JP6765327B2 - 放射温度測定装置及び放射温度測定方法 - Google Patents

放射温度測定装置及び放射温度測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6765327B2
JP6765327B2 JP2017049643A JP2017049643A JP6765327B2 JP 6765327 B2 JP6765327 B2 JP 6765327B2 JP 2017049643 A JP2017049643 A JP 2017049643A JP 2017049643 A JP2017049643 A JP 2017049643A JP 6765327 B2 JP6765327 B2 JP 6765327B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
reflectance
measurement surface
incident
light source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017049643A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018151354A (ja
Inventor
健夫 山田
健夫 山田
貴彦 大重
貴彦 大重
紘明 大野
紘明 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Steel Corp filed Critical JFE Steel Corp
Priority to JP2017049643A priority Critical patent/JP6765327B2/ja
Publication of JP2018151354A publication Critical patent/JP2018151354A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6765327B2 publication Critical patent/JP6765327B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Radiation Pyrometers (AREA)

Description

本発明は、測定対象物の表面温度を測定する放射温度測定装置及び放射温度測定方法に関する。
測定対象物の温度を測定するための技術には様々なものがある。そのうち放射温度測定技術は、測定対象物からの放射光を利用して測定対象物の表面温度を非接触で測定する技術であり、放射温度計として実用化されている。放射温度計は、光電変換素子と光学フィルタとを備え、所定の波長帯域における測定対象物の放射エネルギー値を測定し、測定した放射エネルギー値を温度に変換することによって、測定対象物の表面温度を測定する。
測定対象物の放射エネルギー値は、理想的な黒体からの放射エネルギー値に測定対象物の放射率を乗じた値になるため、放射温度計を利用して測定対象物の表面温度を測定する際には、測定対象物の放射率の値が必要になる。このため、所定の波長の放射エネルギー値を測定する単色放射温度計では、測定対象物の放射率の値を予め測定しておき、予め測定した放射率の値を用いて測定対象物の表面温度を測定している。
一方、測定対象物が不透明物体である場合には、キルヒホッフの法則に基づいて反射率と放射率との和が1になる。このため、測定対象物の反射率を測定する技術を用いれば、測定対象物の反射率から測定対象物の放射率を求めて温度測定に用いることができる可能性が考えられる。具体的には、特許文献1には、鏡面性の高い測定対象物の反射率を測定する方法として、測定対象物の表面に対して垂直な方向から光を照射し、測定対象物の表面に対して垂直な方向に反射した光の輝度から測定対象物の垂直反射率を算出する技術が記載されている。
特許第5318303号公報(図1参照)
しかしながら、本発明の発明者らの検討によれば、特許文献1に記載の技術には以下に示すような問題点がある。以下、図12を参照して、特許文献1に記載の技術の問題点について説明する。図12は、鏡面性の高い圧延アルミニウム板(表面粗さRaの測定値が0.08μm未満)の傾き(ゴニオステージ角度)をθ度変化させた時の垂直反射率Rvの面内の平均値(平均反射率)(入射光波長:850nm)及び相対比率Rv(θ)/Rv(0度)の変化の一例を示す図である。なお、相対比率Rv(θ)/Rv(0度)とは、傾きθ度のときの平均反射率を傾き0度のときの平均反射率で除算した値である。
図12に示すように、垂直反射率の相対比率Rv(θ)/Rv(0度)は、傾きθが±0.5度変化しただけで83〜87%まで減衰し、また傾きθが±0.8度変化すると63〜74%まで減衰する。すなわち、特許文献1記載の技術によって測定される垂直反射率は、測定対象物の傾きθの影響を受けやすい。このため、特許文献1記載の技術を用いて測定対象物の反射率を精度よく測定するためには、測定対象物の傾きθを厳密に制御する必要がある。従って、例えば連続亜鉛めっきラインを移動する鋼板等の移動する不透明な測定対象物の反射率をオンラインで測定し、測定された反射率から測定対象物の表面温度を算出する処理に対して特許文献1記載の技術を適用することは困難である。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、移動する不透明な測定対象物の反射率をオンラインで精度よく測定して測定対象物の表面温度を測定可能な放射温度測定装置及び放射温度測定方法を提供することにある。
本発明に係る放射温度測定装置は、光源と、前記光源のオン/オフを制御するオン・オフ制御回路と、測定対象物の測定面の垂線に対して傾けて配置された、前記光源からの入射光を前記測定面に照射する同軸落射光学系と、前記測定面において反射された前記入射光に対して垂直な角度になるように入射面内における前記垂線を挟んで前記同軸落射光学系の位置とは反対側の位置に配置された、前記測定面において反射された前記入射光及び前記測定面から入射した放射光を前記同軸落射光学系に戻す再帰性反射板と、前記同軸落射光学系に入射した光の輝度を検出する放射光検出器と、前記放射光検出器によって検出された光の輝度値から前記測定面の表面温度を算出する信号処理装置と、を備え、前記信号処理装置は、前記オン・オフ制御回路によって前記光源をオン状態にした時に検出された光の輝度値から前記測定面の反射率を算出し、前記オン・オフ制御回路によって前記光源をオフ状態にした時に検出された光の輝度及び前記反射率から前記測定面の放射率を算出し、前記オン・オフ制御回路によって前記光源をオフ状態にした時に検出された光の輝度及び前記放射率を用いて前記測定面の表面温度を算出することを特徴とする。
本発明に係る放射温度測定装置は、上記発明において、前記信号処理装置は、前記オン・オフ制御回路によって前記光源をオン状態にした時に検出された光の輝度値から求められる反射率が前記測定面の反射率の二乗値になっていることを考慮して予め測定しておいた基準反射率に相当する基準輝度値を用いて前記測定面の反射率を算出すると共に、放射率と反射率との和が1.0であるとして前記測定面の放射率を算出することを特徴とする。
本発明に係る放射温度測定装置は、上記発明において、前記測定面の表面温度に対応した輝度値が、前記放射光検出器が備えるA/D変換器で有効な輝度レベルになるように前記放射光検出器の検出時間を調整する制御回路を備えることを特徴とする。
本発明に係る放射温度測定装置は、上記発明において、前記放射光検出器が単一の受光素子によって構成されていることを特徴とする。
本発明に係る放射温度測定装置は、上記発明において、前記放射光検出器が二次元のCCDモノクロカメラによって構成され、前記光源が赤外LED光源であり、前記同軸落射光学系の先端に可視光カットフィルタが配置されていることを特徴とする。
本発明に係る放射温度測定装置は、上記発明において、前記放射光検出器が二次元のCCDカラーカメラによって構成されていることを特徴とする。
本発明に係る放射温度測定方法は、光源と、前記光源のオン/オフを制御するオン・オフ制御回路と、測定対象物の測定面の垂線に対して傾けて配置された、前記光源からの入射光を前記測定面に照射する同軸落射光学系と、前記測定面において反射された前記入射光に対して垂直な角度になるように入射面内における前記垂線を挟んで前記同軸落射光学系の位置とは反対側の位置に配置された、前記測定面において反射された前記入射光及び前記測定面から入射した放射光を前記同軸落射光学系に戻す再帰性反射板と、前記同軸落射光学系に入射した光の輝度を検出する放射光検出器と、前記放射光検出器によって検出された光の輝度値から前記測定面の表面温度を算出する信号処理装置と、を備える放射温度測定装置を利用した放射温度測定方法であって、前記オン・オフ制御回路によって前記光源をオン状態にした時に検出された光の輝度値から前記測定面の反射率を算出するステップと、前記オン・オフ制御回路によって前記光源をオフ状態にした時に検出された光の輝度及び前記反射率から前記測定面の放射率を算出するステップと、前記オン・オフ制御回路によって前記光源をオフ状態にした時に検出された光の輝度及び前記放射率を用いて前記測定面の表面温度を算出するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明に係る放射温度測定装置及び放射温度測定方法によれば、移動する不透明な測定対象物の反射率をオンラインで精度よく測定して測定対象物の表面温度を測定することができる。
図1は、本発明の一実施形態である放射温度測定装置の構成を示す模式図である。 図2は、本発明の一実施形態である放射温度測定方法を説明するための模式図である。 図3は、圧延アルミニウム板の傾きを変化させた時の本発明により測定された反射率の平均値及び相対比率の変化の一例を示す図である。 図4は、再帰性反射板が理想的な反射率(100%)を有している場合とその状態に対し反射率が90%になった場合との温度誤差を計算した結果の一例を示す図である。 図5は、反射率分布と表面温度分布の一例を示す図である。 図6は、アルミニウムサンプルの温度を変えながら反射率を測定した結果の一例を示す図である。 図7は、図6に示す結果から測定されたアルミニウムサンプルの表面温度を示す図である。 図8は、セラミック及び酸化しない金属で鍍金した鋼板の温度を変えながら反射率を測定した結果の一例を示す図である。 図9は、図8に示す結果から測定されたセラミック及び酸化しない金属で鍍金した鋼板の表面温度を示す図である。 図10は、分光光度計による高反射率鏡面反射板の反射率の測定結果を示す図である。 図11は、黒体炉校正式の一例を示す図である。 図12は、圧延アルミニウム板の傾きを変化させた時の垂直反射率の平均値及び相対比率の変化の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態である放射温度測定装置の構成及びこの放射温度測定装置を利用した放射温度測定方法について説明する。
〔放射温度測定装置の構成〕
図1は、本発明の一実施形態である放射温度測定装置の構成を示す模式図である。図1に示すように、本発明の一実施形態である放射温度測定装置1は、鋼板等の移動する不透明な測定対象物Sの反射率を測定することによって得られる測定対象物の放射率を用いて表面温度を測定する装置であり、光源2、同軸落射光学系3、再帰性反射板4、放射光検出器5、オン・オフ制御回路11、及び信号処理装置12を主な構成要素として備えている。
光源2は、オン・オフ制御回路11からの制御信号に従って測定対象物Sに照射する入射光を生成する装置であり、例えばLED(Light Emitting Diode)光源によって構成されている。なお、350〜550℃の比較的低温度域の測定対象物Sの反射率を測定する場合には、700〜1100nmの波長域のCCDモノクロカメラと赤外LED光源(主波長850nm)を用いることが望ましい。
同軸落射光学系3は、測定対象物Sに照射する入射光の光軸と受光光学系の光軸とが一致している光学系であり、例えば同軸落射テレセントリックレンズによって構成されている。同軸落射光学系3は、測定対象物Sの測定面の垂線L1に対して傾けて配置されている。同軸落射光学系3は、光源2が生成した入射光を測定対象物Sの測定面に入射すると共に、外部からの入射光を放射光検出器5に透過する。なお、同軸落射光学系3の先端に可視光カットフィルタを配設してもよい。
再帰性反射板4は、測定対象物Sの測定面からの光を光の入射方向に戻す再帰性反射特性を有する板状の部材であり、測定対象物Sの測定面において反射された入射光に対して垂直な角度になるように入射面内における測定面の垂線L1を挟んで同軸落射光学系3の位置とは反対側の位置に配置されている。再帰性反射板4は、測定対象物Sの測定面において反射された入射光及び測定面から入射した放射光を同軸落射光学系3に戻す。なお、一般に、再帰性反射板4に対する光の入射角が±30度以内であれば、再帰性反射板4はほぼ100%発光位置に入射光を戻すと言われている。
ここで、再帰性反射板4は、測定対象物Sの測定面からの反射光に対して垂直な角度になるように配置されていることとしたが、厳密に垂直な角度に配置する必要はなく、測定対象物Sの測定面からの反射光を同軸落射光学系3に戻すことができる範囲内であればよい。また、本実施形態では、再帰性反射板4は、同軸落射光学系3の先端の高さ位置とほぼ同じ高さ位置に配置されていることとするが、再帰性反射板4の高さ位置は装置のレイアウトに応じて適宜変更することができる。
放射光検出器5は、同軸落射光学系3から伝達された光の輝度を検出する装置であり、単一の光受光素子、CCDモノクロカメラ、CCDカラーカメラ等によって構成されている。なお、CCDモノクロカメラは、高温域の測定も可能であるが、高温域になると測定対象物Sの温度に応じて色変化が生じるので、測定温度域(例えば550℃程度以上)によってはCCDカラーカメラを用いることが望ましい。また、測定対象物Sの測定温度に対応した輝度値がA/D変換器で有効な輝度レベルになるように放射光検出器5の検出時間を調整することが望ましい。CCDモノクロカメラを用いる場合には、光源2として赤外LED光源を用い、同軸落射光学系3の先端に可視光カットフィルタを配設することが望ましい。
オン・オフ制御回路11は、光源2に制御信号を出力することによって光源2のオン/オフ動作を制御する回路である。
信号処理装置12は、放射光検出器5によって検出された光の輝度に基づいて測定対象物Sの反射率を算出し、算出された反射率に基づいて測定対象物Sの表面温度を算出する装置であり、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置によって構成されている。
このような構成を有する放射温度測定装置1は、以下に示す放射温度測定方法により移動する不透明な測定対象物の反射率をオンラインで測定する。以下、図2を参照して、本発明の一実施形態である放射温度測定方法を実行する際の放射温度測定装置1の動作について説明する。
〔放射温度測定方法〕
図2は、本発明の一実施形態である放射温度測定方法を説明するための模式図である。本発明の一実施形態である放射温度測定方法では、まず、オン・オフ制御回路11が光源2に制御信号を出力することによって光源2をオンする。これにより、図2(a)に示すように、同軸落射光学系3を介して測定対象物Sの測定面(X,Y)に対して角度+θで入射光L2が入射し、測定面(X,Y)における入射光L2が正反射されて反射光L3が再帰性反射板4に入射する。
そして、再帰性反射板4の表面において反射光L3が反射されて反射光L4が測定対象物Sの測定面(X,Y)に対して角度−θで入射し、測定面(X,Y)において反射光L4が反射されて反射光L5が同軸落射光学系3を介して放射光検出器5に入射する。なお、再帰性反射板4として大きさ55×35mmのものを距離110mmで用いた場合、幾何学的配置から角度θは、12〜15度の範囲内とすることが可能であり、再帰性反射板4は正反射光の垂直軸に対して頂角約12.5度の範囲でカバーすることができる。
ここで、測定面(X,Y)における入射光L2の強度をL0(θ,X,Y)、角度+θで測定対象物Sの測定面(X,Y)に入射した入射光L2が正反射方向に反射する反射率をR(θ,X,Y)(%)とすると、反射光L3の強度はL0(θ,X,Y)×R(θ,X,Y)/100と表することができる。このとき、L0(θ,X,Y)×R(θ,X,Y)/100の値が、測定面(X,Y)からの放射光(自発光放射光)よりも十分大きくなるようなL0(θ,X,Y)の値をもつ光源を用いるようにしている。同様にして、再帰性反射板4の反射率が100%であると仮定すると、反射光L5の強度はL0(θ,X,Y)×R(θ,X,Y)×R(−θ,X,Y)/10000と表することができる。また、正反射率は角度θが同じであれば方向性の影響を受けないと仮定できるので、以下に示す数式(1)が成立する。なお、数式(1)において、Rφ(X,Y)は、測定面(X,Y)の反射率(%)を示す。
また、以下の数式(2)に示すように、放射光検出器5によって検出された再帰性反射板4からの反射光L5の輝度に基づいて求められる反射率Rは、測定面(X,Y)の反射率Rφ(X,Y)の二乗値となる。このため、測定面(X,Y)の反射率Rφ(X,Y)は、反射率Rを以下の数式(3)に代入することによって求めることができる。具体的には、予め測定しておいた基準反射率に相当する基準輝度値と放射光検出器5によって検出された輝度値とから反射率Rを算出し、算出された反射率Rを以下の数式(3)に代入することによって測定面(X,Y)の反射率Rφ(X,Y)を算出する。このようにして、光源2をオンしたときに放射光検出器5によって検出された再帰性反射板4からの反射光L5の輝度から測定面(X,Y)の反射率Rφ(X,Y)を算出することができる。
次に、オン・オフ制御回路11が光源2への制御信号の出力を停止することによって光源2をオフする。これにより、図2(b)に示すように、測定面(X,Y)から角度+θ方向に放射された放射光(自発光放射光)L6が同軸落射光学系3を介して放射光検出器5に入射する。また、測定面(X,Y)から角度−θ方向に放射された放射光L7が再帰性反射板4に入射し、再帰性反射板4の表面において放射光L7が反射されて反射光L8が測定対象物Sの測定面(X,Y)に対して角度−θで入射する。そして、測定面(X,Y)において反射光L8が反射されて反射光L9が同軸落射光学系3を介して放射光検出器5に入射する。
ここで、放射光L6の光量Ra ε1(X,Y)は、放射率が1.0である場合の放射光L6の光量をRa (X,Y:T℃、ε=1.0)とすると、以下に示す数式(4)のように表すことができる。また同様にして、放射光L7の光量Ra ε2(X,Y)は、以下に示す数式(5)のように表すことができる。また、反射光L9の光量Ra ε3(X,Y)は、再帰性反射板4の反射率をDとすると、以下に示す数式(6)のように表すことができる。
また、正反射率は角度θが同じあれば方向性の影響を受けないこと(数式(1)の成立)、以下の数式(7)に示すように放射率εも角度が同じであれば方向性の影響を受けないこと、及び以下の数式(8)に示すように反射率Rφ(X,Y)/100と放射率εφ(X,Y)との和が1となることを仮定する。なお、εφ(X,Y)は測定面(X,Y)における放射率を示す。
これにより、放射光L6と反射光L9との輝度の和Rasum(X,Y)は、以下に示す数式(9)〜(11)のように表される。なお、数式(11)中のε(X,Y)は2回反射の放射率であり、以下に示す数式(12)のように表される。
数式(10)に示す輝度の和Rasum(X,Y)は放射光検出器5によって検出された輝度値である。従って、輝度の和Rasum(X,Y)と反射率Rφ(X,Y)とを数式(12)に代入することによって求められる放射率ε(X,Y)とを数式(11)に代入することにより、放射率補正した放射輝度値Ra (X,Y:T℃、ε=1.0)を算出することができる。これにより、放射率補正した放射輝度値Ra (X,Y:T℃、ε=1.0)の対数値V(X,Y)を以下の数式(13)に示す黒体炉校正式に代入することによって、測定面(X,Y)の表面温度TEMP(X,Y)を算出することができる。なお、数式(13)におけるパラメータA,B,Cは係数を示す。
図3は、鏡面性の高い圧延アルミニウム板(表面粗さRaの測定値が0.08μm未満)の傾き(ゴニオステージ角度)をθ度変化させた時の本発明により測定された反射率Rφの平均値(平均反射率)(入射光波長:850nm)及び相対比率Rφ(θ)/Rφ(0度)の変化の一例を示す図である。なお、相対比率Rφ(θ)/Rφ(0度)とは、傾きθ度のときの平均反射率を傾き0度のときの平均反射率で除算した値である。
図3に示すように、傾きの角度θが0度に対して±3度以内であれば反射率Rφの値は86〜100%と安定しており、傾きの角度θが4度を超えてはじめて反射率Rφは低下し始める。既に述べたように、従来の反射率測定方法(図12参照)では、反射率Rvの相対比率Rv(θ)/Rv(0度)は、傾きθが±0.5度変化しただけで83〜87%まで減衰し、また傾きθが±0.8度変化すると63〜74%まで減衰する。従って、本発明によれば、反射率Rφを測定する際の測定対象物の傾きθの影響を大幅に低減できる。このため、本発明によれば、例えば連続亜鉛めっきラインを移動する鋼板等の移動する不透明な測定対象物の反射率をオンラインで測定して測定対象物の表面温度を測定することができる。
ここで、再帰性反射板4の反射率が理想的な場合の90%に低下した際の温度測定に与える誤差について説明する。図4は、測定面の反射率Rφ(X,Y)が80%から10%まで10%おきの温度450℃のサンプルを測定した場合において、再帰性反射板4が理想的な反射率(100%)を有している場合(1.0)とその状態に対し反射率が90%になった場合(0.9)との温度誤差を計算した結果を示す図である。図4に示すように、最も温度誤差が乗りやすい反射率80%の場合であっても、高々10℃程度の温度誤差に収まっていることがわかる。
また、図5は、本発明により測定したアルミニウムサンプルの鏡面部と粗さ♯30の粗面部を窒化アルミニウムヒータで450℃に温度設定した時の反射率分布と表面温度分布の1例を示す図である。アルミニウム板50mm×25mmの中央部で鏡面と粗面の境界部を作成し、その中央部分の8mm×2mm(1000×250画素)の中央の11画素の平均値を示したものである。図5に示すグラフから、反射率分布が境界部で大きく変化しているのに対し、表面温度はほぼ同じ温度を示していることがわかる。この表面温度分布を計算した結果では、粗さ♯30の砥粒で粗面化した平面はかなり粗いので、鏡面の温度分布がほぼ均一であるのに対し、温度分布が面内で大きくばらついていることもわかる。また、粗面からの放射伝熱ロスが大きいので、粗面側の平均温度が約5℃低いこともわかる。
また、粗さ#30及び粗さ#320のアルミニウムサンプルの温度を変えながら反射率を測定した結果を図6に示す。図6では、鏡面部分の反射率Rφ(S1)及び粗面部分の反射率Rφ(S5)及びそれらの差Rφ(S1−S5)を示している。図6に示すように、粗さ#30及び粗さ#320共に、反射率は温度が高くなるにつれて大きくなる傾向があることが確認された。また、図6に示す結果から算出されたアルミニウムサンプルの表面温度を図7に示す。図7に示すように、鏡面部分と粗面部分の表面温度はよく一致していることがわかる。また、ヒータの設定値と鏡面部分の温度の差は、粗さ#30と粗さ#320のアルミニウムサンプルでは異なっていた。これは、粗さ#30のアルミニウムサンプルの表面粗さが粗く、放射率が高いアルミニウムサンプルは、熱放射が大きいために表面温度が下がっているためと考えられる。また、セラミック及び酸化しない金属で鍍金した鋼板についての同様のデータを図8及び図9に示す。これらについても、同様の結果が得られた。
本実施例では、反射率校正のための前処理と測定対象物の表面温度を測定する際の事前処理とを行ない表面温度を測定した。また、本実施例では、CCDモノクロカメラの感度曲線をγ=1.0とし、入力の光強度に比例する画像輝度値が得られるようにした。
前処理では、まず反射光がゼロの準黒体を用意した。これは内部径が50mmの円筒で高さが90mm、円筒底部には頂角60度の円錐を持った部材をねじ合わせで合体したものであり、黒色校正円筒と呼ぶ。円筒及び円錐底部の材質はアルミニウムであり、その表面につや消し黒色アルマイト処理を施したものを使用した。反射率校正板としては、高反射率鏡面反射板が市販されている。高反射率鏡面反射板は高価であり傷つきやすいので、公式基準器として用い、その基準器で値付した低反射率準白体を準黒体と同様にして白色校正円筒の形で作製し、低反射率約0.3%程度(数値は校正により決定する)の常用標準反射体として使用した。白色校正円筒が黒色校正円筒と異なる点は、頂角が175度と大きいこととつや消し白色アルマイト処理を施していることである。
次に、白色校正円筒の反射率を高反射率鏡面反射板で校正した。白色校正円筒の反射率を測定した時の輝度カウント値が飽和しない範囲でシャッター時間を決めた。CCDモノクロカメラのA/D変換は16ビットであり、65000カウント(階調)を超える。本実施例では、LED光源が安定している状態にゲインを決めて、シャッター時間を0.2msecとした。そこで、白色校正円筒の反射率を測定し、次に黒色校正円筒の反射率を測定した。この時の仮想の白色校正円筒の反射率を仮に0.300と入力した。白のカウント数は36366.8であり、黒のカウント数は35980.2であり、その差は386.6であった。
次に、高反射率鏡面反射板の反射率を測定した。図10は、分光光度計による高反射率鏡面反射板の反射率の測定結果を示す。波長850nmの入射光に対する高反射率鏡面反射板の反射率は86%であった。高反射率鏡面反射板の輝度値が飽和していないことを確認し、シャッター時間を0.01msecにセットした。次に、黒色校正円筒の輝度値を同じシャッター時間で測定し、高反射率鏡面反射板の輝度値から減算した。一方、白色校正円筒の輝度値は、シャッター時間0.2msecのときに386.6カウントだったので、このカウント値を0.01msecで測定した場合に換算し、386.6×0.01/0.2=19.33として求めた。この係数で計算したときに高反射率鏡面反射板の反射率が86%となるように、白色校正円筒の0.300%の校正値を決定し、白色校正円筒の基準反射率として登録した。
測定対象物の表面温度を測定する際には、まず、基準反射率校正板の反射率を測定した。基準反射率校正板の反射率の測定が終了すると、次に、黒体炉校正式をセットした。次に、反射率測定と表面温度測定のための準備測定が2項目必要である。まず、1つめは測定対象物の反射輝度値が飽和しないシャッター時間を選択することである。そして、同軸落射光学系の前面に準黒体をセットし、まずLED光源を点灯し、決めたシャッター時間で光学系の内部雑音輝度値を二次元画像データとして保存する。次に、放射輝度測定のための黒体測定を行った。以上が準備である。
次に、準黒体を取り除き、加熱されている測定対象物の反射率を測定した。次に、測定対象物の放射温度を測定した。以後、放射率補正した放射輝度値の対数値を黒体炉校正式に代入することによって、測定面(X,Y)の表面温度を算出した。黒体炉校正式の一例を図11に示す。
以上、本発明者らによってなされた発明を適用した実施の形態について説明したが、本実施形態による本発明の開示の一部をなす記述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、本実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施の形態、実施例、及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれる。
1 放射温度測定装置
2 光源
3 同軸落射光学系
4 再帰性反射板
5 放射光検出器
11 オン・オフ制御回路
12 信号処理装置
S 測定対象物

Claims (6)

  1. 光源と、
    前記光源のオン/オフを制御するオン・オフ制御回路と、
    測定対象物の測定面(X,Y)の垂線に対して傾けて配置された、前記光源からの入射光を前記測定面(X,Y)に照射する同軸落射光学系と、
    前記測定面(X,Y)において反射された前記入射光に対して垂直な角度になるように入射面内における前記垂線を挟んで前記同軸落射光学系の位置とは反対側の位置に配置された、前記測定面(X,Y)において反射された前記入射光及び前記測定面(X,Y)から入射した放射光を前記同軸落射光学系に戻す再帰性反射板と、
    前記同軸落射光学系に入射した光の輝度を検出する放射光検出器と、
    前記放射光検出器によって検出された光の輝度値から前記測定面(X,Y)の表面温度を算出する信号処理装置と、を備え、
    前記信号処理装置は、前記オン・オフ制御回路によって前記光源をオン状態にした時に検出された光の輝度値から前記測定面(X,Y)の反射率を算出し、前記オン・オフ制御回路によって前記光源をオフ状態にした時に検出された光の輝度値及び前記反射率から前記測定面(X,Y)の放射率を算出し、前記オン・オフ制御回路によって前記光源をオフ状態にした時に測定面(X,Y)から角度+θ方向に放射されて前記同軸落射光学系に入射した放射光L6と、前記オン・オフ制御回路によって前記光源をオフ状態にした時に測定面(X,Y)から角度−θ方向に放射され、前記再帰性反射板に入射し、前記再帰性反射板の表面において反射され、測定面(X,Y)に対して角度−θで入射した後、反射されて前記同軸落射光学系に入射した反射光L9と、の輝度の和Rasum(X,Y)から、以下に示す数式(9)〜(12)を用いて前記オン・オフ制御回路によって前記光源をオフ状態にした時に検出された光の輝度値の補正値Ra (X,Y:T℃、ε=1.0)を算出し、補正値Ra (X,Y:T℃、ε=1.0)を用いて前記測定面(X,Y)の表面温度を算出することを特徴とする放射温度測定装置。
    ここで、Ra ε1(X,Y)は放射光L6の輝度値、Ra ε3(X,Y)は反射光L9の輝度値、εφ(X,Y)は測定面(X,Y)における放射率、Ra (X,Y:T℃、ε=1.0)は放射率が1.0である場合の放射光L6の輝度値、Dは再帰性反射板の反射率、Rφ(X,Y)は測定面(X,Y)の反射率、ε(X,Y)は2回反射の放射率を示す。
  2. 前記信号処理装置は、前記オン・オフ制御回路によって前記光源をオン状態にした時に検出された光の輝度値から求められる反射率が前記測定面(X,Y)の反射率の二乗値になっていることを考慮して予め測定しておいた基準反射率に相当する基準輝度値を用いて前記測定面(X,Y)の反射率を算出すると共に、放射率と反射率との和が1.0であるとして前記測定面(X,Y)の放射率を算出することを特徴とする請求項1に記載の放射温度測定装置。
  3. 前記測定面(X,Y)の表面温度に対応した輝度値が、前記放射光検出器が備えるA/D変換器で有効な輝度レベルになるように前記放射光検出器の検出時間を調整する制御回路を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の放射温度測定装置。
  4. 前記放射光検出器が単一の受光素子によって構成されていることを特徴とする請求項1〜3のうち、いずれか1項に記載の放射温度測定装置。
  5. 前記放射光検出器が二次元のCCDカラーカメラによって構成されていることを特徴とする請求項1〜3のうち、いずれか1項に記載の放射温度測定装置。
  6. 光源と、前記光源のオン/オフを制御するオン・オフ制御回路と、測定対象物の測定面(X,Y)の垂線に対して傾けて配置された、前記光源からの入射光を前記測定面(X,Y)に照射する同軸落射光学系と、前記測定面(X,Y)において反射された前記入射光に対して垂直な角度になるように入射面内における前記垂線を挟んで前記同軸落射光学系の位置とは反対側の位置に配置された、前記測定面(X,Y)において反射された前記入射光及び前記測定面(X,Y)から入射した放射光を前記同軸落射光学系に戻す再帰性反射板と、前記同軸落射光学系に入射した光の輝度を検出する放射光検出器と、前記放射光検出器によって検出された光の輝度値から前記測定面(X,Y)の表面温度を算出する信号処理装置と、を備える放射温度測定装置を利用した放射温度測定方法であって、
    前記オン・オフ制御回路によって前記光源をオン状態にした時に検出された光の輝度値から前記測定面(X,Y)の反射率を算出するステップと、
    前記オン・オフ制御回路によって前記光源をオフ状態にした時に検出された光の輝度値及び前記反射率から前記測定面(X,Y)の放射率を算出するステップと、
    前記オン・オフ制御回路によって前記光源をオフ状態にした時に測定面(X,Y)から角度+θ方向に放射されて前記同軸落射光学系に入射した放射光L6と、前記オン・オフ制御回路によって前記光源をオフ状態にした時に測定面(X,Y)から角度−θ方向に放射され、前記再帰性反射板に入射し、前記再帰性反射板の表面において反射され、測定面(X,Y)に対して角度−θで入射した後、反射されて前記同軸落射光学系に入射した反射光L9と、の輝度の和Rasum(X,Y)から、以下に示す数式(9)〜(12)を用いて前記オン・オフ制御回路によって前記光源をオフ状態にした時に検出された光の輝度値の補正値Ra (X,Y:T℃、ε=1.0)を算出し、補正値Ra (X,Y:T℃、ε=1.0)を用いて前記測定面(X,Y)の表面温度を算出するステップと、
    を含むことを特徴とする放射温度測定方法。
    ここで、Ra ε1(X,Y)は放射光L6の輝度値、Ra ε3(X,Y)は反射光L9の輝度値、εφ(X,Y)は測定面(X,Y)における放射率、Ra (X,Y:T℃、ε=1.0)は放射率が1.0である場合の放射光L6の輝度値、Dは再帰性反射板の反射率、Rφ(X,Y)は測定面(X,Y)の反射率、ε(X,Y)は2回反射の放射率を示す。
JP2017049643A 2017-03-15 2017-03-15 放射温度測定装置及び放射温度測定方法 Active JP6765327B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017049643A JP6765327B2 (ja) 2017-03-15 2017-03-15 放射温度測定装置及び放射温度測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017049643A JP6765327B2 (ja) 2017-03-15 2017-03-15 放射温度測定装置及び放射温度測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018151354A JP2018151354A (ja) 2018-09-27
JP6765327B2 true JP6765327B2 (ja) 2020-10-07

Family

ID=63679440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017049643A Active JP6765327B2 (ja) 2017-03-15 2017-03-15 放射温度測定装置及び放射温度測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6765327B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7334325B2 (ja) * 2020-02-21 2023-08-28 富士フイルム株式会社 撮像装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1048053A (ja) * 1996-08-06 1998-02-20 Nittetsu Hokkaido Seigyo Syst Kk 走査型放射温度計
JP2001165850A (ja) * 1999-12-14 2001-06-22 Fuji Electric Co Ltd 油膜検知装置
JP2006258778A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Nippon Electro Sensari Device Kk 表面欠陥検査方法および表面欠陥検査装置
JP5206437B2 (ja) * 2008-03-04 2013-06-12 新日鐵住金株式会社 放射測温装置及び放射測温方法
KR101114362B1 (ko) * 2009-03-09 2012-02-14 주식회사 쓰리비 시스템 결점검사를 위한 검사장치
US9612160B2 (en) * 2013-11-05 2017-04-04 Ut-Battelle, Llc Emissivity independent optical pyrometer
JP2016121914A (ja) * 2014-12-24 2016-07-07 東京エレクトロン株式会社 温度測定機構、熱処理装置
JP6479525B2 (ja) * 2015-03-27 2019-03-06 株式会社ニューフレアテクノロジー 成膜装置及び温度測定方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018151354A (ja) 2018-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104748678B (zh) 高温物体测量中图像质量补偿方法
US7995195B2 (en) Method of optically monitoring the progression of a physical and/or chemical process taking place on a surface of a body
EP2365307B1 (en) Method for calibrating a pyrometer, method for determining the temperature of a semiconducting wafer and system for determining the temperature of a semiconducting wafer
JP7062339B2 (ja) 温度測定方法及び温度測定装置
US20130294476A1 (en) Flat light emitting plate for simulating thermal radiation, method for calibrating a pyrometer and method for determining the temperature of a semiconducting wafer
JP6765327B2 (ja) 放射温度測定装置及び放射温度測定方法
JP5009382B2 (ja) 表面特性を決定する装置および方法
CN105203504B (zh) 一种提高表面等离子共振传感器灵敏度的方法
JP2013104728A5 (ja)
JP7276515B2 (ja) 表面温度計測方法、表面温度計測装置、亜鉛系溶融めっき鋼板の製造方法、及び亜鉛系溶融めっき鋼板の製造設備
JP6639192B2 (ja) 色差測定方法
KR101237958B1 (ko) 시료의 적외선 광학 특성 동시 측정방법
Santourian et al. Novel LED-based radiation source and its application in diffuse reflectometry and polarization measurements
Shitomi et al. A new absolute diffuse reflectance measurement in the near-IR region based on the modified double-sphere method
JP2556556B2 (ja) 金属表面の粗度測定方法
JPH05507356A (ja) 物体の温度測定方法及び装置並びに加熱方法
JPH10206238A (ja) 塗膜焼き付け温度の測定方法
JP6292609B2 (ja) 非接触温度測定方法および測定装置
JP6620827B2 (ja) 放射温度測定装置及び放射温度測定方法
JP2023120491A (ja) 放射温度計の校正方法及び校正装置
JP2021196246A (ja) 温度検出装置
JP6570061B2 (ja) 非接触温度測定方法および測定装置
JP2004301614A (ja) 放射温度測定装置
Krauth Development of an Industrial IR Sensor to Continuously Measure Total Absorptivity of Steel Sheet On‐line: Application to the Optimization of the Thermal Treatment within an Annealing Furnace
KR20020073978A (ko) 적외선 열화상 장치를 이용한 박막 두께의 측정법

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20170322

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20170323

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181001

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190717

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190730

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200309

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200908

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200915

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6765327

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250