JP6763557B1 - ボタン電話システム、アドレス帳管理方法およびアドレス帳管理プログラム - Google Patents

ボタン電話システム、アドレス帳管理方法およびアドレス帳管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】アドレス帳を効率的でかつ安全に利用することが可能なボタン電話システムを提供する。【解決手段】インターネット3上のクラウドサーバ2は電話端末に関するアドレス情報が登録されているクラウドアドレス帳20を有し、クラウドサーバ2と接続可能な主装置1はクラウドアドレス帳20に登録されているアドレス情報の登録件数よりも少ない件数のアドレス情報が登録されているローカルアドレス帳10を有し、主装置1との内線接続が可能な電話端末30はアドレス情報が登録されているアドレス帳を有しない構成において、主装置1は、電話端末30の通信相手に関するアドレス情報を取得する要求が発生した場合、まず、ローカルアドレス帳10を参照し、該アドレス情報を取得する。ローカルアドレス帳10に該アドレス情報が存在していない場合には、次に、クラウドサーバ2にアクセスして取得要求を行い、前記クラウドアドレス帳20の検索結果として得られた該アドレス情報を主装置1に返送させる。【選択図】図2

Description

本発明は、ボタン電話システム、アドレス帳管理方法およびアドレス帳管理プログラムに関する。
企業や店舗等に設置されたボタン電話システムの主装置は、内線収容した電話端末に対する発着信動作を行う際の相手側の電話端末や通信機器との接続用として利用するために、通信相手側に関する名称・氏名や電話番号、メールアドレス等をあらかじめ登録したアドレス帳を保有している。あるいは、近年は、複数の事業所や店舗等で通信相手側の発信先や着信元を示す情報を共有して利用することを可能にするために、該アドレス帳をインターネット上のサーバ(クラウドサーバ)に配置して利用する形態も登場している。
例えば、特許文献1の特開2015−192157号公報「電子機器、登録方法およびプログラム」においては、店舗名称、住所、URL(Unique Resource Locator)、割引・クーポン情報、メニュー等の情報を電話番号に関連付けて店舗ごとに関連情報として登録している情報管理サーバを、通話機能を有する電子機器からアクセス可能な形式で備えた構成を採用している。
そして、特許文献1の技術は、電子機器が、通話相手との通話が終了したタイミングで、該通話相手の電話番号を用いて、情報管理サーバに問い合わせて、該通話相手に関する関連情報を取得すると、該関連情報を前記電話番号とともに表示部に表示してユーザに提示し、ユーザにより当該通話相手の電話番号をアドレス帳に登録するための操作が行われたことを検知した場合に、前記関連情報を前記電話番号に関連付けて前記アドレス帳に登録するという技術を提案している。
特開2015−192157号公報
しかしながら、本発明に関連する前記特許文献1等の現状の技術においては、図5を参照して以下に説明するような課題がある。図5は、現状のボタン電話システムにおけるアドレス帳に関する課題を説明する説明図である。
まず、ボタン電話システムが、オンプレミス(On-Premises:自社運用型)形式として、インターネット3上にクラウドサーバ2等を配置することなく、自ボタン電話システムの主装置1内にローカルアドレス帳10を保有する構成とする場合、図5に示すように、ボタン電話システムの主装置1は、通常、メモリ容量が少ないために、保有しようとするローカルアドレス帳10の容量には制限があり、ローカルアドレス帳10への電話番号等の登録件数をできる限り少なくする必要があるという制約が生じる。
また、ローカルアドレス帳10を利用可能な電話端末にも制限があり、ボタン電話システムの主装置1に内線接続されている電話端末30に限定され、外出先等に移動して主装置1に内線接続されない状態になった場合には利用することができないという課題がある。さらに、外出時にも利用することを可能にしようとして電話端末自体にアドレス帳を保有させる場合には、アドレス帳に関する情報が外部に漏洩してしまう危険性が生じるというセキュリティ面の不安がある。
また、オンプレミス形式ではなく、クラウド形式として、インターネット3に配置したアドレス管理用のクラウドサーバ2上にアドレス帳をクラウドアドレス帳20として保有して、ボタン電話システムの主装置1と該クラウドアドレス帳20とを連携させる場合についても次のような課題がある。例えば、企業・店舗内にある電話端末30がボタン電話システムの主装置1に内線収容されている状態であっても、図5に示すように、アドレス帳を参照する際に、インターネット3を介してクラウドサーバ2内のクラウドアドレス帳20にアクセスするために、特にアクセス頻度が多くなると、ボタン電話システムの主装置1とクラウドサーバ2(すなわちクラウドアドレス帳20)との間のデータ通信に時間がかかってしまい、レスポンスが遅くなるという懸念がある。
さらに、外出先において電話端末がボタン電話システムに内線収容されていない状態になった場合には、該電話端末からアドレス帳を利用しようとしても、ボタン電話システム用の通常の電話端末の場合、クラウドサーバ上のクラウドアドレス帳にアクセスする機能を有していないので、アドレス帳を利用することができないという課題もあった。
(本発明の目的)
本発明は、以上のような現状技術の問題に鑑みてなされたものであり、アドレス帳を効率的でかつ安全に利用することが可能なボタン電話システム、アドレス帳管理方法およびアドレス帳管理プログラムを提供することを、その目的としている。
前述の課題を解決するため、本発明によるボタン電話システム、アドレス帳管理方法およびアドレス帳管理プログラムは、主に、次のような特徴的な構成を採用している。
(1)本発明によるボタン電話システムは、
電話端末に関するアドレス情報が登録されているクラウドアドレス帳を有するクラウドサーバと、前記クラウドアドレス帳に登録されている前記アドレス情報の登録件数よりも少ない件数のアドレス情報が登録されているローカルアドレス帳を有し、かつ、前記クラウドサーバとネットワークを介して接続される主装置と、前記主装置に内線接続することができ、かつ、前記アドレス情報が登録されているアドレス帳を有していない電話端末と、からなるボタン電話システムであって、
前記主装置は、
内線接続された前記電話端末の通信相手となる電話端末である相手端末に関するアドレス情報を取得するためのアドレス情報取得要求が発生した場合、前記相手端末を特定する相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報が前記ローカルアドレス帳に存在しているか否かを確認し、
前記ローカルアドレス帳に存在していた場合は、前記ローカルアドレス帳に存在している前記相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報を読み出すことにより取得し、
前記ローカルアドレス帳に存在していなかった場合は、前記相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報の取得を要求する取得要求を、ネットワークを介して前記クラウドサーバに送信し、
前記クラウドサーバは、
前記取得要求を受信すると、該取得要求にて要求された前記アドレス情報が前記クラウドアドレス帳に存在しているか否かを確認し、
前記クラウドアドレス帳に存在していた場合は、前記クラウドアドレス帳から前記取得要求にて要求された前記アドレス情報を読み出して、前記取得要求の送信元の前記主装置に対して返送し、
前記クラウドアドレス帳に存在していなかった場合は、前記取得要求にて要求された前記アドレス情報の取得ができない旨を示す取得不成功を、前記取得要求の送信元の前記主装置に対して返送する、
ことを特徴とする。
(2)本発明によるアドレス帳管理方法は、
電話端末に関するアドレス情報が登録されているクラウドアドレス帳を有するクラウドサーバと、前記クラウドアドレス帳に登録されている前記アドレス情報の登録件数よりも少ない件数のアドレス情報が登録されているローカルアドレス帳を有し、かつ、前記クラウドサーバとネットワークを介して接続される主装置と、前記主装置に内線接続することができ、かつ、前記アドレス情報が登録されているアドレス帳を有していない電話端末と、からなるボタン電話システムにおけるアドレス帳管理方法であって、
前記主装置は、
内線接続された前記電話端末の通信相手となる電話端末である相手端末に関するアドレス情報を取得するためのアドレス情報取得要求が発生した場合、前記相手端末を特定する相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報が前記ローカルアドレス帳に存在しているか否かを確認し、
前記ローカルアドレス帳に存在していた場合は、前記ローカルアドレス帳に存在している前記相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報を読み出すことにより取得し、
前記ローカルアドレス帳に存在していなかった場合は、前記相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報の取得を要求する取得要求を、ネットワークを介して前記クラウドサーバに送信し、
前記クラウドサーバは、
前記取得要求を受信すると、該取得要求にて要求された前記アドレス情報が前記クラウドアドレス帳に存在しているか否かを確認し、
前記クラウドアドレス帳に存在していた場合は、前記クラウドアドレス帳から前記取得要求にて要求された前記アドレス情報を読み出して、前記取得要求の送信元の前記主装置に対して返送し、
前記クラウドアドレス帳に存在していなかった場合は、前記取得要求にて要求された前記アドレス情報の取得ができない旨を示す取得不成功を、前記取得要求の送信元の前記主装置に対して返送する、
ことを特徴とする。
(3)本発明によるアドレス帳管理プログラムは、
電話端末に関するアドレス情報が登録されているクラウドアドレス帳を有するクラウドサーバと、前記クラウドアドレス帳に登録されている前記アドレス情報の登録件数よりも少ない件数のアドレス情報が登録されているローカルアドレス帳を有し、かつ、前記クラウドサーバとネットワークを介して接続される主装置と、前記主装置に内線接続することができ、かつ、前記アドレス情報が登録されているアドレス帳を有していない電話端末と、からなるボタン電話システムにおいて前記主装置であるコンピュータが実行するアドレス帳管理プログラムであって、
前記主装置は、
内線接続された前記電話端末の通信相手となる電話端末である相手端末に関するアドレス情報を取得するためのアドレス情報取得要求が発生した場合、前記相手端末を特定する相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報が前記ローカルアドレス帳に存在しているか否かを確認し、
前記ローカルアドレス帳に存在していた場合は、前記ローカルアドレス帳に存在している前記相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報を読み出すことにより取得し、
前記ローカルアドレス帳に存在していなかった場合は、前記相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報の取得を要求する取得要求を、ネットワークを介して前記クラウドサーバに送信し、
前記クラウドサーバは、
前記取得要求を受信すると、該取得要求にて要求された前記アドレス情報が前記クラウドアドレス帳に存在しているか否かを確認し、
前記クラウドアドレス帳に存在していた場合は、前記クラウドアドレス帳から前記取得要求にて要求された前記アドレス情報を読み出して、前記取得要求の送信元の前記主装置に対して返送し、
前記クラウドアドレス帳に存在していなかった場合は、前記取得要求にて要求された前記アドレス情報の取得ができない旨を示す取得不成功を、前記取得要求の送信元の前記主装置に対して返送する、
ことを特徴とする。
本発明によれば、アドレス帳を効率的でかつ安全に利用することが可能なボタン電話システム、アドレス帳管理方法およびアドレス帳管理プログラムを提供することができる。
本発明に係るボタン電話システムにおけるアドレス帳管理方法のイメージを説明するための説明図である。 本発明に係るボタン電話システムのシステム構成の一例を示すシステム構成図である。 本発明の一実施形態として図2に示したボタン電話システムにおいてアドレス帳検索から電話発信に至るまでの動作の一例を説明するフローチャートの前半部分である。 本発明の一実施形態として図2に示したボタン電話システムにおいてアドレス帳検索から電話発信に至るまでの動作の一例を説明するフローチャートの後半部分である。 本発明の一実施形態として図2に示したボタン電話システムにおけるローカルアドレス帳の更新処理の一例を説明するフローチャートである。 現状のボタン電話システムにおけるアドレス帳に関する課題を説明する説明図である。
以下、本発明によるボタン電話システム、アドレス帳管理方法およびアドレス帳管理プログラムの好適な実施形態について添付図を参照して説明する。なお、以下の説明においては、本発明によるボタン電話システムおよびアドレス帳管理方法について説明するが、かかるアドレス帳管理方法をコンピュータにより実行可能なアドレス帳管理プログラムとして実施するようにしても良いし、あるいは、アドレス帳管理プログラムをコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録するようにしても良いことは言うまでもない。また、以下の各図面に付した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、本発明を図示の態様に限定することを意図するものではないことも言うまでもない。
(本発明の特徴)
本発明の実施形態の説明に先立って、本発明の特徴についてその概要をまず説明する。本発明は、ボタン電話システムに用いる電話端末にはアドレス帳を保有することなく、該電話端末が該ボタン電話システムの主装置に内線接続されている時にアドレス帳を利用して相手端末に関するアドレス情報を取得する場合は、主装置に対してアドレス情報の取得を要求する。主装置は、前記電話端末からの要求(アドレス情報取得要求)に応じて、ローカルに保有しているローカルアドレス帳をまず利用して指定された相手端末に関するアドレス情報を取得する。そして、該ローカルアドレス帳に指定された相手端末に関するアドレス情報が存在していなかった場合にのみ、インターネットに配置したクラウドサーバにアクセスして、該クラウドサーバ内に保有するクラウドアドレス帳を利用して、指定された相手端末に関するアドレス情報を取得するということを主要な特徴とする。また、前記電話端末が移動電話端末として移動して該ボタン電話システムの主装置に内線接続されていない状態になった時にアドレス帳を利用する場合には、前記ローカルアドレス帳にはアクセスすることができない状況にあるので、該電話端末が、直接、前記クラウドサーバにアクセスして、前記クラウドアドレス帳を利用して相手端末に関するアドレス情報を取得するということも主要な特徴とする。
さらに、前記クラウドアドレス帳には、前記電話端末が前記主装置に内線接続されているか否かによらず、前記電話端末が利用する可能性がある相手端末に関するアドレス情報を登録し、一方、前記ローカルアドレス帳には、前記クラウドアドレス帳に登録されているアドレス情報のうち、内線接続している前記電話端末が利用する利用頻度が高い相手端末に関するアドレス情報を登録することも主要な特徴の一つとしている。
そして、前記電話端末が前記主装置に内線接続されている状態にあった場合には、前記電話端末からの要求に応じて、前述したように、前記主装置は、まず前記主装置内の前記ローカルアドレス帳にアクセスし、取得しようとするアドレス情報が前記ローカルアドレス帳に存在していなかった場合にのみ、前記クラウドアドレス帳にアクセスする動作を行う。前記電話端末が前記主装置に内線接続されている状態において、かかる動作を行うことにより、前記クラウドアドレス帳へのアクセス回数を低減し、アドレス情報を取得する際のレスポンスを速くすることができるとともに、頻繁なアクセスに伴う前記クラウドアドレス帳へのアクセス処理速度の減少を防ぐことも可能にしている。
ここで、ローカルアドレス帳、クラウドアドレス帳それぞれに登録するアドレス情報は、相手端末の名称または氏名、電話番号、アドレス(メール、Webサイト等)、メモリ番号等に関する情報であり、アドレス情報を利用しようとする相手端末を前記電話端末が指定する相手端末指定情報は、相手端末の名称または氏名、電話番号、アドレス(メール、Webサイト等)、メモリ番号等に関する情報のうちのいずれか1ないし複数の情報である。
例えば、前記主装置は、前記主装置に内線接続された前記電話端末が前記相手端末指定情報により指定した相手端末に対する発信要求を検知して、前記ローカルアドレス帳にアクセスした際に、該ローカルアドレス帳に、前記相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報が存在していた場合には、前記ローカルアドレス帳に登録されていた該アドレス情報に基づいて、前記相手端末指定情報が指定する相手端末に対する発信要求信号を生成して、生成した該発信要求信号を相手端末の通信機器(電話端末等)が接続されている電話網に対して送信するという動作を行うことができる。
一方、前記ローカルアドレス帳に、前記相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報が存在していなかった場合には、前記主装置は、次に、ネットワーク(インターネット)を介して、クラウドサーバにアクセスして、該クラウドサーバ内に保有する前記クラウドアドレス帳から前記相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報を取得して、取得した該アドレス情報に基づいて、前記相手端末指定情報が指定する相手端末に対する発信要求信号を生成して、生成した該発信要求信号を相手端末の通信機器(電話端末等)が接続されている電話網に対して送信するという動作を行うことができる。
また、例えば、前記主装置が、前記主装置に内線接続された前記電話端末に対して前記相手端末指定情報により指定した相手端末からの着信要求が届いたことを検知した場合においても、発信要求を検知した場合と同様のアドレス帳へのアクセスを行うことにより、前記相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報を取得して、取得した該アドレス情報に基づいて、前記相手端末指定情報が指定する相手端末からの前記電話端末に対する着信要求信号を生成して、生成した該着信要求信号を前記電話端末に対して送信するという動作を行うことができる。
さらに本発明の特徴を、図1を参照しながら説明すると、次の通りである。本発明に係るボタン電話システムおよびアドレス帳管理方法においては、図1に示すように、ボタン電話システムの主装置1内に保有するローカルアドレス帳10とインターネット3のクラウドサーバ2内に保有するクラウドアドレス帳20とを併用する「オンプレミス+クラウド」形式のアドレス帳とすることを特徴としている。図1は、本発明に係るボタン電話システムにおけるアドレス帳管理方法のイメージを説明するための説明図である。
そして、図1に示すように、ボタン電話システムの主装置1に内線接続されている企業・店舗内の電話端末30がアドレス帳を利用する際に、主装置1は、まず、主装置1内のローカルアドレス帳10にアクセスして、該ローカルアドレス帳10に、取得しようとするアドレス情報(つまり相手端末指定情報により電話端末30から指定された相手端末に関するアドレス情報)が存在しているか否かを確認する動作を行う。該ローカルアドレス帳10に、取得しようとするアドレス情報が存在していなかった場合に、初めて、ネットワーク(インターネット3)を介して、クラウドサーバ2内のクラウドアドレス帳20にアクセスする。
ここで、ローカルアドレス帳10には、前述したように、主装置1に内線接続されている電話端末30において利用頻度が高いアドレス情報を登録することにより、クラウドアドレス帳20へのアクセス回数を低減させるようにしている。クラウドアドレス帳20へのアクセス回数を低減させることにより、アドレス帳検索に対するレスポンスを速くすることができる。
なお、利用頻度が高いアドレス情報としてローカルアドレス帳10に登録する具体的なアドレス情報としては、例えば、図1に示すように、次のようなアドレス情報を対象とする。
(1)発着信履歴に保存された相手端末に関するアドレス情報(名称または氏名、電話番号、アドレス(メール、Webサイト等)、メモリ番号等の情報)
(2)ワンタッチダイヤルに登録された相手端末に関するアドレス情報(名称または氏名、電話番号、アドレス(メール、Webサイト等)、メモリ番号等の情報)
(3)コールバックに設定された相手端末に関するアドレス情報(名称または氏名、電話番号、アドレス(メール、Webサイト等)、メモリ番号等の情報)
(4)発番号ダイヤルインに設定された相手端末に関するアドレス情報(名称または氏名、電話番号、アドレス(メール、Webサイト等)、メモリ番号等の情報)
而して、本発明においては、図1に示すように、以下のようなメリットが得られる。
第1に、ボタン電話システムの主装置1に内線接続した電話端末30のユーザは、所望するアドレス情報をローカルアドレス帳10から取得する頻度を多くすることができるので、所望するアドレス情報を取得する際のレスポンスを速くすることができる。
第2に、インターネット3に配置したクラウドサーバ2内に保有するクラウドアドレス帳20には、大量のデータを格納することができるので、アドレス情報の登録件数を多くすることが可能であり、ボタン電話システムに収容する各電話端末のユーザが所望するアドレス情報として必要十分な件数(つまりボタン電話システムにおいて利用する可能性がある多数のアドレス情報)をクラウドアドレス帳20に登録することができる。
第3に、電話端末を企業・店舗外に持ち出してボタン電話システムに内線接続することができない領域まで移動した場合であっても、該電話端末にアドレス帳を保有する必要はなく、インターネット3を介して、クラウドサーバ2内のクラウドアドレス帳20にアクセスして、所望するアドレス情報を取得することができる。
第4に、如何なる状態においても電話端末にアドレス帳を保有する必要はないので、たとえ外出先で使用する場合であっても、アドレス情報に対するセキュリティ性を損なうことがない。
かくのごとく、ローカルアドレス帳10とクラウドアドレス帳20とを連携して併用する構成を採用して、大量のデータを格納することができるクラウドアドレス帳20の利点を保持したまま、アドレス帳に対するアクセス速度の低下を防ぐ仕組みを有しているので、電話端末のユーザは、使用する場所や利用する電話端末の種類を意識することなく、アドレス帳を利用することができる。
(本発明の実施形態の構成例)
次に、本発明に係るボタン電話システムの構成例について、図面を参照しながら説明する。図2は、本発明に係るボタン電話システムのシステム構成の一例を示すシステム構成図であり、電話端末から相手端末に電話発信した場合を例にして、アドレス帳を利用する利用シーンの一例も併せて記載している。なお、電話端末に対して相手端末から電話着信した場合についても、アドレス帳の利用シーンについては、電話発信の場合と全く同様であることは言うまでもない。
図2に示すボタン電話システムは、企業・店舗内に設置したボタン電話装置の主装置1内に相手端末に関するアドレス情報を登録しているローカルアドレス帳10を保有するとともに、インターネット3に配置したアドレス管理用のクラウドサーバ2内にも相手端末に関するアドレス情報を登録しているクラウドアドレス帳20を保有するという、2つのアドレス帳を有し、互いに連携して利用することを可能にする構成としている。なお、主装置1に内線接続することが可能なすべての電話端末30,31,32に関しては、主装置1に内線接続している状態にあるか否かによらず、相手端末に関するアドレス情報を登録するアドレス帳については保有していない構成としている。
ここで、ローカルアドレス帳10には、主装置1に内線接続した状態にある電話端末30、31において相手端末として利用頻度が高いアドレス情報が登録され、一方、クラウドアドレス帳20には、当該企業・店舗において利用する可能性がある相手端末に関するアドレス情報が登録されている。なお、ローカルアドレス帳10、クラウドアドレス帳20それぞれに登録されるアドレス情報に関しては、いずれも、同じ種類の情報であり、例えば、相手端末を示す名称または氏名、電話番号、アドレス(メール、Webサイト等)、メモリ番号等を含む情報からなっている。
さらに説明すると、ローカルアドレス帳10は、クラウドアドレス帳20に登録されたアドレス情報のうち利用頻度が高いアドレス情報をローカルに登録していて、ローカルアドレス帳10へのアドレス情報の登録件数は、クラウドアドレス帳20へのアドレス情報の登録件数よりも少ない件数である。
したがって、ローカルアドレス帳10が主装置1内のメモリに占めるメモリ量を低減することを可能にすると同時に、利用頻度が高いアドレス情報をローカルアドレス帳10に格納することにより、アドレス帳にアクセスする際のレスポンス時間を短縮させることができる。さらに、取得しようとするアドレス情報がローカルアドレス帳10に存在していなかった場合にのみ、クラウドアドレス帳20にアクセスすれば良いので、クラウドアドレス帳20に対するアクセスが集中することを回避することができるので、クラウドアドレス帳20にアクセスする際においてもレスポンス時間を短縮することができる。
なお、ローカルアドレス帳10に利用頻度が高いアドレス情報として登録する具体的なアドレス情報に関しては、例えば、図1として前述した以下のようなアドレス情報であり、それぞれ、次のような観点から利用頻度の高いアドレス情報と想定しており、該当するアドレス情報をクラウドアドレス帳20から事前に取得して、ボタン電話装置の主装置1内のローカルアドレス帳10に登録することにする。
(1)発着信履歴データに保存された相手端末に関するアドレス情報
再度、発信もしくは着信する可能性が高いアドレス情報であると想定される。
(2)ワンタッチダイヤルに登録された相手端末に関するアドレス情報
発信回数が多いと想定されるとともに、折り返し着信を受ける可能性も高いアドレス情報であると想定される。
(3)コールバックや発番号ダイヤルインに設定された相手端末に関するアドレス情報
着信時に発番号に関する登録情報との一致判定を行う機能を用いるアドレス情報であり、利用頻度が高いアドレス情報であると想定される。
また、電話端末30,31,32が、アドレス帳を利用してアドレス情報を取得しようとする相手端末を特定する情報として、相手端末指定情報を用いる。ここで、電話端末30,31,32がアドレス情報の取得要求をしようとするアドレス情報取得要求が発生した際に、該アドレス情報取得要求に該相手端末指定情報を付して主装置1(電話端末30,31の場合)やクラウドサーバ2(電話端末32の場合)に送信するようにしても良いし、あるいは、各電話端末毎に該相手端末指定情報を主装置1(電話端末30,31の場合)やクラウドサーバ2(電話端末32の場合)にあらかじめ登録しておくようにしても良い。なお、該相手端末指定情報は、アドレス帳に登録するアドレス情報を構成する情報例えば相手端末を示す名称または氏名、電話番号、アドレス(メール、Webサイト等)、メモリ番号等を含む情報のうち、いずれか1ないし複数の情報である。
次に、図2に利用シーン1、利用シーン2、利用シーン3として示した電話発信時におけるアドレス帳の利用シーンについて説明する。
まず、図2に利用シーン1として示すように、企業・店舗内においてユーザが使用する電話端末30が顧客Aの電話端末39に対して電話発信しようとして、顧客Aを相手端末として指定した相手端末指定情報(例えば顧客Aを示す企業・店舗の名称)を含む発信要求を、主装置1に対して送信する。該発信要求を受け取ると、主装置1は、まず、図2に示す第1アクセスルート41として、主装置1内に保持しているローカルアドレス帳10にアクセスする。そして、電話端末30からの発信要求に含まれている前記相手端末指定情報(例えば顧客Aを示す企業・店舗の名称)と同じ情報を含むアドレス情報がローカルアドレス帳10内に存在しているか否かを確認する。
ローカルアドレス帳10に前記相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報が存在していた場合には、主装置1は、前記相手端末指定情報において相手端末として指定された顧客Aに関するアドレス情報(相手端末の名称や氏名のみならず、電話番号、アドレス(メール、Webサイト等)、メモリ番号等に関する情報も含む、顧客Aに関するアドレス情報)をローカルアドレス帳10から取得する。
顧客Aに関するアドレス情報をローカルアドレス帳10から取得すると、主装置1は、取得した顧客Aに関するアドレス情報のうち発信要求として必要とするアドレス情報(例えば電話番号等)に基づいて、前記相手端末指定情報が示す相手端末すなわち顧客Aの電話端末39に対する発信要求信号を生成する。しかる後、主装置1は、電話網4に接続する外線を捕捉することにより、捕捉した該外線を介して、生成した前記発信要求信号を電話網4へ送信する動作を行う。さらに、前記発信要求信号を送信した際に、主装置1は、発信要求元の電話端末30に対して、相手端末の顧客Aに対する前記発信要求信号を送信した旨を示す通知とともに、取得した顧客Aに関するアドレス情報を返送するようにしても良い。
一方、ローカルアドレス帳10に前記相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報が存在していなかった場合には、主装置1は、次に、図2に示す第2アクセスルート42として、インターネット3を介して、インターネット3に配置したアドレス管理用のクラウドサーバ2にアクセスする。
そして、主装置1は、クラウドサーバ2に対して、該クラウドサーバ2内に保有されているクラウドアドレス帳20から前記相手端末指定情報により相手端末として指定された顧客Aに関するアドレス情報(相手端末の名称や氏名のみならず、電話番号、アドレス、メモリ番号等に関する情報も含む、顧客Aに関するアドレス情報)を取得する取得要求を送信する。
クラウドサーバ2は、主装置1からの該取得要求を受け取ると、クラウドアドレス帳20を検索して、該取得要求に含まれている前記相手端末指定情報(例えば顧客Aを示す企業・店舗の名称)と同じ情報を含むアドレス情報がクラウドアドレス帳20内に存在しているか否かを確認する。
クラウドアドレス帳20に前記相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報が存在していた場合には、クラウドサーバ2は、前記相手端末指定情報において相手端末として指定された顧客Aに関するアドレス情報(相手端末の名称や氏名のみならず、電話番号、アドレス、メモリ番号等に関する情報も含む、顧客Aに関するアドレス情報)をクラウドアドレス帳20から取得して、取得成功を示す応答情報とともに、前記取得要求の送信元の主装置1に対して返送する。
また、クラウドアドレス帳20に前記相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報が存在していなかった場合には、クラウドサーバ2は、前記取得要求にて要求されたアドレス情報の取得ができない旨を示す取得不成功の応答情報のみを、前記取得要求の送信元の主装置1に対して返送する。
主装置1は、前記取得要求を送信したクラウドサーバ2から応答情報として取得成功または取得不成功を受け取ることにより、前記電話端末からの前記相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報がクラウドアドレス帳20に存在しているか否かを確認することができる。
クラウドサーバ2から取得成功の応答情報が返送されてきた場合には、前述したように、クラウドサーバ2からは、前記相手端末指定情報において相手端末として指定された顧客Aに関するアドレス情報(相手端末の名称や氏名、電話番号、アドレス、メモリ番号等に関する情報も含む、顧客Aに関するアドレス情報)が返送されてきている。
したがって、主装置1は、取得した顧客Aに関するアドレス情報のうち発信要求として必要とするアドレス情報(例えば電話番号等)に基づいて、前記相手端末指定情報が示す相手端末すなわち顧客Aの電話端末39に対する発信要求信号を生成する。そして、主装置1は、電話網4に接続する外線を捕捉することにより、捕捉した該外線を介して、生成した前記発信要求信号を電話網4へ送信する動作を行う。さらに、前記発信要求信号を送信した際に、主装置1は、発信要求元の電話端末30に対して、相手端末の顧客Aに対する前記発信要求信号を送信した旨を示す通知とともに、取得した顧客Aに関するアドレス情報を返送するようにしても良い。
しかる後、主装置1は、前記相手端末指定情報において相手端末として指定された顧客Aに関するアドレス情報を、クラウドサーバ2を介してクラウドアドレス帳20から取得した場合、該アドレス情報はローカルアドレス帳10には存在していなかったアドレス情報であるので、クラウドアドレス帳20から取得した顧客Aに関するアドレス情報(相手端末の名称や氏名、電話番号、アドレス、メモリ番号等に関する情報も含む、顧客Aに関するアドレス情報)を、ローカルアドレス帳10に登録する。
一方、クラウドサーバ2から取得不成功の応答情報が返送されてきて、ローカルアドレス帳10のみならず、クラウドアドレス帳20にも前記相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報が存在していなかった場合には、主装置1は、前記相手端末指定情報が示す相手端末(例えば顧客A)に対する電話端末30からの発信要求を拒否する。
以上のように、利用シーン1として、企業・店舗内において主装置1と内線接続した電話端末30から、通信相手として相手端末指定情報により指定された電話網4接続の相手端末、例えば顧客Aの電話端末39に対する発信要求を受け取った際に、主装置1は、前記相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報がローカルアドレス帳10またはクラウドアドレス帳20に存在していた場合は、ローカルアドレス帳10またはクラウドアドレス帳20に存在していた前記アドレス情報に基づいて、前記相手端末指定情報が示す相手端末、例えば顧客Aの電話端末39に対する発信要求信号を生成して、生成した該発信要求信号を前記電話網に対して送信するという動作を行う。
一方、前記相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報がローカルアドレス帳10、クラウドアドレス帳20のいずれにも存在していなかった場合、主装置1は、前記相手端末指定情報が示す相手端末、例えば顧客Aの電話端末39に対する発信要求を拒否するという動作を行う。
なお、説明が重複するので詳細な説明は割愛するが、企業・店舗内において主装置1と内線接続した電話端末30に対して、通信相手として相手端末指定情報により指定された相手端末、例えば顧客Aの電話端末39からの着信要求を受け取った場合に関しても、主装置1は、利用シーン1として説明した発信要求の場合の手順で、アドレス帳を利用すれば良い。
すなわち、主装置1と内線接続した電話端末30に対する、前記相手端末指定情報により指定された相手端末、例えば顧客Aの電話端末39からの着信要求を受け取った際に、主装置1は、前記相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報がローカルアドレス帳10またはクラウドアドレス帳20に存在していた場合は、ローカルアドレス帳10またはクラウドアドレス帳20に存在していた前記アドレス情報に基づいて、前記相手端末指定情報が示す相手端末、例えば顧客Aの電話端末39から電話端末30に対する着信要求信号を生成して、生成した該着信要求信号を電話端末に対して送信するという動作を行う。
一方、前記相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報がローカルアドレス帳10、クラウドアドレス帳20のいずれにも存在していなかった場合、主装置1は、前記相手端末指定情報が示す相手端末、例えば顧客Aの電話端末39からの着信要求を拒否するという動作を行う。
次に、図2に利用シーン2として示すアドレス帳の利用手順について説明する。該利用シーン2は、図2に示すように、電話端末31が、外出先Aに移動して、顧客Aの電話端末39に対して電話発信しようとする場合であるが、外出先Aにおいても、電話端末31は、企業・店舗内のボタン電話装置の主装置1に内線接続されている状態にある。つまり、かかる場合においては、電話端末31は、利用シーン1の場合と同様、企業・店舗内のボタン電話システムの主装置1を経由して、電話発信動作を行うことができる状況にある。したがって、外出先Aの電話端末31は、企業・店舗内のボタン電話装置の主装置1に対して発信要求を送信してくるので、主装置1は、利用シーン1として前述した企業・店舗内の電話端末30の場合と全く同様の動作を行う。
次に、図2に利用シーン3として示すアドレス帳の利用手順について説明する。該利用シーン3は、図2に示すように、電話端末32が、外出先Bに移動して、顧客Aの電話端末39に対して電話発信しようとする場合であるが、外出先Bにおいては、企業・店舗内のボタン電話装置の主装置1には内線接続されていない状態になる。かかる場合においては、利用シーン1、利用シーン2の場合とは異なり、電話端末32は、企業・店舗内のボタン電話システムの主装置1にアクセスすることができない状態にあって、主装置1のローカルアドレス帳10に対してもアクセスすることはできない。したがって、利用シーン1の場合の電話端末30や利用シーン2の場合の電話端末31のように、主装置1に内線接続されている電話端末の場合とは、操作方法が異なる。
つまり、企業・店舗内のボタン電話システムにアクセスすることができない状態にある電話端末32が、顧客Aの電話端末39に対して電話発信しようとする場合、自電話端末32の通信相手になる相手端末すなわち顧客Aの電話端末39に関するアドレス情報を取得することが必要である。したがって、電話端末32は、図2に示す第3アクセスルート43として、直接、インターネット3を介して、インターネット3に配置したアドレス管理用のクラウドサーバ2にアクセスして、当該電話端末32の通信相手になる相手端末すなわち顧客Aの電話端末39を特定する相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報を、クラウドアドレス帳20から取得する取得要求をクラウドサーバ2に送信する。
該取得要求を受け取ったクラウドサーバ2は、該取得要求にて要求されたアドレス情報(すなわち顧客Aに関する前記相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報)がクラウドアドレス帳20に存在しているか否かを確認する。そして、クラウドアドレス帳20に存在していた場合には、クラウドサーバ2は、前記相手端末指定情報において相手端末として指定された顧客Aに関するアドレス情報(相手端末の名称や氏名、電話番号、アドレス、メモリ番号等に関する情報も含む、顧客Aに関するアドレス情報)をクラウドアドレス帳20から取得して、取得成功を示す応答情報とともに、前記取得要求の送信元の電話端末32に対して返送する。
また、クラウドアドレス帳20に前記相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報が存在していなかった場合には、クラウドサーバ2は、前記取得要求にて要求されたアドレス情報の取得ができない旨を示す取得不成功の応答情報のみを、前記取得要求の送信元の電話端末32に対して返送する。
したがって、電話端末32は、クラウドサーバ2から取得成功が返送されてきた場合は、クラウドアドレス帳20から取得した顧客Aに関するアドレス情報のうち発信要求として必要とするアドレス情報(例えば電話番号等)に基づいて、前記相手端末指定情報が示す相手端末すなわち顧客Aの電話端末39に対する発信要求信号を生成する。しかる後、電話端末32は、電話網4に接続する外線を捕捉することにより、捕捉した該外線を介して、生成した前記発信要求信号を電話網4へ送信する動作を行う。
一方、クラウドサーバ2から取得不成功の応答情報が返送されてきた場合には、電話端末32は、前記相手端末指定情報が示す相手端末すなわち顧客Aの電話端末39に対する発信動作を中止する。
かくのごとく、図2に利用シーン1として示した企業・店舗内の電話端末30、利用シーン2として示した外出先Aの電話端末31を利用して、ユーザが、アドレス帳(電話帳)を検索して、指定した相手端末に対して電話発信しようとする場合、該ユーザは、意識することなく、通常の電話端末と全く同様の電話端末操作を行うことにより、アドレス帳の検索を行うことができる。その際、該ユーザは、アドレス帳検索におけるレスポンスの悪さを感じることなく利用することができる。
また、図2に利用シーン3として示した外出先Bの電話端末32の場合のように、企業・店舗内のボタン電話システムにアクセスすることができなくなった電話端末に関しては、アドレス帳(電話帳)を検索する際に、直接、インターネット3を介してクラウドアドレス帳20にアクセスすることになるので、利用シーン1の電話端末30や利用シーン2の電話端末31とは操作性は異なるものの、電話端末32内にアドレス帳を保有する必要はなく、指定した電話端末(例えば顧客Aの電話端末39)に対して電話発信を行うことができる。
以上のように、ローカルアドレス帳10とクラウドアドレス帳20とを併用する構成とすることにより、大量のデータを格納することができるクラウドアドレス帳20の利点を保持したまま、アドレス帳の参照時におけるアクセス速度を向上させることができる仕組みを有しているので、電話端末のユーザは、場所や利用電話端末の種類を意識することなく、アドレス帳を利用することができる。
なお、前記相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報がローカルアドレス帳10、クラウドアドレス帳20のいずれにも存在していなかった場合、主装置1は、発信要求もしくは、着信要求を拒否するとしたが、前記相手端末指定情報が、発信要求もしくは、着信要求として必要とする情報、すなわち、電話番号であった場合は、これに基づいて発信要求もしくは、着信要求を生成するとしても良い。
(本発明の実施形態の動作例の説明)
次に、本発明の一実施形態として図2に示したボタン電話システムの動作例について、図面を参照しながら説明する。図3(A)、(B)は、本発明の一実施形態として図2に示したボタン電話システムにおいてアドレス帳検索から電話発信に至るまでの動作の一例を説明するフローチャートであり、ローカルアドレス帳10を更新する動作についてもその一例を示している。このフローチャートは、紙面サイズの制限から、図3(A)および図3(B)に分けて図示したが、図3(A)および図3(B)は一つのフローチャートとして把握するべきである。すなわち、図3(A)はそのフローチャートの前半部分であり、図3(B)はそのフローチャートの後半部分である。したがって、以下では、図3(A)および図3(B)でもって表される一つのフローチャートを、単に図3として説明する。この図3のフローチャートに関する以下の説明においては、図2に利用シーン1として示した企業・店舗内の電話端末30が、顧客Aの電話端末39に対して、相手端末となる該電話端末39が存在する企業・店舗の名称を相手端末指定情報として指定して電話発信する場合を例にして、主装置1の動作例について説明する。
図3のフローチャートにおいて、まず、企業・店舗内の電話端末30から、顧客Aの電話端末39に対して電話網4を介して電話発信するという発信要求が、ボタン電話システムの主装置1に対して発生すると、主装置1は、相手端末指定情報として指定された顧客Aの電話端末39に関するアドレス情報を検索するために、アドレス帳検索処理を起動する(ステップS1)。そして、アドレス帳検索処理として、主装置1は、まず、主装置1内に保持しているローカルアドレス帳10を検索し、前記相手端末指定情報として指定された顧客Aの電話端末39の情報(例えば顧客Aの企業・店舗の名称)と同じ情報を含むアドレス情報(取得しようとするアドレス情報)が、ローカルアドレス帳10内に存在しているか否かを確認する(ステップS2)。
前記相手端末指定情報として指定された顧客Aの電話端末39の情報(例えば顧客Aの企業・店舗の名称)と同じ情報を含むアドレス情報(取得しようとするアドレス情報)がローカルアドレス帳10内に存在していた場合は(ステップS3の‘検索OK’の場合)、主装置1は、前記相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報(検索したアドレス情報)を取得する(ステップS4)。そして、取得した該アドレス情報を利用して指定された顧客Aの電話端末39に対して発信する動作を許可するとともに、アドレス帳検索処理として、クラウドアドレス帳20へのアクセスは不要であると判定して、ステップS7の処理に移行する。すなわち、ローカルアドレス帳10内に前記相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報が存在している場合は、アドレス帳検索処理として、クラウドアドレス帳20へのアクセスを行うことなく、主装置1は、ローカルアドレス帳10の検索処理のみを実施して、直ちに、顧客Aの電話端末39向けの発信処理に移行する。
一方、前記相手端末指定情報として指定された電話端末39の情報(例えば相手端末の企業・店舗の名称)と同じ情報を含むアドレス情報(取得しようとするアドレス情報)がローカルアドレス帳10内に存在していなかった場合は(ステップS3の‘検索NG’の場合)、主装置1は、アドレス帳検索処理として、次に、インターネット3を介して、インターネット3に配置したアドレス管理用のクラウドサーバ2にアクセスする。そして、前記相手端末指定情報として指定された顧客Aの電話端末39に関するアドレス情報がクラウドアドレス帳20に存在しているか否かを検索するアドレス帳検索処理の実行を要求する(ステップS5)。
クラウドサーバ2におけるクラウドアドレス帳20の検索処理結果、前記相手端末指定情報として指定された顧客Aの電話端末39の情報(例えば顧客Aの企業・店舗の名称)と同じ情報を含むアドレス情報(取得しようとするアドレス情報)がクラウドアドレス帳20内に存在していた場合は、クラウドサーバ2は、検索OK(取得成功)を示す応答情報とともに、前記相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報(検索したアドレス情報)を、要求元の主装置1に返送してくる。したがって、主装置1は、クラウドサーバ2から返送されてくることにより、前記相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報(検索したアドレス情報)を取得する(ステップS6)。そして、取得した該アドレス情報を利用して指定された顧客Aの電話端末39に対して発信する動作を許可し、電話網4に対して顧客Aの電話端末39向けの発信処理を行うために、ステップS7の処理に移行する。
なお、ここで、クラウドアドレス帳20においても。前記相手端末指定情報として指定された顧客Aの電話端末39の情報(例えば顧客Aの企業・店舗の名称)と同じ情報を含むアドレス情報(取得しようとするアドレス情報)が存在していなかった場合には、クラウドサーバ2から検索NG(取得不成功)を示す応答情報を、要求元の主装置1に返送してくる。該検索NG(取得不成功)を示す応答情報を受け取ると、主装置1は、顧客Aの電話端末39に対する発信要求は、許可されていない相手端末に対する発信要求であると判定して、電話端末30からの発信要求を拒否する。
ステップS7に移行すると、主装置1は、ローカルアドレス帳10またはクラウドアドレス帳20に登録されている顧客Aの電話端末39に関するアドレス情報(顧客Aの名称または氏名、電話番号、アドレス、メモリ番号等に関する情報)の中から、電話発信に必要とする顧客Aに関するアドレス情報(例えば電話番号等)を取り出して、取り出した該アドレス情報(例えば電話番号等)を用いた発信要求信号を生成する。そして、主装置1は、電話網4に接続する外線を捕捉することにより、捕捉した該外線を介して、生成した前記発信要求信号を電話網4へ送信する動作を行う(ステップS7)。
しかる後、主装置1は、発信履歴データの更新処理として、顧客Aの電話端末39に対する電話発信に関するデータ(発信元の電話端末30の電話番号および相手端末の電話端末39の電話番号等の他に、発信日時等に関するデータ)を発信履歴データとして保存する(ステップS8)。以上の処理を行うことにより、主装置1に内線接続している電話端末30から顧客Aの電話端末39に対して発信動作を終了する。
引き続き、図3のフローチャートを用いて、発信履歴データの更新処理をトリガーとして、主装置1が、ローカルアドレス帳10の更新を行う動作について、その一例を説明する。主装置1は、発信履歴データの更新を実施すると(ステップS11:ステップS8と同じ処理)、該発信履歴データの更新を契機にして、自動的に、ローカルアドレス帳10の更新処理に移行する。このローカルアドレス帳10の更新処理に関しても、電話発信動作の場合と同様、アドレス帳検索処理として、まず、ローカルアドレス帳10の検索処理を行う。すなわち、主装置1は、発信履歴データとして新たに保存した相手端末、例えば顧客Aの電話端末39の情報(例えば相手端末の電話番号)と同じ情報を含むアドレス情報が、ローカルアドレス帳10内に存在しているか否かを確認する(ステップS12)。
発信履歴データとして新たに保存した相手端末、例えば顧客Aの電話端末39の情報(例えば相手端末の電話番号)と同じ情報を含むアドレス情報がローカルアドレス帳10内に存在していた場合は(ステップS13の‘検索OK’の場合)、主装置1は、発信履歴データとして新たに保存した電話端末39に関するアドレス情報が、ローカルアドレス帳10に既に登録済みであり、ローカルアドレス帳10の更新処理は不要であると判定して(ステップS14)、ローカルアドレス帳10の更新処理を終了する。
一方、発信履歴データとして新たに保存した相手端末、例えば電話端末39の情報(例えば相手端末の電話番号)と同じ情報を含むアドレス情報がローカルアドレス帳10内に存在していなかった場合は(ステップS13の‘検索NG’の場合)、主装置1は、アドレス帳検索処理として、次に、インターネット3を介してクラウドサーバ2にアクセスする。そして、該クラウドサーバ2内に保有されているクラウドアドレス帳20に発信履歴データとして新たに保存した相手端末、例えば電話端末39の情報(例えば相手端末の電話番号)と同じ情報を含むアドレス情報が、クラウドアドレス帳20内に存在しているか否かを確認する検索要求を送信する(ステップS15)。
クラウドサーバ2は、主装置1からの検索要求を受け取ると、クラウドアドレス帳20を検索し、検索処理結果として、発信履歴データとして新たに保存した相手端末、例えば電話端末39の情報(例えば相手端末の電話番号)と同じ情報を含むアドレス情報がクラウドアドレス帳20内に存在している場合は、検索OKを示す応答情報を、要求元の主装置1に対して返送し、また、存在していない場合は、検索NGを示す応答情報を、要求元の主装置1に対して返送する。
主装置1は、検索要求に対するクラウドサーバ2からの応答情報を受け取ると、該応答情報を確認する。該応答情報が検索NGであった場合には(ステップS16の‘検索NG’の場合)、発信履歴データとして新たに保存した相手端末、例えば電話端末39の情報(例えば相手端末の電話番号)と同じ情報を含むアドレス情報がクラウドアドレス帳20内には存在していなかった場合である。したがって、主装置1は、発信履歴データとして新たに保存した相手端末、例えば電話端末39の情報(例えば相手端末の電話番号)が一時的に使用された相手端末を示す情報であり、ローカルアドレス帳10に新たに登録することを必要としないアドレス情報であると判定して(ステップS17)、ローカルアドレス帳10の更新を行うことなく、更新処理を終了する。
また、該応答情報が検索OKであった場合には(ステップS16の‘検索OK’の場合)、発信履歴データとして新たに保存した相手端末、例えば電話端末39の情報(例えば相手端末の電話番号)と同じ情報を含むアドレス情報がクラウドアドレス帳20内のみに存在していた場合である。したがって、主装置1は、ローカルアドレス帳10の更新が必要であると判定する(ステップS18)。すなわち、発信履歴データとして新たに保存した電話端末39のアドレス情報に関するデータをクラウドアドレス帳20から取得してローカルアドレス帳10に新たに登録すべきデータであると判定する。
そして、主装置1は、インターネット3を介してクラウドサーバ2にアクセスして、アドレス情報取得要求を行うことにより、発信履歴データとして新たに保存した相手端末、例えば顧客Aの電話端末39に関するアドレス情報(名称または氏名、電話番号、アドレス、メモリ番号等を含むアドレス情報)を、クラウドアドレス帳20から取得する(ステップS19)。しかる後、主装置1は、クラウドアドレス帳20から取得した相手端末、例えば電話端末39に関するアドレス情報(名称または氏名、電話番号、アドレス、メモリ番号等を含むアドレス情報)をローカルアドレス帳10に新たに登録することにより、ローカルアドレス帳10を更新する(ステップS20)。その結果、発信履歴データとして新たに保存した相手端末(例えば電話端末39)に対する次回以降の電話発信時におけるアドレス帳検索動作の処理速度を向上させることができる。
なお、図3として前述した処理においては、ステップS15における主装置1からクラウドサーバ2に対する検索要求とステップS19における主装置1からクラウドサーバ2に対するアドレス情報取得要求とを、別個に行う場合について示したが、発信履歴データとして新たに保存した相手端末、例えば顧客Aの電話端末39に関するアドレス情報がクラウドアドレス帳20に存在していた場合には、検索OKの応答情報とともに、発信履歴データとして新たに保存した相手端末、例えば顧客Aの電話端末39に関するアドレス情報も同時に、主装置1に対して返送するようにしても構わない。
次に、ローカルアドレス帳10の更新処理を行うトリガーとしては、図3のフローチャートに示したような発信履歴データの更新時に限るものではなく、主装置1における種々の局面でローカルアドレス帳10の更新処理を行うことが可能である。例えば、図4のフローチャートに示すように、前述した発信履歴データの更新時以外にも、次のような動作が実施された時点も対象とすることができる。図4は、本発明の一実施形態として図2に示したボタン電話システムにおけるローカルアドレス帳10の更新処理の一例を説明するフローチャートであり、図3のフローチャートのステップS11〜S20に示した発信履歴データの更新に伴うトリガー以外のその他のトリガーにおいてもローカルアドレス帳10の更新処理を行う場合の一例を示している。
すなわち、図4のフローチャートにおいては、
(1)発信履歴データではなく着信履歴データを更新した場合、
(2)ワンタッチダイヤルの相手端末に関するアドレス情報を更新した場合
(3)コールバックに設定された相手端末に関するアドレス情報を更新した場合
(4)発番号ダイヤルインに設定された相手端末に関するアドレス情報を更新した場合
を、ローカルアドレス帳10の更新処理のトリガーとしてさらに追加した場合を示している。
なお、図4に示したフローチャートにおいては、それぞれのトリガーとなる要件が異なるだけであり、図4のステップS12〜ステップS20までの各ステップは、図3に示した発信履歴データの更新処理をトリガーとして主装置1がローカルアドレス帳10の更新処理を行っているステップS12〜ステップS20までの各ステップと同様の処理を行うようにすれば良い。
つまり、ローカルアドレス帳10およびクラウドアドレス帳20の登録データを検索する検索用データとして、図3の説明に用いている「発信履歴データ」(すなわちローカルアドレス帳10の更新処理のトリガーとなった新たな発信履歴データに関する情報)の更新を、他のトリガーそれぞれに対応するそれぞれのデータの更新に置き換える以外は、全く同じ処理を行うようにすれば良い。したがって、図4のフローチャートにおいても、図3のフローチャートにおけるステップS12〜ステップS20までの各ステップと同じステップ番号を付与して示している。そして、ステップS12〜ステップS20までの各ステップに関する説明は割愛する。なお、図4のフローチャートにおいては、図3の場合の発信履歴データの更新処理に関してもローカルアドレス帳10の更新用のトリガーの一つとして示しているが、該発信履歴データの更新については、ローカルアドレス帳10およびクラウドアドレス帳20の登録データを検索する検索用データとして、新たに保存した「発信履歴データ」の相手端末の情報を使用していることをより明確にするために、図4にその旨を示すステップS11Aの処理(「検索用データとして発信履歴データを使用」)をステップS11の次に新たに追加して示している。
まず、図4のフローチャートにおいて、ローカルアドレス帳10の更新処理のトリガーとして、着信履歴データの更新が実施されると(ステップS31)、主装置1は、ステップS12以降の処理に移行する前に、ローカルアドレス帳10およびクラウドアドレス帳20の登録データを検索する検索用データを、ステップS11Aの場合の発信履歴データに代わって、着信履歴データに置き換える(ステップS32)。しかる後、ステップS12以降の処理に移行して、図3に示したローカルアドレス帳10の更新処理と全く同様の処理を行う。
また、ローカルアドレス帳10の更新処理のトリガーとして、ワンタッチダイヤルの更新が実施されると(ステップS41)、主装置1は、ステップS12以降の処理に移行する前に、ローカルアドレス帳10およびクラウドアドレス帳20の登録データを検索する検索用データを、ステップS11Aの場合の発信履歴データに代わって、ワンタッチダイヤルデータに置き換える(ステップS42)。しかる後、ステップS12以降の処理に移行して、図3に示したローカルアドレス帳10の更新処理と全く同様の処理を行う。
また、ローカルアドレス帳10の更新処理のトリガーとして、コールバック設定データの更新が実施されると(ステップS51)、主装置1は、ステップS12以降の処理に移行する前に、ローカルアドレス帳10およびクラウドアドレス帳20の登録データを検索する検索用データを、ステップS11Aの場合の発信履歴データに代わって、コールバック設定データに置き換える(ステップS52)。しかる後、ステップS12以降の処理に移行して、図3に示したローカルアドレス帳10の更新処理と全く同様の処理を行う。
また、ローカルアドレス帳10の更新処理のトリガーとして、発番号ダイヤルイン設定データの更新が実施されると(ステップS61)、主装置1は、ステップS12以降の処理に移行する前に、ローカルアドレス帳10およびクラウドアドレス帳20の登録データを検索する検索用データを、ステップS11Aの場合の発信履歴データに代わって、発番号ダイヤルイン設定データに置き換える(ステップS62)。しかる後、ステップS12以降の処理に移行して、図3に示したローカルアドレス帳10の更新処理と全く同様の処理を行う。
前述したように、発信履歴データ、着信履歴データ、ワンタッチダイヤルデータ、コールバック設定データ、および、発番号ダイヤルイン設定データとして保存した相手端末に関するアドレス情報は、利用頻度が高いと想定されるアドレス情報である。図4のフローチャートによるローカルアドレス帳10の更新処理を実施することにより、発信履歴データのみならず、着信履歴データ、ワンタッチダイヤルデータ、コールバック設定データ、および、発番号ダイヤルイン設定データとして新たに保存した相手端末に関するアドレス情報がローカルアドレス帳10に未登録であった場合には、ローカルアドレス帳10を更新して新たに登録することができる。而して、利用頻度が高いと想定されるそれぞれのデータにおける新たな相手端末に対する次回以降の電話発信時におけるアドレス帳検索動作の処理速度を向上させることができる。
(本実施形態の効果の説明)
以上に詳細に説明したように、本実施形態においては、ボタン電話システムの主装置1にローカルに保有するローカルアドレス帳10とインターネット3にアドレス情報管理用として配置したクラウドサーバ2内に保有するクラウドアドレス帳20とを併用する仕組みを有しているので、次のような効果を奏することができる。
第1に、企業・店舗内の電話端末30(またはボタン電話システムの主装置1に内線接続可能な領域内の外出先(図2の外出先A)へ持ち出した電話端末31)を利用して、例えば、アドレス帳検索から発信操作を行おうとする場合、該電話端末のユーザは、何ら意識することなく、通常の電話端末の場合と同様の操作を行うだけで、アドレス帳検索を行うことができる。その際、利用頻度が高い相手端末に関するアドレス情報を主装置1のローカルアドレス帳10に登録しているので、クラウドアドレス帳20へのアクセス回数を低減することができ、該電話端末のユーザは、レスポンスの悪さを感じることなく、利用することができる。
第2に、インターネット3に配置したクラウドサーバ2内に保有するクラウドアドレス帳20には、大量のデータ(アドレス情報)を格納することができるので、相手端末に関するアドレス情報の件数を多数登録することが可能であり、企業・店舗内の各電話端末のユーザが所望するアドレス情報として必要十分な件数をクラウドアドレス帳20に登録することができる。
第3に、電話端末32を企業・店舗外に持ち出してボタン電話システムの主装置1に内線接続することができない領域(図2の外出先B)まで移動した場合であっても、該電話端末32にアドレス帳を保有する必要はなく、ボタン電話システムに内線接続している通常の電話端末の場合とは操作性は違うものの、直接、インターネット3を介して、クラウドサーバ2内のクラウドアドレス帳20を検索することができる。
第4に、如何なる状態においても電話端末にアドレス帳を保有する必要はないので、たとえ外出先で使用する場合であっても、相手端末を示すアドレス情報(名称または氏名、電話番号、アドレス、メモリ番号等に関する情報)に対するセキュリティ性を損なうことがない。
(その他の実施形態)
前述したように、ボタン電話システムの主装置1に保有するローカルアドレス帳10として利用可能なメモリ容量は、主装置1のメモリ容量の制約から、あらかじめ定めた閾値以内に制限されている。したがって、ローカルアドレス帳10に登録するアドレス情報の件数は、あらかじめ定めた件数閾値以内に抑えることが必要になる。
このため、ローカルアドレス帳10には利用回数が多いアドレス情報を登録することとしているが、かかる要求条件を満たすために、ローカルアドレス帳10に登録されている各アドレス情報に関しては、それぞれのアドレス情報毎に利用回数をカウントするカウンタを紐付けて有している。そして、主装置1は、ローカルアドレス帳10に新たにアドレス情報を登録しようとする際に、ローカルアドレス帳10に登録されたアドレス情報の件数が前記件数閾値よりも超過したことを検知した場合には、各アドレス情報毎の前記カウンタを参照することにより、既に登録されている各アドレス情報の利用回数を確認して、今までの利用回数が少ないアドレス情報から順番にローカルアドレス帳10から削除していく。
さらに、ローカルアドレス帳10に新たにアドレス情報を登録しようとする際に限らず、あらかじめ定めた一定周期毎に、定期的に、ローカルアドレス帳10に登録されたアドレス情報の件数が前記件数閾値を超過しているか否かを確認して、ローカルアドレス帳10に登録するアドレス情報の件数が前記件数閾値よりも超過したことを検知した場合には、各アドレス情報毎の前記カウンタを参照することにより、既に登録されている各アドレス情報の利用回数を確認して、今までの利用回数が少ないアドレス情報から順番に削除していくようにしても良い。
なお、ローカルアドレス帳10から利用回数が少ないアドレス情報を削除する場合、既に登録されている各アドレス情報すべてを対象としないで、あらかじめ定めた経過期間閾値を超えて登録状態が継続している古いアドレス情報を対象とするようにしても良い。そして、前記経過期間閾値を超えた古いアドレス情報に関して、今までの利用回数あるいは評価期間としてあらかじめ定めた一定期間遡った時点から現時点までの間の最近の利用回数を確認して、利用回数が少ないアドレス情報から順番に削除していくようにしても良い。
また、主装置1に保有するローカルアドレス帳10は、一つだけのアドレス帳であっても良いが、主装置1に複数のアドレス帳を保有し、例えば、内線接続される電話端末毎(すなわち内線番号毎)のアドレス帳であっても良いし、あるいは、複数の電話端末から構成されるグループ毎に共通に利用するアドレス帳であっても良い。
以上、本発明の好適な実施形態の構成を説明した。しかし、かかる実施形態は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であることが、当業者には容易に理解できよう。
1 主装置(ボタン電話装置)
2 クラウドサーバ
3 インターネット
4 電話網
10 ローカルアドレス帳
20 クラウドアドレス帳
30 電話端末(企業・店舗内の電話端末)
31 電話端末(外出先Aの電話端末)
32 電話端末(外出先Bの電話端末)
39 電話端末(顧客Aの電話端末)
41 第1アクセスルート
42 第2アクセスルート
43 第3アクセスルート

Claims (10)

  1. 電話端末に関するアドレス情報が登録されているクラウドアドレス帳を有するクラウドサーバと、前記クラウドアドレス帳に登録されている前記アドレス情報の登録件数よりも少ない件数のアドレス情報が登録されているローカルアドレス帳を有し、かつ、前記クラウドサーバとネットワークを介して接続される主装置と、前記主装置に内線接続することができ、かつ、前記アドレス情報が登録されているアドレス帳を有していない電話端末と、からなるボタン電話システムであって、
    前記主装置は、
    内線接続された前記電話端末の通信相手となる電話端末である相手端末に関するアドレス情報を取得するためのアドレス情報取得要求が発生した場合、前記相手端末を特定する相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報が前記ローカルアドレス帳に存在しているか否かを確認し、
    前記ローカルアドレス帳に存在していた場合は、前記ローカルアドレス帳に存在している前記相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報を読み出すことにより取得し、
    前記ローカルアドレス帳に存在していなかった場合は、前記相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報の取得を要求する取得要求を、ネットワークを介して前記クラウドサーバに送信し、
    前記クラウドサーバは、
    前記取得要求を受信すると、該取得要求にて要求された前記アドレス情報が前記クラウドアドレス帳に存在しているか否かを確認し、
    前記クラウドアドレス帳に存在していた場合は、前記クラウドアドレス帳から前記取得要求にて要求された前記アドレス情報を読み出して、前記取得要求の送信元の前記主装置に対して返送し、
    前記クラウドアドレス帳に存在していなかった場合は、前記取得要求にて要求された前記アドレス情報の取得ができない旨を示す取得不成功を、前記取得要求の送信元の前記主装置に対して返送する、
    ことを特徴とするボタン電話システム。
  2. 前記主装置は、
    前記相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報が前記ローカルアドレス帳に存在していなかった場合において、
    前記クラウドサーバに対して前記取得要求にて要求した前記アドレス情報が前記クラウドアドレス帳に存在していて、前記取得要求にて要求した前記アドレス情報が前記クラウドサーバから返送されてきた場合、返送されてきた該アドレス情報を、前記ローカルアドレス帳に登録する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のボタン電話システム。
  3. 前記主装置と内線接続することができない領域にある前記電話端末は、
    通信相手となる相手端末に関するアドレス情報を取得するためのアドレス情報取得要求が発生した場合、該相手端末を特定する相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報の取得を要求する取得要求を、ネットワークを介して前記クラウドサーバに送信し、
    前記クラウドサーバは、
    前記取得要求を受信すると、該取得要求にて要求された前記アドレス情報が前記クラウドアドレス帳に存在しているか否かを確認し、
    前記クラウドアドレス帳に存在していた場合は、前記クラウドアドレス帳から前記取得要求にて要求された前記アドレス情報を読み出して、前記取得要求の送信元の前記電話端末に対して返送し、
    前記クラウドアドレス帳に存在していなかった場合は、前記取得要求にて要求された前記アドレス情報の取得ができない旨を示す取得不成功を、前記取得要求の送信元の前記電話端末に対して返送する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のボタン電話システム。
  4. 前記ローカルアドレス帳および前記クラウドアドレス帳に登録される電話端末に関する前記アドレス情報は、電話端末に対応する名称または氏名、電話番号、アドレス、メモリ番号の各情報からなり、
    また、前記相手端末指定情報は、通信相手となる電話端末に対応する名称または氏名、電話番号、アドレス、メモリ番号の各情報のうち、いずれか1ないし複数の情報である、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のボタン電話システム。
  5. 前記主装置は、
    前記ローカルアドレス帳に登録された各前記アドレス情報毎に、それぞれの前記アドレス情報の利用回数をカウントするカウンタを有し、
    前記ローカルアドレス帳に新たに前記アドレス情報を登録される際に、あるいは、あらかじめ定めた周期で定期的に、前記ローカルアドレス帳に登録された前記アドレス情報の登録件数が、あらかじめ定めた件数閾値よりも超過したか否かを確認し、
    前記ローカルアドレス帳に登録された前記アドレス情報の登録件数が、前記件数閾値を超過していた場合、
    各前記アドレス情報毎の前記カウンタを参照して、今までの利用回数が少ないアドレス情報から順番に前記ローカルアドレス帳から削除する、
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のボタン電話システム。
  6. 利用頻度が高い前記アドレス情報は、
    発信履歴データとして保存された相手端末に関するアドレス情報と、
    着信履歴データとして保存された相手端末に関するアドレス情報と、
    ワンタッチダイヤルとして登録された相手端末に関するアドレス情報と、
    コールバックに設定された相手端末に関するアドレス情報と、
    発番号ダイヤルインに設定された相手端末に関するアドレス情報と、
    のそれぞれのアドレス情報であり、
    前記主装置は、それぞれの該アドレス情報が前記ローカルアドレス帳に登録済みであるか否かを確認し、
    それぞれの該アドレス情報のうち前記ローカルアドレス帳に未登録のアドレス情報があった場合には、該未登録のアドレス情報を前記クラウドサーバ上の前記クラウドアドレス帳から取得して、前記ローカルアドレス帳に登録することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のボタン電話システム。
  7. 前記主装置は、
    内線接続された前記電話端末から、前記相手端末指定情報により指定された電話網接続の相手端末に対する発信要求を受け取った際に、前記相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報が前記ローカルアドレス帳または前記クラウドアドレス帳に存在していた場合は、前記ローカルアドレス帳または前記クラウドアドレス帳に存在していた前記アドレス情報に基づいて、前記相手端末指定情報が示す相手端末に対する発信要求信号を生成して、生成した該発信要求信号を前記電話網に対して送信し、
    一方、前記相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報が前記ローカルアドレス帳、前記クラウドアドレス帳のいずれにも存在していなかった場合、前記相手端末指定情報が示す相手端末に対する発信要求を拒否する、
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のボタン電話システム。
  8. 前記主装置は、
    内線接続された前記電話端末に対する、前記相手端末指定情報により指定された相手端末からの着信要求を受け取った際に、前記相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報が前記ローカルアドレス帳または前記クラウドアドレス帳に存在していた場合は、前記ローカルアドレス帳または前記クラウドアドレス帳に存在していた前記アドレス情報に基づいて、前記相手端末指定情報が示す相手端末から前記電話端末に対する着信要求信号を生成して、生成した該着信要求信号を前記電話端末に対して送信し、
    一方、前記相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報が前記ローカルアドレス帳、前記クラウドアドレス帳のいずれにも存在していなかった場合、前記相手端末指定情報が示す相手端末からの着信要求を拒否する、
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のボタン電話システム。
  9. 電話端末に関するアドレス情報が登録されているクラウドアドレス帳を有するクラウドサーバと、前記クラウドアドレス帳に登録されている前記アドレス情報の登録件数よりも少ない件数のアドレス情報が登録されているローカルアドレス帳を有し、かつ、前記クラウドサーバとネットワークを介して接続される主装置と、前記主装置に内線接続することができ、かつ、前記アドレス情報が登録されているアドレス帳を有していない電話端末と、からなるボタン電話システムにおけるアドレス帳管理方法であって、
    前記主装置は、
    内線接続された前記電話端末の通信相手となる電話端末である相手端末に関するアドレス情報を取得するためのアドレス情報取得要求が発生した場合、前記相手端末を特定する相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報が前記ローカルアドレス帳に存在しているか否かを確認し、
    前記ローカルアドレス帳に存在していた場合は、前記ローカルアドレス帳に存在している前記相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報を読み出すことにより取得し、
    前記ローカルアドレス帳に存在していなかった場合は、前記相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報の取得を要求する取得要求を、ネットワークを介して前記クラウドサーバに送信し、
    前記クラウドサーバは、
    前記取得要求を受信すると、該取得要求にて要求された前記アドレス情報が前記クラウドアドレス帳に存在しているか否かを確認し、
    前記クラウドアドレス帳に存在していた場合は、前記クラウドアドレス帳から前記取得要求にて要求された前記アドレス情報を読み出して、前記取得要求の送信元の前記主装置に対して返送し、
    前記クラウドアドレス帳に存在していなかった場合は、前記取得要求にて要求された前記アドレス情報の取得ができない旨を示す取得不成功を、前記取得要求の送信元の前記主装置に対して返送する、
    ことを特徴とするアドレス帳管理方法。
  10. 電話端末に関するアドレス情報が登録されているクラウドアドレス帳を有するクラウドサーバと、前記クラウドアドレス帳に登録されている前記アドレス情報の登録件数よりも少ない件数のアドレス情報が登録されているローカルアドレス帳を有し、かつ、前記クラウドサーバとネットワークを介して接続される主装置と、前記主装置に内線接続することができ、かつ、前記アドレス情報が登録されているアドレス帳を有していない電話端末と、からなるボタン電話システムにおいて前記主装置であるコンピュータが実行するアドレス帳管理プログラムであって、
    前記主装置は、
    内線接続された前記電話端末の通信相手となる電話端末である相手端末に関するアドレス情報を取得するためのアドレス情報取得要求が発生した場合、前記相手端末を特定する相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報が前記ローカルアドレス帳に存在しているか否かを確認し、
    前記ローカルアドレス帳に存在していた場合は、前記ローカルアドレス帳に存在している前記相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報を読み出すことにより取得し、
    前記ローカルアドレス帳に存在していなかった場合は、前記相手端末指定情報と同じ情報を含むアドレス情報の取得を要求する取得要求を、ネットワークを介して前記クラウドサーバに送信し、
    前記クラウドサーバは、
    前記取得要求を受信すると、該取得要求にて要求された前記アドレス情報が前記クラウドアドレス帳に存在しているか否かを確認し、
    前記クラウドアドレス帳に存在していた場合は、前記クラウドアドレス帳から前記取得要求にて要求された前記アドレス情報を読み出して、前記取得要求の送信元の前記主装置に対して返送し、
    前記クラウドアドレス帳に存在していなかった場合は、前記取得要求にて要求された前記アドレス情報の取得ができない旨を示す取得不成功を、前記取得要求の送信元の前記主装置に対して返送する、
    ことを特徴とするアドレス帳管理プログラム。
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