JP6762808B2 - エアタービン駆動スピンドル - Google Patents

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Description

この発明は、精密加工機や静電塗装装置などに適用されるエアタービン駆動スピンドルに関する。
従来、精密加工機や静電塗装装置に用いられるエアタービン駆動スピンドル(以下、単にスピンドルとも呼ぶ)が知られている。たとえば、国際公開第2015/004966号(特許文献1)では、塗装機用のスピンドルが開示されている。特許文献1に開示されているような塗装機用のスピンドルは、回転軸の駆動を電気モータではなくエアタービンにより行っている。具体的には、回転軸の後端側に設けられた回転翼に向かい、圧縮空気をタービンノズルから噴出させ吹き付けることにより回転軸を回転駆動する。
タービンノズルから噴出し、回転翼を通過したタービンエアは、回転翼に隣接するタービン空気排気路から排気空間を通過して排気穴より外部へ排気される。この排気穴は塗装機側の排気穴と連通している。そのため、タービンエアは塗装機側の排気穴に接続された排気用配管により塗装機の外部に排出される。
このとき、排気用配管には管路抵抗があるので、タービンエアの一部は排気用配管には流れず、上記排気空間に連なる回転軸の貫通穴を通り、回転軸の先端部に設置されるカップ内部に達する。この時の排気空間や貫通穴内部の圧力は、大気圧よりも高い状態にある。また、当該圧力は、タービンエアの流量が増加する程高くなる。
回転軸の先端部に設置されたカップは、回転軸の貫通穴内に配置された塗料噴射ノズルより噴射される塗料を遠心力で拡散させ霧化する役割を担っている。そして、上記のようにタービンエアがカップ内部に到達することでカップ内空間の圧力が高くなると、当該圧力が塗料を押し出してしまい、塗料の均一な霧化を妨げるという問題がある。
上記特許文献1では、上記のような回転軸の貫通穴内部の圧力上昇を抑制するため、当該回転軸の先端部側において、回転軸の貫通穴内部から回転軸の外周側面にまで到達する排気用の孔を形成した構成が開示されている。
国際公開第2015/004966号
しかし、上記のように回転軸の先端部側において排気用の孔を形成した構成では、当該排気用の孔が回転軸の先端部のカップに近いため、貫通穴内部の圧力上昇が大きい場合などに、当該カップにおける塗料の均一な霧化が阻害される恐れがあった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の目的は、貫通穴内部の圧力上昇を抑制することが可能なエアタービン駆動スピンドルを提供することである。
本発明に係るエアタービン駆動スピンドルは、回転軸と、外周部材とを備える。回転軸には貫通穴が形成されている。回転軸は、先端部と、先端部とは反対側に位置する根元部と、当該根元部において回転軸の回転方向に沿って配置された複数の回転翼とを含む。外周部材は、回転軸の外周面の少なくとも一部を取り囲む軸受スリーブを含む。外周部材は、給気部と第1排気部とを含む。給気部は、回転軸を回転させるために回転翼に気体を吹き付ける。第1排気部は、回転翼に吹き付けられた気体を、回転翼に面する排気空間から外周部材の外部に排出する。排気空間は貫通穴と繋がる。エアタービン駆動スピンドルは、第2排気部を備える。第2排気部は、第1排気部とは独立し、前記排気空間と、排気領域との少なくともいずれか一方から外部へ繋がる。排気領域は、貫通穴の内部空間のうち先端部側に位置する軸受スリーブの端部より排気空間側の領域である。
上記によれば、エアタービン駆動スピンドルにおいて回転軸の貫通穴内部の圧力上昇を抑制できる。
本発明の実施の形態1に係るスピンドルの断面模式図である。 図1に示したスピンドルの平面模式図である。 図2の線分III−IIIにおける部分断面模式図である。 図1に示したスピンドルを塗装装置に設置する場合の構成を説明する模式図である。 本発明の実施の形態1に係るスピンドルの動作を説明するための断面模式図である。 図5の領域VIの拡大部分断面模式図である。 図5の領域VIIの拡大部分断面模式図である。 本発明の実施の形態1に係るスピンドルの第1の変形例を示す断面模式図である。 本発明の実施の形態1に係るスピンドルの第2の変形例を示す断面模式図である。 本発明の実施の形態1に係るスピンドルの第3の変形例を示す断面模式図である。 本発明の実施の形態2に係るスピンドルの断面模式図である。 本発明の実施の形態3に係るスピンドルの断面模式図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。
(実施の形態1)
<スピンドルの構成>
図1〜図4を参照して、本実施の形態に係るスピンドルを説明する。図1〜図4に示したスピンドルは、エアタービン駆動スピンドルである。
スピンドルは、回転軸1と、回転軸1をラジアル方向に支持するジャーナル軸受7と、回転軸1をスラスト方向に支持するスラスト軸受8と、回転軸1をジャーナル軸受7およびスラスト軸受8を介して回転可能に支持するハウジングアッシ2と、ハウジングアッシ2の外周側に位置するカバー5と、カバー5とハウジングアッシ2との間に配置された後端側Oリング23および先端側Oリング24と、回転軸1に対し気体を噴出可能に設けられている給気部(駆動用給気路13および駆動用給気ノズル14)とを主に備える。カバー5には、スラスト方向において回転軸1を覆うようにノズル板6が固定して設けられている。当該ノズル板6に、上記給気部が設けられている。ジャーナル軸受7およびスラスト軸受8は、たとえば静圧気体軸受として構成されている。
回転軸1は、円筒形状を有する軸部22aと、当該軸部22aに対しラジアル方向に延びるように形成されているスラスト板部22bとを含む。スラスト板部22bは、軸部22aのアキシアル方向における一方の端部に接続されている。以下、アキシャル方向においてスラスト板部が設けられている軸部22aの上記一方の端部側を後側、軸部22aのアキシアル方向においてスラスト板部22bと反対側に位置する軸部22aの他方の端部側を前側という。
軸部22aおよびスラスト板部22bには、スラスト方向に延びる貫通穴17が形成されている。スピンドルが静電塗装機用に構成されている場合には、図1に示すように、回転軸1の前側の端部に円錐形のカップ表面36を有するカップ35が取り付けられる。また、貫通穴17の内部にはカップ35に塗料を供給するための塗料噴射ノズル34が配置される。スラスト板部22bには、回転翼15および当該回転翼15の内周側に配置される被回転検出部19が形成されている。
回転軸1は、軸部22aの一部がハウジングアッシ2に収容されている。ハウジングアッシ2は、回転軸1の軸部22aの外周面およびスラスト板部22bの前側の平面の各一部に面しており軸部22aの一部を囲むように形成されている軸受スリーブ4を含む。さらに、ハウジングアッシ2は、ラジアル方向において軸受スリーブ4よりも外周側に配置され、軸受スリーブ4と固定されているハウジング3を含む。
回転軸1では、スラスト板部22bの後側の表面から前側の表面にまで延びる圧力抜き穴である第1排気穴25が形成されている。図2および図3に示すように、第1排気穴25は、スラスト板部22bにおいて複数形成されていてもよい。第1排気穴25は、スラスト板部22bにおいて環状に配置されていてもよい。複数の第1排気穴25は、互いに同じ間隔を隔てて配置されていてもよい。
スラスト板部22bの上記前側の表面において第1排気穴25の端部開口が位置する領域と対向する部分には、ハウジングアッシ2との間に軸受エア排気空間39が形成されている。当該軸受エア排気空間39と連なるように、ハウジングアッシ2の内部には軸受エア排気路としての第1気体流路26が形成されている。第1気体流路26は、ハウジングアッシ2を構成する軸受スリーブ4の内部に形成されている。第1気体流路26は、軸受スリーブ4において軸受エア排気空間39に面する表面部分から、回転軸1の前側に位置する表面部分にまで延びるように形成されている。
ハウジングアッシ2は、たとえばハウジング3が後端側Oリング23および先端側Oリング24を介してカバー5と接続されている。先端側Oリング24は、回転軸1の回転中心軸に沿った方向において、軸受スリーブ4の中央より回転軸1の先端側の先端側領域に位置する。後端側Oリング23は、回転中心軸に沿った方向において、軸受スリーブ4の中央より回転軸1の後端側の後端側領域に位置する。後端側Oリング23および先端側Oリング24は、それぞれ回転中心軸周りに周回するようにハウジング3の表面に形成された環状溝の内部に配置されている。
先端側Oリング24や後端側Oリング23の材料としては、たとえば溶剤に対する耐性が高い材料を用いることが好適であり、たとえば当該材料として、フッ素系の樹脂であるパーフロロエラストマーを用いることができる。
また、図1に示されるように、回転軸1のスラスト板部22bは、ラジアル方向において外周側に位置する領域が、回転中心軸側(中央側)に位置する領域(厚肉部)よりもスラスト方向における厚みが薄い薄肉部を有している。厚肉部は上記貫通穴17を囲むように形成されている。薄肉部は当該厚肉部を囲むように形成されている。
回転翼15は、スラスト板部22bの当該薄肉部上において、後側に位置する面からスラスト方向に延びるように形成されている。回転軸1は、回転翼15が給気部から噴出された気体を受けることにより回転可能に設けられている。複数の回転翼15は、回転軸1の回転方向に互いに間隔を隔てて設けられている。好ましくは、複数の回転翼15において隣り合う回転翼15は等間隔に設けられている。複数の回転翼15は、スラスト板部22bの外周に沿って配置されている。複数の回転翼15のスラスト方向に垂直な断面形状は任意の形状であればよい。たとえば、回転翼15の上記断面形状は、回転方向において前方に位置して回転方向に凸状に形成されている前方曲面部と、回転方向において後方に位置して回転方向に凸状に形成されている後方曲面部とを有している。
図1に示されるように、スラスト板部22bにおいて、薄肉部と厚肉部との境界領域は、スラスト方向における厚みがゆるやかに変化するように設けられている。つまり、スラスト板部22bの後側に位置する面は、薄肉部と厚肉部との間に曲面を有している。回転翼15における後側に位置する部分と厚肉部における後側に位置する部分とは、ラジアル方向に延びる同一面上に形成されている。
厚肉部において後側に位置する面上には、被回転検出部19が形成されている。被回転検出部19は、回転軸1の回転を光学的に検出するための任意の構成を採用できるが、たとえば回転方向において分割される複数の領域毎に異なる反射率となるように表面処理が施されていてもよい。具体的には、厚肉部において後側に位置する面のうち、回転軸1の回転方向における半分の領域が、他の半分の領域よりもレーザ光などの光が照射されたときに反射光の強度が高くなるように設けられている。
ハウジング3および軸受スリーブ4からなるハウジングアッシ2、およびカバー5は、回転軸1の軸部22aと軸受スリーブ4との間およびスラスト板部22bと軸受スリーブ4との間にそれぞれ軸受隙間を形成可能に設けられている。また、ハウジングアッシ2およびカバー5は、当該軸受隙間に気体を供給可能に設けられている。具体的には、ハウジングアッシ2およびカバー5は、それぞれ軸受気体供給路10を有しており、それぞれの軸受気体供給路10は互いに接続されている。軸受気体供給路10は、その一方端がカバー5の外周面上の軸受気体供給口9と接続されており、他方端が回転軸1の軸部22aと軸受スリーブ4との軸受隙間、および回転軸1のスラスト板部22bと軸受スリーブ4との軸受隙間に接続されている。軸受気体供給路10において軸受隙間と接続されている部分の孔径は軸受気体供給口9の孔径よりも小さく、軸受気体供給路10において軸受隙間と接続されている部分にはいわゆる絞りが形成されている。ジャーナル軸受7は、軸受気体供給口9から軸受気体供給路10に供給された気体が回転軸1の軸部22aと軸受スリーブ4との軸受隙間に供給されることにより構成される。スラスト軸受8は、軸受気体供給口9から軸受気体供給路10に供給された気体が回転軸1のスラスト板部22bと軸受スリーブ4との軸受隙間に供給されることにより発生する押圧力と、後述する磁石16の吸引力とにより構成される。
ハウジング3には、スラスト板部22bとスラスト方向において対向する領域に磁石16が配置されている。磁石16はスラスト板部22bに対して磁気力を印加可能に設けられている。磁石16は、たとえば永久磁石である。これにより磁石16はスラスト板部22bを磁気力により吸引する。磁石16は、たとえば回転翼15が形成されているスラスト板部22bの薄肉部とスラスト方向において対向するように設けられている。磁石16は、スラスト方向から見たときの平面形状がたとえば円環形状である。
カバー5は、スラスト方向においてノズル板6と固定されている。ノズル板6は、回転軸1においてハウジングアッシ2およびカバー5に収容されていない部分(スラスト板部22bのラジアル方向における外周端面およびスラスト板部22bの後側に位置する面)を囲むように形成されている。
ノズル板6は、回転軸1よりも後側に配置されている。ノズル板6の内部には、回転軸1のスラスト板部22b上に形成されている回転翼15に駆動用気体が供給・排気される際に、駆動用気体が流通する流通路が形成されている。駆動用気体は、たとえば圧縮空気である。
ノズル板6には、回転翼15に駆動用気体を供給するための駆動用給気路13および駆動用給気ノズル14が形成されている。駆動用給気路13は、その一方端がノズル板6の外周面上のタービン気体供給口12と接続されており、他方端が駆動用給気ノズル14に接続されている。駆動用給気ノズル14は、回転翼15に対し、ラジアル方向において回転軸1の外側から内側に向かって駆動用気体を噴出可能に設けられている。駆動用給気路13および駆動用給気ノズル14は、回転方向において互いに間隔を隔てて複数形成されていてもよい。つまり、駆動用給気路13および駆動用給気ノズル14は、回転方向に任意の間隔を隔てて設けられている回転翼15に対して、同一の回転方向に同時に駆動用気体を供給可能に設けられていてもよい。
ノズル板6には、駆動用給気ノズル14から回転翼15に供給された駆動用気体をスピンドルの外部に排気するための駆動用気体排気空間20、および排気孔11が形成されている。駆動用気体排気空間20はノズル板6とスラスト板部22bとの間に形成されている。スラスト板部22b(の薄肉部)の後側に面し、かつ隣り合う回転翼15に挟まれている空間21は、駆動用給気ノズル14および駆動用気体排気空間20とそれぞれ接続されている。ノズル板6には、さらにそれぞれ貫通孔が形成されている。ノズル板6には、ラジアル方向の中央側に位置し貫通穴17とスラスト方向に連なるように貫通孔が形成されている。
また、ノズル板6には、上記貫通孔よりもラジアル方向の外周側に回転センサ挿入口18が形成されている。上記回転センサ挿入口18は、スラスト板部22bにおける被回転検出部19とスラスト方向において対向するように形成されている。上記回転センサ挿入口18は、被回転検出部19に対してレーザ光などの光を照射し、反射光を得るための回転センサを配置するために形成されている。このような回転センサの例としては、たとえば図4に示すようにたとえば装置としての塗装装置側におけるスピンドルホルダ27に設置された光学式センサ32などが挙げられる。図4に示すように、光学式センサ32は、たとえばスピンドルホルダ27に設置された筒状のセンサホルダ33に収容されている。回転センサ挿入口18には、このセンサホルダ33とともに光学式センサ32が挿入される。このような構成を備えることにより、上述したスピンドルでは回転軸1の回転数を光学的に測定することができる。
排気孔11は、ノズル板6において、駆動用給気路13および駆動用給気ノズル14よりもラジアル方向における中央側に形成されている。排気孔11は、排気空間20からノズル板6の外部に連通するように形成されている。ノズル板6においてスラスト板部22bと排気孔11との間には排気空間20が形成されている。
上述のようなスピンドルは、図4に示すようにスピンドルホルダ27に設置されて使用される。スピンドルホルダ27はスピンドルを挿入固定するための凹部が形成されている。当該凹部の底部から突出するように塗料噴射ノズル34が設置されている。スピンドルホルダ27では、塗料噴射ノズル34の設置された底面から外周表面にまで延びる塗料供給孔31が形成されている。また、スピンドルホルダ27の凹部の底部には、スピンドルの排気孔11と対向する位置に排気穴30が形成されている。スピンドルホルダ27の凹部の底部には、スピンドルのタービン気体供給口12と対向する位置にスピンドルホルダ27側のタービン気体供給口29が形成されている。また、スピンドルホルダ27には、スピンドルの軸受気体供給口9と対向する凹部内壁の部分から、スピンドルホルダ27の軸受気体供給口28まで延びる給気路が形成されている。
<エアタービン駆動スピンドルの動作>
次に、本実施の形態に係るスピンドルの動作について説明する。
図示しないエアコンプレッサなどの駆動用気体供給源から供給された駆動用気体は、タービン気体供給口12から駆動用給気路13を通じて駆動用給気ノズル14に供給される。駆動用給気ノズル14に供給された駆動用気体は、回転軸1のスラスト板部22bの回転翼15に向けて、スラスト板部22bの接線方向(回転方向)とほぼ平行な方向に沿って噴出される。回転翼15は噴出された駆動用気体を後方曲面部において受ける。このとき、回転翼15に噴出された駆動用気体は後方曲面部の外周側に到達し、後方曲面部に沿って流れることで向きを変えられ、空間21から排気空間20に達して排気孔11から外部に排気される。回転翼15には駆動用気体に与えた力の反力が作用し、回転軸1のスラスト板部22bは回転トルクを与えられる。これにより、回転軸1は回転方向に沿って回転する。回転軸1の回転数は、たとえば数万rpm以上とすることができる。つまり、上述したスピンドルは、たとえば静電塗装機用スピンドルに好適である。
<作用効果>
上述したスピンドルの特徴的な構成を列挙すると、当該スピンドルは、回転軸1と、外周部材(ハウジングアッシ2、カバー5およびノズル板6)とを備える。回転軸1には貫通穴17が形成されている。回転軸1は、先端部と、先端部とは反対側に位置する根元部と、当該根元部において回転軸1の回転方向に沿って配置された複数の回転翼15とを含む。外周部材(ハウジングアッシ2、カバー5およびノズル板6)は、回転軸1の外周面の少なくとも一部を取り囲む軸受スリーブ4を含む。外周部材は、給気部(駆動用給気路13および駆動用給気ノズル14)と第1排気部(排気孔11)とを含む。給気部は、回転軸1を回転させるために回転翼15に気体を吹き付ける。第1排気部(排気孔11)は、回転翼15に吹き付けられた気体を、回転翼15に面する排気空間20から外周部材の外部に排出する。排気空間20は貫通穴17と繋がる。スピンドルは、第2排気部(第1排気穴25および第1気体流路26)を備える。第2排気部は、第1排気部(排気孔11)とは独立し、排気空間20と、排気領域との少なくともいずれか一方から外部へ繋がる。排気領域は、貫通穴17の内部空間のうち先端部側に位置する軸受スリーブ4の端部より排気空間20側の領域である。上記スピンドルにおいて、第2排気部は、排気空間20に面する回転軸1の部分(スラスト板部22b)を貫通する少なくとも1つの第1排気穴25と、外周部材(軸受スリーブ4)において、少なくとも1つの第1排気穴25に面する表面部分から、回転軸1の先端部側に位置する表面部分にまで延在する第1気体流路26とを含む。
このようにすれば、回転翼15に供給された駆動用気体が排気空間20から排気孔11を介して外部へ十分に排出できないときに排気空間20から第1排気穴25および第1気体流路26を介して駆動用気体を外部に排出できるので、排気空間20内の圧力が上昇して回転軸1の貫通穴17に気体が流入することを抑制できる。以下、図5〜図7を用いて具体的に説明する。図5は、本実施形態に係るスピンドルの効果を説明するための模式図である。図6は図5の領域VIの部分断面模式図である。図7は図5の領域VIIの部分断面模式図である。なお、図5に示したスピンドルでは、説明を簡略化するため、駆動用給気ノズル14に近い位置に第1排気穴25および第1気体流路26が形成された構成を示している。
図5〜図7に示すように、駆動用給気ノズル14から図6の矢印に示すように駆動用気体が回転翼15に供給される。その後、駆動用気体は排気空間20から排気孔11を介して外部に排出される。このとき、排気孔11からの駆動用気体の排気が十分ではない場合、排気空間20内の気体の圧力が上がり、排気空間20から回転軸1の貫通穴17へ気体が流入する恐れがある。
しかし、本実施形態に係るスピンドルでは、回転軸1のスラスト板部22bに第1排気穴25が形成されているので、当該第1排気穴25から排気空間20内の気体が排出される。第1排気穴25から排出された気体は、その後軸受スリーブ4の第1気体流路26を通り、回転軸1の前側に流れる。回転軸1の前側では、第1気体流路26がカバー5と回転軸1との間の隙間流路に繋がっている。そのため、第1気体流路26から排出された気体は、図7の矢印に示すように当該隙間流路を介して回転軸1の前側から外部へ排出される。
この結果、排気空間20から回転軸1の貫通穴17への気体の流入を抑制でき、当該貫通穴17内部の圧力上昇を抑制できる。
<変形例>
第1の変形例:
図8は、本実施形態の第1の変形例に係るスピンドルの断面模式図である。図8に示したスピンドルは、基本的には図1に示したスピンドルと同様の構成を備えるが、図1に示した第1排気穴25に代えて第2排気穴125が形成されている点が図1に示したスピンドルと異なっている。すなわち、図8に示したスピンドルでは、第2排気穴125は回転軸1の貫通穴17の内部であって、貫通穴17のアキシアル方向での中央部より排気空間20寄りの位置から回転軸1の外周に向けてラジアル方向に延びるように形成されている。図8に示した第2排気穴125は、貫通穴17の内部空間のうち、軸受スリーブ4の端部であって回転軸1の先端部側に位置する当該端部より排気空間20側の領域に配置されていればよい。異なる観点から言えば、図8に示したスピンドルにおいて、第2排気部は、少なくとも1つの第2排気穴125と、第2気体流路126とを含む。第2排気穴125は、排気領域に面する回転軸1の部分を貫通する。第2気体流路126は、外周部材(軸受スリーブ4)において、少なくとも1つの第2排気穴125に面する表面部分から、回転軸1の先端部側に位置する表面部分にまで延在する。
このような構成によっても、図1に示したスピンドルと同様の効果を得ることができる。すなわち、排気空間20の内部圧力が上昇し、排気空間20から回転軸1の貫通穴17内に気体が流入しても、すぐに第2排気穴125により当該気体を外部に排出できる。
第2の変形例:
図9は、本実施形態の第2の変形例に係るスピンドルの断面模式図である。図9に示したスピンドルは、基本的には図1に示したスピンドルと同様の構成を備えるが、排気空間20と貫通穴17との接続部に配置されたシール部材37をさらに備える点が図1に示したスピンドルと異なっている。シール部材37は、その一部が貫通穴17に挿入された状態となっている。シール部材37の当該一部と貫通穴17の内壁とが接触する、あるいはきわめて狭い隙間で対向するようにすることで、排気空間20から貫通穴17への直接的な気体の流入を抑制できる。なお、第1排気穴25は、当該シール部材37と間隔を隔てた位置に形成されている。このため、シール部材37が第1排気穴25からの気体の排出を妨げることはない。
このような構成のスピンドルによっても、図1に示したスピンドルと同様の効果を得ることができる。
第3の変形例:
図10は、本実施形態の第3の変形例に係るスピンドルの断面模式図である。図10に示したスピンドルは、基本的には図8に示したスピンドルと同様の構成を備えるが、排気空間20と貫通穴17との接続部に配置されたシール部材37をさらに備える点が図8に示したスピンドルと異なっている。シール部材37は、基本的には図9に示したスピンドルにおけるシール部材37と同様の構成を備える。また、第2排気穴125の位置は、貫通穴17の内部においてアキシアル方向にてシール部材37と隣接する位置となっている。異なる観点から言えば、第2排気穴125は貫通穴17の内部においてシール部材37より回転軸1の先端部側に位置している。
このような構成により、図8に示したスピンドルによる効果と共に、図9に示したスピンドルによる効果と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態2)
<エアタービン駆動スピンドルの構造>
図11は、本実施形態に係るスピンドルの断面模式図である。図11に示すスピンドルは、基本的には図1に示したスピンドルと同様の構成を備えるが、排気空間20から外部へ気体を排出する第2排気部としての排気穴の構成が図1に示したスピンドルと異なっている。すなわち、図11に示したスピンドルでは、第2排気部として、排気空間20に面する外周部材としてのノズル板6の表面部分から、回転軸1の先端部側に位置する外周部材(カバー5)の表面部分にまで延在する圧力抜き孔としての第3気体流路40が形成されている。第3気体流路40の一方端は、ノズル板6において排気空間20のラジアル方向における内周面に開口している。また、第3気体流路40は、排気空間20側の一方端からラジアル方向に延在した後、屈曲部を介してアキシアル方向であって回転軸1の先端部側に延びる。当該第3気体流路40のアキシアル方向に延びる部分は、ノズル板6からカバー5にまで延在する。第3気体流路40の他方端は、カバー5の上記先端部側の表面に開口している。
<作用効果>
このような構成によっても、排気空間20の内部から直接第3気体流路40を介して外部へ気体を排出できるので、図1に示したスピンドルと同様の効果を得ることができる。また、第3気体流路40はノズル板6およびカバー5に形成されるので、回転軸1に形成する第1排気穴25のように回転軸1の大きさに制約されることなく、当該第3気体流路40の内径などを大きくすることができる。
(実施の形態3)
<エアタービン駆動スピンドルの構造>
図12は、本実施形態に係るスピンドルの断面模式図である。図12に示すスピンドルは、基本的には図1に示したスピンドルと同様の構成を備えるが、排気空間20から外部へ気体を排出する第2排気部としての排気穴の構成が図1に示したスピンドルと異なっている。なお、図12では、スピンドルが塗装装置のスピンドルホルダ27に保持された状態を示している。
図12に示したスピンドルでは、第2排気部として、排気空間20に面する外周部材(ノズル板6)の表面部分から、回転軸1の延在する方向と交差する側面方向(ラジアル方向)側に位置する外周部材(ノズル板6)の表面部分にまで延在する第4気体流路41が形成されている。第4気体流路41は、スピンドルホルダ27まで延在するように形成され、当該スピンドルホルダ27の外周面にまで到達している。第4気体流路41の一方端は、ノズル板6において排気空間20のラジアル方向における内周面に開口している。また、第4気体流路41は、排気空間20側の一方端からラジアル方向に延在し、ノズル板6およびスピンドルホルダ27の部分を貫通している。
<作用効果>
このような構成によっても、排気空間20の内部から直接第4気体流路41を介して外部へ気体を排出できるので、図1に示したスピンドルと同様の効果を得ることができる。また、第4気体流路41はノズル板6およびスピンドルホルダ27に形成されるので、回転軸1に形成する第1排気穴25のように回転軸1の大きさに制約されることなく、当該第4気体流路41の内径などを大きくすることができる。
なお、上述した第1排気穴25、第2排気穴125、第1気体流路26、第2気体流路126、第3気体流路40、第4気体流路41は、1つではなく、2以上の複数個形成してもよい。また、これらの気体流路を複数個形成する場合、回転軸1の周方向において等間隔になるように配置してもよい。また、少なくとも1つの第1排気穴25の断面積の和は、少なくとも1つの第1気体流路26の断面積の和以下でもよい。また、少なくとも1つの第2排気穴125の断面積の和は、少なくとも1つの第2気体流路126の断面積の和以下でもよい。
以上のように本発明の実施の形態について説明を行ったが、上述の実施の形態を様々に変形することも可能である。また、本発明の範囲は上述の実施の形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むことが意図される。
本発明は、静電塗装装置などに用いられるスピンドルに特に有利に適用される。
1 回転軸、2 ハウジングアッシ、3 ハウジング、4 軸受スリーブ、5 カバー、6 ノズル板、7 ジャーナル軸受、8 スラスト軸受、9,28 軸受気体供給口、10 軸受気体供給路、11 排気孔、12,29 タービン気体供給口、13 駆動用給気路、14 駆動用給気ノズル、15 回転翼、16 磁石、17 貫通穴、18 回転センサ挿入口、19 被回転検出部、20 排気空間、21 空間、22a 軸部、22b スラスト板部、23,24 Oリング、25 第1排気穴、26 第1気体流路、27 スピンドルホルダ、30 排気穴、31 塗料供給孔、32 光学式センサ、33 センサホルダ、34 塗料噴射ノズル、35 カップ、36 カップ表面、37 シール部材、39 軸受エア排気空間、40 第3気体流路、41 第4気体流路、125 第2排気穴、126 第2気体流路。

Claims (4)

  1. エアタービン駆動スピンドルであって、
    貫通穴が形成された回転軸を備え、前記回転軸は、先端部と、前記先端部とは反対側に位置する根元部と、前記根元部において前記回転軸の回転方向に沿って配置された複数の回転翼とを含み、さらに、
    前記回転軸の外周面の少なくとも一部を取り囲む軸受スリーブを含む外周部材を備え、
    前記外周部材は、
    前記回転軸を回転させるために前記回転翼に気体を吹き付ける給気部と、
    前記回転翼に吹き付けられた前記気体を、前記回転翼に面する排気空間から前記外周部材の外部に排出するための第1排気部と、を含み、
    前記排気空間は前記貫通穴と繋がり、さらに、
    前記第1排気部とは独立し、前記排気空間と、前記貫通穴の内部空間のうち前記先端部側に位置する前記軸受スリーブの端部より前記排気空間側の領域である排気領域と、の少なくともいずれか一方から前記外部へ繋がる第2排気部を備え
    前記第2排気部は、
    前記排気空間に面する前記回転軸の部分を貫通する少なくとも1つの第1排気穴と、
    前記外周部材において、前記少なくとも1つの第1排気穴に面する表面部分から、前記回転軸の前記先端部側に位置する表面部分にまで延在する第1気体流路とを含む、エアタービン駆動スピンドル。
  2. 前記排気空間と前記貫通穴との接続部に配置されたシール部材をさらに備える、請求項に記載のエアタービン駆動スピンドル。
  3. エアタービン駆動スピンドルであって、
    貫通穴が形成された回転軸を備え、前記回転軸は、先端部と、前記先端部とは反対側に位置する根元部と、前記根元部において前記回転軸の回転方向に沿って配置された複数の回転翼とを含み、さらに、
    前記回転軸の外周面の少なくとも一部を取り囲む軸受スリーブを含む外周部材を備え、
    前記外周部材は、
    前記回転軸を回転させるために前記回転翼に気体を吹き付ける給気部と、
    前記回転翼に吹き付けられた前記気体を、前記回転翼に面する排気空間から前記外周部材の外部に排出するための第1排気部と、を含み、
    前記排気空間は前記貫通穴と繋がり、さらに、
    前記第1排気部とは独立し、前記排気空間と、前記貫通穴の内部空間のうち前記先端部側に位置する前記軸受スリーブの端部より前記排気空間側の領域である排気領域と、の少なくともいずれか一方から前記外部へ繋がる第2排気部を備え、
    前記第2排気部は、
    前記排気領域に面する前記回転軸の部分を貫通する少なくとも1つの第2排気穴と、
    前記外周部材において、前記少なくとも1つの第2排気穴に面する表面部分から、前記回転軸の前記先端部側に位置する表面部分にまで延在する第2気体流路とを含む、エアタービン駆動スピンドル。
  4. 前記排気空間と前記貫通穴との接続部に配置されたシール部材をさらに備え、
    前記少なくとも1つの第2排気穴は、前記排気領域において前記シール部材より前記先端部側に位置する、請求項に記載のエアタービン駆動スピンドル。
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