JP6773148B2 - 廃液収容体及び液体噴射装置 - Google Patents
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Description
図7に示すように、廃液収容体60は、吸引廃液を導入する廃液導入部81と、接続端子82aを有する回路基板82と、を備える。回路基板82には、廃液の収容量などの情報を記憶する記憶部(図示略)が設けられる。
図10に示すように、廃液収容体60の廃液収容容器61は、廃液を収容する廃液収容室61aを形成する底壁62、側壁63,64及び壁部65,66を有するとともに、廃液収容室61aの天井部分を形成する蓋体67を有する。側壁63,64は実質的に平行をなして、挿入方向N及び接続方向Mに延びる。
廃液収容体60においては、遮蔽シート71で廃液収容室61a内を仕切ることにより、吸引廃液が上層の第1吸収部材70Fに吸収されるのを抑制して、吸引廃液を下層の第2吸収部材70Sに優先的に吸収させることができる。また、第1吸収部材70Fの自重による沈下を遮蔽シート71が抑制することにより、廃液伝達部48の第1吸収部材70Fに対する接触面積を安定して確保することができる。
ここで、装着室41において幅方向Wにスペースの余裕があると、廃液収容体60が係合部89を中心に傾いてしまうおそれがあるが、案内部87を案内突部47と係合させておくことにより、廃液収容体60の傾きを抑制することができる。
廃液収容体60を液体噴射装置11に対して着脱可能に装着することにより、筐体12内に交換できない固定式の廃液収容部を設けるよりも、廃液を収容するためのスペース(装着室41)を小さくすることが可能になる。これにより、液体噴射装置11を小型化することができる。
[思想1]
液体を噴射する液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドが噴射した前記液体を廃液として受容する廃液受容部と、前記液体噴射ヘッドから廃液として排出された前記液体を排出する排出部と、基板接続部と、前記排出部及び前記基板接続部が内部に設けられた装着室と、を備える液体噴射装置の前記装着室に着脱可能に装着される廃液収容体であって、
前記廃液を収容する廃液収容室を形成する側壁及び底壁を有するとともに、挿入方向への移動に伴って前記装着室に入るときに、前記廃液受容部が受容した前記廃液を導入可能な態様で前記挿入方向に向けて開口する廃液導入口が前記廃液収容室の天井部分に設けられる廃液収容容器と、
前記装着室内における前記挿入方向と異なる接続方向への移動に伴って前記排出部と接続される廃液導入部と、
前記装着室内における前記接続方向への移動に伴って前記基板接続部と電気的に接続される接続端子を有する回路基板と、
を備え、
前記廃液導入部は、前記廃液収容容器の前記側壁及び前記底壁と交差する壁部に設けられ、
前記接続端子は、前記廃液収容容器の前記壁部及び前記天井部分と異なる前記側壁に設けられることを特徴とする廃液収容体。
前記廃液収容容器には、前記接続方向に並ぶ複数の前記廃液導入口が設けられる
ことを特徴とする[思想1]に記載の廃液収容体。
[思想3]
前記装着室内には、前記廃液収容容器を係止する係止部が設けられ、
前記廃液収容容器は、前記装着室内で前記接続方向に移動したときに前記係止部と係合する係合部を前記天井部分に有し、
前記廃液収容容器において、前記接続端子は前記底壁と前記係合部の間に配置される
ことを特徴とする[思想1]または[思想2]に記載の廃液収容体。
前記装着室内には、前記接続方向に沿って延びる案内突部が突出し、
前記廃液収容容器には、前記接続方向への移動時に前記案内突部に案内される案内部が設けられ、
前記廃液収容容器において、前記底壁及び前記壁部が延びる方向を幅方向とすると、前記廃液導入部は、前記幅方向において前記案内部と前記係合部の間に配置される
ことを特徴とする[思想3]に記載の廃液収容体。
前記装着室内には、前記接続方向に沿って延びる案内突部が突出し、
前記廃液収容容器には、前記接続方向への移動時に前記案内突部に案内される案内部が設けられ、
前記廃液収容容器において、前記廃液導入部、前記接続端子及び前記案内部は、前記底壁に沿って延びる仮想平面と重なる位置に配置される
ことを特徴とする[思想1]から[思想4]のうちいずれか一項に記載の廃液収容体。
前記装着室内には、前記廃液受容部から延びる廃液伝達部が突出し、
前記廃液収容室に収容される前記廃液を吸収可能な吸収部材を備え、
前記吸収部材は、前記装着室内における前記接続方向への移動に伴って前記廃液伝達部と接触する
ことを特徴とする[思想1]から[思想5]のうちいずれか一項に記載の廃液収容体。
液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
前記液体噴射ヘッドが噴射した前記液体を廃液として受容する廃液受容部と、
前記液体噴射ヘッドから廃液として排出された前記液体を排出する排出部と、
基板接続部と、
前記排出部及び前記基板接続部が内部に設けられた装着室と、
を備え、
[思想1]から[思想6]のうちいずれか一項に記載の廃液収容体が前記装着室に着脱可能に装着されることを特徴とする液体噴射装置。
Claims (6)
- 液体噴射ヘッドから吸引された吸引廃液を排出する排出部と、液体噴射ヘッドから噴射された噴射廃液を移動させる廃液伝達部と、を有する装着部に対して、重力方向と交差する接続方向への移動に伴って着脱可能に装着される廃液収容体であって、
前記接続方向において前面となる装着面を有する廃液収容容器と、
前記廃液収容容器内に収容されて、前記液体を吸収可能な吸収部材と、を備え、
前記廃液収容容器は、前記装着面に、前記排出部が挿入される廃液導入部と、前記廃液伝達部が挿入される貫通部と、を有し、
前記廃液収容体が前記装着部に装着された状態において、前記貫通部は前記廃液導入部よりも高い位置に配置されることを特徴とする廃液収容体。 - 前記廃液収容体が前記装着部に装着された状態において、前記吸収部材は、前記排出部から離れて設けられることを特徴とする請求項1に記載の廃液収容体。
- 前記吸収部材は、前記廃液収容体が前記装着部に装着された状態で前記廃液伝達部に接触する接触部を有することを特徴とする請求項2に記載の廃液収容体。
- 前記装着部に設けられる基板接続部と電気的に接続される接続端子群を有する回路基板を更に備え、
前記廃液収容容器は、前記装着面より凹んだ凹み部を有し、
前記回路基板は前記凹み部に設けられるとともに、前記廃液収容体が前記装着部に装着された状態において、前記接続端子群の重力方向における中心が前記廃液導入部の中心よりも高い位置となる位置に設けられることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の廃液収容体。 - 重力方向および前記接続方向の双方と交差する方向を幅方向としたときに、前記廃液収容容器は、前記幅方向と交差する方向に延びる第1側面および第2側面を有し、
前記回路基板は、前記幅方向において、前記第1側面寄りに設けられ、
前記貫通部および前記廃液導入部は、前記幅方向において、前記第2側面寄りに設けられる請求項4に記載の廃液収容体。 - 液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
前記液体噴射ヘッドから吸引された吸引廃液を排出する排出部と、前記液体噴射ヘッドから噴射された噴射廃液を移動させる廃液伝達部と、を有する装着部と、
を備え、
請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載の廃液収容体が、前記装着部に対して、重力方向と交差する接続方向への移動に伴って着脱可能に装着されることを特徴とする液体噴射装置。
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