JP6763324B2 - 画像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両後方の画像を、車室内に取り付けられたディスプレイに表示する画像表示装置に関するものである。
カメラによって撮影された車両周辺の撮影画像を、車室内に取り付けられたディスプレイに表示する画像表示装置が知られている。特許文献1には、車両後方を撮影するカメラと、車室内のルームミラー取付位置に取り付けられたディスプレイと、ディスプレイの前面(車両後方側の面)に設けられたハーフミラーと、を備える画像表示装置が開示されている。この画像表示装置においては、カメラによって撮影された撮影画像が、ディスプレイに表示される。車両の乗員は、ハーフミラーを介して撮影画像を見ることにより、車両後方を監視する。
特開2016−107989号公報
上記のような画像表示装置においては、周囲の照度の変化に合わせて、ディスプレイの輝度を調整する必要がある。ところで、車両がトンネルの出入口等の照度が急変するような場所を走行しているときは、車両前方の照度と車両後方の照度が異なることがある。このような状態において、ディスプレイの輝度は、ディスプレイが設置された位置の照度が変化したときに調整されるのが望ましい。したがって、車両が車両前方の照度を検出するセンサを備える場合、検出された車両前方の照度に基づいてディスプレイの輝度を調整すると、望ましいタイミングからのずれが生じ、車両の乗員に違和感を与えることがある。
本発明の目的は、車両前方の照度と車両後方の照度が異なる場所を走行するときのディスプレイの輝度の調整タイミングを、適切なものとすることができる画像表示装置を提供することである。
上述の課題を解決するために、本発明においては、車両後方を撮影するカメラと、前記カメラによって撮影された撮影画像を表示するディスプレイと、前方照度検出部と後方照度検出部とを備えるものであり、前記前方照度検出部は、車両前方の照度を前記後方照度検出部よりも高い精度で検出するものであり、前記後方照度検出部は、前記車両後方の照度を前記前方照度検出部よりも高い精度で検出するものである照度検出部と、前記照度検出部によって検出された照度に基づいて、前記ディスプレイの輝度を調整する制御部と、を備え、前記制御部は、前記前方照度検出部によって検出された前方照度が設定値未満で、かつ前記後方照度検出部によって後方照度が前記設定値以上であるときに、前記ディスプレイの輝度を第1輝度に設定するとともに、前記前方照度が設定値以上で、かつ前記後方照度が前記設定値未満であるときに、前記ディスプレイの輝度を前記第1輝度よりも小さい第2輝度に設定する画像表示装置が実現される。
前記車両が、トンネルの出入口等の前記車両の周囲の照度が急変する場所を走行するときは、前記車両前方の照度と、前記車両後方の照度が異なる状態となる場合がある。このような場合、前記車両前方の照度および前記車両後方の照度をそれぞれ検出する前記前方照度検出部および前記後方照度検出部を前記車両に設け、これらの検出部によって検出された照度に基づいて、前記ディスプレイの輝度を調整することが考えられる。一方、前記ディスプレイは、前記車両の乗員による視認性を考慮して、前記ディスプレイの表示領域が前記車両後方に向くように設けられている。したがって、前記ディスプレイの輝度は、前記ディスプレイより後方の照度に合わせて調整されることが望ましい。
本装置においては、前記前方照度検出部によって検出された照度と前記後方照度検出部によって検出された前方照度が設定値未満で、かつ前記後方照度検出部によって後方照度が前記設定値以上であるときに前記ディスプレイの輝度を第1輝度に設定するさらに、前方照度が設定値以上で、かつ前記後方照度が前記設定値未満であるときには、前記ディスプレイの輝度を前記第1輝度よりも小さい第2輝度に設定する
したがって、前記前方照度検出部により検出された照度前記後方照度検出部により検出された照度よりも小さい場合、及び前記前方照度検出部により検出された照度が前記後方照度検出部により検出された照度よりも大きい場合の両方の場合において、前記後方照度検出部により検出された照度に基づいて、前記ディスプレイの輝度を調整するのである。このように前記ディスプレイの輝度を調整することにより、前記ディスプレイの輝度の調整タイミングが適切なタイミングとなり、違和感が生じることを低減することができる。
また、前記制御部は、前記後方照度検出部によって検出された照度が前記前方照度検出部によって検出された照度よりも大きいときに、前記ディスプレイの輝度を第1輝度に設定し、前記後方照度検出部によって検出された照度が前記前方照度検出部によって検出された照度よりも小さいときに、前記ディスプレイの輝度を前記第1輝度よりも小さい第2輝度に設定するものとしても良い。
前記前方照度検出部によって検出された照度と前記後方検出部によって検出された照度が異なるときとは、前記後方照度検出部によって検出された照度が前記前方検出部によって検出された照度よりも大きいとき、および、前記後方照度検出部によって検出された照度が前記前方照度検出部によって検出された照度よりも小さいときである。
本装置においては、前記後方照度検出部によって検出された照度が、前記前方照度検出部によって検出された照度よりも大きいときは、前記ディスプレイの輝度が前記第2輝度よりも大きい第1輝度に設定される。一方、前記後方照度検出部によって検出された照度が、前記前方照度検出部によって検出された照度よりも小さいときは、前記ディスプレイの輝度が前記第1輝度より小さい第2輝度に設定される。つまり、前記後方照度検出部によって検出された照度の大きさに対応して、前記ディスプレイの輝度が前記第1輝度または前記第2輝度に設定される。これにより、前記後方照度検出部によって検出された照度が高いときは前記ディスプレイの輝度も明るくされ、前記後方照度検出部によって検出された照度が低いときは前記ディスプレイの輝度も暗くされる。したがって、前記車両の乗員による前記ディスプレイの視認性を向上させることができる。
また、前記制御部は、検出値前記後方照度検出部によって検出された照度が設定値以上、かつ、前記前方照度検出部によって検出された照度が設定値未満であるときに、前記後方照度検出部によって検出された前記照度に基づいて前記ディスプレイの表示領域の前記輝度を調整し、前記後方照度検出部によって検出された照度が前記設定値未満、かつ、前記前方照度検出部によって検出された照度が前記設定値以上であるときに、前記後方照度検出部によって検出された前記照度に基づいて前記ディスプレイの表示領域の前記輝度を調整するものとすることができる。
前記車両前方の照度と前記車両後方の照度が異なるときとは、前記後方照度検出部によって検出された照度が前記設定値以上、かつ、前記前方照度検出部によって検出された照度が前記設定値未満であるときである。また、前記後方照度検出部によって検出された照度が前記設定値未満、かつ、前記前方照度検出部によって検出された照度が前記設定値以上であるときも、前記車両前方の照度と前記車両後方の照度が異なるときである。
すなわち、本装置においては、前記前方照度検出部によって検出された照度と前記後方照度検出部によって検出された照度が、設定値より大きいか小さいかを判断することにより、前記前方照度検出部により検出された照度と前記後方照度検出部により検出された照度が異なることを検出することができる。そのため、前方照度検出部により検出された照度と前記後方照度検出部により検出された照度の2つの照度の差等を算出し、算出された値に基づいて2つの照度が異なることを検出する場合よりも、簡易な処理により、2つの照度が異なることを検出することができる。したがって、前方照度検出部により検出された照度と前記後方照度検出部により検出された照度が異なることを検出するときの、前記制御部の負担を低減することができる。
本発明においては、ディスプレイの輝度が調整されるタイミングが、適切なタイミングとなるため、違和感が生じることを低減することができる。
第1実施形態の車両を上方から見た斜視図である。 第1実施形態の制御装置の電気的な接続を示す模式図である。 図3Aは、第1実施形態の後方画像表示装置を後方から見た図である。図3Bは、後方画像表示装置のIII―III断面図である。 トンネルが設けられた道路を走行中の車両を横から見た図である。 第1実施形態の制御装置が実行する処理を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態の画像表示装置6が搭載された車両2を上方から見た斜視図である。図2は、制御装置10の電気的な接続を示す模式図である。
図1に示すように、車両2は、画像表示装置6を備える。画像表示装置6は、制御装置10、後方画像表示装置12、カメラ14、前方照度センサ16、後方照度センサ18、および表示切替スイッチ20を備える。車両2の進行方向を基準として、図1に示すように前後方向を規定する。
制御装置10は、図2に示すように、CPU、ROM、EEPROM等の不揮発性メモリ、RAM、各種IC、通信インターフェース等を備え、ROMに記録されたプログラムがCPUに実行されること等により、各種制御を行なう。制御装置10には、図2に示すように、カメラ14、前方照度センサ16、後方照度センサ18、表示切替スイッチ20および後述のディスプレイ24が通信可能に接続されている。制御装置10は、カメラ14によって撮影された撮影画像の少なくとも一部を、ディスプレイ24に表示させる。また、制御装置10は、前方照度センサ16の検出値および後方照度センサ18の検出値に基づいて、ディスプレイ24の輝度を昼間用輝度または夜間用輝度のいずれかに設定する処理(輝度調整処理)を実行する。輝度調整処理の詳細な説明は後述する。
後方画像表示装置12について説明する。図3Aは、後方画像表示装置12を車両後方から見た図である。図3Bは、図3AのIII−III断面図である。
後方画像表示装置12は、図1に示すように、車室内のルーフ部またはフロントガラス上部に取り付けられ、運転席よりも前方、かつ運転席と助手席の間に配置されている。後方画像表示装置12は、図3Aに示すように、鏡面22、ディスプレイ24、およびフレーム26を備える。鏡面22は、フレーム26と略同じ大きさに形成され、フレーム26にはめ込まれている。鏡面22は、車両2の後方を映すものであり、鏡面22の一部にはディスプレイ24が形成されている。
ディスプレイ24は、鏡面22よりも小さくなるように形成されており、前記鏡面の略中央に配置されている。つまり、鏡面22は、ディスプレイ24の表面に形成された鏡面部24aと、ディスプレイ24の周囲の鏡面部22aとを含むものである。ディスプレイ24には、制御装置10によって出力された撮影画像が表示される。
ディスプレイ24が作動していない状態においては、鏡面部24aおよび鏡面部22aが光学ミラーとして機能する(鏡面表示状態)。ディスプレイ24が作動している状態においては、乗員がディスプレイ24に表示された画像を目視できるようになる(ディスプレイ表示状態)。
カメラ14は、CCD(Charge−Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の撮像素子を用いて、少なくとも可視光領域の画像を撮影する。カメラ14は、図1に示すように、車両2の後端部に取り付けられ、車両2の後方を撮影している。カメラ14によって撮影された撮影画像は、制御装置10に出力される。カメラ14が撮影する撮影画像には、車両2の後方に位置する表示対象物等が含まれている。
前方照度センサ16および後方照度センサ18は、フォトトランジスタやフォトダイオード等の受光素子を用いて、周囲の照度を検出する。図3Bに示すように、前方照度センサ16は、後方画像表示装置12の前面(車両前方側の面)に設けられ、後方照度センサ18は、後方画像表示装置12の後面(車両後方側の面)に設けられる。つまり、前方照度センサ16および後方照度センサ18は、前後方向において互いに離間して配置されている。また、前方照度センサ16は、受光素子が存在する面が前方を向くように設けられ、後方照度センサ18は受光素子が存在する面が後方を向くように設けられている。したがって、前方照度センサ16は、車両前方の照度(前方照度)を、後方照度センサ18よりも高い精度で検出することができる。また、後方照度センサ18は、車両後方の照度(後方照度)を、前方照度センサ16よりも高い精度で検出することができる。前方照度センサ16および後方照度センサ18は、検出された照度に応じた信号を制御装置10に出力する。
後方画像表示装置12は、車両2のルーフ部とフロントガラス部との接続部分の近傍に設けられる。表示切替スイッチ20は、後方画像表示装置12の表示状態を、鏡面表示状態とディスプレイ表示状態とに切り替えるための信号を制御装置10に出力する。表示切替スイッチ20のON状態とOFF状態は、乗員によって、後方画像表示装置12のフレーム26の角度が変更されることにより切り替えられる。
フレーム26は、乗員の操作により、後方画像表示装置12に設けられた回動機構によって回動させられる。フレーム26が後方画像表示装置12に設けられた保持機構により鏡面22に車両2の天井が映る角度に保持されたときは、表示切替スイッチ20の接点が閉じて、表示切替スイッチ20はON状態となる。表示切替スイッチ20がON状態とされたとき、後方画像表示装置12の表示状態がディスプレイ表示状態に切り替えられる。ディスプレイ表示状態において、ディスプレイ24に画像が表示されているときに、鏡面部24aおよび鏡面部22aに後方の景色が映り込むと、ディスプレイ24に表示されている画像が見え難くなる。このため、ディスプレイ表示状態においては、フレーム26は、保持機構によって鏡面22に後方の景色が映らない角度に保持されている。
フレーム26の角度が、乗員の操作によって、回動機構により回動させられ、保持機構により鏡面22に車両2の後方の景色が映る角度に保持されたときは、表示切替スイッチ20の接点が開いて、表示切替スイッチ20はOFF状態となる。表示切替スイッチ20がOFF状態とされたとき、後方画像表示装置12の表示状態がディスプレイ表示状態から鏡面表示状態に切り替えられ、鏡面22に車両後方の景色が映し出される。
以下、車両2の前方照度および後方照度の変化と、ディスプレイ24の輝度の調整について説明する。図4は、車両2が、昼間にトンネル30を通過する様子を横から見た図である。図4において、位置P〜Pは走行中の車両2の位置を示している。車両2は、位置Pから位置Pに向かって走行している。位置Pはトンネル30に進入する前の車両2の位置であり、位置Pはトンネル30の入口付近を走行中の車両2の位置である。また、位置Pはトンネル30の中腹を走行中の車両2の位置であり、位置Pはトンネル30の出口付近を走行中の車両2の位置である。
車両2が位置Pまたは位置Pに位置しているときは、車両の前方照度および後方照度がほぼ等しくなる。そのため、前方照度センサ16の検出値および後方照度センサ18の検出値のうちのどちらの検出値に基づいてディスプレイ24の輝度が変更されても良い。車両2が位置Pを走行しているときは、ディスプレイ24の輝度が昼間用輝度に設定され、車両2が位置Pを走行しているときは、ディスプレイ24の輝度が夜間用輝度に設定される。
昼間用輝度とは、例えば、晴天時の昼間の照度と同じ照度の部屋に車両2が配置された状態で、ディスプレイ24の輝度を変化させ、車両2の乗員が、ディスプレイ24を見やすいと感じるときのディスプレイ24の輝度を計測することにより決定される輝度である。夜間用輝度とは、例えば、夜間の照度と同じ照度の部屋に車両2が配置された状態で、ディスプレイ24の輝度を変化させ、車両2の乗員が、ディスプレイ24を見やすいと感じるときのディスプレイ24の輝度を計測することにより決定される輝度である。
車両2が位置Pまたは位置Pに位置しているときは、車両2がトンネル30の出入り口付近を走行しているため、前方照度と後方照度が異なる状態となる。このような状態を検出するため、車両2には前方照度センサ16および後方照度センサ18が設けられている。車両2が位置Pまたは位置Pに位置するときは、前方照度センサ16が検出する照度と、後方照度センサ18が検出する照度が、異なる値となる。このときに、前方照度センサ16の検出値に基づいてディスプレイ24の輝度が調整されると、ディスプレイ24が向いている後方の照度の大きさと異なる大きさの前方照度に基づいてディスプレイ24の輝度が調整されることになり、違和感が生じる。つまり、前方照度および後方照度が異なるときは、ディスプレイ24の輝度は、ディスプレイ24の表示領域が後方を向いているため、後方照度センサ18の検出値により依存して調整されることが望ましい。
したがって、後方照度センサ18の検出値が変化する前に、前方照度センサ16の検出値に基づいてディスプレイ24の輝度が調整されてしまうと、ディスプレイ24の輝度の調整タイミングが、適切なタイミングよりも早くなる。
一方、後方照度センサ18の検出値に基づいてディスプレイ24の輝度を変更する場合は、ディスプレイ24が向いている後方の照度に合わせて輝度が変更される。すなわち、後方照度が変化したときに、後方照度に合わせてディスプレイ24の輝度が調整されるため、ディスプレイ24の調整タイミングがより適切なものとなる。したがって、前方照度と後方照度が異なる状態においては、後方照度センサ18の検出値に基づいて、ディスプレイ24の輝度が調整される。
車両2が位置Pを走行しているときは、前方照度が低くなっても、後方照度が高いままであるため、ディスプレイ24の輝度が昼間用輝度に維持される。車両2が位置Pから位置Pに向かって前進し、後方照度が低くなったときに、ディスプレイ24の輝度が夜間用輝度に変更される。
車両2が位置Pを走行しているときは、前方照度が高くなっても、後方照度が低いままであるため、ディスプレイ24の輝度が夜間用輝度に維持される。車両2が位置Pからトンネル30の外に向かって前進し、後方照度が高くなったときに、ディスプレイ24の輝度が夜間用輝度に変更される。
以下、制御装置10によって実行されるディスプレイ24の輝度を調整する処理(輝度調整処理)についてフローチャートを用いて説明する。図5は、制御装置10によって実行される輝度調整処理を示すフローチャートである。図5に示すフローは、表示切替スイッチ20がON状態となったとき、すなわち、後方画像表示装置12の表示状態が鏡面表示状態からディスプレイ表示状態に切り替わったときに開始される。
ステップ1(以下、S1と略称する。他のステップについても同様とする)において、前方照度センサ16の検出値および後方照度センサ18の検出値が取得される。つぎに、S3において、制御装置10は、S1において取得された前方照度センサ16の検出値が、閾値未満であるか否かを判断する。前方照度が閾値未満、すなわち、車両前方が暗いと判断された場合は、S5に進む。前方照度が閾値以上、すなわち、車両前方が明るいと判断された場合は、S15に進む。
閾値は、前方照度センサ16によって検出された照度および後方照度センサ18によって検出された照度が、基準となる照度よりも高いか低いかを判断するための値である。本実施形態においては、前方照度センサ16の検出値を判断する場合も後方照度センサ18の検出値を判断する場合も、同じ値の閾値が用いられるが、異なる値としても良い。したがって、前方照度センサ16によって検出された照度と後方照度センサによって検出された照度の閾値に対する大きさを検出することにより、前方照度および後方照度が異なっているか否かを判断することができる。
S5において、制御装置10は、S1において取得された後方照度センサ18の検出値が、閾値未満であるか否かを判断する。後方照度センサ18の検出値が閾値未満、すなわち、車両後方が暗いと判断された場合は、S7に進む。後方照度センサ18の検出値が閾値以上、すなわち、車両前方が明るいと判断された場合は、S9に進む。
S3の判断がYESかつS5の判断がYESの場合、すなわち、前方照度および後方照度がいずれも低い場合は、S7において、ディスプレイ24の輝度が夜間用輝度に設定された後、S11に進む。
S3の判断がYESかつS5の判断がNOの場合、すなわち、前方照度が低く後方照度が高い場合は、S9において、ディスプレイ24の輝度が、後方照度センサ18の検出値に基づいて昼間用輝度に設定された後、S11に進む。
S11において、ディスプレイ24の輝度が、設定された輝度に変更される。つぎに、S13において、制御装置10は、表示切替スイッチ20がOFF状態であるか否かを判断する。表示切替スイッチ20がOFF状態である場合はフローによる処理を終了し、表示切替スイッチ20がOFF状態でない場合はS1に戻る。
S3の判断がNOである場合は、S15に進み、S1において取得された後方照度センサ18の検出値が、閾値未満であるか否かが判断される。後方照度センサ18の検出値が閾値未満と判断された場合はS17に進み、後方照度センサ18の検出値が閾値以上と判断された場合はS19に進む。
S3の判断がNOかつS15の判断がYESの場合、すなわち、前方照度が高く後方照度が低い場合は、S17において、ディスプレイ24の輝度が、後方照度センサ18の検出値に基づいて夜間用輝度に設定された後、S11に進む。
S3の判断がNOかつS15の判断がNOの場合、すなわち、前方照度および後方照度がいずれも高い場合は、S19において、ディスプレイ24の輝度が昼間用輝度に設定された後、S11に進む。
以上のように、本実施形態においては、前方照度センサ16の検出値が閾値以上、かつ、後方照度センサ18の検出値が閾値未満の場合は、後方照度センサ18の検出値に基づいて、ディスプレイ24の輝度が設定される。また、前方照度センサ16の検出値が閾値未満、かつ後方照度センサ18の検出値が閾値以上の場合も同様に、後方照度センサ18の検出値に基づいて、ディスプレイ24の輝度が設定される。すなわち、前方照度と後方照度が異なる場合は、後方照度センサ18の検出値に基づいてディスプレイ24の輝度が調整される。
これにより、ディスプレイ24の輝度は、前方照度に基づいて調整されるタイミングよりも遅いタイミングで調整される。つまり、ディスプレイ24が後方を向くように設置されているため、前方照度と後方照度が異なる場合、調整すべきディスプレイ24の輝度は後方照度に依存する。そのため、前方照度と後方照度が異なるときは、後方照度センサ18の検出値に基づいてディスプレイ24が調整されるのである。このようにディスプレイ24の輝度が調整されることにより、ディスプレイ24の輝度の調整タイミングが適切なものとなり、違和感が生じることを低減することができる。
第1実施形態において、前方照度センサ16は前方照度検出部の一例であり、後方照度センサ18は後方照度検出部の一例である。また、制御装置10は、制御部の一例である。
なお、以上のように本発明の態様について説明したが、本発明の画像表示装置は、前述の態様に限られるものではなく、本発明の要旨から逸脱しない範囲において、種々の変更を行なうことが可能である。
第1実施形態においては、前方照度センサ16および後方照度センサ18によって前方照度および後方照度を検出するものとしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、車両前方を撮影するカメラ14および車両後方を撮影するカメラを備える車両の場合は、各々の撮影画像に画像処理を施して各々の撮影画像の輝度を検出し、各々の撮影画像の輝度から照度を算出するものとしても良い。その場合、カメラ14の撮影画像の輝度に基づいて前方照度が算出され、車両後方を撮影するカメラの撮影画像の輝度に基づいて
後方照度が算出される。
また、車両前方を撮影するカメラ14と車両後方を撮影するカメラに、被写体の明るさを検出する測光センサが設けられている場合は、これらのセンサによる検出値を前方照度および後方照度として利用しても良い。
また、前方照度センサ16および後方照度センサ18は、後方画像表示装置12の前面および後面に設けられるものとしたが、本発明はこれに限られない。前方照度センサ16は前方を向くように配置され、後方照度センサ18は後方を向くように配置されていれば、後方画像表示装置12以外の構成物に設けられていても良い。例えば、前方照度センサ16がインストルパネル上に配置され、後方照度センサ18は後方画像表示装置12より後方のルーフ部に配置されていても良い。
また、インストルメントパネル上に、ヘッドランプのON−OFF等を切り替えるための照度センサが設けられた車両の場合は、前方照度センサ16を、この照度センサと兼用することとしても良い。また、防眩判定用センサを備える後方画像表示装置の場合は、後方照度センサ18を、防眩判定用のセンサと兼用することとしても良い。
また、前方照度センサ16は、前方に向くように配置され、後方照度センサ18は、後方に向くように配置されているが、本発明はこれに限られない。例えば、2つの照度センサを前後方向に離間させて配置することにより、前方に配置された照度センサを、後方に配置された照度センサよりも高精度に前方照度を検出可能な前方照度センサとし、後方に配置された照度センサを、前方照度センサよりも高精度に後方照度を検出可能な後方照度センサとしてもよい。
また、第1実施形態においては、前方照度および後方照度が、閾値以上または閾値未満であると判断されたときに、後方照度に基づいて輝度が設定されることとしたが、本発明はこれに限られない。例えば、後方照度と前方照度とを比較し、後方照度が前方照度よりも大きい、または、後方照度が前方照度よりも小さいと判断されたときに、後方照度に基づいて輝度が設定されることとしても良い。また、前方照度と後方照度の差を算出し、算出された差が閾値より大きいと判断されたときに、後方照度に基づいて輝度が設定されるとしても良い。
すなわち、(i)前方照度が閾値以上かつ後方照度が閾値未満、または、前方照度が閾値未満かつ後方照度が閾値以上であるとき、(ii)後方照度が前方照度よりも大きい、または、後方照度が前方照度よりも小さいとき、(iii)前方照度と後方照度の差が閾値より大きいときは、前方照度検出部の検出値と後方照度検出部の検出値が異なるときの一例である。
また、前述の実施形態においては、前方照度センサ16の検出値と比較する閾値と、後方照度センサの検出値と比較する閾値を同じ値としたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、前方照度センサ16の検出値と比較する閾値を第1閾値とし、後方照度センサ18の検出値と比較する閾値を第1閾値よりも所定量大きい第2閾値とする。このように設定した場合、前方照度センサ16の検出値が第1閾値未満の時は、後方照度センサ18の検出値が前方照度センサ16の検出値よりも所定量以上大きくないと、後方照度センサ18の検出値が第2閾値以上と判断されない。すなわち、このように第1閾値と第2閾値の大きさの差を所定量とすることで、前方照度センサ16の検出値と後方照度センサ18の検出値の差が所定量以上となったことを確実に検出することができるのである。
これにより、車両2がトンネルの出入口等を走行している状態を精度良く検出することができる。
また、本実施形態においては、前方照度センサ16の検出値と後方照度センサ18の検出値が異なっていない場合は、後方照度センサ18の検出値に基づいてディスプレイ24の輝度を調整するものとしたが、本発明はこれに限られない。例えば、前方照度センサ16の検出値と後方照度センサ18の検出値が異なっていない場合は、前方照度センサ16の検出値に基づいてディスプレイ24の輝度を調整するものとしても良い。
また、前方照度センサ16の検出値と後方照度センサ18の検出値が異なることが検出されたときに、後方照度センサ18の検出値に基づいてディスプレイ24の輝度を調整するものとしたが、本発明はこれに限られない。例えば、画像表示装置にタイマーが搭載されている場合は、前方照度センサ16の検出値が閾値未満となり、後方照度センサ18の検出値が閾値以上となったときから、所定期間経過しても元の値に戻らないときに、ディスプレイ24の輝度を調整するものとしても良い。
これにより、車両2がトンネルの出入口等を走行している状態が精度良く検出され、車両2が街路樹の影を通過したとき等に、ディスプレイ24の輝度が頻繁に切り替えられることを抑制することができる。
2:車両 6:画像表示装置 10:制御装置 12:後方画像表示装置 14:カメラ 16:前方照度センサ 18:後方照度センサ 20:表示切替スイッチ 22:鏡面 22a:鏡面部 24:ディスプレイ 24a:鏡面部 26:フレーム 30:トンネル

Claims (1)

  1. 車両後方を撮影するカメラと、
    前記カメラによって撮影された撮影画像を表示するディスプレイと、
    前方照度検出部と後方照度検出部とを備えるものであり、前記前方照度検出部は、車両前方の照度を前記後方照度検出部よりも高い精度で検出するものであり、前記後方照度検出部は、前記車両後方の照度を前記前方照度検出部よりも高い精度で検出するものである照度検出部と、
    前記照度検出部によって検出された照度に基づいて、前記ディスプレイの輝度を調整する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記前方照度検出部によって検出された前方照度が設定値未満で、かつ前記後方照度検出部によって後方照度が前記設定値以上であるときに、前記ディスプレイの輝度を第1輝度に設定するとともに、前記前方照度が設定値以上で、かつ前記後方照度が前記設定値未満であるときに、前記ディスプレイの輝度を前記第1輝度よりも小さい第2輝度に設定する画像表示装置。
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