JP6772508B2 - 装飾シート、該装飾シートの製造方法、及び該装飾シートを用いた容器 - Google Patents

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本発明は、装飾シート、該装飾シートの製造方法、及び該装飾シートを用いた容器に関する。
従来から、包装容器の意匠性を向上させるために、該包装容器には紙基材上に金属光沢を有するフィルムを貼り合わせた装飾シートが用いられている。また、該装飾シートにエンボス加工を施し、表面に模様を形成することも行われている。
例えば、特許文献1には、紙基材上に接着剤層、金属蒸着層、及び絵柄印刷層を有する金属蒸着転写印刷物(装飾シート)が開示されており、特許文献2には、紙基材上に接着剤層、及び金属蒸着層を有する金属蒸着紙(装飾シート)が開示されている。
特開平8−99455号公報 特開2006−27244号公報
しかしながら、特許文献1及び2に記載の装飾シートは、紙基材上に接着剤層を介して金属蒸着層が積層されているため、紙基材表面の凹凸が隠蔽され難く、所望の金属光沢感が得られない場合がある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、金属光沢感に優れた装飾シート、該装飾シートの製造方法、及び該装飾シートを用いた容器を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記の課題を解決するべく鋭意検討した結果、紙基材上に熱可塑性樹脂層を設けることにより、上記課題を解決することを見出した。
本発明は、かかる知見に基づいて完成したものである。
すなわち、本発明は、以下の[1]〜[6]を提供する。
[1]紙基材上に、熱可塑性樹脂層を有し、更に、前記熱可塑性樹脂層上に、プラスチックフィルム、及び金属層を有する、装飾シート。
[2]前記熱可塑性樹脂層の厚みT[μm]と、前記紙基材の厚みT[μm]との比(T/T)が、0.015以上0.389以下である、上記[1]に記載の装飾シート。
[3]前記プラスチックフィルムの厚みT[μm]と、前記紙基材の厚みT[μm]との比(T/T)が、0.012以上0.167以下である、上記[1]又は[2]に記載の装飾シート。
[4]紙基材と、プラスチックフィルム及び金属層を有する積層体とを熱可塑性樹脂層を介して貼り合わせる工程を有する、装飾シートの製造方法。
[5]前記熱可塑性樹脂層が、押出しラミネート法により形成される、上記[4]に記載の装飾シートの製造方法。
[6]上記[1]〜[3]のいずれか一項に記載の装飾シートを用いてなる容器。
本発明によれば、金属光沢感に優れた装飾シート、該装飾シートの製造方法、及び該装飾シートを用いた容器を提供することができる。
本発明の装飾シートの一実施形態を示す断面図である。 本発明の装飾シートの一実施形態を示す断面図である。
[装飾シート]
本発明の装飾シートは、紙基材上に、熱可塑性樹脂層を有し、更に、該熱可塑性樹脂層上に、プラスチックフィルム、及び金属層を有するものである。
図1及び図2は、本発明の装飾シートの一実施形態を示す断面図である。図1の装飾シート10は、紙基材1上に、熱可塑性樹脂層2、プラスチックフィルム3、及び金属層4をこの順に備える。また、紙基材1と熱可塑性樹脂層2との間、及び/又は熱可塑性樹脂層2とプラスチックフィルム3との間には、図示しないアンカーコート層が設けられていてもよい。
また、図2に示すように、本発明の装飾シート20は、紙基材11上に、熱可塑性樹脂層12、金属層14、及びプラスチックフィルム13がこの順に設けられていてもよい。この場合も、紙基材11と熱可塑性樹脂層12との間には、図示しないアンカーコート層が設けられていてもよい。
(紙基材)
紙基材の材料としては、上質紙、中質紙、コート紙、合成紙、含浸紙、ラミネート紙、印刷用塗布紙、記録用塗布紙等が挙げられる。コート紙としては、例えば、キャスト紙、アート紙、アイボリーカード紙やカード紙などのマニラボール紙などが挙げられる。
紙基材の厚みは、好ましくは180μm以上660μm以下、より好ましくは250μm以上550μm以下である。また、紙基材の坪量は、好ましくは210g/m以上550g/m以下、より好ましくは250g/m以上450g/m以下である。上記範囲内とすることで、紙器用板紙として好適に用いることができる。
本発明では、紙基材と後述する熱可塑性樹脂層との密着性を向上させるために、紙基材上にアンカーコート層を形成することが好ましい。アンカーコート層の形成に用いられるアンカーコート剤としては、特に限定されず、例えば、水系アンカーコート剤、溶剤系アンカーコート剤等、公知のものを用いることができる。水系アンカーコート剤としては、例えば、ポリエチレンイミンなどが挙げられる。溶剤系アンカーコート剤としては、主剤と硬化剤とが反応してウレタン結合を形成する2液硬化型アンカーコート剤が挙げられ、例えば、主剤としてはポリエステル系樹脂など、硬化剤としてはポリイソシアネートなどが挙げられる。
アンカーコート層は、乾燥時の厚みが好ましくは0.01μm以上0.5μm以下となるように形成されることで、熱可塑性樹脂層との密着性を向上させることができる。
(熱可塑性樹脂層)
熱可塑性樹脂層は紙基材と、後述するプラスチックフィルム又は金属層とを密着させるための層である。また、紙基材上に所定の条件となるように熱可塑性樹脂層を設けることにより、本発明の装飾シートの金属光沢感を優れたものとすることができる。
熱可塑性樹脂層は、好ましくは延伸倍率が3倍以下である。熱可塑性樹脂層を形成する樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン等を挙げることができる。これら樹脂は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。また、熱可塑性樹脂層は、単層で構成されていてもよく、2層以上の複数の層で構成されていてもよい。
熱可塑性樹脂層の厚みは、好ましくは10μm以上70μm以下、より好ましくは20μm以上50μm以下である。10μm以上とすることで、紙基材表面の凹凸を隠蔽しやすくすることができるため、優れた金属光沢感を発現しやすくすることができる。70μm以下とすることで、装飾シートを折り曲げる際に、熱可塑性樹脂層の反発が抑制され、所望の折り線を形成しやすくすることができる。
本発明において、熱可塑性樹脂層の厚みT[μm]と、紙基材の厚みT[μm]との比(T/T)は、好ましくは0.015以上0.389以下、より好ましくは0.025以上0.200以下、更に好ましくは0.036以上0.180以下である。比(T/T)を0.015以上とすることにより、紙基材表面の凹凸を隠蔽しやすくすることができるため、優れた金属光沢感を発現しやすくすることができる。また、比(T/T)を0.389以下とすることにより、装飾シートがカールすることを抑制することができるため、加工適性を向上させることができる。
(プラスチックフィルム)
本発明で用いるプラスチックフィルムは、好ましくは延伸倍率が5倍以上である。プラスチックフィルムを形成する樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ナイロン等を挙げることができる。これらの樹脂は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
プラスチックフィルムは、単層で構成されていてもよく、2層以上の複数の層で構成されていてもよい。また、汎用性及び蒸着により金属層を設ける適性に優れる観点から、ポリエチレンテレフタレートフィルムが好ましい。
プラスチックフィルムの厚みは、好ましくは8μm以上30μm以下、より好ましくは12μm以上25μm以下である。8μm以上とすることで、連続加工適性を保つことができ、また、熱可塑性樹脂層を設ける際の歪による変形に耐性が生じることで、装飾シートの平面性を高めることができる。30μm以下とすることで、真空系での金属層加工時の巻き長さを大きくできることから、コストアップを防ぐとともに、変形に対する阻害力が抑制され、折り曲げ適性やエンボス適性を維持することができる。
また、プラスチックフィルムの厚みT[μm]と、紙基材の厚みT[μm]との比(T/T)は、好ましくは0.012以上0.167以下、より好ましくは0.020以上0.100以下、更に好ましくは0.025以上0.050以下である。比(T/T)を0.012以上とすることにより、紙基材表面の凹凸を隠蔽しやすくすることができるため、優れた金属光沢感を発現しやすくすることができる。また、比(T/T)を0.167以下とすることにより、装飾シートがカールすることを抑制することができるため、加工適性を向上させることができる。
上記プラスチックフィルムと上述の熱可塑性樹脂層との密着性を向上させるために、プラスチックフィルム上にアンカーコート層を形成してもよい。アンカーコート層の形成に用いられるアンカーコート剤は、上記紙基材の項で説明したものを用いることができる。また、アンカーコート層の乾燥時の厚みは、上記紙基材の項で説明したとおりである。
(金属層)
金属層は、装飾シートの意匠性を高めることを目的として設けられる。金属層は、アルミニウム、銀、金、ニッケル、銅、クロム等の金属の一種又は二種以上から形成される。これらの中でも、色味が少ないアルミニウム、銀、ニッケルが好ましく、アルミニウムがより好ましい。また、金属層は、金属箔や金属膜などにより形成することができ、金属膜により形成することが好ましい。
金属層の厚みは特に限定されないが、金属箔により形成される場合には、通常5μm以上20μm以下程度であり、金属膜により形成される場合には、通常50nm以上200nm以下程度である。なお、金属膜は、蒸着法を用いて形成することができる。
本発明の装飾シートにおいて、金属層よりも紙基材側に印刷層を設ける場合には、金属層として、JIS K7361−1:1997の全光線透過率が好ましくは20%以上60%以下、より好ましくは30%以上55%以下、更に好ましくは40%以上50%以下である金属層を用いる。20%以上とすることで、印刷層のパターンを透かして見ることができ、意匠性を良好にすることができる。60%以下とすることで、金属層の反射率低下を抑制し、金属光沢感を良好にすることができる。
なお、本発明において、金属層の全光線透過率は、下記サンプルの20箇所で全光線透過率を測定した際の平均値とする。
(サンプル)
厚み1mmのソーダ石灰ガラス(屈折率1.51)上に、厚み1.5μmの接着剤層(屈折率1.51)を介して金属層を形成したもの。
また、金属層上には、本発明の効果を阻害しない範囲で、着色層等の機能層を有していてもよい。
(印刷層)
本発明では、装飾シートの意匠性を高めたり製品情報等を表示したりする観点から、印刷層を設けてもよい。印刷層は、例えば、図1の装飾シート10において、紙基材1と熱可塑性樹脂層2との間、熱可塑性樹脂層2とプラスチックフィルム3との間、プラスチックフィルム3と金属層4との間、及び金属層4のプラスチックフィルム3とは反対側の面上に設けることができる。
印刷層は、通常の黄色、赤色、青色、および黒色のプロセスカラーによる多色印刷によって形成できる他、印刷パターンを構成する個々の色の版を用意して行う特色による多色印刷等によっても形成できる。
印刷層のパターンは、通常の印刷で用いられるパターン(例えば、文字、数字、図形、記号、風景、人物、動物、キャラクター等)であれば、特に制限されることなく使用できる。
印刷層の形成に用いられるインキとしては、バインダー樹脂に顔料、染料等の着色剤、体質顔料、溶剤、安定剤、可塑剤、触媒、硬化剤等を適宜混合したものが使用される。
バインダー樹脂としては特に制限はなく、例えば、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、塩素化ポリオレフィン系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、アルキド系樹脂、石油系樹脂、ケトン樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、繊維素誘導体、ゴム系樹脂等が挙げられる。これらの樹脂は、単独又は2種以上を混合して使用できる。
印刷層中には、本発明の効果を阻害しない範囲で、酸化防止剤、紫外線吸収剤等の添加剤を含有してもよい。
印刷層の厚みは、実施形態に合わせて適宜選択すればよく、特に限定されないが、好ましくは0.5μm以上10.0μm以下、より好ましくは0.7μm以上5.0μm以下である。
印刷層の形成手段は、オフセット印刷、インクジェット印刷、グラビア印刷等の印刷手段から、実施形態に合うものを適宜選択して行えばよい。
本発明の装飾シートは、プラスチックフィルムと金属層との間にプライマー層を設けることが、接着性及び平坦性の観点から好ましい。
本発明の装飾シートの総厚みは、加工適性の観点から、好ましくは200μm以上800μm以下、より好ましくは300μm以上600μm以下である。
[装飾シートの製造方法]
本発明の装飾シートの製造方法は、紙基材と、プラスチックフィルム及び金属層を有する積層体とを熱可塑性樹脂層を介して貼り合わせる工程を有する。
まず、紙基材及び熱可塑性樹脂層を形成する樹脂を準備する。紙基材及び熱可塑性樹脂層を形成する樹脂としては、上記[装飾シート]の項で説明したものを用いることができる。
次に、プラスチックフィルム上に金属層を備えた積層体を準備する。
プラスチックフィルム上に金属層を形成する方法としては、特に限定されず、例えば、プラスチックフィルム上に金属箔を貼り合わせる方法、プラスチックフィルム上に蒸着により金属層を形成する方法等が挙げられる。中でも、コストの観点から、後者の方法が好ましい。
なお、金属層を形成する材料としては、上記[装飾シート]の項で説明したものを用いることができる。
次に、紙基材と、上記積層体とを熱可塑性樹脂層を介して貼り合わせる。熱可塑性樹脂層の形成方法は特に限定されず、例えば、ドライラミネート法、押出しラミネート法等、公知の方法を挙げることができる。
このようにして得られる装飾シートは、金属光沢感に優れ、装飾シートや装飾シートを用いて作製された成形品の意匠性を高めることができる。
[容器]
本発明の容器は、上述した本発明の装飾シートを用いてなるものである。
容器としては、特に制限されることなく、飲料容器、食品容器、薬品容器等が挙げられる。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を具体的に説明する。なお、本発明は、実施例に記載の形態に限定されるものではない。
1.測定及び評価
実施例及び比較例で作製した装飾シートについて、以下の測定及び評価を行った。結果を表1に示す。
1−1.金属光沢感
装飾シートの金属層側から目視により観察し、下記の基準で評価した。
評価基準
◎:優れた金属光沢感が得られた
○:金属光沢感が得られた
×:金属光沢感が得られなかった
1−2.カール
得られた装飾シートを縦10cm×横10cmに裁断しサンプルを作製した。次いで、該サンプルを水平な台上に置き、四隅四辺の浮きを目視により観察し、下記の基準で評価した。
評価基準
◎:カールがほとんど見られなかった
○:カールが見られたが、実用には問題無いレベルであった
×:カールが見られ、且つ、実用に問題あるレベルであった
2.装飾シートの作製
[実施例1]
(1)積層体(プラスチックフィルム/金属層)の作製
厚み12μmの透明ポリエチレンテレフタレートフィルム上に真空蒸着法によりアルミニウムからなる厚み100nmの金属層を形成し、積層体を得た。
(2)紙基材の準備
New−DV(北越紀州製紙(株)製、厚み375μm、坪量310g/m)上に、水系アンカーコート剤としてポリエチレンイミンを乾燥時の厚みが0.2μmとなるように塗布し、アンカーコート層を形成した。
(3)紙基材と積層体との貼り合わせ
上記(2)で準備した紙基材のアンカーコート層側の面と、上記(1)で得られた積層体のポリエチレンテレフタレートフィルム側の面とを向かい合わせ、上記紙基材と上記積層体との間に、押出しラミネート法により、低密度ポリエチレンを熱溶融させて厚み20μmの熱可塑性樹脂層を形成し、実施例1の装飾シートを得た。
[実施例2]
実施例1において、熱可塑性樹脂層の厚みを10μmとした以外は実施例1と同様にして実施例2の装飾シートを得た。
[実施例3]
実施例1において、熱可塑性樹脂層の厚みを50μmとした以外は実施例1と同様にして実施例3の装飾シートを得た。
[比較例1]
(1)積層体(プラスチックフィルム/金属層)の作製
厚み12μmの透明ポリエチレンテレフタレートフィルム上に真空蒸着法によりアルミニウムからなる厚み100nmの金属層を形成し、積層体を得た。
(2)紙基材と積層体との貼り合わせ
New−DV(北越紀州製紙(株)製、厚み375μm、坪量310g/m)の一方の面と、上記(1)で得られた積層体のポリエチレンテレフタレートフィルム側の面とを向かい合わせ、上記紙基材と上記積層体との間に、ドライラミネート法により、ポリエステルポリオール系の主剤とイソシアネート系の硬化剤からなる2液硬化型ドライラミネート接着剤を塗布し乾燥した後、エージングし、厚み3μmの熱硬化性樹脂層を形成し、比較例1の装飾シートを得た。
(結果のまとめ)
本発明の装飾シートを用いた実施例1〜3では、金属光沢感が良好であり、カールの発生が抑制されていた。一方、比較例1の装飾シートでは、所望の金属光沢感が得られなかった。
本発明の装飾シートは、金属光沢感に優れるため、意匠性に優れた容器を作製するのに有用である。
10、20 装飾シート
1、11 紙基材
2、12 熱可塑性樹脂層
3、13 プラスチックフィルム
4、14 金属層

Claims (9)

  1. 紙基材上に、熱可塑性樹脂層を有し、
    更に、前記熱可塑性樹脂層上に、プラスチックフィルム、及び金属層を有し、前記熱可塑性樹脂層の厚みT[μm]と、前記紙基材の厚みT[μm]との比(T/T)が、0.036以上0.389以下であり、
    前記プラスチックフィルムを構成する樹脂が、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン及びナイロンから選択される1種以上の樹脂である、装飾シート。
  2. 前記プラスチックフィルムの厚みT[μm]と、前記紙基材の厚みT[μm]との比(T/T)が、0.012以上0.167以下である、請求項1に記載の装飾シート。
  3. 前記熱可塑性樹脂の厚みが、20μm以上70μm以下である、請求項1又は2に記載の装飾シート。
  4. 前記紙基材と前記熱可塑性樹脂層の間に、さらにアンカーコート層を含む、請求項1〜のいずれか1項に記載の装飾シート。
  5. 紙基材上に、熱可塑性樹脂層を有し、
    更に、前記熱可塑性樹脂層上に、プラスチックフィルム、及び金属層を有し、前記熱可塑性樹脂層の厚みT [μm]と、前記紙基材の厚みT [μm]との比(T /T )が、0.036以上0.389以下であり、
    前記紙基材と前記熱可塑性樹脂層の間に、さらにアンカーコート層を含む、装飾シート。
  6. 紙基材と、プラスチックフィルム及び金属層を有する積層体とを熱可塑性樹脂層を介して貼り合わせる工程を有し、前記熱可塑性樹脂層の厚みT[μm]と、前記紙基材の厚みT[μm]との比(T/T)が、0.036以上0.389以下であり、前記プラスチックフィルムを構成する樹脂が、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン及びナイロンから選択される1種以上の樹脂である、装飾シートの製造方法。
  7. 紙基材上にアンカーコート層を形成する工程と、
    前記紙基材の前記アンカーコート層を形成した側の面と、プラスチックフィルム及び金属層を有する積層体とを、熱可塑性樹脂層を介して貼り合わせる工程とを有し、
    前記熱可塑性樹脂層の厚みT [μm]と、前記紙基材の厚みT [μm]との比(T /T )が、0.036以上0.389以下である、装飾シートの製造方法。
  8. 前記熱可塑性樹脂層が、押出しラミネート法により形成される、請求項6又は7に記載の装飾シートの製造方法。
  9. 請求項1〜のいずれか一項に記載の装飾シートを用いてなる容器。
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