JP3112209U

JP3112209U - ゴルフティーの紛失防止具

Info

Publication number: JP3112209U
Application number: JP2005002623U
Authority: JP
Inventors: 啓介木原
Original assignee: 啓介木原
Priority date: 2005-04-26
Filing date: 2005-04-26
Publication date: 2005-08-04
Anticipated expiration: 2015-04-26
Also published as: US7416498B2; US20060276269A1; CN2920326Y

Abstract

【課題】ゴルフティーの紛失をし難くし、ティーショット時にティー自体の受ける衝撃を少なくし、又、ゴルフティーが飛んでしまっても見つけ易く、更に、ゴルフティーをポケットに入れた際に、ゴルフティーの先端の尖った部分で怪我をする事が無いゴルフティーの紛失防止具を提供する。
【解決手段】生ゴム又は弾性樹脂材の素材を用い、中心部にゴルフティーを差し込み、保持する通し穴を有する上側雄ブッシュ１と、該上側雄ブッシュの軸部に嵌着可能な下側雌ブッシュ２をそれぞれ設け、且つ、上側雄ブッシュと下側雌ブッシュ間に花びら形状又は羽根形状等に形成し、中心部に上側雄ブッシュ軸部の通し穴を設けた、紛失防止用防水性軽量素材３を１枚又は複数枚重合し軸着して設けたものである。
【選択図】図４

Description

この考案は、ゴルフティーの紛失防止具に関するものである。

従来、ゴルフ競技に使用するゴルフティーは、ティーグランド及びプレーインググランドにおいて、打球の際使用されるものである。

そして、上記ティーグランドやプレーインググランドにおいて、このゴルフティーの先端を地面に差し込み、上端にゴルフボール載置しておき、ウッド或いはアイアンのクラブでその載置されたゴルフボールを打つものである。

しかし、このゴルフティーは、ボールを打つ際、前・後・左・右のいずれかに飛んでしまい、それを見つける事が難しく、その為に無駄な時間を要し、プレーが遅延する結果と成り、後続のパーティーにも迷惑が掛かるという欠点があった。

その為、ゴルフティーに嵌着するリングを設け、該リングにリボン状の帯体を設けたゴルフティー紛失防止具が存在するが、安定感は無く、しかも、風により帯体がひらひら舞い、プレーヤーの集中心を邪魔するものでしかなかった。（例えば特許文献１参照。）
実開平７−０２１０７２号広報

そこで、上記課題を解決する為に、この考案は上記の各欠点を除去し、ゴルフティーの紛失をし難くし、ティーショット時にティー自体の受ける衝撃を少なくし、又、ゴルフティーが飛んでしまっても見つけ易く、更に、ゴルフティーをポケットに入れた際に、ゴルフティーの先端の尖った部分で怪我をする事が無いゴルフティーの紛失防止具を開発・提供する事にある。

この課題を解決する為の手段として、この考案は生ゴム又は弾性樹脂材の素材を用い、中心部にゴルフティーを差し込み、保持する通し穴を有する上側雄ブッシュと、該上側雄ブッシュの軸部に嵌着可能な下側雌ブッシュをそれぞれ設け、且つ、上側雄ブッシュと下側雌ブッシュ間に花びら形状又は羽根形状等に形成し、中心部に上側雄ブッシュ軸部の通し穴を設けた、紛失防止用防水性軽量素材を１枚又は複数枚重合し軸着して設けたものである。

この考案の効果として、生ゴム又は弾性樹脂材の素材を用い、中心部にゴルフティーを差し込み、保持する通し穴を有する上側雄ブッシュと、該上側雄ブッシュの軸部に嵌着可能な下側雌ブッシュをそれぞれ設け、且つ、上側雄ブッシュと下側雌ブッシュ間に花びら形状又は羽根形状等に形成し、中心部に上側雄ブッシュ軸部の通し穴を設けた、紛失防止用防水性軽量素材を１枚又は複数枚重合し軸着して設けた事で、ティーショットを行った際、ゴルフティーと紛失防止用軽量素材が一体と成って飛ぶ為、余り遠くには飛ばない為、ゴルフティーは見つけ易く、紛失する事無く、ティーショット時にゴルフティー自体の受ける衝撃を少なくし、又、ゴルフティーの上下ほぼ中間部に紛失防止用防水性軽量素材を軸着する事でティーアップ時に紛失防止用軽量素材がグランド面と密着状態と成り安定する。更に、ゴルフティーに紛失防止用軽量素材を軸着したままポケットに入れても柔らかく、ゴルフティーの先端の尖った部分で怪我をする事が無い。

又、ゴルフティーに紛失防止用軽量素材を軸着する事で、ティーアップ時の自分の最適高さが一定に保持出来る等、極めて有益なる効果を奏するものである。

この考案の最良の形態として、ゴルフティーを差し込み、保持する上側雄ブッシュの通し穴はゴルフティーの外径寸法に適合した寸法に形成し、且つ、該下側雌ブッシュの通し穴は上側雄ブッシュの軸部の外径寸法に適合した寸法に形成し、ティーショット時に衝撃を与えても上側雄ブッシュと下側雌ブッシュの嵌着部が外れる事のない最適寸法に設定する事が重要である。

そこで、この考案の一実施例を図１〜図３に基づいて詳述すると、生ゴム又は弾性樹脂材の素材を用い、中心部にゴルフティー（Ｔ）を差し込み、保持する通し穴部（１ａ）を有する上側雄ブッシュ（１）と、該上側雄ブッシュ（１）の軸部に嵌着可能な下側雌ブッシュ（２）をそれぞれ設け、且つ、上側雄ブッシュ（１）と下側雌ブッシュ（２）間に花びら形状又は羽根形状等に形成し、中心部に上側雄ブッシュ軸部（１ｂ）の通し穴部（３ａ）を設けた、紛失防止用防水性軽量素材（３）を１枚又は複数枚重合し軸着して設けた事を特徴とするゴルフティーの紛失防止具から構成される。

次に、この考案の材質及び詳細寸法について説明すると、まず、上側雄ブッシュ（１）と下側雌ブッシュ（２）の材質は生ゴム或いは弾性樹脂材を使用し、上側雄ブッシュ（１）は、図１に示す様に、外形寸法がφ１８ｍｍと、φ１２ｍｍと、φ６ｍｍ（軸部）で高さ寸法が１２ｍｍの三段型のほぼ円筒形状に形成され、中心部のゴルフティー（Ｔ）差し込み用の通し穴部（１ａ）はφ３ｍｍに形成されている。

又、下側雌ブッシュ（２）は、図２に示す様に、外形寸法がφ２４ｍｍで高さ寸法が６ｍｍのほぼ皿形状に形成し、中心上部に内径φ１３ｍｍで、深さ２ｍｍの嵌挿穴部と中心下部に内径φ７ｍｍで、深さ４ｍｍの嵌挿穴部を設けて、上側雄ブッシュ（１）の軸部（１ｂ）が嵌着可能に形成されている。又、内径φ１３ｍｍで、深さ２ｍｍの嵌挿穴部の底面部には、φ１ｍｍの空気抜き穴（２ｂ）を３箇所設け、上側雄ブッシュ（１）を嵌挿する際に嵌挿穴内部の空気を抜いて、嵌挿し易くしている。

又、紛失防止用防水性軽量素材（３）は、ティーグランド（Ｇ）上で目立ち易い黄色等のカラー色の防水処理を施した布製で、外径が約５４ｍｍ・５８ｍｍ・６２ｍｍの３種類で１８枚の花びら形状に形成したものを３枚重ねにし、中心軸部の外周を接着して設けたものである。

次に、この考案の組立要領を説明すると、図４に示す様に、まず、上側雄ブッシュ（１）の軸部（１ｂ）に、３枚重ねの花びら形状の紛失防止用防水性軽量素材（３）の通し穴部（３ａ）を嵌挿した後、下側雌ブッシュ（２）の通し穴部（２ａ）を上側雄ブッシュ（１）の軸部（１ｂ）に嵌挿する。そして、重ね合わせた上側雄ブッシュ（１）の通し穴部（１ａ）にゴルフティー（Ｔ）を上方向から下方向に向けて差し込み、ゴルフティー（Ｔ）の高さ（Ｈ）を自分の好みに合わせて調整し終了する。

尚、紛失防止用防水性軽量素材（３）の形状は、花びら形状や羽根形状に限定される事はなく、又、着色カラーも好みや、その時の気分や状況に合わせて選定すれば良い。

図５は、ティーグランドに紛失防止具付ゴルフィーをティーアップ時の一部欠截正面図である。

この考案のゴルフティーの紛失防止具は、ゴルフティーの紛失防止とロスプレーを無くし、ゴルフティーによる怪我の撲滅を図る事で、多くのゴルフ市場に寄与する点で、産業上の利用可能性を有する。

この考案の一実施例を示し、（Ａ）は上側雄ブッシュの平面図で、（Ｂ）は正面視断面である。この考案の一実施例を示し、（Ａ）は下側雌ブッシュの平面図で、（Ｂ）は正面視断面である。この考案の一実施例を示し、（Ａ）は紛失防止用防水性軽量素材の平面図で、（Ｂ）は正面視断面である。この考案の使用例を示し、（Ａ）は全体組図の平面図で、（Ｂ）は一部欠截正面である。この考案の使用例を示し、ティーアップ時の一部欠截正面図である。

符号の説明

１上側雄ブッシュ
１ａ通し穴部
１ｂ軸部
２下側雌ブッシュ
２ａ通し穴部
２ｂ空気抜き穴
３紛失防止用防水性軽量素材
３ａ通し穴部
Ｇティーグランド上面
Ｈグランド上面からティー上端までの高さ寸法
Ｔゴルフティー

Claims

生ゴム又は弾性樹脂材の素材を用い、中心部にゴルフティー（Ｔ）を差し込み、保持する通し穴部（１ａ）を有する上側雄ブッシュ（１）と、該上側雄ブッシュ（１）の軸部に嵌着可能な下側雌ブッシュ（２）をそれぞれ設け、且つ、上側雄ブッシュ（１）と下側雌ブッシュ（２）間に花びら形状又は羽根形状等に形成し、中心部に上側雄ブッシュ軸部（１ｂ）の通し穴部（３ａ）を設けた、紛失防止用防水性軽量素材（３）を１枚又は複数枚重合し軸着して設けた事を特徴とするゴルフティーの紛失防止具。