JP6770836B2 - 糸巻取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ボビンに糸を巻き取ってパッケージを形成する糸巻取装置に関する。
例えば、特許文献1に開示されている紡糸引取装置に設けられた糸巻取装置では、ボビンホルダに装着されたボビンに糸が巻き取られてパッケージが形成される。この糸巻取装置には、パッケージの形状を整えるために、パッケージの外周面に接触しながら回転し、パッケージに所定の接圧を付与するコンタクトローラが設けられている。コンタクトローラとパッケージとの間には、摩擦によって静電気が発生し、発生した静電気がコンタクトローラに蓄積される。しかしながら、発生する静電気量はそれほど多くなく、これまで特に問題となるようなことはなかった。
特開2013−213307号公報
近年、パッケージの生産効率を向上させるため、糸巻取装置による糸の巻取速度は速くなってきており、また、1つのボビンホルダに装着されるボビンの数も増加の傾向にある。その結果、コンタクトローラとパッケージとの摩擦によって生じる静電気量が増え、コンタクトローラに蓄積される静電気が悪影響を及ぼすようになってきた。例えば、コンタクトローラの近くに導電性部材が配置されている場合には、コンタクトローラから当該導電性部材に放電が生じ、当該導電性部材が電食されるといった不具合が生じている。
本発明は、以上の課題に鑑みてなされたものであり、パッケージの外周面に接触しながら回転する回転体を有する糸巻取装置において、回転体とパッケージとの摩擦によって生じる静電気の影響を抑えることを目的とする。
本発明は、ボビンに糸を巻き取ってパッケージを形成する糸巻取装置であって、前記パッケージの外周面に接触しながら回転する回転体と、前記回転体から静電気を除去するための静電気除去手段と、を備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、回転体から静電気を除去するための静電気除去手段が設けられるため、回転体とパッケージとの摩擦によって生じる静電気の影響を抑えることが可能となる。
また、本発明において、前記ボビンを支持するボビン支持軸の軸方向に複数の前記ボビンが設けられており、前記回転体は、前記複数のボビンに前記糸が巻き取られて形成される複数の前記パッケージに接触するようにしてもよい。
回転体が複数のパッケージに接触する場合、回転体とパッケージとの摩擦が複数箇所で生じるため、発生する静電気の総量が増加し、静電気の悪影響が出やすい。したがって、静電気除去手段を設けることの効果が顕著となる。
また、本発明において、前記静電気除去手段は、前記回転体から離間して配置されるとよい。
静電気除去手段が回転体に接触する場合には、静電気除去手段や回転体が摩耗することで、静電気を適切に除去できなくなったり、部品の交換頻度が多くなったりするおそれがある。また、静電気除去手段が回転体に接触することで、かえって、静電気除去手段と回転体との間に発生する静電気量が増加するおそれがある。しかしながら、静電気除去手段が回転体から離間していれば、静電気除去手段や回転体の摩耗を防止でき、上述のような問題を回避することができる。
また、本発明において、前記静電気除去手段は、導電性繊維が複数箇所で表面に露出している除電部材を有するとよい。
このような除電部材を用いることで、導電性繊維が露出している複数箇所で回転体からの放電が生じるため、静電気除去手段の除電性能を向上させることができる。
また、本発明において、前記除電部材は、前記導電性繊維が複数箇所で表面に露出している紐状の除電紐であるとよい。
このように、除電部材として除電紐を採用することで、振動等によって除電部材が回転体と接触することがあったとしても、除電部材が比較的柔らかい紐状であれば、回転体の損傷を抑えることができる。
また、本発明において、前記除電紐は、当該除電紐よりも剛性の大きい取付用部材に沿わせて取り付けられるとよい。
除電紐を単体でそのまま用いると、弛みや揺れが生じたりすることで、所望の位置に維持することが困難な場合がある。しかしながら、剛性の大きな取付用部材に沿わせて取り付けることで、除電紐の弛みや揺れを解消することができ、除電紐の配置自由度を高めることができる。
また、本発明において、前記除電紐は、前記回転体の外周面に向かって前記取付用部材から突出する突出部を有するとよい。
除電紐を回転体の外周面にできるだけ近づけたほうが、回転体から除電紐への放電が生じやすくなり好ましい。しかしながら、そのために、剛性の大きな取付用部材が回転体の外周面にあまりに近い位置まで延出されていると、回転体が振動等によって取付用部材と接触し、大きなダメージを受けるおそれがある。そこで、上述のように、除電紐だけを回転体の外周面に向かって延出させるべく突出部を設けることで、回転体から除電紐への放電を生じやすくさせるとともに、回転体が取付用部材に接触することを抑えることができる。
また、本発明において、前記除電紐は、前記回転体の外周面に沿って延び、且つ、前記回転体の外周面に対向するように、前記取付用部材に取り付けられるとよい。
このような構成によれば、回転体の外周面から除電紐へと静電気が放電される領域を広く確保することができ、より確実に静電気を除去することができる。また、除電紐が、回転体の外周面と取付用部材との間に位置することになるので、除電紐が緩衝材の役割を果たし、回転体が振動等によって剛性の大きな取付用部材と直接接触することを防止できる。
また、本発明において、前記回転体は、前記パッケージの回転に伴って従動回転するコンタクトローラであるとよい。
コンタクトローラに静電気が蓄積されると、静電気の影響でコンタクトローラに糸が張り付くことで、適切な巻取りが行えなくなるおそれがある。しかしながら、静電気除去手段を設けることで、適切な巻取りが可能となり、パッケージの品質を向上させることができる。
また、本発明において、前記回転体は、当該回転体を支持する支持部材にベアリングを介して回転可能に支持されており、前記支持部材と前記ベアリングとの間に、ゴム製のリング部材が設けられるとよい。
このようなゴム製のリング部材を設けることで、ベアリングを支持部材に強固に取り付けることができるが、回転体に存在する静電気がベアリングを介して支持部材へと逃げることを妨げてしまい、回転体に静電気が蓄積されやすくなる。このため、静電気除去手段を設けることの効果が顕著となる。
本実施形態に係る紡糸引取装置の正面図である。 本実施形態に係る紡糸引取装置の側面図である。 コンタクトローラの支持構造を示す拡大図である。 静電気除去手段を示す上面図である。 変形例に係る静電気除去手段を示す斜視図である。 変形例に係る静電気除去手段を図5のVI方向から見た図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。本実施形態は、本発明に係る糸巻取機を紡糸引取装置に適用したものである。
(紡糸引取装置)
図1は、本実施形態に係る紡糸引取装置の正面図であり、図2は、本実施形態に係る紡糸引取装置の側面図である。なお、以下では、図1、図2に示す前後左右上下の各方向を、紡糸引取装置の前後左右上下と定義する。
紡糸引取装置1は、紡糸機2から紡出される複数の糸Yを引き取る装置であり、ゴデットローラ3、4、糸巻取機5等を備えている。紡糸機2は、紡糸引取装置1の上方に配置されており、複数の口金(図示省略)から合成繊維(例えばポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂製の繊維)の糸Yを紡出する。ゴデットローラ3、4は、紡糸機2の下方において、軸方向が左右方向と略平行となる姿勢で配置されている。ゴデットローラ4は、ゴデットローラ3の斜め上後方に配置されている。紡糸機2から紡出された糸Yは、ゴデットローラ3、4の順に巻き掛けられる。ゴデットローラ3、4は、不図示の駆動モータによりそれぞれ回転駆動され、紡糸機2から紡出された複数の糸Yは、ゴデットローラ3、4によって、糸巻取機5へ送られる。
糸巻取機5は、ゴデットローラ3、4の下方に配置された2つの糸巻取装置10を有する。2つの糸巻取装置10は、ゴデットローラ3、4から送られる複数の糸Yの糸道を挟んで左右対称に配置されている。紡糸機2から紡出された複数の糸Yは、2つの糸巻取装置10に分けて送られる。例えば、紡糸機2から32本の糸Yが送られてくる場合に、その半分の16本が左側の糸巻取装置10で巻き取られ、残りの16本が右側の糸巻取装置10で巻き取られる。
糸巻取装置10は、支持フレーム11や2つのボビンホルダ12等を有して構成される。支持フレーム11及びボビンホルダ12はともに金属製である。支持フレーム11は、略水平な姿勢で機台13に片持ち支持されている。2つのボビンホルダ12は、前後方向に延びる軸部材であり、その後端部がターレット14によって片持ち支持されている。ボビンホルダ12には、軸方向に複数(例えば16個)のボビンBを装着することが可能であり、不図示のモータによって軸周りに回転する。ターレット14は円板状の部材であり、機台13に回転可能に取り付けられている。ターレット14が回転すると、ターレット14に支持された2つのボビンホルダ12の位置が上下に切り換えられる。
支持フレーム11の上部には、前後方向に延びるガイド支持体15が設けられている。ガイド支持体15には、ボビンホルダ12に装着される複数のボビンBに対応して、複数の支点ガイド16が前後方向に設けられている。また、支持フレーム11には、ボビンホルダ12に装着される複数のボビンBに対応して、複数のトラバースガイド17が前後方向に設けられている。複数のトラバースガイド17は、複数の支点ガイド16の下方に配置されている。
さらに、糸巻取装置10は、支持フレーム11によって回転可能に支持された金属製のコンタクトローラ18を有する。コンタクトローラ18は、支持フレーム11の下方に設けられており、上側のボビンホルダ12に形成される複数のパッケージPの外周面に接触可能となっている。コンタクトローラ18は、ボビンBへの糸Yの巻取り時に、パッケージPに所定の接圧を付与しながら従動回転することで、パッケージPの形状を整える。なお、ボビンBに糸Yが巻き取られ、パッケージPが巻き太りしていく過程では、ボビンホルダ12の位置が徐々に下方へ移動することで、一定の接圧が維持されるようになっている。
以上のように構成された糸巻取装置10では、各支点ガイド16に掛けられた糸Yは、支点ガイド16を支点として、トラバースガイド17によって前後にトラバースされる。そして、トラバースされた糸Yが、上側にあるボビンホルダ12に装着されたボビンBに巻き取られることで、パッケージPが形成される。上側にあるボビンホルダ12に満巻のパッケージPが形成されると、ターレット14が回転し、2本のボビンホルダ12が切り換えられる。つまり、下側にあったボビンホルダ12が上側に移動し、このボビンホルダ12に装着されたボビンBに新たに糸Yが巻き取られる。また、満巻のパッケージPが形成されたボビンホルダ12は下側に移動し、満巻のパッケージPがボビンホルダ12の前側から取り外される。なお、本実施形態で糸Yを巻き取る巻取速度は、約4000〜5000m/minとかなり高速となっている。
(コンタクトローラにおける静電気の影響)
コンタクトローラ18の支持構造の詳細について説明する。図3は、コンタクトローラ18の支持構造を示す拡大図である。なお、図3では、コンタクトローラ18の一方側(図2の右側)の端部における支持構造を示しているが、他方側(図2の左側)の端部も同様の支持構造となっている。
コンタクトローラ18の軸端部18aは、コンタクトローラ18の他の部分よりも小径となっている。支持フレーム11には、ベアリング19が配置される凹部11aが形成されており、軸端部18aはベアリング19によって回転可能に支持されている。つまり、コンタクトローラ18は、ベアリング19を介して、支持フレーム11に回転可能に支持されている。ベアリング19は、複数のボール20を有するボールベアリングである。また、ベアリング19の外周面と凹部11aの周壁との間には、絶縁性材料であるゴム製のリング部材21が設けられている。本実施形態では、リング部材21を2つ設けているが、リング部材21の数は適宜変更が可能である。
紡糸引取装置1の糸巻取装置10では、コンタクトローラ18とパッケージPとの間には、摩擦によって静電気が発生する。近年、パッケージPの生産効率を高めるため、ボビンホルダ12に装着されるボビンBの数、すなわち、コンタクトローラ18に接触するパッケージPの数(本実施形態では16個)は増加傾向にある。また、パッケージPの生産効率を高めるため、糸Yの巻取速度、すなわち、ボビンホルダ12の回転速度も速くなる傾向にある。これらの傾向を受けて、コンタクトローラ18とパッケージPと間に発生する静電気も増加の一途をたどっている。
上述したように、コンタクトローラ18は導電性材料である金属で構成されており、一方、パッケージPを形成する糸Yは絶縁性材料である合成樹脂で構成されている。このため、コンタクトローラ18とパッケージPとの間で発生した静電気はコンタクトローラ18に移動する。ここで、コンタクトローラ18を支持するベアリング19と支持フレーム11との間には、絶縁性材料であるゴム製のリング部材21が設けられている。また、ベアリング19には、潤滑のために絶縁性のグリースが使用されている。このため、コンタクトローラ18からベアリング19及びゴム製のリング部材21を介して静電気が非常に逃げにくい構成となっている。
このような事情により、コンタクトローラ18には、従来よりも多量の静電気が蓄積がされるようになってきている。その結果、コンタクトローラ18の近傍に配置されている導電性部材(例えば、コンタクトローラ18を覆う不図示のカバー部材)への放電が生じ、この導電性部材が電食されるおそれがある。あるいは、コンタクトローラ18の近傍に電装部品が配置されている場合、静電気の放電により発生するノイズによって、電装部品の動作に支障をきたす又は破損し、糸巻取機5を誤作動させるおそれがある。さらに、静電気の影響でコンタクトローラ18に糸Yが張り付くことで、適切な巻取りが行えなくなるおそれがある。これらの問題を防ぐために、本実施形態の糸巻取装置10では、以下で説明する所定箇所に静電気除去手段を設け、静電気除去手段を介して静電気を放電させている
(静電気除去手段)
図4は、静電気除去手段40を示す上面図である。なお、図4では、コンタクトローラ18に接するパッケージP等の図示は適宜省略している。静電気除去手段40は、コンタクトローラ18から離間して配置された状態で支持フレーム11に固定されている。静電気除去手段40は、除電紐41と、除電紐41を取り付けるための取付用部材42とを有する。
除電紐41は、導電性繊維が多数の箇所で表面に露出する紐状の除電部材である。コンタクトローラ18から上記多数の箇所へ放電が発生することで、除電を効果的に行えるものとなっている。取付用部材42は、断面矩形の金属製の角材からなる長尺部材であり、除電紐41よりも剛性が高い。取付用部材42は、コンタクトローラ18の軸方向に沿って延びる延設部42aと、延設部42aの一端から略直角に曲げられた固定部42bと、延設部42aの他端からコンタクトローラ18の外周面に向かって略直角に突設された突設部42cとを有する。取付用部材42は、固定部42bが支持フレーム11にボルト固定されることで、支持フレーム11に対して固定される。
除電紐41は、取付用部材42の延設部42a及び突設部42cに沿ってL字状に配置されており、例えば、導電性接着剤により取付用部材42に取り付けられている。ただし、除電紐41の取付用部材42への取付方法は、導電性接着剤を用いることに限定されず、取付用部材42に接触させた状態で、適当なワイヤー等を用いて固定してもよい。除電紐41のうち、取付用部材42の突設部42cに沿った部分は、その先端部が突設部42cよりもコンタクトローラ18の外周面に向かって突出する突出部41aとなっている。
このように構成された静電気除去手段40によれば、コンタクトローラ18に存在する静電気は、コンタクトローラ18の外周面に近接する除電紐41の突出部41aに向かって放電され、取付用部材42及び支持フレーム11を介して接地部位へと流れることができる。このため、コンタクトローラ18に静電気が蓄積されることを抑えることができ、静電気に起因する上述の各種問題を解決することができる。
(効果)
以上のように、本実施形態の糸巻取装置10は、コンタクトローラ18(本発明の「回転体」に相当)から静電気を除去するための静電気除去手段40を備えることにより、コンタクトローラ18とパッケージPとの摩擦によって生じる静電気の影響を抑えることが可能となる。
また、本実施形態では、ボビンBを支持するボビンホルダ12(本発明の「ボビン支持軸」に相当)の軸方向に複数のボビンBが設けられており、コンタクトローラ18は、複数のボビンBに糸Yが巻き取られて形成される複数のパッケージPに接触するように構成されている。このように、コンタクトローラ18が複数のパッケージPに接触する場合、コンタクトローラ18とパッケージPとの摩擦が複数箇所で生じるため、発生する静電気の総量が増加し、静電気の悪影響が出やすい。したがって、静電気除去手段40を設けることの効果が顕著となる。
また、本実施形態では、静電気除去手段40は、コンタクトローラ18から離間して配置されている。静電気除去手段40がコンタクトローラ18に接触する場合には、静電気除去手段40やコンタクトローラ18が摩耗することで、静電気を適切に除去できなくなったり、部品の交換頻度が多くなったりするおそれがある。しかしながら、静電気除去手段40がコンタクトローラ18から離間していれば、静電気除去手段40やコンタクトローラ18の摩耗を防止でき、上述のような問題を回避することができる。また、糸Yの巻取速度が高速の場合には、静電気除去手段40がコンタクトローラ18に接触することで、かえって、静電気除去手段40とコンタクトローラ18との間に発生する静電気量が増加するおそれがある。したがって、糸Yの巻取速度が高速の場合には、静電気除去手段40がコンタクトローラ18に接触しない構成が特に有利となる。
また、本実施形態では、静電気除去手段40は、導電性繊維が複数箇所で表面に露出している除電部材(除電紐41)を有する。このような除電部材41を用いることで、導電性繊維が露出している複数箇所でコンタクトローラ18からの放電が生じるため、静電気除去手段40の除電性能を向上させることができる。
また、本実施形態では、除電部材が、導電性繊維が複数箇所で表面に露出している紐状の除電紐41とされている。このように、除電部材として除電紐41を採用することで、振動等によって除電部材41がコンタクトローラ18と接触することがあったとしても、除電部材41が比較的柔らかい紐状であれば、コンタクトローラ18の損傷を抑えることができる。
また、本実施形態では、除電紐41は、除電紐41よりも剛性の大きい取付用部材42に沿わせて取り付けられている。除電紐41を単体でそのまま用いると、弛みや揺れが生じたりすることで、所望の位置に維持することが困難な場合がある。しかしながら、剛性の大きな取付用部材42に沿わせて取り付けることで、除電紐41の弛みや揺れを解消することができ、除電紐41の配置自由度を高めることができる。
また、本実施形態では、除電紐41は、コンタクトローラ18の外周面に向かって取付用部材42から突出する突出部41aを有する。除電紐41をコンタクトローラ18の外周面にできるだけ近づけたほうが、コンタクトローラ18から除電紐41への放電が生じやすくなり好ましい。しかしながら、そのために、剛性の大きな取付用部材42がコンタクトローラ18の外周面にあまりに近い位置まで延出されていると、コンタクトローラ18が振動等によって取付用部材42と接触し、大きなダメージを受けるおそれがある。そこで、上述のように、除電紐41だけをコンタクトローラ18の外周面に向かって延出させるべく突出部41aを設けることで、コンタクトローラ18から除電紐41への放電を生じやすくさせるとともに、コンタクトローラ18が取付用部材42に接触することを抑えることができる。
また、本実施形態では、本発明の「回転体」が、パッケージPの回転に伴って従動回転するコンタクトローラ18とされている。コンタクトローラ18に静電気が蓄積されると、静電気の影響でコンタクトローラ18に糸Yが張り付くことで、適切な巻取りが行えなくなるおそれがある。しかしながら、静電気除去手段40を設けることで、適切な巻取りが可能となり、パッケージPの品質を向上させることができる。
また、本実施形態では、コンタクトローラ18は、コンタクトローラ18を支持する支持フレーム11(本発明の「支持部材」に相当)にベアリング19を介して回転可能に支持されており、支持フレーム11とベアリング19との間に、絶縁性材料であるゴム製のリング部材21が設けられている。このようなゴム製のリング部材21を設けることで、ベアリング19を支持フレーム11に強固に取り付けることができるが、コンタクトローラ18に存在する静電気がベアリング19を介して支持フレーム11へと逃げることを妨げてしまい、コンタクトローラ18に静電気が蓄積されやすくなる。このため、静電気除去手段40を設けることの効果が顕著となる。
(静電気除去手段の変形例)
図5は、変形例に係る静電気除去手段50を示す斜視図であり、図6は、変形例に係る静電気除去手段50を図5のVI方向から見た図である。なお、図5及び図6では、コンタクトローラ18に接するパッケージP等の図示は適宜省略している。静電気除去手段50は、上記実施形態の静電気除去手段40と同様に、コンタクトローラ18から離間して配置された状態で支持フレーム11に固定されており、除電紐51と、除電紐51を取り付けるための取付用部材52とを有する。なお、以下、静電気除去手段40と共通する構成及びそれにより奏される効果については説明を省略し、主に静電気除去手段40と異なる点について説明する。
取付用部材52は、コンタクトローラ18の軸方向に沿って延びる延設部材53と、コンタクトローラ18の外周面に沿って周方向に延びる円弧部材54とによって構成されている。延設部材53及び円弧部材54は、いずれも断面矩形の金属製の角材からなる長尺部材である。延設部材53の一端が支持フレーム11にボルト固定されており、延設部材53の他端に、円弧部材54がボルト固定されている。除電紐51は、円弧部材54のうちコンタクトローラ18の外周面に対向する面に取り付けられている。
このように、除電紐51が、コンタクトローラ18の外周面に沿って延び、且つ、コンタクトローラ18の外周面に対向するように、取付用部材52に取り付けられることによって、コンタクトローラ18の外周面から除電紐51へと静電気が放電される領域を広く確保することができ、より確実に静電気を除去することができる。また、除電紐51が、コンタクトローラ18の外周面と取付用部材52との間に位置することになるので、除電紐51が緩衝材の役割を果たし、コンタクトローラ18が振動等によって剛性の大きな取付用部材52と直接接触することを防止できる。
なお、同様の効果を得るための構成は、本変形例のように、除電紐51をコンタクトローラ18の外周面の周方向に沿って配置する構成に限定されない。すなわち、除電紐51がコンタクトローラ18の外周面に沿ってさえいれば、除電紐51をコンタクトローラ18の軸方向に沿って配置してもよいし、周方向と軸方向との合成方向に沿って配置されてもよい。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明を適用可能な形態は、上述の実施形態に限られるものではなく、以下に例示するように、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、本発明を紡糸引取装置1の糸巻取装置10に対して適用するものとした。しかしながら、本発明は、紡糸引取装置以外の繊維機械に設けられた糸巻取装置に適用することも可能である。
また、上記実施形態では、本発明の回転体が、パッケージPに接触することで従動回転するコンタクトローラ18であるものとした。しかしながら、本発明の回転体は、従動回転するものに限定されず、例えば特開2014−15334に開示されているような、直接的にモータで回転駆動される巻取ドラム等であってもよい。
また、静電気除去手段40、50の具体的構成も、上記実施形態に示したものに限定されない。例えば、静電気除去手段40、50の配置は、コンタクトローラ18の軸方向及び周方向のいずれにおいても、適宜変更が可能である。また、除電紐41の突出部41aが複数箇所に形成されるように、取付用部材42の形状や除電紐41の取付態様を変更してもよい。また、導電性繊維を備えた除電部材としては、紐状の除電紐41、51に限定されず、導電性繊維が塊状に形成されたものやブラシ状に配置されたものでもよい。さらに、除電部材として、金属ブラシや除電用の金属針等をコンタクトローラ18の外周面近傍に配置し、コンタクトローラ18から金属ブラシや金属針等に放電が生じるようにしてもよい。また、静電気除去手段40、50をコンタクトローラ18に接触させるようにしてもよい。また、除電紐41、51を支持する取付用部材42、52を、支持フレーム11以外の部材に固定してもよい。
1:紡糸引取装置
10:糸巻取装置
11:支持フレーム(支持部材)
12:ボビンホルダ(ボビン支持軸)
18:コンタクトローラ(回転体)
19:ベアリング
20:ボール
21:リング部材
40:静電気除去手段
41:除電紐(除電部材)
41a:突出部
42:取付用部材
50:静電気除去手段
51:除電紐(除電部材)
52:取付用部材
B:ボビン
P:パッケージ
Y:糸

Claims (5)

  1. ボビンに糸を巻き取ってパッケージを形成する糸巻取装置であって、
    前記パッケージの外周面に接触しながら回転する回転体と、
    前記回転体から静電気を除去するための静電気除去手段と、
    を備え
    前記静電気除去手段は、前記回転体から離間して配置されており、
    前記静電気除去手段は、導電性繊維が複数箇所で表面に露出している紐状の除電紐を有しており、
    前記除電紐は、当該除電紐よりも剛性の大きい取付用部材に沿わせて取り付けられており、
    前記除電紐は、前記回転体の外周面の周方向に沿って延び、且つ、前記回転体の外周面に対向するように、前記取付用部材に取り付けられることを特徴とする糸巻取装置。
  2. 前記回転体は、当該回転体を支持する支持部材を介して機台に片持ち支持されていることを特徴とする請求項1に記載の糸巻取装置。
  3. 前記ボビンを支持するボビン支持軸の軸方向に複数の前記ボビンが設けられており、
    前記回転体は、前記複数のボビンに前記糸が巻き取られて形成される複数の前記パッケージに接触することを特徴とする請求項1又は2に記載の糸巻取装置。
  4. 前記回転体は、前記パッケージの回転に伴って従動回転するコンタクトローラである請求項1ないしの何れか1項に記載の糸巻取装置。
  5. 前記回転体は、当該回転体を支持する支持部材にベアリングを介して回転可能に支持されており、
    前記支持部材と前記ベアリングとの間に、ゴム製のリング部材が設けられることを特徴とする請求項1ないしの何れか1項に記載の糸巻取装置。
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