JP6775433B2 - 光源装置および自動取引装置 - Google Patents
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Description
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、蛍光画像のコントラストの低下を抑制することを目的とする。
それぞれの線状光源ユニット105は、ふたつの紫外光発光素子としての発光素子106と、導光体103と、ふたつのホルダ104と、ふたつのケーブル部112と、ふたつのベース板110とを有している。
導光体103は、発光素子106から発光された光を導くものである。この導光体103は、例えばアクリル樹脂やポリマーなどの紫外透過性媒体であり、発光素子106を収めることができる断面が形成されている。
ベース板110は、導光体103の両端に配設され、ケーブル部112を保持するとともに、接地されているものである。
ケーブル部112は、発光素子106と接続された配線パターン等を有するものである。ケーブル部112は、ベース板110に接地されている面とは反対側の導光体103側の面上に、発光素子106が配設されている。
図3において、ケーブル部112は、ベース板110の表面上にベース接着剤109で固着されたポリイミド層108と、ポリイミド層108のベース板110が固着された面の反対面に形成された配線パターン107とを有している。
さらに、ケーブル部112は、ベース接着剤109を介してポリイミド層108の面のうち配線パターン107が形成されていない面に、ベース板110を接着している。
制御装置202は、CPU(Central Processing Unit)等の制御用のコンピュータである制御手段と、メモリやHDD(Hard Disk Drive)等の記憶手段とを備え、記憶手段に記憶されたOS(Operating System)や取引プログラムに基づいて制御手段が以下に説明する各部を含め自動取引装置201全体の動作を制御する。
明細書取扱部204は、自動取引装置201で行われる取引の内容を明細票に印字するプリンタである。
紙幣取扱部206は、紙幣投入口に投入された紙幣を鑑別して収納庫に格納する入金処理や収納庫に格納された紙幣を鑑別して紙幣出金口に払い出す出金処理を行うものである。ここで、紙幣は図3に示す媒体(紙葉類)に相当する。
鑑別部207は、制御プログラムが格納されたROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、およびCPU等の制御部を有している。
発光素子を発光させた鑑別部207の制御部は、図1に示す受光素子102が紙幣の蛍光や反射光などを検出して出力した信号に基づいて媒体の蛍光画像および可視光画像を取得するように構成されている。
電源部210は、商用電源からの交流電力を直流電力に変換して直流電力を各部に供給する電源装置である。
発光素子106から放出された紫外光UVは、配線パターン107、ポリイミド層108、ポリイミド層108を通してベース接着剤109、並びに導光体103を通して対向する発光素子106とケーブル部112に照射される。
また、ベース接着剤109は、ポリイミド層108を介して紫外光UVが照射されるため、照射される紫外光UVの強度が弱まる。その結果としてベース接着剤109から発せられる紫外蛍光UVaの強度も弱くなる。
また、配線パターン507は、公知のメッキ、蒸着、またはスパッタによってメタル層を形成し、公知のエッチングによって絶縁層509上に形成されている。
また、ケーブル部512上には発光素子506が配置され、発光素子506のアノード端子506aおよびカソード端子506bは、ボンディングワイヤ511を用いてワイヤボンドされている。
このように、可視光カットフィルタを備えた比較例では、発光素子から放出された紫外光は、可視光カットフィルタを介して導光体に入射するため、強度が弱くなってしまう。
したがって、本実施例では、発光素子から放出された紫外光は可視光カットフィルタを介することなく導光体に照射され、導光体から媒体に放出される紫外光の強度は導光体を通した際の損失だけとなり、紫外光の強度の低下を抑制することができる。
さらに、可視光カットフィルタのフィルタ性能に関係なく蛍光(可視光)成分を減らすことができるため、より広範囲の紫外光を扱うことができるようになる。
さらに、裏面パターン108bは、ポリイミド層108の反対面に、ベース接着剤109を介してベース板110を接着している。
このように、紫外光遮断パターンとしての裏面パターン108bは、ポリイミド層108とベース接着剤109との間に形成されている。
発光素子106から放出された紫外光UVは、配線パターン107、ポリイミド層108、ポリイミド層108を通して裏面パターン108b、並びに導光体103を通して対向する発光素子106とケーブル部312に照射される。
以上説明したように、第2の実施例では、第1の実施例の効果に加え、導光体に照射される可視光成分を発光素子から放出される可視光成分のみとすることができ、さらに蛍光画像のコントラストの低下を抑制することができるという効果が得られる。
さらに、裏面パターン108bは、ポリイミド層108の反対面に、ベース接着剤109を介してベース板110を接着している。
フロントパネル接着剤409は、絶縁フィルム410の発光素子106側の縁部(四方の縁部、以下同様)よりも内側(発光素子106の反対側)に収まるようにし、フロントパネル408は絶縁フィルム接着剤411の発光素子106側の縁部よりも発光素子106側にはみ出している。
また、配線パターン107上に絶縁フィルム410を接着することにより、配線パターン107を保護することができる。
102 受光素子
103 導光体
104 ホルダ
105 線状光源ユニット
106 発光素子
107 配線パターン
108 ポリイミド層
108b 裏面パターン
109 ベース接着剤
110 ベース板
112、312、412 ケーブル部
201 自動取引装置
202 制御装置
203 表示操作部
204 明細書取扱部
205 カード取扱部
206 紙幣取扱部
209 硬貨取扱部
210 電源部
408 フロントパネル
409 フロントパネル接着剤
410 絶縁フィルム
411 絶縁フィルム接着剤
Claims (7)
- 紫外光発光素子を有する光源装置であって、
ベース板の表面上に固着されたポリイミド層と、
前記ポリイミド層の前記ベース板が固着された面の反対面に形成された配線パターンと、
を有し、
前記紫外光発光素子は、前記ポリイミド層の前記配線パターンが形成された面に実装され、
前記ポリイミド層は、前記ベース板に接着剤で固着され、
前記ポリイミド層と前記接着剤との間に、紫外光遮断パターンが形成されていることを特徴とする光源装置。
- 紫外光発光素子を有する光源装置であって、
ベース板の表面上に固着されたポリイミド層と、
前記ポリイミド層の前記ベース板が固着された面の反対面に形成された配線パターンと、
前記配線パターンの前記ポリイミド層側の面の反対面に固着された絶縁フィルムと、
前記絶縁フィルムの前記配線パターン側の面の反対面に固着されたフロントパネルと、
を有し、
前記紫外光発光素子は、前記ポリイミド層の前記配線パターンが形成された面に実装され、
前記フロントパネルの前記紫外光発光素子側の縁部は、前記絶縁フィルムと前記配線パターンとを固着する接着剤の前記紫外光発光素子側の縁部よりも前記紫外光発光素子に接近していることを特徴とする光源装置。
- 請求項1に記載の光源装置において、
前記配線パターンの前記ポリイミド層側の面の反対面に固着された絶縁フィルムと、
前記絶縁フィルムの前記配線パターン側の面の反対面に固着されたフロントパネルと、
を有し、
前記フロントパネルの前記紫外光発光素子側の縁部は、前記絶縁フィルムと前記配線パターンとを固着する接着剤の前記紫外光発光素子側の縁部よりも前記紫外光発光素子に接近していることを特徴とする光源装置。 - 請求項2または請求項3に記載の光源装置において、
前記フロントパネルの前記紫外光発光素子側の縁部は、前記絶縁フィルムの前記紫外光発光素子側の縁部よりも前記紫外光発光素子に接近していることを特徴とする光源装置。 - 請求項4に記載の光源装置において、
前記絶縁フィルムと前記フロントパネルとは、フロントパネル接着剤で固着され、
前記絶縁フィルムおよび前記フロントパネルの前記紫外光発光素子側の縁部は、前記フロントパネル接着剤の前記紫外光発光素子側の縁部よりも前記紫外光発光素子に接近していることを特徴とする光源装置。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載の光源装置において、
前記紫外光発光素子は、対向して配置され、
前記紫外光発光素子間に、導光体が配置されていることを特徴とする光源装置。 - 請求項1から請求項6のいずれかに記載の光源装置を備えたことを特徴とする自動取引装置。
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JP2017015533A JP6775433B2 (ja) | 2017-01-31 | 2017-01-31 | 光源装置および自動取引装置 |
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JP2017015533A Active JP6775433B2 (ja) | 2017-01-31 | 2017-01-31 | 光源装置および自動取引装置 |
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2017
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