JP6768487B2 - レンズ鏡筒および撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レンズ鏡筒および撮像装置に関する。
従来、モータや減速機などの駆動手段を用いてカム筒を回転駆動させることで、レンズ群(光学系)を光軸に沿って移動させるレンズ鏡筒が知られている。特許文献1では、レンズ鏡筒を径方向へ小型化するために、カム筒と駆動手段を光軸に沿って配置する構成が開示されている。
特開2015−26062号公報
しかしながら、特許文献1では、カム筒と駆動手段を光軸に沿って配置するため、カム筒の光軸方向の長さはカム筒と駆動手段を光軸に沿って配置しない場合に比べて短くなる。カム筒の光軸方向の長さが短くなると、レンズ群を移動させるためのカム溝の長さが短くなり、レンズ群の光軸方向の移動距離も短くなる。すなわち、焦点距離が短くなってしまう。これを避けるためにカム溝の長さを長くすると、カム筒の光軸方向の長さが長くなってしまい、レンズ鏡筒が光軸方向へ大型化してしまう。
このような課題に鑑みて、本発明は、例えば、焦点距離範囲の広さおよび光軸方向における小型の点で有利なレンズ鏡筒を提供することを目的とする。
本発明の一側面としてのレンズ鏡筒は、被写体からの光を撮像面に導くための光学系を保持する保持筒と、前記光学系の光軸の回りに回転しながら前記光軸に沿って移動することで、前記保持筒を前記光軸に沿って移動させるカム筒と、前記カム筒を回転させるために前記カム筒に係合する第1の回転部材と、前記第1の回転部材とは異なる位置に設けられた第2の回転部材とを含む複数の回転部材を有する駆動ユニットと、を有し、前記駆動ユニットの少なくとも一部は、前記カム筒の内面より内側、かつ前記カム筒の前記撮像面の側の端部より被写体側に配置され、前記複数の回転部材のうち、前記第1の回転部材を除き前記第2の回転部材を含む複数の特定の回転部材は、前記複数の特定の回転部材それぞれの一部がカム筒の前記内面より内側に配置され、前記第2の回転部材は、前記複数の特定の回転部材のうち最も前記被写体側に、かつ前記第1の回転部材に対して、前記カム筒が前記被写体側に移動する前記カム筒の回転方向の側に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、例えば、焦点距離範囲の広さおよび光軸方向における小型の点で有利なレンズ鏡筒を提供することができる。
実施例1のレンズ鏡筒を備える撮像装置の断面図である。 実施例1のレンズ鏡筒の分解斜視図である。 実施例1のギアユニットの分解斜視図である。 実施例1の遊星歯車機構の分解斜視図である。 実施例1のカム筒およびギアユニットのみを表示した場合のレンズ鏡筒の斜視図である。 実施例1のカム筒、外装筒、およびギアユニットのみを表示した場合のレンズ鏡筒の正面図である。 実施例1のカム筒およびギアユニットのみを表示した場合のレンズ鏡筒の側面図である。 ギアユニットの回転部材の配置の説明図である。 実施例2のカム筒、ガイド筒、およびギアユニットのみを表示した場合のレンズ鏡筒の分解斜視図である。 実施例2のカム筒およびギアユニットのみを表示した場合のレンズ鏡筒の側面図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。本発明のレンズ鏡筒は、デジタル一眼カメラ、デジタルカメラ、および監視カメラ等の撮像装置に使用される。
[レンズ鏡筒の構成と動作]
まず、図1および図2を参照して、レンズ鏡筒100の構成について説明する。図1は、レンズ鏡筒100を備える撮像装置1000の断面図である。図2は、レンズ鏡筒100の分解斜視図である。
レンズ鏡筒100は、カメラ本体500に着脱可能に取り付けられる。カメラ本体500は、被写体からの光を受光する撮像素子501を備える。
レンズマウント2は、レンズ鏡筒100をカメラ本体500に装着するためのバヨネット部を備える。
外装筒3は、レンズ鏡筒100の内蔵物のカバー部材であり、レンズマウント2と固定筒4との間に固定される。
固定筒4は、レンズマウント2にビス止め固定される。固定筒4には、周方向に120度等配で3つのカム溝4aが形成されている。カム溝4aは、カム筒カムフォロア6bを光軸Oに沿って移動させる。また、固定筒4には、ギアユニット12との干渉を避けるための固定筒切欠部4bが設けられている。
ガイド筒5は、固定筒4にビス止め固定される。ガイド筒5には、周方向に120度等配で光軸O方向へ延びる3つの直進ガイド溝5aが形成されている。直進ガイド溝5aは、第1レンズ群カムフォロア7aを直進案内する。また、ガイド筒5には、ギアユニット12との干渉を避けるためのガイド筒切欠部5bが設けられている。
なお、本実施例ではカム筒カムフォロア6bを光軸O方向へ移動させるためのカム溝4aは固定筒4に形成されているが、ガイド筒5に形成されてもよい。
カム筒6は、光軸O回りに回転可能、かつ、光軸Oに沿って移動可能に支持される。カム筒6には、周方向に120度等配で3つのカム溝6aが形成されている。カム溝6aは、第1レンズ群カムフォロア7aを光軸Oに沿って移動させる。また、カム筒6には、周方向に120度等配で3つのカム筒カムフォロア6bがビス止め固定されている。カム筒カムフォロア6bは、固定筒4に形成されたカム溝4aに摺動可能に嵌合する。また、カム筒6には、後述するカム筒駆動ギア20(第1の回転部材)に噛合するギア歯6cが形成されている。さらに、カム筒6には、ギアユニット12との干渉を避けるためのカム筒切欠部6dが設けられている。
第1レンズ群保持筒7は、第1レンズ群8を保持する。第1レンズ群保持筒7には、周方向に120度等配で3つの第1レンズ群カムフォロア7aがビス止め固定されている。第1レンズ群カムフォロア7aは、ガイド筒5に形成された直進ガイド溝5aに摺動可能に嵌合する。また、第1レンズ群カムフォロア7aは、カム筒6に形成されたカム溝6aに摺動可能に嵌合する。
第1レンズ群8は、被写体からの光を撮像素子501の撮像面に結像させるための光学系を構成するレンズ群の1つである。光学系には、第1レンズ群8の他にフォーカスレンズ群やブレ補正レンズ群などのレンズ群が含まれる。
ズームリング(操作部材)9は、光軸O回りに回転可能、かつ光軸O方向への移動が規制された状態で固定筒4に保持される。ズームリング9は、使用者(ユーザ)の手動操作により光軸O回りに回転し、手動によるズーミング操作を行う際の入力手段として機能する。ズームリング9は、円環状の板バネ(不図示)によって固定筒4に対して光軸O方向へ付勢されるため、所定のトルクが付加される。また、ズームリング9の内周には、後述するズームリング入力ギア(第3の回転部材)22のギア歯22bと噛み合うギア歯9aが形成されている。
電動ズームスイッチ10は、固定筒4に固定される。電動ズームスイッチ10は、使用者の操作によりズームコントロール信号を出力し、電動によるズーミング操作を行う際の入力手段として機能する。ズームコントロール信号は、デジタル信号に変換された後、レンズ鏡筒100の駆動装置マイコン(不図示)に入力される。駆動装置マイコンは、入力されたズームコントロール信号に応じて、後述するモータ13の駆動を制御する。なお、本実施例では電動ズームスイッチ10はレンズ鏡筒100に設けられているが、カメラ本体500に設けられてもよい。また、リモコンなどの遠隔操作可能なズームスイッチを、電動によるズーミング操作を行う際の入力手段として機能させてもよい。
フォーカスリング11は、光軸O回りに回転可能、かつ光軸O方向への移動が規制された状態で固定筒4に保持される。フォーカスリング11は、使用者の手動操作により光軸O回りに回転し、手動による焦点調節操作を行う際の入力手段として機能する。撮影者が手動でフォーカスリング11を光軸O回りに回転させると、フォーカスレンズ群(不図示)が光軸O方向へ移動し、焦点調節が行われる。
ギアユニット12は、モータ13や複数のギアなどの複数の回転部材を備え、カム筒6に回転力を付与する、すなわちカム筒6を回転駆動させる駆動ユニットである。ギアユニット12は、カム筒6のカム筒切欠部6dによって設けられたスペースに収納され、固定筒4にビス止め固定される。
次に、レンズ鏡筒100の動作について説明する。ギアユニット12によってカム筒6に回転力が付与されると、カム筒6が回転する。カム筒6が回転すると、カム筒カムフォロア6bがカム溝4aにより案内され、カム筒6は光軸Oに沿って進退する。すなわち、カム筒6は、光軸O回りに回転しながら、光軸Oに沿って進退する。また、直進ガイド溝5aとカム溝6aとの交点の移動に従い、第1レンズ群保持筒7は第1レンズ群カムフォロア7aを介して光軸Oに沿って進退する。第1レンズ群保持筒7は第1レンズ群8を保持しているため、カム筒6が回転すると、第1レンズ群8が光軸Oに沿って進退する。第1レンズ群8の光軸O方向における移動量は、カム筒6の光軸O方向における移動量と第1レンズ群カムフォロア7aの光軸O方向における移動量とを加算した量である。
[ギアユニットの構成と動作]
次に、図3および図4を参照して、ギアユニット12の構成について説明する。図3は、ギアユニット12の分解斜視図である。図4は、遊星歯車機構15の分解斜視図である。ギアユニット12は、モータ13、伝達ギア14、遊星歯車機構15、伝達ギア21およびズームリング入力ギア22を有する。遊星歯車機構15は、シャフト16、太陽ギア17、リングギア18、4つの遊星ギア19、およびカム筒駆動ギア20を備える。
モータ13は、超音波モータであり、積層圧電素子を利用して電気エネルギーを機械エネルギーに変換することでロータを回転させる。モータ13は、ロータと係合するモータギア13aを有する。モータ13に電圧を印加すると、ロータの回転に伴ってモータギア13aが回転する。
伝達ギア14は、ギア歯14aおよびギア歯14bを有する。ギア歯14aおよびギア歯14bはそれぞれ、モータギア13aおよび太陽ギア17のギア歯17aと噛み合う。すなわち、伝達ギア14は、モータギア13aの回転力を太陽ギア17に伝達する。
シャフト16は、太陽ギア17およびカム筒駆動ギア20の回転軸である。
太陽ギア17は、シャフト16に軸支され、ギア歯17aおよびギア歯17bを有する。ギア歯17aおよびギア歯17bはそれぞれ、伝達ギア14および4つの遊星ギア19と噛み合う。
リングギア18は、太陽ギア17の軸部17cに軸支され、ギア歯18aおよびギア歯18bを有する。ギア歯18aおよびギア歯18bはそれぞれ、伝達ギア21および4つの遊星ギア19と噛み合う。
4つの遊星ギア19はそれぞれ、カム筒駆動ギア20の4つの軸部20aに軸支され、太陽ギア17のギア歯17bおよびリングギア18のギア歯18bの両方に噛み合う。4つの遊星ギア19はそれぞれ、軸支される軸部20a回りに自転し、太陽ギア17の周囲を公転する。
カム筒駆動ギア20は、4つの遊星ギア19のそれぞれを支持する4つの軸部20aを有し、遊星ギア19の公転に伴いシャフト16回りに回転する。
伝達ギア21は、リングギア18のギア歯18a、およびズームリング入力ギア22のギア歯22aの両方に噛み合う。したがって、伝達ギア21は、ズームリング入力ギア22の回転力をリングギア18に伝達する。
ズームリング入力ギア22は、ギア歯22aおよびギア歯22bを有する。ギア歯22aおよびギア歯22bはそれぞれ、伝達ギア21およびズームリング9のギア歯9aと噛み合う。
ギアケース23a、23bは、モータ13や各ギアを収容し、各ギアの軸部が嵌め合いされる軸受(不図示)の機能も有する。
次に、ギアユニット12の動作について説明する。使用者が電動ズームスイッチ10を操作する場合、モータ13に電圧が印加され、モータギア13aが回転する。モータギア13aの回転力は、伝達ギア14を介して太陽ギア17に伝達される。太陽ギア17の回転力は4つの遊星ギア19に伝達され、4つの遊星ギア19は太陽ギア17の周囲を公転する。4つの遊星ギア19が公転すると、カム筒駆動ギア20に回転力が伝達される。このとき、ズームリング9は所定のトルクが付加され停止しているため、リングギア18は停止している。カム筒駆動ギア20の回転力はカム筒6に伝達され、カム筒6が回転する。
一方、使用者がズームリング9を手動で回転操作する場合、ズームリング入力ギア22に回転力が伝達される。ズームリング入力ギア22の回転力は、伝達ギア21を介してリングギア18に伝達される。リングギア18の回転力は4つの遊星ギア19に伝達され、4つの遊星ギア19は太陽ギア17の周囲を公転する。遊星ギア19の公転に伴い、カム筒駆動ギア20に回転力が伝達される。このとき、モータ13は摩擦による保持トルクで停止しているため、太陽ギア17は停止している。カム筒駆動ギア20の回転力はカム筒6に伝達され、カム筒6が回転する。
以上説明したように、レンズ鏡筒100は、特に切換スイッチ等を要することなく、電動と手動の両方でカム筒6を回転することができる構成となっている。
[モータおよびギアの配置]
まず、図5〜図7を参照して、ギアユニット12のモータ13および各ギアの配置について説明する。図5は、カム筒6およびギアユニット12のみを表示した場合のレンズ鏡筒100の斜視図である。図6は、カム筒6、外装筒3、およびギアユニット12のみを表示した場合の光軸O方向から見たレンズ鏡筒100の正面図である。図7は、カム筒6およびギアユニット12のみを表示した場合の図6の矢印A方向(光軸Oに直交する方向)から見たレンズ鏡筒100の側面図である。
図6に示されるように、ギアユニット12は、少なくとも一部がカム筒6の内径に対してレンズ鏡筒100の内側に位置するように配置されている。これにより、レンズ鏡筒100は、径方向へ小型化される。
図7に示されるように、ギアユニット12は、少なくとも一部が光軸O方向においてカム筒6の撮像面側端部に対して被写体側に位置するように配置されている。これにより、レンズ鏡筒100は、光軸O方向へ小型化される。
また、ギアユニット12の、少なくとも一部がカム筒6の内径に対して内側に位置し、かつ、カム筒駆動ギア20(第1の回転部材)を除く回転部材のうち、最も被写体側に位置する回転部材(第2の回転部材)を次のように配置している。すなわち、第2の回転部材を、カム筒駆動ギア20に対して、被写体側に移動する場合のカム筒6の回転方向側に配置している。
なお、ここでいう少なくとも一部がカム筒6の内径に対して内側に位置するとは、図6に示すように光軸方向視において、少なくとも一部がカム筒6と重なっていると言い換えることができる。また、最も被写体側に位置するとは、最も被写体側に突出していると言い換えることができる。また、本実施例では、カム筒駆動ギア20を第1の回転部材としているが、カム筒駆動ギア20を備える遊星歯車機構15を第1の回転部材としてもよい。
本実施例では、図6に示されるように、少なくとも一部がカム筒6の内径に対して内側に位置する回転部材は、カム筒駆動ギア20を備える遊星歯車機構15を除くと、モータ13、伝達ギア14、および伝達ギア21である。これらの回転部材のうち最も被写体側に位置する回転部材は、モータ13である。そのため、モータ13は、図7に示されるように、カム筒駆動ギア20に対して、被写体側に移動する場合のカム筒6の回転方向側に配置されている。これにより、カム筒6の光軸O方向の長さを長くすることなく、カム溝6aを形成するスペースを確保することができる。すなわち、焦点距離が短くなることを抑制しつつ、光軸O方向への小型化が可能となる。
なお、被写体側に移動する場合のカム筒6の回転方向が逆となるように、カム溝6aが形成されている場合も、第2の回転部材をカム筒駆動ギア20に対して被写体側に移動する場合のカム筒6の回転方向側に配置すれば、本発明の効果を得ることができる。
図8は、ギアユニット12の回転部材の配置の説明図である。図8では、モータ13が、ギアユニット12の、少なくとも一部がカム筒6の内径に対して内側に配置され、かつ第1の回転部材を除く回転部材のうち、最も被写体側に位置する回転部材である。図8(A)は、モータ13が、カム筒駆動ギア20に対して、被写体側に移動する場合のカム筒6の回転方向側に配置されている場合を示している。図8(B)は、モータ13が、カム筒駆動ギア20に対して、撮像面側に移動する場合のカム筒6の回転方向側に配置された場合を示している。図8(A)のカム筒切欠部6dの光軸方向における長さは、図8(B)に比べて短い。したがって、図8(A)の場合、図8(B)の場合に比べてカム溝6aを形成するスペースを確保できる。すなわち、カム溝6aの光軸方向における長さを長くすることができる。一方、図8(B)の場合、図8(A)に比べてギア歯6cが光軸方向へ延びている。前述したように、第1レンズ群8の光軸方向における移動量は、カム筒6の光軸方向における移動量と第1レンズ群カムフォロア7aの光軸方向における移動量とを加算した量である。そのため、第1レンズ群8の光軸方向における移動量は、図8(A)と図8(B)の場合でほとんど変わらないため、いずれの場合も焦点距離が短くなることを抑制することができる。しかしながら、図8(B)の場合では、カム筒6の光軸方向における移動量が長くなるため、被写体側に移動した場合にフォーカスリング11により外周が覆われるように構成されているカム筒6が図8(B)の状態では覆われないおそれがある。カム筒6の外周を覆うためには、フォーカスリング11を大きくしたり、他の部材を用意したりする必要がある。
また、カム筒6の内周には、不図示のレンズ群を光軸に沿って移動させるためのカム溝が形成されている。図8(B)の場合、カム溝を形成できる位置が撮像装置1000の重心から離れてしまうため、シャッタを切るとレンズ群が大きく振動してしまうおそれがある。
以上説明したように、本実施例のレンズ鏡筒100は、焦点距離が短くなることを抑制しつつ、光軸方向への小型化が可能である。
図9および図10を参照して、本実施例のレンズ鏡筒200について説明する。図9は、カム筒6、ガイド筒5、およびギアユニット12のみを表示した場合のレンズ鏡筒200の分解斜視図である。図10は、カム筒6およびギアユニット12のみを表示した場合の光軸Oに直交する方向から見たレンズ鏡筒200の側面図である。なお、本実施例では、実施例1と異なる構成を説明し、実施例1と同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
[レンズ鏡筒の構成と動作]
まず、レンズ鏡筒200の構成について説明する。カム筒6には、カム筒6を光軸Oに沿って移動させるためのカム溝6eが形成されている。ガイド筒5には、カム溝6eと係合するガイド筒カムフォロア5cがビス止め固定されている。
次に、レンズ鏡筒200の動作について説明する。ギアユニット12によってカム筒6に回転力が付与されると、カム筒6が回転する。カム筒6が回転すると、ガイド筒カムフォロア5cがカム溝6eにより案内され、カム筒6は光軸Oに沿って進退する。すなわち、カム筒6は、光軸O回りに回転しながら、光軸Oに沿って進退する。また、直進ガイド溝5aとカム溝6aとの交点の移動に従い、第1レンズ群8は光軸Oに沿って移動する。第1レンズ群8の光軸O方向における移動量は、カム筒6の光軸O方向における移動量と第1レンズ群カムフォロア7aの光軸O方向における移動量とを加算した量となる。
[ギアユニットの構成と動作]
ギアユニット12は、電磁式のDC(Direct Current)モータであるモータ213を有する。モータ213は、マグネットロータ(不図示)と係合するモータギア213aを有する。モータ213に電圧を印加すると、マグネットロータの回転に伴ってモータギア213aが回転する。モータ213が回転すると、実施例1と同様の機構でカム筒6が回転する。
[モータおよびギアの配置]
実施例1と同様に、ギアユニット12は、少なくとも一部がカム筒6の内径に対してレンズ鏡筒200の内側に位置するように配置されている。これにより、レンズ鏡筒200は、径方向へ小型化される。
図10に示されるように、ギアユニット12は、少なくとも一部が光軸O方向においてカム筒6の撮像面側端部に対して被写体側に位置するように配置されている。これにより、レンズ鏡筒200は、光軸O方向へ小型化される。
また、ギアユニット12の、少なくとも一部がカム筒6の内径に対して内側に位置し、かつ、カム筒駆動ギア20(第1の回転部材)を除く回転部材のうち、最も被写体側に位置する回転部材(第2の回転部材)を次のように配置している。すなわち、第2の回転部材を、カム筒駆動ギア20に対して、被写体側に移動する場合のカム筒6の回転方向側に配置している。本実施例では、少なくとも一部がカム筒6の内径に対して内側に位置する回転部材は、カム筒駆動ギア20を備える遊星歯車機構15を除くと、モータ213、伝達ギア14、および伝達ギア21である。これらの回転部材のうち最も被写体側に位置する回転部材は、伝達ギア14である。また、本実施例では、カム筒駆動ギア20を第1の回転部材としているが、カム筒駆動ギア20を備える遊星歯車機構15を第1の回転部材としてもよい。そのため、伝達ギア14は、図10に示されるように、カム筒駆動ギア20に対して、被写体側に移動する場合のカム筒6の回転方向側に配置されている。これにより、カム筒6の光軸O方向の長さを長くすることなく、カム溝6aを形成するスペースを確保することができる。すなわち、焦点距離が短くなることを抑制しつつ、光軸O方向への小型化が可能となる。
なお、被写体側に移動する場合のカム筒6の回転方向が逆となるように、カム溝6aが形成されている場合も、第2の回転部材をカム筒駆動ギア20に対して被写体側に移動する場合のカム筒6の回転方向側に配置すれば、本発明の効果を得ることができる。
以上説明したように、本実施例のレンズ鏡筒200は、焦点距離が短くなることを抑制しつつ、光軸方向への小型化が可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
6 カム筒
7 第1レンズ群保持筒(保持筒)
8 第1レンズ群(光学系)
12 ギアユニット(駆動ユニット)
13 モータ(第2の回転部材)
14 伝達ギア(第2の回転部材)
20 カム筒駆動ギア(第1の回転部材)
100 レンズ鏡筒

Claims (10)

  1. 被写体からの光を撮像面に導くための光学系を保持する保持筒と、
    前記光学系の光軸の回りに回転しながら前記光軸に沿って移動することで、前記保持筒を前記光軸に沿って移動させるカム筒と、
    前記カム筒を回転させるために前記カム筒に係合する第1の回転部材と、前記第1の回転部材とは異なる位置に設けられた第2の回転部材とを含む複数の回転部材を有する駆動ユニットと、を有し、
    記駆動ユニットの少なくとも一部は、前記カム筒の内面より内側、かつ前記カム筒の前記撮像面の側の端部より被写体側に配置され、
    前記複数の回転部材のうち、前記第1の回転部材を除き前記第2の回転部材を含む複数の特定の回転部材は、前記複数の特定の回転部材それぞれの一部がカム筒の前記内面より内側に配置され、
    前記第2の回転部材は、前記複数の特定の回転部材のうち最も前記被写体側に、かつ前記第1の回転部材に対して、前記カム筒が前記被写体側に移動する前記カム筒の回転方向の側に配置されていることを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 手動で回転操作される操作部材を有し、
    前記複数の回転部材は、前記操作部材が回転操作された場合に前記第1の回転部材に回転力を伝達する第3の回転部材を備えることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記第3の回転部材は、前記カム筒の前記内面より外側に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記第2の回転部材は、モータであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記第1の回転部材は、遊星歯車機構を介して前記第2の回転部材と接続することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  6. 前記第1の回転部材は、遊星歯車機構を介して前記第3の回転部材と接続することを特徴とする請求項2に記載のレンズ鏡筒。
  7. 前記第1の回転部材は、遊星歯車機構を介して前記第2の回転部材および前記第3の回転部材と接続することを特徴とする請求項2に記載のレンズ鏡筒。
  8. 前記操作部材には特定のトルクが付加されていることを特徴とする請求項7に記載のレンズ鏡筒。
  9. 前記第1の回転部材は、前記第2の回転部材と前記第3の回転部材との間に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のレンズ鏡筒。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒と、
    前記被写体からの光を受ける前記撮像面を含む撮像素子と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
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