JP6772005B2 - 部品供給装置および部品供給方法 - Google Patents

部品供給装置および部品供給方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6772005B2
JP6772005B2 JP2016174005A JP2016174005A JP6772005B2 JP 6772005 B2 JP6772005 B2 JP 6772005B2 JP 2016174005 A JP2016174005 A JP 2016174005A JP 2016174005 A JP2016174005 A JP 2016174005A JP 6772005 B2 JP6772005 B2 JP 6772005B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
transport path
parts
supply device
electromagnet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016174005A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018039601A (ja
JP2018039601A5 (ja
Inventor
周吾 中山
周吾 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2016174005A priority Critical patent/JP6772005B2/ja
Publication of JP2018039601A publication Critical patent/JP2018039601A/ja
Publication of JP2018039601A5 publication Critical patent/JP2018039601A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6772005B2 publication Critical patent/JP6772005B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Jigging Conveyors (AREA)
  • Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)

Description

本発明は、製品の自動組み立てに用いられる部品供給装置、ならびに部品供給方法に関する。
近年、製品の組み立てを自動化するための技術開発が盛んに行われている。その一方で、製品の小型化や多機能化が進展するのに伴い、製品を構成する部品も小型化や薄型化が推進される傾向にある。
そこで、製品の自動組み立てを高速に行うためには、小型部品を自動組立装置に円滑かつ高速に供給するための部品供給装置が必要になってきている。
たとえば、特許文献1には、駆動用板ばねを備えた直線型振動フィーダが開示されている。駆動用板ばねが延在する方向に対して垂直方向に部品搬送路を直線振動させ、部品を搬送するものである。言い換えれば、部品の搬送方向(前後)と鉛直方向(上下)を合成した方向に部品搬送路を直線振動することにより、部品を搬送する装置である。
また、特許文献2には、ネジ類を案内するレールを、略水平かつ長手方向に前後動させてネジ類を搬送する装置が開示されている。
特開平3−106711号公報 特開平8−155758号公報
自動組み立ての速度を高速化するには、部品供給装置から連続して部品を供給する必要があるが、そこで部品詰まりが発生すると不都合である。
特許文献1の装置においては、部品の搬送方向(前後)と鉛直方向(上下)を合成した方向に部品搬送路を直線振動させ、部品を斜め前に跳ね上げることで部品を前進させて搬送している。この装置では、比較的大きな搬送速度が得られる反面、高さが小さい部品を搬送する場合に、前後の部品が互いに乗り上げたり重なったりして、部品搬送路中で部品詰まりを発生させる場合があった。乗り上げや重なりを抑制するため、前後の部品の間隔を広げて搬送すれば、タクトタイムが大きくなってしまう問題があった。
特許文献2の装置では、上下動を抑制してレールを前後動させるため、低頭ビスのようにレール上に突出する部分の高さが小さい部品を搬送する場合であっても、ビスの頭が乗り上げたり重なったりする可能性は小さい。しかし、レールの前後動では、大きな推進力を部品に印加するのが難しく、搬送速度を大きくするのが困難であった。また、タクトタイムを抑制するために前後の部品間隔を短くすると、部品同士が接触する場合があり、不都合であった。
本発明は、部品搬送路に載置した際に突出する部分の高さが小さい部品であっても、部品同士を互いに乗り上げさせたり重なったりさせることなく高速に搬送可能な装置を提供する。さらには、前後の部品を接触させることなく、適宜の間隔で取り出すことが可能な部品供給装置を提供することを目的とする。
本発明の部品供給装置は、部品が搬送される部品搬送路と、前記部品搬送路に前記部品を供給する供給部と、前記部品搬送路を回動可能に支持する回動軸と、前記部品搬送路に対して前記部品の搬送方向と交差する水平方向に力を印加し、前記部品搬送路を前記回動軸を中心に往復回動運動させる駆動部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の部品供給方法は、回動可能に支持された部品搬送路に部品を載置する工程と、前記部品搬送路に水平方向の力を印加し、前記部品搬送路を往復回動運動させ、前記部品搬送路に載置された前記部品を前記力を印加する方向と交差する方向に搬送する工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、部品搬送路に載置した際に突出する部分の高さが小さい部品であっても、部品同士を互いに乗り上げさせたり重なったりさせることなく高速に搬送可能な装置を提供できる。さらには、前後の部品を接触させることなく、適宜の間隔で取り出すことが可能な部品供給装置を提供できる。
第一の実施形態にかかる部品供給装置の外観斜視図。 装置本体の一部を上面から見た模式図。 装置本体の一部をY方向から見た模式図。 装置本体の一部をX方向から見た模式図。 (a)乃至(d)は、部品搬送路に載置された部品の動きを示す模式図。 部品供給装置の回路ブロック図。 電磁石を駆動するための電流波形図。 第二の実施形態にかかる装置本体の一部を側面から見た模式図。 第三の実施形態にかかる装置本体の一部をX方向から見た模式図。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を用いて詳細に説明する。尚、図中に座標軸が示されている場合には、X軸とY軸は水平面内にあり、Z軸は鉛直方向を示している。
[第一の実施形態]
図1は、本発明の第一の実施形態にかかる部品供給装置の外観斜視図である。
部品供給装置1は、装置本体2と、装置本体2を不図示の自動組立装置に隣接させて設置するための台座3を備える。
装置本体2は、図1に示されるように、保護カバー4、部品を搬送するための部品搬送路5、部品を自動組立装置に向けて排出するための排出部6を備える。
装置本体2について、図2乃至図7を参照して、詳細に説明する。
図2は、保護カバー4をはずした状態で、装置本体2の一部を上面から見た模式図である。
図3は、保護カバー4をはずした状態で、装置本体2の一部をY方向から側面を見た模式図である。
図4は、排出部6と保護カバー4をはずした状態で、部品搬送路5をX方向に沿って側面から見た模式図である。
図2に示すように、部品搬送路5は、X軸とY軸で規定される平面、すなわち水平面内に所定間隔を隔てて平行に配置された搬送レール5aと搬送レール5bとを備える。本実施形態の部品供給装置は、ネジやビスのように頭部と軸部を有した形状の部品7を供給する装置である。
図4に示すように、搬送レール5aと搬送レール5bを隔てる間隔Lは、ネジやビスの軸部の外径dよりも大きく、頭部の外径Dよりも小さい距離に設定されている。L<Dであるため、搬送レール5aと搬送レール5bによって部品7の頭部が支持され、部品が部品搬送路から落下することはない。L>dであるため、部品7の軸部は、搬送レール5aと搬送レール5bの隙間に沿って移動可能である。
図2および図3に示すように、部品搬送路5の一端には、搬送レール5aと搬送レール5bが、所定間隔を保ったまま水平面内で一体として回動できるようにするための回動軸10が設けられている。部品搬送路5は、搬送レール5aと搬送レール5bとが所定間隔を保ったまま一体として回動可能な構造であればよく、一体形成された構造体でもよいし、複数の部材を連結した構造体でもよい。
また、図2に示すように、部品搬送路5の搬送レール5bの外側であって、回動軸10から離れた位置には、電磁石11が設けられている。電磁石11と対向する位置には、連結部材12によって搬送レール5bと連結された被吸引部材13が設置されている。
被吸引部材13は、電磁石11が駆動されて磁力を発生したときに吸引されるように、たとえば鉄のような強磁性体で形成されている。
一方、連結部材12は、たとえば非磁性ステンレス鋼やアルミニウムのような非磁性体で形成されている。図4に示すように、非磁性体の連結部材12を磁性体の被吸引部材13の支持体として配置することにより、磁力線の漏れを抑制することが可能となる。このため、電磁石11を駆動した時に、搬送レール5a、搬送レール5b、部品7等が磁化してしまう不都合を防止することが可能である。
図2及び図4に示すように、搬送レール5bと弾性体支持部15の間には、弾性体14が設けられている。弾性体支持部15は、装置本体2のフレーム(不図示)に固定されており、弾性体14の片端を装置本体2に固定している。
部品搬送路5の搬送レール5aの外側であって、回動軸10から離れた位置には、部品搬送路5の回動角度を制限するためのストッパ16が設けられている。言い換えれば、ストッパ16は、部品搬送路5をはさんで、電磁石11の反対側に位置している。
また、図2および図3に示すように、部品搬送路5に沿って回動軸10に近い位置には、部品収納部9に収納された部品7を、部品収納部9から1個ずつ取り出し、部品搬送路5に載置するための部品供給部8が設けられている。部品供給部8は、図3に示すように、回転しながら部品7を1個ずつ掻き出す機構が用いられる。ただし、部品搬送路5に部品を載置できる機構であれば、これ以外の形態でもよい。
部品搬送路5の、回動軸10と反対側の端には、搬送された部品7を不図示の自動組立装置に向けて排出するための排出部6が設けられている。
次に、部品供給部8により部品搬送路5に載置された部品を、排出部6に向けて図2の矢印Cの方向に搬送する原理を説明する。まず、部品搬送路5の動作について説明する。
図2において、電磁石11が駆動されて磁力を発生すると、被吸引部材13が電磁石11の方向に引き付けられるために、部品搬送路はY方向の力を受け、搬送レール5aと搬送レール5bは、回動軸10を回動中心として、矢印Aの方向に回動を開始する。そして、磁力による吸引力と弾性体14の反発力がつりあうまで回動する。
次に、電磁石11の駆動が停止され吸引力が解除されると、圧縮されていた弾性体14が伸びようとするため、部品搬送路は水平方向の力を受け、搬送レール5aと搬送レール5bは、回動軸10を回動中心として、図2の矢印Bの方向に回動を開始する。そして、搬送レール5aがストッパ16に到達するまで回動する。
そして、再び電磁石11が駆動されると、搬送レール5aと搬送レール5bは、回動軸10を回動中心として、図2の矢印Aの方向に再度回動する。
このようにして、電磁石11を適宜のタイミングで間欠的に駆動することにより、回動軸10を回動中心として、部品搬送路5をA方向とB方向に交互に回動させることが可能である。
言い換えれば、駆動部としての電磁石11と弾性体14が、部品搬送方向と交差する水平方向の力を部品搬送路に交互に印加することにより、部品搬送路が回動軸を中心とした往復回動運動をするように設定されている。
このようにして部品搬送路5を往復回動運動させることにより、部品7には遠心力が作用し、部品搬送路に沿って、図2の矢印Cの方向に搬送される。
図5(a)乃至図5(d)は、部品搬送路5を回動させたときの部品の挙動を示す模式的な平面図である。
図5(a)は、部品供給部8により、部品7aと部品7bが部品搬送路5に載置された状態を示している。尚、説明の便宜のため、2個の部品が載置された場合を示すが、載置される部品の個数や位置は、この例に限られるわけではない。たとえば、1個でもよいし、3個以上であってもよい。
部品が載置された状態で電磁石11が駆動されると、部品搬送路5は、水平面内で図2のA方向の力を受け、図5(b)に示すように、回動軸10を回動中心として反時計回りに回動する。部品搬送路5の回動に伴い、部品7aと部品7bは、部品搬送路5の長手方向、すなわち矢印Cの向きに遠心力Fを受ける。
F=m×r×ω ・・・・(1)
尚、mは部品の質量、rは回動軸10から部品までの距離、ωは回動の角速度である。
ここで、部品7aと部品7bにかかる遠心力をそれぞれFa,Fbとしたとき、これを比較してみる。部品7aと部品7bが同種の部品であれば、質量mに関しては、両者は製造誤差程度の差しかなく、ほぼ等しいと考えてよい。また、部品7aと部品7bは、ともに部品搬送路5に従動しているので、ωは等しい。一方、図5(b)に示すように、部品7aは部品7bよりも回動軸10から遠い位置にあるので、部品7aの方がrは常に大きい(ra>rb)。したがって、FaはFbよりも大きくなる。すなわち、部品7aは部品7bよりも大きな遠心力を受け、矢印Cの方向により大きな力で加速される。
次に、電磁石11がオフされると、弾性体14の反発力により、部品搬送路5は、水平面内で図2のR方向の力を受け、図5(c)に示すように、回動軸10を回動中心として時計回りに回動する。前述した反時計回りと同様に、時計回りの場合も、部品7aは部品7bよりも大きな遠心力を受け、矢印Cの方向により大きく移動する。その際、回動軸10からの距離が大きくなればなるほど大きな遠心力を受けるため、部品7aは部品7bよりも早い速度で先行し、前後の部品間の距離は、次第に拡大する。
そして、ふたたび電磁石11が駆動されると、部品搬送路5は、水平面内で図2のA方向の力を受け、図5(d)に示すように、回動軸10を回動中心として、ふたたび反時計回りに回動する。
以上のように、時計回りと反時計回りの往復回動運動を繰り返すことにより、部品搬送路上の部品に遠心力を作用させ、部品搬送路に沿って部品を搬送することが可能である。
本実施形態によれば、部品搬送路を回動させるための駆動力は水平方向に印加され、部品搬送路の回動も水平面内で行われるため、部品に垂直方向の力は加わらない。そのため、部品が跳ねることはなく、たとえば低頭ビスのように部品搬送路から突出する部分の高さが小さな部品を搬送する場合であっても、部品どうしが重なるのを抑制することができる。
本実施形態によれば、回動軸から遠い位置の部品ほど大きな遠心力が作用するため、複数の部品を搬送する場合に、部品搬送路上で先行する部品の方が後行する部品よりも早い速度で搬送される。部品搬送路の部品が載置される側を上流側、部品が排出される側を下流側とすれば、部品が上流側から下流側に進むにしたがって、搬送速度が高速になる。そして、部品が上流側から下流側に進むにしたがって、前後の部品の間隔は広くなる。このため、部品どうしが接触することはなく、適宜の間隔で部品を排出することが可能である。搬送された部品7は、排出部6により、不図示の自動組立装置に向けて部品搬送路から排出される。
部品の搬送速度は、式(1)から明らかなように、回動動作における角速度ωを制御することによって調整可能である。また、時計回りと反時計回りの回動を繰り返す周波数を制御することによっても調整可能である。
たとえば、質量が0.05gのM2のタッピングビスを供給する装置の場合、部品搬送路のレールの長さは100mmであり、部品搬送路の回転角度θは0.5度乃至3度、周波数は50Hz乃至200Hzが好適である。
回転角度θと回動の周波数は、電磁石11の駆動条件や、弾性体14の弾性率、電磁石11とストッパ16の設置位置等を、適宜設定することにより調整可能である。
次に、本実施形態の装置における駆動制御系について説明する。
本実施形態の装置では、電磁石の駆動を制御する制御部を備えることで、自動組立ラインのタクトタイムに合わせた搬送速度の調整や、部品の種類を変更したときの搬送条件の変更を、容易に行えるようにしている。
図6は、本実施形態の部品供給装置の回路ブロック図である。
図6において、制御部61は部品供給装置の動作を制御する制御回路であり、指示入力部62、部品供給部8、排出部6、電磁石駆動回路63と接続している。制御部61は、CPU、制御プログラムや制御用数値テーブルを記憶した不揮発性メモリであるROM、演算等に使用する揮発性メモリであるRAM、装置各部と通信するためのI/Oポート、等を備えている。なお、ROMには、搬送する部品の種類と搬送速度によってあらかじめ決められた電磁石駆動回路の駆動条件が、テーブルとして記憶されている。
指示入力部62は、部品供給装置の操作者が、装置に指示を与えるための入力部で、キーボードや操作ボタンを備えている。
電磁石駆動回路63は、制御部61の指示に従い、電磁石11を駆動するための回路である。
操作者が、指示入力部62を介して部品の種類を入力すると、制御部61は記憶した制御用数値テーブルから当該部品に適した電磁石の駆動条件を読み出す。そして、指示入力部62から部品供給開始の指示を受けると、制御部61は、部品供給部8、電磁石駆動回路63、排出部6に制御信号を送信し、各部が連係して部品を搬送するように動作タイミングを制御する。
制御部61は、当該部品の搬送に適した電流パルスの振幅(Ih)と周波数(1/Tc)を電磁石駆動回路63に指示する。電磁石駆動回路63は、制御部61からの指示にしたがって、図7に示す駆動電流を電磁石11に印加する。
また、操作者が指示入力部62を介して搬送速度を変更する指示をした場合には、制御部61は指示に合わせて電磁石の吸引力を変更すべく、電流パルスの振幅および/または周波数を電磁石駆動回路63に指示する。
かかる制御部61を備えた本装置は、自動組立ラインのタクトタイムに合わせた搬送速度の調整や、部品の種類を変更したときの搬送条件の変更を、容易に行うことが可能である。
[第二の実施形態]
図8は、第二の実施形態にかかる装置本体の一部を側面から見た模式図である。第一の実施形態と共通する要素については、同一の番号で付してある。
第一の実施形態では、部品搬送路5が水平面内で回動するように、回動軸10は鉛直方向に設置されたのに対し、第二の実施形態は、部品搬送路5が水平から傾斜した面内で回動するように、回動軸10を鉛直方向から傾斜させている。具体的には、図8において部品搬送路5の左側が低くなるように、すなわち部品の搬送方向である矢印Cの下流側にいくほど部品搬送路5が低くなるように、回動軸10を傾斜させている。
かかる構成とすることにより、遠心力に重力を加えた力で部品を搬送することが可能で、搬送速度を高速化することが可能である。ただし、搬送速度の制御性を確保するために、回動軸の傾斜角度は、鉛直方向(Z軸)から3度以内に設定するのが好ましい。
さらに、図8に示すように、上部部材81を設けるのが好ましい。第二の実施形態であっても、部品を垂直方向に跳躍させて搬送するわけではないので、部品どうしが重なる確率は極めて低い。しかし、部品の上下動を規制する上部部材81を設けておけば、部品搬送路上に隣接した状態で部品をストックする必要が生じたような場合にも、より確実に部品の重なりを防止することが可能である。
[第三の実施形態]
第一の実施形態と第二の実施形態においては、電磁石11と弾性体14を用いて部品搬送路5に外力を印加して、部品搬送路を回動させた。第三の実施形態は、電磁石11と弾性体14の代わりに、モータと、回転運動を直線往復運動に変換するリンク機構を用いる点が異なる。
図9は、第三の実施形態の装置において、排出部6を除外した状態で、部品搬送路5をX方向に沿って側面から見た模式図である。
モータ回転軸91にはクランクディスク92が結合されており、モータが回転するとクランクディスク92も回転する。クランクディスク92は、コネクティングロッド93を介してスライダ94に連結されている。このリンク機構により、モータの回転は、スライダ94のY方向の往復直線運動に変換される。
スライダ94は、支持体95を介して搬送レール5bに連結されているため、スライダ94が往復直線運動をすると、部品搬送路は回動軸10を中心に時計回りと反時計回りの回動運動を繰り返す。
言い換えれば、駆動部としてのモータとリンク機構が、部品搬送方向と交差する水平方向の力を部品搬送路に交互に印加することにより、部品搬送路が回動軸を中心とした往復回動運動をするように設定されている。
第一の実施形態と第二の実施形態においては、図6の回路ブロック図において制御部61は電磁石駆動回路63と接続していたが、第三の実施形態では制御部61はモータ駆動回路(不図示)と接続している。制御部61が、モータの回転速度を適宜制御することにより、部品の搬送速度を調整することが可能である。
なお、リンク機構を用いる場合であっても、回動軸については、第一の実施形態のように鉛直方向に設置してもよいし、第二の実施形態のように鉛直方向から3度以内で傾斜させてもよい。
[その他の実施形態]
以上説明した実施形態の部品供給装置は、ネジやビスのように頭部と軸部を有した形状の部品7を供給する装置であったため、部品搬送路として所定間隔を隔てて配置された2本の搬送レールを用いたが、本発明の実施はこれに限られるものではない。本発明によれば、たとえば、薄いチップ形状の部品を搬送する場合にも、部品どうしの重なりを抑制できる効果を達成することができる。搬送する部品の形状に合わせて部品搬送路の形状を適宜選択すればよく、たとえば部品搬送路の底面は、平面、凹面あるいは湾曲面であってもよく、場合によっては、搬送路に沿って底面にローラを配列してもよい。
また、第一の実施形態および第二の実施形態においては、弾性体14を部品搬送路5に対して電磁石11と同じ側に配置したが、部品搬送路5を挟んで反対側に設置してもよい。その場合には、電磁石を駆動させたときに弾性体は延伸され、電磁石の駆動を停止したときに弾性体は縮み、部品搬送路を往復回動運動させることが可能である。
1・・・部品供給装置/2・・・装置本体/5・・・部品搬送路/5a,5b・・・搬送レール/7・・・部品/7a,7b・・・部品/10・・・回動軸/11・・・電磁石/12・・・連結部材/13・・・被吸引部材/14・・・弾性体/16・・・ストッパ/C・・・搬送方向/61・・・制御部/62・・・指示入力部/63・・・電磁石駆動回路/81・・・上部部材/91・・・モータ回転軸/92・・・クランクディスク/93・・・コネクティングロッド/94・・・スライダ

Claims (16)

  1. 部品が搬送される部品搬送路と、
    前記部品搬送路に前記部品を供給する供給部と、
    前記部品搬送路を回動可能に支持する回動軸と、
    前記部品搬送路に対して前記部品の搬送方向と交差する水平方向に力を印加し、前記部品搬送路を前記回動軸を中心に往復回動運動させる駆動部と、
    を備えることを特徴とする部品供給装置。
  2. 前記駆動部は、電磁石と弾性体を有することを特徴とする請求項1に記載の部品供給装置。
  3. 前記駆動部は、モータと、前記モータの回転運動を直線往復運動に変換するリンク機構を有することを特徴とする請求項1に記載の部品供給装置。
  4. 前記駆動部を制御する制御部をさらに備え、
    前記制御部は、前記電磁石を駆動する電流パルスの振幅および/または周波数を制御することを特徴とする請求項2に記載の部品供給装置。
  5. 前記駆動部を制御する制御部をさらに備え、
    前記制御部は、前記モータの回転速度を制御することを特徴とする請求項3に記載の部品供給装置。
  6. 前記制御部は、部品の種類によってあらかじめ決められた前記駆動部の駆動条件を記憶しており、前記駆動条件で前記駆動部を制御することを特徴とする請求項4または5に記載の部品供給装置。
  7. 前記回動軸は、鉛直方向に沿って配置されていることを特徴とする請求項1乃至6のうちの何れか1項に記載の部品供給装置。
  8. 前記回動軸は、鉛直方向から3度以内の角度で傾斜して配置されていることを特徴とする請求項1乃至6のうちの何れか1項に記載の部品供給装置。
  9. 前記部品搬送路の上部には、部品の上下動を規制する上部部材が設けられていることを特徴とする請求項8に記載の部品供給装置。
  10. 前記部品搬送路における部品の搬送速度は、部品が上流側から下流側に進むにしたがって高速になることを特徴とする請求項1乃至9のうちの何れか1項に記載の部品供給装置。
  11. 前記部品搬送路における前後の部品の間隔は、部品が上流側から下流側に進むにしたがって広くなることを特徴とする請求項1乃至9のうちの何れか1項に記載の部品供給装置。
  12. 回動可能に支持された部品搬送路に部品を載置する工程と、
    前記部品搬送路に水平方向の力を印加し、前記部品搬送路を往復回動運動させ、前記部品搬送路に載置された前記部品を前記力を印加する方向と交差する方向に搬送する工程と、
    を有することを特徴とする部品供給方法。
  13. 電磁石と弾性体により前記部品搬送路に水平方向の力を印加し、前記部品搬送路を往復回動運動させることを特徴とする請求項12に記載の部品供給方法。
  14. モータと、前記モータの回転運動を直線往復運動に変換するリンク機構により、前記部品搬送路に水平方向の力を印加し、前記部品搬送路を往復回動運動させることを特徴とする請求項12に記載の部品供給方法。
  15. 前記部品搬送路に載置された部品の搬送速度は、前記部品が前記部品搬送路の載置される側から排出される側に進むにしたがって高速になることを特徴とする請求項12乃至14のうちの何れか1項に記載の部品供給方法。
  16. 前記部品搬送路に載置された前後の部品の間隔は、前記部品が前記部品搬送路の載置される側から排出される側に進むにしたがって広くなることを特徴とする請求項12乃至15のうちの何れか1項に記載の部品供給方法。
JP2016174005A 2016-09-06 2016-09-06 部品供給装置および部品供給方法 Active JP6772005B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016174005A JP6772005B2 (ja) 2016-09-06 2016-09-06 部品供給装置および部品供給方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016174005A JP6772005B2 (ja) 2016-09-06 2016-09-06 部品供給装置および部品供給方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2018039601A JP2018039601A (ja) 2018-03-15
JP2018039601A5 JP2018039601A5 (ja) 2019-10-10
JP6772005B2 true JP6772005B2 (ja) 2020-10-21

Family

ID=61625145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016174005A Active JP6772005B2 (ja) 2016-09-06 2016-09-06 部品供給装置および部品供給方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6772005B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04201922A (ja) * 1990-11-29 1992-07-22 Sekisui Chem Co Ltd パイプ取り出し装置
JPH053217U (ja) * 1991-07-02 1993-01-19 アンリツ株式会社 放射フイーダ
JP2003192119A (ja) * 2001-12-27 2003-07-09 Nitto Seiko Co Ltd 部品供給装置
JP2004067256A (ja) * 2002-08-01 2004-03-04 Ntn Corp 部品供給装置
JP2008120542A (ja) * 2006-11-14 2008-05-29 Nsk Kk 部品供給装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018039601A (ja) 2018-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5769479B2 (ja) ワーク供給装置及びその表裏整合分離装置
CN103492292B (zh) 物品区分输送装置
KR102306748B1 (ko) 부품 분류 메커니즘 및 분류 방법, 및 부품 공급 시스템
JP2013158874A (ja) パラレルリンクロボットシステム
US6708815B2 (en) Article conveyor device
JP6136122B2 (ja) ワーク分別システム
US20070193858A1 (en) Reciprocating conveyor system and method
JP6772005B2 (ja) 部品供給装置および部品供給方法
KR102657406B1 (ko) 부품 공급 장치
JP6955027B2 (ja) ワーク供給装置及びワーク供給方法
JP7211208B2 (ja) デパレタイズ装置及びデパレタイズ方法
JP2004180683A (ja) 多機能移送ドラム
JP5793943B2 (ja) 物品分別搬送装置
JP2016204135A (ja) 振込装置
JP4938312B2 (ja) 物品保持移載装置
JP4477321B2 (ja) 円形振動フィーダー
JP2020026349A (ja) 供給装置
JP7328539B2 (ja) 振動搬送装置
TW202021885A (zh) 振動送料平台系統
JPH0242657Y2 (ja)
JP7064776B2 (ja) 搬送装置
JP6913718B2 (ja) 電子部品装着システム、および基板生産方法
JPH07196134A (ja) シュート付き供給機
JPH10329926A (ja) 振動フィーダ
JP6881085B2 (ja) 投入装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190829

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190829

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20200206

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20200207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200602

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200715

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200901

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200930

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6772005

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151