JP2013255650A - ヘアケア装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】花粉等の微細物質の捕集性能を向上できる上に、十分な吸気量が得られるヘアケア装置を提供すること。
【解決手段】吸込口17と、吹出口18とを有するハウジング5の吸込口17にプリーツ状のフィルタ22を取り付ける。ハウジング5内に吸込口17から吹出口18までの空気の流れを生成するためのファン6を配置する。ハウジング5内に正負のイオンを放出するイオン発生器8を配置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ヘアケア装置に関し、例えば、花粉等のアレルゲン物質の捕集ができるヘアケア装置に関する。
従来、ヘアケア装置としては、特許第4518491号公報(特許文献1)に記載されているものがある。このヘアケア装置は、ハウジングと、ファンと、ヒータと、フィルタとを備え、上記フィルタは、プラスチック成形品からなるフィルタ枠と、ろ過用エレメントとを有する。上記フィルタは、立体構造を有し、上記ハウジングの外面に被せ付けられている。
このヘアケア装置は、立体型のフィルタをハウジングの外面に被せ付けることにより、フィルタから吸風開口に到る通気経路長さを小さくして、ファンの吸風効率が向上するようにしている。
しかしながら、上記従来のヘアケア装置では、花粉等の微細物質を捕集しようとして、フィルタの孔を微細にすると、吸気量が、著しく低下するという問題がある。
特許第4518491号広報
そこで、本発明の課題は、花粉等の微細物質の捕集性能を向上できる上に十分な吸気量が得られるヘアケア装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明のヘアケア装置は、
第1吸込口と、吹出口とを有するハウジングと、
上記ハウジング内に配置されると共に、上記第1吸込口から上記吹出口までの空気の流れを生成するファンと、
上記第1吸込口に取り付けられたプリーツ状のフィルタと、
上記ハウジング内に配置されると共に、帯電粒子を放出する帯電粒子発生装置と
を備えることを特徴としている。
尚、上記帯電粒子とは、例えば、プラスイオン、マイナスイオン、空気中の水分から生み出される微粒子イオン、電子等の電荷が帯電している粒子のことをいう。
本発明によれば、第1吸込口に、プリーツ状(折り畳み状)のフィルタが配置されているから、折り畳み型でないフィルタと比較して、小さなスペースで、フィルタの表面積を大きくすることができて、花粉等の微細物質の捕集性能を向上できる。
また、本発明によれば、プリーツ状のフィルタで表面積を大きくできるから、フィルタにある孔の数を増やすことができる。したがって、花粉等の微細物質の捕集性能の向上のために、各孔を微細にしても、吸気量が、大きく低下することがない。
また、髪や衣類は、プラスに帯電し易い一方、花粉等のアレルゲン物質は、マイナスに帯電し易いことが知られている。本発明によれば、帯電粒子発生装置がマイナスに帯電している粒子(マイナス帯電粒子)を放出する場合には、帯電粒子発生装置から放出されるマイナス帯電粒子によって、髪や衣類に帯電しているプラス電荷を中和できて除去できる。したがって、花粉等のアレルゲン物質が、髪や衣類に引き寄せられにくくすることができて、アレルゲン物質が、人の近傍に存在しにくくすることができる。更には、髪や衣類に付着している花粉等のアレルゲン物質を、マイナス帯電粒子の吹き付けにより髪や衣類から剥離することができて、更に、剥離後、浮遊している花粉等のアレルゲン物質を、プリーツ状のフィルタで捕集することができる。
また、帯電粒子発生装置がプラスに帯電している粒子(プラス帯電粒子)を放出する場合には、帯電粒子発生装置から放出されるプラス帯電粒子によって、空気中に浮遊している花粉等のアレルゲン物質に帯電しているマイナス電荷を中和できて除去できる。したがって、花粉等のアレルゲン物質が、プラスに帯電している髪や衣類に引く寄せられる作用を抑制できて、アレルゲン物質が、人の近傍に存在しにくくすることができる。また、電荷を失って、浮遊している花粉等のアレルゲン物質を、プリーツ状のフィルタで捕集することができる。
また、一実施形態では、
上記ハウジングは、上記ファンと上記プリーツ状のフィルタの間に開閉可能な第2吸込口を有する。
上記実施形態によれば、上記ファンと上記プリーツ状のフィルタの間に開閉可能な第2吸込口を有するから、微細な花粉等のアレルゲン物質の捕集を意図しない場合に、第2吸込口を開くことによって、プリーツ状のフィルタを経由しない空気の流れを生成できる。したがって、髪の乾燥等、花粉等のアレルゲン物質の捕集を意図しない場合に、プリーツ状のフィルタを経由しないバイパス経路を形成することによって、吸入空気量を大きくできて、髪の乾燥等を迅速に行うことができる。
また、一実施形態では、
上記ファンよりも上記空気の流れの上流側にプラス電位に帯電可能なフィルタを備える。
上記実施形態によれば、ファンよりも空気の流れの上流側にプラス電位に帯電可能なフィルタを備えるから、このプラス電位に帯電しているフィルタによって、マイナスに帯電している花粉等のアレルゲン物質をハウジングの内部に引き寄せることができて、引き寄せられた花粉等のアレルゲン物質を、プリーツ状のフィルタで効率良く捕集できる。
本発明によれば、花粉等の微細物質の捕集性能を向上できる上に十分な吸気量が得られるヘアケア装置を実現できる。
本発明のヘアケア装置の第1実施形態であるドライヤーの模式縦断面図である。 イオン発生器の模式図である。 吸気グリルおよび一次フィルタを取り外して、二次フィルタを視認できるようにした状態のドライヤーを後方から見たときの図である。 上記制御部と、各部位との入出力の関係を示すブロック図である。 変形例のドライヤーの図3に対応する図である。 本発明のヘアケア装置の第2実施形態であるドライヤーの模式縦断面図である。 本発明のヘアケア装置の第3実施形態であるドライヤーの模式縦断面図である。 第3実施形態のドライヤーを制御する制御回路を示す図である。
以下、本発明を図示の形態により詳細に説明する。
図1は、本発明のヘアケア装置の第1実施形態であるドライヤーの模式縦断面図である。
図1に示すように、このドライヤーは、ドライヤー本体1と、取手2とを備え、取手2は、ドライヤー本体1に接続している。上記取手2は、折り畳み用ボタン12を押圧すると、関節によりドライヤー本体1に対して折り畳みできるようになっている。上記取手2は、折りたたみ状態では、ドライヤー本体1に沿うように延在する一方、取手の機能を発揮するときには、図1に示すように、ドライヤー本体1の軸方向に略垂直な方向に延在するようになっている。
ドライヤー本体1は、ハウジング5と、ファン6と、ヒータ7と、帯電粒子発生装置の一例としてのイオン発生器8と、ファンモータ9と、整流部材10とを有する。上記ハウジング5は、筒状の部材であって、第1吸込口としての吸込口17と、吹出口18とを有し、吸込口17は、ハウジング5の延在方向の一端部に位置する一方、吹出口18は、ハウジング5の延在方向の他端部に位置している。
図1に示すように、上記吸込口17には、吸気グリル20と、一次フィルタ21と、二次フィルタ22とが、取り付けられ、一次フィルタ21は、吸気グリル20よりもファン6側に位置し、二次フィルタ22は、一次フィルタ21よりもファン6側に位置している。上記一次フィルタ21は、周知の平面状のフィルタで構成されている。
上記ファン6およびファンモータ9は、ハウジング5内に配置されている。上記ファン6は、ファンモータ9によって駆動されるようになっている。上記ファン6は、ハウジング5内に、吸込口17から吹出口18までの空気の流れを生成するようになっている。上記ハウジング5内には制御部が存在している。制御部によって、ファンモータ9の多段出力駆動を可能にする周知の駆動回路を制御することにより、ファン6が、高出力駆動と、その高出力駆動よりも低出力の低出力駆動とをできるようになっている。上記吸気グリル20、一次フィルタ21および二次フィルタ22は、ファン6よりも空気の流れの上流側に位置している。
上記ヒータ7は、ハウジング5内に位置している。詳しくは、上記ハウジング5は、帯電粒子流路としてのイオン流路30と、空気流路31とを有し、イオン流路30と、空気流路31とは、仕切壁33で隔てられている。上記仕切壁33は、平板からなり、ファン6の軸方向に延在している。上記イオン流路30および空気流路31の夫々は、ファン6およびファンモータ9よりも空気の流れの下流側に位置し、略ファン6の軸方向に延在している。上記ヒータ7は、空気流路31内に配置されている。上記ヒータ7は、吸込口17から取り込まれて空気流路31内を流動する空気を加熱して温風を生成するようになっている。上記制御部は、図示しないヒータ制御装置に信号を出力するようになっており、ヒータ制御装置は、ヒータ7に供給する電力の通遮電を行うようになっている。
上記イオン発生器8は、特許第3680121号に記載されている著名のイオン発生器で構成されている。このイオン発生器8は、図2の模式図に示すように、プラスイオン電極70と、マイナスイオン電極71と、高電圧発生部72とを有し、プラズマ放電に基づいて、帯電粒子の一例としての著名な正負のPCI(プラズマクラスターイオン:登録商標)を放出するようになっている。
上記イオン発生器8は、ファン6およびファンモータ9よりも上記空気の流れの上流側に位置している。上記イオン発生器8は、ハウジング5における取手2側の部分に着脱可能に固定されるようになっている。上記イオン発生器8の一部は、外部に露出している。上記イオン発生器8は、上記空気の流れの中に正負のPCIを放出するようになっている。
上記イオン流路30は、ハウジング5の内周面の一部と、仕切壁33とで画定されている。上記イオン流路30は、帯電粒子入口としてのイオン入口57と、帯電粒子出口としてのイオン出口58とを有する。上記仕切壁33においてイオン流路30に面する表面部は、樹脂材料等の非金属材料からなっている。このようにして、仕切壁33に接触したイオンが、電荷を失いにくくして、イオン流路30内のイオンが消滅しにくいようにしている。
また、上記イオン発生器8のイオン発生部は、イオン流路30に軸方向に重なる位置に存在している。このようにして、イオン発生器8で生成されたイオンを、効率的にイオン流路30の方に導いて、吹出口18でのイオン濃度が高くなるようにしている。上記整流部材10は、ファン6よりも空気の流れの下流側に位置している。上記整流部材10は、風の向きを軸方向に整流するようになっている。
上記取手2には、操作部11が形成されている。ユーザが、操作部11を用いて情報を入力すると、その情報は、制御部に送られるようになっている。上記制御部は、CPU(中央演算処理装置:Central Processing Unit)からなっている。上記制御部は、プログラムおよびデータを格納する図示しないメモリにアクセスできるようになっている。また、制御部と、各部とは、I/F(インターフェイス:Interface)によって、データを入出力するようになっている。上記制御部および上記メモリは、上記空気の流れにおいて、ヒータ7よりも上流側に位置している。このようにして、上記制御部の電装品およびメモリが、上記空気の流れで冷却されるようにしている。
図3は、吸気グリル20および一次フィルタ21を取り外して、二次フィルタ22を視認できるようにした状態のドライヤーを後方から見たときの図である。
図3に示すように、二次フィルタ22は、プリーツ状のフィルタからなっている。上記二次フィルタ22は、図3に参照番号80で示す平行に配置された複数の折り目で、ジャバラ状に折り畳まれた構造(平型ジャバラ構造)を有している。このようにして、コンパクトであるにも拘わらず表面積が大きいフィルタ構造を実現している。
図4は、上記制御部50と、各部位との入出力の関係を示すブロック図である。
図4に示すように、制御部50には、ヒータ制御装置51、ファンモータ9、操作部11(図1参照)およびイオン発生用高周波回路52が接続されている。上記制御部50は、これらの部位の夫々と、I/Fを介してつながっている。
上記制御部50は、操作部11からの情報に基づいて、ヒータ7のヒータ制御装置51を制御するようになっており、ヒータ7の駆動を制御するようになっている。また、上記制御部50は、操作部11からの情報に基づいて、ファンモータ9およびイオン発生用高周波回路52を制御するようになっており、ファン6およびイオン発生器8の駆動を制御するようになっている。
上記第1実施形態のドライヤーによれば、吸込口17に、プリーツ状(折り畳み状)の二次フィルタ22が配置されているから、折り畳み型でないフィルタと比較して、小さなスペースで、フィルタの表面積を大きくすることができて、花粉等の微細物質の捕集性能を向上できる。
また、上記第1実施形態のドライヤーによれば、プリーツ状の二次フィルタ22で表面積を大きくできるから、プリーツ状でないフィルタとの比較においてプリーツ状の二次フィルタ22にある孔の数を増やすことができる。したがって、花粉等の微細物質の捕集性能の向上のために、各孔を微細にしても、吸気量が、大きく低下することがない。
また、髪や衣類は、プラスに帯電し易い一方、花粉等のアレルゲン物質は、マイナスに帯電し易いことが知られている。上記第1実施形態のドライヤーによれば、イオン発生器8が放出するマイナス帯電粒子としての負のPCIイオンによって、髪や衣類に帯電しているプラス電荷を中和できて除去できる。したがって、花粉等のアレルゲン物質が、髪や衣類に引き寄せられにくくすることができて、アレルゲン物質が、人の近傍に存在しにくくすることができる。更には、髪や衣類に付着している花粉等のアレルゲン物質を、負のPCIイオンの吹き付けにより髪や衣類から剥離することができて、更に、剥離後、浮遊している花粉等のアレルゲン物質を、プリーツ状の二次フィルタ22で効率良く捕集できる。
また、上記第1実施形態のドライヤーによれば、イオン発生器8が放出するプラス帯電粒子としての正のPCIイオンによって、空気中に浮遊している花粉等のアレルゲン物質に帯電しているマイナス電荷を中和できて除去できる。したがって、花粉等のアレルゲン物質が、プラスに帯電している髪や衣類に引く寄せられる作用を抑制できて、アレルゲン物質が、人の近傍に存在しにくくすることができる。また、電荷を失って、浮遊している花粉等のアレルゲン物質を、プリーツ状の二次フィルタ22で効率的に捕集できる。
本発明は、持ち運びが容易なヘアケア装置であるから、髪や衣類に直接風と共にイオンをあてることで、花粉等のアレルゲン物質を中和させて一旦浮遊させることができ、かつ、アレルゲン物質が浮遊する範囲の付近までヘアケア装置を持ち運ぶことで、ヘアケア装置の吸込口にアレルゲン物質を吸い込ませることができる。したがって、アレルゲン物質をプリーツフィルタで効率よく捕集できるのである。
尚、上記実施形態のヘアドライヤーでは、プリーツ状の二次フィルタ22は、図3に参照番号80で示す平行に配置された複数の折り目で、ジャバラ状に折り畳まれた構造(平型ジャバラ構造)を有していた。しかしながら、この発明では、図5、すなわち、変形例のドライヤーの図3に対応する図に示すように、プリーツ状の二次フィルタ122は、中心から放射状に延在する複数の折り目180で、軸方向の吸込口側と、軸方向の吹出口側とに交互に折り畳まれた構造であっても良い。
また、上記第1実施形態のヘアドライヤーでは、二次フィルタ22の風上側に平面状の一次フィルタ21を配置したが、この発明では、平面状の一次フィルタが存在しなくても良く、プリーツ状のフィルタのみを有していれば良い。
また、上記第1実施形態のヘアドライヤーでは、イオン発生器8の一部が、外部に露出していたが、この発明では、イオン発生器の全てが、ハウジングの内部に配置されても良い。
また、上記実施形態では、仕切壁33におけるイオン流路30に面する部分が、非金属材料になっていたが、この発明では、帯電粒子流路の全部に金属部分がないようにして、帯電粒子を効率的に放出するようにしても良い。尚、この発明では、仕切壁の帯電粒子流路側の部分にかぎらず、帯電粒子流路の少なくとも一部が、非金属材料からなっていても良く、帯電粒子流路の全部が金属からなっていても良い。
また、上記実施形態では、帯電粒子発生装置が、正負のPCIを生成するイオン発生器8であり、帯電粒子が、正負のPCIであったが、この発明では、帯電粒子発生装置は、電子を生成する装置であっても良く、帯電粒子は、電子であっても良い。また、この発明では、帯電粒子発生装置は、帯電微粒子水を生成する装置であっても良く、帯電粒子は、帯電微粒子水であっても良い。また、この発明では、帯電粒子発生装置は、正イオンと、負イオンのうちの一方のイオンしか発生させることができなくても良く、帯電粒子は、正イオンと、負イオンのうちの一方のイオンであっても良い。また、この発明では、帯電粒子発生装置は、PCI以外の正イオンと、PCI以外の負イオンとの両方を、生成する装置であっても良く、帯電粒子は、PCI以外の正イオンと、PCI以外の負イオンとの両方であっても良い。
図6は、本発明のヘアケア装置の第2実施形態であるドライヤーの模式縦断面図である。
第2実施形態のドライヤーでは、第1実施形態のドライヤーの構成部と同一構成部には同一参照番号を付して説明を省略することにする。また、第2実施形態のドライヤーでは、第1実施形態のドライヤーと共通の作用効果および変形例については説明を省略することにし、第1実施形態のドライヤーと異なる構成、作用効果および変形例についてのみ説明を行うことにする。
第2実施形態のドライヤーは、一次フィルタ21の代わりに導電性の一次フィルタ221を配置した点と、正負のイオンを発生するイオン発生器8の代わりに、負のイオンのみを発生するイオン発生器208を配置した点とが、第1実施形態のドライヤーと異なる。
詳しくは、このドライヤーは、高電圧発生器270と、導電性の一次フィルタ221と、第1ダイオード271と、第2ダイオード272とを有する。上記高電圧発生器270のマイナス側の端子が、第1ダイオード271のカソード端子に接続されると共に、第1ダイオード271のアノード端子が、イオン発生器208に接続されている。また、上記高電圧発生器270のプラス側の端子が、第2ダイオード272のアノード端子に接続されると共に、第2ダイオード272のカソード端子が、導電性の一次フィルタ221に接続されている。
このようにして、イオン発生器208からプラス電荷を、高電圧発生器270側に移動させて、イオン発生器208からマイナスイオンをハウジング5内に発生させると共に、高電圧発生器270から導電性の一次フィルタ221の方にプラス電荷を移動させて、導電性の一次フィルタ221をプラスに帯電するようになっている。
上記第2実施形態のドライヤーによれば、ファン6よりも空気の流れの上流側にプラス電位に帯電可能なフィルタ221を備えるから、このプラス電位に帯電しているフィルタ221によって、マイナスに帯電している花粉等のアレルゲン物質をハウジング5の内部に引き寄せることができて、引き寄せられた花粉等のアレルゲン物質を、プリーツ状のフィルタ22で効率よく捕集できる。
尚、上記第2実施形態のドライヤーでは、図6に示すように、導電性の一次フィルタ221を、プリーツ状の二次フィルタ22よりも空気の流れの上流側に配置したが、この発明では、導電性の一次フィルタを、プリーツ状の二次フィルタよりも空気の流れの下流側でかつファンよりも空気の流れの上流側に配置しても良い。このようにして、プラスに帯電した導電性の一次フィルタによって誘き寄せた花粉等のアレルゲン物質が、導電性の一次フィルタに吸着することを防止しながら、確実にプリーツ状の二次フィルタで捕集するようにしても良い。
図7は、本発明のヘアケア装置の第3実施形態であるドライヤーの模式縦断面図である。
第3実施形態のドライヤーでは、第1実施形態のドライヤーの構成部と同一構成部には同一参照番号を付して説明を省略することにする。また、第3実施形態のドライヤーでは、第1実施形態のドライヤーと共通の作用効果および変形例については説明を省略することにし、第1実施形態のドライヤーと異なる構成、作用効果および変形例についてのみ説明を行うことにする。
図7に示すように、第3実施形態では、ドライヤー本体301のハウジング305が、第1吸込口317の他に、複数の第2吸込口385を有し、複数の第2吸込口385の夫々は、開閉可能になっている。また、複数の第2吸込口385の夫々は、ファン6とプリーツ状のフィルタ22との間に位置している。上記複数の第2吸込口385の夫々は、ファン6が生成する空気の流れに関しヒータ7よりも上流側に位置している。
また、上記複数の第2吸込口385は、ハウジング305の外周面の周方向に互いに間隔をおいて位置している。また、上記複数の第2吸込口385の軸方向の存在位置は、全て同一になっている。上記各第2吸込口385には、ドライヤーで使用されている通常のメッシュのフィルタ388が取り付けられている。
このドライヤーは、円筒状の切替リング390を備え、その切替リング390は、ハウジング305の外周面に周方向に回転可能に固定されている。上記切替リング390の軸方向の存在位置は、第2吸込口385の軸方向の存在位置に一致している。上記切替リング390は、第2吸込口385の数と同じ数の穴395を有し、複数の穴395は、切替リング390の周方向に互いに間隔をおいて位置している。
上記切替リング390を回転させることによって、ドライヤーモードと、空気清浄モードとを切替可能になっている。上記ドライヤーモードでは、切替リング390の回転によって、複数の穴395が存在する複数の周方向の位相と、複数の第2吸込口385が存在する複数の周方向の位相とが全て一致するようになっており、ハウジング305および切替リング390を貫通する複数の通路が形成されるようになっている。
一方、上記空気清浄モードでは、切替リング390の回転によって、複数の穴395が存在する複数の周方向の位相と、複数の第2吸込口385が存在する複数の周方向の位相とが一つも一致しないようになっている。そして、上記各第2吸込口385が、切替リング390における穴395が存在しない箇所で覆われるようになっている。このようにして、ドライヤーに吸い込まれる風が、必ずプリーツ状の二次フィルタ22を経由するようにして、花粉等のアレルゲン物質の捕集を効率的に行うようになっている。
図8は、第3実施形態のドライヤーを制御する制御回路を示す図である。
図8において、360は、第1スイッチを示し、361は、第2スイッチを示し、362は、第3スイッチを示している。上記第1スイッチ360、第2スイッチ361および第3スイッチ362は、スライドスイッチであって、操作部311で切替可能である一方、第4スイッチは、切替リング390の回転による、ドライヤーモードと、空気清浄モードとの切替に連動して切り替わるようになっている。
また、図8において、365は、第1ヒータを示し、366は、第2ヒータを示し、372は、第1ヒューズを示し、373は、第2ヒューズを示す。また、図8において、366は、第1コンデンサを示し、367は、平滑化用の第2コンデンサを示し、368は、全波整流を行うダイオードブリッジを示す。また、図8において、8は、イオン生成器を示し、9は、ファンモータを示す。
上記構成において、第1スイッチ360をONにすると、イオン発生器8が駆動するようになっており、第2スイッチ361をONにすると、第2ヒータ366が駆動するようになっている。また、第3スイッチ362をONにすると、ファンモータ6が高速駆動するようになっており、第4スイッチ363をONにすると、ファンモータ6が高速駆動すると共に、第2吸込口385が開くようになっている。
この構成において、例えば、第1スイッチ360だけをONにすると、第1ヒータ365に電力を供給できると共に、ファンモータ9が低速駆動するようになっている。また、第1スイッチ360および第2スイッチ361だけをONにすると、第1ヒータ365と、第2ヒータ366とに電力を供給できると共に、ファンモータ9が低速駆動するようになっている。また、第3スイッチ362だけをONにすると、上記第1ヒータ365および第2ヒータ366が駆動せずに、ファンモータが高速駆動し、大きな風量の冷風が吹き出されるようになっている。また、上記第4スイッチ363だけをONにすると、ファンモータ9を高速駆動すると共に、第2吸込口385を開くことができるようになっている。このドライヤーは、このように、目的に応じて、様々な制御ができるようになっている。
上記第3実施形態のドライヤーによれば、ファン6とプリーツ状のフィルタ22との間に開閉可能な第2吸込口385を有するから、微細な花粉等のアレルゲン物質の捕集を意図しない場合に、第2吸込口385を開くことによって、プリーツ状のフィルタ22を経由しない空気の流れを生成できる。したがって、髪の乾燥等、花粉等のアレルゲン物質の捕集を意図しない場合に、プリーツ状のフィルタ22を経由しないバイパス経路を形成することによって、風力を大きくできて、髪の乾燥等を迅速に行うことができる。
尚、上記第3実施形態のドライヤーでは、切替リング390の回転によって、第2吸込口の開閉を行った。しかしながら、この発明では、ドライヤー本体に対して着脱可能な筒部材を備えて、その筒部材を、ハウジングを覆うように配置することにより、第2吸込口を覆う一方、その筒部材をドライヤー本体から離脱することにより、第2吸込口を開放するようにしても良い。
尚、上記実施形態では、ヘアケア装置が、ドライヤーであったが、この発明では、ヘアケア装置は、カールブラシやヘアアイロン等のドライヤー以外のファンを有するヘアケア装置であっても良い。というのも、ファンを有するヘアケア装置でありさえすれば、それらの装置で、花粉等のアレルゲン物質の捕集を行うことが可能であるからである。
また、例えば、第2実施形態の導電性の一次フィルタと、第3実施形態の第2吸込口とを有する本発明のヘアケア装置を構築できることは勿論である。このように、本発明の新たな実施形態を、上記実施形態および変形例で説明した構成のうちの二以上の構成を適宜組み合わせて、構成しても良いことは言うまでもない。
5,305 ハウジング
6 ファン
7 ヒータ
8,208 イオン発生器
17,317 吸込口
18,318 吹出口
22,122 プリーツ状の二次フィルタ
221 導電性の一次フィルタ
385 第2吸込口

Claims (3)

  1. 第1吸込口と、吹出口とを有するハウジングと、
    上記ハウジング内に配置されると共に、上記第1吸込口から上記吹出口までの空気の流れを生成するファンと、
    上記第1吸込口に取り付けられたプリーツ状のフィルタと、
    上記ハウジング内に配置されると共に、帯電粒子を放出する帯電粒子発生装置と
    を備えることを特徴とするヘアケア装置。
  2. 請求項1に記載のヘアケア装置において、
    上記ハウジングは、上記ファンと上記プリーツ状のフィルタの間に開閉可能な第2吸込口を有することを特徴とするヘアケア装置。
  3. 請求項1または2に記載のヘアケア装置において、
    上記ファンよりも上記空気の流れの上流側にプラス電位に帯電可能なフィルタを備えることを特徴とするヘアケア装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018065055A (ja) * 2018-02-06 2018-04-26 シャープ株式会社 ドライヤー
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