JP6761783B2 - 屋根構造体およびこの屋根構造体の結露水の排水方法 - Google Patents
屋根構造体およびこの屋根構造体の結露水の排水方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6761783B2 JP6761783B2 JP2017144219A JP2017144219A JP6761783B2 JP 6761783 B2 JP6761783 B2 JP 6761783B2 JP 2017144219 A JP2017144219 A JP 2017144219A JP 2017144219 A JP2017144219 A JP 2017144219A JP 6761783 B2 JP6761783 B2 JP 6761783B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gutter
- roof
- dew condensation
- condensation water
- drainage hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
さらに、上記カーポート100の場合、横樋部210と縦樋530とを連結する樋部材510が内天井600を貫通しているとともに、縦樋530が縦樋カバー700で覆われているものの、他の樋部材510,520が内天井600の下方から視認でき、見栄えの点で問題もある。
すなわち、縦樋だけでなく、集水枡の縦樋連結部およびその近傍が縦樋カバーによって覆われ、見栄えがよいものとなる。
すなわち、集水枡の縦樋接続部が桁材内に配置されるので、上記取り付けスペースを利用して内天井を設ける場合、樋を天井パネルに貫通させる必要が無く、天井の見栄えを損なわない。
すなわち、過去の気象データによると、2015年までの各年の1時間あたりの最大降水量は、最大で153mm/hrで、大部分が、150mm/hr以下である。
したがって、集水枡の大きさが、上記のような大きさに形成されていれば、日本においては、ゲリラ豪雨や集中豪雨などが発生しても、未曾有の豪雨で無い限り、集水枡から雨水があふれて、結露水排水孔を介して、雨水が結露水受け溝側に越流して、結露水受け溝から屋根の下側にあふれ出るということはないと思われる。
また、横樋部に沿って結露水受け溝部を設けるだけであるので、従来の屋外施設ユニットの大部分の部材をそのまま用いることができ、あまりコストをかけず、優れた性能を有する屋根構造体とすることができる。
すなわち、雨水が結露水受け溝部に流れ込んで屋根の下方に流れだすということがほとんど起こらない。
しかも、集水枡の排水孔が、縦樋の直上に設けられているので、縦樋に接続する横樋などを設けなくてもよく、施工性がよい。
また、集水枡の排水孔側が桁材を貫通するとともに、前記桁材の下面に前記排水孔を臨む開口が設けられているので、縦樋を容易かつ見栄えよく取り付けることができる。
図1および図2は、本発明の屋根構造体の第1の実施の形態であるカーポートをあらわしている。
屋根R1は、アルミニウムあるいはアルミニウム合金の型材から形成された前枠11、左右の側枠12および後枠13と、枠内に支持固定される複数枚のポリカーボネート製の屋根ふき材10aや垂木10bなどから構成されているとともに、後枠13が第1桁材21に、前枠11が第3桁材23に、一方の側枠12が第2桁材22に、他方の側枠24に支持固定されている。
また、屋根R1は、図3に示すように、前枠11から後枠13側に下降する勾配角3°の屋根勾配を備えている。
支柱3は、図1(b)、(c)および図2(a),(b)に示すように、その下端部がコンクリートベース31に埋設されている。
横樋部13aは、屋根R1上に降った雨水を受けるようになっているとともに、図10、図11に示すように、底の後述する縦樋5近傍に、雨水排水孔13cが穿設されている。
また、横樋部13aの底には、図12、図13に示すように、雨水排水孔13cに連接された排水筒14が連接されている。
また、結露水受け溝部13bは、図11に示すようにその底に雨水排水孔13cと並ぶように結露水排水孔13dが穿設されている。
すなわち、集水枡6は、図15に示すように、アルミニウムあるいはアルミニウム合金の型材で形成された枡本体61と、2枚の蓋62,63を備えている。
枡本体61の底には、縦樋5の直上を臨む部分に排水孔61aが穿設されている。
蓋62,63は、それぞれ枡本体61の長手方向両側を水密に塞ぐように枡本体61の両側にビス固定されて、枡本体61とともに、上部開口の箱形をした集水枡6を形成している。
また、縦樋5は、図6に示すように、支柱3と同じ幅をした断面コ字形をした樋カバー51によって、下端の排水口部分を除き、外部から見えないように隠蔽されている。
そして、集水枡6に流れ込んだ雨水は、集水枡6の排水孔61a、縦樋連結ノズル7を介して縦樋5に流れ込む。
したがって、結露水が、屋根R1の下に落ちることがない。
また、このカーポートAは、集水枡6の一部が第4桁材24内に入り込み、第4桁材24の直下で排水孔61aと縦樋5が、縦樋連結ノズル7を介して連結されているとともに、縦樋5が、下端の排水口以外縦樋カバー51によって隠蔽されているので、見栄えがよい。
図15および図16に示すように、このカーポートBは、各桁材21〜24の下端に取り付けた支持部材91を介して複数枚の天井パネル92を支持して集水枡6の下方に内天井9を設けるようにした以外は、上記カーポートAと同様になっている。
したがって、天井裏にカビが生えたり、透明な内天井9が汚れで曇り、見栄えが悪くなることがない。
すなわち、内天井9から樋部材が見えないので、見栄えのよい内天井9となる。
図18に示すように、このカーポートCは、屋根R2がアーチ状に湾曲していて、アーチの両下端にそれぞれ上記カーポートAと同様に横樋部13aと結露水受け溝部13bを備えた後枠13が設けられ、両後枠13の下方に集水枡6が設けられ、この集水枡6からそれぞれ縦樋5へ雨水および結露水を流すようにした以外は、上記カーポートAと同様になっている。
上記の実施の形態では、屋根構造物がカーポートであったが、本発明の屋根構造物は、屋根勾配の下流側に横樋部が設けられ、この横樋部から縦樋に雨水が排水されるようになった屋根構造物であれば、特に限定されず、たとえば、テラスやサンルームなどでも構わない。
上記の実施の形態では、屋根ふき材が、ポリカーボネートで形成されていたが、アクリル樹脂でも構わないし、金属製や、金属材料と合成樹脂の複合材料でも構わない。
R1,R2 屋根
10a 屋根ふき材
10b 垂木。
11 前枠
12 側枠
13 後枠
13a 横樋部
13b 結露水受け溝部
13c 雨水排水孔
13d 結露水排水孔
14 排水筒
21 第1桁材
22 第2桁材
23 第3桁材
24 第4桁材
3 支柱
31 コンクリートベース
5 縦樋
51 縦樋カバー
6 集水枡
61 枡本体
61a 排水孔
62,63 蓋
7 縦樋連結ノズル
71 ノズル本体
9 内天井
91 支持部材
92 天井パネル
Claims (3)
- 屋根ふき材を並べて形成された屋根の周囲を囲むように設けられる複数の枠材のうち、屋根の勾配下流側に設けられる後枠が、屋根の勾配に沿って流下する雨水を受ける横樋部を有し、この横樋部に流れ込んだ雨水が、前記横樋部の底に設けられた雨水排水孔を介して縦樋に流れ込むようにされているとともに、
前記枠材が周囲に設けられた桁材に支持固定されていて、前記桁材が支柱によって支持され、前記縦樋が前記支柱に沿うように設けられている屋根構造体であって、
前記横樋部の前記屋根内側の側壁面に沿って、屋根下面で結露した結露水を受ける結露水受け溝部を備え、
前記結露水受け溝部が、その底に結露水排水孔を有し、
底に縦樋に連設される排水孔を備えた有底箱型をした集水枡が、前記雨水排水孔と前記結露水排水孔を下方から受けるとともに、その排水孔側が、前記桁材のうち側枠を支持固定する桁材の側壁を貫通し、当該桁材の下面に前記排水孔を臨む開口が設けられて、前記排水孔が前記縦樋の直上に配置されていることを特徴とする屋根構造体。
- 集水枡の縦樋連結部およびその近傍が、支柱に沿って設けられた縦樋カバーに覆われている請求項1に記載の屋根構造体。
- 前記桁材が、前記集水枡の下端より下方に天井パネル支持部材の取り付けスペースを備えている請求項1または請求項2に記載の屋根構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017144219A JP6761783B2 (ja) | 2017-07-26 | 2017-07-26 | 屋根構造体およびこの屋根構造体の結露水の排水方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017144219A JP6761783B2 (ja) | 2017-07-26 | 2017-07-26 | 屋根構造体およびこの屋根構造体の結露水の排水方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019027038A JP2019027038A (ja) | 2019-02-21 |
JP6761783B2 true JP6761783B2 (ja) | 2020-09-30 |
Family
ID=65477775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017144219A Active JP6761783B2 (ja) | 2017-07-26 | 2017-07-26 | 屋根構造体およびこの屋根構造体の結露水の排水方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6761783B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7159095B2 (ja) * | 2019-03-27 | 2022-10-24 | Ykk Ap株式会社 | 屋根構造体 |
JP7431051B2 (ja) | 2020-02-05 | 2024-02-14 | 三協立山株式会社 | 簡易構造体 |
AU2022211915A1 (en) * | 2022-08-05 | 2023-10-12 | Swan Hill Engineering Pty Ltd | Run-Off Water Removal System |
-
2017
- 2017-07-26 JP JP2017144219A patent/JP6761783B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019027038A (ja) | 2019-02-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6761783B2 (ja) | 屋根構造体およびこの屋根構造体の結露水の排水方法 | |
JP7366103B2 (ja) | 簡易構造物 | |
JP6823489B2 (ja) | 屋外構造物 | |
JP6910797B2 (ja) | 軒先排水構造 | |
JP5197494B2 (ja) | 簡易建物 | |
US20210062512A1 (en) | Gutter guard for gutter and gutter assembly including same | |
JP4528752B2 (ja) | カーポート | |
JP5197495B2 (ja) | 簡易建物 | |
JP2003013564A (ja) | バルコニー | |
JP6233665B2 (ja) | 手摺付き床構造 | |
JP7043554B2 (ja) | ユニットハウスの軒樋構造 | |
JP6148453B2 (ja) | 階間壁構造 | |
JP7138759B2 (ja) | 簡易構造物 | |
JP6006497B2 (ja) | 簡易構造物 | |
JPH10266476A (ja) | 軒先屋根材 | |
JP6863790B2 (ja) | 雪止具、屋根構造および建物 | |
JP7303722B2 (ja) | 縦樋の落し口カバー | |
JP4738300B2 (ja) | カーポート | |
JP6980399B2 (ja) | 建物の軒先廻り構造 | |
JP5015084B2 (ja) | 屋外構造物 | |
JP6773584B2 (ja) | 支持部材及び屋外構造物 | |
JP6546383B2 (ja) | 雨樋装置 | |
JP6871033B2 (ja) | 雪止部材、屋根構造および建物 | |
JPH0996061A (ja) | 樋装置 | |
JP4467735B2 (ja) | 建物の排水構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181031 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190401 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200303 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200324 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200609 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200615 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20200701 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200818 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200907 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6761783 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |