JP6772892B2 - シート送風装置 - Google Patents

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Description

この明細書における開示は、シート送風装置に関する。
特許文献1には、車室内前方の空気を車室内後方に対流させることのできる技術が開示されている。この技術では、シート吹出口を備えたシートが車室内前方の空気を巻き込んで車両後方へ空気を吹き出すことで、車両用空調装置から吹き出される空気を車両後方へ送風することができる。したがって、特許文献1の技術では車室内全体を空調することができる。
特開2014−111424号公報
特許文献1の技術では、車両用空調装置からの空調風が車室の前方から後方へと流れる。このため、車室の前方に設けられている車両用空調装置の内気導入口付近における空気の空調が阻害される。したがって、内気導入口へと吸い込まれる空気を空調するために、車両用空調装置により多くの動力が必要となるという課題がある。
開示される目的は、車室内全体を空調可能であり且つ車両用空調装置の動力を低減可能なシート送風装置を提供することである。
この明細書に開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。また、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例であって、技術的範囲を限定するものではない。
開示されたシート送風装置のひとつは、車室内の空気を駆動する第1送風装置(31a、35a、2031a)を有し、第1送風装置によって空気を前方から吸い込み、後方へと吹き出す運転席シート(20a)と、車室内の空気を駆動する第2送風装置(31b、35b、3031b)を有し、第2送風装置によって空気を後方から吸い込み、前方へと吹き出す助手席シート(20b)と、を備え、運転席シートは、乗員が着座する運転席着座部(21a)と、着座した乗員の背中を支持する運転席背もたれ部(25a)と、を有し、運転席着座部は、前方から空気を吸い込む運転席着座面(230a)と、運転席着座面から吸い込まれた空気を後方へと吹き出す着座吹出部(33a)と、を有し、運転席背もたれ部は、前方から空気を吸い込む運転席背もたれ面(270a)と、背もたれ面から吸い込まれた空気を後方へと吹き出す背もたれ吹出部(28a)と、を有し、助手席シートは、乗員が着座する助手席着座部(21b)と、着座した乗員の背中を支持する助手席背もたれ部(25b)と、を有し、助手席着座部は、後方の空気が吸い込まれる助手席着座吸込部(32b)と、助手席着座吸込部から吸い込まれた空気が前方へと吹き出す際に通過する助手席着座面(230b)と、を有し、助手席背もたれ部は、後方の空気が吸い込まれる背もたれ吸込部(28b)と、背もたれ吸込部から吸い込まれた空気が前方へと吹き出す際に通過する助手席背もたれ面(270b)と、を有する
また、開示されたシート送風装置のひとつは、車室内の空気を駆動する第1送風装置(31a、35a、2031a)を有し、第1送風装置によって空気を前方から吸い込み、後方へと吹き出す運転席シート(20a)と、車室内の空気を駆動する第2送風装置(31b、35b、3031b)を有し、第2送風装置によって空気を後方から吸い込み、前方へと吹き出す助手席シート(20b)と、を備え、運転席シートは、乗員が着座する運転席着座部(21a)と、着座した乗員の背中を支持する運転席背もたれ部(25a)と、を有し、運転席着座部は、運転席着座面(230a)よりも下方において空気を前方から吸い込む運転席着座吸込部(2032a)を有するとともに、運転席着座吸込部から吸い込まれた空気を運転席着座面から吹き出し、運転席背もたれ部は、運転席着座面から吹き出された空気を吸い込む運転席背もたれ面(270a)と、運転席背もたれ面から吸い込まれた空気を後方へと吹き出す背もたれ吹出部(28a)と、を有する。
また、開示されたシート送風装置のひとつは、車室内の空気を駆動する第1送風装置(31a、35a、2031a)を有し、第1送風装置によって空気を前方から吸い込み、後方へと吹き出す運転席シート(20a)と、車室内の空気を駆動する第2送風装置(31b、35b、3031b)を有し、第2送風装置によって空気を後方から吸い込み、前方へと吹き出す助手席シート(20b)と、を備え、助手席シートは、乗員が着座する助手席着座部(21b)と、着座した乗員の背中を支持する助手席背もたれ部(25b)と、を有し、助手席背もたれ部は、後方から空気を吸い込む背もたれ吸込部(28b)と、背もたれ吸込部から吸い込まれた空気を吹き出す助手席背もたれ面(270b)と、を有し、助手席着座部は、助手席背もたれ面から吹き出された空気を吸い込む助手席着座面(230b)と、助手席着座面よりも下方において助手席着座面から吸い込まれた空気を前方へと吹き出す助手席着座吹出部(3033b)と、を有する。
この開示によれば、シート送風装置は、車両用空調装置からの空調風を運転席シートの前方から吸い込んで後方へと吹き出し、吹き出された空調風を助手席シートの後方から吸い込んで前方へと吹き出すことができる。したがって、運転席シートの後方まで空調風を行き渡らせることができる。さらに、車室内の前方に空調風を送風して、内気導入口付近に空調風を供給することができる。このため、内気導入口から吸い込まれる空気を空調するために必要な車両用空調装置の動力を抑制することができる。以上により、車室内全体を空調可能であり且つ車両用空調装置の動力を低減可能なシート送風装置を提供することができる。
第1実施形態のシート送風装置を適用した車室内の模式図である。 第1実施形態のシート送風装置における運転席シートの一部断面図である。 第1実施形態のシート送風装置における助手席シートの一部断面図である。 第2実施形態のシート送風装置における運転席シートの一部断面図である。 第3実施形態のシート送風装置における助手席シートの一部断面図である。 第4実施形態のシート送風装置が実行する制御のフローチャートである。
(第1実施形態)
第1実施形態のシート送風装置1について、図1〜図3を参照して説明する。シート送風装置1は、運転席シート20aと助手席シート20bとを備える。シート送風装置1は、車室内の空気を送風装置によって駆動しシート20a、20bの表皮部材から吹き出す、または吸い込むことで、シート20a、20bに着座した乗員の周囲に空気流れを形成するシートベンチレーションシステムである。車室内には、図1に示すように車両用空調装置100からの空調風が吹き出される複数の送風口101が車室内前方、例えばインストルメントパネルに設けられている。送風口101は、例えばインストルメントパネルのうち運転席シート20aおよび助手席シート20b側である車両後方側を向いたパネル面に設けられている。送風口101は、運転席シート20aおよび助手席シート20bに対し、車両前後方向において車両前方側に配置されている。車両用空調装置100は、空調風を送風口101から車室内に対して送風する。空調風は、送風口101から車両後方に向かって吹き出される。
車両用空調装置100は、車室の内気を取り込むための内気導入口を有する。内気導入口は、車室内において助手席シートの前方に設けられる。内気導入口は、例えば助手席シート20bの前方に設けられたグローブボックスの前方に位置するように設けられている。すなわち内気導入口は、助手席シート20bの周辺の空気、特に助手席シート20bに着座した乗員の足元周辺から空気を吸い込む位置に設けられている。したがって車両用空調装置100は、内気循環モードで運転する場合、助手席シート20bに着座した乗員の前足元付近から空気を吸い込み、吸い込んだ空気を再び空調風として送風口から車室内へと吹き出す。
第1実施形態のシート送風装置1は、着座した乗員周囲の空気流れの形成によって、車両用空調装置100の送風口101から吹き出される空調風を車室内全体に行き渡らせる空気流れを形成する。以下の説明において、運転席シート20aと助手席シート20bとを特に区別する必要がない場合は、これらをまとめて単にシート20a、20bと表記する。
図2に示すように、運転席シート20aは、着座者である乗員の臀部および太腿部等を支持する着座部21aと、乗員の背中を支持する背もたれ部25aとを有する。着座部21aは、特許請求の範囲における運転席着座部に相当し、背もたれ部25aは、特許請求の範囲における運転席背もたれ部に相当する。背もたれ部25aは、シートパッド26aと、シートパッド26aを覆う表皮部材27aとを有する。着座部21aは、背もたれ部25aと同様に、シートパッド22aとシートパッド22aを覆う表皮部材23aとを有する。シートパッド22a、26aは、弾性変形可能な材料、例えば連続気泡型の発泡ポリウレタンによって構成される。シートパッド22a、26aは、表皮部材23a、27aに対して十分大きな厚み寸法を有する。シートパッド22a、26aは、着座した乗員の荷重を弾性変形によって吸収し、乗員を支持するクッション部材である。シートパッド22a、26aは、内部に送風装置によって駆動された空気が通過する空気通路220a、260aを有する。
表皮部材23a、27aは、シートパッド22a、26aを覆い、着座者と直接接触する部材である。表皮部材23aは、着座部21aのシートパッド22aを覆い、着座部21aにおける着座面230aを有する。着座面230aは、運転席シート20aにおいて着座した乗員の臀部および太腿部が接触し得る面である。着座面230aは、特許請求の範囲における運転席着座面に相当する。表皮部材27aは、背もたれ部25aのシートパッド26aを覆い、背もたれ部25aにおける背もたれ面270aを形成する。背もたれ面270aは、運転席シート20aにおいて着座した乗員の背中が接触し得る面である。背もたれ面270aは、特許請求の範囲における運転席背もたれ面に相当する。表皮部材23a、27aは、通気性を有する。表皮部材23a、27aは、通気可能となるように複数の孔部が形成された部材や、通気性を有する素材によって提供される。表皮部材23a、27aは、例えば革やファブリック等を使用することができる。空気通路220a、260aを通過した送風空気は、通気性の表皮部材23a、27aを通過して着座面230aおよび背もたれ面270aから車室内に対して吹き出す。
背もたれ部25aは、内部に送風装置35aを有する。背もたれ部25aは、送風装置35aによって駆動した空気が通過可能な空気通路260aを有する。空気通路260aは、シートパッド26aの内部に形成されている。空気通路260aは、送風空気が表皮部材23aの通気孔を通過可能となるように形成されている。例えば遠心ファンによって提供することができる。背もたれ部25aの後背部28aは、表皮部材27aと同じ部材で形成され、後方へ吹き出される空気が通過する通風孔が形成されている。後背部28aは、特許請求の範囲における背もたれ吹出部に相当する。送風装置35aは、吸込口36aおよび吹出口37aを有するケーシングと、ケーシングに収容されたファンとを含んで構成されている。ファンは、例えば遠心式の送風ファンである。送風装置35aは、例えば背もたれ部25aの後方に配置され、吸込口36aを背もたれ面270a側に向けて骨格部材に取り付けられている。吸込口36aは、空気通路260a内の空気を吸い込み可能となるように空気通路260aと接続されている。吹出口37aは、吹き出した空気が後背部28aを介して運転席シート20aの後方へと吹き出されるように設けられる。吹出口37aは、例えば後背部28aに対して開口するように形成されている。
着座部21aは、送風装置31aを有する。着座部21aは、背もたれ部25aとは独立して運転席シート20aの後方から空気を吸い込み前方へと吹き出す。送風装置31aは、例えば着座部21aと車室の床部との間において着座部21aの下面に取り付けられる。送風装置31aは、送風装置35aと同様の構造を有し、吸込口32aおよび吹出口33aを有するケーシングと、ケーシングに収容されたファンとを含んで構成されている。ファンは、例えば送風装置35aのファンと同様の遠心式の送風ファンである。送風装置31bは、例えば吸込口32aを上方側に向けて設けられる。吸込口32aは、空気通路220aを流通した空気が流入可能となるように空気通路220aと接続されている。これにより、送風装置31aは、着座面230aから吸い込まれ空気通路220aを流通した空気を吸い込むことができる。ファンは、その回転軸が上下方向を向くようにケーシングに収容されている。吹出口33aは、例えば下方に向かって開口し、吹き出した空気の少なくとも一部が後方に流れる構成となっている。または、吹き出した空気が確実に後方に流れるように、吹出口33aが後方に向かって開口していてもよい。吹出口33aは、特許請求の範囲における着座吹出部に相当する。送風装置31aおよび送風装置35aは、特許請求の範囲における第1送風装置に相当する。
仕切部40aは、吹出口33aの前方において、着座部21aと車室の床部との間に設けられている。仕切部40aは、吹出口33aから吹き出した空気が前方へと向かうことを阻止する。仕切部40aは、例えば着座部21aの幅方向寸法と同程度の幅方向寸法を有し、着座部21aから車室の床部付近まで延びる板部材によって形成されている。仕切部40aは、特許請求の範囲における運転席側仕切部に相当する。
次に、助手席シート20bの構成について図3を参照しながら説明する。助手席シート20bは、後方から空気を吸い込み、着座面230bおよび背もたれ面270bから空気を吹き出す。着座面230bは、特許請求の範囲における助手席着座面に相当し、背もたれ面270bは、特許請求の範囲における助手席背もたれ面に相当する。助手席シート20bは、送風装置31b、35bの構成が異なる以外は運転席シート20aと同様の構成である。すなわち、助手席シート20bは、着座部21bと背もたれ部25bとを有する。背もたれ部25bは、シートパッド26bと、シートパッド26bを覆う表皮部材27bとを有する。着座部21bは、シートパッド22bとシートパッド22bを覆う表皮部材23bとを有する。シートパッド22a、26aは、内部に送風装置31b、35bによって駆動された空気が通過する空気通路220b、260bを有する。着座部21bは、特許請求の範囲における助手席着座部に相当し、背もたれ部25bは、特許請求の範囲における助手席背もたれ部に相当する。
送風装置31bは、例えば送風装置31aと同様に着座部21bと車室の床部との間において着座部21bの下面に取り付けられる。送風装置31bは、吸込口32bおよび吹出口33bを有するケーシングと、ケーシングに収容されたファンとを含んで構成されている。ファンは、例えば送風装置31aと同様の遠心式の送風ファンである。送風装置31bは、例えば吸込口32bを下方側に向けて設けられる。ファンは、その回転軸が上下方向を向くようにケーシングに収容されている。送風装置31bは、吹出口33bから吹き出された送風空気が空気通路220bに流通可能となるように、吹出口33bが空気通路220bに接続されている。これにより、送風装置31bの吹出口33bから吹き出された送風空気は空気通路220bを流通した後に表皮部材23bを通過して着座面230bから吹き出す。吸込口32bは、特許請求の範囲における助手席着座吸込部に相当する。
仕切部40bは、吸込口32bの前方において、着座部21bと車室の床との間に設けられている。仕切部40bは、助手席シート20bの前方の空気が吸込口32bに吸い込まれることを規制する。仕切部40bは、例えば着座部21bの幅方向寸法と同程度の幅方向寸法を有し、着座部21bから車室の床付近まで延びる板部材によって形成されている。仕切部40bは、特許請求の範囲における助手席側仕切部に相当する。
背もたれ部25bは、内部に送風装置35bを有する。送風装置35bは、吸込口36bおよび吹出口37bを有するケーシングと、ケーシングに収容されたファンとを含んで構成されている。ファンは、例えば送風装置31bと同様の遠心式の送風ファンである。送風装置35bは、例えば背もたれ部25bの後方に配置され、吸込口36bを背もたれ面270bと反対側に向けて助手席シート20bの骨格部材に取り付けられている。吸込口36bは、後背部28bを介して助手席シート20bの後方から空気を吸い込む。
後背部28bは、表皮部材27bと同じ部材で形成され、後方から吸い込まれる空気が通過する通風孔が形成されている。後背部28bは、背もたれ部25bの後方側を覆うように設けられている。したがって、助手席シート20bの後方の空気は、後背部28bから背もたれ部25bの内部へと吸い込まれる。吹出口37bは、吹き出した送風空気が空気通路260bを流通可能となるように空気通路260bと接続されている。これにより、送風装置35bの吹出口37bから吹き出された送風空気は空気通路260bを流通した後に表皮部材27bを通過して背もたれ面270bから吹き出す。送風装置31bおよび送風装置35bは、特許請求の範囲における第2送風装置に相当する。
制御装置50は、シート送風装置1における各送風装置の作動を制御する。制御装置50は、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体を備えるマイクロコンピュータを主なハードウェア要素として備える。記憶媒体は、コンピュータによって読み取り可能な所定のプログラムを非一時的に記憶する非遷移的実体的記憶媒体である。記憶媒体は、半導体メモリまたは磁気ディスクなどによって提供されうる。制御装置50が提供する手段および/または機能は、記憶媒体に記録されたソフトウェアおよびそれを実行するコンピュータ、ソフトウェアのみ、ハードウェアのみ、あるいはそれらの組合せによって提供することができる。例えば、制御装置50がハードウェアである電子回路によって提供される場合、それは多数の論理回路を含むデジタル回路、またはアナログ回路によって提供することができる。
制御装置50は、例えば車両用空調装置100を制御するエアコンECU(Electronic Control Unit)によって提供される。制御装置50は、エアミックスドアの開度、ブロワの送風量、圧縮機の吐出量等を制御する。制御装置50は、複数のセンサと接続され、各センサからの検出信号を受け取ることが可能となっている。複数のセンサとは、例えば、内気温センサ、外気温センサ、日射センサ、着座センサ等である。制御装置50は、これら検出信号と記憶された空調制御プログラムとを用いて各種演算、処理を行い、車室内空調に寄与する各種の空調機能部品を制御する制御信号を出力する。空調機能部品には、圧縮機、ブロワ、内外気切替ドア、エアミックスドア、吹出モードドア等が含まれる。
次に、シート送風装置1が車室内に形成する空気流れについて説明する。シート送風装置1は、例えばインストルメントパネル等に設けられたシート送風装置1の作動スイッチを乗員が投入することで作動を開始する。
作動スイッチが投入されると、制御装置50が運転席シート20aの送風装置31a、35aおよび助手席シート20bの送風装置31b、35bを制御し、その送風を開始する。送風装置31a、35aによって、運転席シート20aは、着座面および背もたれ面から空気を内部に吸い込む。吸い込まれた空気は空気通路220a、260aをそれぞれ通過する。背もたれ部25a内部の空気は後背部28aから後方に対して吹き出され、着座部21a内部の空気は吹出口33aから後方に対して吹き出される。以上により、運転席シート20aは、図2に破線の矢印で示すように、運転席シート20aの前方から空気を吸い込み、後方へと吹き出す空気流れを形成する。
助手席シート20bは、送風装置31b、35bによって、背もたれ部25bにおいては後背部28bから、着座部21bにおいては吸込口32bから空気を吸い込む。吸い込まれた空気は空気通路220b、260bをそれぞれ通過したのち、着座面230bおよび背もたれ面270bから吹き出される。以上により、助手席シート20bは、図3に破線の矢印で示すように、助手席シート20bの後方から空気を吸い込み、前方へと吹き出す空気流れを形成する。
運転席シート20aによって、車両用空調装置100の送風口から吹き出された空調風は、運転席シート20aの前方から吸い込まれ後方へと吹き出される。これにより、空調風が運転席シート20aの後方、すなわち車室内において後部座席の設けられた後部領域まで行き渡りやすくなる。さらに、助手席シート20bによって、後部領域まで行き渡った空調風は助手席シート20bの後方から吸い込まれ前方へと吹き出される。
以上により、図1において破線の矢印で示すように、空調風が運転席シート20aの前方から運転席シート20aの後方に流れ、後部領域を車幅方向に流れた後に助手席シート20bの後方から前方へと流れる一連の空調風の流れが形成される。これにより、車室内全体に空調風が行き渡るため、車室内全体を効率よく空調することが可能となる。また、助手席シート20bの前方に設けられている内気導入口付近に空調風が流れやすくなるため、内気導入口付近の空気を容易に空調することができる。したがって、車両用空調装置100が内気循環モードで運転している場合には、内気導入口から空調された空気を吸い込みやすくなり、車両用空調装置100が吸い込んだ空気を空調するための動力を低減することが可能となる。
次に第1実施形態のシート送風装置1がもたらす作用効果について説明する。シート送風装置1は、車室内の空気を駆動する送風装置31a、35aを有し、送風装置31a、35aによって空気を前方から吸い込み、後方へと吹き出す運転席シート20aを備える。シート送風装置1は、車室内の空気を駆動する送風装置31b、35bを有し、送風装置31b、35bによって空気を後方から吸い込み、前方へと吹き出す助手席シート20bを備える。
これによれば、シート送風装置は、運転席シートにおいて前方から後方へと空気を送風し、助手席シートにおいて後方から前方へと空気を送風する。したがって、車両用空調装置からの空調風を、運転席シートによって前方から後方へと送風し、さらに助手席シートによって後方から前方へと送風することができる。これにより、空調風を車室内全体に行き渡らせることができる。さらに、車室内の前方に空調風を送風して、内気導入口付近に空調風を供給することができる。このため、内気導入口から吸い込まれる空気を空調するために必要な車両用空調装置の動力を抑制することができる。以上により、車室内全体を空調可能であり且つ車両用空調装置の動力を低減可能なシート送風装置を提供することができる。特に、第1実施形態のシート送風装置1のように、助手席シート20bの前方に内気導入口が設けられている場合、助手席シート20bによって内気導入口付近に対して直接空調風を送風することができる。このため、車両用空調装置100がより効率的に内気循環による空調を実行することができる。
運転席シート20aは、乗員が着座する着座部21aと、着座した乗員の背中を支持する背もたれ部25aとを有する。着座部21aは、前方から空気を吸い込む着座面230aと、着座面230aから吸い込まれた空気を後方へと吹き出す吹出口33aとを有する。背もたれ部25aは、前方から空気を吸い込む背もたれ面270aと、背もたれ面270aから吸い込まれた空気を後方へと吹き出す後背部28aとを有する。助手席シート20bは、乗員が着座する着座部21bと、着座した乗員の背中を支持する背もたれ部25bとを有する。着座部21bは、後方の空気が吸い込まれる吸込口32bと、吸込口32bから吸い込まれた空気を吹き出す着座面230bとを有する。背もたれ部25bは、後方の空気が吸い込まれる後背部28bと、後背部28bから吸い込まれた空気を前方へと吹き出す背もたれ面270bとを有する。
これによれば、運転席シート20aにおいて、着座部21aと背もたれ部25aとのそれぞれから空気を前方より吸い込み、後方へと吹き出すことができる。さらに、助手席シート20bにおいて、着座部21bと背もたれ部25bとのそれぞれから空気を後方より吸い込み、前方へと吹き出すことができる。以上により、シート20a、20bによって送風される空調風の量を大きくすることができる。したがって、より空調風を車室内全体に行き渡らせることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、第1実施形態におけるシート送風装置の変形例について説明する。図4において第1実施形態の図面中と同一符号を付した構成要素は、同様の構成要素であり、同様の作用効果を奏するものである。
第2実施形態における運転席シート20aの着座部21aは、送風装置2031aを有する。送風装置2031aは、例えば送風装置31aと同様に着座部21aの下面に設けられている。送風装置2031aは、吹出口2033aが空気通路220aと接続されている。送風装置2031aの吸込口2032aは、例えば下方に向かって開口し、少なくとも運転席シート20aの前方から空気を吸い込む構成となっている。これにより、着座部21aは、着座面230aよりも下方において、運転席シート20aの前方から空気を吸い込み、着座面230aから吹き出すことができる。吸込口2032aは、特許請求の範囲における運転席着座吸込部に相当する。シート送風装置1は、車両用空調装置100がFOOTモードの場合に運転するように制御されることで、車両用空調装置100と連動する構成でもよい。
次に運転席シート20aが形成する空気流れについて説明する。着座部21aは、吸込口から運転席シート20aの前方の空気を吸い込み、着座面230aから吹き出す。背もたれ部25aは、着座面230aから吹き出された空気および背もたれ部25aの前方の空気を吸い込み、後背部28aから後方へと吹き出す。運転席シート20aは、着座部21aによって、乗員の足元の空気をより集中して吸い込むことができる。これによって、車両用空調装置100がFOOTモードで運転している場合に、効果的に空調風を前方から後方へと送風することができる。
仕切部2040aは、吸込口2032aよりも後方において、着座部21aと車室の床との間に設けられている。仕切部2040aは、運転席シート20aの後方の空気が吸込口2032aに吸い込まれることを規制する。仕切部2040aは、例えば着座部21aの幅方向寸法と同程度の幅方向寸法を有し、着座部21aから車室の床付近まで延びる板部材によって形成されている。仕切部2040aは、特許請求の範囲における運転席側仕切部に相当する。
(第3実施形態)
第3実施形態では、第1実施形態におけるシート送風装置の変形例について説明する。図5において第1実施形態の図面中と同一符号を付した構成要素は、同様の構成要素であり、同様の作用効果を奏するものである。
第3実施形態における助手席シート20bの着座部21bは、送風装置3031bを有する。送風装置3031bは、例えば送風装置31aと同様に着座部21bの下面に設けられている。送風装置3031bは、吸込口3032bが空気通路220bと接続されている。送風装置3031bの吹出口3033bは、例えば下方に向かって開口し、吹き出した空気の少なくとも一部が前方に流れる構成となっている。これにより、着座部21bは、着座面230bよりも下方において、着座面230bから吸い込んだ空気を、助手席シート20bの前方へと吹き出すことができる。または、吹き出した空気が確実に前方に流れるように、吹出口3033bが後方に向かって開口していてもよい。吹出口3033bは、特許請求の範囲における助手席着座吹出部に相当する。
次に助手席シート20bが形成する空気流れについて説明する。着座部21bは、背もたれ部25bの背もたれ面270bから吹き出された空気の少なくとも一部を、着座面230bから内部へと吸い込む。着座部21bの内部に吸い込まれた空気は、空気通路220bを流通した後、吸込口3032bから送風装置3031bに吸い込まれ、吹出口3033bから吹き出される。吹出口3033bから吹き出された空気は、着座部21bの前方へと流れる。以上の空気流れによって、助手席シート20bは、乗員の足元へとより集中して空調風を送風することができる。これによって、乗員の足元付近に開口する車両用空調装置100の内気導入口付近により集中して空調風を送風することができる。これにより、車両用空調装置100の動力をより抑制することが可能となる。
仕切部3040bは、吹出口3033bよりも後方において、着座部21bと車室の床との間に設けられている。仕切部3040bは、吹出口3033bから吹き出した空気が助手席シート20bの後方に送風されることを規制する。仕切部3040bは、例えば着座部21bの幅方向寸法と同程度の幅方向寸法を有し、着座部21bから車室の床付近まで延びる板部材によって形成されている。仕切部3040bは、特許請求の範囲における助手席側仕切部に相当する。
(第4実施形態)
第4実施形態では、第1実施形態におけるシート送風装置の変形例について説明する。第4実施形態のシート送風装置1は、車両用空調装置100の作動と連携して送風を開始する。制御装置50が実行するシート送風装置1の送風制御について、図6のフローチャートを用いて説明する。制御装置50は、図6のフローチャートの処理を、例えば車両用空調装置100が稼働中である場合に実行する。
まずステップS10で、制御装置50は車両用空調装置10が冷房運転もしくは暖房運転を開始したか否かを判定する。ここで、冷房運転を開始したか否かは、車両用空調装置100内の空気が冷却されて車室内に吹き出される状態であるか否かで判定することができる。暖房運転を開始したか否かは、車両用空調装置100内の空気が加熱されて車室内に吹き出される状態であるか否かで判定することができる。制御装置50は、例えば車両用空調装置100の圧縮機が作動を開始して冷凍サイクルにて冷媒が循環を開始した場合に冷房運転もしくは暖房運転を開始したと判定する。また、制御装置50は車両用空調装置100のヒータコアに送風空気が通過する状態になると車両用空調装置100が暖房運転を開始したと判定してもよい。または、乗員が空調操作パネルを操作して冷房運転もしくは暖房運転を開始するように車両用空調装置100を制御したか否かにより車両用空調装置10が冷房運転もしくは暖房運転を開始したことを判定してもよい。
ステップS10で冷房運転もしくは暖房運転を開始したと判定されると、ステップS12へと進む。ステップS12では、各送風装置を作動させて運転席シート20aおよび助手席シート20bから送風を開始する。ステップS10、ステップS12の処理により、車両用空調装置100が車室内の空調を開始した際に、確実に運転席シート20aおよび助手席シート20bからの送風を開始することができる。
(他の実施形態)
この明細書の開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。例えば、開示は、実施形態において示された部品、要素の組み合わせに限定されず、種々変形して実施することが可能である。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品、要素が省略されたものを包含する。開示は、ひとつの実施形態と他の実施形態との間における部品、要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
上述の実施形態において、送風装置には遠心式のファンを適用するとしたが、送風装置の構成はこれに限定されない。例えば、送風装置として軸流式ファン、斜流式ファン、クロスフロー式ファン等を適用してもよい。
上述の実施形態において、シート送風装置1は、着座部と背もたれ部にそれぞれ送風装置を有する構成である。これに代えて、いずれか片方にのみ送風装置を設けてもよい。この場合、着座部と背もたれ部のうち送風装置を設けた方のみから空気を送風する構成でもよい。または、着座部と背もたれ部のうち送風装置を設けた側の空気通路と、送風装置を設けない側の空気通路とが接続され、着座部と背もたれ部の両方に空気が流通する構成であってもよい。この構成では、1つの送風装置で着座部と背もたれ部の両方に空気を送風できるため、部品点数および組み付け工数の削減が可能となる。
上述の実施形態において、シート送風装置1は2列シートの車両に適用されるとしたが、運転席の後方に座席を有する車両であれば2列シート以外の車両に適用されてもよい。例えば、シート送風装置1を3列シートの車両に適用してもよい。この場合、運転席シートと助手席シートに加えて、運転席シートの後方のシートが前方から後方へと空気を送風し、助手席シートの後方のシートが後方から前方へと空気を送風する構成であってもよい。この構成であれば、3列シートの車両の車室内全体に空調風を行き渡らせることができる。
上述の実施形態において、制御装置50は、エアコンECUによって提供されるとした。これに代えて、制御装置50はエアコンECUとは独立したECUによって提供されてもよい。この場合、制御装置50は、エアコンECUから制御に必要な情報、例えば車両用空調装置100が冷房運転もしくは暖房運転を開始した開始情報を受け取ってシート送風装置1を制御する。
1 シート送風装置、 20a 運転席シート、 21a 着座部(運転席着座部)、 230a 着座面(運転席着座面)、 25a 背もたれ部(運転席背もたれ部)、 270a 着座面(運転席着座面)、 28a 後背部(背もたれ吹出部)、 31a、35a;2031a 送風装置(第1送風装置)、 33a 吹出口(着座吹出部)、 40a 仕切部(運転席側仕切部)、 20b 助手席シート、 21b 着座部(助手席着座部)、 230b 着座面(助手席着座面)、 25b 背もたれ部(運転席背もたれ部)、 270b 着座面(助手席着座面)、 28b 後背部(背もたれ吸込部)、 31b、35b;3031b 送風装置(第2送風装置)、 32b 吸込口(助手席着座吸込部)、 40b 仕切部(助手席側仕切部) 2032a 吸込口(運転席着座吸込部)、 2040a 仕切部(運転席側仕切部)、 3033b 吹出口(助手席着座吹出部)、 3040b 仕切部(助手席側仕切部)。

Claims (8)

  1. 車室内の空気を駆動する第1送風装置(31a、35a、2031a)を有し、前記第1送風装置によって空気を前方から吸い込み、後方へと吹き出す運転席シート(20a)と、
    車室内の空気を駆動する第2送風装置(31b、35b、3031b)を有し、前記第2送風装置によって空気を後方から吸い込み、前方へと吹き出す助手席シート(20b)と、
    を備え
    前記運転席シートは、
    乗員が着座する運転席着座部(21a)と、
    着座した乗員の背中を支持する運転席背もたれ部(25a)と、
    を有し、
    前記運転席着座部は、
    前方から空気を吸い込む運転席着座面(230a)と、
    前記運転席着座面から吸い込まれた空気を後方へと吹き出す着座吹出部(33a)と、
    を有し、
    前記運転席背もたれ部は、
    前方から空気を吸い込む運転席背もたれ面(270a)と、
    前記背もたれ面から吸い込まれた空気を後方へと吹き出す背もたれ吹出部(28a)と、
    を有し、
    前記助手席シートは、
    乗員が着座する助手席着座部(21b)と、
    着座した前記乗員の背中を支持する助手席背もたれ部(25b)と、
    を有し、
    前記助手席着座部は、
    後方の空気が吸い込まれる助手席着座吸込部(32b)と、
    前記助手席着座吸込部から吸い込まれた空気が前方へと吹き出す際に通過する助手席着座面(230b)と、
    を有し、
    前記助手席背もたれ部は、
    後方の空気が吸い込まれる背もたれ吸込部(28b)と、
    前記背もたれ吸込部から吸い込まれた空気が前方へと吹き出す際に通過する助手席背もたれ面(270b)と、
    を有するシート送風装置。
  2. 前記運転席着座部と前記車室内の床部との間に、前記着座吹出部から吹き出した空気が前方へと流れることを規制する運転席側仕切部(40a)を有する請求項に記載のシート送風装置。
  3. 前記助手席着座部と前記車室内の床部との間に、前記助手席着座部の前方の空気が前記助手席着座吸込部に吸い込まれることを規制する助手席側仕切部(40b)を有する請求項または請求項に記載のシート送風装置。
  4. 車室内の空気を駆動する第1送風装置(31a、35a、2031a)を有し、前記第1送風装置によって空気を前方から吸い込み、後方へと吹き出す運転席シート(20a)と、
    車室内の空気を駆動する第2送風装置(31b、35b、3031b)を有し、前記第2送風装置によって空気を後方から吸い込み、前方へと吹き出す助手席シート(20b)と、
    を備え
    前記運転席シートは、
    乗員が着座する運転席着座部(21a)と、
    着座した乗員の背中を支持する運転席背もたれ部(25a)と、
    を有し、
    前記運転席着座部は、
    運転席着座面(230a)よりも下方において空気を前方から吸い込む運転席着座吸込部(2032a)を有するとともに、
    前記運転席着座吸込部から吸い込まれた空気を前記運転席着座面から吹き出し、
    前記運転席背もたれ部は、
    前記運転席着座面から吹き出された空気を吸い込む運転席背もたれ面(270a)と、
    前記運転席背もたれ面から吸い込まれた空気を後方へと吹き出す背もたれ吹出部(28a)と、
    を有するシート送風装置。
  5. 前記運転席着座部と前記車室内の床部との間に、前記運転席着座部の後方の空気が前記運転席着座吸込部に吸い込まれることを規制する運転席側仕切部(2040a)を有する請求項に記載のシート送風装置。
  6. 前記助手席シートは、
    乗員が着座する助手席着座部(21b)と、
    着座した乗員の背中を支持する助手席背もたれ部(25b)と、
    を有し、
    前記助手席背もたれ部は、
    後方から空気を吸い込む背もたれ吸込部(28b)と、
    前記背もたれ吸込部から吸い込まれた空気を吹き出す助手席背もたれ面(270b)と、
    を有し、
    前記助手席着座部は、
    前記助手席背もたれ面から吹き出された空気を吸い込む助手席着座面(230b)と、
    前記助手席着座面よりも下方において前記助手席着座面から吸い込まれた空気を前方へと吹き出す助手席着座吹出部(3033b)と、
    を有する請求項4または請求項5に記載のシート送風装置。
  7. 車室内の空気を駆動する第1送風装置(31a、35a、2031a)を有し、前記第1送風装置によって空気を前方から吸い込み、後方へと吹き出す運転席シート(20a)と、
    車室内の空気を駆動する第2送風装置(31b、35b、3031b)を有し、前記第2送風装置によって空気を後方から吸い込み、前方へと吹き出す助手席シート(20b)と、
    を備え
    前記助手席シートは、
    乗員が着座する助手席着座部(21b)と、
    着座した乗員の背中を支持する助手席背もたれ部(25b)と、
    を有し、
    前記助手席背もたれ部は、
    後方から空気を吸い込む背もたれ吸込部(28b)と、
    前記背もたれ吸込部から吸い込まれた空気を吹き出す助手席背もたれ面(270b)と、
    を有し、
    前記助手席着座部は、
    前記助手席背もたれ面から吹き出された空気を吸い込む助手席着座面(230b)と、
    前記助手席着座面よりも下方において前記助手席着座面から吸い込まれた空気を前方へと吹き出す助手席着座吹出部(3033b)と、
    を有するシート送風装置。
  8. 前記助手席着座部と前記車室内の床部との間に、前記助手席着座吹出部から吹き出した空気が後方へと流れることを規制する助手席側仕切部(3040b)を有する請求項6または請求項7に記載のシート送風装置。
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