JP6771743B2 - オイルクレンジング料 - Google Patents

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Description

本発明は、メイクアップ化粧料、紫外線防止化粧料のクレンジング料に関し、さらに詳しくは良好なクレンジング効果と洗い流し時のすすぎ性を有し、且つ塗り始めののび及び、使用時のすべり性に優れ、洗浄後の肌にしっとり感を付与することで肌への負担を軽減したオイルクレンジング料に関する。
メイクアップ化粧料や紫外線防止化粧料は、肌を外界の刺激から保護し、またより美しく見せる効果があり、現代社会の生活においては欠かせないものとなっている。しかし、これらの化粧料は油性成分や無機顔料成分等を多量に含んでいるため、皮膚の毛穴を防ぎ、新陳代謝を妨げ、また化粧料自体が徐々に酸化されて刺激性を有することがあり、長時間の使用は肌トラブルの原因となる。このため1日1回はクレンジング料を使用して、これらの化粧料を除去することが好ましい。
クレンジング料としては、O/W型乳化物がマッサージにより転相して洗浄機能を発揮する乳液またはクリームタイプ、界面活性剤を油剤に溶解したオイルタイプのクレンジング料などが挙げられ、近年、簡単にすばやくメイク汚れを除去できる観点から、オイルタイプのクレンジング料が汎用的に使用されている。
オイルクレンジング料には通常、洗浄基剤として種々の油性成分が配合されているが、これらの油性成分は極めてクレンジング効果が高く、安全性にも優れているものの、水との相溶性が悪いためすすぎ性が悪く、ぬるつきが残るなど洗い上がりの感触が不充分であった。
このような問題を解決するために、これまでに、界面活性剤を油性成分と併用することが試みられてきた。例えば、特許文献1では、フラクトオリゴ糖脂肪酸エステル、液状油性成分および常温で液状叉はペースト状で、かつHLB値が7〜17の界面活性剤を含有するクレンジング料が開示されているが、良好なクレンジング力、すすぎ性はあるものの、顔に塗布してメイクなどとなじませる際にべたつきを生じる点、洗浄後の肌のしっとり感の点で充分でなかった。
また、特許文献2では、EO、PO、BOからなるアルキレンオキシド誘導体、液状油性成分、および非イオン性界面活性剤を含有するクレンジング料が開示されている。しかし、クレンジング力、すすぎ性は良好であるものの、メイクなどとなじませる際のべたつき、洗浄後のしっとり感の点で充分でなかった。このように界面活性剤を配合することにより、すすぎ性は改善されるものの、顔などに塗布してメイクなどとなじませる場合において、塗り始めからベタつきを生じたり、塗り始めはのびがよいものの、メイク汚れと馴染ませる途中(使用時)でべたつきを生じるなど、すべり性が低下して肌に負担がかかることや、洗浄後の肌の乾燥が問題になる場合があった。
洗浄後の肌の乾燥については、例えば特許文献3では、デキストリン脂肪酸エステル、イソステアリル骨格を有するエステル油およびポリオキシエチレン鎖を有するHLB8〜13の非イオン性界面活性剤を含有するクレンジング料が開示されている。しかし、クレンジング力、すすぎ性に加えて洗浄後の肌のしっとり感が良好であるものの、メイクなどとなじませる際ののびやすべり性の点で充分でなかった。
特開2009−84229号公報 特開2005−104892号公報 特開2016−185932号公報
このようにクレンジング力、すすぎ性、洗浄後の肌のしっとり感と共にメイクなどとなじませる際ののびやすべり性を向上させて肌への負担を低減することは達成できていなかった。
本発明の課題は、良好なクレンジング効果と洗い流し時のすすぎ性を有し、かつ塗り始めののび及び、使用時のすべり性に優れ、洗浄後の肌にしっとり感を付与することで肌への負担を軽減したオイルクレンジング料を提供することである。
発明者らは、特定のアルキルオキシラン誘導体を所定量使用することで良好なクレンジング効果と洗い流し時のすすぎ性を有し、且つ塗り始めののび及び、使用時のすべり性に優れ、洗浄後の肌にしっとり感を付与することで肌への負担を軽減したオイルクレンジング料が得られることを見出した。
すなわち、本発明は、下記の成分(a)を1〜20質量%、成分(b)を45〜90質量%、および成分(c)を5〜50質量%含有することを特徴とする、オイルクレンジング料に係るものである。

(a) 下記一般式(1)で表されるアルキルオキシラン誘導体であって、ゲル浸透クロマトグラフィー測定により求められるクロマトグラムが下記式(2)、式(3)および式(4)の関係を満足するアルキルオキシラン誘導体

O−(AO)n−H ・・・・(1)

(式(1)において、
は、炭素数1〜6のアルキル基であり、
AOは炭素数3のオキシアルキレン基であり、
nはオキシアルキレン基AOの平均付加モル数であり、50以上、150以下である。)

0.35≦M/M≦0.75 ・・・・(2)

(式(2)において、クロマトグラム上の屈折率強度が最大となる極大点KからベースラインBへの垂線の長さをLとし、屈折率強度がL/2となるクロマトグラム上の2点のうち溶出時間が早いほうを点Oとし、溶出時間が遅いほうを点Qとし、点Oと点Qを結ぶ直線Gと極大点Kからベースラインへ引いた垂線との交点をPとしたとき、点Oと交点Pの距離をMとし、点Qと交点Pの距離をMとする。)

As=W1/2/W5% ・・・・(3)

0.30≦As≦0.70 ・・・・(4)

(式(3)において、前記クロマトグラム上で屈折率強度がL/20となる2点のうち溶出時間が早いほうを点Rとし、溶出時間が遅いほうを点Sとし、点Rと点Sを結んだ直線Hと前記極大点Kから前記ベースラインBへ引いた垂線との交点をTとし、点Rと交点Tの距離をW1/2、点Rと点Sの距離をW5%とする。)

(b) エステル油および植物油から選ばれた1種以上の液状油性成分

(c) 3〜6価アルコールと炭素数8〜18の脂肪酸との反応物からなる脂肪酸エステル系界面活性剤
本発明のオイルクレンジング料は、良好なクレンジング効果と洗い流し時のすすぎ性を有し、かつ塗り始めののび及び、使用時のすべり性に優れ、洗浄後の肌にしっとり感を付与することで肌への負担を軽減することに優れた効果を有する。
図1は本発明にて定義されるMとMを説明するためのモデルクロマトグラム図である。 図2は本発明にて定義されるW1/2とW5%を説明するためのモデルクロマトグラム図である。
本発明のオイルクレンジング料は、上記した成分(a)、成分(b)、および成分(c)を含む。
(成分(a))
成分(a)のアルキルオキシラン誘導体は、式(1)で示される化合物である。

O−(AO)n−H ・・・・(1)

式(1)において、Rは、炭素数1〜6のアルキル基であり、AOは炭素数3のオキシアルキレン基である。nはオキシアルキレン基AOの平均付加モル数であり、50以上、150以下である。
式(1)において、Rは、炭素数1〜6のアルキル基である
は、直鎖アルキル基であってよく、分岐鎖アルキル基であってよいが、直鎖アルキル基であることが好ましい。特に、炭素数1〜6の直鎖アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基などを挙げることができる。Rで示される炭素数1〜6アルキル基は1種のみでも、2種以上でもよい。
AOは、炭素数3のオキシアルキレン基であり、具体的にはトリメチレン基またはメチルエチレン基であるが、メチルエチレン基が好ましい。
また、nはオキシアルキレン基AOの平均付加モル数で50以上である。nが50未満であると粘度が低く、塗布時のすべり性や洗浄後の肌のしっとり感が不十分である可能性がある。
また、nが大きくなるにつれて組成物の粘度が上昇し、ハンドリング性が劣化するので、ハンドリングの点から、nは150以下であることが好ましく、120以下であることが更に好ましい。
本発明で用いる成分(a)のアルキルオキシラン誘導体は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)において、示差屈折率計を用いて得られたクロマトグラムによって規定される。このクロマトグラムとは、屈折率強度と溶出時間との関係を表すグラフである。本発明で用いるアルキルオキシラン誘導体では、クロマトグラムが左右非対称であり、式(2)の関係を満たす。なお、M/Mが1に近い値となるほど、クロマトグラムの形状は左右対称となる。

0.35≦M/M≦0.75 ・・・・(2)
ここで、図1は、アルキルオキシラン誘導体のゲル浸透クロマトグラフィーにより得られるクロマトグラムのモデル図であり、横軸は溶出時間を、縦軸は示差屈折率計を用いて得られた屈折率強度を示す。
ゲル浸透クロマトグラフに試料溶液を注入して展開すると、最も分子量の高い分子から溶出が始まり、屈折率強度の増加に伴い、溶出曲線が上昇していく。その後、屈折率強度が最大となる極大点Kを過ぎると、溶出曲線は下降していく。
また、本発明のアルキルオキシラン誘導体のゲル浸透クロマトグラフィーにおいて、クロマトグラムの屈折率強度の極大点が複数ある場合は、それらのうち屈折率強度が最も大きい点を極大点Kとする。さらに同じ屈折率強度の極大点が複数ある場合は、溶出時間の遅いほうを屈折率強度の極大点Kとする。この際、ゲル浸透クロマトグラフィーに使用した展開溶媒などに起因するピークや、使用したカラムや装置に起因するベースラインの揺らぎによる疑似ピークは除く。
/Mは、それぞれ、以下のようにしてクロマトグラムから算出する。
(1) クロマトグラム上の屈折率強度の極大点KからベースラインBへ垂線を引き、垂線の長さをLとする。
(2) 屈折率強度がL/2となるクロマトグラム上の2点のうち、溶出時間が早いほうを点Oとし、溶出時間が遅いほうを点Qとする。
(3) 点Oと点Qを結んだ直線Gと、屈折率強度の極大点KからベースラインBへ引いた垂線との交点をPとする。
(4) 点Oと交点Pの距離をM、交点Pと点Qの距離をMとする。
本発明のアルキルオキシラン誘導体は、M/Mが0.35≦M/M≦0.75を満たすものである。M/Mが0.75より大きくなると、アルキルオキシラン誘導体の粘度の低下が生じ、これをオイルクレンジング料に配合した際、十分なすすぎ性を発現しない。この観点から、M/Mを0.75以下とするが、0.62以下とすることが更に好ましい。
また、M/Mが小さくなるほど、分子量分布における高分子量側の偏りが大きくなり、それに由来する粘度の上昇などが見られる。M/Mが0.35より小さくなると、粘度が高くなりすぎハンドリングが悪化する。この観点からは、M/Mを0.35以上とするが、0.36以上とすることが更に好ましい。
好適な実施形態においては、ゲル浸透クロマトグラフィーにおいて、示差屈折率計を用いて得られた屈折率強度と溶出時間で表されるクロマトグラムが左右非対称であり、以下に示すようにして求められるクロマトグラムのピークの非対称値Asが以下の式(3)、式(4)を満たす。

As=W1/2/W5% ・・・(3)
0.30≦As≦0.70 ・・・(4)
図2のクロマトグラムのモデル図を参照しつつ、Asの算出方法について更に説明する。横軸は溶出時間を、縦軸は示差屈折率計を用いて得られた屈折率強度を示す。
ゲル浸透クロマトグラフに試料溶液を注入して展開すると、最も分子量の高い分子から溶出が始まり、屈折率強度の増加に伴い溶出曲線が上昇していく。その後、屈折率強度が最大となる極大点を過ぎ、溶出曲線は下降していく。
(1) クロマトグラム上の屈折率強度の極大点KからベースラインBへ垂線を引き、その長さをLとする。
(2) 屈折率強度がL/20となるクロマトグラム上の2点のうち、溶出時間が早いほうを点Rとし、溶出時間が遅いほうを点Sとする。
(3) 点Rと点Sを結んだ直線Hと、屈折率強度の極大点KからベースラインBへ引いた垂線との交点をTとする。
(4) 点Rと交点Tの距離をW1/2、点Rと点Sの距離をW5%とする。
本発明においては、Asが0.30≦As≦0.70を満たす。Asを0.70以下とすることによって、粘度が向上し、洗浄後の肌のしっとり感を良好に付与することができる。この観点からは、Asを0.65以下とすることが更に好ましい。
また、Asが小さくなるほど、分子量分布における高分子両側の偏りが大きくなり、それに由来する粘度の上昇などが見られる。よって、ハンドリングの観点からAsを0.30以上とするが、0.57以上とすることが更に好ましい。
本発明において、M、MおよびAsを求めるためのゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)は、システムとしてSHODEX(登録商標) GPC101GPC専用システム、示差屈折率計としてSHODEX RI−71s、ガードカラムとしてSHODEX KF−G、カラムとしてSHODEX KF804Lを3本連続装着し、カラム温度40℃、展開溶剤としてテトラヒドロフランを1ml/分の流速で流し、得られた反応物の0.1重量%テトラヒドロフラン溶液0.1mlを注入し、BORWIN GPC計算プログラムを用いて、屈折率強度と溶出時間で表されるクロマトグラムを得る。
本発明において、成分(a)、(b)、(c)の合計量を100質量%としたとき、成分(a)の量は1〜20質量%とする。成分(a)の量が1質量%未満では、塗り始めののびや、使用時のすべり性及び洗浄後の肌のしっとり感が充分ではないので、1質量%以上とする。また、成分(a)の量が20質量%を超える場合には、塗り始めののび及び、使用時のすべり性が悪くなるので、20質量%以下とするが、10質量%以下が更に好ましい。
成分(b)は液状油性成分である。液状油性成分とは25℃において液状を示す油性成分であり、例えば、セバシン酸ジエチル、2−エチルヘキサン酸セチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸イソプロピル、イソノナン酸イソデシル、オレイン酸エチル、ホホバ油等のエステル油、オリーブ油、マカデミアナッツ油、ヒマワリ油等の植物油が挙げられ、これらのうち1種あるいは2種以上が選ばれて使用される。
成分(b)として、エステル油または植物油が好ましく、植物油とエステル油との両方を用いるのがより好ましく、この場合には植物油の質量とエステル油の質量との比率が式(5)を満たすことが特に好ましい。この場合、エステル油としてはパルミチン酸2−エチルヘキシルを、植物油としてはオリーブ油を用いるのが、本願発明の効果が十分に得られるため、もっとも好ましい。

1.5≦植物油の質量/エステル油の質量≦2.0 ・・・・(5)
本発明において、成分(a)、(b)、(c)の合計量を100質量%としたとき、成分(b)の量は45〜90質量%とする。成分(b)の量が45質量%未満では、塗り始めののびやクレンジング力が充分ではないので、45質量%以上とするが、55質量%以上とすることが更に好ましい。また、成分(b)の量が90質量%を超えると、塗り始めののびやクレンジング力がよくなるものの、すすぎ性が悪くなるので、90質量%以下とするが、70質量%以下が更に好ましい。
成分(c)は、多価アルコール脂肪酸エステル系界面活性剤である。この界面活性剤は、多価アルコールと脂肪酸とのエステルからなる。ここで、成分(c)を構成する多価アルコールの水酸基価数は3価以上とし、6以下とする。成分(c)を構成する脂肪酸としては、炭素数8〜18とする
成分(c)としては、例えば、モノラウリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、モノステアリン酸グリセリン、モノオレイン酸グリセリン、モノラウリン酸ポリグリセリル、ポリオキシエチレン(カプリル/カプリン酸)グリセリル、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グリセリル、イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、トリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット、テトライソステアリン酸ポリオキシエチレンソルビット、イソステアリン酸ポリエチレンソルビット、ペンタオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット等が挙げられ、これらの多価アルコール脂肪酸エステルの非イオン性界面活性剤から1種あるいは2種以上が選ばれて使用される。
より好ましくは、HLBが低い成分(c)と、HLBが高い成分(c)を組み合わせることで、クレンジング力を更に向上させることができる。具体的には、低HLBの成分(c)のHLB範囲を4以上10未満、高HLBの成分(c)のHLB範囲を10以上15未満とし、低HLBの成分(c)と高HLBの成分(c)とを併用することが好ましい。
成分(a)、(b)、(c)の合計量を100質量%としたとき、成分(c)の量は5〜50質量%とする。成分(c)の量が5質量%未満では、使用時のすべり性やすすぎ性が充分ではないので、5質量%以上とするが、20質量%以上が更に好ましい。また、成分(c)の量が50質量%を超える場合では、洗浄後の肌のしっとり感が悪くなるので、50質量%以下とするが、35質量%以下とすることが更に好ましい。
塗り始めののび及び、使用時のすべり性や洗浄後の肌のしっとり感をより向上させるという観点からは、成分(a)と成分(c)の質量比(a/c)は1以下とすることが好ましく、0.05〜0.45とすることがより好ましい。
なお、本発明のオイルクレンジング料には、水や化粧品に常用されている添加剤を本発明の性能を損なわない範囲で配合することも可能である。例えば、セラミド、コレステロール、タンパク誘導体、ラノリン、ラノリン誘導体、レシチンなどの油性基剤、ミツロウ、カルバナロウ等のロウ類、石鹸、アシルメチルタウリン塩、アミドエーテル硫酸エステル塩等の陰イオン性界面活性剤、アミドアミノ酸塩、アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン等の両性界面活性剤、塩化アルキル等の半極性界面活性剤、アルギン酸、カルボキシビニルポリマー、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、キサンタンガム等の水溶性高分子、ピロリドンカルボン酸塩、クエン酸塩、リンゴ酸塩、食塩等の有機又は無機塩類、pH調整剤である酸及びアルカリ、殺菌剤、キレート剤、抗酸化剤、紫外線吸収剤、ビタミン類、動植物由来の天然エキス、色素、顔料及び色素等を配合することができる。
次に、実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1〜8及び、比較例1〜5で用いている化合物A−1〜3は次のように合成した。
(参考合成例:複合金属シアン化物錯体触媒の合成)
塩化亜鉛2.1gを含む2.0mlの水溶液中に、カリウムヘキサシアノコバルテートK3Co(CN)6を0.84g含む15mlの水溶液を、40℃にて攪拌しながら15分間かけて滴下した。滴下終了後、水16ml、tert−ブチルアルコール16gを加え、70℃に昇温し、1時間攪拌した。室温まで冷却後、濾過操作(1回目濾過)を行い、固体を得た。この固体に、水14ml、tert−ブチルアルコール8.0gを加え、30分間攪拌したのち濾過操作(2回目濾過)を行い、固体を得た。
さらに再度、この固体にtert−ブチルアルコール18.6g、メタノール1.2gを加え、30分間攪拌したのち濾過操作(3回目濾過)を行い、得られた固体を40℃、減圧下で3時間乾燥し、複合金属シアン化物錯体触媒0.7gを得た。
(化合物A−1〜3)
温度計、圧力計、安全弁、窒素ガス吹き込み管、撹拌機、真空排気管、冷却コイル、蒸気ジャケットを装備したステンレス製5リットル(内容積4,890ml)の耐圧反応装置にブチルプロピレングリコール200gと参考合成例の複合金属シアン化物錯体触媒0.2gを仕込んだ。窒素置換後、110℃へと昇温し、0.3MPa以下の条件で、窒素ガス吹き込み管より、メチルオキシラン210gを4時間かけて仕込んだ。この際、反応槽内の圧力と温度の経時的変化を測定した。
4時間後、反応槽内の圧力が急激に減少した。その後、反応槽内を110℃に保ちながら、0.6MPa以下の条件で、窒素ガス吹き込み管より、徐々にメチルオキシランを投入し、3,287gのメチルオキシランを撹拌下に連続的に加圧添加した。このとき、メチルオキシランを840g添加するまでの時間は60分、2,100g添加するまでの時間は108分、3,287g添加するまでの時間は132分であった。
添加終了後、110℃で1時間反応させた後、反応槽より1,680gを抜き取った。
さらに、反応槽の残存物を110℃へと昇温し、反応槽内を110℃に保ちながら、0.6MPa以下の条件で、窒素ガス吹き込み管より、メチルオキシラン174gを20分かけて添加した。添加終了後、110℃で1時間反応させた後、再度反応槽より619gを抜き取り、窒素ガスを吹き込みながら、75〜85℃、50〜100Torrで1時間減圧処理後、ろ過を行った。得られた反応物(化合物A−1)について、ゲル浸透クロマトグラフィーによる測定を行った。その結果、M/Mは0.52、Asは0.61であった。
さらに反応槽の残存物を110℃へと昇温し、反応槽内を110℃に保ちながら、0.6MPa以下の条件で、窒素ガス吹き込み管より、メチルオキシラン121gを30分かけて添加した。添加終了後、110℃で1時間反応させた後、再度反応槽より370gを抜き取り、窒素ガスを吹き込みながら、75〜85℃、50〜100Torrで1時間減圧処理後、ろ過を行った。得られた反応物(化合物A−2)について、ゲル浸透クロマトグラフィーによる測定を行った。その結果、M/Mは0.42、Asは0.59であった。
さらに反応槽の残存物を110℃へと昇温し、反応槽内を110℃に保ちながら、0.6MPa以下の条件で、窒素ガス吹き込み管より、メチルオキシラン122gを30分かけて添加した。110℃で1時間反応させた後、窒素ガスを吹き込みながら、75〜85℃、50〜100Torrで1時間減圧処理後、ろ過を行った。得られた反応物(化合物A−3)について、ゲル浸透クロマトグラフィーによる測定を行った。その結果、M/Mは0.36、Asは0.57であった。
A−1〜3、及び、成分(a’)であるPREMINOL S1004F(旭硝子(株)製、高分子量・低副生物ポリエーテルポリオール、官能基数1)、PREMINOL S4013F(旭硝子(株)製、高分子量・低副生物ポリエーテルポリオール、官能基数2)のクロマトグラムから求められるM/MおよびAsの値、さらに化合物の特性を表1に示す。
なおPREMINOL S1004F、およびPREMINOL S4013Fについては、クロマトグラムの屈折率極大点が一つではなく、単峰系のピークでないため、最大屈折率極大点をもつピークにおけるM/MおよびAsの値を示す。
表1中、水酸基価はJIS K−1557−1、動粘度はJIS K−2283、不飽和度はJIS K−1557に準拠して測定したものであり、分子量は水酸基価より算出したものである。
Figure 0006771743

(実施例1〜8、比較例1〜5)
表2、3に示すとおり、オイルクレンジング料を調製し、「塗り始めののび」「使用時のすべり性」「クレンジング効果」「すすぎ性」及び「洗浄後の肌のしっとり感」について、以下に示す判定基準により評価判定した。
(1)塗り始めののび
メイクをした10名の女性(22才〜 37才) をパネラーとし、クレンジング料を塗り始めた時の感触について下記のように評価し評点を付けた。そして、その評点の合計によって、「◎」〜「×」の下記4段階評価を行った。

2点: 塗り始めののびが良く、軽い感触であると感じた場合。
1点: 塗り始めののびがやや悪く、やや重い感触であると感じた場合。
0点: 塗り始めののびが悪く、重い感触であると感じた場合。
<評点の合計による5段階評価>
◎:評点の合計が18点以上
○:評点の合計が15点以上、17点未満
△:評点の合計が10点以上、14点未満
×:評点の合計が10点未満
(2)使用時のすべり性
メイクをした10名の女性(22才〜 37才)をパネラーとし、クレンジング料をメイク汚れとなじませている途中の感触(使用時)について下記のように評価し評点を付けた。そして、その評点の合計によって、「◎」〜「×」の下記4段階評価を行った。

2点: 使用時のすべりが良く軽い感触であると感じた場合。
1点: 使用時のすべりがやや悪くやや重い感触であると感じた場合。
0点: 使用時のすべりが悪く重い感触であると感じた場合。
<評点の合計による5段階評価>
◎:評点の合計が18点以上
○:評点の合計が15点以上、17点未満
△:評点の合計が10点以上、14点未満
×:評点の合計が10点未満
(3)クレンジング効果
メイクをした10名の女性(22才〜 37才)をパネラーとし、クレンジング料を使用した時の汚れとのなじみについて評価し評点を付けた。そして、その評点の合計によって、「◎」〜「×」の下記4段階評価を行った。

2点: 十分メイク汚れが落ちたと感じた場合。
1点: ややメイク汚れの落ちが悪いと感じた場合。
0点: 明らかにメイク汚れの落ちが悪いと感じた場合。
<評点の合計による5段階評価>
◎:評点の合計が18点以上
○:評点の合計が15点以上、17点未満
△:評点の合計が10点以上、14点未満
×:評点の合計が10点未満
(4)すすぎ性
メイクをした10名の女性(22才〜 37才)をパネラーとし、クレンジング料を使用した後、冷水(15℃)で洗い流したときのすすぎ性について評価し評点を付けた。そして、その評点の合計によって、「◎」〜「×」の下記4段階評価を行った。

2点:すすぎ時のぬめりもなく、速やかにすすぎができたと感じた場合。
1点:すすぎ時にややぬめりが残り、ややすすぎ性が悪いと感じた場合。
0点:ぬめりが落ちにくく、明らかにすすぎ性が悪いと感じた場合。
<評点の合計による5段階評価>
◎:評点の合計が18点以上
○:評点の合計が15点以上、17点未満
△:評点の合計が10点以上、14点未満
×:評点の合計が10点未満
(5)洗浄後の肌のしっとり感
メイクをした10名の女性(22才〜 37才)をパネラーとし、クレンジング料をぬるま湯(40℃)ですすいだ後湿度30%の室内(冬の乾燥条件)で10分間放置後の肌の保湿感について下記のように評価し評点を付けた。そして、その評点の合計によって、「◎」〜「×」の下記4段階評価を行った。

2点:しっとりと潤った肌になったと感じた場合。
1点:やや肌がかさかさすると感じた場合。
0点:肌がかさかさになったと感じた場合。
<評点の合計による5段階評価>
◎:評点の合計が18点以上
○:評点の合計が15点以上、17点未満
△:評点の合計が10点以上、14点未満
×:評点の合計が10点未満
Figure 0006771743

Figure 0006771743

実施例1〜8より、本発明の成分を用いたオイルクレンジング料はいずれも塗り始めののび及び、使用時のすべり性、クレンジング効果・すすぎ性、洗浄後の肌のしっとり感において良好であった。
一方、比較例1〜5では十分な性能が得られていない。
比較例1、2では、成分(a)として、分子量分布の狭いアルキルオキシラン誘導体を配合しているが、塗り始めののび及び、使用時のすべり性及び洗浄後の肌のしっとり感が不十分であった。
比較例3では、成分(a)を含有していないことから、使用時のすべり性及び、洗浄後の肌のしっとり感が不十分であった。
比較例4では、成分(b)の含有量が少ないため、塗り始めののび及び、クレンジング力が不十分であった。
比較例5では、成分(a)の含有量が多いため、塗り始めののび及び、使用時のすべり性、クレンジング力及び、すすぎ性が不十分であった。

Claims (3)

  1. 下記の成分(a)を1〜20質量%、成分(b)を45〜90質量%、および成分(c)を5〜50質量%含有することを特徴とする、オイルクレンジング料。

    (a) 下記一般式(1)で表されるアルキルオキシラン誘導体であって、ゲル浸透クロマトグラフィー測定により求められるクロマトグラムが下記式(2)、式(3)および式(4)の関係を満足するアルキルオキシラン誘導体

    O−(AO)n−H ・・・・(1)

    (式(1)において、
    は、炭素数1〜6のアルキル基であり、
    AOは炭素数3のオキシアルキレン基であり、
    nはオキシアルキレン基AOの平均付加モル数であり、50以上、150以下である。)

    0.35≦M/M≦0.75 ・・・・(2)

    (式(2)において、クロマトグラム上の屈折率強度が最大となる極大点KからベースラインBへの垂線の長さをLとし、屈折率強度がL/2となるクロマトグラム上の2点のうち溶出時間が早いほうを点Oとし、溶出時間が遅いほうを点Qとし、点Oと点Qを結ぶ直線Gと極大点Kからベースラインへ引いた垂線との交点をPとしたとき、点Oと交点Pの距離をMとし、点Qと交点Pの距離をMとする。)

    As=W1/2/W5% ・・・・(3)

    0.30≦As≦0.70 ・・・・(4)

    (式(3)において、前記クロマトグラム上で屈折率強度がL/20となる2点のうち溶出時間が早いほうを点Rとし、溶出時間が遅いほうを点Sとし、点Rと点Sを結んだ直線Hと前記極大点Kから前記ベースラインBへ引いた垂線との交点をTとし、点Rと交点Tの距離をW1/2、点Rと点Sの距離をW5%とする。)

    (b) エステル油および植物油から選ばれた1種以上の液状油性成分

    (c) 3〜6価アルコールと炭素数8〜18の脂肪酸との反応物からなる脂肪酸エステル系界面活性剤
  2. 前記成分(b)がパルミチン酸エチルヘキシルおよびオリーブ油から選ばれた1種以上の液状油性成分であることを特徴とする、請求項1記載のオイルクレンジング料。
  3. 前記成分(c)が6価アルコールと炭素数8〜18の脂肪酸との反応物からなる脂肪酸エステル系界面活性剤であることを特徴とする、請求項1または2記載のオイルクレンジング料。
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