JP6774012B2 - 光照射装置、及びこれを備えた光硬化装置 - Google Patents
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Description
なお、上記式(1)において、Iは重合開始剤を示し、I*は重合開始剤が励起状態にあることを示し、R・はフリーラジカルを示す。重合開始剤に所定の光が照射されると、重合開始剤は励起され、開裂し、ラジカルを発生する。
RM・+M→RMM・ (3)
上記式(2)、(3)において、Mはモノマーを示す。
RMm・+RMn・→Pm+Pn (4)
所定の搬送方向に沿って搬送されたワークが流入するワーク流入口と、
前記ワーク流入口から流入した前記ワークに対して光を照射する光照射部と、
前記光照射部で光が照射された後の前記ワークが流出するワーク流出口と、
前記ワーク流入口と前記光照射部との間の位置において、不活性ガスからなる第一ガスを供給する第一ガス供給部と、
前記光照射部と前記ワーク流出口との間の位置において、所定の第二ガスを供給する第二ガス供給部とを備えたことを特徴とする。
前記制御部は、前記ワークの搬送速度が速くなると、前記第一ガスの流量から前記第二ガスの流量を差し引いた差分値が大きくなるように、前記第一ガスの流量及び前記第二ガスの流量を制御するものとしても構わない。
前記ワーク流入口から流入される前記ワークの表面には所定の材料物が塗布されており、
前記光照射部から前記ワークに対して光が照射されることで、前記材料物が硬化されることを特徴とする。
図1及び図2に示した光照射装置1を実施例1及び実施例2とした。実施例1は、第二ガス供給部41が空気を供給する構成である。実施例2は、第二ガス供給部41が窒素ガスを供給する構成である。いずれの実施例においても、ワーク10の下面と光照射装置1との間の空間はほとんど存在していない。一方、ワーク10の上面と光照射装置1との間にはY方向に関して空間が存在し、停止状態においてワーク流入口7から外気の流入が可能な構成である。
図4は、図2にならって図示した比較例1の光照射装置の構成である。比較例1の光照射装置70は、光照射ユニット2よりも上流側にガス供給ユニットを備えていない。また、光照射ユニット2とワーク流出口8の間、すなわち、光照射ユニット2の下流側に、窒素ガス供給ユニット71を備えている。この窒素ガス供給ユニット71は、窒素ガスをD3方向に供給する窒素ガス供給部72を備えている。この光照射装置70は、特許文献2の構成を模擬したものに対応する。
図5A〜図5Cは、実施例1、実施例2、及び比較例1のそれぞれの光照射装置(1,70)において、ワーク10の表面における酸素濃度の分布を示す結果である。いずれの図面も、光照射装置(1,70)をY方向に見たときの図面に対応している。各図において、ワーク10の表面における酸素濃度が高い領域には濃い色が塗られており、低い領域には薄い色が塗られている。なお、各図面では、ワーク10の表面以外の領域においても濃淡が付されているが、これは図面の描画時における色分けに起因するものであって、酸素濃度の高低を表しているものではない。ワーク10の表面の濃淡のみが酸素濃度の高低を表している。なお、図5A〜図5Cに示す酸素濃度の数値は、雰囲気に対する酸素の含有割合を小数表記したものである。
以下、別実施形態について説明する。
2 : 光照射ユニット
3 : 第一ガス供給ユニット
4 : 第二ガス供給ユニット
7 : ワーク流入口
8 : ワーク流出口
9 : 制御部
10 : ワーク
11a : 未硬化の材料物
11b : 硬化後の材料物
21 : 光照射部
22 : 冷却部
31 : 第一ガス供給部
32 : ガス供給孔
41 : 第二ガス供給部
50 : 光硬化装置
51 : 材料物塗布部
70 : 比較例1の光照射装置
71 : 窒素ガス供給ユニット
72 : 窒素ガス供給部
Claims (5)
- 所定の搬送方向に沿って搬送されたワークが流入するワーク流入口と、
前記ワーク流入口から流入した前記ワークの面に対向配置され、前記ワークに対して光を照射する光照射部と、
前記光照射部を収容する筐体型の光照射ユニットと、
前記光照射部で光が照射された後の前記ワークが流出するワーク流出口と、
前記ワーク流入口と前記光照射部との間の位置において、前記光照射ユニットの外側に配置され、前記光照射ユニットの前記ワーク流入口側の端部に向かって不活性ガスからなる第一ガスを供給する第一ガス供給部と、
前記光照射部と前記ワーク流出口との間の位置において、前記光照射ユニットの外側に配置され、前記光照射ユニットの前記ワーク流出口側の端部に向かって空気からなる第二ガスを供給する第二ガス供給部とを備えたことを特徴とする光照射装置。 - 前記第二ガス供給部は、前記光照射部が設置されている位置に向けて前記第二ガスを供給することを特徴とする請求項1に記載の光照射装置。
- 前記第一ガスの流量及び前記第二ガスの流量を制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記ワークの搬送速度が速くなると、前記第一ガスの流量から前記第二ガスの流量を差し引いた差分値が大きくなるように、前記第一ガスの流量及び前記第二ガスの流量を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の光照射装置。 - 前記光照射部は前記ワークに対して紫外線を照射することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光照射装置。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の光照射装置を備え、
前記ワーク流入口から流入される前記ワークの表面には所定の材料物が塗布されており、
前記光照射部から前記ワークに対して光が照射されることで、前記材料物が硬化されることを特徴とする光硬化装置。
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JP2016128175A JP6774012B2 (ja) | 2016-06-28 | 2016-06-28 | 光照射装置、及びこれを備えた光硬化装置 |
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