JP6776781B2 - 操舵制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ステアリングから転舵輪への動力の伝達状態および遮断状態の一方を他方に切り替える切替装置と、前記遮断状態において前記ステアリングに操舵反力を付与可能な操舵側アクチュエータと、前記転舵輪を転舵させる転舵側アクチュエータと、を備えた操舵装置を操作対象とする操舵制御装置に関する。
たとえば下記特許文献1には、ステアリングから転舵輪への動力の遮断状態において、ステアリングに操舵側アクチュエータによって反力が付与されるステアバイワイヤシステムにおける制御装置が記載されている。この制御装置は、遮断状態において、転舵角に相当するピニオン角の検出値を目標ピニオン角に制御するために転舵側アクチュエータを操作する(段落「0014」)。また、制御装置は、遮断状態において、操舵トルクの検出値を目標操舵反力トルクに制御するために操舵側モータを操作する(段落「0015」)。
特開2006−182058号公報
ところで、たとえば転舵輪が溝にはまってしまった場合等のように、転舵側アクチュエータに加わる負荷が過度に大きい場合には、ステアリングの操作に応じて転舵側アクチュエータによって転舵輪を転舵させることができず、ステアリングの回転量である操舵角と転舵輪の転舵角とが整合しなくなるおそれがある。
本発明は、そうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、転舵側アクチュエータに加わる負荷が大きくなっても操舵角と転舵角とが整合しなくなることを抑制できるようにした操舵制御装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段およびその作用効果について記載する。
1.操舵制御装置は、ステアリングから転舵輪への動力の伝達状態および遮断状態の一方を他方に切り替える切替装置と、前記遮断状態において前記ステアリングに操舵反力を付与可能な操舵側アクチュエータと、前記転舵輪を転舵させる転舵側アクチュエータと、を備えた操舵装置を操作対象とし、前記遮断状態において前記転舵輪の転舵角および該転舵角の変化速度である転舵角速度の少なくとも一方を制御量とし、前記転舵側アクチュエータを操作することによって前記制御量を前記ステアリングの操作に応じた指令値となるように制御する転舵処理と、前記転舵処理がなされているときに前記制御量と前記指令値との差の絶対値が閾値以上となる状態が継続することを条件に、前記切替装置を操作して前記遮断状態から前記伝達状態に切り替える伝達切替処理と、を実行する。
制御量とその指令値との差の絶対値が閾値以上となる状態が継続する場合、操舵角と転舵角とが整合しなくなるおそれがある。この点、上記構成では、こうした場合に、切替装置を伝達状態に切り替えることにより、ユーザがステアリングに入力するトルクを転舵輪に付与することができる。このため、転舵側アクチュエータに加わる負荷が大きくなっても操舵角と転舵角とが整合しなくなることを抑制できる。
2.上記1記載の操舵制御装置において、前記伝達切替処理によって前記伝達状態に切り替えられる場合、前記操舵側アクチュエータおよび前記転舵側アクチュエータの少なくとも一方によって、前記ステアリングの操作による前記転舵輪の転舵をアシストするアシスト処理を実行する。
上記構成では、伝達状態においてアシスト処理を実行するため、ユーザがステアリングに入力する操舵トルクと、操舵側アクチュエータおよび転舵側アクチュエータの少なくとも一方が転舵輪を転舵させようとする力との協働で、転舵輪を転舵させることができる。
3.上記2記載の操舵制御装置において、前記転舵処理は、前記制御量と前記指令値との差を入力とする積分要素の出力値に基づき前記転舵側アクチュエータを操作するものであり、前記アシスト処理は、前記伝達切替処理によって前記伝達状態に切り替えられる場合、前記伝達状態に切り替えられる時点において前記積分要素が保持していた値を前記転舵側アクチュエータの操作に反映させない。
伝達切替処理は、制御量とその指令値との差の絶対値が閾値以上となる状態が継続する場合に実行されるものであるため、伝達切替処理によって切り替えられる時点において積分要素が保持していた値は、絶対値が過度に大きい値となっている可能性がある。そしてその場合に、伝達状態において積分要素が保持していた値を転舵側アクチュエータの操作に反映させる場合、転舵側アクチュエータの出力が適切な値から過度にずれたものとなるおそれがある。そこで上記構成では、上記保持していた値を反映させないこととした。
4.上記1〜3のいずれか1つに記載の操舵制御装置において、前記転舵処理は、前記制御量を前記転舵角とするものであり、前記転舵角の検出値および前記転舵角の指令値を入力として前記転舵処理がなされているときに前記制御量と前記指令値との差の絶対値が前記閾値以上となる状態が継続するか否かを判定する判定処理を実行し、前記伝達切替処理は、前記判定処理の結果に基づき前記伝達切替処理を実行する。
上記構成では、判定処理を実行することにより、実際の転舵角とその指令値との差の絶対値が閾値以上となる状態が継続する場合に確実に伝達切替処理を実行することができる。
第1の実施形態にかかる操舵制御装置およびその操作対象を示す図。 同実施形態にかかるブロック図。 同実施形態にかかる高負荷への対処のための処理の手順を示す流れ図。 第2の実施形態にかかる高負荷への対処のための処理の手順を示す流れ図。 第3の実施形態にかかる高負荷への対処のための処理の手順を示す流れ図。
<第1の実施形態>
以下、操舵制御装置にかかる第1の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、本実施形態にかかる操舵装置10においては、ステアリングホイール(ステアリング12)が、ステアリング12の操作に抗する力である反力を付与する操舵側アクチュエータ20に接続されている。操舵側アクチュエータ20は、ステアリング12に固定されたステアリングシャフト22、反力側減速機24、反力側減速機24に回転軸26aが連結された操舵側モータ26、および操舵側モータ26を駆動するインバータ28を備えている。なお、本実施形態では、操舵側モータ26として表面磁石同期電動機(SPMSM)を想定している。
ステアリングシャフト22は、ノーマリークローズ式のクラッチ14を介して転舵側アクチュエータ40のピニオン軸42に連結可能とされている。
転舵側アクチュエータ40は、第1ラックアンドピニオン機構48、第2ラックアンドピニオン機構52、転舵側減速機54、転舵側減速機54に回転軸56aが連結された転舵側モータ56、および転舵側モータ56を駆動するインバータ58を備えている。なお、本実施形態では、転舵側モータ56として、SPMSMを想定している。
第1ラックアンドピニオン機構48は、所定の交叉角をもって配置されたラック軸46とピニオン軸42とを備え、ラック軸46に形成された第1ラック歯46aとピニオン軸42に形成されたピニオン歯42aとが噛合されている。なお、ラック軸46の両端には、タイロッドを介して転舵輪30が連結されている。
第2ラックアンドピニオン機構52は、所定の交叉角をもって配置されたラック軸46およびピニオン軸50を備えており、ラック軸46に形成された第2ラック歯46bとピニオン軸50に形成されたピニオン歯50aとが噛合されている。
ピニオン軸50は、転舵側減速機54を介して、転舵側モータ56の回転軸56aに接続されている。転舵側モータ56にはインバータ58が接続されている。
制御装置60は、操舵側アクチュエータ20および転舵側アクチュエータ40を備えた操舵装置10を操作することにより、ステアリング12の操作に応じて転舵輪30を転舵させる制御を実行する。すなわち、本実施形態では、操舵側アクチュエータ20および転舵側アクチュエータ40によってステアバイワイヤシステムを実現しており、制御装置60は、通常、クラッチ14を解放状態に維持しつつ、ステアリング12の操作に応じて転舵輪30を転舵させる制御を実行する。この際、制御装置60は、ステアリングシャフト22に加わるトルク(操舵トルクTrqs)を検出するトルクセンサ70の出力値や、操舵側モータ26の回転軸26aの回転角度θs0を検出する操舵側角度センサ72の出力値、操舵側モータ26に流れる電流Isを検出する操舵側電流センサ74の出力値を取り込む。また、制御装置60は、回転軸56aの回転角度θt0を検出する転舵側角度センサ76の出力値や、転舵側モータ56を流れる電流Itを検出する転舵側電流センサ78の出力値、車速Vを検出する車速センサ68の出力値を取り込む。
制御装置60は、中央処理装置(CPU62)およびメモリ64を備えており、メモリ64に記憶されたプログラムをCPU62が実行することにより各種処理を実行する。
図2に、メモリ64に記憶されたプログラムをCPU62が実行することで実現される処理のうち、クラッチ14が解放状態にあるときに実行される処理の一部を示す。
積算処理部M2は、操舵側角度センサ72によって検出された回転角度θs0と転舵側角度センサ76によって検出された回転角度θt0とを、0〜360°よりも広い角度領域の数値に変換して回転角度θs,θtとする。すなわち、たとえば、ステアリング12が車両を直進させる中立位置から右側または左側に最大限回転操作される場合、回転軸26aは、360°を超えて回転する。したがって、積算処理部M2では、たとえばステアリング12が中立位置にある状態から回転軸26aが所定方向に2回転する場合、出力値を720°とする。なお、積算処理部M2は、中立位置における出力値をゼロとする。
計量単位設定処理部M4は、積算処理部M2による処理が施された操舵側角度センサ72の出力値に換算係数Ksを乗算して操舵角θhを算出し、積算処理部M2による処理が施された転舵側角度センサ76の出力値に換算係数Ktを乗算して、転舵角θpを算出する。ここで、換算係数Ksは、反力側減速機24と操舵側モータ26の回転軸26aとの回転速度比に応じて定められており、これにより、回転軸26aの回転角度θsの変化量をステアリング12の回転量に変換する。このため、操舵角θhは、中立位置を基準とするステアリング12の回転角度となる。また、換算係数Ktは、転舵側減速機54と転舵側モータ56の回転軸56aとの回転速度比、およびピニオン軸50とピニオン軸42との回転速度比の積となっている。これにより、回転軸56aの回転量を、クラッチ14が締結されていると仮定した場合におけるステアリング12の回転量に変換する。
なお、図2における処理は、回転角度θs,θt、操舵角θhおよび転舵角θpが所定方向の回転角度の場合に正、逆方向の回転角度の場合に負とする。すなわち、たとえば、積算処理部M2は、ステアリング12が中立位置にある状態から回転軸26aが所定方向とは逆回転する場合に、出力値を負の値とする。ただし、これは、制御系のロジックの一例に過ぎない。特に、本明細書では、回転角度θs,θt、操舵角θhおよび転舵角θpが大きいとは、中立位置からの変化量が大きいこととする。換言すれば、上記のように正負の値を取りうるパラメータの絶対値が大きいこととする。
アシストトルク設定処理部M6は、操舵トルクTrqsに基づき、アシストトルクTrqa*を設定する。アシストトルクTrqa*は、操舵トルクTrqsが大きいほど大きい値に設定される。加算処理部M8は、アシストトルクTrqa*に操舵トルクTrqsを加算して出力する。
反力設定処理部M10は、ステアリング12の回転に抗する力である反力Firを設定する。詳しくは、本実施形態では、反力設定処理部M10は、転舵角θpを入力とし、転舵角θpの大きさが大きい場合に小さい場合よりも反力Firの大きさを大きい値に設定する。
偏差算出処理部M12は、加算処理部M8の出力から反力Firを減算した値を出力する。
操舵角指令値算出処理部M20は、偏差算出処理部M12の出力値に基づき、操舵角指令値θh*を設定する。ここでは、偏差算出処理部M12の出力値Δと、操舵角指令値θh*とを関係づける以下の式(c1)にて表現されるモデル式を利用する。
Δ=C・θh*’+J・θh*’’ …(c1)
上記の式(c1)にて表現されるモデルは、ステアリング12と転舵輪30とが機械的に連結されたものにおいて、ラック軸46の軸力と操舵角θhとの関係を定めるモデルである。上記の式(c1)において、粘性係数Cは、操舵装置10の摩擦等をモデル化したものであり、慣性係数Jは、操舵装置10の慣性をモデル化したものである。ここで、粘性係数Cおよび慣性係数Jは、車速Vに応じて可変設定される。
操舵角フィードバック処理部M22は、操舵角θhを操舵角指令値θh*にフィードバック制御するための操作量として、フィードバックトルクTrqr1*を設定する。具体的には、操舵角指令値θh*から操舵角θhを減算した値を入力とする比例要素、積分要素および微分要素のそれぞれの出力値の和を、フィードバックトルクTrqr1*とする。
加算処理部M24は、操舵角フィードバック処理部M22が出力するフィードバックトルクTrqr1*と、アシストトルク設定処理部M6が出力するアシストトルクTrqa*との和を、操舵側モータ26に対するトルク指令値(反力指令値Trqr*)として出力する。
操作信号生成処理部M26は、反力指令値Trqr*に基づき、インバータ28の操作信号MSsを生成してインバータ28に出力する。これは、たとえば、反力指令値Trqr*に基づきq軸電流の指令値を設定し、dq軸の電流を指令値にフィードバック制御するための操作量としてdq軸の電圧指令値を設定する周知の電流フィードバック制御にて実現することができる。なお、d軸電流はゼロに制御してもよいが、操舵側モータ26の回転速度が大きい場合には、d軸電流の絶対値をゼロより大きい値に設定し弱め界磁制御を実行してもよい。もっとも、低回転速度領域においてd軸電流の絶対値をゼロよりも大きい値に設定することも可能である。
舵角比可変処理部M28は、操舵角指令値θh*に基づき、操舵角θhと転舵角θpとの比である舵角比を可変設定するための目標動作角θa*を設定する。加算処理部M30は、操舵角指令値θh*に目標動作角θa*を加算することにより、転舵角指令値θp1*を算出する。
微分ステア処理部M32は、操舵角指令値θh*の変化速度にゲインKdを乗算した値をステア補正量θdとして出力する。ステア補正処理部M34では、転舵角指令値θp1*に、ステア補正量θdを加算することにより、転舵角指令値θp*を算出して出力する。
転舵角フィードバック処理部M36は、転舵角θpを転舵角指令値θp*にフィードバック制御するための操作量として、転舵側モータ56に対するトルク指令値(転舵トルク指令値Trqt*)を設定する。具体的には、転舵角指令値θp*から転舵角θpを減算した値を入力とする比例要素、積分要素および微分要素のそれぞれの出力値の和を、転舵トルク指令値Trqt*とする。
操作信号生成処理部M38は、転舵トルク指令値Trqt*に基づき、インバータ58の操作信号MStを生成してインバータ58に出力する。これは、操作信号生成処理部M26による操作信号の生成処理と同様に行うことができる。
上記処理によれば、クラッチ14の解放状態、すなわちステアリング12から転舵輪30への動力の伝達が遮断された状態において、ステアリング12の操作に応じて転舵輪30を転舵させることができる。本実施形態では、図2に示した処理を用いることにより、クラッチ14の解放状態においてステアリング12の操作に応じて転舵輪30を転舵させる処理を実行することを原則としつつも、所定の条件下、クラッチ14を締結した状態において、転舵輪30を転舵させる処理を実行する。次にこれについて説明する。
図3に、クラッチ14を締結するか否かの判定処理、およびクラッチ14の締結処理の手順を示す。図3に示す処理は、メモリ64に記憶されたプログラムをCPU62が所定周期で繰り返し実行することにより実現される。なお、以下においては、ステップ番号を、先頭に「S」が付与された数字にて表記する。
図3に示す一連の処理において、CPU62は、まず仮判定フラグFが「1」であるか否かを判定する(S10)。仮判定フラグFは、転舵角θpと転舵角指令値θp1*との差の絶対値が閾値Δth以上となることに基づき転舵側アクチュエータ40に過大な負荷がかかっている旨の仮判定がなされる場合に「1」となり、そうでない場合に「0」となる。CPU62は、仮判定フラグFが「0」であると判定する場合(S10:NO)、転舵角θpと転舵角指令値θp1*との差の絶対値が閾値Δth以上であるか否かを判定する(S12)。そしてCPU62は、閾値Δth以上であると判定する場合(S12:YES)、仮判定フラグFを「1」とする(S14)。
一方、CPU62は、仮判定フラグFが「1」であると判定する場合(S10:YES)、転舵角θpと転舵角指令値θp1*との差の絶対値が閾値Δth未満であるか否かを判定する(S16)。この処理は、仮判定フラグFを初期化するか否かを判定する処理である。そしてCPU62は、閾値Δth未満であると判定する場合(S16:YES)、仮判定フラグFを「0」とする(S18)。
これに対し、CPU62は、閾値Δth以上であると判定する場合(S16:NO)、閾値Δth以上となっている状態の継続時間をカウントするカウンタCnをインクリメントする(S20)。次にCPU62は、カウンタCnが所定値Cth以上であるか否かを判定する(S22)。ここで、所定値Cthは、転舵側アクチュエータ40単独では転舵角θpを転舵角指令値θp*に制御できない状態である可能性が高いと判定できる値に設定されている。そしてCPU62は、所定値Cth以上であると判定する場合(S22:YES)、クラッチ14の締結指令を出力する(S24)。これにより、CPU62によってクラッチドライバ66がクラッチ14を締結状態とするように制御される。具体的には、CPU62によりクラッチ14への通電が停止される。
次にCPU62は、操舵トルクTrqsに基づきアシストトルクTrqa*を算出する(S26)。この処理は、アシストトルク設定処理部M6の処理と同様であるが、アシストトルク設定処理部M6が設定する値と必ずしも等しくない。これは、S26の処理においては、CPU62は、クラッチ14が締結状態にあることを前提に、アシストトルクTrqa*を設定しているためである。
そしてCPU62は、反力指令値Trqr*を、アシストトルクTrqa*とする一方、転舵トルク指令値Trqt*をゼロとする(S28)。すなわち、クラッチ14が締結される場合、図2の処理によっては、反力指令値Trqr*および転舵トルク指令値Trqt*が算出されず、S26,S28の処理によって算出される。
なお、CPU62は、S14,S18,S28の処理が完了する場合や、S12,S22の処理において否定判定する場合には、図4に示す一連の処理を一旦終了する。
ここで本実施形態の作用を説明する。
CPU62は、クラッチ14を解放状態として、図2に示した処理に基づき、ステアリング12の操作に応じて設定される転舵角指令値θp*に転舵角θpを制御すべく転舵側アクチュエータ40を操作する処理を実行する。この制御において、たとえば転舵輪30が溝にはまるなどして転舵角指令値θp*と転舵角θpとの差の絶対値が閾値Δth以上となる状態が継続する場合、CPU62は、クラッチ14を締結し、転舵側モータ56のトルクをゼロに制御し、操舵側モータ26によってアシストトルクを生成する。ここでクラッチ14が締結状態となると、ユーザがステアリング12に入力する操舵トルクTrqsが転舵輪30に伝達される。このため、操舵側モータ26のトルクと操舵トルクTrqsとの協働で転舵輪30を転舵させることができる。そして、これにより、クラッチ14を締結しない場合と比較して、操舵装置10の過剰な発熱を抑制することができる。すなわち、クラッチ14を締結しない場合、転舵角指令値θp*と転舵角θpとの差の絶対値が大きい状態が継続すると、転舵側モータ56のトルクが最大値で固定され、発熱量が大きくなる。
以上説明した本実施形態によれば、さらに以下に記載する効果が得られるようになる。
(1)クラッチ14を締結状態に切り替える場合、切り替える時点において転舵角フィードバック処理部M36の積分要素が保持していた値を、転舵側アクチュエータ40の操作信号MStに反映させなかった(S28)。これにより、クラッチ14が締結状態とされた後の転舵側モータ56のトルクが適切な値(転舵トルク指令値Trqt*)から過度にずれたものとなる事態を抑制することができる。
<第2の実施形態>
以下、第2の実施形態について、第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
図4に、クラッチ14を締結するか否かの判定処理、およびクラッチ14の締結処理の手順を示す。図4に示す処理は、メモリ64に記憶されたプログラムをCPU62が所定周期で繰り返し実行することにより実現される。なお、図4において、図3に示した処理に対応する処理については、便宜上、同一のステップ番号を付してその説明を省略する。
図4に示す一連の処理において、CPU62は、S26の処理が完了する場合、アシストトルクTrqa*を、反力指令値Trqr*と、転舵トルク指令値Trqt*とに割り振る(S28a)。詳しくは、係数α、βをそれらの和が「1」となる正の数とする場合、反力指令値Trqr*を「α・Trqa*」とし、転舵トルク指令値Trqt*を「Kst・β・Trqa*」とする。ここで、係数Kstは、クラッチ14の締結状態において、回転軸56aと回転軸26aとの回転速度比によって定まるものであり、回転軸26aのトルクを回転軸56aのトルク相当とするための変換係数である。
なお、CPU62は、S28aの処理が完了する場合、図4に示す一連の処理を一旦終了する。
上記処理によれば、クラッチ14が締結状態とされる場合、転舵側モータ56のトルクと操舵側モータ26のトルクと操舵トルクTrqsとの協働で転舵輪30を転舵させることができる。したがって、転舵側モータ56のトルクをゼロに制御する場合と比較してアシストトルクTrqa*の最大値を大きい値に設定することも可能である。
<第3の実施形態>
以下、第3の実施形態について、第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
図5に、クラッチ14を締結するか否かの判定処理、およびクラッチ14の締結処理の手順を示す。図5に示す処理は、メモリ64に記憶されたプログラムをCPU62が所定周期で繰り返し実行することにより実現される。なお、図5において、図3に示した処理に対応する処理については、便宜上、同一のステップ番号を付してその説明を省略する。
図5に示す一連の処理において、CPU62は、仮判定フラグFが「0」であると判定する場合(S10:NO)、転舵角θpの変化速度と転舵角指令値θp*の変化速度との差の絶対値が閾値Δth以上であるか否かを判定する(S12a)。この処理は、転舵側アクチュエータ40に過度に大きな負荷がかかっている旨の仮の判定をするための処理である。すなわち、負荷が過度に大きい場合、転舵角指令値θp*の変化速度が大きくても転舵角θpを迅速に変化させることができないため、上記差の絶対値に基づき、負荷が過度に大きいか否かを判定する。なお、転舵角θpの変化速度と転舵角指令値θp*の変化速度との差は、転舵角フィードバック処理部M36の微分要素の出力値を微分ゲインで除算した値とすればよい。
CPU62は、閾値Δth以上であると判定する場合(S12a:YES)、仮判定フラグFを「1」とする(S14)。
一方、CPU62は、仮判定フラグFが「1」であると判定する場合(S10:YES)、転舵角θpの変化速度と転舵角指令値θp*の変化速度との差の絶対値が閾値Δth未満であるか否かを判定する(S16a)。そしてCPU62は、閾値Δth未満であると判定する場合(S16a:YES)、仮判定フラグFをゼロとする(S18)。一方、CPU62は、閾値Δth以上であると判定する場合(S16a:YES)、S20の処理に移行する。
<対応関係>
上記実施形態を特定する事項と、上記「課題を解決するための手段」の欄に記載した事項との対応関係は、次の通りである。以下では、「課題を解決するための手段」の欄に記載した解決手段の番号毎に、対応関係を示している。
1.切替装置は、クラッチ14およびクラッチドライバ66に対応し、転舵処理は、転舵角フィードバック処理部M36および操作信号生成処理部M38の処理に対応し、伝達切替処理は、S24の処理に対応する。
2.アシスト処理は、S28,S28aの処理に対応する。
3.図3、図5においては、転舵トルク指令値Trqt*をゼロとすることにより、積分要素が保持していた値を反映させない処理を実現しており、図4においては、積分要素の出力値とは独立にS28aの処理によって転舵トルク指令値Trqt*を算出していることに対応する。
4.判定処理は、図3および図4におけるS12〜S22の処理に対応する。
<その他の実施形態>
なお、上記実施形態の各事項の少なくとも1つを、以下のように変更してもよい。
「操舵角フィードバック処理部M22について」
操舵角指令値θh*から操舵角θhを減算した値を入力とする比例要素、積分要素および微分要素のそれぞれの出力値の和によって、フィードバックトルクTrqr1*を算出するものに限らない。たとえば、操舵角指令値θh*から操舵角θhを減算した値を入力とする比例要素および微分要素のそれぞれの出力値の和によって、フィードバックトルクTrqr1*を算出するものであってもよい。
「操舵角指令値設定処理について」
操舵角指令値算出処理部M20において、上記の式(c1)にて表現されるモデル式を用いて操舵角指令値θh*を設定する代わりに、以下の式(c2)にて表現されるモデル式を用いてもよい。
Δ=K・θh*+C・θh*’+J・θh*’’ …(c2)
ここで、バネ係数Kは、車両の影響をモデル化したものであり、サスペンションやホールアラインメント等の仕様によって決定される。また、たとえば「転舵角指令値設定処理について」の欄に記載したように転舵角指令値算出処理部を設ける場合、操舵角指令値算出処理部M20等を削除して転舵角指令値θp1*から目標動作角θa*を減算したものを操舵角指令値θh*としてもよい。
「転舵角指令値設定処理について」
たとえば、偏差算出処理部M12の出力値に基づき、操舵角指令値算出処理部M20の処理と同様の処理によって転舵角指令値θp1*を算出する転舵角指令値算出処理部を設けてもよい。
「転舵角フィードバック処理部について」
転舵角指令値θp*から転舵角θpを減算した値を入力とする比例要素、積分要素および微分要素のそれぞれの出力値の和によって、転舵側アクチュエータ40の操作量(転舵トルク指令値Trqt*)を算出するものに限らない。たとえば、転舵角指令値θp*から転舵角θpを減算した値を入力とする比例要素および微分要素のそれぞれの出力値の和によって、転舵側アクチュエータ40の操作量を算出するものであってもよい。
「転舵処理について」
制御量を転舵角とすることは必須ではない。たとえば、転舵角速度としてもよい。この場合の制御器は、たとえば図2において、転舵角フィードバック処理部M36の比例要素および積分要素を削除したものであってもよい。なお、この場合であっても、操舵角θhと転舵角θpとが整合しなくなる高負荷状態の判定を、図5のS12aの処理によって行ってもよい。
クラッチ14が解放状態である場合の処理としては、舵角比可変処理部M28の処理や、微分ステア処理部M32の処理を実行しないものであってもよい。
「制御量と指令値との差の絶対値が閾値以上となる状態が継続することの判定について」
たとえば、転舵側モータ56に流れるq軸の電流の絶対値が所定値以上であるにもかかわらず、転舵角θpの変化速度の絶対値が所定値以下(ゼロに近い)である状態が継続する場合に、転舵角θpと転舵角指令値θp*との差の絶対値が閾値以上となる状態が継続すると判定してもよい。また、この処理において、q軸電流をその指令値としてもよく、またたとえばq軸電流に代えて転舵トルク指令値Trqt*としてもよい。
「アシスト処理について」
(a)転舵角フィードバック処理部M36の積分要素について
上記実施形態では、アシスト処理時に図2に示した処理を実行しないこととしたが、これに限らない。たとえば図3、図5の処理において、転舵トルク指令値Trqt*をゼロとする代わりに、転舵角フィードバック処理部M36の積分要素を初期化して且つ、転舵角フィードバック処理部M36に入力される転舵角指令値θp*に、計量単位設定処理部M4が出力する都度の転舵角θpを継続的に代入してもよい。
(b)アシストトルクの制御について
クラッチ14が締結状態である場合に、転舵トルク指令値Trqt*についてはゼロとしつつ、図2の処理を実行してもよい。この場合、反力指令値Trqr*がアシストトルクTrqa*相当となりうるため、操舵側モータ26のトルクがアシストトルクTrqa*相当となりうる。
クラッチ14が締結状態である場合、反力指令値Trqr*をゼロとし、転舵側モータ56のみによってアシストトルクを生成してもよい。これは、たとえば図4の処理において、α=0とすることで実現できる。また、たとえば、反力指令値Trqr*をゼロとしつつも図2の処理によって転舵トルク指令値Trqt*を設定してもよい。これは、たとえばステア補正量θdをゼロとし、舵角比可変処理部M28の処理を停止して、舵角比を可変とする処理を停止し、目標動作角θa*を、クラッチ14を締結した時点における転舵角θpから操舵角θhを減算した値とすることで実現すればよい。ただし、その場合、転舵角フィードバック処理部M36の積分要素の値を、クラッチ14が締結状態に切り替えられる時点で一旦初期化する。
なお、クラッチ14が締結状態である場合において、アシスト処理を実行することは必須ではない。すなわち、たとえばクラッチ14が締結状態である場合、操舵角θhの変化量に対する転舵角θpの変化量を非常に小さくする構造が採用されている場合、高負荷であっても、ステアリング12に入力される操舵トルクTrqsによって、転舵輪30を転舵させることが可能となる。
「転舵側アクチュエータ(40)について」
転舵側モータ56としては、SPMSMに限らず、たとえばIPMSMを用いてもよく、さらに同期機にも限らず、たとえば誘導機であってもよい。また、アクチュエータが備える転舵機構としては、ラックアンドピニオン型のものに限らない。たとえば、ラッククロス型のものや、ラックパラレル型(登録商標)、ラック同軸型のものなどを採用してもよい。
「操舵制御装置について」
CPU62とメモリ64とを備えて、ソフトウェア処理を実行するものに限らない。たとえば、上記実施形態においてソフトウェア処理されたものの少なくとも一部を、ハードウェア処理する専用のハードウェア回路(たとえばASIC等)を備えてもよい。すなわち、操舵制御装置は、以下の(a)〜(c)のいずれかの構成であればよい。(a)上記処理の全てを、プログラムに従って実行する処理装置と、プログラムを記憶するメモリとを備える。(b)上記処理の一部をプログラムに従って実行する処理装置およびプログラムを記憶するメモリと、残りの処理を実行する専用のハードウェア回路とを備える。(c)上記処理の全てを実行する専用のハードウェア回路を備える。
・「そのほか」
操舵側モータ26としては、SPMSMに限らず、たとえばIPMSMを用いてもよく、さらに同期機にも限らず、たとえば誘導機であってもよい。
10…操舵装置、12…ステアリング、14…クラッチ、20…操舵側アクチュエータ、22…ステアリングシャフト、24…反力側減速機、26…操舵側モータ、26a…回転軸、28…インバータ、30…転舵輪、40…転舵側アクチュエータ、42…ピニオン軸、42a…ピニオン歯、46…ラック軸、46a…第1ラック歯、46b…第2ラック歯、48…第1ラックアンドピニオン機構、50…ピニオン軸、50a…ピニオン歯、52…第2ラックアンドピニオン機構、54…転舵側減速機、56…転舵側モータ、56a…回転軸、58…インバータ、60…制御装置、62…CPU、64…メモリ、66…クラッチドライバ、68…車速センサ、70…トルクセンサ、72…操舵側角度センサ、74…操舵側電流センサ、76…転舵側角度センサ、78…転舵側電流センサ。

Claims (2)

  1. ステアリングから転舵輪への動力の伝達状態および遮断状態の一方を他方に切り替える切替装置と、前記遮断状態において前記ステアリングに操舵反力を付与可能な操舵側アクチュエータと、前記転舵輪を転舵させる転舵側アクチュエータと、を備えた操舵装置を操作対象とし、
    前記遮断状態において前記転舵輪の転舵角および該転舵角の変化速度である転舵角速度の少なくとも一方を制御量とし、前記転舵側アクチュエータを操作することによって前記制御量を前記ステアリングの操作に応じた指令値となるように制御する転舵処理と、
    前記転舵処理がなされているときに前記制御量と前記指令値との差の絶対値が閾値以上となる状態が継続することを条件に、前記切替装置を操作して前記遮断状態から前記伝達状態に切り替える伝達切替処理と
    前記伝達切替処理によって前記伝達状態に切り替えられる場合、前記操舵側アクチュエータおよび前記転舵側アクチュエータの少なくとも一方によって、前記ステアリングの操作による前記転舵輪の転舵をアシストするアシスト処理と、を実行し、
    前記転舵処理は、前記制御量と前記指令値との差を入力とする積分要素の出力値に基づき前記転舵側アクチュエータを操作するものであり、
    前記アシスト処理は、前記伝達切替処理によって前記伝達状態に切り替えられる場合、前記伝達状態に切り替えられる時点において前記積分要素が保持していた値を前記転舵側アクチュエータの操作に反映させない操舵制御装置。
  2. 前記転舵処理は、前記制御量を前記転舵角とするものであり、
    前記転舵角の検出値および前記転舵角の指令値を入力として前記転舵処理がなされているときに前記制御量と前記指令値との差の絶対値が前記閾値以上となる状態が継続するか否かを判定する判定処理を実行し、
    前記伝達切替処理は、前記判定処理の結果に基づき前記伝達切替処理を実行する請求項1記載の操舵制御装置。
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