JP6771677B2 - 電子式遮断器 - Google Patents

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Description

本発明は、開閉接点を開離させる引き外し動作の特性である引き外し特性の調整が可能な電子式遮断器に関する。
従来、引き外し特性の調整が可能な電子式遮断器は、引き外し特性を決定するパラメータの値である特性設定値の確認および調整が行うことができる構成を有している。例えば、特許文献1に記載の電子式遮断器では、特性パラメータの値を調整する可変抵抗スイッチが設けられており、可変抵抗スイッチを備えるノブの位置から特性設定値の確認が可能である。
また、特許文献2に記載の電子式遮断器では、特性設定値の調整を行うキーパッドと、特性設定値を表示するディスプレイとを備えている。
特開昭62−64215号公報 特開平2−119026号公報
しかしながら、電子式遮断器の小型化が進んでおり、可変抵抗スイッチを設けるスペースの確保、またディスプレイとキーパッドとを共に設けるスペースの確保が困難になりつつあるという課題がある。
また、特許文献2に記載の電子式遮断器では、ディスプレイとキーパッドとを含むユニットを取り外し可能であるが、かかるユニットを取り外した状態の電子式遮断器において特性設定値を確認することができない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、可変抵抗スイッチおよびキーパッドといった設定部を配置するスペースを設けることなく引き外し特性の調整が可能で、かつ特性設定値を確認することができる電子式遮断器を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の電子式遮断器は、電路を開閉する開閉接点と、電路に流れる電流を検出する電流検出部と、開閉接点を開離させる引き外し装置と、開閉接点を開離させる引き外し動作の特性を決定するパラメータの値を外部装置から受信する通信部と、パラメータの値を表示可能な表示部と、電流検出部による検出電流およびパラメータの値に基づき、引き外し装置に開閉接点の開離を実行させると共に、表示部にパラメータの値を表示する制御部とを備える。表示部は、給電されなくても表示状態を維持可能である。制御部は、開閉接点が開離状態であるか否かを判定し、開閉接点が開離状態であると判定した場合に、外部装置からのパラメータの値の変更を許可し、開閉接点が開離状態ではないと判定した場合に、パラメータの値とパラメータの値の変更不可を示す情報とを同時に表示部に表示する。
本発明によれば、可変抵抗スイッチおよびキーパッドといった設定部を配置するスペースを設けることなく引き外し特性の調整が可能で、かつ特性設定値を確認することができる、という効果を奏する。
実施の形態1にかかる電子式遮断器の構成例を示す図 実施の形態1にかかる記憶部に記憶される設定値テーブルの一例を示す図 実施の形態1にかかる特性設定値表示画面の一例を示す図 実施の形態1にかかる特性設定値変更画面の一例を示す図 実施の形態1にかかる更新確認画面の一例を示す図 実施の形態1にかかる更新後の特性設定値表示画面の一例を示す図 実施の形態1にかかる制御部の処理の一例を示すフローチャート 実施の形態1にかかる特性設定値の更新処理の一例を示すフローチャート 実施の形態1にかかる電子式遮断器の通信部、表示部、記憶部および制御部についてのハードウェア構成の一例を示す図 実施の形態2にかかる電子式遮断器の構成例を示す図 実施の形態2にかかる制御部の特性設定値の更新処理の一例を示すフローチャート 実施の形態2にかかる制御部における電源電圧の低下時の処理の一例を示すフローチャート 実施の形態2にかかるエラー画面の一例を示す図 実施の形態3にかかる電子式遮断器の構成例を示す図 実施の形態3にかかる制御部の特性設定値の更新処理の一例を示すフローチャート 実施の形態3にかかる警告画面の一例を示す図 実施の形態3にかかる警告画面の他の例を示す図 実施の形態3にかかる特性設定値表示画面の他の例を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかる電子式遮断器を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる電子式遮断器の構成例を示す図である。図1に示すように、実施の形態1にかかる電子式遮断器1は、3相交流の電路2を開閉する開閉接点3と、開閉接点3を開離させる引き外し装置4と、電路2に1次側が挿入された変流器5と、電路2の電流を検出する電流検出部6と、変流器5の2次側出力から電源電圧Vc1を生成する電源部7と、交流電圧が電源から供給される不図示の電源側導体に接続される電源側接続端子8と、負荷に接続される不図示の負荷側導体に接続される負荷側接続端子9とを備える。
また、電子式遮断器1は、外部装置50と通信する通信部10と、開閉接点3を開離させる引き外し動作の特性である引き外し特性を決定するパラメータの値などを表示する表示部11と、電子式遮断器1で用いられる情報を記憶する記憶部12と、引き外し装置4および表示部11を制御する制御部20とを備える。
開閉接点3は、電路2を構成する3つの電路2〜2を各々開閉する開閉接点3〜3を有する。各開閉接点3〜3は、不図示の固定接点と不図示の可動接点とを有しており、各開閉接点3〜3において固定接点と可動接点とが接触することで、電源側接続端子8と負荷側接続端子9とが電気的に接続される。これにより、各電路2〜2に電流が流れて電子式遮断器1が通電状態になる。
また、各開閉接点3〜3において固定接点と可動接点とが離れることで開閉接点3の開離が行われて、電源側接続端子8と負荷側接続端子9とが電気的に切断される。これにより、各電路2〜2の電流が遮断されて電子式遮断器1が非通電状態になる。以下、固定接点と可動接点とが接触した状態を開閉接点3がオン状態または電子式遮断器1がオン状態であると記載し、固定接点と可動接点とが開離した状態を開閉接点3がオフ状態または電子式遮断器1がオフ状態であると記載する。
引き外し装置4は、制御部20からの指令に基づき、接触状態にある固定接点と可動接点とを開離させることで、各電路2〜2を遮断して電子式遮断器1をオフ状態にする。電子式遮断器1は、可動接点を移動させる不図示の開閉機構を有しており、引き外し装置4は、開閉機構に作用することで、接触状態にある固定接点と可動接点とを開離させることができる。
変流器5は、電路2を構成する電路2〜2に各々挿入された変流器5〜5を有する。変流器5〜5は、電路2〜2に流れる電流に正比例する電流を2次側巻線から出力する。
電流検出部6は、変流器5〜5の2次側巻線から各々出力される電流の値を検出し、検出した電流の値を制御部20へ通知する。電流検出部6によって検出される電流の値は、瞬時値、実効値または平均値である。
電源部7は、変流器5〜5の2次側巻線から各々出力される電流を用いて電源電圧Vc1を生成する。例えば、電源部7は、変流器5〜5の2次側巻線から各々出力される電流を整流後に合成してコンデンサに充電し、コンデンサの電圧を降圧または昇圧することで、電源電圧Vc1を生成することができる。電源部7は、通信部10、表示部11、記憶部12および制御部20へ電源電圧Vc1を供給する。なお、電源部7は、変流器5〜5の2次側巻線から各々出力される電流を用いて電源電圧Vc1を生成する構成であればよく、上述した構成に限定されない。
通信部10は、周波数ホッピングスペクトラム拡散方式によって外部装置50と通信する通信インタフェースである。通信部10は、外部装置50から送信される情報を受信し、受信した情報を制御部20へ入力し、制御部20から出力される情報を外部装置50へ送信することができる。通信部10の通信方式は、周波数ホッピングスペクトラム拡散方式に限定されず、直接スペクトラム拡散方式であってもよく、スペクトラム拡散方式以外の通信方式であってもよい。
ここで、電子式遮断器1との間で通信を行う外部装置50について説明する。外部装置50は、電源電圧Vc2を生成して出力する電源部51と、電子式遮断器1との間で通信する通信部52と、外部装置50全体を制御する制御部53と、制御部53による制御に基づいた画面を表示する表示部54と、作業者による入力操作を受け付ける入力部55とを備える。電源部51から出力される電源電圧Vc2は、通信部52、制御部53および表示部54へ供給される。
外部装置50は電子式遮断器1の接続端子部14に接続することができる。外部装置50の接続端子部14への接続によって、電源部51の電源電圧Vc2が接続端子部14を介して電子式遮断器1の電源部7に供給され、通信部52が接続端子部14を介して電子式遮断器1の通信部10に通信可能に接続される。
電子式遮断器1の説明に戻る。表示部11は、電子ペーパーなどのように電力が供給されない状態で表示状態を維持可能な表示素子を有する。表示部11は、電源部7から電源電圧Vc1が供給されている状態で、制御部20から出力される情報に基づいて、表示画面の書き換えを行うことができる。また、表示部11は、電源部7から電源電圧Vc1の供給が停止している間、表示画面の状態を維持することができる。
したがって、表示部11は、開閉接点3がオフ状態である場合であっても、表示状態を維持することができる。また、表示部11は、開閉接点3がオン状態であり、かつ電路2に電流が流れていない場合であっても、表示状態を維持することができる。
記憶部12には、上述した引き外し特性の設定値が記憶される。記憶部12は、電力が供給されない状態で記憶している情報を保持可能な不揮発性の記憶部であり、例えば、フラッシュメモリである。
引き外し特性とは、電路2に流れる過電流の大きさと引き外し動作時間との関係で規定される特性である。電子式遮断器1の引き外し特性は、電路2に定格電流Inを越える電流の大きさが大きくなるにつれて開閉接点3が開離する動作時間が短くなる反限時特性を有する。ここでは、定格電流Inの115%以上で短限時引き外し電流I未満の領域を長限時動作領域、短限時引き外し電流I以上で瞬時引き外し電流Ii未満の領域を短限時動作領域、および瞬時引き外し電流Ii以上の領域を瞬時動作領域と各々定義する。
電子式遮断器1には、上述した定格電流In、短限時引き外し電流I、瞬時引き外し電流Ii、長限時動作時間T、および短限時動作時間Tが、引き外し特性を決定する複数のパラメータの値として記憶される。また、電子式遮断器1には、プレアラームピックアップ電流Iもパラメータの値として記憶される。以下、引き外し特性を決定するパラメータの値を特性設定値と記載する場合がある。
定格電流Inは、電子式遮断器1において電路2に流れる電流の定格値である。短限時引き外し電流Iは、上述した反限時特性を決定する電流値であり、定格電流Inに対するパーセンテージで表される。瞬時引き外し電流Iiは、瞬時に引き外しを行う電流値であり、定格電流Inに対するパーセンテージで表される。
短限時動作時間Tは、電路2に流れる電流の値が短限時動作領域である状態が継続する場合に、電路2に流れる電流の値が短限時動作領域になったときから引き外し動作が完了するまでの時間である。長限時動作時間Tは、電路2に流れる電流の値が長限時動作領域である状態が継続する場合に、電路2に流れる電流の値が長限時動作領域になったときから引き外し動作が完了するまでの時間である。
プレアラームピックアップ電流Iは、プレアラーム機能を起動させる電流値であり、定格電流Inに対するパーセンテージで表される。プレアラーム機能とは、電路2に流れる電流である負荷電流がプレアラームピックアップ電流Iを超えると警報を出力する機能である。プレアラーム機能における警報として、例えば、制御部20による制御に基づき、電子式遮断器1に設けられた不図示のリレー接点から警報信号が出力される。
図2は、実施の形態1にかかる記憶部に記憶される設定値テーブルの一例を示す図である。図2に示すように、設定値テーブルは、種別情報と特性設定値とを関連付けた情報である。図2に示す種別情報は、引き外し特性に含まれる設定値の種別を示す情報であり、図2に示す特性設定値は、上述した引き外し特性の設定値である。
図2に示す設定値テーブルでは、定格電流Inが300Aに設定され、短限時引き外し電流Iが400%に設定され、瞬時引き外し電流Iiが1000%に設定され、長限時動作時間Tが12秒に設定され、短限時動作時間Tが0.3秒に設定され、プレアラームピックアップ電流Iが85%に設定されている。なお、設定値テーブルは、図2に示す例に限定されない。また、各特性設定値は、記憶部12における予め設定されたアドレスに記憶されていてもよい。
図1に戻って制御部20の説明を続ける。制御部20は、電流検出部6によって検出された電流の値に基づいて、電路2の過電流を判定する過電流判定部21と、過電流判定部21によって電路2の過電流が判定された場合に、引き外し装置4に開閉接点3の開離を実行させる引き外し制御部22と、記憶部12に記憶された特性設定値を変更する設定値変更部23と、記憶部12に記憶された特性設定値などを表示部11に表示させる表示制御部24とを備える。
表示制御部24は、電源部7から電源電圧Vc1の供給が開始された場合に、記憶部12に記憶された特性設定値を読み出し、読み出した特性設定値を含む特性設定値表示画面の情報を生成して表示部11に特性設定値表示画面を表示させる。表示部11は、不揮発性表示素子を有していることから、表示制御部24によって表示部11に表示された特性設定値表示画面は、表示部11への電源電圧Vc1の供給が停止された後も維持される。したがって、電路2に電流が流れていない場合であっても、特性設定値を確認することができ、開閉接点3がオフ状態である場合であっても、特性設定値を確認することができる。
図3は、実施の形態1にかかる特性設定値表示画面の一例を示す図である。図3に示す特性設定値表示画面31では、定格電流In、短限時引き外し電流I、瞬時引き外し電流Ii、長限時動作時間T、短限時動作時間T、およびプレアラームピックアップ電流Iを含む複数の特性設定値が示される。
図3に示す例では、各特性設定値は、弧状のアイコンとして表示され、かかるアイコンにおける黒塗り部分と白ぬき部分との境界位置が特性設定値の大きさを示している。かかるアイコンにおける黒塗り部分が多いほど、特性設定値の大きさが大きいことを示すため、回転型の可変抵抗スイッチの回転位置と同様に、特性設定値の把握を容易に行うことができる。
実施の形態1にかかる電子式遮断器1は、外部装置50から記憶部12に記憶された特性設定値を更新することができる。上述したように、外部装置50を電子式遮断器1の接続端子部14に接続することによって、電源部51の電源電圧Vc2が接続端子部14を介して電子式遮断器1の電源部7に供給される。
開閉接点3がオフ状態である場合、または、開閉接点3がオン状態で且つ電路2に通電されていない場合、変流器5〜5の2次側巻線から電源部7へ電流が出力されないが、外部装置50から電源部7へ電源電圧Vc2が出力される。そのため、電源部7は、電源電圧Vc2に基づいて電源電圧Vc1を生成することができ、かかる電源電圧Vc1に基づいて、通信部10、表示部11、記憶部12、および制御部20を動作させることができる。
また、電源部7は、電源電圧Vc1の大きさが基準値Vsと一致するように、電源電圧Vc1を生成する。電源部7は、電路2に電流が流れており、かつ、外部装置50から電源電圧Vc2が供給されている場合、電路2に流れる電流を用いて生成される電圧と、電源電圧Vc2のうち、電圧値が高い方の電圧を用いて電源電圧Vc1を生成することができる。また、電源部7は、電路2に流れる電流を用いて大きさが基準値Vsと一致する電源電圧Vc1を生成できない場合に、外部装置50から供給される電源電圧Vc2を用いて電源電圧Vc1を生成する構成であってもよい。
表示制御部24は、外部装置50が電子式遮断器1に接続されると、特性設定値変更画面の情報を表示部11に出力し、特性設定値変更画面を表示部11に表示させることができる。図4は、実施の形態1にかかる特性設定値変更画面の一例を示す図である。
図4に示す特性設定値変更画面32では、定格電流In、短限時引き外し電流I、瞬時引き外し電流Ii、長限時動作時間T、短限時動作時間T、およびプレアラームピックアップ電流Iの各々の変更値を入力するための入力ボックス33〜38と、入力ボックス33〜38に入力された変更値で得られる動作特性曲線を確認するための確認ボタン39が表示される。
作業者は、外部装置50の入力部55への入力操作によって、入力ボックス33〜38へ特性設定値の変更値を入力することで、設定値変更部23は、入力ボックス33〜38に特性設定値の変更値を表示部11に表示させる。
作業者が外部装置50の入力部55への入力操作によって、確認ボタン39を選択すると、設定値変更部23は、入力ボックス33〜38へ入力された特性設定値の変更値を表示制御部24へ通知する。表示制御部24は、設定値変更部23から通知された特性設定値の変更値に基づいて、変更後の特性設定値の動作特性曲線を含む更新確認画面の情報を生成する。そして、設定値変更部23は、表示部11に更新確認画面を表示させる。
図5は、実施の形態1にかかる更新確認画面の一例を示す図である。図5に示す更新確認画面41では、グラフ42、決定ボタン43、および取消ボタン44が表示される。グラフ42は、現在の動作特性曲線と、変更後の特性設定値の動作特性曲線とを含む。グラフ42の縦軸は、引き外し動作時間を示し、グラフ42の横軸は、電路2に流れる過電流の大きさを示す。かかるグラフ42によって、作業者は変更前後の引き外し特性を容易に把握することができる。
作業者が決定ボタン43を操作すると、外部装置50から決定ボタン43の操作を示す更新確定情報が設定値変更部23に通知される。設定値変更部23は、更新確定情報が通知されると、入力ボックス33〜38に入力された特性設定値の変更値を記憶部12に記憶して、記憶部12に記憶された特性設定値を更新する。
設定値変更部23によって記憶部12に記憶された特性設定値が更新されると、表示制御部24は、更新後の特性設定値を含む特性設定値表示画面の情報を生成して表示部11に特性設定値表示画面を表示する。図6は、実施の形態1にかかる更新後の特性設定値表示画面の一例を示す図である。図6に示す特性設定値表示画面45では、図3に示す特性設定値表示画面31の状態から、プレアラームピックアップ電流I以外の設定値が変更された様子が示されている。
また、作業者が取消ボタン44を操作すると、外部装置50から取消ボタン44の操作を示す取消情報が設定値変更部23に通知される。設定値変更部23は、取消情報が通知されると、保持している特性設定値の変更値を削除し、表示制御部24に対して特性設定値変更画面を表示部11に表示させるように要求する。表示制御部24は、設定値変更部23の要求に基づいて、特性設定値変更画面を表示部11に表示させる。
なお、設定値変更部23は、保持している特性設定値の変更値を削除せずに、表示制御部24に対して保持している特性設定値の変更値を含む特性設定値変更画面を表示部11に表示させるように要求することもできる。これにより、作業者は、前回入力した変更値の状態から特性設定値の変更作業を進めることができる。
つづいて、制御部20の動作を、フローチャートを用いて説明する。図7は、実施の形態1にかかる制御部20の処理の一例を示すフローチャートである。
図7に示すように、制御部20は、特性設定値の表示更新タイミングであるか否かを判定する(ステップS10)。特性設定値の表示更新タイミングは、例えば、電源部7から電源電圧Vc1の供給が開始されて制御部20が動作を開始したタイミング、および、記憶部12に記憶された特性設定値が更新されたタイミングである。
制御部20は、特性設定値の表示更新タイミングであると判定した場合(ステップS10:Yes)、表示部11の表示画面として特性設定値表示画面を設定する(ステップS11)。ステップS11において、制御部20は、記憶部12に記憶された特性設定値を読み出し、読み出した特性設定値に基づき、表示部11の表示画面を特性設定値表示画面に書き換えることで、表示部11の表示画面として特性設定値表示画面を設定する。なお、制御部20は、表示部11の表示画面が特性設定値表示画面である場合であっても、読み出した特性設定値に基づく特性設定値表示画面の情報を表示部11に出力することで、表示部11の表示画面を上書きする。
ステップS11の処理が終了した場合、または、特性設定値の表示更新タイミングでないと判定した場合(ステップS10:No)、制御部20は、外部装置50が接続されているか否かを判定する(ステップS12)。かかるステップS12において、制御部20は、外部装置50と通信部10を介して通信可能になった場合に、外部装置50が接続されていると判定する。
制御部20は、外部装置50が接続されていると判定した場合(ステップS12:Yes)、特性設定値の更新処理を行う(ステップS13)。ステップS13における特性設定値の更新処理は、外部装置50から送信される情報に基づいて、制御部20が記憶部12に記憶された特性設定値を更新する処理であり、図8に示すステップS20〜S23の処理である。
ステップS13の処理が終了した場合、または、外部装置50が接続されていないと判定した場合(ステップS12:No)、制御部20は、電路2に過電流があるか否かを判定する(ステップS14)。制御部20は、過電流があると判定した場合(ステップS14:Yes)、引き外し処理を行う(ステップS15)。ステップS15における引き外し処理は、記憶部12に記憶された特性設定値に基づいて、引き外し装置4を制御することによって行われる。
例えば、制御部20は、記憶部12に記憶された設定値テーブルが図2に示す状態である場合、定格電流Inの400%の過電流が電路2に0.3秒以上流れた場合、引き外し装置4に開閉接点3の開離を実行させる。これにより、記憶部12に記憶された特性設定値に基づいて、引き外し装置4が制御される。
ステップS15の処理を終了した場合、または、過電流がないと判定した場合(ステップS14:No)、制御部20は、図7に示す処理を終了する。なお、制御部20は、図7に示す処理を繰り返し実行する。また、制御部20は、ステップS10,S11の処理、ステップS12,S13の処理、およびステップS14,S15の処理を並列に実行することもできる。
図8は、ステップS13における特性設定値の更新処理の一例を示すフローチャートである。図8に示すように、制御部20は、表示部11の表示画面として特性設定値変更画面を設定する(ステップS20)。制御部20は、表示部11の表示画面を特性設定値変更画面に書き換えることで、表示部11の表示画面として特性設定値変更画面を設定する。その後、制御部20は、特性設定値の変更値の入力を受け付ける処理を行う(ステップS21)。
制御部20は、特性設定値の変更値が確定されたか否かを判定する(ステップS22)。かかるステップS22において、制御部20は、決定ボタン43が操作された場合に、変更値が確定されたと判定し、取消ボタン44が操作された場合に、変更値が確定されていないと判定する。制御部20は、変更値が確定されていないと判定すると(ステップS22:No)、処理をステップS20に戻す。
制御部20は、変更値が確定されたと判定した場合(ステップS22:Yes)、特性設定値の変更値を記憶部12に記憶して、記憶部12に記憶された特性設定値を更新し(ステップS23)、図8に示す処理を終了する。
図9は、実施の形態1にかかる電子式遮断器1の通信部10、表示部11、記憶部12および制御部20についてのハードウェア構成の一例を示す図である。図9に示すように、電子式遮断器1は、プロセッサ101と、メモリ102と、ディスプレイ103と、インタフェース回路104とを備えるコンピュータである。プロセッサ101、メモリ102、ディスプレイ103、およびインタフェース回路104は、バス105によって互いにデータの送受信が可能である。通信部10は、インタフェース回路104によって実現され、表示部11は、ディスプレイ103によって実現され、記憶部12は、メモリ102によって実現される。
プロセッサ101は、メモリ102に記憶されたOSおよび処理プログラムを読み出して実行することによって、過電流判定部21、引き外し制御部22、設定値変更部23、および表示制御部24の機能を実行する。なお、プロセッサ101は、磁気ディスク、USB(Universal Serial Bus)メモリ、光ディスク、コンパクトディスク、およびDVD(Digital Versatile Disc)のうち一つ以上の記憶媒体から不図示のインタフェースを介してOSおよび処理プログラムを読み出してメモリ102に記憶して実行することもできる。光ディスク、コンパクトディスク、およびDVDは、コンピュータが読み取り可能なプログラムが記録された記録媒体である。
プロセッサ101は、処理回路の一例であり、CPU、DSP(Digital Signal Processor)、およびシステムLSI(Large Scale Integration)のうち一つ以上を含む。メモリ102は、プロセッサ101の作業領域として用いられる記憶領域であり、RAM(Random Access Memory)に代表される不揮発性または揮発性の半導体メモリである。
以上のように、実施の形態1にかかる電子式遮断器1は、電路2を開閉する開閉接点3と、電路2に流れる電流を検出する電流検出部6と、開閉接点3を開離させる引き外し装置4と、特性設定値を外部装置50から受信する通信部10と、特性設定値を表示可能な表示部11と、電流検出部6による検出電流および特性設定値に基づき、引き外し装置4を制御すると共に、表示部11に特性設定値を表示する制御部20とを備える。これにより、引き外し特性を設定および表示するための設定部を配置するスペースを電子式遮断器1に設ける必要がない。また、電子式遮断器1に配置された表示部11に特性設定値が表示されることから、外部装置50が接続されていない状態でも特性設定値を確認することができる。
また、電子式遮断器1は、電路2に流れる電流を用いて、表示部11、通信部10および制御部20を駆動させる電源電圧Vc1を生成する電源部7を備える。また、表示部11は、電源部7から電源電圧Vc1が供給されない状態、すなわち電力が供給されない状態で表示状態を維持可能である。したがって、電路2に電流が流れておらず、表示部11を駆動するために必要な電力が供給されていない場合であっても、表示部11で特性設定値を表示した状態を維持することができる。
また、電源部7は、電路2に電流が流れていない状態で、外部装置から供給される電圧に基づいて、電源電圧を生成する外部装置50から供給される電源電圧Vc2に基づいて電源電圧Vc1を生成する。これにより、電路2が通電状態であるか否かに関わらず特性設定値を外部装置50から受信して表示部11に表示したり、特性設定値を更新したりすることができる。
実施の形態2.
実施の形態2では、電子式遮断器の電源部から出力される電源電圧が小さくなった場合に、表示画面を変更して特性設定値の更新処理を停止する点で、実施の形態1と異なる。以下においては、実施の形態1と同様の機能を有する構成要素については同一符号を付して説明を省略し、実施の形態1の電子式遮断器1と異なる点を中心に説明する。
図10は、実施の形態2にかかる電子式遮断器の構成例を示す図である。図10に示すように、実施の形態2にかかる電子式遮断器1Aは、電源部7および制御部20に換えて、電源部7A、電圧検出部17および制御部20Aを備える点で、電子式遮断器1と異なる。
電源部7Aは、電源電圧Vc1を生成する電圧生成部15と、電圧生成部15から出力される電源電圧Vc1に基づいて、電力を蓄積する蓄電部16とを備える。電圧生成部15は、電源部7と同様の構成である。蓄電部16は、例えば、電圧生成部15からの電源電圧Vc1が印加されるコンデンサを備えており、かかるコンデンサに電力が蓄積される。
開閉接点3がオフ状態で外部装置50が電子式遮断器1Aに接続された場合、外部装置50の電源部51の電力が電源部7Aに供給されて蓄電部16の電圧が上昇していく。そのため、電源部7Aから出力される電源電圧Vc1が上昇していき、通信部10および制御部20Aが動作可能な状態になり、制御部20Aと外部装置50との通信が通信部10を介して開始される。
蓄電部16のコンデンサの静電容量は、開閉接点3がオフ状態で外部装置50が電子式遮断器1Aから取り外された場合に蓄電部16から出力される電源電圧Vc1が閾値Vth1以下になってから閾値Vth2未満になるまでの時間が設定時間Ta以上になる値に設定されている。設定時間Taは、例えば、数ms〜数十msである。また、閾値Vth1は、基準値Vsよりも小さく、閾値Vth2よりも大きい値である。
なお、電源部7Aは、図10に示す構成に限定されない。例えば、電圧生成部15が、変流器5〜5の2次側巻線から各々出力される電流を整流し合成してコンデンサに充電し、コンデンサの電圧を降圧または昇圧する構成である場合、電圧生成部15のコンデンサを蓄電部16とすることができる。この場合、蓄電部16として機能する電圧生成部15のコンデンサの静電容量は、開閉接点3がオフ状態で外部装置50が電子式遮断器1Aから取り外された場合に蓄電部16から出力される電源電圧Vc1が閾値Vth1以下になったタイミングから閾値Vth2未満になるタイミングまでの時間が設定時間Ta以上になる値に設定される。このように、電源部7Aは、電圧生成部15に蓄電部16を設ける構成であってもよい。
電圧検出部17は、電源部7Aから出力される電源電圧Vc1を検出する。電圧検出部17によって検出される電源電圧Vc1は、電源電圧Vc1の瞬時値または平均値である。
制御部20Aは、過電流判定部21と、引き外し制御部22と、設定値変更部23Aと、表示制御部24Aとを備える。設定値変更部23Aは、電源電圧Vc1が閾値Vth1以下である場合には、特性設定値の変更処理を行わず、また、特性設定値の変更処理を実行中に、電源電圧Vc1が閾値Vth1よりも大きい状態から閾値Vth1以下になった場合、特性設定値の変更処理を中止する。
表示制御部24Aは、電源電圧Vc1が閾値Vth1よりも大きい状態から閾値Vth1以下になった場合、記憶部12に記憶された特性設定値を読み出し、読み出した特性設定値を含む特性設定値表示画面の情報を生成して表示部11に特性設定値表示画面を表示する。
電子式遮断器1Aにおける開閉接点3がオン状態である場合、電路2に負荷電流が流れているため、変流器5の2次側から負荷電流に正比例する電流が電源部7Aへ供給される。そのため、電源部7Aは、閾値Vth1よりも大きい電源電圧Vc1を生成することができる。閾値Vth1よりも大きい電源電圧Vc1が通信部10、表示部11、記憶部12、および制御部20Aに供給されている状態では、特性設定値の変更処理が可能である。
表示制御部24Aは、通信部10を介して入力される外部装置50からの要求に基づいて、表示部11の表示画面を種別が異なる表示画面へと書き換えることができる。表示画面の種別には、上述した特性設定値表示画面、特性設定値変更画面、および更新確認画面の他、1以上の電路状態表示画面が含まれる。
電路状態表示画面は、電路2に流れる電流である負荷電流の測定値、電路2の電圧の測定値、および電路2を介して負荷で消費される電力である消費電力の測定値の少なくとも一つが含まれる。なお、電子式遮断器1Aは、電路2の電圧を検出する不図示の電圧検出部を備えており、制御部20Aは、不図示の電圧検出部から電路2の電圧の測定値を得ることができ、電流検出部6から電路2に流れる負荷電流の測定値を得ることができる。また、制御部20Aは、電圧の測定値と電流の測定値とから消費電力の測定値を得ることができる。
特性設定値表示画面と電路状態表示画面との切り替え、または、電路状態表示画面間の切り替えを行うための操作部として、電子式遮断器1Aに不図示の切り替えボタンを設けることができる。制御部20Aは、作業者が切り替えボタンを操作したことを検出した場合に、上述した切り替えを行うことができる。また、制御部20Aは、外部装置50からの要求に基づいて、上述した切り替えを行うことができる。
電路2に流れる電流である負荷電流が低下することによって電源部7Aへの電流供給が低下した場合、電源電圧Vc1が低下し、電源電圧Vc1が閾値Vth1以下になる場合がある。この場合、表示制御部24Aは、電源電圧Vc1が閾値Vth2未満になるまでの間に、表示部11の表示画面を特性設定値表示画面に書き換える。これにより、例えば、表示部11の表示画面が特性設定値表示画面以外の状態で維持されることを防止することができる。
表示制御部24Aおよび表示部11は、電源電圧Vc1が閾値Vth2以上である場合に、動作可能であり、蓄電部16は、電源電圧Vc1が閾値Vth1以下になってから閾値Vth2未満になるまでの電力を保持している。そのため、負荷電流が急激に低下した場合、蓄電部16がないと、電源電圧Vc1が閾値Vth2未満に急激に低下することになる。これに対し、実施の形態2の電源部7Aでは、負荷電流が急激に低下した場合であっても、電源電圧Vc1が閾値Vth1以下になったタイミングから設定時間Ta以上は電源電圧Vc1が閾値Vth2以上になる。これにより、負荷電流の低下の度合いに関わらず、表示制御部24Aは、表示部11の表示画面を特性設定値表示画面に書き換えることができる。
また、電子式遮断器1Aにおける開閉接点3がオフ状態である場合であっても、外部装置50を接続している場合には、外部装置50から電源部7Aへ電源電圧Vc2が供給されるため、電源部7Aから継続的に電源電圧Vc1が出力される。
ところが、特性設定値を変更途中に外部装置50の電源部51と電子式遮断器1Aとの接続が切断されたり、外部装置50の電源部51と接続端子部14との接触不良によって、外部装置50の電源部51と電子式遮断器1Aとの接続が断続的に切断されたりする場合がある。この場合、電源部7Aに電源電圧Vc2が供給されない期間が生じるため、電源電圧Vc1が低下する。
このような場合であっても、上述したように、表示制御部24Aは、電源電圧Vc1が閾値Vth2未満になるまでの間に、表示部11の表示画面を特性設定値表示画面に書き換える。これにより、表示部11の表示画面が特性設定値表示画面以外の状態で維持されることを防止することができる。
つづいて、制御部20Aの動作を、フローチャートを用いて説明する。なお、以下においては、制御部20Aの動作のうち制御部20の動作と異なる動作を中心に説明する。図11は、実施の形態2にかかる制御部の特性設定値の更新処理の一例を示すフローチャートである。
図11に示すように、制御部20Aは、電源電圧Vc1が閾値Vth1よりも大きいか否かを判定する(ステップS31)。制御部20Aは、電源電圧Vc1が閾値Vth1よりも大きいと判定した場合(ステップS31:Yes)、処理をステップS32へ移行する。ステップS32〜S35の処理は、図8に示すステップS20〜S23の処理と同様である。
制御部20Aは、電源電圧Vc1が閾値Vth1よりも大きくないと判定した場合(ステップS31:No)、または、ステップS35の処理が終了した場合、図11に示す処理を終了する。
このように、制御部20Aは、電源電圧Vc1が閾値Vth1以下の状態では、表示部11の表示画面は変更せず、電源電圧Vc1が閾値Vth1よりも大きくなってから、表示部11の表示画面を変更する。したがって、電源電圧Vc1が安定している状態で、表示部11の表示画面を変更することができる。
また、制御部20Aは、ステップS32〜S35の処理の途中で、電源電圧Vc1が閾値Vth1以下になった場合、図11に示す処理を中止する。これによって、電源電圧Vc1の低下による誤動作で特性設定値が誤った値に設定されることを防止することができる。
図12は、実施の形態2にかかる制御部における電源電圧の低下時の処理の一例を示すフローチャートであり、制御部20Aによって繰り返し実行される処理である。図12に示すように、制御部20Aは、電源電圧Vc1が閾値Vth1以下になったか否かを判定する(ステップS41)。
制御部20Aは、電源電圧Vc1が閾値Vth1以下になったと判定した場合(ステップS41:Yes)、表示部11の表示画面としてエラー画面に設定する(ステップS42)。ステップS42において、制御部20Aは、表示部11の表示画面をエラー画面に書き換えることで、表示部11の表示画面としてエラー画面を設定する。図13は、エラー画面の一例を示す図である。図13に示すエラー画面46では、電源異常を示す文言と、処理を中止する旨の文言とが表示される。
制御部20Aは、表示画面をエラー画面に設定した後、電源電圧Vc1が閾値Vth1以下になってから設定時間Taになるまでに、表示画面として特性設定値表示画面を設定する(ステップS43)。ステップS43において、制御部20Aは、ステップS11の処理と同様に、記憶部12から読み出した特性設定値に基づき、表示部11の表示画面を特性設定値表示画面に書き換えることによって、表示画面を特性設定値表示画面に設定する。
制御部20Aは、電源電圧Vc1が閾値Vth1以下になっていないと判定した場合(ステップS41:No)、または、ステップS43の処理が終了した場合、図12に示す処理を終了する。
このように、制御部20Aは、電源電圧Vc1が閾値Vth1以下になった場合に、記憶部12に記憶された特性設定値を表示する特性設定値表示画面に表示部11の表示画面を書き換える。したがって、作業者が特性設定値の更新処理を行っている最中に、電源電圧Vc1が低下した場合において特性設定値と表示部11に表示される値を一致させることができる。
また、制御部20Aは、作業者が特性設定値の更新処理の際に入力した特性設定値の変更値を記憶部12に記憶する場合、更新処理が確定するまでは、現在の適用されている特性設定値を削除せずに、特性設定値の変更値を記憶する。制御部20Aは、作業者が特性設定値の更新処理を確定した場合、現在の適用されている特性設定値を記憶部12から削除し、記憶部12に記憶されている特性設定値の変更値を更新後の特性設定値として用いることができる。
そして、制御部20Aは、作業者が特性設定値の更新処理が確定するまでに、電源電圧Vc1が閾値Vth1以下になった場合、特性設定値の変更値ではなく現在の適用されている特性設定値を記憶部12から読み出す。制御部20Aは、読み出した特性設定値を表示する特性設定値表示画面に表示部11の表示画面を書き換えることができる。
なお、制御部20Aは、作業者が特性設定値の更新処理が確定するまでに、電源電圧Vc1が閾値Vth1以下になった場合、記憶部12に記憶されている特性設定値の変更値を削除しない。そして、作業者が改めて特性設定値の更新処理を行う場合に、記憶部12に記憶されている特性設定値の変更値を含む特性設定値変更画面を表示部11に表示させることができる。これにより、特性設定値の更新処理における作業者の負荷を軽減することができる。なお、制御部20Aは、作業者が特性設定値の更新処理が確定するまでに、電源電圧Vc1が閾値Vth1以下になった場合、記憶部12に記憶されている特性設定値の変更値を削除することもできる。
なお、実施の形態2にかかる電子式遮断器1Aの通信部10、表示部11、記憶部12および制御部20Aについてのハードウェア構成例は、図9に示すハードウェア構成例と同じである。プロセッサ101は、記憶部12として機能するメモリ102に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、過電流判定部21、引き外し制御部22、設定値変更部23A、および表示制御部24Aの機能を実行することができる。
以上のように、実施の形態2にかかる電子式遮断器1Aの電源部7Aは、電路2に流れる電流または外部装置50から供給される電源電圧Vc2に基づいて電力を蓄積する蓄電部16を備え、電路2に流れる電流または外部装置50から供給される電源電圧Vc2が低下した場合に、蓄電部16に蓄積された電力に基づいて、電源電圧Vc1を出力する。制御部20Aは、電源電圧Vc1が閾値Vth1以下になったか否かを判定し、電源電圧Vc1が閾値Vth1以下になったと判定した場合に表示部11に特性設定値を表示する処理を行う。これにより、例えば、負荷電流が低下している状態である場合、または開閉接点3がオフ状態かつ外部装置50が接続されていない場合において、表示部11の表示画面が特性設定値表示画面以外の状態で維持されることを防止することができる。
実施の形態3.
実施の形態3は、電子式遮断器の投入状態に基づいて特性設定値の変更を許可する点で、実施の形態2と異なる。以下においては、実施の形態2と同様の機能を有する構成要素については同一符号を付して説明を省略し、実施の形態2の電子式遮断器1Aと異なる点を中心に説明する。
図14は、実施の形態3にかかる電子式遮断器の構成例を示す図である。図14に示すように、実施の形態3にかかる電子式遮断器1Bは、制御部20Aに換えて、投入状態検出部18および制御部20Bを備える点で、電子式遮断器1Aと異なる。
投入状態検出部18は、電子式遮断器1Bの投入状態を検出し、制御部20Bに通知する。電子式遮断器1Bの投入状態には、オン状態、オフ状態、およびトリップ状態が含まれる。電子式遮断器1Bのオン状態は、開閉接点3がオン状態であることを意味する。また、電子式遮断器1Bのオフ状態は、電子式遮断器1Bの不図示の手動レバーによって開閉接点3がオフ状態にされていることを意味する。電子式遮断器1Bのトリップ状態は、引き外し装置4によって開閉接点3がオフ状態にされていることを意味する。
制御部20Bは、過電流判定部21と、引き外し制御部22と、設定値変更部23Bと、表示制御部24Aとを備える。設定値変更部23Bは、電子式遮断器1Bの投入状態がオン状態である場合に、特性設定値の変更処理を行わず、電子式遮断器1Bの投入状態がオフ状態またはトリップ状態である場合には、特性設定値の変更処理を実行する。これにより、電路2に通電中に作業者が特性設定値を変更することができないため、不要動作の発生を防止することができる。
つづいて、制御部20Bの動作を、フローチャートを用いて説明する。なお、以下においては、制御部20Bの動作のうち制御部20Aの動作と異なる動作を中心に説明する。図15は、実施の形態3にかかる制御部の特性設定値の更新処理の一例を示すフローチャートである。
図15に示すように、制御部20Bは、電源電圧Vc1が閾値Vth1よりも大きいか否かを判定する(ステップS51)。制御部20Bは、電源電圧Vc1が閾値Vth1よりも大きいと判定した場合(ステップS51:Yes)、電子式遮断器1Bの投入状態がオン状態であるか否かを判定する(ステップS52)。
制御部20Bは、電子式遮断器1Bの投入状態がオン状態であると判定した場合(ステップS52:Yes)、表示部11の表示画面を警告画面に書き換えて、表示部11に警告画面を表示することで、表示部11の表示画面として警告画面を設定する(ステップS53)。ステップS53において、制御部20Bは、表示部11の表示画面を警告画面に書き換えることで、表示部11の表示画面として警告画面を設定する。図16は、警告画面の一例を示す図である。図16に示す警告画面47には、特性設定値の変更不可を示す情報が含まれる。
制御部20Bは、表示画面として警告画面を設定した後、表示画面として特性設定値表示画面を設定する(ステップS54)。ステップS54において、制御部20Bは、ステップS43の処理と同様に、記憶部12から読み出した特性設定値に基づき、表示部11の表示画面を特性設定値表示画面に書き換えることによって、表示画面を特性設定値表示画面に設定する。
制御部20Bは、電子式遮断器1Bの投入状態がオン状態でないと判定した場合(ステップS52:No)、処理をステップS55へ移行する。ステップS55〜S58の処理は、図8に示すステップS20〜S23の処理と同様である。制御部20Bは、電源電圧Vc1が閾値Vth1よりも大きくないと判定した場合(ステップS51:No)、または、ステップS58の処理が終了した場合、図15に示す処理を終了する。
このように、制御部20Bは、電子式遮断器1Bの投入状態がオン状態である場合に、特性設定値の変更処理を防止することができる。そのため、電子式遮断器1Bの投入状態がオン状態である場合に、特性設定値の変更によって電子式遮断器1Bで必要とされない引き外し動作が行われることを回避することができる。
なお、制御部20Bは、電子式遮断器1Bの投入状態がオン状態である場合に、特性設定値を小さくすることを不可とし、特性設定値を大きくすることは許可する構成であってもよい。
また、実施の形態3にかかる電子式遮断器1Bの通信部10、表示部11、記憶部12および制御部20Bについてのハードウェア構成例は、図9に示すハードウェア構成例と同じである。プロセッサ101は、記憶部12として機能するメモリ102に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、過電流判定部21、引き外し制御部22、設定値変更部23B、および表示制御部24Aの機能を実行することができる。
以上のように、実施の形態3にかかる電子式遮断器1Bの制御部20Bは、開閉接点3が開離状態であるか否かを判定し、開閉接点3が開離状態であると判定した場合に、外部装置50からの特性設定値の変更を許可する。これにより、電路2に通電中に作業者が特性設定値を変更することができないため、電子式遮断器1Bにおいて不要な引き外し動作の発生を防止することができる。
また、制御部20Bは、開閉接点3が開離状態ではないと判定した場合に、特性設定値の変更不可を示す情報を表示部11に表示させる。これにより、作業者は、電子式遮断器1Bが特性設定値の設定ができない状態であることを容易に把握することができる。
なお、制御部20Bは、電源電圧Vc1が閾値Vth1以下になったと判定した場合に表示部11に表示させる特性設定値表示画面に、特性設定値の設定が可能な旨を示す情報を付加することができる。図17は、実施の形態3にかかる特性設定値表示画面の一例を示す図である。図17に示す特性設定値表示画面48では、特性設定値の設定が可能な旨を示す情報が付加されている。
また、制御部20Bは、図17に示す特性設定値表示画面48を表示部11に表示させている状態で、電源電圧Vc1が閾値Vth1以下の状態から閾値Vth1よりも大きくなった場合、表示部11に表示させる特性設定値表示画面に、特性設定値の設定ができない旨を示す情報を付加することができる。図18は、実施の形態3にかかる特性設定値表示画面の他の例を示す図である。図18に示す特性設定値表示画面49では、特性設定値の設定ができない旨を示す情報が付加されている。
上述した実施の形態1〜3にかかる電子式遮断器1,1A,1Bでは、外部装置50と有線で接続される例を示したが、電子式遮断器1,1A,1Bでは、外部装置50と無線で接続してもよい。この場合、外部装置50から電子式遮断器1,1A,1Bへの電力供給は無線電送伝送で行い、外部装置50から電子式遮断器1,1A,1Bへの通信は、無線通信で行われる。
また、実施の形態1〜3にかかる電子式遮断器1,1A,1Bは、外部装置50から電力が供給されるが、外部装置50以外の電源装置から電子式遮断器1,1A,1Bへ電力を供給することもできる。
また、特性設定値の表示更新タイミングは、上述したタイミングに限定されない。例えば、閾値Vth1よりも大きい電源電圧Vc1が電源部7,7Aから出力されている場合、制御部20,20A,20Bは、一定周期で表示更新タイミングを発生させることができる。
また、制御部20,20A,20Bは、表示部11に表示させる画面と同様の画面を外部装置50の表示部54に表示させることができる。この場合、制御部20,20A,20Bは、表示部11に表示させる画面の情報を外部装置50に通信部10を介して出力する。外部装置50の制御部53は、通信部52を介して画面の情報を取得し、表示部54に表示させることができる。
また、上述した例では、電源部7,7Aは、電路2に流れる電流を用いて電源電圧Vc1を生成するが、電路2の電圧に基づいて、電源電圧Vc1を生成する構成であってもよい。この場合、電源部7,7Aは、開閉接点3と負荷側接続端子9との間の電圧を用いて電源電圧Vc1を生成する。
また、電子式遮断器1,1A,1Bにおいて、過電流判定部21および引き外し制御部22へ電源電圧を供給する第1の電源部と設定値変更部23,23A,23Bおよび表示制御部24Aへ電源電圧を供給する第2の電源とを各々設けることもできる。この場合、第2の電源は、外部装置50からの電圧供給によって電源電圧を生成する構成であってもよい。
また、上述した例では、制御部20,20A,20Bは、電路2に過電流が流れた場合に、過電流についての引き外し特性の設定値に基づいて、引き外し装置4に開閉接点3の開離を実行させるが、漏電を検出した場合に、漏電電流についての引き外し特性の設定値に基づいて、引き外し装置4に開閉接点3の開離を実行させることもできる。この場合、電子式遮断器1,1A,1Bの電流検出部6には、電路2の電圧が入力され、電路2の電圧および電路2に流れる電流を用いて、電路2の負荷電流と電路2の漏電電流を検出することができる。また、電子式遮断器1,1A,1Bの記憶部12には、漏電電流についての引き外し特性の設定値が記憶される。そして、制御部20,20A,20Bは、電流検出部6によって検出された漏電電流と記憶部に記憶した漏電電流についての引き外し特性の設定値とに基づいて、引き外し装置4に開閉接点3の開離を実行させることができる。制御部20,20A,20Bは、過電流についての引き外し特性の設定値と漏電電流についての引き外し特性の設定値と含む特性設定値表示画面を表示部11に表示することができる。このように、電子式遮断器1,1A,1Bは、漏電遮断器としても機能することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1,1A,1B 電子式遮断器、2,2〜2 電路、3,3〜3 開閉接点、4 引き外し装置、5,5〜5 変流器、6 電流検出部、7,7A,51 電源部、8 電源側接続端子、9 負荷側接続端子、10,52 通信部、11,54 表示部、12 記憶部、14 接続端子部、15 電圧生成部、16 蓄電部、17 電圧検出部、18 投入状態検出部、20,20A,20B,53 制御部、21 過電流判定部、22 引き外し制御部、23,23A,23B 設定値変更部、24,24A 表示制御部、50 外部装置、55 入力部。

Claims (6)

  1. 電路を開閉する開閉接点と、
    前記電路に流れる電流を検出する電流検出部と、
    前記開閉接点を開離させる引き外し装置と、
    前記開閉接点を開離させる引き外し動作の特性を決定するパラメータの値を外部装置から受信する通信部と、
    前記パラメータの値を表示可能な表示部と、
    前記電流検出部による検出電流および前記パラメータの値に基づき、前記引き外し装置に前記開閉接点の開離を実行させると共に、前記表示部に前記パラメータの値を表示する制御部と、を備え、
    前記表示部は、給電されなくても表示状態を維持可能であり、
    前記制御部は、
    前記開閉接点が開離状態であるか否かを判定し、前記開閉接点が開離状態であると判定した場合に、前記外部装置からの前記パラメータの値の変更を許可し、前記開閉接点が開離状態ではないと判定した場合に、前記パラメータの値と前記パラメータの値の変更不可を示す情報とを同時に前記表示部に表示する
    ことを特徴とする電子式遮断器。
  2. 前記電路の電流または電圧を用いて、前記表示部および前記制御部を駆動させる電源電圧を生成する電源部を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子式遮断器。
  3. 電路を開閉する開閉接点と、
    前記電路に流れる電流を検出する電流検出部と、
    前記開閉接点を開離させる引き外し装置と、
    前記開閉接点を開離させる引き外し動作の特性を決定するパラメータの値を外部装置から受信する通信部と、
    前記パラメータの値を表示可能な表示部と、
    前記電流検出部による検出電流および前記パラメータの値に基づき、前記引き外し装置に前記開閉接点の開離を実行させると共に、前記表示部に前記パラメータの値を表示する制御部と、
    前記電路の電流または電圧を用いて、前記表示部および前記制御部を駆動させる電源電圧を生成する電源部と、を備え、
    前記表示部は、給電されなくても表示状態を維持可能であり、
    前記制御部は、
    前記電源電圧が閾値以下になったか否かを判定し、前記電源電圧が前記閾値以下になったと判定した場合に前記表示部に前記パラメータの値を表示する処理を行う
    ことを特徴とする電子式遮断器。
  4. 前記電源部は、
    前記電路に電流が流れていない状態で、前記外部装置から供給される電圧に基づいて、前記電源電圧を生成する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の電子式遮断器。
  5. 前記制御部は、
    前記開閉接点が開離状態であるか否かを判定し、前記開閉接点が開離状態であると判定した場合に、前記外部装置からの前記パラメータの値の変更を許可する
    ことを特徴とする請求項に記載の電子式遮断器。
  6. 前記制御部は、
    前記開閉接点が開離状態ではないと判定した場合に、前記パラメータの値の変更不可を示す情報を前記表示部に表示する
    ことを特徴とする請求項5に記載の電子式遮断器。
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