JP6767782B2 - 建設機械の走行操作部 - Google Patents

建設機械の走行操作部 Download PDF

Info

Publication number
JP6767782B2
JP6767782B2 JP2016111074A JP2016111074A JP6767782B2 JP 6767782 B2 JP6767782 B2 JP 6767782B2 JP 2016111074 A JP2016111074 A JP 2016111074A JP 2016111074 A JP2016111074 A JP 2016111074A JP 6767782 B2 JP6767782 B2 JP 6767782B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
traveling
mounting
lever
pedal
mounting holes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016111074A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017214811A (ja
Inventor
内田 善三
善三 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Co Ltd filed Critical Yanmar Co Ltd
Priority to JP2016111074A priority Critical patent/JP6767782B2/ja
Publication of JP2017214811A publication Critical patent/JP2017214811A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6767782B2 publication Critical patent/JP6767782B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)

Description

本発明は、建設機械の走行操作部、詳しくは、走行レバーに走行ペダルを取り付けて、走行レバーの手動操作と、走行ペダルの足踏み操作を介した走行レバー操作と、を選択的に操作可能とするとともに、走行ペダルの取付高さと取付角度の両方を調節可能とした建設機械の走行操作部に関する。
従来、建設機械の走行操作部として、特許文献1,2に開示されたものがある。すなわち、特許文献1,2には、床部上に運転部の一部を構成する左右一対の走行ペダルを配設し、各走行ペダルには、走行操作弁(パイロット弁)を連動連結して、各走行ペダルを踏み込み操作することで走行操作することを可能とするとともに、各走行ペダルには、左・右走行レバーを起立状に立ち上げて設けて、各走行レバーを手動操作することで走行操作することも可能とした技術が開示されている。そして、特許文献1には、走行ペダルの取付高さをオペレータの好みに応じて調節可能とした建設機械の走行操作部が開示されている一方、特許文献2には、走行ペダルの取付角度をオペレータの好みに応じて調節可能とした建設機械の走行操作部が開示されている。
特開2004−116078号公報 特開平7−251650号公報
ところが、特許文献1,2では、走行ペダルの取付高さと取付角度の一方は調節することができるものの、両方を調節することができないため、オペレータの好みに十分適応させることができないという不具合がある。また、取付高さと取付角度の両方を調節可能なように、特許文献1と特許文献2を組み合わせると、構造が複雑化・大型化して製造コスト高になるという不具合がある。
そこで、本発明は、構造簡易かつ安価にして、走行ペダルの取付高さと取付角度の両方を調節することができる建設機械の走行操作部を提供することを目的とする。
の発明のうち第1の態様に係るものは、
床部上に配設した運転部に、一対の左・右走行レバーを床部から起立状に立ち上げて設けて、各走行レバーを手動により走行操作可能とした建設機械の走行操作部であって、
左・右走行レバーの下部には、それぞれ走行ペダルを取り付けるとともに、各走行ペダルは、各走行レバーに対する取付高さと取付角度を調節可能としたことを特徴とする。
の発明のうち第2の態様に係るものは、の態様に係る発明であって、
走行ペダルの基部には、走行レバーに対する取付高さと取付角度を調節するための取付調節片を設け、取付調節片を介して走行レバーの下部に走行ペダルを片持ち状に取り付けたことを特徴とする。
の発明のうち第3の態様に係るものは、の態様に係る発明であって、
取付調節片には、床部からの高さが異なる3個以上の取付孔を形成するとともに、隣接する2個の取付孔は、それらの中心点を通る仮想直線の角度が異なるように形成する一方、
走行レバーには、隣接する2個の取付孔と整合する2個のレバー側取付孔を形成し、
2個の取付孔と2個のレバー側取付孔を整合させて固定具により固定したことを特徴とする。
の発明のうち第4の態様に係るものは、の態様に係る発明であって、
3個以上の取付孔は、連通用長孔を介して相互に連通状態となし、
固定具を緩めた状態にて連通用長孔を介して取付調節片を摺動させることで、走行レバーに対する走行ペダルの取付高さと取付角度を調節可能としたことを特徴とする。
の発明のうち第5の態様に係るものは、の態様に係る発明であって、
走行レバーの下部には、走行ペダルの取付高さと取付角度を調節するためのレバー側取付調節片を設け、レバー側取付調節片を介して走行ペダルを片持ち状に取り付けたことを特徴とする。
本発明によれば、構造簡易かつ安価にして、走行ペダルの取付高さと取付角度の両方を調節することができる建設機械の走行操作部を提供することができる。
本実施形態に係る掘削作業車の左側面図。 本実施形態に係る掘削作業車の左側前方からの斜視図。 第1実施形態としての走行操作部の斜視説明図。 第1実施形態としての走行操作部の分解斜視説明図。 第1実施形態としての走行操作部の調節後の斜視説明図。 第1実施形態としての走行操作部の調節説明図。 第1取付姿勢P1と第2取付姿勢P2の説明図。 第1実施形態としての走行ペダルの側面説明図。 第1実施形態としての走行ペダルの平面図。 第1実施形態としての走行ペダルの底面図。 第1実施形態としての走行ペダルの正面図。 第2実施形態としての走行操作部の左側面説明図。 第3実施形態としての走行操作部の左側面説明図。 第4実施形態としての走行操作部の左側面説明図。
以下に、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1及び図2に示すAは、本発明に係る建設機械としての掘削作業車であり、掘削作業車Aは、後述する運転部7に走行操作部Bを装備している。走行操作部Bは、走行レバー90,91の下部に走行ペダル50,51を着脱自在に取り付けて、走行レバー90,91の手動操作と、走行ペダル50,51の足踏み操作を介した走行レバー操作と、を選択的に操作可能としている。しかも、走行レバー90,91に走行ペダル50,51を取り付ける際には、走行ペダル50,51の取付高さと取付角度の両方を、適宜、調節可能として、運転者の体型や好み等に応じて足踏み操作がし易いようにしている。
[掘削作業車全体の概要説明]
掘削作業車Aは、図1及び図2に示すように、自走可能な走行車体1と、走行車体1に取り付けた作業部としての掘削部2及び排土部3と、から構成している。本実施形態では、作業部の先端部に作業用アタッチメントとして掘削用のバケット13を着脱自在に装着して掘削部2となしている。作業部の先端部には、バケット13に替えて、適宜、作業用アタッチメントとしての削岩装置や破砕装置等を装着することで、各種の作業が行えるようにしている。
走行車体1は、左右一対のクローラ式の走行部4,4間に基台5を介設し、基台5上に旋回台6を上下方向の軸線廻りに左右いずれの方向にも旋回自在に載設している。旋回台6は、走行部4,4の左右側幅(左側走行部4の外側端縁部と右側走行部4の外側端縁部との間隔)の小旋回半径内で旋回可能な平面視略円板状に形成して小旋回作業を可能としている。旋回台6上において、その左側前半部に形成した床部30上には、運転部7を配設し、運転部7の右側方には、タンク部8を隣接させて配設し、旋回台6上の後半部には、原動機部9を配設している。旋回台6の前端中央部には、掘削部2の基端部を枢支して取り付けている。基台5には、左右一対の走行部4,4間において、排土部3を取り付けている。原動機部9上には、キャノピー10を立設して、キャノピー10により運転部7の直上方を覆っている。20は、キャノピー10と床部30との間に介設したガード体であり、ガード体20は、前方からの飛散物から運転部7で運転する運転者を保護している。
掘削部2は、ブーム11とアーム12とバケット13とこれらを回動作動させるスイングシリンダ(図示せず)とブームシリンダ15とアームシリンダ16とバケットシリンダ17を備えている。
排土部3は、図1及び図2に示すように、左右一対の走行部4間において、基台5に前後方向に伸延する左右一対のブレードアーム26,26の基端部を昇降可能に取り付け、両ブレードアーム26,26の先端部間に左右方向に伸延するブレード(排土板)27を架設して構成している。ブレード27は、走行部4,4の左右側幅と略同一幅に形成している。28はブレードシリンダである。
このように構成した掘削作業車Aでは、運転部7で走行部4を操作することで、前後方向への直進走行、並びに、左右方向への旋回走行が適宜行えるようにしている。そして、運転部7で掘削部2を操作することで、掘削作業が行えるようにしている。また、運転部7で排土部3を操作することで、排土作業が行えるようにしている。
(運転部の構成の説明)
運転部7は、図1及び図2に示すように、床部30の前部に左右一対の走行レバー90,91を起立状に立ち上げて設けて、各走行レバー90,91を前後方向に傾倒操作することで、走行車体1を走行操作可能としている。床部30の後部には、運転席支持台92を介して運転席93を載置している。運転席93の左右側方には、作業部(掘削部2及び排土部3)を操作するための左・右作業操作レバー94,95を配設している。右作業操作レバー95の右側方には、操作パネル部96を配設している。
このように構成した運転部7では、運転席93に着座した運転者が、前方を視認したまま、走行レバー90,91や左・右作業操作レバー94,95を適宜操作することで、所望の作業が行えるようにしている。
(走行レバーの構成の説明)
走行レバー90,91は、図3及び図4に示すように、旋回台6内に配設した枢支連結部31に下端部90e,91eを枢支連結し、枢支連結部31と左・右側走行部4,4との間に、左・右側連動連結部32,33を連動連結している。
枢支連結部31は、枢支片34と、枢支片34に左側端部が支持されて右側方へ延出された枢軸36と、枢軸36に回転自在に外嵌した左右一対の円筒状のレバーボス片37,38と、各レバーボス片37,38に垂設した左右一対の作動アーム39,40と、を具備している。
各レバーボス片37,38の外周面上部には、左側方へ直角に折曲した各走行レバー90,91の下端部90e,91eの外周面下部を溶接して一体的に連結している。各作動アーム39,40には、左・右側連動連結部32,33の前端部を連結している。41,42は、蛇腹状に形成した左右一対のレバーブーツである。各レバーブーツ41,42は、床部30に形成したレバー貫通孔(図示ぜず)と、レバー貫通孔中に貫通させた各走行レバー90,91の中途部と、を床部30上において被覆している。43,44は、床部30にレバーブーツ41,42を取り付ける取付ボルトである。
このように構成した左(右)の走行レバー90(91)を、図3に示すように、a(g)方向である前方へ傾倒操作すると、走行レバー90(91)を枢支連結しているレバーボス片37(38)がb(h)方向に回動され、レバーボス片37(38)に垂設した作動アーム39(40)を介して左(右)側連動連結部32(33)が)方向へ引張されて、左(右)側走行部4(4)が前進駆動される。
左(右)の走行レバー90(91)を、図3に示すように、d(j)方向である後方へ傾倒操作すると、走行レバー90(91)を枢支連結しているレバーボス片37(38)がe(k)方向に回動され、レバーボス片37(38)に垂設した作動アーム39(40)を介して左(右)側連動連結部32(33)が)方向へ引張されて、左(右)側走行部4(4)が後進駆動される。
左(右)の走行レバー90(91)を、図3に示すように、a(g)方向である前方へ傾倒操作するとともに、右(左)の走行レバー91(90)を中立状態に保持すると、走行車体1が右(左)側方へピボット旋回される。
左(右)の走行レバー90(91)を、図3に示すように、a(g)方向である前方へ傾倒操作するとともに、右(左)の走行レバー91(90)をj(d)方向である後方へ傾倒操作すると、走行車体1が右(左)側方へスピン旋回される。
[第1実施形態としての走行操作部の構成の説明]
次に、第1実施形態としての走行操作部Bの構成について、図3〜図11を参照しながら説明する。第1実施形態としての走行操作部Bは、図3〜図5に示すように、前記した左右一対の走行レバー90,91の下部に、走行ペダル50,51を片持ち状に取り付けている。走行レバー90,91の下部には、図4に示すように、左右方向に開口する2個の第1・第2レバー側取付孔90a,90b,91a,91bを、走行レバー90,91の軸線方向に沿わせて、かつ、上下方向に間隔をあけて形成している。走行ペダル50,51は、それらの基部に、走行レバー90,91に対する取付高さと取付角度を調節するための内外側一対の取付調節片58,59,60,61を設け、取付調節片58,59,60,61を介して走行レバー90,91の下部に着脱自在に取り付けている。
取付調節片58,59,60,61には、図4に示すように、床部30からの高さが異なる3個以上(第1実施形態では、3個)の第1〜第3取付孔72〜83を形成している。これらの内の隣接する2個の取付孔は、図6に示すように、これらの中心点を通る第1・第2仮想直線K1,K2の角度が異なるように形成している。θは、相互に交差する第1・第2仮想直線K1,K2との間に形成される交差角である。
一方、走行レバー90,91には、隣接する2個の取付孔72〜83と整合する2個の第1・第2レバー側取付孔90a,90b,91a,91bを形成している。2個の第1・第2レバー側取付孔90a,90b,91a,91bには、隣接する2個の取付孔72〜83を整合させて、左右方向に整合して連通するこれらの孔中に、固定具としての第1・第2固定ボルト97a,97b,98a,98bを、外側方から挿入して固定するようにしている。なお、内側の取付調節片5,60に形成した取付孔72〜74,78〜80の内周面には、雌ねじ部(図示せず)を形成して、第1・第2固定ボルト97a,97b,98a,98bの先端部を螺着可能としている。
より具体的に説明すると、走行ペダル50,51は、図8〜図11に示すように、前部ペダル片52,53と、内外側一対の補強片54,55,56,57と、内外側一対の取付調節片58,59,60,61と、枢支突片62,63と、枢支兼ストッパー片66,67と、後部ペダル片68,69と、を具備している。
前部ペダル片52,53は、上下方向に面を向けた板状に形成している。前部ペダル片52,53には、その外側縁部に左右幅を漸次広幅に形成した延設片70,71を延設して、運転者の足の爪先部を載せる面積を増大させすることで、爪先部による踏み込み操作が堅実に行えるようにしている。各延設片70,71は、その前端縁部を上方へ立ち上げて形成している。
内外側一対の補強片54,55,56,57は、各前部ペダル片52,53の下面に前後方向に延伸させて取り付けて、その剛性を補強している。
内外側一対の取付調節片58,59,60,61は、各補強片54,55,56,57の前端部を各前部ペダル片52,53の前端縁部の直前方から上方へ向けて延出させて形成している。各取付調節片58,59,60,61は、下半部58a,59a,60a,61aを前上方へ向けて延伸させて形成するとともに、上半部58b,59b,60b,61bを後上方へ向けて延伸させて形成している。つまり、左側面視で「く」字状に折曲させて形成している。
各取付調節片58,59,60,61には、複数の取付孔を形成している。第1実施形態では、下半部58a,59a,60a,61aに、それぞれ1個の第1取付孔72,75,78,81を左右方向に整合させて開口させている。また、上半部58b,59b,60b,61bには、それぞれ1個の第2取付孔73,76,79,82を左右方向に整合させて開口させるとともに、それぞれ1個の第3取付孔74,77,80,83を左右方向に整合させて開口させている。
各第2取付孔73,76,79,82と各第3取付孔74,77,80,83は、図6及び図7に示すように、上半部58b,59b,60b,61bの軸線方向に沿わせて、かつ、上下方向に間隔(中心間隔)Hをあけて形成している。第1取付孔72,75,78,81及び第2取付孔73,76,79,82の中心間隔と、第2取付孔73,76,79,82及び第3取付孔74,77,80,83の中心間隔は、それぞれ走行レバー90,91の2個の第1・第2レバー側取付孔90a,90b,91a,91bの中心間隔と同一の間隔Hに形成している。
枢支突片62,63は、内側の補強片54,56の後端部を各前部ペダル片52,53の後端縁部よりも後方へ突出させて形成している。
枢支兼ストッパー片66,67は、各枢支突片62,63に左右方向に軸線を向けた枢支軸64,65を介して枢支している。枢支兼ストッパー片66,67は、枢支突片62,63に枢支軸64,65を介して中途部を枢支し、各上面前部に各前部ペダル片52,53の下面後端部に下方から面接触状態に当接するストッパー面部66a,67aを形成している。
後部ペダル片68,69は、上下方向に面を向けた板状に形成して、各枢支兼ストッパー片66,67に取り付けている。後部ペダル片68,69は、その後端縁部を立ち上げて形成するとともに、外側方へ延出させて延出片84,85を形成して、運転者の足の踵部を載せる面積を増大させることで、踵部による踏み込み操作が堅実に行えるようにしている。
そして、後部ペダル片68,69は、図8〜図11に示すように、左側面視にて枢支軸64,65を中心に時計廻りに回動させることで、各前部ペダル片52,53の下面後端部にストッパー面部66a,67aが下方から面接触状態に当接するまで展開可能としている。反対に、左側面視にて枢支軸64,65を中心に反時計廻りに回動させることで、各前部ペダル片52,53に各後部ペダル片68,69の後端縁部が上方から当接するまで重合状態に折り畳み可能としている。つまり、走行ペダル50,51は、前後幅を伸長させる展開状態と、前後幅を短縮させる折り畳み状態(収納状態)と、に状態変更可能としている。
このように構成した第1実施形態では、第1・第2レバー側取付孔90a,90b,91a,91bに、第取付孔73,76,79,82及び第取付孔74,77,80,83を整合させて、左右方向に整合した各孔中に、第1・第2固定ボルト97a,97b,98a,98bを外側方から横断状態に貫通させるとともに、内側の取付調節片58,60の各孔の内周面に形成した雌ねじ部に、これらの先端部を螺着することで、走行レバー90,91に走行ペダル50,51を取り付けることができる(第1取付姿勢P1)。この際、走行ペダル50,51は、比較的低位置で、かつ、水平に近い姿勢を採って、走行レバー90,91に取り付けられる。
また、第1・第2レバー側取付孔90a,90b,91a,91bに、第取付孔72,75,78,81及び第取付孔73,76,79,82を整合させて、左右方向に整合した各孔中に、第1・第2固定ボルト97a,97b,98a,98bを外側方から横断状態に貫通させるとともに、内側の取付調節片58,60の各孔の内周面に形成した雌ねじ部に、これらの先端部を螺着することで、走行レバー90,91に走行ペダル50,51を取り付けることができる(第2取付姿勢P2)。この際、走行ペダル50,51は、比較的高位置で、かつ、前高後低の前傾姿勢を採って、走行レバー90,91に取り付けられる。
このように、運転者は、自身の体型や好みに応じて、走行ペダル50,51の第1取付姿勢P1と第2取付姿勢P2のいずれかの姿勢を選択することで、走行レバー90,91に対する走行ペダル50,51の取付高さと取付角度を調節することができる。なお、第1実施形態では、取付孔を第1〜第3取付孔の3個としているが、取付高さ及び取付角度が異なるように取付孔の数を適宜増大させることで、走行ペダル50,51の取付姿勢の選択肢を増大させることもできる。
運転者は、第1取付姿勢P1、又は、第2取付姿勢P2のいずれかの姿勢に選択して、展開状態となした走行ペダル50,51の上に、足の裏を載せて、爪先部により踏み込み操作することで、走行レバー90,91をa・g方向へ傾倒させることができる。一方、踵部により踏み込み操作することで、走行レバー90,91をd・j方向へ傾倒させることができる。つまり、走行レバー90,91は、手で傾倒操作することなく、足で走行ペダル50,51を踏み込み操作することで、レバー操作することができる。
[第2実施形態としての走行操作部の構成の説明]
次に、第2実施形態としての走行操作部Bの構成について、図12を参照しながら説明する。第2実施形態の走行操作部Bは、図12に示すように、前記した第1実施形態の走行操作部Bと基本的構造を同じくしているが、左側の走行ペダル50の各一部を形成する一対の取付調節片100,100の構成が異なっている。左右側の走行ペダル50,51は、左右対称の同一構造であることから、左側の走行ペダル50の構成についてのみ説明し、右側の走行ペダル51の構成の説明は省略する。また、一対の取付調節片100,100は、一方の取付調節片100についてのみ、以下に説明する。
すなわち、取付調節片100は、第1実施形態の取付調節片58,59,60,61と同様に、左側面視「く」字状に折曲させて形成するとともに、前後幅をやや幅広に形成している。取付調節片100には、3個以上の取付孔を形成している。第2実施形態では、取付調節片100の下半部101と上半部102に、それぞれ2個ずつの第1・第2取付孔103,104と第3・第4取付孔105,106を、取付調節片100の延伸方向に沿わせて、かつ、上下方向に間隔をあけて形成している。これらの第1〜第4取付孔103〜106は、連通用長孔107を介して相互に連通状態となし、第1・第2レバー側取付孔90a,90b,91a,91bと第1・第2取付孔103,104又は第3・第4取付孔105,106中に固定具である第1・第2固定ボルト・ナット108,109を横断貫通状に挿通して締め付け固定している。
走行レバー90に対する走行ペダル50の取付高さと取付角度を調節する際には、締め付け固定した第1・第2固定ボルト・ナット108,109を緩めて、連通用長孔107を介して取付調節片100を上下方向に摺動させる。そして、第1・第2レバー側取付孔90a,90b,91a,91bと整合させた第1・第2取付孔103,104又は第3・第4取付孔105,106中に、第1・第2固定ボルト・ナット108,109を横断貫通状に配置するとともに、締め付け固定する。このように、第2実施形態では、取付調節片100を上下方向に摺動させることができて、走行レバー90,91に対する走行ペダル50,51の取付高さと取付角度を簡単に調節することができる。
[第3実施形態としての走行操作部の構成の説明]
次に、第3実施形態としての走行操作部Bの構成について、図13を参照しながら説明する。第3実施形態の走行操作部Bは、図13に示すように、前記した第1実施形態の走行操作部Bと基本的構造を同じくしているが、走行レバー90,91の各下部に、走行ペダル50,51の取付高さと取付角度を調節するためのレバー側取付調節片110,110を設け、レバー側取付調節片110,110を介して走行ペダル50,51を片持ち状に取り付けている点で異なる。左右側のレバー側取付調節片110,110は、左側の走行レバー90に設けた左側のレバー側取付調節片110についてのみ、以下に説明する。
すなわち、レバー側取付調節片110は、走行レバー90の下部と、走行レバー90の下部から前方に膨出する板状の前方膨出片111と、走行レバー90の下部から後方に膨出する板状の後方膨出片112と、から形成している。走行レバー90の下部には、走行レバー90の軸線方向に沿わせるとともに、上下方向に間隔をあけて第1・第2中央取付孔113,114を左右方向に開口させて形成している。
前方膨出片111には、上下方向に間隔をあけて第1・第2前側取付孔115,116を左右方向に開口させて形成している。後方膨出片112には、上下方向に間隔をあけて第1・第2後側取付孔117,118を左右方向に開口させて形成している。各孔の上下方向の間隔は、走行ペダル50の取付調節片58,59に形成した第1取付孔72,75と第2取付孔73,76との間隔及び第2取付孔73,76と第3取付孔74,77との間隔と同一に形成している。
第1・第2中央取付孔113,114は、それらの中心を通る中央仮想直線K3が前低後高の後傾状となるように配置している。第1・第2前側取付孔115,116は、それらの中心を通る前側仮想直線K4が中央仮想直線K3よりも後方へ大きく傾斜する前低後高の後傾状となるように配置している。第1・第2後側取付孔117,118は、それらの中心を通る後側仮想直線K5が前高後低の前傾状となるように配置している。
そして、第1・第2中央取付孔113,114、第1・第2前側取付孔115,116、もしくは、第1・第2後側取付孔117,118のいずれかに、走行ペダル50,51の取付調節片58,59,60,61に形成した第1取付孔72,75,78,81及び第2取付孔73,76,79,82、又は、第2取付孔73,76,79,82及び第3取付孔74,77,80,83を整合させて、第1・第2固定ボルト97a,97b,98a,98bを横断状態に貫通させるとともに、内側の取付調節片5,60の取付孔72〜74,78〜80の内周面に形成した雌ねじ部に、これらの先端部を螺着することで、走行レバー90に走行ペダル50を所望の取付高さと取付角度にて取り付けることができる。
[第4実施形態としての走行操作部の構成の説明]
次に、第4実施形態としての走行操作部Bの構成について、図14を参照しながら説明する。第4実施形態の走行操作部Bは、図14に示すように、前記した第1実施形態の走行操作部Bと基本的構造を同じくしているが、走行ペダル50,51の各一部を形成する一対の取付調節片120,120,120,120の構成が異なっている。一対の取付調節片120,120,120,120は、左側の走行レバー90に設けた左側の一対の取付調節片120,120についてのみ、以下に説明する。
すなわち、左側の一対の取付調節片120,120は、それぞれ下端部の前後幅を幅広に形成するとともに、上方へ向けて前後幅を漸次幅狭に形成した略三角形板状となしている。取付調節片120,120は、下端部に前後方向に長手円弧状の第1取付長孔121,121を左右方向に開口させて形成し、上端部(頂部)に第2取付用孔122,122を左右方向に開口させて形成している。第1取付長孔121,121は、第2取付用孔122,122を中心とする円弧状仮想線に沿わせた長手円弧状に形成している。
走行レバー90の下部には、その軸線に沿わせるとともに上下方向に間隔をあけて第1〜第4レバー側取付孔90a〜90dを、左右方向に開口させて形成している。
このように構成した第4実施形態では、第1・第3レバー側取付孔90a,90cに、一対の取付調節片120,120に形成した第1取付長孔121,121と第2取付用孔122,122を整合させて、左右方向に整合した各孔中に、第1・第2固定ボルト97a,97b,98a,98bを横断状態に貫通させるとともに、これらの先端部に第1・第2ナット(図示せず)を螺着することで、走行レバー90に走行ペダル50を比較的低い位置に取り付けることができる。この際、第1・第2ナットを緩めた状態で、第1取付長孔121,121を介して走行ペダル50を前後方向に揺動させ、所望の位置(取付角度)にて第1・第2ナットを締め付けることで、走行レバー90に走行ペダル50を比較的低位置(比較的低い取付高さ)で、かつ、所望の取付姿勢(取付角度)に取り付けることができる。
第2・第4レバー側取付孔90b,90dには、第1取付長孔121,121と第2取付用孔122,122を整合させて、左右方向に整合した各孔中に、第1・第2固定ボルト97a,97b,98a,98bを横断状態に貫通させるとともに、これらの先端部に第1・第2ナットを螺着することで、走行レバー90に走行ペダル50を比較的高い位置に取り付けることができる。この際、第1・第2ナットを緩めた状態で、第1取付長孔121,121を介して走行ペダル50を前後方向に揺動させ、所望の位置(取付角度)にて第1・第2ナットを締め付けることで、走行レバー90に走行ペダル50を比較的高位置(比較的高い取付高さ)で、かつ、所望の取付姿勢(取付角度)に取り付けることができる。
A 掘削作業車
B 走行操作部
7 運転部
30 床部
50 左側の走行ペダル
51 右側の走行ペダル
58 左内側取付調節片
59 左外側取付調節片
60 右内側取付調節片
61 右外側取付調節片
90 左側の走行レバー
91 右側の走行レバー

Claims (3)

  1. 床部上に配設した運転部に、一対の左・右走行レバーを床部から起立状に立ち上げて設けて、各走行レバーを手動により走行操作可能とした建設機械の走行操作部であって、
    左・右走行レバーの下部には、それぞれ走行ペダルを取り付けるとともに、各走行ペダルには複数の取付孔を形成し、各走行ペダルは、取付孔を選択して走行レバーに締め付け固定することにより、各走行レバーに対する取付高さを調節可能とし
    複数の取付孔は、走行ペダルの基部に設けられた取付調節片に形成されており、取付調節片を介して走行レバーの下部に走行ペダルを片持ち状に取り付け、
    複数の取付孔は、床部からの高さが異なる3個以上の取付孔であり、隣接する2個の取付孔は、それらの中心点を通る仮想直線の角度が異なるように形成する一方、
    走行レバーには、隣接する2個の取付孔と整合する2個のレバー側取付孔を形成し、
    2個の取付孔と2個のレバー側取付孔を整合させて固定具により固定したことを特徴とする建設機械の走行操作部。
  2. 3個以上の取付孔は、連通用長孔を介して相互に連通状態となし、
    固定具を緩めた状態にて連通用長孔を介して取付調節片を摺動させることで、走行レバーに対する走行ペダルの取付高さと取付角度を調節可能としたことを特徴とする請求項記載の建設機械の走行操作部。
  3. 床部上に配設した運転部に、一対の左・右走行レバーを床部から起立状に立ち上げて設けて、各走行レバーを手動により走行操作可能とした建設機械の走行操作部であって、
    左・右走行レバーの下部には、それぞれ走行ペダルを取り付けるとともに、各走行ペダルには複数の取付孔を形成し、各走行ペダルは、取付孔を選択して走行レバーに締め付け固定することにより、各走行レバーに対する取付高さを調節可能とし、
    走行レバーの下部には、走行ペダルの取付高さと取付角度を調節するためのレバー側取付調節片を設け、レバー側取付調節片を介して走行ペダルを片持ち状に取り付けたことを特徴とする建設機械の走行操作部。
JP2016111074A 2016-06-02 2016-06-02 建設機械の走行操作部 Active JP6767782B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016111074A JP6767782B2 (ja) 2016-06-02 2016-06-02 建設機械の走行操作部

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016111074A JP6767782B2 (ja) 2016-06-02 2016-06-02 建設機械の走行操作部

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017214811A JP2017214811A (ja) 2017-12-07
JP6767782B2 true JP6767782B2 (ja) 2020-10-14

Family

ID=60575419

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016111074A Active JP6767782B2 (ja) 2016-06-02 2016-06-02 建設機械の走行操作部

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6767782B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111717025A (zh) * 2019-03-20 2020-09-29 重庆双马汽车零部件有限公司 一种汽车配件用下脚踏总成
CN112527047B (zh) * 2020-11-28 2022-04-29 王浩 一种小区智能安防监控系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017214811A (ja) 2017-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20220170231A1 (en) Utility loader with high lift loader arms and unifying hand grip for dual traction control levers
US20060021819A1 (en) Work machine tool control console
JP6767782B2 (ja) 建設機械の走行操作部
CN107148380B (zh) 用于控制动力机械的机械连接件
US7958693B2 (en) Boom for excavation machine
US9447560B2 (en) Parallel linkage-type working apparatus for construction equipment
US20090129908A1 (en) Arm for Excavation Machine
CN110073307A (zh) 操作杆及作业车辆
JP4866094B2 (ja) 農作業機
JP6716431B2 (ja) 肥料散布機
JP5270616B2 (ja) 建設機械の排土装置
JP2006341767A (ja) 作業車両
JP6764173B2 (ja) 作業機及び作業機における葉分け装置の駆動装置
JP4553821B2 (ja) バックホー
JP2002030690A (ja) アタッチメント水平機構付き掘削作業車
JP7050659B2 (ja) 乗用型田植機
JPH04250225A (ja) バックホーにおけるペダル式作動装置のペダルロック構造
EP4286600A1 (en) Work machine
JP7401417B2 (ja) 作業機械
JP2005052036A (ja) プレス切断装置
JP5821286B2 (ja) 歩行型耕耘機
JP6716430B2 (ja) 肥料散布機及び作業機
JP6861561B2 (ja) 水田作業機
JP2024057331A (ja) ペダル装置およびこれを備えた作業機械
JP2006341766A (ja) 作業車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190917

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190913

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200303

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200915

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200918

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6767782

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150