JP6772860B2 - 通信システム、画像処理装置、および、コンピュータープログラム - Google Patents

通信システム、画像処理装置、および、コンピュータープログラム Download PDF

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Description

本開示は、通信システムにおけるタイムアウト時間の設定に関し、特に、複数のサブネットワークを含む通信システムを構成する画像処理装置のそれぞれにおけるタイムアウト時間の設定に関する。
従来、ネットワークを構成する複数の情報処理装置のそれぞれのタイムアウト時間の設定について種々検討がなされている。たとえば、特開2003−298608号公報(特許文献1)は、ネットワークを構成する複数のサブネットワークのそれぞれにおいて、当該サブネットワーク内の通信に関するタイムアウト時間の設定方法を開示している。当該方法は、サブネットワークを構成する各情報処理装置における、通信タイプ毎の共通のタイムアウト時間を設定する。
なお、当該方法では、各情報処理装置はマスターノード(ブリッジ機器)を経由して当該情報処理装置が属するサブネットワークの外の機器と通信する。サブネットワークを超えた通信については当該マスターノードがタイムアウト時間を設定する。
特開2003−298608号公報
ネットワークにおいて、サブネットワークは、特許文献1に開示されたようなブリッジ機器を介することなく配置される場合もある。このような場合、サブネットワーク間の通信についてのタイムアウト時間は、ネットワークの管理者等が変更しなければ変更されない事態が想定される。タイムアウト時間は、ネットワークの環境(たとえば、通信速度)に応じて適宜変更されることが好ましい。一方で、ユーザー(たとえば、ネットワークの管理者)がネットワークの環境に応じてタイムアウト時間を変更する操作を強いられることは煩雑である。
本開示は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、複数のサブネットワークを含むネットワークにおいて、ユーザーに煩雑な操作を強いることなく、サブネットワーク間の通信についてのタイムアウト時間を設定できるようにすることである。
本開示のある局面に従うと、通信システムが提供される。通信システムは、第1のサブネットワークと第2のサブネットワークとを含む。第1のサブネットワークは、第1の画像処理装置を含む。第2のサブネットワークは、第2の画像処理装置を含む。第1の画像処理装置は、プロセッサーと、他の機器と通信するように構成された通信部とを備える。プロセッサーは、第1のサブネットワーク内の通信のタイムアウト時間である第1のタイムアウト時間と、第1のサブネットワークと第2のサブネットワークとの間の通信のタイムアウト時間である第2のタイムアウト時間とを設定し、通信部を用いて、第1のサブネットワーク内の第1の画像処理装置以外の画像処理装置に第1のタイムアウト時間および第2のタイムアウト時間を通知し、通信部を用いて、第2の画像処理装置に第2のタイムアウト時間を通知するように構成されている。
通信システムは、第3のサブネットワークをさらに含んでもよい。第3のサブネットワークは、第3の画像処理装置を含んでもよい。プロセッサーは、第1のサブネットワークと第3のサブネットワークとの間の通信のタイムアウト時間である第3のタイムアウト時間を第3の画像処理装置から受信した場合に、第1のサブネットワーク内の第1の画像処理装置以外の画像処理装置に第3のタイムアウト時間を通知するように構成されていてもよい。
プロセッサーは、予め定められた時間ごとに第1のタイムアウト時間および第2のタイムアウト時間を設定し、通知するように構成されていてもよい。
プロセッサーは、第1のサブネットワークと第2のサブネットワークのそれぞれの通信負荷を表わす情報の履歴に従って第1のタイムアウト時間および第2のタイムアウト時間を設定するように構成されていてもよい。
第1の画像処理装置は、情報の入力を受け付けるように構成された入力部をさらに備えていてもよい。プロセッサーは、入力部に対する特定の情報の入力に応じて第1のタイムアウト時間および第2のタイムアウト時間を設定するように構成されていてもよい。
プロセッサーは、第1のサブネットワークが通信システムに追加されたことに応じて、第1のタイムアウト時間および第2のタイムアウト時間を設定するように構成されていてもよい。
本開示の他の局面に従うと、通信システムを構成する画像処理装置が提供される。通信システムは、第1のサブネットワークと第2のサブネットワークとを含む。画像処理装置は、第1のサブネットワークを構成する。画像処理装置は、プロセッサーと、他の機器と通信するように構成された通信部とを備える。プロセッサーは、第1のサブネットワーク内の通信のタイムアウト時間である第1のタイムアウト時間と、第1のサブネットワークと第2のサブネットワークとの間の通信のタイムアウト時間である第2のタイムアウト時間とを設定し、通信部を用いて、第1のサブネットワーク内の画像処理装置であって当該プロセッサーが搭載されている画像処理装置以外のものに第1のタイムアウト時間および第2のタイムアウト時間を通知し、通信部を用いて、第2のサブネットワークを構成する画像処理装置に第2のタイムアウト時間を通知するように構成されている。
本開示のさらに他の局面に従うと、画像処理装置のプロセッサーによって実行されるコンピュータープログラムが提供される。画像処理装置は、通信システムを構成する。通信システムは、第1のサブネットワークと第2のサブネットワークとを含む。画像処理装置は、第1のサブネットワークを構成する。コンピュータープログラムは、プロセッサーに、第1のサブネットワーク内の通信のタイムアウト時間である第1のタイムアウト時間と、第1のサブネットワークと第2のサブネットワークとの間の通信のタイムアウト時間である第2のタイムアウト時間とを設定するステップと、第1のサブネットワーク内の画像処理装置であって当該プロセッサーが搭載されている画像処理装置以外のものに第1のタイムアウト時間および第2のタイムアウト時間を通知するステップと、第2のサブネットワークを構成する画像処理装置に第2のタイムアウト時間を通知するステップとを実行させる。
本開示によれば、第1のサブネットワークと第2のサブネットワークとを含む通信システムにおいて、第1のサブネットワークを構成する画像処理装置のプロセッサーは、第1のサブネットワークと第2のサブネットワークとの間の通信のタイムアウト時間(第2のタイムアウト時間)を設定し、第1のサブネットワークを構成する他の画像処理装置および第2のサブネットワークを構成する画像処理装置に当該タイムアウト時間を通知する。
これにより、サブネットワーク間の通信についてのタイムアウト時間がユーザーによらずに設定され得る。したがって、通信システムにおいて、ユーザーに煩雑な操作を強いることなくサブネットワーク間の通信についてのタイムアウト時間が設定されるようになり得る。
ある実施の形態の通信システムの構成を概略的に示す図である。 MFP(Multi-Functional Peripheral)の外観を示す図である。 MFPのハードウェア構成を概略的に示す図である。 MFPの機能ブロックの一例を示す図である。 MFPの機能ブロックの他の例を示す図である。 タイムアウト時間の設定内容の一例(タイムアウト時間テーブル)を示す図である。 通信システム内のタイムアウト時間の設定内容を模式的に示す図である。 代表MFPにおいて実行される処理の一例のフローチャートである。 タイムアウト時間テーブルの状態の一例を示す図である。 タイムアウト時間テーブルの状態の他の例を示す図である。 通信速度の一例である応答時間の履歴の具体例を模式的に示す図である。 応答時間とタイムアウト時間との対応関係の具体例を模式的に示す図である。 代表MFPにおいて実行される処理の他の例のフローチャートである。 代表MFPにおいて実行される処理のさらに他の例のフローチャートである。 MFPにおいて表示される画面の一例を示す図である。
以下に、図面を参照しつつ、通信システムの実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらの説明は繰り返さない。
[通信システムの概略構成]
図1は、ある実施の形態の通信システムの構成を概略的に示す図である。図1に示されるように、通信システム10は、3つのサブネットワーク(第1,第2,第3サブネットワーク1,2,3)を含む。各サブネットワークは、たとえばLAN(Local Area Network)によって実現され、複数のMFP(Multi-Functional Peripheral)を含む。MFPは、画像処理装置の一例である。第1サブネットワーク1、第2サブネットワーク2、および第3サブネットワーク3のそれぞれは、MFP100のいわゆる群管理の単位である。群管理により、たとえば、同一のサブネットワークに属するMFP100において同一のタイムアウト時間が設定される。
通信システム10において、第1サブネットワーク1内のMFP100−11は、第1サブネットワーク1内の通信のタイムアウト時間(第1のタイムアウト時間)を設定し、さらに、第1サブネットワーク1と第2サブネットワーク2との間の通信のタイムアウト時間(第2のタイムアウト時間)を設定する。MFP100−11は、第1サブネットワーク1内の他のMFPに第1および第2のタイムアウト時間を通知するとともに、第2サブネットワーク2内のMFPに第2のタイムアウト時間を通知する。以下、図1の通信システム10の構成をより具体的に説明する。
ある実施の形態において、通信システム10は、複数の事業所を有する企業において設けられている。第1サブネットワーク1は、当該企業の第1事業所に設けられている。第2サブネットワーク1は、当該企業の第2事業所に設けられている。第3サブネットワーク1は、当該企業の第3事業所に設けられている。
第1サブネットワーク1は、n台のMFP100−11〜1nおよびルーター201を含む。nは、任意の整数である。MFP100−11〜1nは、第1サブネットワーク1内で互いに通信し、さらに、ルーター201を介して、第2サブネットワーク2内の機器および第3サブネットワーク3内の機器と通信する。
第2サブネットワーク2は、m台のMFP100−21〜2mおよびルーター202を含む。mは、任意の整数である。MFP100−21〜2mは、第2サブネットワーク2内で互いに通信し、さらに、ルーター202を介して、第1サブネットワーク1内の機器および第3サブネットワーク3内の機器と通信する。
第3サブネットワーク3は、p台のMFP100−31〜3pおよびルーター203を含む。pは、任意の整数である。MFP100−31〜3pは、第3サブネットワーク3内で互いに通信し、さらに、ルーター203を介して、第1サブネットワーク1内の機器および第2サブネットワーク2内の機器と通信する。
通信システム10に含まれるサブネットワークの数およびMFPの数は図1に示されたものに限定されない。各MFPが第1〜第3サブネットワーク1〜3の中のいずれに属するかは、たとえば各MFP100のIPアドレスによって識別される。
通信システム10では、各サブネットワークにおいて、1台のMFPが「代表MFP」として指定されている。「代表MFP」は、たとえば、当該代表MFPが属するサブネットワーク内の通信のタイムアウト時間(第1のタイムアウト時間)を設定する。さらに、「代表MFP」は、当該代表MFPが属するサブネットワークと他のサブネットワークとの間の通信のタイムアウト時間(第2のタイムアウト時間)を設定する。代表MFPは、同じサブネットワーク内の他のMFPに第1および第2のタイムアウト時間を通知し、さらに他のサブネットワークに第2のタイムアウト時間を通知する。
以下の説明では、MFP100−11を第1サブネットワーク1の代表MFPとして例示する。MFP100−21を第2サブネットワーク2の代表MFPとして例示する。MFP100−31を第3サブネットワーク3の代表MFPとして例示する。各サブネットワークを構成するMFPの数は図1に示されたものに限定されない。サブネットワークに含まれるMFPは1台であってもよい。以下の説明では、MFP100−11〜1n、MFP100−21〜2m、および、MFP100−31〜3pにおいてMFPとして共通する性質を言及する場合には、当該共通する性質を「MFP100」として言及する。
[MFPの構成]
(外観)
図2は、MFP100の外観を示す図である。MFP100は、画像処理機能を実現するハードウェア部分を収容する本体100Aと、ユーザーからの情報の入力を受け付けるように構成された操作パネル170とを含む。
(ハードウェア構成)
図3は、MFP100のハードウェア構成を概略的に示す図である。図3を参照して、MFP100は、全体を制御するためのCPU(Central Processing Unit)150、プログラムおよびデータを格納するための記憶部160、操作パネル170を含む。
記憶部160は、CPU150により実行されるプログラムおよび各種データを記憶する。記憶部160に記憶されるデータは、タイムアウト時間テーブル(後述する図6)を含む。
操作パネル170は、ディスプレイ171と、操作部172とを含む。ディスプレイ171の一例は、液晶表示装置である。ディスプレイ171の他の例は、プラズマディスプレイである。操作部172は、たとえばハードウェアキーおよび/またはディスプレイ171に表示される複数のソフトウェアキーによって実現される。MFP100は、さらに、画像処理部151と、画像形成部152と、画像読取部153と、ファクシミリ通信部154と、ネットワーク通信部155とを含む。
画像処理部151は、入力された画像データを処理することにより、たとえば出力される画像の拡大・縮小等の処理を実行する。画像処理部151は、たとえば画像処理用のプロセッサーおよびメモリーによって実現される。
画像形成部152は、感光体等の記録用紙に画像を形成するためのハードウェア資源および記録用紙を搬送するためのハードウェア資源によって実現される。画像読取部153は、スキャナー等の、原稿の画像データを生成するように構成されたハードウェア資源によって実現される。ファクシミリ通信部154は、モデム等の、ファクシミリ通信により画像データの送受信するための要素を含む。ネットワーク通信部155は、ネットワークカード等の、ネットワークを介してデータの送受信を実行するように構成されたハードウェア資源によって実現される。画像処理部151、画像形成部152、画像読取部153、ファクシミリ通信部154、および、ネットワーク通信部155のそれぞれの機能は、画像形成装置においてよく知られたものであるから、ここでは詳細な説明は繰返さない。
(機能構成)
図4および図5は、MFP100の機能ブロックの一例を示す図である。図4には、サブネットワークにおける代表MFPの機能ブロックが示されている。図5には、サブネットワークにおける代表MFPの機能ブロックが示されている。
図4に示されるように、MFP100は、記録用紙等の記録媒体に画像を形成するプリント部111と、ファクシミリ通信により画像データを送受信するファクシミリ部112と、原稿を読み取ることにより当該原稿の画像データを生成するスキャン処理部113と、他の機器との通信を制御する通信制御部114と、タイムアウト時間の設定および通知を実行するサブネットワーク制御部115とを含む。図5に示された機能ブロックではMFP100はプリント部111とファクシミリ部112とスキャン処理部113と通信制御部114とを含む。図4と図5との対比によって理解されるように、代表MFPは、他のMFPに対してサブネットワーク制御部115をさらに含む。
図4(および図5)に示された機能と図3に示されたハードウェアとの対応の一例を説明する。プリント部111は、たとえば、CPU150によって制御される画像形成部152によって実現される。ファクシミリ部112は、たとえば、CPU150によって制御されるファクシミリ通信部154によって実現される。スキャン処理部113は、たとえば、CPU150によって制御される画像読取部153によって実現される。通信制御部114は、CPU150およびネットワーク通信部155によって実現される。サブネットワーク制御部115はCPU150およびネットワーク通信部155によって実現される。ただし、この対応は単なる一例である。各機能は、如何なる他のハードウェア資源によっても実現され得る。
ある実施の形態では、各MFP100は、サブネットワーク制御部115として機能するためのアプリケーションを予めインストールされている。たとえばネットワーク管理者によって「代表MFP」に指定されたMFP100のCPU150は、当該アプリケーションを使用してサブネットワーク制御部115として機能する。
[タイムアウト時間の設定内容]
図6は、各MFP100の記憶部160(図3)に記憶されているタイムアウト時間の設定内容の一例(タイムアウト時間テーブル)を示す図である。各MFP100の通信制御部114(図4および図5)は、図6に示されたようなタイムアウト時間の設定内容を利用して他の機器と通信する。図6の例は、第1サブネットワーク1に属するMFP100に対する設定内容である。
図6に示されるように、タイムアウト時間の設定内容は、内部タイムアウト時間と外部タイムアウト時間とを含む。内部タイムアウト時間は、図6に示された設定内容を利用するMFP100が属するサブネットワーク内の通信に対して設定されたタイムアウト時間である。図6の例は、第1サブネットワーク1内のMFP100に対する設定内容である。したがって、図6の内部タイムアウト時間は、第1サブネットワーク1内の通信のタイムアウト時間であり、具体例は「20秒」である。
外部タイムアウト時間は、MFP100が当該MFP100が属するサブネットワーク外の機器との通信に対して設定されたタイムアウト時間である。図6の例では、外部タイムアウト時間は、第2サブネットワーク2内の機器との通信に対して設定されたもの(「第2サブネットワーク内の機器」:一例として、120秒)と、第3サブネットワーク3内の機器との通信に対して設定されたもの(「第3サブネットワーク内の機器」:一例として、150秒)とを含む。
[通信システム内のタイムアウト時間の設定]
図7は、通信システム10内のタイムアウト時間の設定内容を模式的に示す図である。図7では、「From」がデータの送信元のサブネットワークを表わす。「To」がデータの送信先のサブネットワークを表わす。図7は、送信元と送信先との組合せごとに設定されたタイムアウト時間を表わす。たとえば、図7において、「From」として「第1サブネットワーク」が指定され、「To」として「第2サブネットワーク」が指定されたときのタイムアウト時間は、第1サブネットワーク1内の機器から第2サブネットワーク2内の機器へのデータの送信時のタイムアウト時間を表わす。図7では、当該タイムアウト時間(閾値1−2)は120秒である。
なお、図7の例では、送信元と送信先とが入れ替わった場合でもタイムアウト時間は変わらない。つまり、「From」として「第2サブネットワーク」が指定され、「To」として「第1サブネットワーク」が指定されたときのタイムアウト時間(閾値2−1)は、タイムアウト時間(閾値1−2)と同様に120秒である。
また、図7の例では、送信元と送信先とが同じ場合には、サブネットワーク内の通信に対して設定されたタイムアウト時間を表わす。すなわち、「From」と「To」の双方において第1サブネットワーク1が指定された場合のタイムアウト時間は、第1サブネットワーク1内の通信のタイムアウト時間を表わす。図7では、当該タイムアウト時間(閾値1−1)は20秒である。
図6に示された各MFP100において記憶されているタイムアウト時間テーブルは、図7に示された通信システム10全体の設定の一部に相当する。すなわち、図6の「内部タイムアウト時間」は、図7の第1サブネットワーク1同士の通信のタイムアウト時間に相当する。図6の「外部タイムアウト時間(第2サブネットワーク2内の機器)」は、図7における第1サブネットワーク1内の機器と第2サブネットワーク2内の機器との間の通信について設定されたタイムアウト時間に相当する。
通信システム10では、図7に示されたようにサブネットワーク内およびサブネットワーク間の通信に対してタイムアウト時間が設定されている。当該タイムアウト時間は、たとえばサブネットワーク内の代表MFPによって設定される。図8を参照して、タイムアウト時間の設定の処理について説明する。
[タイムアウト時間の設定]
図8は、代表MFP100のCPU150によって実行される処理の一例のフローチャートである。図8に示された処理は、たとえばCPU150が記憶部160等に格納されたコンピュータープログラムを実行することによって実現される。図8の処理が開始されるタイミングの一例は、CPU150が搭載されたMFP100を含むサブネットワークが新たに構築されて通信システム10に追加されたときである。他の例は、CPU150が搭載されたMFP100を含むサブネットワークが通信システム10に新たに組み込まれるときである。さらに他の例は、CPU150が、通信システム10に新たに他のサブネットワークが組み込まれたことを検出したときである。
ステップS100にて、CPU150は、当該CPU150が搭載されたMFP100が属するサブネットワーク内のネットワーク応答速度を測定する。当該速度の測定は、たとえばサブネットワーク内のいずれかのMFP100にネットワーク応答速度測定用のパケット(以下、単に「応答速度測定用のパケット」ともいう。たとえば、Pingパケット。)を送信し、当該パケットの送信に対する応答時間を測定することにより実現される。応答時間が短いほど、ネットワーク応答速度は速い。
ステップS102にて、CPU150は、ステップS100における応答速度の測定結果に従って、サブネットワーク内の通信のタイムアウト時間(図6の内部タイムアウト時間)を決定する。ある実施の形態では、記憶部160に応答時間とタイムアウト時間との関係を規定する情報が記憶され、CPU150は、当該情報を用いてタイムアウト時間を決定する。ある実施の形態では、決定されるタイムアウト時間は応答速度が速いほど短い。
ステップS104にて、CPU150は、ステップS102で決定したタイムアウト時間を当該CPU150が搭載されたMFP100が属するサブネットワーク内の他のMFP100へタイムアウト時間設定コマンドとともに送信する。これに応じて、当該コマンドを受信したMFP100のCPU150は、受信したタイムアウト時間を内部タイムアウト時間(図6)として設定する。
ステップS106にて、CPU150は、タイムアウト時間を確定していないサブネットワークがあるか否かを判断する。ある実施の形態において、CPU150は、ステップS106にて、タイムアウト時間テーブル(図6)において外部タイムアウト時間の値が登録されていないサブネットワークがあるか否かを判断する。外部タイムアウト時間の値が登録されていないサブネットワークがあれば、CPU150は、タイムアウト時間が確定していないサブネットワークがあると判断する。
図9は、タイムアウト時間テーブルの状態の一例を示す図である。図9に示された状態では、タイムアウト時間テーブルには、内部タイムアウト時間の値は登録されているが、外部タイムアウト時間の値は登録されていない。このような場合、CPU150は、タイムアウト時間を確定していないサブネットワークがあると判断する。一方、図6に示された状態では、タイムアウト時間テーブルには内部タイムアウト時間およびすべての外部タイムアウト時間が登録されている。このような場合、CPU150は、タイムアウト時間を確定していないサブネットワークは無いと判断する。ステップS106にて、CPU150は、タイムアウト時間を確定していないサブネットワークがあると判断するとステップS108へ制御を進め(ステップS106にてYES)、そのようなサブネットワークが無いと判断すると図8の処理を終了する(ステップS106にてNO)。
ステップS108にて、CPU150は、外部のサブネットワークの代表MFPからネットワーク応答時間測定用のコマンド(以下、単に「応答時間測定用のコマンド」ともいう)を受信しているか否かを判断する。CPU150は、応答時間測定用のコマンドを受信していると判断するとステップS116へ制御を進め(ステップS108にてYES)、応答時間測定用のコマンドを受信していないと判断するとステップS110へ制御を進める(ステップS108にてNO)。
ステップS116にて、CPU150は、受信しているタイムアウト時間設定コマンドに従って、タイムアウト時間テーブルに外部タイムアウト時間を設定する。
図10は、タイムアウト時間テーブルの状態の他の例を示す図である。図10に示された状態では、図9に示された状態と比較して外部タイムアウト時間(第3サブネットワーク3)の値が追加されている。CPU150は、タイムアウト時間テーブルが図9に示された状態にあるときに第3サブネットワーク3の代表MFPからタイムアウト時間およびネットワーク応答時間測定用のコマンド(以下、単に「応答時間測定用のコマンド」ともいう)を受信すると、図10に示されたようにタイムアウト時間テーブルを更新する。すなわち、第1サブネットワーク1内のMFP100のCPU150は、タイムアウト時間テーブルに第1サブネットワーク1内の機器と第3サブネットワーク3内の機器との通信のタイムアウト時間を追加する。
図8に戻って、ステップS110にて、CPU150は、タイムアウト時間を確定していないサブネットワークの代表MFPに応答速度測定用のパケットを送信し、当該パケットに対する応答時間を測定することにより、当該サブネットワークとの通信の応答速度を測定する。
ステップS112にて、CPU150は、ステップS110において測定された応答速度(応答時間)に従って、当該パケットの送信先のサブネットワークとの通信のタイムアウト時間を決定する。
ステップS114にて、CPU150は、ステップS112にて決定したタイムアウト時間を、応答時間設定用コマンドともに、ステップS110におけるパケットの送信先のMFP100に送信する。これにより、応答時間設定用コマンドを受信したMFP100は、当該MFP100においてタイムアウト時間を設定し、さらに、当該MFP100が属するサブネットワーク内の他のMFP100にタイムアウト時間を送信する。
ステップS118にて、CPU150は、ステップS112にて決定したタイムアウト時間またはステップS116に設定したタイムアウト時間を、応答時間設定用コマンドともに、当該CPU150が搭載されているMFP100が属するサブネットワーク内の他のMFP100に送信する。また、CPU150は、当該タイムアウト時間を記憶部160のタイムアウト時間テーブルに登録する。その後、CPU150は、ステップS106へ制御を戻す。
以上、図8を参照して説明された処理において、CPU150は、第1および第2のタイムアウト時間の設定のために、当該CPU150が搭載されるMFPが属するサブネットワーク内の他のMFPに対して、または、他のサブネットワークの代表MFPに対して、応答速度測定用のパケットを送信していた。なお、タイムアウト時間の設定方法はこれに限定されない。CPU150は、たとえば他のMFP100とのハンドシェイクのためのパケットを送信した場合、当該パケットの送信の応答時間に従ってタイムアウト時間を設定してもよい。
図8の処理の開始タイミングとして、CPU150は、ネットワークにおける通信速度に応じて内部タイムアウト時間およびタイムアウト時間を再設定してもよい。すなわち、たとえば、CPU150は、当該CPU150が搭載されるMFP100が属するサブネットワーク内の通信速度(パケット送信の応答速度)および外部のサブネットワーク内の機器との通信速度が予め定められた閾値を超えたと判断したタイミングで図8の処理を開始してもよい。この場合、ステップS106において既に外部タイムアウト時間が設定されていても、CPU150はステップS106からステップS108へ制御を進め、記憶部160に格納されている外部タイムアウト時間を更新してもよい。
CPU150は、記憶部160に、当該CPU150が搭載されるMFP100が属するサブネットワーク内の通信速度および外部のサブネットワーク内の機器との通信速度の履歴を格納し、当該履歴を用いて内部タイムアウト時間および/または外部タイムアウト時間を設定してもよい。ある実施の形態では、CPU150は、外部ネットワークのそれぞれの機器との通信速度について予め定められた時間帯毎の平均値を導出し、各平均値に従って各日の各時間帯の外部タイムアウト時間を設定する。CPU150は、設定した外部タイムアウト時間を、当該CPU150が搭載されるMFP100が属する他のMFP100にタイムアウト時間設定コマンドとともに送信し、さらに、対応する外部ネットワークの代表MFPにタイムアウト時間設定コマンドとともに送信する。
図11は、通信速度の一例である応答時間の履歴の具体例を模式的に示す図である。図11の履歴を表わす情報は、たとえば第1サブネットワーク1の代表MFPの記憶部160に格納されており、第2サブネットワーク2内の機器からの応答時間の履歴を表わす。図11に示されるように、記憶部160に格納された履歴は、各日の2時間ごとの応答時間をミリ秒単位で表わす。図12は、応答時間とタイムアウト時間との対応関係の具体例を模式的に示す図である。図12の対応関係を表わす情報は、たとえば第1サブネットワーク1の代表MFPの記憶部160に格納されており、応答時間をタイムアウト時間と関連付ける。図11および図12に示された数値は単なる一例である。
ある実施の形態では、図8のステップS112にて、CPU150は、図11および図12の履歴を用いて、第2サブネットワーク2内の機器との通信についての外部タイムアウト時間を決定する。より具体的には、CPU150は、ある時間帯の外部タイムアウト時間を決定する場合、図11の履歴における当該時間帯の応答時間の平均値を算出した後、図12の対応関係において当該平均値に対応するタイムアウト時間を選択することにより、外部タイムアウト時間を決定する。選択されたタイムアウト時間が決定された外部タイムアウト時間である。図12の例に従えば、たとえば、応答時間の平均値が130ミリ秒である場合、決定される外部タイムアウト時間は120秒である。
CPU150は、ある時間帯の外部タイムアウト時間を決定する場合、決定の対象となる時間帯と共通する時間帯のデータのみを抽出して、平均値の算出に利用してもよい。「対応する」の一例は、曜日が同じことである。他の例は、平日であるか休日であるかが共通することである。たとえば、水曜日の時間帯10:00−11:59のタイムアウト時間を設定する場合、CPU150は、履歴のうち水曜日の当該時間帯の応答時間のみを抽出し、または、履歴のうち平日(月曜日から金曜日)の当該時間帯の応答時間のみを抽出し、抽出された応答時間の平均値を算出する。
記憶部160は、図11および図12に示されたのと同様に内部タイムアウト時間についての履歴および対応関係を表わす情報を格納していてもよく、CPU150は、それらの情報を利用して内部タイムアウト時間を算出してもよい。
[タイムアウト時間の設定の変形例(1)]
CPU150は、定期的に内部ネットワーク応答時間および/または各外部ネットワークについての応答時間を測定し、測定された応答時間と履歴における対応する値との差、または、測定された応答時間と履歴から算出された平均値との差が一定値を超えたことを条件としてタイムアウト時間を設定してもよい。この場合、図8の処理は、たとえば図13に示されるように変更される。図13は、代表MFPにおいて実行される処理の他の例のフローチャートである。以下、図13に示された処理について、図8に示された処理との相違点を中心に説明する。
図8に示された処理と比較すると、図13に示された処理は、ステップS101およびステップS111をさらに含む。
ステップS100にて、CPU150は、当該CPU150が搭載されたMFP100が属するサブネットワーク内のネットワーク応答速度を測定した後、ステップS101へ制御を進める。ステップS101にて、CPU150は、測定された応答速度(応答時間)と内部ネットワーク時間の履歴内の対応する値との差が予め定められた閾値を超えているか否かを判断する。履歴内の対応する値の一例は、ステップS101にて応答速度(応答時間)が測定された時刻と同じ曜日および同じ時間帯に属する応答速度(応答時間)またはその平均値である。CPU150は、当該差が当該閾値を超えていると判断すると(ステップS101にてYES)、ステップS102へ制御を進める。CPU150は、当該差が当該閾値以下であると判断すると(ステップS101にてNO)、ステップS110へ制御を進める。
CPU150は、ステップS102にて、ステップS100にて測定された応答速度に従った内部タイムアウト時間を決定し、ステップS104にて、当該内部タイムアウト時間をタイムアウト時間設定コマンドとともにサブネットワーク内部のMFP100に送信し、ステップS110へ制御を進める。
ステップS110にて、CPU150は、外部のサブネットワークとの通信の応答速度(応答時間)を測定する。
ステップS111にて、CPU150は、ステップS110にて測定された応答速度(応答時間)と外部ネットワーク時間の履歴内の対応する値との差が予め定められた閾値を超えているか否かを判断する。履歴内の対応する値の一例は、ステップS111にて応答速度(応答時間)が測定されたのと同じ外部ネットワークについての、測定された時刻と同じ曜日および同じ時間帯に属する応答速度(応答時間)またはその平均値である。CPU150は、当該差が当該閾値を超えていると判断すると(ステップS111にてYES)、ステップS112へ制御を進める。CPU150は、当該差が当該閾値以下であると判断すると(ステップS111にてNO)、ステップS100へ制御を戻す。
CPU150は、ステップS112にて、ステップS110にて測定された応答速度に従った外部タイムアウト時間を決定し、ステップS114にて、当該外部タイムアウト時間を応答時間設定用コマンドとともに外部のサブネットワークの代表MFP100に送信し、ステップS118にて、当該外部タイムアウト時間を当該CPU150が搭載されるMFP100と同じサブネットワークに属する他のMFP100に応答時間設定用コマンドとともに送信し、ステップS100へ制御を戻す。
[タイムアウト時間の設定の変形例(2)]
図14は、タイムアウト時間の設定の処理のさらに他の例のフローチャートである。図14に示されるように、代表MFP100は、一定時間(たとえば、1時間)ごとにタイムアウト時間を設定してもよい。図14に示された処理は、図8に示された処理と比較して、ステップS100Aをさらに備え、さらに、ステップS106,108の代わりにステップS106A,108Aを備える。以下、図14に示された処理について、図8に示された処理との相違点を中心に説明する。
ステップS100Aにて、CPU150は、前回図14の処理を実行してから一定時間が経過したか否かを判断し、当該一定時間が経過していると判断するまでステップS100Aに制御を留め(ステップS100AにてNO)、一定時間が経過したと判断するとステップS100へ制御を進める(ステップS100AにてYES)。
CPU150は、ステップS100にて、サブネットワーク内の応答速度を測定し、ステップS102にて、ステップS100にて測定された応答速度に従ってタイムアウト時間を決定し、ステップS104にて、決定された応答時間をタイムアウト時間設定コマンドとともにサブネットワーク内のMFP100に送信し、ステップS106Aへ制御を進める。
ステップS106Aにて、CPU150は、一定時間以上更新されていない外部タイムアウト時間があるか否かを判断する。そのような外部タイムアウト時間が無いと判断すると(ステップS106AにてNO)、CPU150は、図14の処理を終了させる。一方、そのような外部タイムアウト時間があると判断すると(ステップS106AにてYES)、CPU150は、ステップS108Aへ制御を進める。
ステップS108Aにて、CPU150は、ステップS106Aにて一定時間以上更新されていないと判断された外部タイムアウト時間について、当該外部タイムアウト時間に対応するサブネットワークの代表MFPから、現時点より一定時間前の時点以降、タイムアウト時間設定コマンドを受信しているか否かを判断する。ある実施の形態では、第1サブネットワーク1のCPU150が図14の処理を実行する。当該CPU150は、ステップS106Aにて第2サブネットワーク2についてのタイムアウト時間が一定時間以上更新されていないと判断した場合、ステップS108Aにて、第2サブネットワーク2の代表MFPからタイムアウト時間設定コマンドを受信しているか否かを判断する。CPU150は、タイムアウト時間設定コマンドを受信していると判断すると(ステップS108AにてYES)、ステップS116へ制御を進め、受信していないと判断すると(ステップS108AにてNO)、ステップS110へ制御を進める。
ステップS110〜118にて、CPU150は、図8を参照して説明されたのと同様に制御を実行する。
[タイムアウト時間の設定の変形例(3)]
CPU150は、内部タイムアウト時間および/または外部タイムアウト時間としてユーザーから入力された値を設定することもできる。図15は、タイムアウト時間設定用の画面の一例を示す図である。
図15は、外部タイムアウト時間の入力を受け付ける画面900を示す。画面900は、第2サブネットワーク2についての外部タイムアウト時間を入力するための入力欄902と、第3サブネットワーク3についての外部タイムアウト時間を入力するための入力欄903と、入力欄902および入力欄903のそれぞれに入力された値を確定させるための決定ボタン904とを含む。CPU150は、たとえば、操作部172に対する操作を受け付けることによって、入力欄902および入力欄903に対する値の入力および決定ボタン904に対する操作を受け付ける。
ある実施の形態では、CPU150は、たとえばステップS112(図8)において外部タイムアウト時間を決定する代わりに、ディスプレイ171(図3)に図15の画面900を表示する。CPU150は、入力欄902および/または入力欄903に入力された値を外部タイムアウト時間として特定する。
ある実施の形態では、CPU150は、ステップS112にて外部タイムアウト時間を決定した後、ステップS112にて第2サブネットワーク2について決定した外部タイムアウト時間を入力欄902に表示し、ステップS112にて第3サブネットワーク3について決定した外部タイムアウト時間を入力欄903に表示し、入力欄902および入力欄903に表示された値に対するユーザーの変更を受け付ける。ユーザーは、入力欄902および入力欄903に表示された値に変更を加えることなく、または、入力欄902および入力欄903に表示された値に変更を加えた後、決定ボタン904を操作する。これに応じて、CPU150は、入力欄902に入力(表示)された値を第2サブネットワーク2についてのタイムアウト時間として特定し、入力欄903に入力(表示)された値を第3サブネットワーク3についてのタイムアウト時間として特定する。
CPU150は、特定された外部タイムアウト時間を、ステップS114にて外部のサブネットワークの代表MFPに送信し、ステップS118にて当該CPU150を搭載するMFP100が属するサブネットワーク内の他のMFP100に送信する。
今回開示された各実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。また、実施の形態および各変形例において説明された発明は、可能な限り、単独でも、組合わせても、実施することが意図される。
1 第1サブネットワーク、2 第2サブネットワーク、3 第3サブネットワーク、10 通信システム、100,100−11〜1n,100−21〜2m,100−31〜3p MFP、100A 本体、150 CPU、201,202,203 ルーター。

Claims (9)

  1. 通信システムであって、
    前記通信システムは、第1のサブネットワークと第2のサブネットワークとを含み、
    前記第1のサブネットワークは、第1の画像処理装置を含み、
    前記第2のサブネットワークは、第2の画像処理装置を含み、
    前記第1の画像処理装置は、プロセッサーと、他の機器と通信するように構成された通信部とを備え、
    前記プロセッサーは、
    前記第1のサブネットワーク内の通信のタイムアウト時間である第1のタイムアウト時間と、前記第1のサブネットワークと前記第2のサブネットワークとの間の通信のタイムアウト時間である第2のタイムアウト時間とを設定し、
    前記通信部を用いて、前記第1のサブネットワーク内の前記第1の画像処理装置以外の画像処理装置に前記第1のタイムアウト時間および前記第2のタイムアウト時間を通知し、
    前記通信部を用いて、前記第2の画像処理装置に前記第2のタイムアウト時間を通知するように構成されている、通信システム。
  2. 前記通信システムは、第3のサブネットワークをさらに含み、
    前記第3のサブネットワークは、第3の画像処理装置を含み、
    前記プロセッサーは、前記第1のサブネットワークと前記第3のサブネットワークとの間の通信のタイムアウト時間である第3のタイムアウト時間を前記第3の画像処理装置から受信した場合に、前記第1のサブネットワーク内の前記第1の画像処理装置以外の画像処理装置に前記第3のタイムアウト時間を通知するように構成されている、請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記プロセッサーは、予め定められた時間ごとに前記第1のタイムアウト時間および前記第2のタイムアウト時間を設定し、通知するように構成されている、請求項1または請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記プロセッサーは、
    前記第1のサブネットワーク内の機器の応答時間に従って前記第1のタイムアウト時間を設定し、
    前記第2のサブネットワーク内の機器の応答時間に従って前記第2のタイムアウト時間を設定するように構成されている、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の通信システム。
  5. 前記プロセッサーは、前記第1のサブネットワークと前記第2のサブネットワークのそれぞれの通信負荷を表わす情報の履歴に従って前記第1のタイムアウト時間および前記第2のタイムアウト時間を設定するように構成されている、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の通信システム。
  6. 前記第1の画像処理装置は、情報の入力を受け付けるように構成された入力部をさらに備え、
    前記プロセッサーは、前記入力部に対する特定の情報の入力に応じて前記第1のタイムアウト時間および前記第2のタイムアウト時間を設定するように構成されている、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の通信システム。
  7. 前記プロセッサーは、前記第1のサブネットワークが前記通信システムに追加されたことに応じて、前記第1のタイムアウト時間および前記第2のタイムアウト時間を設定するように構成されている、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の通信システム。
  8. 通信システムを構成する画像処理装置であって、
    前記通信システムは、第1のサブネットワークと第2のサブネットワークとを含み、
    前記画像処理装置は、前記第1のサブネットワークを構成し、
    前記画像処理装置は、プロセッサーと、他の機器と通信するように構成された通信部とを備え、
    前記プロセッサーは、
    前記第1のサブネットワーク内の通信のタイムアウト時間である第1のタイムアウト時間と、前記第1のサブネットワークと前記第2のサブネットワークとの間の通信のタイムアウト時間である第2のタイムアウト時間とを設定し、
    前記通信部を用いて、前記第1のサブネットワーク内の画像処理装置であって当該プロセッサーが搭載されている画像処理装置以外のものに前記第1のタイムアウト時間および前記第2のタイムアウト時間を通知し、
    前記通信部を用いて、前記第2のサブネットワークを構成する画像処理装置に前記第2のタイムアウト時間を通知するように構成されている、画像処理装置。
  9. 画像処理装置のプロセッサーによって実行されるコンピュータープログラムであって、
    前記画像処理装置は、通信システムを構成し、
    前記通信システムは、第1のサブネットワークと第2のサブネットワークとを含み、
    前記画像処理装置は、前記第1のサブネットワークを構成し、
    前記コンピュータープログラムは、前記プロセッサーに、
    前記第1のサブネットワーク内の通信のタイムアウト時間である第1のタイムアウト時間と、前記第1のサブネットワークと前記第2のサブネットワークとの間の通信のタイムアウト時間である第2のタイムアウト時間とを設定するステップと、
    前記第1のサブネットワーク内の画像処理装置であって当該プロセッサーが搭載されている画像処理装置以外のものに前記第1のタイムアウト時間および前記第2のタイムアウト時間を通知するステップと、
    前記第2のサブネットワークを構成する画像処理装置に前記第2のタイムアウト時間を通知するステップとを実行させる、コンピュータープログラム。
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