JP6778345B1 - ゴルフティー - Google Patents

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【課題】ゴルフティーの紛失を防止すると共に、破損し難いゴルフティーを提供する。【解決手段】ゴルフティー1は、ピン本体10と、ピン本体10と連結されるプレート20とを備えるゴルフティー1において、プレート20は、ピン本体10がスライド自在に挿入されて連結される挿入穴22を有し、ピン本体10は、手元側に形成された球台座11と、先端側に形成された、挿入穴22の内径よりも最大径の大きい抜け防止突出部と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、ゴルフのティーショットの際に用いるゴルフティーに関する。
ゴルフのティーショットの際、ゴルフボールを地面から浮かせて支持するために、ティーグラウンドの地面に挿して使用されるゴルフティーが用いられており、従来から、様々な構造のゴルフィーが提供されている。
ところで、ティーショットの際には、ゴルフクラブのヘッドがゴルフティーにも当たり、ゴルフティーも地面から抜けて飛んでしまう。このため、ティーショット後には、飛んだゴルフティーを探す必要があるが、ゴルフティーは通常ピン形状であるため、地面に横たわっていると見つけ難く、特に、草地まで飛ばされると、草の中に潜ってしまって、見つからずに放置されてしまうゴルフティーも少なくない。
これに対して、下記特許文献1,2には、ゴルフティーに平板状のプレートを固定して連結することで、ゴルフティーを飛び難くし、また、ゴルフティーが草地まで飛んだ場合でも、ゴルフティーが地面に横たわって草の中に隠れ難いようにした構造のゴルフティーやゴルフティーの紛失防止具が開示されている。
特開平7−31701号公報 特開2005−224579号公報
しかし、従来のゴルフティー等では、ゴルフクラブのヘッドがゴルフティーにあたった際の衝撃がピン本体とプレートとの連結部分に集中し、ピン本体がプレートから抜けたり、破損してしまって再度ピン本体にプレートを固定できなくなってしまうといった問題がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、ゴルフティーの紛失を防止すると共に、破損し難いゴルフティーを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るゴルフティーは、ピン本体と、前記ピン本体と連結されるプレートとを備えるゴルフティーにおいて、前記プレートは、前記ピン本体がスライド自在に挿入されて連結される挿入穴を有し、前記ピン本体は、手元側に形成された球台座と、先端側に設置された、前記挿入穴の内径よりも最大径の大きい抜け防止突出部と、を有し、前記ピン本体は、前記プレートとの連結時に前記抜け防止突出部と前記プレートとの間に位置する、前記挿入穴の内径よりも外径の大きな弾性筒状部材である第二抜け防止突出部をさらに有し、第二抜け防止突出部の内径は、前記ピン本体の外径よりも小さく、前記第二抜け防止突出部は、筒内を貫通する前記ピン本体に対して軸方向に移動自在であって、且つ、所定の位置に弾性力により固定自在であることを特徴とする。
本発明に係るゴルフティーによれば、ピン本体がスライド自在にプレートの挿入穴に挿入されるため、ゴルフティーに衝撃が加えられた際でもピン本体とプレートとがスライドすることで、衝撃を逃がし、破損を防止することができる。
図1は、本発明の第一の実施の形態に係るゴルフティーの斜視図である。 図2は、本発明の第一の実施の形態に係るピン本体の正面図である。 図3は、本発明の第一の実施の形態に係るピン本体の側面図である。 図4は、本発明の第一の実施の形態に係るプレートの平面図である。 図5は、本発明の第一の実施の形態に係るプレートの断面図である。 図6は、本発明の第一の実施の形態に係るゴルフティーの挿入時の連結部分の拡大断面図である。 図7は、本発明の第一の実施の形態に係るゴルフティーの挿入後の連結部分の拡大断面図である。 図8は、本発明の第一の実施の形態に係るゴルフティーの使用態様を説明する図である。 図9は、本発明の第一の実施の形態の変形例に係るピン本体の正面図である。 図10は、本発明の第一の実施の形態の変形例に係るプレートの断面図である。 図11は、本発明の第一の実施の形態の変形例に係るピン本体の正面図である。 図12は、本発明の第一の実施の形態の変形例に係るゴルフティーの挿入後の連結部分の拡大断面図である。 図13は、本発明の第二の実施の形態に係るゴルフティーの斜視図である。 図14は、本発明の第二の実施の形態に係るプレートの断面図である。 図15は、本発明の第二の実施の形態の変形例に係るゴルフティーの一部断面の正面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の第一実施形態について説明する。まず、図1〜図8を参照しながら、ゴルフティー1の構成について説明する。ゴルフティー1は、ゴルフボールが載置される棒状のピン本体10と、ピン本体10が貫通するプレート20とを備える。本明細書では、ティーショット時に地面に差し込まれるピン本体10の下端側を先端側、ゴルフボールが載置される上端側を手元側とする。
ピン本体10は、上端に位置する球台座11と、先端側に形成された抜け防止突出部13と、抜け防止突出部13の近傍に形成された挿入用スリット18とを備えている。ピン本体10の先端は、地面に突き刺せるように尖っており、ピン本体10は、先端部において、先端に向かって徐々に細くなる先細り形状となっている。
球台座11は、その上端にゴルフボールを保持する構造であり、複数の突起部11aが全体的にお椀形状に上方に突出しており、同一平面上に位置する複数の突起部11aの上端でゴルフボールを安定して支持することができる。もちろん、球台座11の形状は適宜変更可能である。
抜け防止突出部13は、ピン本体10の先端から所定の距離離れた先端寄り(先端側)に形成されており、ピン本体10の長手方向軸回りの180°離れた対向する2箇所において突出設置されている。抜け防止突出部13は、後述するプレート20の挿入穴22にいったん挿入されたピン本体10が抜けないように機能する。
抜け防止突出部13は、最も大きく突出した最大突出部13aから、先端側に位置する先端側緩傾斜部14と、手元側に形成された抜け防止急傾斜部15とを備える。ここで、本実施形態において、ピン本体10の全長は85mm、外径(直径)は4.2mmであり、抜け防止突出部13の最大突出部13aの外径(直径)は4.8mmである。抜け防止突出部13の最大突出部13aは、ピン本体10の外表面から0.3mm突出している。
先端側緩傾斜部14は、ピン本体10の外表面に対して緩やかな角度で傾斜したテーパー面であり、最大突出部13aから先端に向かって徐々に細くなる部分である。本実施形態では、先端側緩傾斜部14の長手方向の長さは、4mmであり、先端側緩傾斜部14の先端側端部は、ピン本体10の先端から12mmの所に位置する。
抜け防止急傾斜部15は、ピン本体10の外表面に対して大きな角度で交わる急傾斜面であり、本実施形態では、正面視において斜め上方に凸のR面(半径約0.4mm)となっており、ピン本体10の外表面とは略垂直に交差している。
挿入用スリット18は、ピン本体10の先端側に形成されたピン本体10を水平方向に貫通するスリット穴であり、挿入用スリット18は、2つの抜け防止突出部13が対向する対向方向と直交する方向にピン本体10を貫通している。
挿入用スリット18は、長手方向において、抜け防止突出部13と重畳する位置に形成されている。挿入スリット18の幅は1mm、長手方向の長さは10mmであり、その長手方向の先端側端部は、ピン本体10の先端から10mmの所に位置する。
ピン本体10の挿入用スリット18が形成されている領域では、挿入用スリット18の貫通方向と水平に直交する方向(2つの抜け防止突出部の対向方向)において、ピン本体10の外表面を内側に押すと、挿入用スリット18の幅が小さくなるように変形し、ピン本体10を細くすることができる。本実施形態では、貫通方向と直交する方向において最大約1mm細くすることができる。
本実施形態では、挿入用スリット18の長手方向の長さが抜け防止突出部13よりも長く、抜け防止突出部13の長手方向の形成領域全体に挿入用スリット18が重畳して設置されているため、後述するように、ピン本体10をプレート20の挿入穴22に挿入する際に、抜け防止突出部13の最大突出部13aの部分を一時的に細くして挿入することができる。
プレート20は、弾性体から形成された円形板状の弾性シート21と、筒状補強部材25とを備えている。弾性シート21の中心には、ピン本体10が貫通される挿入穴22が形成されている。弾性シート21は、弾性のある合成樹脂から形成されており、本実施形態では、透明なシリコーンゲルが使用されている。弾性シート21の直径は40mm、挿入穴22の内径は4.5mmである。
筒状補強部材25は、全体として略円筒形状をした金属製(ステンレス製)の補強部材であり、挿入穴22を囲うように弾性シート21内に設置されている。筒状補強部材25は、小径の上側円筒部25aと、大径の下側円筒部25bとを備えた、2段構成である。上側円筒部25aと下側円筒部25bとの境界部分は、水平な円帯板状である中段平面部27により接続されている。
上側円筒部25aの上面中央には、上側円筒部25aの外径よりも一回り小さい、挿入穴22と略同じ場所に位置する補強挿入穴28が形成されており、ピン本体10は、補強挿入穴28に挿入される。補強挿入穴28の内径は、約4.5mmである。
なお、図5、図6等に示すように、筒状補強部材25の内部は、弾性シート21が存在しない中空部29となっている。すなわち、弾性シート21は、筒状補強部材25の上面、外側面、下面等の外表面を覆うように設置されている。
ピン本体10を先端からプレート20の挿入穴22に上方から挿入する際には、ピン本体10の直径が4.2mmであるのに対して、補強挿入穴28の内径が4.5mmであるため、ピン本体10は補強挿入穴28に挿入可能であるが、抜け防止突出部13の最大突出部13aでは最大径が4.8mmであり、補強挿入穴28の内径よりも大きいため、そのままでは最大突出部13aが補強挿入穴28に引っかかって挿入することができない。ここで、最大径とは、抜け防止突出部13の径方向(長手方向に直交する水平方向)における最も長い部分の大きさである。
しかし、本実施形態では、抜け防止突出部13の設置領域の内部に挿入用スリット18が形成されており、挿入に際して、抜け防止突出部13の先端側緩傾斜部14が補強挿入穴28の周縁に接触することで、径方向内側へ押されると、挿入用スリット18が幅方向(径方向)に小さくなるように変形する(図6参照)。
これにより、最大突出部13aの部分の直径も小さくなり、最大突出部13aが補強挿入穴28を通過可能となる。挿入用スリット18の幅が1mmであり、最大突出部13aは最大約1mm細く、すなわち、約3.8mmまで細くなることが可能である。
図7(a)に示すように、抜け防止突出部13全体が補強挿入穴28を通過する所まで、いったんピン本体10がプレート20に挿入されると、ピン本体10の直径4.2mmの部分は内径4.5mmの補強挿入穴28に対してスライド自在となり、球台座11の下面がプレート20に接触するまでピン本体10は挿入穴22に挿入可能である。
すなわち、ピン本体10が挿入穴22にいったん挿入されると、プレート20が抜け防止突出部13と接触する位置と、プレート20が球台座11に接触する位置との間で、ピン本体10とプレート20とが貫通連結した状態で相対的にスライド自在となる。
また、本実施形態では、補強挿入穴28(挿入穴22)の内径(4.5mm)がピン本体10の外径(4.2mm)よりも僅かに大きく、挿入連結部分に遊びがあるため、ピン本体10はプレート20に対して所定の傾斜角度内で全ての方向に揺動自在である。
一方、挿入されたピン本体10が挿入穴22から抜ける方向に移動する場合には、直径4.8mmの最大突出部13aの手元側(上側)にある抜け防止急傾斜部15が下方から補強挿入穴28(挿入穴22)の周縁に衝突し、それ以上抜ける方向に移動することができない。
このとき、抜け防止急傾斜部15が補強挿入穴28の下端周縁に接触しても、ピン本体10の外表面に対する傾斜角度が大きく、特に、ピン本体10の外表面からの立ち上がり部分が略90°となっているため、抜け防止急傾斜部15を径方向内側に押す、すなわち、挿入用スリット18を小さく変形させる方向の力が作用することはほとんどない。
よって、いったんピン本体10がプレート20の挿入穴22に挿入されると、人為的に抜け防止突出部13を細く変形させない限り、容易に抜けることはない。抜け防止突出部13の手元側端部に位置する抜け防止急傾斜部15の形状は適宜変更可能であり、ピン本体10の表面に垂直な平面であっても良く、プレート20の挿入穴22の周縁に衝突する際に、挿入用スリット18を変形させて抜け防止突出部13を細くする力が作用しないような形状であれば良い。
以上、ゴルフティー1の構成について説明したが、続いて、ゴルフティー1の使用態様について、図8を参照しながら説明する。同図に示すように、ゴルフティー1は、ティーショット時にティーグランドに挿して使用する。
ゴルフティー1を地面に挿す際には、球台座11の上に置かれるゴルフボール5が所望の高さとなるように、所定の深さまでピン本体10を地面に挿し込む。このとき、球台座11と抜け防止突出部13との間に位置するプレート20は、ピン本体10に対して長手方向にスライド自在であるため、地面に挿す際に邪魔になることなく、地面に接触する位置へと適宜スライドさせることができる。
ゴルフティー1のセッティングの際に、地面の上に接触するプレート20の筒状補強部材25の中空部29内にティーグラウンドの芝生が入り込むと、芝生によりピン本体10やプレート20が安定して支持される。
続いて、ティーショット時に、ゴルフクラブのヘッドがゴルフティー1、特に、ピン本体10の球台座11等に水平方向に衝突すると、ピン本体10は地面から抜けて衝突方向へと飛ばされる。
このとき、ピン本体10は、挿入穴22に嵌挿されてプレート20と連結されており、ピン本体10と一体にプレート20も飛ぶことになる。このとき、プレート20はある程度の質量があり、また、空気抵抗も受けるため、ゴルフティー1が飛ぶ距離が短くなる。
また、飛ばされたゴルフティー1が地面に落下しても、ピン本体10とプレート20とが所定の角度(所定の揺動角度内)で交差しているため、ピン本体10が地面に水平に横たわることなく、ピン本体10やプレート20が上方に突出するため、草地等に落下した場合でも容易に見つけやすい。
さらに、ゴルフクラブのヘッドがゴルフティー1に衝突する際、ピン本体10とプレート20との連結部分に衝撃が加わるが、ピン本体10とプレート20との連結部分に遊びがあるため、ピン本体10がプレート20に対して揺動することで、衝撃を逃がし、破損を防止することもできる。
続いて、本実施形態の変形例について説明する。まず、変形例1,2に係るピン本体10’,10’’について、図9を参照しながら説明する。図9(a)は、変形例1に係るピン本体10’の正面図である。本変形例1では、抜け防止突出部13’の構成が上記実施形態の抜け防止突出部13と異なり、抜け防止突出部13’は、雄ねじである。
抜け防止突出部13’の雄ねじは、その最大径が筒状補強部材25の補強挿入穴28の内径よりも大きく、真っ直ぐ挿し込むだけでは補強挿入穴28を通過することはできないが、ピン本体10’を捻りながらねじ込むことで、補強挿入穴28を通過することができるように構成されている。よって、本変形例1においても上記実施形態と同様の作用効果を奏する。
図9(b)は、変形例2に係るピン本体10’’の正面図である。本変形例2では、挿入用スリット18’の構成が上記実施形態の挿入用スリット18と異なり、挿入用スリット18’は、ピン本体10’’の先端まで形成されており、ピン本体10’’の先端が2つに分割されている。
本変形例2によれば、上記実施形態と同様の作用効果を奏すると共に、挿入用スリット18’が先端まで形成されていることで、挿入時にピン本体10’’の先端が容易に細くなるため、ピン本体10’’の補強挿入穴28への挿入をより簡単に行うことができる。
次に、変形例3に係るプレート20’について、図10を参照しながら説明する。図10は、変形例3に係るプレート20’の断面図である。本変形例3では、弾性シート21’の構成が上記実施形態の弾性シート21と異なり、弾性シート21’は、筒状補強部材25の内部にも設置されている。
本変形例3では、筒状補強部材25の補強挿入穴28の内側にも弾性シート21’が存在するため、挿入されるピン本体10は、筒状補強部材25の内縁ではなく、弾性シート21’に接触する。
よって、本変形例3によれば、上記実施形態と同様の作用効果を奏すると共に、ゴルフクラブのヘッドがゴルフティー1に衝突する際に、ピン本体10とプレート20’との連結部分に作用する衝撃を弾性シート21’によって和らげることができる。
続いて、変形例4に係るピン本体10’’’について、図11及び図12を参照しながら説明する。図11は、変形例4に係るピン本体10’’’の正面図である。図12は、変形例4に係る挿入後の連結部分の拡大断面図である。
本変形例4では、挿入後にプレート20と抜け防止突出部13との間に位置する第二の抜け防止突出部として、ピン本体10’’’に、弾性樹脂や弾性ゴム等の弾性体(例えば、NBR、シリコーンゲル、ポリウレタン、ポリプロピレン、ポリエチレン、EVA製等)から形成された筒状部材である第二抜け防止突出部16を設置したことを特徴とする。
第二抜け防止突出部16は二段の円筒形状であり、上側が細径部、下側が大径部となっているが、上下に貫通する筒穴は同じ内径である。筒穴の内径は、ピン本体10'''の外径よりも小さいため、筒内を貫通するピン本体10’’’に対して、第二抜け防止突出部16は、軸方向に移動自在であって、且つ、筒内を貫通するピン本体10’’’の軸方向の所定の位置に弾性力の締め付けにより固定自在である。
本変形例4によれば、ピン本体10’’’に、抜け防止突出部13に加えて、抜け防止突出部13の最大径よりも外径の大きい第二抜け防止突出部16をさらに設けているため、プレート20の挿入穴22に挿入したピン本体10’’’が抜けるのをより確実に防止することができる。
また、第二抜け防止突出部16の先端側に抜け防止突出部13が位置するため、ピン本体10’’’に対して移動自在な第二抜け防止突出部16がピン本体10’’’から抜けるのも防止することができる。
また、第二抜け防止突出部16は弾性体であり、図12(b)に示すように、ピン本体10’’’がプレート20に対して傾斜しても、ピン本体10'''と筒状補強部材25との間に弾性体の第二抜け防止突出部16が介在することで、ピン本体10’’’が金属製の筒状補強部材25に強く衝突して破損したりするのを防止することができる。
特に、ティーショット時にクラブのヘッドがピン本体10’’’に当たるなどすると、ピン本体10’’’が筒状補強部材25に強く押し付けられて折れてしまうケースもあるが、ピン本体10と筒状補強部材25との間に第二抜け防止突出部16が介在することで、このような破損を防止することができる。
続いて、本発明の第二実施形態について、図13及び図14を参照しながら説明する。第二実施形態に係るゴルフティー2は、上記ゴルフティー1と同様の構成を有するため、同様の構成には同じ名称を付して説明を省略し、異なる構成を中心に説明する。
ゴルフティー2は、ゴルフボール5が載置される棒状のピン本体30と、ピン本体30が貫通するプレート40とを備える。ピン本体30は、球台座31と、抜け防止突出部として先端側に設置される抜け防止ゴム筒33とを備えており、上記第一実施形態のような挿入用スリット18は備えていない。
抜け防止ゴム筒33は、弾性体から形成された円筒部材であり、その内径がピン本体30の外径よりも僅かに小さいため、筒内を貫通するピン本体30の軸方向に移動自在であって、且つ、筒内を貫通するピン本体30の軸方向所定の位置に弾性力により固定自在である。
プレート40は、弾性体から形成された円形板状の弾性シート41と、筒状補強部材45とを備えている。弾性シート41の中心には、ピン本体30が貫通される挿入穴42が形成されている。
筒状補強部材45は、全体として略円筒形状をした弾性樹脂や弾性ゴム等の弾性体(例えば、NBR、シリコーンゲル、ポリウレタン、ポリプロピレン、ポリエチレン、EVA製等)から形成された補強部材であり、挿入穴42を覆うように弾性シート41内に設置されている。筒状補強部材45は、上下方向中段部に、周回溝46が形成されており、中段部が細くなっている。
弾性シート41の挿入穴42の周縁部がこの周回溝46に嵌まることで、筒状補強部材45が弾性シート41の挿入穴42の周囲に固定される。よって、筒状補強部材45の上段部45aは、弾性シート41の挿入穴42の周縁上面を覆い、同じく下段部45bは、弾性シート41の挿入穴42の周縁下面を覆っている。
ゴルフティー2を使用する際には、抜け防止ゴム筒33を外した状態でピン本体30を先端からプレート40の挿入穴42に通し、その後、抜け防止ゴム筒33を先端側からピン本体30に嵌めて所定の位置に固定する。
そうすると、抜け防止ゴム筒33は、弾性力によりピン本体30を締め付けるようにピン本体30の所定の位置に固定され、プレート40がピン本体30から抜けようとしても、挿入穴42の周縁が抜け防止ゴム筒33に衝突して抜けることができない。
第二実施形態によれば、上記第一実施形態と同様の作用効果を奏すると共に、ピン本体30に抜け防止突出部13を一体成形する必要がなく、従来のゴルフティーのピンをピン本体30として流用することができる。すなわち、従来のゴルフティーのピンにプレート40を組み合わせれば、本実施形態に係るゴルフティー2を作ることができる。
続いて、本実施形態の変形例5,6について、図15を参照しながら説明する。図15(a)は、変形例5に係るゴルフティー2’の構成、図15(b)は、変形例6に係るゴルフティー2’’の構成を示す図である。
変形例5,6においては、上述した第一実施形態の変形例4と同様に、ピン本体30’,30’’に、挿入後にプレート40と抜け防止ゴム筒33との間に位置する第二の抜け防止突出部として、弾性体で形成された筒状部材である第二抜け防止突出部36,36’を設置したことを特徴とする。
第二抜け防止突出部36,36’は、抜け防止ゴム筒33よりも外径が大きい。また、第二抜け防止突出部36,36’の内径は、ピン本体30’,30’’の外径よりも僅かに小さいため、、第二抜け防止突出部36,36’は、筒内を貫通するピン本体30’,30’’に対して、軸方向に移動自在であって、且つ、軸方向の所定の位置に弾性力により固定自在である。
よって、本変形例5,6によれば、本実施形態と同様の作用効果を奏すると共に、抜け防止突出部33,36を2つ備えることで、上記変形例4と同様の作用効果を奏する。
以上、変形例も含めて本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施の形態は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。例えば、ゴルフティーを構成する各部材のサイズや形状は適宜変更可能である。
例えば、筒状補強部材の素材として、ステンレス以外の金属を採用しても良いし、金属以外の高高度の樹脂を採用しても良い。また、弾性シートの素材もシリコーンゴム以外の弾性素材を採用することができる。また、筒状補強部材の形状は、シンプルな座金形状であっても良い。
1 ゴルフティー
10 ピン本体
11 球台座
11a 突起部
13 抜け防止突出部
13a 最大突出部
14 先端側緩傾斜部
15 抜け防止急傾斜部
16 第二抜け防止突出部
18 挿入用スリット
20 プレート
21 弾性シート
22 挿入穴
25 筒状補強部材
25a 上側円筒部
25b 下側円筒部
27 中段平面部
28 補強挿入穴
29 中空部
5 ゴルフボール
2 ゴルフティー
30 ピン本体
31 球台座
33 抜け防止ゴム筒
36 第二抜け防止突出部
40 プレート
41 弾性シート
42 挿入穴
45 筒状補強部材
45a 上段部
45b 下段部
46 周回溝

Claims (6)

  1. ピン本体と、前記ピン本体と連結されるプレートとを備えるゴルフティーにおいて、
    前記プレートは、前記ピン本体がスライド自在に挿入されて連結される挿入穴を有し、
    前記ピン本体は、
    手元側に形成された球台座と、
    先端側に設置された、前記挿入穴の内径よりも最大径の大きい抜け防止突出部と、を有し、
    前記ピン本体は、前記プレートとの連結時に前記抜け防止突出部と前記プレートとの間に位置する、前記挿入穴の内径よりも外径の大きな弾性筒状部材である第二抜け防止突出部をさらに有し、
    第二抜け防止突出部の内径は、前記ピン本体の外径よりも小さく、前記第二抜け防止突出部は、筒内を貫通する前記ピン本体に対して軸方向に移動自在であって、且つ、所定の位置に弾性力により固定自在であることを特徴とするゴルフティー。
  2. 前記プレートは、弾性体から構成され、前記挿入穴を補強するためにその周囲に設置された筒状補強部材をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のゴルフティー。
  3. 前記筒状補強部材は、金属製の筒体であり、前記挿入穴の部分に位置する前記筒状補強部材の補強挿入穴の内径が前記ピン本体の外径よりも大きいことを特徴とする請求項2記載のゴルフティー。
  4. 前記筒状補強部材の内部は、前記弾性体が存在しない中空であることを特徴とする請求項2又は3記載のゴルフティー。
  5. 前記ピン本体は、その長手方向に延在するスリットが前記抜け防止突出部の内側に形成され、外力が加わった際の一時的な変形により前記抜け防止突出部の最大径が前記挿入穴の内径よりも小さくなることを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載のゴルフティー。
  6. 前記抜け防止突出部は、先端側に設置された徐々に外径が大きくなる緩傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項1乃至5何れか1項記載のゴルフティー。
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