)はログ情報の一種である推定距離履歴情報のデータ構造を示す一覧表であり、(D)はログ情報の一種である推定位置履歴情報のデータ構造を示す一覧表である。
同図(A)に示す通り、登録ビーコン情報42aは、データテーブル(以下、「登録ビーコンデータテーブル」)になっている。この登録ビーコンデータテーブル42aは、項目(フィールド)として、重複しないようにビーコン10毎に割振られるイニシャルIDである「No」と、個々のビーコン10のビーコン識別情報を格納する「ビーコン識別情報」と、個々のビーコン10の配置情報を緯度及び軽度で格納する「配置位置」とを有している。
同図(B)に示す通り、登録端末情報42bは、データテーブル(以下、「登録端末データテーブル」)になっている。この登録端末データテーブル42bは、項目(フィールド)として、重複しないように携帯端末20毎に割振られるイニシャルIDである「No」と、個々の携帯端末20の端末識別情報26aを格納上記する「ビーコン識別情報」と、個々の携帯端末20のシステム内での最新の推定位置情報を緯度及び軽度で格納する「最新推定位置」とを有している。
同図(C)に示す通り、ログ情報42cの一種である推定距離履歴情報42c1は、データテーブル(以下、「推定距離履歴データテーブル」)になっている。この推定距離履歴データテーブル42c1は、項目(フィールド)として、重複しないように推定した距離データ毎に個々に割振られるイニシャルIDである「No」と、その距離推定の際に用いた携帯端末20の端末識別情報26aを格納する「端末識別情報」と、その距離推定の際に用いたビーコン10のビーコン識別情報を格納する「ビーコン識別情報」と、その距離推定の際に用いた受信強度の情報を格納する「受信強度」と、その距離推定によって推定された推定距離の情報を格納する「推定距離」と、その距離推定の際に用いた受信強度の検出の対象になった電波を受信した時刻、或いは距離推定を行った時刻の情報を、y年m月d日h時m分s秒の形式で格納する「時刻」とを有している。
同図(D)に示す通り、ログ情報42cの一種である推定位置履歴情報42c2は、データテーブル(以下、「推定位置履歴データテーブル」)になっている。この推定位置履歴データテーブル42c2は、項目(フィールド)として、重複しないように推定した位置データ毎に個々に割振られるイニシャルIDである「No」と、その位置推定された携帯端末20の端末識別情報26aを格納する「端末識別情報」と、その位置推定によって推定された推定位置の情報を格納する「推定位置」と、該位置推定を行った時刻の情報を、y年m月d日h時m分s秒の形式で格納する「時刻」とを有している。
図5及び図6は、それぞれ本位置推定システムの処理手順を示すフロー図である。まず、各ビーコン10の制御部12は、自己の記憶装置11から自身のビーコン識別情報及び配置情報を含むビーコン情報を読出し、このビーコン情報を、無線通信手段13により、送信先を特定しないブロードキャスト形式で、電波により発信するビーコン情報発信処理(S10)を実行する。すなわち、このビーコン情報発信処理を行うプログラムであるビーコン情報発信手段(図示しない)が、上記制御部12に実装されている。
各携帯端末20の制御部23は、ビーコン10からのビーコン情報を受信するビーコ情報受信処理(S20)を実行する。この制御部23には、該ビーコン受信処理を行うプログラムであるビーコン情報受信手段23aが実装されている。ちなみに、このビーコン受信処理の際には、電波の上記受信強度を、RSSI21aによって検出する。
続いて、携帯端末20の制御部23は、受信したビーコン情報中のビーコン識別情報及び配置情報と、自己の端末識別情報21aと、該受信時の受信強度の情報とを含む端末側情報を、サーバ側通信手段22によって、位置推定サーバ40に送信する端末側情報送信処理(S30)を実行する。なお、制御部23には、この端末側情報送信処理を実行するプログラムである端末側情報送信手段23bが実装されている。
また、上記端末側情報には、ビーコン情報受信時又は端末側情報送信処理の直前における気圧センサ25、ジャイロセンサ27及び加速度センサ28の検出結果の情報(センシング情報)も含め、このセンシング情報は、距離推定時又は位置推定時の後述する補正の際に利用する。
ちなみに、ビーコン情報を受信するビーコン10の数が2つ以上であれば、位置の推定を行うことは可能であるが、一の携帯端末20に対して1回位置推定を行うために、少なくとも異なる3つ以上のビーコン10からのビーコン情報を受取ることが望ましい。上記端末側情報発信処理は、受信した複数のビーコン情報毎に、実行してもよいし、受信した全ビーコン情報を一括処理してまとめて位置推定サーバ40に送信してもよい。
位置推定サーバ40に制御部41は、携帯端末20からの上記端末側情報を、ネットワーク30を介して、通信手段43により受信する端末側情報受信処理(S40)を、実行する。なお、制御部41には、この端末側情報受信処理を行うプログラムである端末側情報受信手段41aが実装されている。
ちなみに、位置推定サーバ40(制御部41)は、受信した端末側情報中の端末識別情報26aと、自己の記憶装置42の登録端末情報42bに登録された情報とを参照して、該端末側情報を送信した携帯端末20を一意に特定するとともに、該端末側情報中のビーコン識別情報と、自己の記憶装置42の登録ビーコン情報42aとを参照して、該端末側情報が受信した電波を発信したビーコン10を一意に特定する。
続いて、位置推定サーバ40の制御部41は、一の携帯端末20に対して、同一時刻とみなせる所定範囲の時間内(具体的には、携帯端末20が殆ど移動しないと考えられる時間内)に、上記端末側受信手段41aによって、複数(好ましくは、3つ以上)の異なるビーコン10からのそれぞれのビーコン識別情報及び配置情報と、該各ビーコン10からの電波受信時の受信強度の情報と、該携帯端末20の端末識別情報26aとを受信したことに応じて、前記3つ以上の異なるビーコン10と、該携帯端末20とのそれぞれの距離を、上記それぞれの受信強度情報に基づいて推定する距離推定処理(S50)を実行する。
なお、制御部41には、この距離推定処理を実行するプログラムである距離推定手段41cが実装されており、この距離推定手段41cは、距離推定にあたり、ビーコン10の特性に応じた補正を行い、その推定精度を向上させる。ちなみに、この補正の詳細は、後述する。
続いて、位置推定サーバ40に制御部41は、上記距離推定処理によって、上記複数のビーコン10と上記携帯端末20とのそれぞれの距離が推定されたことに応じて、このそれぞれの推定距離の情報と、該複数の各ビーコン10の配置情報とから、この携帯端末20の位置を推定する位置推定処理(S60)を実行する。
なお、制御部41には、この位置推定処理を実行するプログラムである位置推定手段41dが実装されており、この位置推定手段41dは、位置推定にあたり、ビーコン10の特性に応じた補正を行い、その推定精度を向上させる。ちなみに、位置推定の詳細及びその際の補正の詳細は後述する。
続いて、位置推定サーバ40の制御部41は、上記距離推定処理の距離推定結果を、推定距離履歴情報42c1として、記憶するとともに、上記位置推定処理の位置推定結果を、推定位置履歴情報42c2として、記憶する他、その他のログも記憶するログ記憶処理(S70)を実行する。なお、この制御部41には、このログ記憶処理を実行するプログラムであるログ記憶手段41eが実装されている。
続いて、位置推定サーバ40の制御部41は、上記位置推定処理によって推定された携帯端末20の推定位置から、該位置推定に用いた3つ以上のビーコン10との距離をそれぞれ算出(導出)し、この導出された各距離と、この3つ以上の各ビーコン10の該携帯端末20との間の各推定距離とを比較した際に生じる差を、推定誤差として、該各ビーコン10と関連付けしてスコアリングし、上記スコアリング情報42dに格納するスコアリング処理(S80)を実行する。なお、この制御部41には、上記スコアリング処理を実行するプログラムであるスコアリング手段41fが実装されている。
続いて、位置推定サーバ40の制御部41は、通信手段43によって、位置推定を行った携帯端末20に、その推定結果の情報(サーバ側情報)を、ネットワーク30を介して、送信するサーバ側情報送信処理(S90)を実行する。なお、制御部41には、このサーバ側情報送信処理を実行するプログラムであるサーバ側情報送信手段41gが実装されている。ちなみに、このサーバ側情報には、携帯端末20の推定位置と共に、その位置推定に用いたビーコン10の情報(具体的には、その携帯端末20に係る推定距離履歴情報42c1及び推定位置履歴情報42c2等)が含まれる。
携帯端末20の制御部23は、ネットワーク30介して、位置推定サーバ40から送信されてきた上記サーバ側情報を受信するサーバ側情報受信処理(S100)を行う。なお、この制御部23には、該サーバ側情報受信処理を実行するプログラムであるサーバ側情報受信手段23cが実装されている。
携帯端末20の制御部23は、上記サーバ側情報を受信したことに応じ、該サーバ側情報中で、少なくも自己のために行った推定歴情報(具体的には、自己の推定距離履歴及び推定位置履歴)を、自己の記憶装置26のログ情報26bに格納するログ記録処理(S110)を実行する。なお、制御部23には、該ログ記憶処理を行うプログラムであるログ記憶手段23dが実装されている。
続いて、携帯端末20の制御部23は、上記推定履歴情報を、自己の記憶装置26のログ記憶26bから過去の分も含めて取得する推定履歴取得処理(S120)を実行する。なお、該制御部23には、推定履歴取得処理を行うプログラムである推定履歴取得手段23eが実装されている。
続いて、携帯端末20の制御部23の上記端末側情報送信手段23bは、今回の位置推定の際に、受信した電波を発信したビーコン10等に対して、上記推定履歴取得処理によって取得した過去から現在までの推定履歴情報を、端末側情報として、ビーコン側通信手段21によって送信する端末側情報送信処理(S130)を実行する。
ビーコン10の制御部12は、携帯端末20から送信されてくる端末側情報を受信する端末側情報受信処理(S140)を実行する。この制御部12には、該端末側情報受信処理を行う端末側情報受信手段(図示しない)が実装されている。
ビーコン10の制御部12は、上記端末側情報受信処理の実行が終了したことに応じて、該受信した端末側情報に含まれる推定履歴情報から、自己の稼働状況(稼働率)を導出(算出)する稼働状況導出処理(S150)を実行した後、該導出された自己の稼働状況を、自己の記憶装置11に記憶する稼働状況記憶処理(S160)を実行する。なお、この制御部12には、稼動状況導出処理を行う稼動状況導出手段(図示しない)と、稼働状況記憶処理を行う稼動状況記憶手段(図示しない)とが設けられている。
ちなみに、自己の稼動状況の情報は、ビーコン10がビーコン情報を発信する間隔等に反映させてもよい。例えば、稼働頻度が低いビーコン10のビーコン情報発信の間隔を長く設定する一方で、稼働頻度が高いビーコン10のビーコン情報発信の間隔を短く設定する等が考えられる。
以上にようにして、一又は複数の携帯端末20の推定距離履歴や推定位置履歴の情報を蓄積すると、位置推定サーバ40から各携帯端末20に提供するコンテンツ情報を、その履歴情報に併せて適宜制御できる。例えば、店舗内等で、特定の展示商品の周りを移動している携帯端末20に対して、該展示商品又はそれに関連する商品又はサービスに関するコンテンツ情報を、コンテンツ提供手段41hによって、提供してもよい。ちなみに、このコンテンツ情報は、携帯端末20の制御部23に実装されたプログラムであるコンテンツ情報受信手段23fによって受取る。
また、コンテンツ提供手段41hによるコンテンツ情報の提供にあたり、WEBサーバ41iの閲覧履歴情報を活用してもよく、WEBサーバ41iが提供しているWEBサイト中で、特定の商品やサービスの内容を閲覧している携帯端末20に対しては、その特定の商品やサービスに関連する商品又はサービスに関するコンテンツ情報を、コンテンツ提供手段41hによって、提供してもよい。ちなみに、このWEB情報は、携帯端末20の制御部23に実装されたプログラムであるWEB情報取得手段(WEBブラウザ)23gによって受取る。
なお、ビーコン10から発信するビーコン情報中には、自己の配置情報を含めたが、位置推定サーバ40は、ビーコン識別情報さえ分かれば各ビーコン10を一意に特定可能であり、ビーコン10が特定できれば、登録ビーコン情報42aから、該ビーコン10の配置情報が取得できるため、ビーコン情報中から、配置情報を省略してもよい。なお、位置推定サーバ40が保持しているビーコンの配置情報を、携帯端末20によって受信し、この携帯端末20が、該ビーコンのビーコン情報を送信する際に、併せて、該配置情報を、位置推定サーバ40に送信し、該位置推定サーバ40は、この配置情報を、位置推定時に用いてもよい。
また、ビーコン10の記憶装置に、コンテンツ情報を予め記憶させ、発信するビーコン情報中に、このコンテンツ情報を含めてもよい。この場合には、ビーコン10の配置位置に対応させて、コンテンツの内容を適宜設定することが望ましい。例えば、特定の商品の近くに配置されたビーコン10から配信されるコンテンツ情報には、その特定の商品に関する内容を含ませてもよい。なお、ビーコン10が、自身のビーコン識別情報のみを発信し、携帯端末20は、このビーコン(ビーコン識別情報)に応じたコンテンツ情報を予め位置推定サーバ40から受信して保持し、該ビーコン近づいた際に、このコンテンツ情報を、携帯端末20で確認できるようにしてもよい。
さらに、ビーコン10に、位置推定サーバ40とネットワーク30を介して通信する無線又は有線の通信手段14を設けてもよい。この通信手段14によって、上記コンテンツ情報や、自己の配置情報をコンテンツ情報に含める場合も、自己の記憶装置11にこれらの情報を予め記憶させることは必須ではなくなり、位置推定サーバ40から適宜必要な情報を取得可能になる。
また、ビーコン10は、有線接続による電力供給によって、駆動させてもよいが、バッテリによって駆動させ、持ち運びし易くしてもよい。
続いて、図7に基づき、距離推定及びその際の補正の内容と、位置推定及びその際の補正の内容について、詳述する。
図7は、距離推定及び位置推定の内容を、概念的に説明する説明図である。同図には、位置を推定する対象となる携帯端末20の1つである携帯端末20−1が、4つのビーコン10−1,10−2,10−3,10−4からビーコン情報を含む電波を、受信した例が示されている。
本例の位置推定システムでは、3つ以上(本例では4つ)のビーコン10−1,10−2,10−3,10−4を用いて、この携帯端末20−1の位置を推定する。
具体的には、位置推定手段41dは、まず、距離推定手段41cによって推定された各ビーコン10−1,10−2,10−3,10−4の推定距離r11,r12,r13,r14と、各ビーコン10−1,10−2,10−3,10−4の配置情報とに基づいて、緯度及び経度で示される推定位置の候補を、候補位置(p1x,p1y)として、複数導出し、各推定位置から算出される各ビーコン10−1,10−2,10−3,10−4までの各距離と、上記推定距離r11,r12,r13,r14との間に生じる誤差d11,d12,d13,d14を算出する。
そして、この誤差を評価する評価関数を予め用意し、この評価関数の評価に基づいて、複数の候補位置中から、推定位置を選定する。
ちなみに、この評価関数について説明すると、まず、1つのビーコン10−lと、1つの携帯端末10−kとの評価式fklは、互いの間の推定距離をrkl、ビーコン10−lの緯度及び経度の配置位置を(blx,bly)、携帯端末10−kの緯度及び経度の候補位置を(pkx,pky)とした場合、以下の式で表される。
Figure 0006778489
そして、全ての位置推定の用いる全てのビーコン10ー1〜nを含めた評価関数Fは、以下の式によって表される。
Figure 0006778489
なお、この評価関数Fは、あくまでも一例であって、有用な種々の評価関数を適用することが可能である。
そして、位置推定手段41dは、上記複数の候補位置中、評価関数Fを最小とする候補位置を、推定位置とする。ちなみに、図7に示す候補位置を推定位置とした場合、上述したスコアリング情報42dに記憶される上記推定誤差は、上述した誤差d11,d12,d13,d14になる。
図8は、距離推定及び位置推定の他例を概念的に説明する説明図である。図7に示す例では、3つ以上のビーコン10を用いるが、図8に示す通り、2つのビーコン10(同図に示す例では、ビーコン10−1,10−4)を用いて、携帯端末20(同図に示す例では、携帯端末20−1)の位置推定を行ってもよい。
具体的には、配置情報が既知な2つのビーコン10−1,10−4から携帯端末20−1までの正確な距離が、推定距離r11,r14のように正しく推定できれば、該携帯端末20−1の位置候補を、実線と仮想線で示す通り、2箇所に絞ることが可能になる。この候補となった2つの位置から、位置推定の対象になっている携帯端末20−1の過去の履歴や、該携帯端末20−1の気圧センサ25やジャイロセンサ27や加速度センサ28等によるセンシング結果を利用して、推定位置を決定してもよい。
ちなみに、候補となった2つの位置は、上記評価関数Fを最小とする位置であるため、この評価関数Fを用いて、上記候補となる位置を算出してもよい。
また、候補となった2つの位置から、1つの推定位置を決定するにあたって、他のビーコン10(図示する例では、ビーコン10−3)を利用し、該ビーコン10−3からの電波の受信状態を利用して、推定位置の決定を行ってもよい。
なお、このアルゴリズムを応用すれば、1つのビーコン10からの電波受信によって、位置推定を行うことも可能になる。
続いて、距離推定手段41cによる距離推定におけるビーコン特性に応じた補正について説明すると、位置推定のために用いる複数のビーコン10の中における1つのビーコンからの受信強度の情報が、その他のビーコン10からの受信強度の情報との関係で、予め定めた所定の条件を満たすか否かを、該複数のビーコン10のそれぞれについて、判定する受信強度判定手段41bを、サーバ40の制御部41に設けている。
そして、受信強度判定手段41bによって、上記所定の条件を満たさないとみなされたビーコン10は、その受信強度自体を補正又は削除する。このような補正によって、他のビーコン10と比べて明らかに受信強度の精度が不正確で、携帯端末10との関係で、特性が悪いビーコン10を、該携帯端末20の位置推定から除外することが可能になるため、位置推定の精度が向上する。
また、ローパスフィルタや、カルマンフィルタ等によって、受信強度自体を補正してもよく、この場合にも、ビーコン10の特性によって、離散的な電波強度となるようなビーコン10からの電波強度を強制的に補正できるため、位置推定の精度が向上する。
さらに、携帯端末20の過去の推定位置履歴から、この携帯端末20の移動平均を算出し、同一のビーコン10からの電波強度の変化が、この移動平均を考慮して、大きくかけ離れている場合には、該電波強度を、該移動平均又は推定位置履歴に基づいて補正する。
また、携帯端末20の気圧センサ25やジャイロセンサ27や加速度センサ28からのセンシング情報を用いて、距離推定の際の補正を行ってもよい。
続いて、距離推定手段41cによる位置推定時におけるビーコン特性に応じた補正について説明すると、携帯端末20の位置推定を行う際、スコアリング手段41fによってスコアリングされて記憶されたスコアリング情報42dから、該携帯端末20の位置推定のために、推定距離を導出しているビーコン20の過去の推定誤差を参照し、一定の条件を満たさないビーコン20の推定距離を、位置推定の際に用いる推定距離の情報から除外する。ちなみに、一定の条件を満たさないビーコン10とは、例えば、高い頻度で所定以上の誤差が生じているビーコン20等が該当する。
このように過去の推定誤差を参照することによって、ビーコン10の特性を利用した補正を行うことが可能になり、位置推定の精度が向上する。なお、推定誤差によって、ビーコン10を除外する処理は、過去の履歴から行うため、再計算は不要であるが、位置推定の都度、推定誤差から、ビーコン10を除外する処理を行ってもよく、その場合には、除外されたビーコン10を除いた状態で、位置推定のために、再計算を行う。
また、携帯端末20(例えば、図7における携帯端末20−1)が受信したビーコン情報の発信元の2つのビーコン10(例えば、図7におけるビーコン10−1,10−2)から、該携帯端末20−1までの推定距離ra,rb(本具体例では、推定距離r11,r12)に対して、この2つのビーコン10−1,10−2間の距離Dとの関係は、以下の条件式を満たす必要がある。
Figure 0006778489
このため、上記条件式を満たしていないビーコン10からの情報は、位置推定から除外する。
また、あるビーコン10に対して距離推定を行い、該推定された距離が予め定めた所定距離より離れている場合、このビーコンの推定距離の情報を、携帯端末20の位置推定の際に、除外するようにしてもよい。
なお、位置推定から特定のビーコン10を除外するには、位置推定に用いることが可能なビーコン10の数がある程度確保されている必要があり、その数が不足している場合には、除外するビーコン10の数を制限する。
その他、上記した移動平均を、携帯端末20の位置推定を行う際の補正にも用いることが可能である。例えば、その携帯端末20の過去の推定位置と、該移動平均とを考慮して、その時点で予想される携帯端末20の位置に対して、その時点で推定された位置が大きくかけ離れている場合には、該推定位置を補正する。
さらに、この位置推定の際に、ローパスフィルタやカルマンフィルタを用いてもよいし、携帯端末20のジャイロセンサ27や加速度センサ28からのセンシング情報を用いて、移動距離や方向を算出し、このセンシング結果から得られた位置と、上記推定手法により得られた推定位置とを用いて、カルマンフィルタにより、さらなる位置推定を行ってもよい。
また、過去のログ情報42cや、スコアリング情報42d等を参照して、距離推定及び位置推定の際の精度を学習によって向上させる学習手段(人口知能)41jを設けてもよい。
以上のような処理内容によって、アンテナ等の部品を別途設けることなく、高い精度で、携帯端末20の位置を推定することが可能になる。
なお、上記した例では、受信強度判定手段41bによる受信強度の補正又は削除を、距離推定処理の際に行ったが、この補正を、位置推定処理の際にまとめて行ってもよい。
また、姿勢検出手段として、本実施形態では、ピッチ角(側面視での前後揺動角)、ロール角(正面視での左右揺動角)及び方位を検出可能なジャイロセンサ27を用いているが、方位(向き)が検出できれば、十分である場合も多いため、このジャイロセンサ27に代えて、或いはジャイロセンサ27と共に、磁気センサ(方位検出手段,コンパス)27´を設けてもよい。
次に、図2,図3及び図9に基づいて、本発明の第2実施形態について、第1実施形態と異なる点を説明する。
図9は、発明を適用した第2実施形態に係る位置推定システムの処理手順を示すフロー図である。上述の実施形態では、距離推定及び位置推定を位置推定サーバ40が行うが、この第2実施形態では、位置推定の対象になっている携帯端末20側で、この距離推定及び位置推定を行う。このため、サーバ40は、携帯端末20に情報を提供する情報提供サーバとして機能する。
具体的には、図9に示す通りであり、同図に示す例では、ビーコン情報発信処理(S10)及びビーコン情報受信処理(S20)までは、図5に示す例と同様であり、それ以降は、携帯端末20のサーバ側情報受信手段23bが、受信したビーコン情報の発信元の複数のビーコン10から自身への距離推定と、自己の位置推定とを行うために、必要な情報(推定用情報)を、情報提供サーバ40に要求する推定用情報要求処理(S31)を行う。
この推定用情報には、受信したビーコン情報の発信元の複数のビーコン10に関する登録端末情報42b、ログ情報42c、スコアリング情報42等が含まれる。
情報提供サーバ40のサーバ側情報送信手段41gは、携帯端末20からの上記推定用情報要求を受付ける推定用情報要求受付処理(S32)を行い、この要求に応じて、該携帯端末20に、推定用情報を送信する推定用情報送信処理(S33)を行う。
携帯端末20のサーバ側情報受信手段23bは、情報提供サーバ40から送信されてきた推定用情報を受取る推定用情報受取処理(S34)を行う。
続いて、携帯端末20の制御部23は、受取った推定用情報を用いて、上述と同様のアルゴリズム及び補正内容によって、距離推定を行う距離推定処理(S50)を実行し、これに続いて、各推定した推定距離と、上記推定用情報とから、上述と同様のアルゴリズム及び補正内容によって、自己の位置推定を行う位置推定処理(S60)を実行する。
なお、該制御部23には、前記距離推定処理を行うプログラムである距離推定手段23iと、前記位置推定処理を行うプログラムである距離推定手段23jとが実装されている。また、これらと併せて、制御部23には、距離推定時又は位置推定時に、上述の受信強度判定を行う受信強度判定手段23hが設けられている。
続いて、携帯端末20の制御部23の端末側情報送信手段23bは、推定された距離及び位置の結果を、その途中経過と共に、端末側情報として、情報提供サーバ40に送信する端末側情報送信処理(S61)を実行する。情報提供サーバ40の制御部41の端末側情報受信手段41aは、
推定された距離及び位置の結果及びその途中経過が含まれた端末側情報を、受信する端末側情報受信処理(S62)を行う。これによって、本実施形態の情報提供サーバ40には、第1実施形態の位置推定サーバ40と同様の情報が蓄積されていく。
なお、この第2実施形態は、ビーコン10及び携帯端末20のそれ以降の処理が、ログ記憶処理(S110)→推定履歴取得処理(S120)→端末側情報送信処理(S130)→端末側情報受信処理(S140)→稼動状況導出処理(S150)→稼働状況記憶処理(S160)と進む点で、第1実施形態と同様である(図6参照)。
情報提供サーバ40のそれ以降の処理は、ログ記憶処理(S70)→スコアリング処理(S80)と進み、一連の処理が完了する。
以上のような構成によって、推定処理が携帯端末20側で実行され、負荷がサーバ40以外に分散される。
次に、図2,図3及び図10に基づいて、本発明の第3実施形態について、第2実施形態と異なる点を説明する。
図10は、発明を適用した第3実施形態に係る位置推定システムの処理手順を示すフロー図である。第2実施形態では、距離推定及び位置推定を共に携帯端末20が行うが、この第3実施形態では、距離推定を携帯端末20で行い、位置推定を位置推定サーバ40側で行う。
具体的には、図10に示す通りであり、同図に示す例では、推定用情報要求処理(S31)→推定用情報要求受付処理(S32)→推定用情報送信処理(S33)→推定用情報受取処理(S34)→距離推定処理(S50)までの処理は、第2実施形態と同様であり、この際の推定用情報には、距離推定を行うための情報を含ませる。
続いて、携帯端末20の制御部23の端末側情報送信手段23bは、上記距離推定の結果及びその推定経過が含まれた端末側情報を、位置推定サーバ40に送信する端末側情報送信処理(S51)を行う。
位置推定サーバ40の制御部41の端末側情報受信手段41aは、上記距離推定の結果及びその推定経過が含まれた端末側情報を受信する端末側受信処理(S52)を行う。
そして、これ以降の処理は、位置推定処理(S60)→ログ記憶処理(S70)→スコアリング処理(S80)→サーバ側情報送信処理(S90)→サーバ側情報受信処理(S100)→ログ記憶処理(S110)→推定履歴取得処理(S120)→端末側情報送信処理(S130)→端末側情報受信処理(S140)→稼動状況導出処理(S150)→稼働状況記憶処理(S160)と進む点で、第1実施形態と同様である。
次に、図2,図3,図11及び図12に基づいて、本発明の第4実施形態について、上述の実施形態と異なる点を説明する。
上述の実施形態では、携帯端末20の位置推定について説明したが、携帯端末20が自己の位置をGPS(自己位置取得手段)29等で取得できれば、2以上の携帯端末20によって、同様の手法により、ビーコン10の位置を推定することが可能になる。この実施形態では、ビーコン10の特性による補正の概念もそのまま適用可能であり、3つ以上の携帯端末20を用いたビーコン10の位置推定では、図7に示す手法も適用可能になる。
図11(A)は第4実施形態に係る登録ビーコン情報のデータ構造を示す一覧表であり、(B)は第4実施形態に係る登録端末情報のデータ構造を示す一覧表であり、(C)は第4実施形態に係るログ情報の一種である推定位置履歴情報のデータ構造を示す一覧表である。
図11(A)に示す登録ビーコン情報42aは、図4(A)の「配置位置」の項目が、個々のビーコン10の最新の推定位置を緯度及び軽度で格納する「最新推定位置」になっている以外、全て、図4(A)と同一である。
図11(B)に示す登録端末情報42bは、図4(B)の「最新推定位置」の項目が、各携帯端末20のGPS29によって取得された緯度及び経度を格納する「現在位置」になっていること以外、全て、図4(B)と同様である。
図11(C)に示す推定位置履歴情報42c2は、図4(D)の「端末識別情報」の項目が、位置推定の対象が携帯端末20からビーコン10に変更されたことにともない、「ビーコン識別情報」に変更された以外、全て、図4(D)と同一である。
なお、この第4実施形態の推定距離履歴情報42c1は、図4(C)と同一のデータ構造を有している。
図12は、発明を適用した第4実施形態に係る位置推定システムの処理手順を示すフロー図である。同図に示す通り、この第4実施形態では、ビーコン情報発信処理(S10)→ビーコン情報受信処理(S20)→端末側情報送信処理(S30)→端末側情報受信処理(S40)→距離推定処理(S50)→位置推定処理(S60)→ログ記憶処理(S70)→スコアリング処理(S80)までの処理手順は、第1実施形態と同様である。
ただし、端末側情報送信処理(S30)の際に送信する端末側情報には、自己のGPS29によって取得したその時点での位置(現在位置)の情報も含める。
また、同一のビーコン10によって複数(好ましくは3つ以上)の異なる携帯端末20にビーコン情報を送信し、その際の受信強度から、該複数の携帯端末20それぞれとの距離を、距離推定手段41cによる距離推定処理(S50)によって推定し、この推定された複数の推定距離と、該複数の各携帯端末20の現在位置とから、位置推定手段41dによる位置推定処理(S60)によって、該ビーコン10の位置推定を行う。
ちなみに、ある1つのビーコン10から送信される電波(ビーコン情報)を、複数の携帯端末20によって受信し、これによって、該ビーコン10の位置を推定するためには、該携帯端末20が保持するそれぞれの情報を、1箇所(具体的には、位置推定サーバ40)に集める必要がある。
しかし、複数の携帯端末20が、同一の電波に関する端末側情報を、位置推定サーバ40にそれぞれ送信した場合でも、回線状況等の事情もあり、その複数の端末側情報は、同期されておらず、非同期な状態になる。
このため、非同期な状態の前記複数の端末側情報を、電波の受信時刻等を情報を利用して、1つにまとめ、この1つにまとめられた複数の端末側情報を利用して、該ビーコン10の位置推定を行う。この際、1つのまとめる基準となる時間幅は、適切に設定する必要があり、例えば、10秒程度の時間幅とすると、10秒間に、ビーコン10が異なる位置に移動している可能性も高くなり、位置推定の精度の低下する。一方、短く設定し過ぎると、ビーコン10の位置推定に必要な端末側情報の数が不足する場合も考えられる。
なお、ビーコン情報には、ビーコン識別情報の他に、同一の電波であることを保証するカウンタ値等の電波識別情報を含め、この電波識別情報をもとに、時間幅の設定という上記課題を解決し、位置推定の精度を向上させてもよい。ちなみに、この電波識別情報は、本実施形態に関わらず、上述した実施形態に適用してもよい。
また、本例では、携帯端末20の位置を、GPS29によって取得し、既知情報としているが、携帯端末20を固定的に設置し、この配置位置情報を、その携帯端末20自体、或いは位置推定サーバ40に保持させてもよい。
10 ビーコン
11 記憶装置
12 制御部
13 無線通信手段
14 通信手段
20 携帯端末
21 ビーコの側通信手段(通信手段)
21a RSSI(強度検出手段,強度検出回路)
22 サーバ側通信手段(通信手段)
23 制御部
23a ビーコン情報受信手段
23b 端末側情報送信手段
23c サーバ側情報受信手段
23d ログ記憶手段
23e 推定履歴取得手段
23f コンテンツ情報受信手段
23g WEB情報取得手段(WEBブラウザ)
23h 受信強度判定手段
23i 距離推定手段
23j 位置推定手段
24 入出力インターフェース(タッチパネル)
25 気圧センサ(気圧検出手段)
26 記憶装置
26a 端末識別情報
26b ログ情報
27 ジャイロセンサ(検出手段,姿勢検出手段)
27´ 磁気センサ(方位検出手段,コンパス)
28 加速度センサ(検出手段,加速検出手段)
29 GPS(位置取得手段)
30 ネットワーク(インターネット)
40 位置推定サーバ(サーバ,情報提供サーバ)
41 制御部
41a 端末側情報受信手段
41b 受信強度判定手段
41c 距離推定手段
41d 位置推定手段
41e ログ記憶手段
41f スコアリング手段
41g サーバ側情報送信手段
41h コンテンツ提供手段
41i WEBサーバ
41j 学習手段(人口知能)
42 記憶装置
42a 登録ビーコン情報
42b 登録端末情報
42c ログ情報
42c1 推定距離履歴情報
42c2 推定位置履歴情報
42d スコアリング情報
42e コンテンツ情報
42f WEB掲載情報
43 通信手段

Claims (8)

  1. 位置を推定する位置推定システムであって、
    自己を一意に識別させるビーコン識別情報を含むビーコン情報を電波によって発信する複数のビーコンと、
    前記ビーコンからのビーコン情報を電波によって受信するとともに、該受信したビーコン情報中の少なくともビーコン識別情報及び自己を一意に識別させる端末識別情報を含む端末側情報を送信する携帯端末と、
    該携帯端末から送信されてくる端末側情報を受信可能なように該携帯端末と通信可能なサーバとを備え、
    該サーバの記憶装置には、各ビーコンのビーコン識別情報と、各携帯端末の端末識別情報が記憶され、
    前記ビーコンの配置された位置を特定するための配置情報は、該ビーコン自身に保持させて上記ビーコン情報に含めるか、或は該ビーコンのビーコン識別情報と関連付けさせて前記サーバの記憶装置に記憶させ、
    前記携帯端末がビーコンからの電波を受信した際の受信強度から該電波を発信したビーコンとの距離を、推定距離として、推定する距離推定手段を、前記サーバ又は該携帯端末に設け、
    2以上のビーコンからのビーコン情報を前記携帯端末によって受信するとともに、該2以上のビーコンのそれぞれと該携帯端末との距離が前記距離推定手段によって推定距離として推定されたことに応じて、該2以上のビーコンそれぞれの配置情報を、受信したビーコン情報又はサーバから取得し、該取得した配置情報と、上記それぞれの推定距離とに基づいて、該携帯端末の位置を推定位置として推定する位置推定手段を、前記携帯端末又はサーバに設け、
    前記距離推定手段又は前記位置推定手段は、距離推定に用いる前記受信強度又は位置推定に用いる前記推定距離が、予め設定した所定の条件を満たさない場合には、所定の条件を満たさない当該受信強度又は前記推定距離を、除外する又は所定規則に基づいて補正するものとし、
    前記携帯端末は、自己を対象として行った推定履歴情報を、前記ビーコンに送信し、
    前記ビーコンは、受信した上記推定履歴情報に基づいて、自己の稼働状況を導出し、該稼働状況を、自己の記憶装置に記憶する
    ことを特徴とする位置推定システム。
  2. 複数の受信強度の情報中の一の受信強度の情報が、その他の受信強度の情報との間で、所定の条件を満たすか否かを判定する受信強度判定手段を、前記距離推定手段又は位置推定手段と一緒に、携帯端末又はサーバに設け、
    前記距離推定手段による距離推定の際又は前記位置推定手段による位置推定の際に、前記受信強度判定手段により上記所定の条件を満たさないとされた受信強度の情報を補正又は削除して、該距離推定又は位置推定を行う
    請求項1に記載の位置推定システム。
  3. 前記距離推定手段は、携帯端末との距離推定を、福数のビーコンに対して行うように構成され、
    前記位置推定手段は、携帯端末の推定位置となる可能がある候補位置を複数導出し、候補位置と上記複数の各ビーコンの配置情報とによって算出される該各ビーコンまでの距離と、前記距離推定手段によって推定された該各ビーコンまでの推定距離との間の誤差の評価をする評価関数に基づいて、上記複数の候補位置から、一の推定位置の選択するように構成された
    請求項1又は2の何れかに記載の位置推定システム。
  4. 上記評価関数に用いた誤差を前記各ビーコンと関連付けして前記サーバの記憶装置に記憶するスコアリング手段を、該サーバに設け、
    前記位置推定手段は、他と比較して大きな誤差が生じているビーコンを、位置推定の際に、除外する
    請求項3に記載の位置推定システム。
  5. 前記位置推定手段は、上記距離推定手段によって推定された推定距離が所定距離より離れているビーコンの該推定距離の情報を、位置推定の際に、除外する
    請求項1乃至4の何れかに記載の位置推定システム。
  6. 前記携帯端末は、加速度検出手段、姿勢検出手段、方位検出手段又は気圧検出手段の少なくとも一方を、検知手段として有し、
    前記距離推定手段が、距離推定の際の補正に、前記携帯端末の検知手段による検知結果を用いるか、或は
    前記位置推定手段が、位置推定の際の補正に、前記携帯端末の検知手段による検知結果を用いる
    請求項1乃至5の何れかに記載の位置推定システム。
  7. 前記ビーコンの記憶装置には、コンテンツの情報が記憶され、
    該ビーコンは、自己の記憶装置に記憶されたコンテンツ情報を、上記ビーコン情報と共に携帯端末の送信する
    請求項1乃至の何れかに記載の位置推定システム。
  8. 位置を推定する位置推定システムであって、
    自己を一意に識別させるビーコン識別情報を含むビーコン情報を電波によって発信する複数のビーコンと、
    前記ビーコンからのビーコン情報を電波によって受信する複数の携帯端末と、
    該携帯端末と通信可能な位置推定サーバとを備え、
    該位置推定サーバの記憶装置には、各ビーコンのビーコン識別情報と、各携帯端末の端末識別情報が記憶され、
    前記携帯端末は、自己の位置を取得する位置取得手段を有し、ビーコンから受信したビーコン情報中の少なくともビーコン識別情報と、該受信の際の受信強度の情報及び位置取得手段によって取得した自己の位置と、自己を一意に識別させる端末識別情報とが含まれた端末側情報を、前記位置推定サーバに送信し、
    前記位置推定サーバは、
    上記端末側情報に含まれる電波の受信強度の情報から、該電波を発信したビーコンと、該端末側情報を送信した携帯端末との距離を、推定距離として、推定する距離推定手段と、
    同一のビーコンからの上記ビーコン情報を受信した2以上の携帯端末からの端末側情報を受信するとともに、該2以上の携帯端末のそれぞれと該ビーコンとの距離が前記距離推定手段によって推定距離として推定されたことに応じて、該2以上の携帯端末のそれぞれから受信した端末側情報に含まれる各自己の位置の情報と、上記それぞれの推定距離とに基づいて、該ビーコンの位置を推定位置として推定する位置推定手段とを有し、
    前記距離推定手段又は前記位置推定手段は、対象ビーコンと複数の携帯端末それぞれとの間の距離推定に用いる各携帯端末における前記受信強度又は位置推定に用いる前記推定距離が、予め設定した所定の条件を満たさない場合には、所定の条件を満たさない該受信強度又は該推定距離を、除外する又は所定規則に基づいて補正するものとし、
    前記携帯端末は、自己を対象として行った推定履歴情報を、前記ビーコンに送信し、
    前記ビーコンは、受信した上記推定履歴情報に基づいて、自己の稼働状況を導出し、該稼働状況を、自己の記憶装置に記憶する
    ことを特徴とする位置推定システム。
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