JP6769803B2 - リチウムイオン二次電池 - Google Patents

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Description

本発明は、炭素質粒子を負極合剤に含むリチウムイオン二次電池に関する。
リチウムイオン二次電池は、負極合剤に黒鉛等の炭素材料を含有している。黒鉛は、放電容量が高い一方、大電流を継続的に充放電可能な特性である充放電レート特性が低いこと等の課題を有しているため、黒鉛粒子の改良が行なわれている。例えば、特許文献1では、黒鉛粒子を結晶化度の低い炭素質で被覆した被覆黒鉛粒子を負極合剤に添加することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。炭素質は、ラマンスペクトルにおける1580cm−1付近のGバンドの強度I1580に対する、1350cm−1付近のDバンドの強度I1350の強度の比率(I1350/I1580)であるR値が、0.17以上0.23以下である。Gバンドは黒鉛構造に由来し、Dバンドは結晶の配向性の乱れに由来する。すなわち、R値が上記範囲の炭素質は、黒鉛粒子に比べて低い結晶性を有している。そして、このように低い結晶性を有する炭素質は、被覆黒鉛粒子の親水性を高めることで充放電レート特性を向上することができる。
特開2003−168429号公報
しかし、上記の被覆黒鉛粒子は、炭素質によって被覆されていない従来の黒鉛粒子に比べて負極の充放電レート特性を向上できるものの、例えばハイブリッド自動車に搭載された電動モータの電源用電池として使用可能な程度の充放電レート特性となると、そのような特性を備えるまでには至っていない。
本発明は、上記実情を鑑みてなされたものであり、その目的は、充放電レート特性を高めることのできるリチウムイオン二次電池を提供することにある。
上記課題を解決するリチウムイオン二次電池は、炭素質粒子を含む負極合剤を有するリチウムイオン二次電池であって、前記負極合剤は、ラマンスペクトルの1580cm−1付近のGバンドの強度に対する1350cm−1付近のDバンドの強度の比率であるR値が0.59以上の炭素質粒子を含み、前記R値が0.59以上の炭素質粒子の質量は、前記炭素質粒子の質量全体に対して15質量%を超える。
Gバンドは、炭素の6員環構造である黒鉛構造の面内伸縮振動に起因するバンドである。Dバンドは、その炭素構造の欠陥や不純物に由来するバンドである。結晶性が高い部分に対して結晶性の低い部分の割合が多くなることにより、R値が高くなる。上記構成によれば、負極合剤には、R値が0.59以上の炭素質粒子が含まれている。この炭素質粒子は、リチウムイオンの出入口が多く形成されている。従って、リチウムイオンが炭素質粒子に侵入しやすく、且つ炭素質粒子から放出されやすいため、負極におけるリチウムイオンのイオン伝導性を高めることができる。また、負極においてリチウムが析出しにくくなるため、リチウム析出耐性を高めることができる。さらに、この炭素質粒子の質量が、炭素質粒子全体の15質量%を超えるため、リチウムイオン伝導性及びリチウム析出耐性が十分に高められ、負極の充放電レート特性を向上することができる。
上記課題を解決するリチウムイオン二次電池は、炭素質粒子を含む負極合剤を有するリチウムイオン二次電池であって、前記負極合剤は、ラマンスペクトルの1580cm−1付近のGバンドの半価幅が35cm−1以上の炭素質粒子を含み、前記Gバンドの半価幅が35cm−1以上の炭素質粒子の質量は、前記炭素質粒子の質量全体に対して15質量%を超える。
Gバンドは、炭素の6員環構造である黒鉛構造の面内伸縮振動に起因するバンドである。炭素質粒子の配向性が低くなるに伴い、Gバンドの半価幅が高くなる。上記構成によれば、負極合剤には、Gバンドの半価幅が35cm−1以上の炭素質粒子が含まれている。この炭素質粒子は、結晶の方向がランダムであるために、それに伴いリチウムイオンの出入口も炭素質粒子の表面においてランダムな方向を向いている。従って、リチウムイオンが炭素質粒子に多様な方向から侵入しやすく、且つ炭素質粒子から放出されやすいため、負極におけるリチウムイオンのイオン伝導性を高められる。また、負極においてリチウムが析出しにくくなるため、リチウム析出耐性を高めることができる。さらに、この炭素質粒子の質量が、炭素質粒子全体の15質量%を超えるため、リチウムイオン伝導性及びリチウム析出耐性が十分に高められ、負極の充放電レート特性を向上することができる。
上記課題を解決するリチウムイオン二次電池は、炭素質粒子を含む負極合剤を有するリチウムイオン二次電池であって、前記負極合剤は、ラマンスペクトルの1580cm−1付近のGバンドの強度に対する1350cm−1付近のDバンドの強度の比率であるR値が0.59以上、且つラマンスペクトルの1580cm−1付近のGバンドの半価幅が35cm−1以上の炭素質粒子を含み、前記R値が0.59以上且つGバンドの半価幅が35cm−1以上の炭素質粒子の質量は、前記炭素質粒子の質量全体に対して15質量%を超える。
上記構成によれば、負極合剤には、R値が0.59以上且つGバンドの半価幅が35cm−1以上の炭素質粒子が含まれている。この炭素質粒子は、リチウムイオンの出入口が多く、且つリチウムイオンの出入口の方向が多いため、負極におけるリチウムイオンのイオン伝導性に優れ、負極においてリチウムが析出しにくい。この炭素質粒子が、炭素質粒子全体の15質量%を超えるため、リチウムイオン伝導性及びリチウム析出耐性が十分に高められ、負極の充放電レート特性を向上することができる。
上記リチウムイオン二次電池について、前記炭素質粒子は、黒鉛粒子と、当該黒鉛粒子を被覆する非晶質炭素層とを有することが好ましい。
上記構成によれば、非晶質炭素層で黒鉛粒子を被覆することによって、黒鉛粒子と電解質との接触による電解質の分解を抑制することができる。また、非晶質炭素層は、結晶周期が短く配向性が低いため、黒鉛粒子に対して侵入及び脱離するためのリチウムイオンの出入口を確保することができる。したがって、電解質の分解の抑制、及び負極におけるリチウムイオン伝導性の向上を両立することができる。
本発明によれば、リチウムイオン二次電池の充放電レート特性を高めることができる。
リチウムイオン二次電池を具体化した一実施形態について、その斜視構造を示す斜視図。 同実施形態のリチウムイオン二次電池に用いられる複合化粒子の断面構造を模式的に示す図。 同実施形態の黒鉛粒子の走査型電子顕微鏡写真であって、(a)は黒鉛粒子の全体構造を示す写真、(b)は黒鉛粒子の断面の一部を拡大して示す写真。 R値が0.59以上の炭素質粒子の割合とリチウム析出耐性との関係を示す図。 Gバンド半価幅が35cm−1以上の炭素質粒子の割合とリチウム析出耐性との関係を示す図。
以下、リチウムイオン二次電池について、その一実施形態を説明する。本実施形態のリチウムイオン二次電池は、バスバーで複数が接続されることにより組電池を構成する。組電池は、電気自動車もしくはハイブリッド自動車に搭載され、電動モータ等に電力を供給する。
図1を参照して、リチウムイオン二次電池の構成について説明する。リチウムイオン二次電池10は、開口部を有する電池ケース11と、電池ケース11を封止する蓋体12と、電池ケース11の内部に収容される電極体20とを備える。蓋体12には電力の充放電に用いられる2つの外部端子13が設けられている。
電極体20は、正極である正極シートと、負極である負極シートとが、セパレータを介して巻回された積層体である。正極シートは、シート状の正極集電体と、正極集電体の両面に設けられた正極合剤層とを備える。負極シートは、シート状の負極集電体と、負極集電体の両面に設けられた負極合剤層とを備える。リチウムイオン二次電池10では、正極合剤に含まれる活物質であるリチウムイオンを、負極合剤に含まれる活物質である黒鉛内に侵入させることで充電が行われ、リチウムイオンを黒鉛内から放出させることで放電が行われる。
正極集電体には、導電性が良好な金属材料が用いられる。例えば、アルミニウム、アルミニウム合金を用いることが好ましい。正極合剤は、リチウム遷移金属化合物を含んでいる。リチウム遷移金属化合物は、Li以外に、1乃至複数の所定の遷移金属を含有する。この遷移金属は、Ni、Co、Mnの少なくとも一つであることが好ましい。
上記リチウム遷移金属化合物の一つとして、Ni,Co,及びMnの全てを含むリチウム遷移金属化合物(LNCM酸化物)が挙げられる。正極合剤は、Ni,Co,及びMnといった遷移金属のほかに、正極活物質として、付加的に、1種又は複数種の元素を含有してもよい。付加的な元素としては、周期表の1族(ナトリウム等のアルカリ金属)、2族(マグネシウム、カルシウム等のアルカリ土類金属)、4族(チタン、ジルコニウム等の遷移金属)、6族(クロム、タングステン等の遷移金属)、8族(鉄等の遷移金属)、13族(半金属元素であるホウ素)、及び17族(フッ素等のハロゲン)に属するいずれかの元素等がある。
負極集電体は、導電性が良好な金属材料が用いられる。例えば、銅、又は銅合金を用いることが好ましい。
負極合剤は、負極活物質として炭素質粒子を含む。炭素質粒子は、少なくともその一部が黒鉛粒子に比べて結晶性の低い炭素質からなる。黒鉛化度を示す基準として、ラマン分光測定で測定されたスペクトルに基づくR値がある。R値は、1580cm−1付近のGバンドの強度I1580に対する、1350cm−1付近のDバンドの強度I1350の強度の比率(I1350/I1580)である。Gバンドは、炭素の6員環構造である黒鉛構造の面内伸縮振動に起因するバンドである。Dバンドは、その炭素構造の欠陥や不純物に由来するバンドである。炭素質粒子のR値は、0.59以上であることが好ましく、1.0以上であることがより好ましい。
R値が0.59以上の炭素質粒子は、その低い結晶性のためにリチウムイオンの出入口が多く、リチウムイオン伝導性に優れるため、抵抗が小さい。また、リチウムイオンの出入口が多いために負極に対してリチウムイオンが侵入及び脱離しやすく、負極においてリチウムが析出しにくい。このようにリチウムイオン伝導性に優れ、且つリチウム析出耐性が高いことによって、負極の充放電レート特性を向上することができる。
負極合剤に負極活物質として含まれる炭素質粒子のうち、R値が0.59以上の炭素質粒子は、炭素質粒子全体に対して15質量%を超えることが好ましい。R値が0.59以上の炭素質粒子の割合を15質量%未満とする場合には、充放電レート特性を十分に向上することができない。
また、炭素の結晶の配向性を示す基準として、Gバンドの半価幅がある。Gバンドの半価幅が大きいほど結晶がランダムに配向し、配光性が低いことを示す。炭素質粒子のGバンド半価幅は、35cm−1以上であることが好ましく、45cm−1であることがより好ましい。
Gバンドの半価幅が35cm−1以上の非晶質炭素層33を有する炭素質粒子は、結晶の方向がランダムであるため、リチウムイオンの出入口もランダムな方向を向く。これにより、リチウムイオンが炭素質粒子に出入り可能な方向が増え、炭素質粒子のリチウムイオン伝導性が高められる。また、リチウムイオンが炭素質粒子に侵入及び脱離しやすくなるため、リチウム析出耐性を高めることができる。
負極合剤に負極活物質として含まれる炭素質粒子のうち、Gバンド半価幅が35cm−1以上である炭素質粒子は、炭素質粒子全体に対して15質量%を超えることが好ましい。Gバンド半価幅が35cm−1以上である炭素質粒子を15質量%未満とする場合には、充放電レート特性を十分に向上することができない。
炭素質粒子のR値及びGバンド半価幅は、黒鉛粒子の表面に、摩砕処理により、硬質粒子を埋め込むことで大きくすることが可能である。摩砕処理は、黒鉛粒子と、黒鉛粒子よりも硬質の粒子とを摩砕装置に入れて混合し、それらの粒子に、衝撃力、せん断力等を付与する処理である。摩砕装置は、回転する混合容器と、混合容器内で回転するロータとを備えている。混合容器を回転させつつその内側でロータを回転させることで、衝撃力、圧縮力、せん断力等が、各粒子間に作用する。
以下、図2を参照して、炭素質粒子の一例について説明する。負極合剤は、炭素質粒子として複合化粒子30を含む。複合化粒子30は、黒鉛粒子31と、複数の硬質粒子32と、黒鉛粒子31の表面を被覆する非晶質炭素層33とを有する。黒鉛粒子31は、炭素の6員環が連なる層が重ねられた結晶性の高い構造を有する粒子であって、天然黒鉛、人造黒鉛等である。
硬質粒子32は、一部又は全体が黒鉛粒子31に埋設され、且つ埋設された部分以外の一部が非晶質炭素層33の表面側に露出している。硬質粒子32が黒鉛粒子31に埋設されることで、黒鉛粒子31には亀裂50が形成されている。黒鉛粒子31に形成された亀裂50は、リチウムイオンの出入口となる。硬質粒子32は、金属、金属酸化物、金属硼化物、金属炭化物等が好ましい。特に、無水シリカ、酸化チタン、一水和アルミナ酸化物(ベーマイト)等の金属酸化物が好ましく、なかでも一水和アルミナ酸化物が好ましい。
硬質粒子32の平均粒径(メジアン径、D50)は、黒鉛粒子31の平均粒径に対する比率が0.1以下であることが好ましい。硬質粒子32の平均粒径の比率が0.1を超えると、摩砕処理によって黒鉛粒子31が破壊される可能性がある。黒鉛粒子31が破壊されて微粒子化されると、黒鉛粒子31と電解質とが接触して電解質が分解されたり、充電容量と放電容量との差を積算した不可逆容量が増大したりする等の問題が生じる。
また、負極合剤に含まれる硬質粒子32の質量は、黒鉛粒子31の質量に対して5質量%以下が好ましい。硬質粒子32の質量が黒鉛粒子31の質量に対して5質量%を超えると、負極活物質である黒鉛粒子31に対して活物質ではない硬質粒子32の割合が増えることにより、負極の抵抗が大きくなり、良好な充放電レート特性が得られない。また、硬質粒子32は、断面が楕円形状、多角形状等の多面体であるが、最も大きい直径D1と最も小さい直径D2との比率(D1/D2)であるアスペクト比が、1.5以上であることが好ましい。硬質粒子32のアスペクト比が1.5未満であると、硬質粒子32が黒鉛粒子31の表面に埋設されにくくなる。その結果、黒鉛粒子31の表面に形成される亀裂の数が少なくなるか、その亀裂が浅くなり、R値やGバンド半価幅を十分に大きくすることができない。
硬質粒子32は、黒鉛粒子31の表面から100nm以上の深さまで埋設されていることが好ましく、300nm以上の深さまで埋設されていることがより好ましい。硬質粒子32は黒鉛粒子31に埋設されることにより黒鉛粒子31に亀裂を確実に形成できればよいため、硬質粒子32はその一部又は全てが黒鉛粒子31に埋設されていればよく、その粒径は特に限定されない。硬質粒子32が黒鉛粒子31の表面から100nm以上の深さまで埋設されることにより、黒鉛粒子31の表面に、リチウムイオンが黒鉛粒子31へ出入り可能な亀裂を形成することができる。また、硬質粒子32が黒鉛粒子31の表面から300nm以上の深さまで埋設されることにより、亀裂を深くするとともに、硬質粒子32の脱落を抑制することができる。このように亀裂を深くすることでR値やGバンド半価幅を十分大きくすることができる。
摩砕処理が行われて黒鉛粒子31の表面が改質されるものの、硬質粒子32が黒鉛粒子31に埋設されずに負極合剤に含まれる場合には、リチウムイオンを黒鉛粒子31の内部に対して出入りさせることが可能な亀裂を形成するまでには至らない。従来、表面改質を行う方法としてはメカノケミカル処理が用いられているが、一般的なメカノケミカル処理では硬質粒子32が表面に付着するものの、亀裂を生じるまでには至らない。一方、本実施形態では、従来の一般的なメカノケミカル処理の約20倍の単位投入エネルギー量を1時間〜2時間程度与える。例えば、黒鉛粒子及び硬質粒子の重量に対するエネルギー量が4.5Wh/g以上、より好ましくは9.0Wh/gである。このように摩砕処理を行うことで、黒鉛粒子31に硬質粒子32を埋設できる。
硬質粒子32が埋設された黒鉛粒子31は亀裂が多数形成されているため、硬質粒子32が埋設されていない黒鉛粒子31に比べ、リチウムイオンの出入口を増やし、リチウムイオンの伝導性を高めることができる。
非晶質炭素層33は、石油ピッチ、石炭ピッチ、石油コークス、石炭コークス及びこれらの混合物等の非晶質の炭素材料を前駆体とする。硬質粒子32の埋設された黒鉛粒子31は、非晶質炭素層の前駆体とともに、加熱されながら混練される。混練物は、不活性雰囲気中、前駆体が黒鉛化する黒鉛化温度よりも低い温度で加熱されることによって乾燥され、非晶質状態となる。そして乾燥物を粉砕して、黒鉛粒子31を分離することにより、非晶質炭素層33で被覆された複合化粒子30が生成される。
この非晶質炭素層33の下地となる黒鉛粒子31の表面は、亀裂や、埋設された硬質粒子32により、結晶性の低い面となっている。非晶質炭素層33はこのように結晶性が低い面に積層されているため、亀裂に起因するリチウムイオンの出入口が形成されるとともに、結晶の向きもランダムな方向となっている。
また、負極合剤には、バインダー(結着剤)が含まれる。例えば、バインダーの主成分は、ポリアクリル酸ナトリウム(PAANa)、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール等の高吸水性高分子、ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素系樹脂、カルボキシメチルセルロース等を用いることができる。なお、負極合剤には、活物質である複合化粒子30、バインダーの他に、カルボキシメチルセルロース等の増粘剤、黒鉛微粉や炭素繊維等の導電助剤を添加してもよい。
非水電解質は、液状の非水電解液、非水電解質ポリマー等である。非水電解液は、リチウム塩を有機溶媒に溶解したものを用いることができる。リチウム塩としては、例えばLiClO、LiPF、LiAsF、LiBF、LiSOCF等が挙げられる。有機溶媒としては、例えば、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、トリフルオロプロピレンカーボネート等の環状カーボネート、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、ジプロピルカーボネート等の鎖状カーボネート、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、ジメトキシエタン等のエーテル化合物、エチルメチルスルホン、ブタンスルトン等の硫黄化合物、又はリン酸トリエチル、リン酸トリオクチル等のリン化合物等が挙げられ、これらを1乃至複数混合して用いることができる。
非水電解質ポリマーは、上記のリチウム塩を、分散媒であるポリマーに分散させたものが好ましい。ポリマーは、ポリエチレンオキサイドやその架橋体等のエーテル系高分子、ポリビニリデンフルオライド、ビニリデンフルオライド−ヘキサフルオロプロピレン共重合体等のフッ素系高分子等を用いることができる。
負極の複合化粒子30の製造方法について説明する。摩砕装置に、黒鉛粒子31及び硬質粒子32を、所定の割合となるように投入し、摩砕装置を駆動して衝撃力等を加える。これにより、黒鉛粒子31の表面に硬質粒子32が埋設される。硬質粒子32は、粒子の一部又は全部が黒鉛粒子31に埋め込まれる。
さらに、硬質粒子32が埋設された黒鉛粒子31、及び石油ピッチ等の非晶質炭素層の前駆体を、所定の割合となるように混練機に投入し、加熱しながら混練する。そして、混練したものを乾燥する乾燥工程を行う。乾燥処理では、不活性雰囲気中で、黒鉛化温度よりも低い温度で所定時間乾燥する。このように乾燥したものを粉砕して、複合化粒子30とする。
この複合化粒子30と、バインダー、増粘剤等が混合されて、負極合剤となる。この負極合剤が負極集電体に塗布及び乾燥されることにより、負極シートが形成される。
次に、図2〜図5を参照して、複合化粒子30の作用について説明する。
図2に示すように、摩砕処理によって硬質粒子32が黒鉛粒子31の表面に埋設されることで、黒鉛粒子31には多数の亀裂50が生じる。この亀裂50は、正極から放出されたリチウムイオンが、負極活物質である黒鉛粒子31の内部に出入りするための出入口となる。
図3(a)の電子顕微鏡写真は、硬質粒子32が埋設された黒鉛粒子31を示す。黒鉛粒子31の表面には、多数の硬質粒子32が埋設されている。硬質粒子32は摩砕処理により黒鉛粒子31の表面から100nm以上の深さまで埋設されているため、非晶質炭素層33の前駆体と、硬質粒子32が埋設された黒鉛粒子31とが混練されても、硬質粒子32が黒鉛粒子31から脱落しにくい。
また、図3(b)の電子顕微鏡写真に示された複合化粒子30の断面においては、硬質粒子32が埋設されることによって亀裂が生じていることがわかる。
硬質粒子32が埋設された黒鉛粒子31の表面に形成された非晶質炭素層33は、黒鉛粒子31を覆うことによって、黒鉛粒子31による電解質の分解を抑制することができる。また、非晶質炭素層33は、黒鉛化温度よりも低い温度で乾燥されて形成されることによって非晶質状態となっている。さらに、非晶質炭素層33の下地となる黒鉛粒子31の表面に多数の亀裂が生じていることから、非晶質炭素層33には亀裂に起因するリチウムイオンの出入口が多数形成されている。また、黒鉛粒子31の表面は硬質粒子32の埋設により結晶周期が短く配向性も低下することによって結晶性が低下しているため、リチウムイオンの出入口の向きは多様な方向となっている。すなわち、R値やGバンド半価幅が大きくなっている。従って、リチウムイオンが黒鉛粒子31内に対して侵入及び脱離しやすくなるため、負極におけるリチウムイオン伝導性が高められる。また、複合化粒子30に対してリチウムイオンが侵入及び脱離しやすくなるため、負極においてリチウムが析出しにくい。従って、負極のリチウム析出耐性を高めることができる。
一方、黒鉛粒子に硬質粒子を埋設しない場合には、黒鉛粒子には亀裂がほとんどなく、その表面は平滑性の高い面となる。すなわち、黒鉛粒子は高い結晶性を有する。この黒鉛粒子を、石油ピッチ等を前駆体とする炭素層によって被覆すると、その下地となる黒鉛粒子の結晶性が高いことから、炭素層も高い結晶性で形成される。この粒子は、電解質の分解を抑制できる一方、硬質粒子32を黒鉛粒子31に埋設した複合化粒子30と比較してリチウムイオンの出入口が少なくなるため、負極におけるリチウムイオンの伝導性が低くなる。
以上説明したように、上記実施形態によれば、以下に列挙する効果が得られるようになる。
(1)負極合剤には、R値が0.59以上且つGバンドの半価幅が35cm−1以上の炭素質粒子が含まれている。この炭素質粒子は、リチウムイオンの出入口が多く、且つリチウムイオンの出入口の方向がランダムである。従って、リチウムイオンが炭素質粒子に侵入しやすく、且つ炭素質粒子から放出されやすいため、負極におけるリチウムイオンのイオン伝導性を高められる。また、負極においてリチウムが析出しにくくなるため、リチウム析出耐性を高めることができる。さらに、この炭素質粒子が、炭素質粒子全体の15質量%を超えるため、リチウムイオン伝導性及びリチウム析出耐性が十分に高められ、負極の充放電レート特性を向上することができる。
(2)炭素質粒子である複合化粒子30は、非晶質炭素層33で黒鉛粒子31を被覆することによって、黒鉛粒子31と電解質との接触による電解質の分解を抑制することができる。また、非晶質炭素層33は、結晶周期が短く配向性が低いため、黒鉛粒子31に対して侵入及び脱離するためのリチウムイオンの出入口を確保することができる。したがって、電解質の分解の抑制、及び負極におけるリチウムイオン伝導性の向上を両立することができる。
なお、上記各実施形態は、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・上記実施形態では、硬質粒子32の埋設深さを好ましくは100nm、より好ましくは300nm以上とした。これに代えて、硬質粒子32が黒鉛粒子31から脱落しにくい構成を有している場合等には、硬質粒子32の埋設深さは100nm未満でもよい。
・上記実施形態では、硬質粒子32が埋設された黒鉛粒子31は、非晶質炭素層33によって被覆されているものとした。これに代えて、硬質粒子32が埋設された黒鉛粒子31は、非晶質炭素層33によって被覆されていない状態で負極合剤に含有されていてもよい。この場合であっても硬質粒子32が黒鉛粒子31の表面に亀裂を形成することにより充放電レート特性を向上することができる。
・上記実施形態のリチウムイオン二次電池は、正極シート及び負極シートを、セパレータを介して巻回した電極構造を有するものとした。これに代えて、リチウム二次電池は、例えば、正極合剤及び負極合剤を、セパレータを介して収容したボタン型の電池など正極シート及び負極シートを巻回しないタイプの電極構造であってもよい。
・上記実施形態では、リチウムイオン二次電池を組電池用の電池とした。これに代えて、リチウムイオン二次電池は、単体で用いるものであってもよい。
・上記実施形態では、リチウムイオン二次電池を、電気自動車もしくはハイブリッド自動車に搭載され、電動モータ等に電力を供給するものとした。これに代えて、リチウムイオン二次電池は、携帯電話端末等の小型機器の電源として用いられてもよい。又は、リチウムイオン二次電池は、二輪車、船舶等の自動車以外の移動体等、他の装置用の電源として用いられてもよい。
以下、実施例及び比較例について説明する。なお、実施例は本発明を限定するものではない。
(実施例1)
黒鉛粒子として、天然黒鉛を用い、硬質粒子として一水和アルミナ酸化物を用いた。人造黒鉛及び一水和アルミナ酸化物を、摩砕装置に投入し、摩砕処理を行った。このとき、黒鉛粒子及び硬質粒子の単位重量あたりのエネルギー量が、4.5Wh/g以上9.0Wh/g以下であった。このように摩砕処理した黒鉛粒子を、20粒程度、ランダムに採取して電子顕微鏡で確認したところ、硬質粒子が黒鉛粒子の表面から100nm以上埋め込まれていることが確認された。
摩砕処理を行った黒鉛粒子と、石油ピッチとを混合し、均一になるまで混練した。混練後のペーストを耐熱性基材に塗布し、乾燥炉で、1000℃で乾燥させた。さらに乾燥物を粉砕して、複合化粒子を得た。
この複合化粒子を、ラマン分光光度計(日本分光株式会社製)を用いて、アルゴンイオンレーザー(波長532nm)の発振線を励起光とし、レーザー出力1.5mWでラマンスペクトルを測定した。そして、そのラマンスペクトルから、1580cm−1付近のバンドであるGバンドの強度、1350cm−1付近のバンドであるDバンドの強度I1350の強度を求め、R値(I1350/I1580)、及びGバンドの半価幅を算出した。
サンプルとした複合化粒子のうち、R値が0.59以上である複合化粒子の割合は、複合化粒子全体に対して24.1質量%であり、Gバンド半価幅が35cm−1以上の複合化粒子は26.7質量%であった。この複合化粒子、ポリアクリル酸ナトリウム(PAANa)からなるバインダー、導電剤等で負極合剤のペーストを作製した。さらに、このペーストを、銅からなる負極集電体に塗布して負極シートを作製した。
また、正極活物質にNCM(ニッケル・コバルト・マンガン)酸化物を用いて、正極合剤のペーストを作製した。さらに、このペーストを、アルミニウムからなる正極集電体に塗布して正極シートを作製した。
そして、負極シート及び正極シートを、セパレータを介して巻回して電極体を作製し、電極体を電解質とともに電池ケースに収容し、蓋体によって密封した。さらに電極体と外部端子とを接合して、リチウムイオン二次電池を作製した。
(実施例2)
実施例1の摩砕処理の処理時間を異ならせることによって、複合化粒子及び被覆粒子の全体質量に対する複合化粒子の割合を調整した。R値が0.59以上の複合化粒子は57.0質量%であり、Gバンド半価幅が35cm−1以上の複合化粒子は54.0質量%であった。複合化粒子の割合以外は、実施例1と同様にリチウムイオン二次電池を作製した。
(実施例3)
実施例1の摩砕処理の処理時間を異ならせることによって、複合化粒子及び被覆粒子の全体質量に対する複合化粒子の割合を調整した。R値が0.59以上の複合化粒子は57.0質量%であり、Gバンド半価幅が35cm−1以上の複合化粒子は54.0質量%であった。複合化粒子の割合以外は、実施例1と同様にリチウムイオン二次電池を作製した。
(実施例4)
実施例1の摩砕処理の処理時間を異ならせることによって、複合化粒子及び被覆粒子の全体質量に対する複合化粒子の割合を調整した。R値が0.59以上の複合化粒子は83.3質量%であり、Gバンド半価幅が35cm−1以上の複合化粒子は83.3質量%であった。複合化粒子の割合以外は、実施例1と同様にリチウムイオン二次電池を作製した。
(比較例1)
実施例1の摩砕処理の処理時間を異ならせることによって、複合化粒子及び被覆粒子の全体質量に対する複合化粒子の割合を調整した。R値が0.59以上の複合化粒子は15.0質量%であり、Gバンド半価幅が35cm−1以上の複合化粒子は15.0質量%であった。複合化粒子の割合以外は、実施例1と同様にリチウムイオン二次電池を作製した。
<Li析出耐性試験>
実施例1〜4及び比較例1の電池の電池について(a)〜(d)の工程の順にリチウム析出耐性の試験を行った。
(a)実施例1のリチウム二次電池について放電容量を測定。
(b)−30℃の温度下で、5Aの定電流の供給による充電、同じ値の定電流の放電を1サイクルとした充放電を200サイクル繰り返す。
(c)上記の(b)の工程後の放電容量を測定。
上記の(c)の工程において測定した放電容量が(a)の工程で測定した放電容量よりも低下したことが確認されるまで、上記の(a)〜(c)の工程を、電流値を2Aずつ次第に大きくしながら、繰り返した。
(d)上記の(c)の工程で放電容量が低下する直前の電流値をリチウム析出限界電流とした。
さらに、比較例1のリチウム析出限界電流Irefに対する実施例1〜4のリチウム析出限界電流Iの百分率「(I/Iref)・100%」を算出した。
図4及び図5にその結果を示した。図4のグラフの横軸はR値が0.59以上の複合化粒子の割合であり、縦軸はリチウム析出限界電流の比率を示す。図5のグラフの横軸はGバンド半価幅が35cm−1以上の複合化粒子の割合であり、縦軸はリチウム析出限界電流の比率を示す。
図4に示すように、R値が0.59以上の複合化粒子の割合が増加するに伴い、リチウム析出限界電流は大きくなることがわかる。すなわち、大電流を充電及び放電する場合でも、リチウムが析出しにくいといえる。また、R値が0.59以上の複合化粒子の割合が57.0質量%までは、リチウム析出限界電流の比率の増加幅が大きく、57.0質量%を超えると増加幅が小さくなる。
図5に示すように、Gバンド半価幅が35cm−1以上の複合化粒子の割合が増加するに伴い、リチウム析出限界電流は大きくなることがわかる。すなわち、大電流を充電及び放電する場合でも、リチウムが析出しにくいといえる。また、Gバンド半価幅が35cm−1以上の複合化粒子の割合が54.0質量%までは、リチウム析出限界電流の比率の増加幅が大きく、54.0質量%を超えると増加幅が小さくなる。
10…リチウムイオン二次電池、30…複合化粒子、31…黒鉛粒子、32…硬質粒子、33…非晶質炭素層。

Claims (4)

  1. 炭素質粒子を含む負極合剤を有するリチウムイオン二次電池であって、
    前記負極合剤は、前記炭素質粒子としてラマンスペクトルの1580cm−1付近のGバンドの強度に対する1350cm−1付近のDバンドの強度の比率であるR値が0.59以上、且つラマンスペクトルの1580cm−1付近のGバンドの半価幅が35cm−1以上の複合化粒子を含み、前記R値が0.59以上且つGバンドの半価幅が35cm−1以上の前記複合化粒子の質量は、前記炭素質粒子の質量全体に対して15質量%を超え
    前記複合化粒子は、黒鉛粒子と、複数の硬質粒子と、前記黒鉛粒子を被覆する非晶質炭素層とを有し、
    前記黒鉛粒子は、天然黒鉛又は人造黒鉛からなり、
    前記硬質粒子の断面が、楕円形状又は多角形状の多面体からなり、
    前記断面の最も大きい直径(D1)と最も小さい直径(D2)との比率(D1/D2)であるアスペクト比が1.5以上であり、
    前記黒鉛粒子の表面には、前記硬質粒子が埋設されるとともに、リチウムイオンが出入り可能な亀裂が形成されていることを特徴とするリチウムイオン二次電池。
  2. 前記硬質粒子は、前記黒鉛粒子の表面から100nm以上の深さまで埋設されていることを特徴とする請求項1に記載のリチウムイオン二次電池。
  3. 前記硬質粒子は、その平均粒径であるメジアン径(D50)が、前記黒鉛粒子のメジアン径(D50)に対する比率で0.1以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載のリチウムイオン二次電池。
  4. 前記硬質粒子は、前記黒鉛粒子の表面から300nm以上の深さまで埋設されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のリチウムイオン二次電池。
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