JP6766387B2 - 管楽器 - Google Patents

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Description

本発明は、管楽器に関する。
一般に、リコーダー、サックス、トランペット等の管楽器は、筒状に形成された管体の軸方向の第一端部に息を管体内に吹き込むマウスピースが設けられ、管体の第二端が外部に開口して構成されている。
特許文献1には、鍵盤を有する楽器本体と、楽器本体に連結されたマウスピースと、を備える鍵盤式吹奏楽器において、マウスピースと楽器本体との間に、フィルタを設けた構成が開示されている。フィルタは、通風性を有するが、唾液や不純物の通過を阻止する。
米国特許第3715448号明細書
ところで、多くの管楽器では、管体の第二端が外部に開口しているため、管体の内径寸法よりも少しだけ小さい異物(例えばビー玉等の球状体)が、管体の第二端から管体内に入り込んでしまうことがある。特に、管体がトランペット等のように曲がっている部分を有していると、管体内に入り込んだ異物を取り出すことが困難となる場合がある。また、このような管楽器を学童などの年少者が扱う場合、意図的に異物を管体内に入れようとする可能性がある。このため、異物が入り込む管体の構造は好ましくない。
管体の第二端から管体内への異物の侵入を防ぐためには、例えば特許文献1のフィルタを管体の第二端側の部分に設けることが考えられる。しかしながら、特許文献1のフィルタを管体の第二端側の部分に設けた場合、以下の不具合が生じてしまう。第一に、フィルタが管体内に生じる共鳴周波数に影響し、管楽器の音響特性が変化してしまう。第二に、管体内を手入れするための布(スワブ)を管体の第二端から管体内に挿入できないため、管体内の手入れが面倒となってしまう。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、音響特性や管体の手入れに対する影響を小さく抑えながら、管体内への異物侵入を抑制できる管楽器を提供することを目的とする。
本発明は、管体と、前記管体の内周面よりも内側に延びる凸部と、を備え、前記管体が、前記管体の開口端に向かうにしたがって内径寸法が大きくなるテーパ管部を有し、前記凸部が、前記テーパ管部のうち内径寸法が最小となる位置に配されている管楽器を提供する。
また、本発明は、管体と、前記管体の内周面よりも内側に延びる凸部と、を備え、前記凸部が、前記管体の開口端の外側に配されている管楽器を提供する。
また、本発明は、管体と、前記管体の内周面よりも内側に延びる凸部と、を備え、前記凸部が、突起状に形成されている管楽器を提供する。
本発明によれば、管楽器の音響特性への影響、及び、管体の手入れへの影響を小さく抑えながら、管体内への異物侵入を抑制できる。
本発明の第一実施形態に係る管楽器を示す平面図である。 図1のII−II矢視断面図である。 図2の管体を主管の開口端側から見た正面図である。 図3の凸部の配置の変形例を示す管体の正面図であり、(a)は第一変形例、(b)は第二変形例である。 図3,4の凸部の変形例を示す管体の正面図であり、(a)は第一変形例、(b)は第二変形例である。 本発明の第二実施形態に係る管楽器の要部を示す断面図である。 本発明の第三実施形態に係る管楽器の要部を示す斜視図である。
〔第一実施形態〕
以下、図1〜3を参照して本発明の第一実施形態について説明する。
図1,2に示すように、本実施形態の管楽器1は、管体2を備える。管体2は、例えば木材材料、金属材料、樹脂材料のいずれか一つの材料によって形成されてもよいし、例えばこれらの材料を適宜組み合わせた材料によって形成されてもよい。
管体2は、例えば複数の音孔5を有する主管3のみ備えてもよいが、本実施形態では、主管3と、主管3から分岐して延びる副管4と、を備える。
本実施形態の主管3は、内径寸法が一定の円筒状に形成されている。主管3に形成された複数の音孔5は、主管3の軸方向に間隔をあけて配列されている。複数の音孔5は、例えば全て演奏者の手指で直接開閉されてもよいし、例えば全て鍵機構6(キーシステム)を利用して開閉されてもよい。本実施形態では、一部の音孔5が演奏者の手指で直接開閉され、残りの音孔5が鍵機構6を利用して開閉される。すなわち、本実施形態の管楽器1は、鍵機構6も備える。
主管3の軸方向の第一端には、マウスピース6が設けられている。マウスピース7は、例えば管体2に一体に形成されてもよいが、本実施形態では、管体2に対して着脱可能に装着される。マウスピース7は、例えば、エアリード、リップリード、シングルリード、ダブルリードであってよい。主管3の軸方向の第二端は、外側に開口している。主管3の第二端には、例えばベルが設けられてもよい。本実施形態において、主管3の第二端には、主管3の径方向において主管3の外側に延びるフランジ部8が設けられている。
主管3は、例えば主管3の軸線が直線状に延びる直線管部11のみによって構成されてもよいし、例えば主管3の軸線の向きを変えるように曲がっている湾曲管部12のみによって構成されてもよい。本実施形態の主管3は、直線管部11及び湾曲管部12の両方を有する。直線管部11と湾曲管部12とは、主管3の軸方向に接続されている。主管3の開口端9(第二端)は、例えば湾曲管部12によって構成されてもよいが、本実施形態では直線管部11によって構成されている。本実施形態の湾曲管部12は、複数回曲がっていることで蛇行しているが、例えば一回だけ曲がっていてもよい。
図示例において、主管3の音孔5は、湾曲管部12に形成され、主管3の開口端9をなす直線管部11には形成されていないが、例えば直線管部11にも形成されてよい。
本実施形態の副管4は、内径寸法が一定の円筒状に形成されている。副管4は、主管3のうちマウスピース7側の端部に接続されている。副管4が主管3から延びる方向は、任意であってよい。本実施形態において、副管4は、主管3の長手方向(X軸方向)に沿うように延びている。管体2が主管3及び副管4を備えることで、本実施形態の管楽器1は、管体2が円錐管状である場合と同様の音響特性を有する。
本実施形態において、管体2や主管3の長手方向は、管楽器1を演奏する演奏者から見てマウスピース7から主管3の開口端9に向かう真っ直ぐな方向に対応している。以下の説明では、演奏者から見た左右方向を管体2、主管3等の幅方向(Y軸方向)と呼び、演奏者から見た上下方向を管体2等、主管3等の高さ方向(Z軸方向)と呼ぶことがある。
上記した本実施形態の管体においては、湾曲管部12が主管3の高さ方向にのみ曲がっている。また、複数の音孔5が、主管3の幅方向の中央に形成され、主管3の長手方向に一列に並べられている。
このため、本実施形態では、主管3の形状を、主管3の幅方向の中央を基準として左右対称の形状とすることができる。これにより、主管3は、左右対称の形状に形成された一対の分割構成体を、各々成形した上で互いに貼り合わせることで製造することができる。
図2,3に示すように、管楽器1は、主管3の内周面13よりも内側に延びる凸部20を備える。
本実施形態において、凸部20は主管3の内周面13に配されている。凸部20は、主管3の軸方向において湾曲管部12よりも主管3の開口端9側に配されている。すなわち、凸部20は主管3の開口端9をなす直線管部11の内周面13に配されている。また、本実施形態において、凸部20は、主管3の開口端9から最も近くに位置する音孔5よりも主管3の開口端9側に配されている。
本実施形態において、凸部20は、主管3の内周面13から主管3の径方向において主管3の内側に延びている。本実施形態の凸部20は、その延長方向の先端が内周面13の別の位置に到達しない突起状に形成されている。突起状の凸部20の具体的な形状は、任意であってよいが、本実施形態では半球状である。
本実施形態において、凸部20は、主管3の周方向に間隔をあけて複数配列されている。より具体的に、本実施形態の凸部20は、主管3の軸線を中心として互いに対称となる位置に一対配されている。一対の凸部20,20は、主管3の軸方向において同じ位置に配されている。一対の凸部20,20は、主管3の周方向において任意の位置に配されてよいが、本実施形態では主管3の内周面13のうち主管3の幅方向の両端に位置する領域に配されている。
上記した凸部20は、例えば主管3と別個に形成された上で主管3に固定されてもよいが、本実施形態では主管3に一体に形成されている。
本実施形態の凸部20は、所定のサイズ以上の異物Oが、主管3内のうち主管3の軸方向において凸部20が配された位置(以下、凸部位置と呼ぶ。)を通過することを防ぐ。例えば、管楽器1が凸部20を有さない場合と比較して、より小さな径寸法を有する球形状の異物Oが凸部位置を通過することを防ぐ。
本実施形態の管楽器1では、湾曲管部12における異物Oの通りやすさを考慮して、主管3の内周面13よりも内側に延びる凸部20の延長方向の寸法(高さ寸法)が設定されている。
具体的に説明すれば、主管3内に挿入可能な範囲内で異物Oのサイズ(球形状の異物Oの径寸法)が大きいほど、また、湾曲管部12の曲率が大きい(曲率半径が小さい)ほど、異物Oは湾曲管部12において通り難くなる。すなわち、異物Oは湾曲管部12に留まりやすくなる。これに対し、凸部20の高さ寸法は、湾曲管部12において通りやすいサイズの異物Oだけが凸部位置を通過可能となるように設定されている。
以上のように構成される本実施形態の管楽器1によれば、主管3の内周面13よりも内側に延びる凸部20を有していることで、主管3内への異物Oの侵入を抑制できる。特に本実施形態では、所定のサイズ以上の異物Oが、主管3内において凸部位置を通過することを防止できる。
また、本実施形態の管楽器1によれば、従来のようなフィルタを設ける場合と比較して、凸部20の設置による主管3内の断面積(主管3の軸方向に直交する断面積)の変化を小さく抑えることができる。このため、凸部20の設置に基づく管楽器1の音響特性への影響を小さく抑えることができる。上記した主管3内の断面積とは、例えば、気体が主管3内において主管3の軸方向に流れることができる実質的な断面積(流路断面積)を意味する。
また、本実施形態の管楽器1によれば、凸部20を設けても、主管3内を手入れするための布(スワブ)は凸部位置を容易に通過できる。すなわち、主管3の手入れを容易に行うことができる。
また、本実施形態の管楽器1によれば、凸部20が、主管3の周方向に間隔をあけて複数配列されている。凸部20が複数である場合には、凸部20が一つである場合と比較して、所定サイズ以上の異物Oが凸部位置を通過することを阻止するために必要な凸部20の高さ寸法を小さく抑えることができる。すなわち、凸部20の設置による主管3内の断面積の変化をより小さく抑えることができる。したがって、管楽器1の音響特性への影響をさらに小さく抑えることができる。
また、本実施形態の管楽器1によれば、凸部20が湾曲管部12よりも主管3の開口端9側に配されている。このため、異物Oが湾曲管部12に入り込むことを効果的に抑制できる。
また、本実施形態の管楽器1によれば、凸部位置を通過可能なサイズの異物Oは、湾曲管部12内を通りやすい。このため、仮に異物Oが湾曲管部12内に入り込んでも、容易に異物Oを主管3から抜き出すことができる。したがって、異物Oが主管3内に留まることを防いで、管楽器1の演奏が異物Oによって阻害されることを防止できる。
また、本実施形態の管楽器1によれば、凸部20が主管3の開口端9から最も近くに位置する音孔5よりも主管3の開口端9側に配されている。このため、凸部20による管楽器1の音響特性への影響を最小限に抑えることができる。具体的に説明すれば、管楽器1において最低音階以外の音階を発音する場合、主管3のうち手指や鍵機構6によって閉じられた音孔5よりも開口端9側の部位は共鳴管として機能しない。このため、凸部20が管楽器1において最低音階を除く音階の発音に影響を与えることを防止できる。
また、本実施形態の管楽器1によれば、凸部20が主管3の内周面13のうち主管3の幅方向の端に配されている。特に本実施形態では、一対の凸部20,20が、主管3の内周面13のうち主管3の幅方向の両端の領域に配されている。このため、凸部20を前述した主管3の分割構成体と共に簡単に成形することができる。特に、分割構成体の成形時における型抜きを容易に行うことができる。したがって、凸部20を含む管楽器1を容易に製造することができる。
上記した第一実施形態において、突起状の凸部20は、例えば図4(a)に示すように主管3の周方向において等間隔で三つ配列されてもよい。この場合には、凸部20が二つである場合と比較して、所定サイズ以上の異物Oが凸部位置を通過することを阻止するために必要な凸部20の高さ寸法をさらに小さく抑えることができる。また、凸部20が四つ以上配列される場合と比較して、凸部20の設置による主管3内の断面積の変化を小さく抑えることができる。したがって、管楽器1の音響特性への影響を最小限に抑えることが可能となる。
また、突起状の凸部20は、例えば図4(b)に示すように、主管3の周方向の一か所のみに一つ配されてもよい。この場合、凸部20は、図示例のように主管3の幅方向の中央に位置してもよいが、例えば上記第一実施形態と同様に、主管3の幅方向の端に位置してもよい。
また、突起状の凸部20は、例えば主管3の軸方向に連続して形成されてもよい。この場合、主管3の軸方向において、主管3内の断面積が変化しないため、管楽器1の製造に際して、管楽器1の音響特性の設定を容易に行うことができる。また、主管3を容易に製造することができる。
また、主管3の内周面13には、例えば図5に示すように、主管3の内周面13から内側に延びる棒状の凸部20Aが配されてもよい。
図5(a)に例示する棒状の凸部20Aは、主管3の内周面13の周方向の所定位置から主管3の内側に延びて内周面13の別の位置に到達している。図示例では、棒状の凸部20Aが主管3の軸線に交差しているが、これに限ることはない。図5(a)に例示する棒状の凸部20Aは一つだけ設けられているが、棒状の凸部20Aは例えば複数設けられてもよい。この場合、複数の棒状の凸部20Aは、例えば交差してもよいし、交差しなくてもよい。
図5(b)に例示する構成では、複数(図示例では三つ)の棒状の凸部20Aが、それぞれ主管3の軸線まで延びた上で、互いに接続されている。
棒状の凸部20Aの場合には、突起状の凸部20Aの場合と比較して、凸部位置を通過する異物のサイズをより小さく設定することが可能となる。
棒状の凸部20Aの数は、任意であってよいが、主管3の手入れのしやすさ(主管3内におけるスワブの通しやすさ)を考慮すると、少ない方がより好ましい。
図2〜5で例示した凸部20,20Aは、例えば弾性を有してもよい。また、突起状の凸部20は、例えば弾性的に撓み変形できる針状に形成されてもよい。
〔第二実施形態〕
次に、図6を参照して本発明の第二実施形態について説明する。本実施形態の管楽器は、第一実施形態の管楽器1と比較して、主管の一部構成及び凸部の配置のみが異なり、他の構成については同様である。本実施形態では、第一実施形態と同様の構成要素について同一符号を付す等して、その説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態の管楽器1Bにおいて、管体2Bの主管3Bは、主管3Bの開口端9に向かうにしたがって内径寸法が大きくなるテーパ管部14Bを備える。すなわち、テーパ管部14Bは、本実施形態の主管3Bの開口端9を構成している。
図示例において、テーパ管部14Bには、湾曲管部12が接続されているが、例えば直線管部が接続されてもよい。図示しないが、主管3Bの音孔は、例えば湾曲管部12のみに形成されてもよいし、湾曲管部12及びテーパ管部14Bの両方に形成されてもよい。
本実施形態の管楽器1Bに備える凸部20は、第一実施形態と同様に、主管3Bの内周面13に配されている。ただし、本実施形態において、凸部20は、テーパ管部14Bのうち内径寸法が最小となる位置に配されている。すなわち、凸部20は、テーパ管部14Bと湾曲管部12との接続部分に配されている。図示例において、テーパ管部14Bには、図2〜4に例示した突起状の凸部20が設けられているが、例えば図5に例示した棒状の凸部20Aが設けられてもよい。
本実施形態の管楽器1Bによれば、第一実施形態と同様の効果を奏する。
また、本実施形態の管楽器1Bでは、凸部20がテーパ管部14Bのうち内径寸法が最小となる位置に配されている。このため、開口端9から主管3B内に入り込んだ異物が、テーパ管部14Bに接続された主管3Bの別の管部(湾曲管部12)に入り込むことを効果的に抑制できる。
〔第三実施形態〕
次に、図7を参照して本発明の第三実施形態について説明する。本実施形態の管楽器は、第一実施形態の管楽器1と比較して、凸部の配置のみが異なり、他の構成については同様である。本実施形態では、第一実施形態と同様の構成要素について同一符号を付す等して、その説明を省略する。
図7に示すように、本実施形態の管楽器1Cは、第一、第二実施形態と同様に、主管3の内周面13よりも内側に延びる凸部20Cを備える。ただし、本実施形態の凸部20Cは、主管3の開口端9の外側に配されている。
本実施形態の凸部20Cは、主管3の開口端9(フランジ部8)から主管3の内周面13の内側に延びる棒状に形成されている。図示例において、棒状の凸部20Cは、主管3の径方向において主管3の内側に向かうにしたがって主管3の軸方向において開口端9から離れるように延びているが、これに限ることはない。
図7に例示する構成では、図5(b)に示した構成と同様に、複数(図示例では三つ)の棒状の凸部20Cが、それぞれ主管3の軸線L1まで延びた上で互いに接続されているが、例えば互いに接続されなくてもよい。また、棒状の凸部20Cは、例えば図5(a)に示した構成と同様に、主管3の周方向の所定位置から別の位置まで到達してもよい。
本実施形態の管楽器1Cによれば、第一実施形態と同様の効果を奏する。
また、本実施形態の管楽器1Cによれば、凸部20Cが主管3内に設けられる場合と比較して、管楽器1Cの音響特性への影響を小さく抑えることができる。
本実施形態の凸部20Cは、例えば第一、第二実施形態の管楽器1,1Bにも適用可能である。例えば、第一、第二実施形態の管楽器1,1Bにおいて、本実施形態の凸部20Cが第一、第二実施形態の凸部20,20Aと別個に設けられてもよい。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
本発明の管楽器において、凸部は例えば副管に設けられてもよい。
本発明の管楽器は、木管楽器のように音孔を有する管楽器に適用されることに限らず、例えば金管楽器のように音孔を有さない管楽器に適用することも可能である。
1,1B,1C…管楽器、2,2B…管体、3,3B…主管、4…副管、5…音孔、9…開口端、12…湾曲管部、13…内周面、14B…テーパ管部、20,20A,20C…凸部

Claims (8)

  1. 管体と、
    前記管体の内周面よりも内側に延びる凸部と、を備え
    前記凸部が、突起状に形成されている管楽器。
  2. 前記凸部は、半球状である請求項1に記載の管楽器。
  3. 管体と、
    前記管体の内周面よりも内側に延びる凸部と、を備え
    前記管体が、前記管体の開口端に向かうにしたがって内径寸法が大きくなるテーパ管部を有し、
    前記凸部が、前記テーパ管部のうち内径寸法が最小となる位置に配されている管楽器。
  4. 管体と、
    前記管体の内周面よりも内側に延びる凸部と、を備え
    前記凸部が、前記管体の開口端の外側に配されている管楽器。
  5. 前記凸部が、前記管体の周方向に間隔をあけて複数配列されている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の管楽器。
  6. 複数の前記凸部が、前記管体の軸線を中心として互いに対称となる位置に配されている請求項5に記載の管楽器。
  7. 前記管体が音孔を有し、
    前記凸部が、前記音孔よりも前記管体の開口端側に配されている請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の管楽器。
  8. 前記管体が、前記管体の軸線の向きを変えるように曲がっている湾曲管部を有し、
    前記凸部が、前記管体のうち前記湾曲管部よりも前記管体の開口端側に配されている請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の管楽器。
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