JP6773320B2 - 電子システム、情報処理装置及び登録方法 - Google Patents

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本開示は、電子システム、情報処理装置及び登録方法に関する。
物品の置き忘れを防止する方法として、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信機能を有する電子タグを用いた方法が提案されている。まず、物品に装着されたBluetooth機能を有する電子タグと、Bluetooth機能が搭載された移動端末装置、例えばスマートフォンとが互いに対応付けられて登録される(ペアリング)。そして両者間で無線通信リンクが形成され、両者間の距離が離れることで無線通信リンクが切断された場合に、電子タグ及びスマートフォンの少なくとも一方で、音、光、又はバイブレーション等によるアラームが発生する。
このような置き忘れ防止方法に関し、以下のような場面が想定される。あるユーザが、所有する複数の物品にそれぞれ電子タグを装着する。そして当該ユーザが、スマートフォン及び当該複数の物品のうちの一部の物品を携帯し、他の一部の物品を宅内に置いて外出する。尚、外出する際、当該ユーザは外出に際して必要な物品を全て正しく携帯しているものとする。ユーザは、携帯されている物品が外出先に置き忘れられた場合に、スマートフォンや物品に付された電子タグがアラームを発生して置き忘れを通知することを期待する。ところが、ユーザが外出して自宅から離れた際、外出時の持ち物とならずに宅内に置かれた物品に付された電子タグは、スマートフォンとの間の無線通信リンクが切断されたことに起因してアラームを発生する。すなわち、ユーザがその外出に際しては不要と判断して携帯しなかった物品が、置き忘れられたものと判断されてアラームが発生してしまう。このような事態を防ぐために、外出の際に携帯される物品に付された電子タグを、外出先での置き忘れ防止の対象(以下、監視対象)として選択的に、スマートフォンに登録させる技術が知られている。
例えばユーザが、スマートフォン及び外出時に携帯するものを身に付けた状態で、スマートフォンから低出力の電波を発信して電子タグのサーチを行う。低出力の電波が使用されるため、ユーザの極近距離にある電子タグだけが検知され、ユーザから離れた位置にある電子タグは検知されない。そして検知された電子タグだけが選択的に監視対象としてスマートフォンに登録される。その後、監視対象として登録された電子タグが装着された物品が、外出先で置き忘れられてスマートフォンと離れた場合には、スマートフォン及び電子タグの少なくとも一方がアラームを発生する。
特開2006−140550号公報 特開2008−70964号公報 特開2004−13789号公報
上述の先行技術によれば、スマートフォンから低出力の電波を発信して電子タグのサーチを行うことで、ユーザの周辺に位置する物品に付された電子タグが監視対象として選択される。しかし、スマートフォンから出力される電波の状況や、スマートフォンと電子タグとの間の障害物の状況等によっては、ユーザの近くに位置する電子タグを確実に選択し、ユーザから離れた位置にある電子タグを確実に非選択とすることが困難な場合がある。
開示の技術は、監視対象となる電子タグを適切に選択して登録することを目的とする。
開示の電子システムは、第1センサを有する第1通信装置と、第1記憶部と第1アラーム生成部とを有し、第1無線通信リンクを用いて第1通信装置と接続される情報処理装置と、を含み、第1無線通信リンクが切断された場合であって、第1通信装置を特定する第1固有情報が第1記憶部に登録されている場合に、情報処理装置が第1アラーム生成部を用いてアラームを生成する電子システムにおいて、第1通信装置は、第1センサにて取得される第1通信装置の第1動作情報、及び第1固有情報を、第1無線通信リンクを用いて情報処理装置へ送信し、第1動作情報が、第1通信装置が移動中であることを示す場合、情報処理装置は、第1固有情報を第1記憶部に登録することを特徴とする。
監視対象となる電子タグを適切に選択して登録することができる。
第1実施例における物品の置き忘れ防止システム及び置き忘れ防止方法の概要を説明するための図である。 第1実施例における物品の置き忘れ防止システム及び置き忘れ防止方法の概要を説明するための図である。 第1実施例における電子タグのハードウェア構成図である。 第1実施例における移動端末装置のハードウェア構成図である。 第1実施例における電子タグと移動端末装置との間で実行される処理の概要を示す図である。 第1実施例における電子タグのプロセッサの機能ブロック図である。 第1実施例における移動端末装置のプロセッサの機能ブロック図である。 第1実施例における移動端末装置のプロセッサによって実行される処理のフローチャートである。 第1実施例における電子タグのプロセッサによって実行される処理のフローチャートである。 第1実施例の第1変形例におけるユーザの外出を移動端末装置が検知するシステム構成図である。 第1実施例の第1変形例におけるアクセスポイントのハードウェア構成図である。 第1実施例の第1変形例における移動端末装置のプロセッサの機能ブロック図である。 第1実施例の第1変形例における電子タグ、移動端末装置及びアクセスポイントの間で実行される処理の概要を示す図である。 第1実施例の第1変形例における移動端末装置のプロセッサによって実行される処理のフローチャートである。 第1実施例の第2変形例における移動端末装置の置き忘れ防止方法の概要を説明するための図である。 第1実施例の第2変形例における電子タグのプロセッサによって実行される処理のフローチャートである。 第2実施例における移動端末装置のハードウェア構成図である。 第2実施例における物品の置き忘れ防止方法の概要を説明するための図である。 第2実施例における電子タグ及び移動端末装置それぞれのセンサから得られる動作波形例である。 第2実施例の第1変形例における物品の置き忘れ防止方法の概要を説明するための図である。
以下において、加速度センサ等のセンサを有する通信装置、例えば電子タグと、記憶部とアラーム生成部とを有し、通信装置と無線通信リンクを用いて通信を行う情報処理装置、例えばスマートフォン等の移動端末装置と、を含む置き忘れ防止システムが開示される。通信装置は、センサにて取得される通信装置の動作情報と、通信装置を識別するための固有情報(Identification:ID)を、無線通信リンクを用いて情報処理装置へ送信する。動作情報が、通信装置が移動中であることを示す場合、情報処理装置は、通信装置のIDを記憶部に登録する。そして、IDにて特定される通信装置との間の無線通信リンクが切断された場合に、情報処理装置は、アラーム生成部を用いてアラームを生成する。以下の実施例にて詳細が開示される。
<第1実施例>
図1A及び図1Bは、第1実施例における物品の置き忘れ防止システム及び置き忘れ防止方法の概要を説明するための図である。図1Aの(A)は、例えばユーザの自宅内に、移動端末装置200及び複数の物品1a、物品1b、物品1c、物品1dが置かれている状態を示している。物品1a、物品1b、物品1c、物品1dにはそれぞれ電子タグ100a、電子タグ100b、電子タグ100c、電子タグ100dが付されている。移動端末装置200には近距離無線通信機能、例えばBluetooth通信機能が備えられている。同様に電子タグ100a、電子タグ100b、電子タグ100c、電子タグ100dにもそれぞれBluetooth通信機能が備えられている。移動端末装置200と電子タグ100a、電子タグ100b、電子タグ100c、電子タグ100dの間にはそれぞれ、Bluetoothの無線通信リンクが形成されているものとする。
電子タグ100a、電子タグ100b、電子タグ100c、電子タグ100dはそれぞれ、後述されるように、自身の動作状態を示す情報を取得する機能、例えば加速度センサを有する。また移動端末装置200は、後述されるように、電子タグ100a、電子タグ100b、電子タグ100c、電子タグ100dの中から、外出時に監視対象とする電子タグを選択的に登録する機能を有する。図1の(A)の状態においては未だ監視対象は登録されていない。尚、以下において「物品1」の表記は、物品1a、物品1b、物品1c、物品1dの中の一又は複数の任意の物品を指すものとし、「電子タグ100」の表記は、電子タグ100a、電子タグ100b、電子タグ100c、電子タグ100dの中の一又は複数の任意の電子タグを指すものとする。
図1Bの(B)において、ユーザが移動端末装置200と共に、外出時に携帯するべき物品1c及び物品1dを携帯して自宅を出たとする。この時、移動端末装置200はBluetoothの無線通信リンクを用いて、各電子タグ100から、各電子タグ100の動作状態を示す情報を取得する。図1Bの(B)においては、ユーザが携帯している物品1c及び物品1dに付された電子タグ100c及び電子タグ100dは、ユーザの動作、例えば歩行動作に併せて動作している状態にあると考えられる。一方、自宅内に置かれている物品1a及び物品1bに付された電子タグ100a及び電子タグ100bは、静止状態にあると考えられる。移動端末装置200は、各電子タグ100から取得した動作状態を示す情報に基づき、移動中にある電子タグ100c及び電子タグ100dを監視対象として選択的に登録する。静止中である電子タグ100a及び電子タグ100bは監視対象としては選択されない。
このように移動端末装置200は、電子タグ100から取得された動作状態を示す情報を利用することにより、移動中の電子タグ100を選択的に監視対象として登録する。これにより、ユーザの意図により自宅に置かれた物品1aや物品1bに付された電子タグ100aや電子タグ100bを監視対象から除外することができる。
その後、図1Bの(C)に示されるように、ユーザが外出中に例えば物品1cを置き忘れた場合は、電子タグ100cと移動端末装置200との間の無線通信リンクが切断され、移動端末装置200がアラームを発生することによりユーザに物品1cの置き忘れを通知する。また、ユーザが移動端末装置200を置き忘れた場合には、電子タグ100cが、アラームを発生することによりユーザに移動端末装置200の置き忘れを通知する。
図2は、電子タグ100のハードウェア構成図である。電子タグ100は、プロセッサ110、揮発性メモリ120、不揮発性メモリ130、入力装置140、出力装置150、センサ160、及び無線装置170を含む。プロセッサ110は、不揮発性メモリ130に格納されたコンピュータプログラム、例えば置き忘れ防止のためのアプリケーションプログラムを揮発性メモリ120にロードして実行することにより、置き忘れ防止のための所定の処理を実行する。プロセッサ110はハードウェアプロセッサであり、Central Processing Unit(CPU)、Micro Control Unit(MCU)、Micro Processing Unit(MPU)、Digital Signal Processor(DSP)、Field Programmable Gate Array(FPGA)等が適用可能である。
不揮発性メモリ130には、プロセッサ110によって実行されるコンピュータプログラム、例えば置き忘れ防止のためのアプリケーションプログラム等が格納される。不揮発性メモリ130は、例えばRead Only Memory(ROM)、Mask Read Only Memory(マスクROM)、Programable Read Only Memory(PROM)、フラッシュメモリ、Magnetoresistive Random Access Memory(MRAM)、Resistance Random Access Memory(ReRAM)、Ferroelectric Random Access Memory(FeRAM)等である。
揮発性メモリ120には、不揮発性メモリ130に格納されているコンピュータプログラムがロードされる。また揮発性メモリ120には、プロセッサ110による演算処理に使用されるデータや演算処理の結果であるデータ等が保持される。揮発性メモリ120は、例えばStatic Random Access Memory(SRAM)やDynamic Random Access Memory(DRAM)等である。
入力装置140はタッチパネル、キースイッチ、ボタンスイッチ等であり、例えば他のBluetooth機器とのペアリング設定時等にユーザによって操作される。出力装置150はLiquid Crystal Display(LCD)、Light Emitting Diode(LED)、スピーカ、振動モータ等であり、例えば置き忘れが発生した場合にユーザに通知するための光や音を出力し、又は電子タグ100を振動させる。センサ160は、電子タグ100の動作情報を取得するためのセンサであり、例えば加速度センサである。無線装置170は、近距離無線通信、例えばBluetooth通信を行う機能を有する通信モジュールである。
なお、揮発性メモリ120は利用されなくてもよい。その場合、プロセッサ110が不揮発性メモリ130に格納されているコンピュータプログラムを直接実行すればよい。
図3は、第1実施例における移動端末装置200のハードウェア構成図である。移動端末装置200は、プロセッサ210、揮発性メモリ220、不揮発性メモリ230、入力装置240、出力装置250、無線装置270、無線装置280及び無線装置290を含む。プロセッサ210は、不揮発性メモリ230に格納されたコンピュータプログラム、例えば置き忘れ防止のためのアプリケーションプログラムを揮発性メモリ220にロードして実行することにより、置き忘れ防止のための所定の処理を実行する。プロセッサ210はハードウェアプロセッサであり、CPU、MCU、MPU、DSP、FPGA等が適用可能である。不揮発性メモリ230には、プロセッサ210によって実行されるコンピュータプログラム、例えば置き忘れ防止のアプリケーションプログラム等が格納される。不揮発性メモリ230は、例えばROM、マスクROM、PROM、フラッシュメモリ、MRAM、ReRAM、FeRAM等である。揮発性メモリ220には、不揮発性メモリ230に格納されているコンピュータプログラムがロードされる。また揮発性メモリ220には、プロセッサ210による演算処理に使用されるデータや演算処理の結果であるデータ等が保持される。揮発性メモリ220は、例えばSRAMやDRAM等である。
入力装置240はタッチパネル、キースイッチ、ボタンスイッチ等である。出力装置250はLCD、LED、スピーカ、振動モータ等である。無線装置270は、近距離無線通信、例えばBluetooth通信を行う機能を有する通信モジュールである。無線装置280は、例えばWi‐Fi(登録商標)の通信機能を有する通信モジュールである。無線装置290は、例えばGlobal System For Mobile Communications(GSM)(登録商標)やThird Generation(3G)やLong Term Evolution(LTE)の通信機能を有する通信モジュールである。
図4は、第1実施例における電子タグ100と移動端末装置200との間で実行される処理の概要を示す図である。ここでは電子タグ100として、外出時にユーザが携帯している物品1cと、ユーザ宅内に置かれた物品1a及び物品1bにそれぞれ付された電子タグ100c、電子タグ100a及び電子タグ100bについて開示される。物品1cはユーザによって携帯されているため、電子タグ100cと移動端末装置200とは互いに近い位置にあって無線通信リンクによって接続されている。尚、図4の処理S410は、ユーザが自宅を出て間もない状態で実行されることが想定されており、電子タグ100aと移動端末装置200とは未だ互いに無線通信リンクによって接続されているが、電子タグ100bと移動端末装置200との間では無線通信リンクが切断されているものとする。
ユーザが外出した際、移動端末装置200は処理S410において、電子タグ100に対して動作情報を要求する。この要求は、無線通信リンクにより移動端末装置200に接続されている電子タグ100c及び電子タグ100aによって受信される。この要求に応じて電子タグ100c及び電子タグ100aは、それぞれ処理S412及び処理S414において、自身のセンサ160によって取得された動作情報を移動端末装置200へ送信する。動作情報としては、センサ160によって得られた動作波形情報そのものであってもよく、又は、移動中であるか静止中であるかを示す二値情報であってもよい。図4の例においては、電子タグ100cは移動中であることを示す動作情報を、また電子タグ100aは静止中であることを示す動作情報を、それぞれ移動端末装置200へ送信する。尚、処理S412及び処理S414において、電子タグ100c及び電子タグ100aは、それぞれ自身のIDを、動作情報と共に移動端末装置200へ送信する。
処理S416において移動端末装置200は、送信された動作情報に基づき、監視対象となる電子タグ100を登録する。具体的には、移動中である電子タグ100cは監視対象として登録され、静止中である電子タグ100aは監視対象としては登録されない。処理S418において移動端末装置200は、監視対象として登録された電子タグ100cに対する通知を行う。この通知には、移動端末装置200を識別するためのIDが含まれる。この通知を受信した電子タグ100cは、処理S420において、移動端末装置200を監視対象として登録する。これにより、移動端末装置200と電子タグ100cとが、処理S422及び処理S424にて相互に監視を行い、両者間の無線通信リンクが切断された際には、移動端末装置200と電子タグ100cのそれぞれがアラームを生成する。ユーザが帰宅した際には、処理S430及び処理S432において、移動端末装置200と電子タグ100cとがそれぞれ、監視対象の登録内容をリセットする。ユーザが帰宅した際のリセット処理の詳細は後述される。
このように移動端末装置200は、電子タグ100から動作情報を取得することにより、ユーザが携帯している物品1に付された電子タグ100であるのか、自宅に置かれた物品1に付された電子タグ100であるのかを識別し、適切に監視対象を登録することができる。
図5は、第1実施例における電子タグ100のプロセッサ110の機能ブロック図である。プロセッサ110は不揮発性メモリ130に格納された置き忘れ防止のためのアプリケーションプログラムを実行することにより、リンク部111、リンク切断検知部112、動作情報通知部113、アラーム部114、制御部115及び監視対象リスト119として機能する。リンク部111は、電子タグ100と移動端末装置200の間の無線通信リンクを確立させるための諸制御を実行する。リンク切断検知部112は、電子タグ100と移動端末装置200との間での無線通信リンクが切断されたことを検知する。Bluetoothは例えばクラス2であれば10m程度の通信が可能であり、電子タグ100と移動端末装置200の間の距離が10mを超えて大きくなった場合等には、無線通信リンクが切断される。動作情報通知部113は、移動端末装置200から動作情報の要求を受けた場合に、センサ160により取得された動作情報を移動端末装置200へ通知する。アラーム部114は、リンク切断検知部112が無線通信リンクの切断を検知した場合に、アラームが生成されるよう出力装置150を制御する。例えば出力装置150がスピーカである場合、アラーム部114は出力装置150から警告音が発生されるよう制御を行う。制御部115は、置き忘れ防止処理の全般に関する制御や、監視対象リスト119への登録等を行う。監視対象リスト119には、ペアリングされた機器が登録されると共に、監視対象が登録される。例えば移動端末装置200とのペアリングが行われた場合には、制御部115は、移動端末装置200のIDを監視対象リスト119の「ペアリング機器」の欄に登録する。また、図4の処理S418にて開示された移動端末装置200からの通知を電子タグ100が受信した場合には、制御部115は、移動端末装置200を監視対象として監視対象リスト119の「監視対象」の欄に登録する。図5において、移動端末装置200のIDは「100001」であるものとする。また監視対象リスト119の「監視対象」の欄の「1」は、移動端末装置200が監視対象として登録されていることを意味するものとする。尚、移動端末装置200が監視対象ではない場合は、監視対象リスト119の「監視対象」の欄には「0」が書込まれるものとする。尚、監視対象リスト119は、プロセッサ110によって実現されなくてもよく、電子タグ100の有する何等かの記憶部によって実現される。記憶部として、例えば揮発性メモリ120が用いられてもよい。
図6は、第1実施例における移動端末装置200のプロセッサ210の機能ブロック図である。プロセッサ210は不揮発性メモリ230に格納された置き忘れ防止のためのアプリケーションプログラムを実行することにより、リンク部211、リンク切断検知部212、動作情報要求部213、アラーム部214、制御部215及び監視対象リスト219として機能する。リンク部211は、電子タグ100と移動端末装置200との間での無線通信リンクの確立のための諸制御を実行する。リンク切断検知部212は、電子タグ100と移動端末装置200との間で無線通信リンクが切断されたことを検知する。動作情報要求部213は、電子タグ100に対して動作情報の要求を行う。アラーム部214は、リンク切断検知部212が無線通信リンクの切断を検知した場合に、アラームが生成されるよう出力装置250を制御する。制御部215は、置き忘れ防止処理の全般に関する処理や、監視対象リスト219への登録等を行う。監視対象リスト219には、ペアリングされた機器が登録されると共に、監視対象となる機器が登録される。例えば電子タグ100とのペアリングが行われた場合には、制御部215は、電子タグ100をペアリング機器として監視対象リスト219に登録する。更に制御部215は、動作情報を電子タグ100から受信した場合には、動作情報に基づいて選択された監視対象となる電子タグ100を監視対象リスト219に登録する。図6に示される監視対象リスト219の例では、ペアリングされた電子タグ100のうち、電子タグ100a及び電子タグ100bは監視対象外であり、電子タグ100c及び電子タグ100dが監視対象として登録されている。尚、電子タグ100aのIDは「000001」であり、電子タグ100bのIDは「000002」であり、電子タグ100cのIDは「000003」であり、電子タグ100dのIDは「000004」であるものとする。尚、監視対象リスト219は、プロセッサ210によって実現される必要はなく、移動端末装置200の有する何等かの記憶部によって実現される。記憶部として、例えば揮発性メモリ220が用いられてもよい。
図7は、第1実施例における移動端末装置200のプロセッサ210によって実行される処理のフローチャートである。処理フローは処理S500により開始され、処理S502において制御部215が、置き忘れ防止処理の開始指示を受信したか否かを判定する。置き忘れ防止処理の開始指示は、ユーザが入力装置240を介して開始の指示を入力した場合や、ユーザが外出したことを移動端末装置200が自動検知したこと等を契機として生成される。ユーザが外出したことを移動端末装置200が自動検知する方法については、後述される。置き忘れ防止処理の開始指示を受信したと判定されない場合は、処理S502が繰り返し実行され、置き忘れ防止処理の開始指示を受信したと判定された場合は、処理フローは処理S505へ進む。処理S505においてリンク部211は、無線通信リンクによって接続されている電子タグ100があるか否かを判定する。接続中の電子タグ100があると判定されない場合は、処理フローは処理S502へ戻り、接続中の電子タグ100があると判定された場合は、処理フローは処理S510へ進む。処理S510において動作情報要求部213は、接続中の電子タグ100に対して動作情報を要求する。処理S515において制御部215は、受信された動作情報が、電子タグ100が移動中であることを示すか否かを判定する。動作情報が、電子タグ100が移動中であることを示すと判定されない場合は、処理フローは処理S502へ戻り、動作情報が、電子タグ100が移動中であることを示すと判定された場合は、処理フローは処理S520へ進む。処理S520において制御部215は、電子タグ100を監視対象リスト219に監視対象として登録する。処理S525において制御部215は、監視対象となった電子タグ100に対して、移動端末装置200を特定するIDを付した通知を行う。処理S530において制御部215が、置き忘れ防止処理の終了指示が受信されたか否かを判定する。置き忘れ防止処理の終了指示は、例えばユーザが入力装置240を用いて終了の指示を移動端末装置200に入力した場合や、ユーザが自宅に戻ったことを移動端末装置200が自動検知したことなどを契機として生成される。ユーザが自宅に戻ったことを移動端末装置200が自動検知する方法については、後述される。置き忘れ防止処理の終了指示が受信されたと判定された場合は、処理フローは処理S550へ進み、置き忘れ防止処理の終了指示が受信されたと判定されない場合は、処理フローは処理S535へ進む。処理S535においてリンク切断検知部212は、無線通信リンクが切断されたか否かを判定する。無線通信リンクが切断されたと判定されない場合は、処理フローは処理S530へ戻り、無線通信リンクが切断されたと判定された場合は、処理フローは処理S540へ進む。処理S540において制御部215は監視対象リスト219を参照し、無線通信リンクが切断された電子タグ100が監視対象であることを確認してアラーム部214へ通知し、アラーム部214は制御部215からの通知に基づき、アラームが発生されるよう出力装置250を制御する。処理S545においてリンク部211が電子タグ100との無線通信リンクが回復したか否かを判定する。無線通信リンクが回復したと判定された場合は、処理フローは処理S530へ戻り、無線通信リンクが回復したと判定されない場合は、処理フローは処理S540へ戻る。
処理S530において置き忘れ防止処理の終了指示が受信されたと判定された場合、処理S550において制御部215は、監視対象リスト219の監視対象の内容のリセットを行う。すなわち制御部215は、監視対象リスト219の「監視対象」の欄を「1」から「0」に変更することにより、監視対象として登録されていた電子タグ100を、監視対象から除外する処理を行う。さらに処理S555において制御部215は、監視対象であった電子タグ100に対して、リセットを指示する。このリセットの指示は、監視対象リスト119の監視対象の内容をリセットすることを電子タグ100に指示するものであり、この指示を受信した電子タグ100は、監視対象リスト119の「監視対象」の欄を「1」から「0」に変更することにより、監視対象として登録されていた移動端末装置200を、監視対象から除外する処理を行う。その後、処理フローは処理S502へ戻る。
図8は、第1実施例における電子タグ100のプロセッサ110によって実行される処理のフローチャートである。処理フローは処理S600により開始され、処理S605において動作情報通知部113は、移動端末装置200から動作情報の要求を受信する。処理S610において動作情報通知部113は、センサ160により取得された動作情報を移動端末装置200へ送信する。処理S615において制御部115は、移動端末装置200から、移動端末装置200のIDを含む通知が受信されたか否かを判定する。通知が受信されたと判定されない場合は、処理フローは処理S605へ戻り、通知が受信されたと判定された場合は、処理フローは処理S620へ進む。処理S620において制御部115は、移動端末装置200を監視対象リスト119に監視対象として登録する。処理S625において制御部115は、移動端末装置200からのリセットの指示が受信されたか否かを判定する。このリセットの指示は、図7の処理S555において送信されるものである。リセットの指示が受信されたと判定された場合は、処理フローは処理S645へ進み、リセットの指示が受信されたと判定されない場合は、処理フローは処理S630へ進む。処理S630においてリンク切断検知部112が、電子タグ100と移動端末装置200との間の無線通信リンクが切断されたか否かを判定する。無線通信リンクが切断されたと判定されない場合は、処理フローは処理S625へ戻り、無線通信リンクが切断されたと判定された場合は、処理フローは処理S635へ進む。処理S635において制御部115は監視対象リスト119を参照し、移動端末装置200が監視対象として登録されていることを確認したうえでアラーム部114へ通知し、アラーム部114は制御部115からの通知に基づき、アラームが発生されるよう出力装置150を制御する。処理S640においてリンク部111が、移動端末装置200との無線通信リンクが回復したか否かを判定する。無線通信リンクが回復したと判定された場合は、処理フローは処理S625へ戻り、無線通信リンクが回復したと判定されない場合は、処理フローは処理S635へ戻る。
処理S625においてリセットの指示が受信されたと判定された場合、処理S645において制御部115は、監視対象リスト119の「監視対象」の欄のリセットを行う。すなわち制御部115は、監視対象リスト119の「監視対象」の欄を「1」から「0」に変更することにより、監視対象として登録されていた移動端末装置200を、監視対象から除外する処理を行う。その後、処理フローは処理S605へ戻る。
このように第1実施例においては、電子タグ100はセンサ160を有し、電子タグ100の動作情報を移動端末装置200へ送信する。これにより、ユーザが外出時に携帯している物品1に付された電子タグ100からは移動中であることを示す動作情報が送信される。移動端末装置200は、移動中であることを示す動作情報を送信した電子タグ100を、監視対象の電子タグ100として登録する。一方、ユーザに携帯されずに自宅に置かれている物品1に付された電子タグ100は、静止中である動作情報を移動端末装置200に送信するか、または移動端末装置200とは無線通信リンクが既に切断されているために動作情報を移動端末装置200へ送信しない。そのため、移動端末装置200は、これらの物品1に付された電子タグ100が監視対象ではないことを認識することができる。尚、第1実施例では、静止中の物品1に付された電子タグ100と移動端末装置200との間に無線通信リンクが確立している場合には、静止中であることを示す動作情報が電子タグ100から送信される例が開示されたが、電子タグ100は動作情報を移動端末装置200へ送信しなくてもよい。これにより、移動端末装置200は当該電子タグ100からは移動中であることを示す動作情報を受信しないことになり、結果的には当該電子タグ100は監視対象としては移動端末装置200に登録されないことになる。
第1実施例では、ユーザが外出する場合、どのタイミングで移動端末装置200の無線装置270が起動するかについては言及されていない。例えばユーザの在宅中に無線装置270が起動され、各電子タグ100との無線通信リンクが確立されていてもよく、またユーザの外出後に無線装置270が起動され、少なくともユーザが携帯している物品1の電子タグ100と無線通信リンクが確立されてもよい。何れの場合であっても、外出時にユーザが携帯する物品1の電子タグ100は移動端末装置200と近距離に存在すると考えられることから、これらの物品1の電子タグ100の動作情報を、移動端末装置200が受信することが可能である。
(第1実施例の第1変形例)
第1実施例においては、図4の処理S410及び図7の処理S510にて説明されるように、移動端末装置200が電子タグ100に対して動作情報の要求を行うことにより、監視対象の登録処理が開始される。この動作情報の要求は、例えば、ユーザが移動端末装置200上で置き忘れ防止のためのアプリケーションプログラムを起動させ、入力装置240を用いて置き忘れ防止処理をマニュアル操作によって実行させることにより実行されてもよい。他の方法として、ユーザの外出を移動端末装置200が検知し、この検知を契機として自動的に動作情報の要求が実行されてもよい。第1実施例の第1変形例では、ユーザの外出を移動端末装置200が検知し、この検知に基づいて動作情報の要求が実行される例が開示される。
図9は、第1実施例の第1変形例におけるユーザの外出を移動端末装置200が検知するシステム構成図である。ユーザ宅内にはWi‐Fiのアクセスポイント300が設けられる。ユーザの在宅中に、移動端末装置200はアクセスポイント300にWi‐Fiの無線通信リンクにより接続され、ユーザが移動端末装置200を携帯して外出した際に、移動端末装置200とアクセスポイント300との無線通信リンクが切断される。移動端末装置200は、無線通信リンクの切断が検知された場合に、ユーザが外出したと判断し、電子タグ100に対する動作情報の要求を実行する。
図10は、第1実施例の第1変形例におけるアクセスポイント300のハードウェア構成図である。アクセスポイント300は、プロセッサ310、揮発性メモリ320、不揮発性メモリ330、入力装置340、出力装置350、及び無線装置380を含む。プロセッサ310はハードウェアプロセッサであり、CPU、MCU、MPU、DSP、FPGA等が適用可能である。揮発性メモリ320は、例えばSRAMやDRAM等であり、不揮発性メモリ330は、例えばROM、マスクROM、PROM、フラッシュメモリ、MRAM、ReRAM、FeRAM等である。
入力装置340はタッチパネル、キースイッチ、ボタンスイッチ等であり、出力装置350はLCD、LED等である。無線装置380は、Wi‐Fiによる通信機能を有する通信モジュールである。
図11は、第1実施例の第1変形例における移動端末装置200のプロセッサ210の機能ブロック図である。図6にて開示された機能ブロックと同一の機能を有する機能ブロックには同一の参照符号が付され、説明は省略される。プロセッサ210は、第1リンク部211、第1リンク切断検知部212、動作情報要求部213、アラーム部214、制御部215、監視対象リスト219に加え、第2リンク部216及び第2リンク切断検知部217として機能する。尚、第1リンク部211は、電子タグ100との無線通信リンクを確立させ、第1リンク切断検知部212は、電子タグ100との無線通信リンクの切断を検知する。これらの機能は、図6におけるリンク部211及びリンク切断検知部212とそれぞれ実質的に同一の機能であるため、同一の参照符号が付されるものとする。第2リンク部216は、アクセスポイント300との無線通信リンクを確立させ、第2リンク切断検知部217は、アクセスポイント300との無線通信リンクの切断を検知する。第2リンク切断検知部217が無線通信リンクの切断を検知した場合は、動作情報要求部213は電子タグ100に対して動作情報の要求を行う。
図12は、第1実施例の第1変形例における電子タグ100、移動端末装置200及びアクセスポイント300の間で実行される処理の概要を示す図である。図4にて開示された処理と同一の処理については同一の参照符号が付され、説明は省略される。本図に開示される処理の開始前において、移動端末装置200とアクセスポイント300との間には、Wi‐Fiによる無線通信リンクが確立されているものとする。ユーザが移動端末装置200及び物品1cを携帯して外出し、移動端末装置200とアクセスポイント300との間の無線通信リンクが切断され、処理S402において移動端末装置200が無線通信リンクの切断を検知する。この検知を契機として、処理S410において移動端末装置200が動作情報の要求を実行する。また、ユーザが帰宅した際、処理S426において移動端末装置200がアクセスポイント300に接続され、これを契機として処理S430及び処理S432において、監視対象リスト219及び監視対象リスト119に登録されていた監視対象の登録内容がリセットされる。
図13は、第1実施例の第1変形例における移動端末装置200のプロセッサ210によって実行される処理のフローチャートである。図7に示された処理と同一の処理については同一の参照符号が付され、説明は省略される。処理フローが処理S500にて開始された後、処理S503において第2リンク切断検知部217が、アクセスポイント300との無線通信リンクの切断が検知されたか否かを判定する。切断が検知されたと判定されない場合は、処理S503の実行が繰り返され、切断が検知されたと判定された場合は、処理フローは処理S505へ進む。また、処理S525の後、処理S531において第2リンク部216が、アクセスポイント300との無線通信リンクが確立され、アクセスポイント300への接続がなされたか否かを判定する。アクセスポイント300への接続がなされたと判定される場合は、処理フローは処理S550へ進み、アクセスポイント300への接続がなされたと判定されない場合は、処理フローは処理S535へ進む。
このように第1実施例の第1変形例においては、ユーザが外出したことを移動端末装置200が自動で検知して動作情報の要求を実行する。そのため、ユーザが入力装置240を用いたマニュアル操作にて、電子タグ100に対する動作情報の要求を移動端末装置200に実行させる必要がない。ユーザがマニュアル操作を行う場合、ユーザが立ち止まって当該操作を行うと、ユーザに携帯される物品1に付された電子タグ100も静止状態となり、正しく監視対象を登録することができない場合も考えられる。これに対して第1変形例では、ユーザが自宅から離れる動作に伴って動作情報の要求が実行される。そのため、ユーザに携帯された物品1に付された電子タグ100の移動中に動作情報の要求なされると考えられ、監視対象の選択の精度を高めることができる。また、ユーザの外出が自動で検知されたことを契機として、移動端末装置200の無線装置270が起動され、電子タグ100と移動端末装置200との無線通信リンクが確立されてもよい。これにより、移動端末装置200の無線装置270で消費される電力を削減することができる。
尚、Wi-Fiによる無線通信リンクの切断を移動端末装置200が検知する方法は、ユーザの外出を移動端末装置200によって自動的に検知する方法の一例であって、他の方法が適用されてもよい。例えば、移動端末装置200がGPS(Global Positioning System)機能を有する場合、当該GPS機能を用いてユーザが自宅から離れたことが検知されてもよい。具体的にはユーザ宅の位置を特定する第1位置情報が、不揮発性メモリ230に格納された地図情報上に予め登録され、GPS機能を用いて取得される移動端末装置200の第2位置情報が第1位置情報と比較されることによって、移動端末装置200を携帯するユーザが外出したことが検知されてもよい。この場合も、ユーザが自宅から離れる動作に伴って動作情報の要求が実行されるため、監視対象の選択の精度を高めることができる。
(第1実施例の第2変形例)
第1実施例では、ユーザが移動端末装置200を携帯して外出する場合が想定された。第1実施例の第2変形例では、ユーザが例えば物品1cを携帯し、移動端末装置200を自宅に置き忘れて外出した場合が想定される。
図14は、第1実施例の第2変形例における移動端末装置200の置き忘れ防止方法の概要を説明するための図である。第1実施例において開示されたように、電子タグ100の動作情報に基づいて移動端末装置200に監視対象となる電子タグ100が登録され、また電子タグ100にも監視対象となる移動端末装置200が登録される。しかし図14に開示される例では、ユーザは移動端末装置200を自宅に置き忘れている。そのため、移動端末装置200及び電子タグ100cは、互いを監視対象として登録していない。このような場合であっても第2変形例においては、物品1cに付された電子タグ100cのアラーム機能を用いて、ユーザに移動端末装置200を自宅に置き忘れていることを通知することができる。
第2変形例においては、ユーザが在宅中に移動端末装置200と電子タグ100との間での無線通信リンクが確立していることが前提となる。そして電子タグ100の制御部115は、監視対象リスト119に監視対象として移動端末装置200が登録されていない場合であっても、移動端末装置200との無線通信リンクが切断された際に、センサ160により取得される動作情報に基づいて電子タグ100が移動中であると判断される場合には、アラーム部114にアラームを生成するよう指示する。これにより、ユーザが移動端末装置200を自宅に置き忘れて物品1だけを携帯して外出した場合に、電子タグ100のアラーム機能を使用することにより、ユーザに移動端末装置200の置き忘れを通知することができる。
図15は、第1実施例の第2変形例における電子タグ100のプロセッサ110によって実行される処理のフローチャートである。図8に開示された処理と同一の処理については同一の参照符号が付され、説明が省略される。処理S600により処理フローが開始された後、処理S601においてリンク切断検知部112が、移動端末装置200との無線通信リンクが切断されたか否かを判定する。無線通信リンクが切断されたと判定されない場合は、処理フローは処理S605へ進み、無線通信リンクが切断されたと判定された場合は、処理フローは処理S602へ進む。処理S602において制御部115は、センサ160から取得される動作情報に基づき、電子タグ100が移動中であるか否かを判定する。移動中であると判定されない場合は、処理フローは処理S601へ戻り、移動中であると判定された場合は、処理フローは処理S603へ進む。処理S603において制御部115は、監視対象リスト119の登録内容に関わらず、アラーム部114にアラームを発生するよう指示し、アラーム部114は出力装置150を制御してアラームを発生させる。その後、処理S604においてリンク部111が、移動端末装置200との無線通信リンクが回復したか否かを判定する。無線通信リンクが回復したと判定されない場合は、処理フローは処理S603へ戻り、無線通信リンクが回復したと判定された場合は、処理フローは処理S601へ戻る。
このように第1実施例の第2変形例では、電子タグ100と移動端末装置200との無線通信リンクが切断された際に、電子タグ100が移動中であれば電子タグ100においてアラームが発生される。これにより、移動端末装置200が自宅に置き忘れられていることをユーザに通知することが可能となる。
(第1実施例の第3変形例)
第1実施例及びその変形例において、移動端末装置200によって実行される動作情報の要求処理(例えば図4の処理S410)は、ユーザによるマニュアル操作、又は移動端末装置200によるユーザの外出の自動検知に基づいて実行された。更なる変形例として、移動端末装置200による動作情報の要求処理は、ユーザの在宅中に所定の時間間隔で実行されてもよい。例えば移動端末装置200がWi‐Fiのアクセスポイント300に接続されている期間は、動作情報要求部213は定期的に、電子タグ100に対して動作情報を要求する。そして、移動端末装置200とアクセスポイント300との無線通信リンクが切断された場合には、動作情報要求部213は電子タグ100に対する動作情報の要求を停止する。この処理により、移動端末装置200は、電子タグ100を監視対象とするか否かを判断する材料として、ユーザの外出直後の電子タグ100の動作情報だけではなく外出直前の電子タグ100の動作情報も用いることができる。これにより、移動端末装置200が電子タグ100を監視対象とするか否かを判断する材料として、ユーザの外出直後の電子タグ100の動作情報だけを用いる場合に比べて、ユーザの外出直後と外出直前の電子タグ100の動作情報を用いる場合の方が、ユーザが外出時に携帯する物品1に付された電子タグ100をより適切に監視対象リスト219に登録することができる場合がある。尚、移動端末装置200がWi‐Fiのアクセスポイント300に接続されている期間に、電子タグ100と移動端末装置200との無線通信リンクが切断し、その後、無線通信リンクが回復した場合には、移動端末装置200は電子タグ100に対して動作情報の要求を再開してもよい。
以上、第1実施例及びその変形例が開示された。
尚、第1実施例及びその変形例においては、電子タグ100から送信される動作情報は、センサ160によって得られた動作波形情報、又は、移動中であるか静止中であるかを示す二値情報であると説明されたが、動作波形情報から生成される動作の特徴を示す情報であってもよい。例えば、動作情報から得られるユーザの歩行周期やスペクトル強度などの特徴量が、動作情報として電子タグ100により送信されてもよい。これにより、動作波形情報を動作情報とする場合に比べて、電子タグ100から移動端末装置200へ送信されるデータ量を抑制することができる場合がある。
<第2実施例>
第1実施例およびその変形例においては、センサ160を有する電子タグ100が、動作情報を移動端末装置200へ通知し、電子タグ100が付された物品1が移動中であるか静止中であるかに基づいて、監視対象の電子タグ100が選択的に登録される。これに対して第2実施例では、電子タグ100が付された物品1の挙動が、移動端末装置200の挙動と同一又は類似する場合に、電子タグ100が監視対象として選択されて登録される。
図16は、第2実施例における移動端末装置200のハードウェア構成図である。図3にて開示された構成と同一の構成については同一の参照符号が付され、説明は省略される。移動端末装置200は、プロセッサ210、揮発性メモリ220、不揮発性メモリ230、入力装置240、出力装置250、無線装置270、無線装置280、無線装置290に加え、センサ260を有する。センサ260は、移動端末装置200の動作情報を取得するためのセンサであり、例えば加速度センサである。
図17は、第2実施例における物品1の置き忘れ防止方法の概要を説明するための図である。ユーザが物品1c、物品1d及び移動端末装置200を携帯して自宅を出ると同時に、他のユーザが物品1bを携帯して外出したとする。この場合、第1実施例と同様に移動端末装置200は、各電子タグ100に対して動作情報を要求する。移動端末装置200を携帯するユーザと、物品1bを携帯する他のユーザが互いに近距離にいる場合であって、物品1bに付された電子タグ100bと移動端末装置200とが無線通信リンクにより接続されている場合、電子タグ100bは自身の動作情報を移動端末装置200に対して送信する。第1実施例に開示の登録方法によれば、物品1bを携帯する他のユーザが移動中であって電子タグ100bが移動中であるため、移動端末装置200は電子タグ100bを監視対象として登録することになる。そのため、ユーザと他のユーザの行先が相違する場合には、両ユーザが分かれた時点で移動端末装置200及び電子タグ100bにおいてアラームが生成されてしまう。
このような不都合を生じさせないために、第2実施例では、電子タグ100から送信された動作情報が示す電子タグ100の挙動と、移動端末装置200のセンサ260によって取得された移動端末装置200の挙動とが比較され、両者が同一又は類似である場合に、電子タグ100が監視対象として登録される。図17の例では、電子タグ100bと移動端末装置200とは異なるユーザによって携帯されるため、電子タグ100bの挙動は移動端末装置200の挙動とは相違すると考えられる。そのため、電子タグ100bは移動端末装置200による監視対象から除外される。一方、電子タグ100c及び電子タグ100dと移動端末装置200とは同一のユーザに携帯されるため、互いに同一又は類似の挙動を示すと考えられる。よって、電子タグ100c及び電子タグ100dは移動端末装置200による監視対象として登録される。
図4に開示された、電子タグ100と移動端末装置200との間で実行される処理の概要は、原則第2実施例にも適用される。但し図4の処理S412及び処理S414において電子タグ100は、動作情報として、電子タグ100が移動中であるか静止中であるかを示す二値情報ではなく、例えばセンサ160によって得られた動作波形を、移動端末装置200へ送信する。そして処理S416において移動端末装置200は、受信された動作情報と、移動端末装置200自身の動作情報との比較に基づき、監視対象の電子タグ100を選択して登録する。
図2に開示された電子タグ100のハードウェア構成は、第2実施例にも適用される。また図5に開示された電子タグ100のプロセッサ110の機能ブロック、及び図8に開示された電子タグ100のプロセッサ110による処理フローは、原則第2実施例にも適用される。但し、動作情報通知部113は、移動端末装置200からの動作情報の要求に対して、電子タグ100が移動中であるか静止中であるかを示す二値情報ではなく、例えばセンサ160によって得られた動作波形を、動作情報として移動端末装置200へ送信する。
また、図6に開示された移動端末装置200のプロセッサ210の機能ブロック、及び図7に開示された移動端末装置200のプロセッサ210による処理フローは、原則第2実施例にも適用される。但し、制御部215は、電子タグ100から送信された動作情報と、センサ260により取得された移動端末装置200の動作を示す動作情報を比較し、これらが互いに同一または類似する場合に、電子タグ100を監視対象として登録する。
図18は、第2実施例における電子タグ100及び移動端末装置200のそれぞれのセンサ160及びセンサ260から得られる動作波形例である。図18の(A)は、移動端末装置200の動作波形を示し、図18の(B)は、電子タグ100cの動作波形を示し、図18の(C)は、電子タグ100bの動作波形を示す。電子タグ100cの動作波形と移動端末装置200の動作波形は互いに類似している。よって電子タグ100cと移動端末装置200は同一のユーザに携帯されているものと判断され得る。これに対し、電子タグ100bの動作波形と移動端末装置200の動作波形は互いに類似していない。よって電子タグ100bと移動端末装置200はそれぞれ、異なるユーザに携帯されているものと判断され得る。尚、二つの動作波形が類似しているか否かの判断アルゴリズムとしては、例えば、「加速度センサを用いた人間の歩行動作の認識方法」 The transactions of the institute of electrical engineers of Japan. A、 A publication of fundamentals and materials society 118(3)、 218‐226、 1998‐03や、「加速度センサの定常性判定による動作認識手法」 情報処理学会論文誌 Vol. 52 No. 6 1968‐1979(June 2011)に開示されたアルゴリズムが適用可能である。
このように第2実施例においては、単に電子タグ100が移動中であるか静止中であるかによって監視対象が選択されるのではなく、電子タグ100と移動端末装置200の動作の類似性に基づいて監視対象が選択される。そのため、他のユーザが物品1を携帯する場合等であっても、監視対象が適切に選択される。
尚、第1実施例の第1変形例として開示された、ユーザが物品1を携帯し、移動端末装置200を携帯し忘れて外出した際に物品1に付された電子タグ100がアラームを発生させる方法は、第2実施例にも適用可能である。また、第1実施例の第2変形例として開示された、ユーザが外出したことを移動端末装置200が検知することによって置き忘れ防止処理が開始される方法は、第2実施例にも適用可能である。
(第2実施例の第1変形例)
第2実施例にて開示された方法は、他のユーザが他の移動端末装置200を携帯して外出する場合にも適用され得る。尚、この変形例においては、電子タグ100は複数の移動端末装置200と接続し得る機器、所謂1対多接続が可能な機器が用いられる。
図19は、第2実施例の第1変形例における物品の置き忘れ防止方法の概要を説明するための図である。図19に示されるように、ユーザが移動端末装置200aと物品1c及び物品1dを携帯して外出すると同時に、他のユーザが他の移動端末装置200bと物品1bを携帯して外出する場合を想定する。移動端末装置200a及び移動端末装置200bは、いずれも第2実施例において開示された移動端末装置200と実質的に同一のハードウェア構成及び機能ブロックを有し、同一の処理を実行し得るものとする。また移動端末装置200a及び移動端末装置200bは、予め、各電子タグ100とペアリングされているものとする。移動端末装置200aは、各電子タグ100の動作情報と自身の動作情報とを比較することにより、電子タグ100c及び電子タグ100dを監視対象として登録する一方、電子タグ100bは監視対象ではないと判断する。同様に移動端末装置200bは、各電子タグ100の動作情報と自身の動作情報とを比較することにより、電子タグ100bを監視対象として登録する一方、電子タグ100c及び電子タグ100dは監視対象ではないと判断する。
このように第2実施例の変形例では1対多接続が可能な電子タグ100を用い、複数のユーザがそれぞれの移動端末装置200に、個別に置き忘れ防止方法を実行させることができる。
(第2実施例の第2変形例)
移動端末装置200による動作情報の要求処理は、ユーザの在宅中に所定の時間間隔で実行されてもよい。例えば移動端末装置200がWi‐Fiのアクセスポイント300に接続されている期間は、動作情報要求部213は定期的に、電子タグ100に対して動作情報を要求する。そして、移動端末装置200とアクセスポイント300との無線通信リンクが切断された場合には、動作情報要求部213は電子タグ100に対する動作情報の要求を停止する。この処理により、移動端末装置200は、電子タグ100を監視対象とするか否かを判断する材料として、ユーザの外出直後の電子タグ100の動作情報だけではなく外出直前の電子タグ100の動作情報も用いることができる。これにより、移動端末装置200が電子タグ100を監視対象とするか否かを判断する材料として、ユーザの外出直後の電子タグ100の動作情報だけを用いる場合に比べて、ユーザの外出直後と外出直前の電子タグ100の動作情報を用いる場合の方が、ユーザが外出時に携帯する物品1に付された電子タグ100をより適切に監視対象リスト219に登録することができる場合がある。尚、移動端末装置200がWi‐Fiのアクセスポイント300に接続されている期間に、電子タグ100と移動端末装置200との無線通信リンクが切断し、その後、無線通信リンクが回復した場合には、移動端末装置200は電子タグ100に対して動作情報の要求を再開してもよい。
(第2実施例の第3変形例)
移動端末装置200による動作情報の要求処理は、ユーザが在宅中であって、移動端末装置200の動作をセンサ260が検知した場合に実行されてもよい。例えば移動端末装置200がWi‐Fiのアクセスポイント300に接続されている期間であって、センサ260が動作を検知した場合、動作情報要求部213は電子タグ100に対して動作情報を要求する。そして、移動端末装置200とアクセスポイント300との無線通信リンクが切断された場合には、動作情報要求部213は電子タグ100に対する動作情報の要求を停止する。この処理により、移動端末装置200は、電子タグ100を監視対象とするか否かを判断する材料として、ユーザの外出直後の電子タグ100の動作情報だけではなく外出直前の電子タグ100の動作情報も用いることができる。これにより、移動端末装置200が電子タグ100を監視対象とするか否かを判断する材料として、ユーザの外出直後の電子タグ100の動作情報だけを用いる場合に比べて、ユーザの外出直後と外出直前の電子タグ100の動作情報を用いる場合の方が、ユーザが外出時に携帯する物品1に付された電子タグ100をより適切に監視対象リスト219に登録することができる場合がある。尚、移動端末装置200がWi‐Fiのアクセスポイント300に接続されている期間に、電子タグ100と移動端末装置200との無線通信リンクが切断し、その後、無線通信リンクが回復した場合には、移動端末装置200は電子タグ100に対して動作情報の要求を再開してもよい。
以上、第2実施例及びその変形例が開示された。
尚、第2実施例及びその変形例においても、電子タグ100から送信される動作情報は、センサ160によって得られた動作波形情報に限られず、動作波形情報から生成される動作の特徴を示す情報であってもよい。この場合、移動端末装置200は、電子タグ100から受信された動作の特徴を示す情報と、移動端末装置200のセンサ260によって取得された動作の特徴を示す情報とに基づいて、監視対象となる電子タグ100の登録を行う。
第1実施例及び第2実施例において、電子タグ100と移動端末装置200との近距離通信の通信規格としてBluetoothを例に挙げて説明したが、本発明においてはBluetooth以外の無線通信規格が用いられてもよい。同様に、移動端末装置200によるユーザの外出の自動検知の方法としてWi‐Fiを利用する例を挙げて説明したが、本発明においてはWi‐Fi以外の無線通信規格が用いられてもよい。
開示の実施例に基づき、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
第1センサを有する第1通信装置と、第1記憶部と第1アラーム生成部とを有し、第1無線通信リンクを用いて前記第1通信装置と接続される情報処理装置と、を含み、前記第1無線通信リンクが切断された場合であって、前記第1通信装置を特定する第1固有情報が前記第1記憶部に登録されている場合に、前記情報処理装置が前記第1アラーム生成部を用いてアラームを生成する電子システムにおいて、
前記第1通信装置は、前記第1センサにて取得される前記第1通信装置の第1動作情報、及び前記第1固有情報を、前記第1無線通信リンクを用いて前記情報処理装置へ送信し、
前記第1動作情報が、前記第1通信装置が移動中であることを示す場合、前記情報処理装置は、前記第1固有情報を前記第1記憶部に登録する
ことを特徴とする電子システム。
(付記2)
前記第1通信装置は、第2記憶部及び第2アラーム生成部を有し、
前記情報処理装置は、前記第1固有情報を前記第1記憶部に登録した場合には、前記情報処理装置を特定する第2固有情報を、前記第1無線通信リンクを用いて前記第1通信装置に送信し、
前記第1通信装置は、前記第2固有情報を前記第2記憶部に登録し、
前記第1無線通信リンクが切断された場合であって、前記第2記憶部に前記第2固有情報が登録されている場合に、前記第1通信装置は、前記第2アラーム生成部を用いてアラームを生成する
ことを特徴とする付記1に記載の電子システム。
(付記3)
前記第1無線通信リンクが切断されたときに、前記第1動作情報が、前記第1通信装置が移動中であることを示す場合に、前記第1通信装置は、前記第2アラーム生成部を用いてアラームを生成する
ことを特徴とする付記1又は2に記載の電子システム。
(付記4)
前記情報処理装置は、第2センサを有し、
前記第1動作情報と、前記第2センサにより取得された第2動作情報との比較結果に基づいて、前記情報処理装置は、前記第1固有情報を前記第1記憶部に登録するか否かを判定する
ことを特徴とする付記1乃至3何れか一つに記載の電子システム。
(付記5)
前記第1動作情報と、前記第2動作情報とが同一又は類似の場合に、前記情報処理装置は、前記第1固有情報を前記第1記憶部に登録する
ことを特徴とする付記4に記載の電子システム。
(付記6)
前記情報処理装置は、前記第1動作情報の送信指示を、前記第1無線通信リンクを用いて前記第1通信装置に送信し、
前記第1通信装置は、前記送信指示に応じて前記第1動作情報を前記情報処理装置に送信する
ことを特徴とする付記1乃至5何れか一つに記載の電子システム。
(付記7)
前記情報処理装置は、第2通信装置との間に、第2無線通信リンクを形成し、
前記第2無線通信リンクが切断された場合に、前記第1動作情報の前記送信指示を前記第1通信装置に送信する
ことを特徴とする付記6に記載の電子システム。
(付記8)
前記情報処理装置は、前記第2通信装置との間で前記第2無線通信リンクが回復した場合に、前記第1記憶部から前記第1固有情報を削除する
ことを特徴とする付記7に記載の電子システム。
(付記9)
前記第1無線通信リンク及び前記第2無線通信リンクはBluetoothに基づく無線通信リンクであることを特徴とする付記1乃至8何れか一つに記載の電子システム。
(付記10)
前記第2無線通信リンクはWi‐Fiに基づく無線通信リンクであることを特徴とする付記7又は8に記載の電子システム。
(付記11)
第1記憶部と第1アラーム生成部とを有し、第1センサを有する第1通信装置と第1無線通信リンクを用いて接続され、前記第1無線通信リンクが切断された場合であって、前記第1通信装置を特定する第1固有情報が前記第1記憶部に登録されている場合に、前記第1アラーム生成部を用いてアラームを生成する情報処理装置であって、
前記第1センサにて取得される前記第1通信装置の第1動作情報、及び前記第1固有情報を、前記第1無線通信リンクを用いて前記第1通信装置から受信し、
前記第1動作情報が、前記第1通信装置が移動中であることを示す場合、前記第1固有情報を前記第1記憶部に登録する
ことを特徴とする情報処理装置。
(付記12)
前記第1固有情報を前記第1記憶部に登録した場合には、前記情報処理装置を特定する第2固有情報を、前記第1無線通信リンクを用いて前記第1通信装置に送信する
ことを特徴とする付記11に記載の情報処理装置。
(付記13)
前記情報処理装置は、第2センサを有し、
前記第1動作情報と、前記第2センサにより取得された第2動作情報との比較結果に基づいて、前記情報処理装置は、前記第1固有情報を前記第1記憶部に登録するか否かを判定する
ことを特徴とする付記11又は12に記載の情報処理装置。
(付記14)
前記第1動作情報と、前記第2動作情報とが同一又は類似の場合に、前記情報処理装置は、前記第1固有情報を前記第1記憶部に登録する
ことを特徴とする付記13に記載の情報処理装置。
(付記15)
前記第1動作情報の送信指示を、前記第1無線通信リンクを用いて前記第1通信装置に送信する
ことを特徴とする付記11乃至14何れか一つに記載の情報処理装置。
(付記16)
第2通信装置との間に第2無線通信リンクを形成し、
前記第2無線通信リンクが切断された場合に、前記第1動作情報の前記送信指示を前記第1通信装置に送信する
ことを特徴とする付記15に記載の情報処理装置。
(付記17)
前記第2通信装置との間で前記第2無線通信リンクが回復した場合に、前記第1記憶部から前記第1固有情報を削除する
ことを特徴とする付記16に記載の情報処理装置。
(付記18)
情報処理装置と無線通信リンクを用いて接続される通信装置であって、
センサと、
アラーム生成部と、
を有し、
前記無線通信リンクが切断されたときに、前記センサによって取得される動作情報が、前記通信装置が移動中であることを示す場合に、前記アラーム生成部を用いてアラームを生成する
ことを特徴とする通信装置。
(付記19)
第1センサを有する第1通信装置と、第1記憶部と第1アラーム生成部とを有し、前記第1通信装置と第1無線通信リンクを用いて接続され、前記第1無線通信リンクが切断された場合であって、前記第1通信装置を特定する第1固有情報が前記第1記憶部に登録されている場合に、前記第1アラーム生成部を用いてアラームを生成する情報処理装置と、を用いた登録方法であって、
前記第1センサにて取得される前記第1通信装置の第1動作情報、及び前記第1固有情報を、前記第1無線通信リンクを用いて前記第1通信装置から前記情報処理装置へ送信する工程と、
前記第1動作情報が、前記第1通信装置が移動中であることを示す場合、前記第1固有情報を前記第1記憶部に登録する工程と
を有することを特徴とする登録方法。
(付記20)
前記第1通信装置は、第2記憶部及び第2アラーム生成部を有し、
前記第1固有情報を前記第1記憶部に登録した場合には、前記情報処理装置を特定する第2固有情報を、前記第1無線通信リンクを用いて前記情報処理装置から前記第1通信装置に送信する工程と、
前記第2固有情報を前記第2記憶部に登録する工程と、
前記第1無線通信リンクが切断された場合であって、前記第2記憶部に前記第2固有情報が登録されている場合に、前記第2アラーム生成部を用いてアラームを生成する工程と
を更に有することを特徴とする付記19に記載の登録方法。
1、1a、1b、1c、1d 物品
100、100a、100b、100c、100d 電子タグ
200、200a、200b 移動端末装置
300 アクセスポイント
110、210、310 プロセッサ
120、220、320 揮発性メモリ
130、230、330 不揮発性メモリ
140、240、340 入力装置
150、250、350 出力装置
160、260 センサ
170、270 無線装置
280、380 無線装置
290 無線装置
111 リンク部
112 リンク切断検知部
211 リンク部、第1リンク部
212 リンク切断検知部、第1リンク切断検知部
113 動作情報通知部
213 動作情報要求部
114、214 アラーム部
115、215 制御部
216 第2リンク部
217 第2リンク切断検知部
119、219 監視対象リスト

Claims (10)

  1. 第1センサを有する第1通信装置と、第1記憶部と第1アラーム生成部とを有し、第1無線通信リンクを用いて前記第1通信装置と接続される情報処理装置と、を含み、前記第1無線通信リンクが切断された場合であって、前記第1通信装置を特定する第1固有情報が前記第1記憶部に登録されている場合に、前記情報処理装置が前記第1アラーム生成部を用いてアラームを生成する電子システムにおいて、
    前記第1通信装置は、前記第1センサにて取得される前記第1通信装置の第1動作情報、及び前記第1固有情報を、前記第1無線通信リンクを用いて前記情報処理装置へ送信し、
    前記第1動作情報が、前記第1通信装置が移動中であることを示す場合、前記情報処理装置は、前記第1固有情報を前記第1記憶部に登録する
    ことを特徴とする電子システム。
  2. 前記第1通信装置は、第2記憶部及び第2アラーム生成部を有し、
    前記情報処理装置は、前記第1固有情報を前記第1記憶部に登録した場合には、前記情報処理装置を特定する第2固有情報を、前記第1無線通信リンクを用いて前記第1通信装置に送信し、
    前記第1通信装置は、前記第2固有情報を前記第2記憶部に登録し、
    前記第1無線通信リンクが切断された場合であって、前記第2記憶部に前記第2固有情報が登録されている場合に、前記第1通信装置は、前記第2アラーム生成部を用いてアラームを生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子システム。
  3. 前記第1無線通信リンクが切断されたときに、前記第1動作情報が、前記第1通信装置が移動中であることを示す場合に、前記第1通信装置は、前記第2アラーム生成部を用いてアラームを生成する
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子システム。
  4. 前記情報処理装置は、第2センサを有し、
    前記第1動作情報と、前記第2センサにより取得された第2動作情報との比較結果に基
    づいて、前記情報処理装置は、前記第1固有情報を前記第1記憶部に登録するか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1乃至3何れか一項に記載の電子システム。
  5. 前記第1動作情報と、前記第2動作情報とが同一又は類似の場合に、前記情報処理装置は、前記第1固有情報を前記第1記憶部に登録する
    ことを特徴とする請求項4に記載の電子システム。
  6. 前記情報処理装置は、前記第1動作情報の送信指示を、前記第1無線通信リンクを用いて前記第1通信装置に送信し、
    前記第1通信装置は、前記送信指示に応じて前記第1動作情報を前記情報処理装置に送信する
    ことを特徴とする請求項1乃至5何れか一項に記載の電子システム。
  7. 前記情報処理装置は、第2通信装置との間に、第2無線通信リンクを形成し、
    前記第2無線通信リンクが切断された場合に、前記第1動作情報の前記送信指示を前記第1通信装置に送信する
    ことを特徴とする請求項6に記載の電子システム。
  8. 前記情報処理装置は、前記第2通信装置との間で前記第2無線通信リンクが回復した場合に、前記第1記憶部から前記第1固有情報を削除する
    ことを特徴とする請求項7に記載の電子システム。
  9. 第1記憶部と第1アラーム生成部とを有し、第1センサを有する第1通信装置と第1無線通信リンクを用いて接続され、前記第1無線通信リンクが切断された場合であって、前記第1通信装置を特定する第1固有情報が前記第1記憶部に登録されている場合に、前記第1アラーム生成部を用いてアラームを生成する情報処理装置であって、
    前記第1センサにて取得される前記第1通信装置の第1動作情報、及び前記第1固有情報を、前記第1無線通信リンクを用いて前記第1通信装置から受信し、
    前記第1動作情報が、前記第1通信装置が移動中であることを示す場合、前記第1固有情報を前記第1記憶部に登録する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  10. 第1センサを有する第1通信装置と、第1記憶部と第1アラーム生成部とを有し、前記第1通信装置と第1無線通信リンクを用いて接続され、前記第1無線通信リンクが切断された場合であって、前記第1通信装置を特定する第1固有情報が前記第1記憶部に登録されている場合に、前記第1アラーム生成部を用いてアラームを生成する情報処理装置と、を用いた登録方法であって、
    前記第1センサにて取得される前記第1通信装置の第1動作情報、及び前記第1固有情報を、前記第1無線通信リンクを用いて前記第1通信装置から前記情報処理装置へ送信する工程と、
    前記第1動作情報が、前記第1通信装置が移動中であることを示す場合、前記第1固有情報を前記第1記憶部に登録する工程と
    を有することを特徴とする登録方法。
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