JP6771394B2 - イオン発生装置およびこれを備える空気流通衣服 - Google Patents
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Description
(構成)
図1〜図7を参照して、本発明に基づく実施の形態1におけるイオン発生装置について説明する。本実施の形態におけるイオン発生装置の側面図を図1に示す。イオン発生装置101は、筐体20を備える。筐体20は、たとえば樹脂製または金属製であってよい。筐体20は、第1筐体部品21と第2筐体部品22とを含む。第2筐体部品22は、外周面に空気取込口8を有する。図1ではイオン発生装置101の外形は長方形のように見えているが、これはあくまで一例として示したものであって、図1のように側方から見たときの外形は長方形とは限らない。たとえば側方から見たときに台形となる形状であってもよく、丸みを持たせた形状であってもよい。
本実施の形態におけるイオン発生装置101では、図8に示すような空気の流れが生じる。図8は、図1における上側が右側にくるような姿勢で見たときの、内部構造およびその働きを示す説明図である。第1ファン5および第2ファン6が動作することによって、第2筐体部品22の外周面に設けられた空気取込口8から矢印91に示すように新たな空気が取り込まれる。図8に示すように、筐体20の内部には空間17が設けられており、空気取込口8から入った空気は、一旦は空間17に入る。空間17では、イオン発生素子1によって+イオンおよび−イオンが放出される。図8では第1ファン5が見えているが、第1ファン5の紙面奥側に第2ファン6が配置されている。第1ファン5および第2ファン6の働きによって矢印92に示すような空気の流れが起こる。このようにして、+イオンおよび−イオンが付与された空気が空気出口9から筐体20の外へと吹き出す。
筐体20が長円形であって、2つのファンが並んで配置されているときに、イオン発生装置を筐体20内のどの位置にどの向きに設置するのが最適であるかを探るために、発明者らは、実験を行なった。試料としてNo.1〜8の8通りのイオン発生装置を用意し、動作させて、イオン濃度を測定した。実験結果を図9に示す。8通りのイオン発生装置のうちで最もイオン濃度が高いのはNo.5であり、その次に高いのはNo.1となった。
(構成)
図11〜図12を参照して、本発明に基づく実施の形態2におけるイオン発生装置について説明する。本実施の形態におけるイオン発生装置102を空気出口9の側、すなわち第2筐体部品22の側から見たところを図11に示す。イオン発生装置102が動作したときの空気の出入りを図12に示す。
本実施の形態におけるイオン発生装置102では、第1ファン5および第2ファン6が動作することによって、図12において矢印91で示すように、空気取込口8から筐体20内へと外気が取り込まれる。さらに図12において矢印92で示すように、2つの空気出口9から空気が平行に同じ向きに送り出される。イオン発生装置102では、第1ファン5と第2ファン6とで形状が互いに鏡像反転の関係にあり、なおかつ、第1ファン5と第2ファン6とで回転方向が逆となっているので、第1ファン5によって生成される風の流れと第2ファン6とによって生成される風の流れとが完全に対称な形状となる。したがって、イオン発生装置102では、左右対称にイオンを放出することができる。
(構成)
図13を参照して、本発明に基づく実施の形態3におけるイオン発生装置について説明する。本実施の形態におけるイオン発生装置103を、空気出口9とは反対の側、すなわち第1筐体部品21の側から見たところを図13に示す。
本実施の形態におけるイオン発生装置103では、開口部7a,7bを通じて第1電極3の少なくとも一部および第2電極4の少なくとも一部が露出している。イオン発生装置を長く使用していると、放電電極すなわち第1電極3および第2電極4が汚れてくる場合がある。そのような場合に、イオン発生装置103では、筐体20を外したり分解したりしなくても開口部7a,7bを通じて第1電極3および第2電極4を清掃することができるので、メンテナンスが容易となる。
(構成)
図14〜図15を参照して、本発明に基づく実施の形態4におけるイオン発生装置について説明する。本実施の形態におけるイオン発生装置104を、空気出口9とは反対の側、すなわち第1筐体部品21の側から見た斜視図を図14に示す。
本実施の形態では、第2部分16を取り外すことによって、イオン発生素子1を取り外すことができる。第2部分16とイオン発生素子1とが一体となったものを交換することによって、イオン発生素子1の交換を容易に行なうことができる。イオン発生素子1に何らかの不具合が生じたときには、第2部分16とイオン発生素子1とが一体となったものを新しいものに交換すればよい。あるいは、イオン発生素子1は第2部分16に対して着脱自在となっていてもよい。この場合には、不具合が生じたイオン発生素子1を第2部分16から取り外して新たなイオン発生素子1を第2部分16に取り付けることとすればよい。
(構成)
図16〜図17を参照して、本発明に基づく実施の形態5における空気流通衣服について説明する。本実施の形態における空気流通衣服201を、ユーザ60が着用している様子を図16に示す。この状態の断面の模式図を図17に示す。
本実施の形態では、空気流通衣服がイオン発生装置を備えているので、ユーザが暑い環境下で作業を行なう際には、この空気流通衣服を用いることによって、空気流通衣服の内部の空気が入れ替わるので、空気流通衣服の内部を乾燥させることができる。これにより、ユーザにとって快適な状態とすることができる。また、イオン発生装置により、空気流通空間3の内部に、イオンを含んだ空気を通すことができるので、空気流通衣服に対して脱臭効果をもたらすことができる。このようにしてイオンが十分に供給されることにより、ユーザにとっての衛生状態を向上させることができる。
(構成)
図19を参照して、本発明に基づく実施の形態6における空気流通衣服について説明する。本実施の形態における空気流通衣服202を図19に示す。空気流通衣服202は、ジャケット25と手袋26とヘルメット27とを含んでいる。ジャケット25の背中部分にはイオン発生装置101が取り付けられている。ヘルメット27は、前側に窓部27aを有する。図19では、空気流通衣服202を背中側から見ているので、窓部27aは紙面奥側にあり、破線で表示されている。ジャケット25の2ヶ所の袖口25dにはそれぞれダクト28が設けられている。ジャケット25の襟元25eには、ダクト29が設けられている。イオン発生装置101からジャケット25の内部の空気流通空間へと供給された空気の一部は、ダクト28を経由して手袋26の内部へと進行する。イオン発生装置101からジャケット25の内部の空気流通空間へと供給された空気の他の一部は、ダクト29を経由してヘルメット29の内部へと進行する。
本実施の形態では、ジャケット25にダクト28,29を設けることによって、イオン発生装置101から供給されたイオンを含んだ空気を、ジャケット25に近接して配置される他の装備品の内部へも導くことができる。「他の装備品」とは、たとえば手袋26であり、たとえばヘルメット27である。ユーザがジャケット25だけでなく他の装備品も着用しなければならない場合に、このような構成の空気流通衣服を用意することで、ユーザの体のうち他の装備品に覆われている部分にも+イオンおよび−イオンを含んだ空気を安定して供給することができ、ユーザにとって快適な作業環境を提供することができる。このようにして+イオンおよび−イオンが他の装備品の内部へも十分に供給されることにより、他の装備品の内部においてもユーザにとっての衛生状態を向上させることができる。
(構成)
図20を参照して、本発明に基づく実施の形態7におけるイオン発生装置について説明する。本実施の形態におけるイオン発生装置105の内部構造を図20に示す。
本実施の形態においても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(構成)
図21を参照して、本発明に基づく実施の形態8におけるイオン発生装置について説明する。本実施の形態におけるイオン発生装置106の内部構造を図21に示す。
本実施の形態においても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。イオン発生素子1eは、第2筐体部品22に取り付ける代わりに第1筐体部品21に取り付けられてもよい。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
Claims (5)
- +イオンを発生する第1電極と、
−イオンを発生する第2電極とを含むイオン発生素子を備え、
さらに、
前記第1電極に対応するように配置され、回転する第1ファンと、
前記第1ファンとは別に、前記第2電極に対応するように配置され、回転する第2ファンとを備え、
前記第1ファンと前記第2ファンとは対称に配置されており、前記第1ファンと前記第2ファンとは、平行に同じ向きに送風するように構成されており、前記第1ファンと前記第2ファンとは形状が互いに鏡像反転の関係にあり、前記第1ファンと前記第2ファンとで回転方向が逆となっている、イオン発生装置。 - 前記第1ファンは、前記第2電極の近傍より前記第1電極の近傍に多く風を引き起こすように配置されており、前記第2ファンは、前記第1電極の近傍より前記第2電極の近傍に多く風を引き起こすように配置されている、請求項1に記載のイオン発生装置。
- 前記第1電極は、根元および先端を有し、
前記第2電極は、根元および先端を有し、
前記第1電極の根元より前記第1電極の先端の方が、前記第1ファンの回転中心に近くなっており、前記第2電極の根元より前記第2電極の先端の方が、前記第2ファンの回転中心に近くなっている、請求項1または2に記載のイオン発生装置。 - 前記第1ファン、前記第2ファンおよび前記イオン発生素子を内部に収容する筐体を備え、前記筐体は、前記第1電極の少なくとも一部および前記第2電極の少なくとも一部を露出させる開口部を有する、請求項1から3のいずれかに記載のイオン発生装置。
- 外部に露出する空気取込口から取り込んだ空気に+イオンおよび−イオンを付与するように配置された、イオン発生装置と、
前記イオン発生装置から排出された空気が通過するように形成された空気流通空間と、
前記空気流通空間を経由した空気が外部へと出る空気出口とを備える、空気流通衣服であって、
前記イオン発生装置は、+イオンを発生する第1電極と、−イオンを発生する第2電極とを含むイオン発生素子を備え、
さらに前記イオン発生装置は、前記第1電極に対応するように配置され、回転する第1ファンと、前記第1ファンとは別に、前記第2電極に対応するように配置され、回転する第2ファンとを備え、
前記空気流通衣服は、
前記空気取込口から空気を取り込んで前記イオン発生装置を経由して前記空気流通空間へと送り出すように、前記第1ファンおよび前記第2ファンを正回転させる第1モードの他に、前記第1ファンおよび前記第2ファンを逆回転させることによって、前記空気流通空間から空気を取り込んで前記イオン発生装置を経由して前記空気取込口へと送り出す第2モードを有する、空気流通衣服。
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JP2017004224A JP6771394B2 (ja) | 2017-01-13 | 2017-01-13 | イオン発生装置およびこれを備える空気流通衣服 |
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JP2017004224A JP6771394B2 (ja) | 2017-01-13 | 2017-01-13 | イオン発生装置およびこれを備える空気流通衣服 |
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JP2018113217A JP2018113217A (ja) | 2018-07-19 |
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JP2021108751A (ja) * | 2020-01-06 | 2021-08-02 | 株式会社ジョイアップ | フード支持具 |
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- 2017-01-13 JP JP2017004224A patent/JP6771394B2/ja active Active
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