JP6760312B2 - エレベータ装置の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明はエレベータ装置の制御装置に関する。
エレベータ装置のかごに乗車する人物の重量を算出するエレベータ装置の制御装置が知られている。その一例である特許文献1に記載の制御装置は乗かご(1)の積載重量を検出する秤装置(6)の出力信号に基づいて、乗客(19)の体重を計測する体重計測部(12c)を備える。秤装置(6)は乗かご(1)の床下に設けられ、乗かご(1)の床に作用する荷重の増減を直接的に検出する。この制御装置では、乗かご(1)のドア(2)に設けられるマルチビームセンサ(4a、4b)から発光されるマルチビーム(20)を乗かご(1)に乗り込む最初の乗客(19)が遮った場合に、カメラ(7)が乗客(19)の顔を撮影したことに基づいて体重計測部(12c)が最初の乗客(19)の体重の計測を開始する。カメラ(7)が乗かご(1)に乗り込む次の乗客(19)を撮影した場合、体重計測部(12c)は最初の乗客(19)に関する体重の計測を終了する。体重計測部(12c)は最初の乗客(19)をカメラ(7)が撮影したときから次の乗客(19)をカメラ(7)が撮影したときまでの乗かご(1)の積載重量の増加分に基づいて最初の乗客(19)の体重を算出する。
特開2011−230862号公報
マルチビームセンサ(4a、4b)による人物の検出位置は多種多様である。特許文献1ではマルチビームセンサ(4a、4b)による人物の検出位置は乗かご(1)の奥行き方向において乗かご(1)の出入口に位置する床のへりの位置である。別の例では、マルチビームセンサ(4a、4b)による人物の検出位置はかごの出入口に位置するかご床のへりの位置よりも乗かご(1)の内側である。この場合、マルチビーム(20)が乗客(19)により遮断される位置はかご床のへりの位置よりも乗かご(1)の内側に位置する。乗かご(1)に最初の乗客(19)が乗り込む場合、乗かご(1)の積載重量の増加が開始した後に、マルチビーム(20)が最初の乗客(19)により遮断される。このため、最初の乗客(19)をカメラ(7)が撮影したときの乗かご(1)の積載重量には、既に最初の乗客(19)の重量の一部が反映されているため、最初の乗客(19)の体重を正確に計測できない。このように、従来技術では、乗かご(1)に乗車する人物の重量の算出に関して、乗かご(1)の奥行き方向において、センサの検出位置とかご床のへりの位置とが離れている場合について考慮されていない。なお、このような課題はセンサの検出位置がかご床のへりの位置よりも乗り場側に位置する場合に、乗かご(1)から降車する人物の重量を算出する場合についても同様に生じる。
(1)本発明に関するエレベータ装置の制御装置はかごに乗車する人物、または、前記かごから降車する人物を前記かごの奥行き方向において前記かごの出入口に位置するかご床のへりの位置よりも乗り場側または前記かごの内側で検出するセンサの検出結果を用いて前記人物の状態を判定する判定部と、前記かごの積載重量を検出する重量検出部の検出信号に基づいて前記人物の重量を算出する算出部とを備え、前記判定部は前記センサが前記人物を検出している検出状態から前記センサが前記人物を検出していない非検出状態に変化した時点である第1基準時点を抽出し、前記第1基準時点から経過した時間が所定時間に達した場合に前記人物の乗車または降車が完了したと判定し、前記算出部は前記判定部が前記人物の乗車または降車が完了したと判定した場合に前記重量検出部の検出結果に基づいて、前記人物が前記かごに乗車する人物、または、前記かごから降車する人物のいずれであるかを判定し、前記人物の重量を算出する。
センサの検出位置がかごの奥行き方向において、かご床のへりの位置よりも乗り場側に位置する場合、第1基準時点では、乗車する人物の乗車が完了していないため、すなわち、重量検出部の検出結果が変化している最中であるため、算出部は重量検出部の検出結果を用いて乗車する人物の重量を正確に算出できない。一方、第1基準時点から所定時間が経過した場合、乗車する人物の乗車が完了しているため、すなわち、重量検出部の検出結果が変化している最中ではないため、算出部は重量検出部の検出結果を用いて乗車する人物の重量を正確に算出できる。降車する人物が存在する場合、第1基準時点においては、降車する人物の降車が完了している。このため、降車する人物の重量の算出に関して、第1基準時点から所定時間が経過したときの重量検出部の検出結果を用いた場合であっても、降車する人物の重量を正確に算出できる。以上のように、センサの検出位置がかごの奥行き方向において、かご床のへりの位置よりも乗り場側に位置する場合、乗車する人物が存在する場合の所定時間を適切に設定することにより、算出部は第1基準時点から所定時間経過したときの重量検出部の検出結果に基づいて、乗車する人物および降車する人物の重量を正確に算出できる。
センサの検出位置がかごの奥行き方向において、かご床のへりの位置よりもかごの内側に位置する場合、第1基準時点では、降車する人物の降車が完了していないため、すなわち、重量検出部の検出結果が変化している最中であるため、算出部は重量検出部の検出結果を用いて降車する人物の重量を正確に算出できない。一方、第1基準時点から所定時間が経過した場合、降車する人物の降車が完了しているため、すなわち、重量検出部の検出結果が変化している最中ではないため、算出部は重量検出部の検出結果を用いて降車する人物の重量を正確に算出できる。乗車する人物が存在する場合、第1基準時点においては、乗車する人物の乗車が完了している。このため、乗車する人物の重量の算出に関して、第1基準時点から所定時間が経過したときの重量検出部の検出結果を用いた場合であっても、乗車する人物の重量を正確に算出できる。以上のように、センサの検出位置がかご床のへりの位置よりもかごの内側に位置する場合、降車する人物が存在する場合の所定時間を適切に設定することにより、算出部は第1基準時点から所定時間経過したときの重量検出部の検出結果に基づいて、乗車する人物および降車する人物の重量を正確に算出できる。
以上のように、上記制御装置によれば、かごの奥行き方向において、センサの検出位置とへりの位置とが離れている場合であっても、乗車する人物および降車する人物の重量を精度よく算出できる。
(2)好ましい例では(1)に記載のエレベータ装置の制御装置において、前記判定部は前記第1基準時点以前に前記非検出状態から前記検出状態に変化した時点である第2基準時点を抽出し、前記第2基準時点から前記第1基準時点までの時間である検出時間に基づいて、前記所定時間を決める。
このため、所定時間を容易に決めることができる。
(3)好ましい例では(2)に記載のエレベータ装置の制御装置において、前記判定部は前記検出時間と、前記奥行き方向における前記センサの検出位置と前記かご床のへりの位置との距離と、前記人物の前後方向の幅とに基づいて、前記所定時間を決める。
多様な情報に基づいて所定時間が決められるため、人物の乗車または降車が完了したことを一層精度よく判定できる。
(4)好ましい例では(3)に記載のエレベータ装置の制御装置において、前記幅は前記人物に車が含まれていない場合に用いられる第1種幅、および、前記人物に車が含まれている場合に用いられる第2種幅を含む。
人物の種類に応じて第1種幅と第2種幅とが使い分けられるため、人物の乗車または降車が完了したことを一層精度よく判定できる。
(5)好ましい例では(3)または(4)に記載のエレベータ装置の制御装置において、前記判定部は前記幅、ならびに、前記奥行き方向における前記センサの検出位置と前記かご床のへりの位置との距離の関係に基づいて前記所定時間の決め方を変更する。
人物の特性およびエレベータ装置の特性を考慮して所定時間が決められるため、人物の乗車または降車が完了したことを一層精度よく判定できる。
(6)好ましい例では(5)に記載のエレベータ装置の制御装置において、前記判定部は前記距離が前記幅未満の場合に前記検出時間を前記所定時間とする。
このため、所定時間を容易に決めることができる。
(7)好ましい例では(5)に記載のエレベータ装置の制御装置において、前記判定部は前記距離が前記幅以上の場合に前記検出時間と前記幅に対する前記距離の比率との積により算出される時間を前記所定時間とする。
このため、所定時間を容易に決めることができる。
(8)好ましい例では(2)〜(7)のいずれか一項に記載のエレベータ装置の制御装置において、前記判定部は前記検出時間に基づいて前記人物に車が含まれているか否かを判定し、前記算出部は前記判定部が前記人物に車が含まれていないと判定した場合、前記人物の重量に基づいて前記人物の占有面積を算出する。
このため、占有面積を精度よく算出できる。
本発明に関するエレベータ装置の制御装置によれば、かごに乗降する人物の重量を精度よく算出できる。
実施形態のエレベータ装置の模式図。 第1仮想平面を含むかごの斜視図。 第2仮想平面を含むかごの斜視図。 図1の制御装置の電気的構成に関するブロック図。 (a)はセンサの検出位置が第1種検出位置の場合のセンサの状態を示すタイミングチャート、(b)はセンサの検出位置が第1種検出位置の場合の重量検出部の検出値を示すタイミングチャート。 (a)はセンサの検出位置が第2種検出位置の場合のセンサの状態を示すタイミングチャート、(b)はセンサの検出位置が第2種検出位置の場合の重量検出部の検出値を示すタイミングチャート。 第1所定時間に関するタイミングチャート。 第1所定時間の算出方法に関する模式図。 第2所定時間に関するタイミングチャート。 第2所定時間の算出方法に関する模式図。 乗降完了判定処理を示すフローチャート。 乗降完了判定処理を示すフローチャート。 積載状況推定処理を示すフローチャート。 積載状況推定処理を示すフローチャート。
以下の実施形態に関する説明は、本発明に関するエレベータ装置の制御装置が取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に関するエレベータ装置の制御装置は実施形態の変形例、および、相互に矛盾しない少なくとも2つの変形例が組み合わせられた形態等のように実施形態とは異なる形態を取り得る。
<エレベータ装置の構成>
図1を参照して、エレベータ装置1の構成について説明する。
エレベータ装置1は建築物に設置される。建築物の一例は商業施設である。建築物の各フロアには、エレベータ装置1のかご20への乗車を予定している人物(以下では「乗車予定者」)が待機するための乗り場100、かご20が設置される昇降路(図示略)、ならびに、乗り場100と昇降路とを繋げる開口を開閉する乗降戸110が設けられている。乗車予定者は第1種予定者、第2種予定者、および、第3種予定者に分類される。第1種予定者は乗り場100で待機している人である。第2種予定者は乗り場100で待機している人、および、その人がつれている車の組である。第2種予定者に含まれる車は第1種車および第2種車に分類される。第1種車は人が乗っていない車である。第1種車の一例はショッピングカートである。第2種車は人が乗っている車である。第2種車の一例はベビーカーおよび車椅子である。第3種予定者は人が乗っている車である。第3種予定者に含まれる車の一例は車椅子である。
エレベータ装置1は、かご20を搬送する搬送装置10、ならびに、搬送装置10の動作、および、かご20に関する情報を乗車予定者に報知する報知部200の動作を制御する制御装置60を備えている。
搬送装置10は、積載物を積載可能なかご20、ロープ11によりかご20と繋げられているつり合い重り12、つり合い重り12の上方に配置されているそらせ車13、ロープ11を巻き取る綱車50、綱車50を回転させる電気モータ31、および、電気モータ31を制動する電磁ブレーキ40を備えている。積載物は第1種積載物、第2種積載物、および、第3種積載物に分類される。第1種積載物はかご20に乗車している人である。第2種積載物はかご20に乗車している人、および、その人がつれている車の組である。第2種積載物に含まれる車の一例は第2種予定者で例示された車である。第3種積載物は人が乗っている車である。第3種積載物に含まれる車の一例は第3種予定者で例示された車である。
ロープ11はそらせ車13および綱車50に巻き掛けられている。電気モータ31の出力軸31Aは綱車50と連結されている。制御装置60が搬送装置10に対して実行する搬送制御において、制御装置60が電気モータ31に電力を供給することにより電気モータ31が駆動し、それにともない綱車50が回転する。
かご20は、人物が出入りする出入口21、出入口21を開閉するかご戸22、および、かご床24を備えている。かご戸22は出入口21に位置するかご床24のへり24A上に設けられる。かご20が乗り場100に着床している場合、かご戸22と乗降戸110とが機械的に繋がり、かご戸22が開くことにより乗降戸110が開き、かご戸22が閉じることにより乗降戸110が閉じる。
エレベータ装置1はさらに重量検出部70およびセンサ80(図2、図3、図4参照)を備えている。重量検出部70は制御装置60と電気的に接続され、かご20の積載重量が反映された検出信号を制御装置60に送信する。重量検出部70は設置箇所に応じて、かご床24に作用する荷重の増減を直接的または間接的に検出する。重量検出部70の設置箇所は任意に選択できる。図1に示される第1例では、重量検出部70はかご20のかご床24の下に設置される。第1例の場合、重量検出部70はかご床24に作用する荷重の増減を検出する。第2例(図示略)では、重量検出部70はかご20のロープヒッチ部20Aに設置される。第2例の場合、重量検出部70はかご床24に作用する荷重の増減に伴うロープヒッチ部20Aに作用する荷重の増減を検出する。第3例(図示略)では、重量検出部70は制御装置60等が収容される機械室(図示略)、または、昇降路内に設けられるロープヒッチ部(図示略)に設置される。第3例の場合、重量検出部70はかご床24に作用する荷重の増減に伴うロープヒッチ部に作用する荷重の増減を検出する。
センサ80は制御装置60と電気的に接続され、出入口21を通過する人物(以下「乗降する人物」)を検出する。乗降する人物の種類は乗車人、乗車組、降車人、および、降車組を含む。乗車人は車をつれることなくかご20に乗車する人である。乗車組は車をつれてかご20に乗車する人とその車との組である。乗車組は車に乗った状態でかご20に乗車する人とその車との組を含む。降車人は車をつれることなくかご20から降車する人である。降車組は車をつれてかご20から降車する人とその車との組を含む。降車組は車に乗った状態でかご20から降車する人とその車との組を含む。
センサ80の種類は第1仮想平面EA(図2参照)または第2仮想平面EB(図3参照)を通過する乗降する人物を検出できるセンサであれば任意に選択可能である。仮想平面EA、EBはかご20の奥行き方向に対して垂直である仮想平面群のうちのかご床24のへり24Aを含む仮想平面に対して、かご20の奥行き方向において所定の距離Lだけ離れた位置に存在する仮想平面である。第1仮想平面EAはかご20の奥行き方向において、かご床24のへり24Aよりも乗り場100側に位置する。第2仮想平面EBはかご20の奥行き方向において、かご床24のへり24Aよりもかご20の内側に位置する。乗降する人物が第1仮想平面EAまたは第2仮想平面EBに存在する場合、センサ80は乗降する人物を検出する検出状態となる。乗降する人物が第1仮想平面EAおよび第2仮想平面EBに存在しない場合、センサ80は乗降する人物を検出しない非検出状態となる。乗降する人物が第1仮想平面EAまたは第2仮想平面EBを通過する場合、センサ80の状態は非検出状態、検出状態、および、非検出状態の順に変化する。
図4に示される例ではセンサ80は光電センサである。別の例ではセンサ80は超音波センサである。以下では、センサ80が光電センサである場合について説明する。センサ80は発光部81および受光部82のペアを1または複数備えている。発光部81は第1仮想平面EAまたは第2仮想平面EBを通過するように対応する受光部82にビームを出力する。受光部82は発光部81が出力したビームを受光する。センサ80の発光部81および受光部82のペアの数が1である場合、センサ80は単光軸のセンサである。センサ80の発光部81および受光部82のペアの数が複数である場合、センサ80は多光軸のセンサである。
光電センサとしてのセンサ80の種類は任意に選択できる。第1例では、センサ80は透過型のセンサである。第1例の場合、発光部81と受光部82とが対向するように配置される。第1例では、第1仮想平面EAまたは第2仮想平面EBに乗降する人物が存在しない場合、受光部82は発光部81が出力したビームを受光する。このため、センサ80の状態は乗降する人物を検出しない非検出状態となる。一方、第1仮想平面EAまたは第2仮想平面EBに乗降する人物が存在する場合、発光部81が出力したビームが乗降する人物によって遮断されるため、受光部82がビームを受光しない。このため、センサ80の状態は乗降する人物を検出する検出状態となる。第2例では、センサ80は回帰反射型のセンサである。第2例の場合、発光部81と受光部82とが一体的に構成され、発光部81および受光部82のペアと対向する位置にビームを反射する反射板が設けられる。第2例では、第1仮想平面EAまたは第2仮想平面EBに乗降する人物が存在しない場合、受光部82は発光部81が出力したビームのうち、反射板で反射されたビームを受光する。このため、センサ80の状態は乗降する人物を検出しない非検出状態となる。一方、第1仮想平面EAまたは第2仮想平面EBに乗降する人物が存在する場合、発光部81が出力したビームが乗降する人物によって遮断されるため、受光部82がビームを受光しない。このため、センサ80の状態は乗降する人物を検出する検出状態となる。第3例(図示略)では、センサ80は拡散反射型、狭視界反射型、距離設定型、または、光沢度判別用反射型のセンサである。第3例の場合、発光部81と受光部82とが一体的に構成される。第3例では、第1仮想平面EAまたは第2仮想平面EBに乗降する人物が存在しない場合、受光部82は発光部81が出力したビームを受光しない。このため、センサ80の状態は乗降する人物を検出しない非検出状態となる。一方、第1仮想平面EAまたは第2仮想平面EBに乗降する人物が存在する場合、発光部81が出力したビームが乗降する人物によって反射されるため、受光部82はビームを受光する。このため、センサ80の状態は乗降する人物を検出する検出状態となる。発光部81のビームの出力方向は任意に選択可能である。第1例では、発光部81はかご20のかご床24に対して水平方向にビームを出力する。第2例では、発光部81はかご20のかご床24に対して水平方向と交差する方向にビームを出力する。
センサ80の乗降する人物を検出する位置(以下「検出位置」)は重量検出部70の出力の増減の開始または終了の位置であるかご床24のへり24Aの位置(以下「へり位置」)との関係に応じて第1種検出位置および第2種検出位置に分類できる。第1種検出位置はかご20の奥行き方向において、へり位置よりも乗り場100側で乗降する人物を検出する位置であり、第1仮想平面EA(図2参照)を通過する乗降する人物を検出する位置である。第1種検出位置では、発光部81が発光するビームがへり位置よりも乗り場100側を通過するようにセンサ80が設置される。
第2種検出位置はかご20の奥行き方向においてへり位置よりもかご20の内側で乗降する人物を検出する位置であり、第2仮想平面EB(図3参照)を通過する乗降する人物を検出する位置である。第2種検出位置では発光部81が発光するビームがへり位置よりもかご20内側を通過するようにセンサ80が設置される。
<制御装置の構成>
図4に示されるように、制御装置60は搬送装置10(図1参照)に対する搬送制御、および、報知部200に対する報知制御を実行する制御部61、ならびに、かご20の積載状況を推定する推定部62を備えている。
制御部61は推定部62により推定されたかご20の積載状況に基づいて報知制御を実行する。制御部61は報知制御において、推定部62により推定されたかご20の積載状況に関する情報(以下「積載状況情報」)を報知部200に報知させる。報知部200は例えば液晶ディスプレイに積載状況情報を表示する。積載状況情報はかご床24の総面積に対してかご20の積載物をかご床24(図1参照)に投影した面積(以下「積載物の総占有面積」)が占める割合であるかご床占有率を含む。乗車予定者は報知部200に表示された積載状況情報から、乗車を予定しているかご20内の様子をかご20が乗り場100に到着する前に認識できる。
推定部62はかご20の積載状況を推定する複数のブロックとして、判定部62Aおよび算出部62Bを備えている。判定部62Aはセンサ80の検出結果に基づいて、乗降完了判定処理を実行する。乗降完了判定処理は乗降する人物の種類が乗車人または降車人、および、乗車組または降車組のいずれであるかを判定する処理、ならびに、乗降する人物の乗車または降車が完了したか否かを判定する処理を含む。算出部62Bは重量検出部70の検出結果に基づいてかご20の積載状況を推定する積載状況推定処理を実行する。判定部62Aが実行する乗降完了判定処理に基づいて乗降する人物の乗車または降車が完了したと判定された場合、算出部62Bは積載状況推定処理において、重量検出部70から積載物の重量を取得する。積載状況推定処理は乗降する人物の種類が乗車人または降車人のいずれであるかを判定する処理、乗車組または降車組のいずれであるかを判定する処理、ならびに、乗降する人物の占有面積に基づいて積載物の総占有面積を更新する処理を含む。算出部62Bは積載状況推定処理において、乗車人、乗車組、降車人、および、降車組のそれぞれに対応する占有面積の推定値を算出し、その都度、積載物の総占有面積を更新する。積載状況推定処理と乗降完了判定処理とは並行して実行される。乗降完了判定処理および積載状況推定処理はかご戸22の開放動作が開始されたことに基づいて開始され、かご戸22が閉鎖したことに基づいて終了される。
判定部62Aは乗降完了判定処理において、センサ80により検出される検出時間と、予め規定される判定時間とに基づいて、乗降する人物の種類が乗車人または降車人、および、乗車組または降車組のいずれであるかを判定する。検出時間は第2基準時点から第1基準時点までの時間である。第1基準時点はセンサ80の状態が検出状態から第2非検出状態に変化した時点である。第2基準時点は第1基準時点以前にセンサ80の状態が第1非検出状態から検出状態に変化した時点である。判定時間は乗降する人物の種類が乗車人または降車人、および、乗車組または降車組のいずれであるかを判定できる時間である。乗車組または降車組は車が含まれるため、乗車組または降車組が第1仮想平面EAまたは第2仮想平面EBを通過する場合の検出時間は乗車人または降車人が第1仮想平面EAまたは第2仮想平面EBを通過する場合の検出時間よりも長い。判定時間はこのような乗車組および降車組の検出時間と乗車人および降車人の検出時間との差を考慮して決められる時間である。センサ80により検出される検出時間が判定時間以上である場合、乗降する人物の種類が乗車組または降車組であると判定できる。
算出部62Bは乗降する人物の占有面積に基づいて積載物の総占有面積を更新する。乗降する人物の占有面積は乗車人、乗車組、降車人、および、降車組のそれぞれをかご床24に投影した面積である。算出部62Bは乗車人の体重および降車人の体重と占有面積との関係を規定した情報を予め記憶した換算手段を備えている。算出部62Bはさらに、乗車組および降車組と占有面積との関係を規定した情報を予め記憶した換算手段を備えている。推定部62は乗車人、乗車組、降車人、および、降車組の少なくとも1つを検出した場合、検出した人および組のそれぞれに対応する占有面積を換算手段を用いて算出する。
乗降する人物の種類が乗車人または降車人である場合、算出部62Bは乗車人または降車人の体重WHを算出し、体重WHに応じて乗車人または降車人の占有面積の推定値を算出する。算出部62Bによる乗車人または降車人の占有面積の推定値の算出方法は任意に選択可能である。第1例では、算出部62Bは体重WHが複数のランクのいずれに属するかを判定し、ランクごとに規定された推定値を乗車人または降車人の占有面積の推定値として算出する。第2例では、算出部62Bは体重WHと占有面積の推定値との関係を規定した関数に基づいて、乗車人または降車人の占有面積の推定値を算出する。
第1例における複数のランクは例えば、第1のランク、第2のランク、および、第3のランクを含む。第1のランクは例えば、平均的な成人の体重の範囲を示すランクである。第2のランクは第1のランクよりも軽い体重の範囲を示すランクである。第3のランクは第1のランクよりも重い体重の範囲を示すランクである。なお、複数のランクは体重の範囲が互いに異なる2つのランク、または、4つ以上のランクであってもよい。
第2のランクに属する体重WHに対応する占有面積の推定値は第1のランクに属する体重WHに対応する占有面積の推定値よりも小さい。第3のランクに属する体重WHに対応する占有面積の推定値は第1のランクに属する体重WHに対応する占有面積の推定値よりも大きい。以上のように、算出部62Bは乗車人または降車人の体重WHが属するランクに応じて、乗車人または降車人に対応する占有面積の推定値を算出する。なお、乗降する人物の種類が乗車組または降車組である場合、算出部62Bは予め規定された推定値を乗車組または降車組の占有面積の推定値として算出する。
判定部62Aは乗降完了判定処理において、経過時間を用いて乗降する人物の乗車または降車が完了したか否かを判定する。経過時間はセンサ80の状態が第1非検出状態、検出状態、および、第2非検出状態に変化した場合における第1基準時点から経過した時間である。判定部62Aは経過時間が予め規定された所定時間TXに達した場合に乗降する人物の乗車または降車が完了したと判定する。算出部62Bは判定部62Aが乗降する人物の乗車または降車が完了したと判定した場合に重量検出部70の検出結果に基づいて、乗降する人物の重量を算出する。
<乗車または降車の完了、および、所定時間TXを考慮する理由>
判定部62Aが乗降する人物の乗車または降車の完了を判定する理由、および、判定部62Aが所定時間TXを考慮して乗降する人物の乗車または降車の完了を判定する理由について説明する。
図5(a)はセンサ80の検出位置が第1種検出位置の場合のセンサ80の状態を示すタイミングチャートの一例である。図5(b)はセンサ80の検出位置が第1種検出位置の場合の重量検出部70の検出値を示すタイミングチャートの一例である。図5(a)、(b)では、所定のフロアに着床したかご20から1番目の降車人または降車組が降車した後、続けて2番目の降車人または降車組が降車した場合を例示している。なお、以下において、乗車人および降車人の重量は乗車人および降車人の体重である。乗車組および降車組の重量は乗車組および降車組に含まれる人の体重と、乗車組および降車組に含まれる車の重量との和である。
かご20が所定のフロアの乗り場100に着床した場合、時刻t5Aにおいて、かご戸22が開放される。1番目の降車人または降車組がかご20から乗り場100に移動を開始することにより、1番目の降車人の一方の足、または、降車組の車が乗り場100の床120に載った場合、時刻t5Bにおいて、重量検出部70が1番目の降車人または降車組の重量の一部の減少が反映された積載物の重量を検出し始める。1番目の降車人または降車組がかご20から乗り場100にさらに移動することにより、センサ80のビームが遮断され、時刻t5Cにおいて、センサ80の状態が第1非検出状態から検出状態に変化する。1番目の降車人または降車組のかご20からの降車が完了した場合、時刻t5Dにおいて、重量検出部70が1番目の降車人または降車組の全重量の減少が反映された積載物の重量を検出し始める。1番目の降車人または降車組がビームを通過し終わった場合、時刻t5Eにおいて、センサ80の状態が検出状態から第2非検出状態に変化する。
第2基準時点である時刻t5Cにおいては、1番目の降車人または降車組の降車が完了していないため、すなわち、重量検出部70の検出結果が変化している最中であるため、算出部62Bは重量検出部70の検出結果を用いて1番目の降車人または降車組の重量を正確に算出できない。一方、第1基準時点である時刻t5Eにおいては、1番目の降車人または降車組の降車が完了しているため、すなわち、重量検出部70の検出結果が変化している最中ではないため、算出部62Bは重量検出部70の検出結果を用いて1番目の降車人または降車組の重量を正確に算出できる。1番目の降車人または降車組の重量は時刻t5Aにおいて重量検出部70が検出している積載物の重量WDと時刻t5Eにおいて重量検出部70が検出している積載物の重量WEとの差の絶対値により算出できる。
2番目の降車人または降車組がかご20から乗り場100に移動を開始することにより、2番目の降車人の一方の足、または、降車組の車が乗り場100の床120に載った場合、時刻t5Fにおいて、重量検出部70が2番目の降車人または降車組の重量の一部の減少が反映された積載物の重量を検出し始める。2番目の降車人または降車組がかご20から乗り場100にさらに移動することにより、センサ80のビームが遮断され、時刻t5Gにおいて、センサ80の状態が第1非検出状態から検出状態に変化する。2番目の降車人または降車組のかご20からの降車が完了した場合、時刻t5Hにおいて、重量検出部70が2番目の降車人または降車組の全重量の減少が反映された積載物の重量を検出し始める。2番目の降車人または降車組がビームを通過し終わった場合、時刻t5Iにおいて、センサ80の状態が検出状態から第2非検出状態に変化する。
第2基準時点である時刻t5Gにおいては、2番目の降車人または降車組の降車が完了していないため、すなわち、重量検出部70の検出結果が変化している最中であるため、算出部62Bは重量検出部70の検出結果を用いて2番目の降車人または降車組の重量を正確に算出できない。一方、第1基準時点である時刻t5Iにおいては、2番目の降車人または降車組の降車が完了しているため、すなわち、重量検出部70の検出結果が変化している最中ではないため、算出部62Bは重量検出部70の検出結果を用いて2番目の降車人または降車組の重量を正確に算出できる。2番目の降車人または降車組の重量は時刻t5Eにおいて重量検出部70が検出している積載物の重量WEと時刻t5Iにおいて重量検出部70が検出している積載物の重量WFとの差の絶対値により算出できる。なお、以上の考え方と同様の理由により、センサ80の検出位置が第2種検出位置の場合に第2基準時点における重量検出部70の検出結果を用いた場合、乗車人または乗車組の重量を正確に算出できない。
以上のように、センサ80の検出位置が第1種検出位置の場合、第1基準時点である時刻t5E、t5Iにおける重量検出部70の検出結果を用いることにより、降車人または降車組の重量を正確に算出できる。このような考え方をセンサ80の検出位置が第1種検出位置の場合に乗車人または乗車組の重量を算出する場合についても同様に適用できるか否かについて検証する。
図6(a)はセンサ80の検出位置が第1種検出位置の場合のセンサ80の状態を示すタイミングチャートの一例である。図6(b)はセンサ80の検出位置が第1種検出位置の場合の重量検出部70の検出値を示すタイミングチャートの一例である。図6(a)、(b)では、所定のフロアに着床したかご20に1番目の乗車人または乗車組が乗車した後、続けて2番目の乗車人または乗車組が乗車した場合を例示している。
かご20が所定のフロアの乗り場100に着床した場合、時刻t6Aにおいて、かご戸22が開放される。1番目の乗車人または乗車組が乗り場100からかご20内に移動を開始した場合、センサ80のビームが遮断され、時刻t6Bにおいて、センサ80の状態が第1非検出状態から検出状態に変化する。1番目の乗車人の一方の足、または、乗車組の車がかご20のかご床24に載った場合、時刻t6Cにおいて、重量検出部70が1番目の乗車人または乗車組の重量の一部の増加が反映された積載物の重量を検出し始める。1番目の乗車人または乗車組がビームを通過し終わった場合、時刻t6Dにおいて、センサ80の状態が検出状態から第2非検出状態に変化する。1番目の乗車人または乗車組のかご20への乗車が完了した場合、時刻t6Eにおいて、重量検出部70が1番目の乗車人または乗車組の全重量の増加が反映された積載物の重量WBを検出する。
第1基準時点である時刻t6Dにおいては、1番目の乗車人または乗車組の乗車が完了していないため、すなわち、重量検出部70の検出結果が変化している最中であるため、算出部62Bは重量検出部70の検出結果を用いて1番目の乗車人または乗車組の重量を正確に算出できない。一方、第1基準時点である時刻t6Dから所定時間TXが経過した場合、1番目の乗車人または乗車組の乗車が完了しているため、すなわち、重量検出部70の検出結果が変化している最中ではないため、算出部62Bは重量検出部70の検出結果を用いて1番目の乗車人または乗車組の重量を正確に算出できる。1番目の乗車人または乗車組の重量は時刻t6Aにおいて重量検出部70が検出している積載物の重量WAと時刻t6Dから所定時間TX経過したときにおいて重量検出部70が検出している積載物の重量WBとの差の絶対値により算出できる。
2番目の乗車人または乗車組が乗り場100からかご20内に移動を開始した場合、センサ80のビームが遮断され、時刻t6Fにおいて、センサ80の状態が第1非検出状態から検出状態に変化する。2番目の乗車人の一方の足、または、乗車組の車がかご20のかご床24に載った場合、時刻t6Gにおいて、重量検出部70が2番目の乗車人または乗車組の重量の一部の増加が反映された積載物の重量を検出し始める。2番目の乗車人または乗車組がビームを通過し終わった場合、時刻t6Hにおいて、センサ80の状態が検出状態から第2非検出状態に変化する。2番目の乗車人または乗車組のかご20への乗車が完了した場合、時刻t6Iにおいて、重量検出部70が2番目の乗車人または乗車組の全重量の増加が反映された積載物の重量WCを検出する。
第1基準時点である時刻t6Hにおいては、2番目の乗車人または乗車組の乗車が完了していないため、すなわち、重量検出部70の検出結果が変化している最中であるため、重量検出部70の検出結果を用いて2番目の乗車人または乗車組の重量を正確に算出できない。一方、第1基準時点である時刻t6Hから所定時間TXが経過した場合、2番目の乗車人または乗車組の乗車が完了しているため、すなわち、重量検出部70の検出結果が変化している最中ではないため、重量検出部70の検出結果を用いて2番目の乗車人または乗車組の重量を正確に算出できる。2番目の乗車人または乗車組の重量は時刻t6Eにおいて重量検出部70が検出している積載物の重量WBと時刻t6Hから所定時間TX経過したときにおいて重量検出部70が検出している積載物の重量WCとの差の絶対値により算出できる。
一方、図5に示されるように、降車人または降車組に関する第1基準時点である時刻t5E、t5Iにおいては、上述したように降車人または降車組の降車が完了している。このため、降車人または降車組の重量の算出に関して、第1基準時点であるt5E、t5Iから所定時間TXが経過したときの重量検出部70の検出結果を用いた場合であっても、降車人または降車組の重量を正確に算出できる。このように、センサ80の検出位置が第1種検出位置の場合、乗降する人物の種類が乗車人または乗車組の場合において所定時間TXを適切に設定することにより、第1基準時点から所定時間TX経過したときの重量検出部70の検出結果に基づいて、乗車人、乗車組、降車人、および、降車組の重量を正確に算出できる。また、同様の考え方により、センサ80の検出位置が第2種検出位置の場合、乗降する人物の種類が降車人または降車組の場合において所定時間TXを適切に設定することにより、第1基準時点から所定時間TX経過したときの重量検出部70の検出結果に基づいて、乗車人、乗車組、降車人、および、降車組の重量を正確に算出できる。
所定時間TXは第1所定時間TXAおよび第2所定時間TXBを含む。以下では、第1所定時間TXAおよび第2所定時間TXBの算出方法について、センサ80の検出位置が第2種検出位置であり、乗降する人物が降車人または降車組(以下「降車人等300」)である場合を例に説明する。なお、乗降する人物が乗車人または乗車組の場合においても、以下と同様の考え方により第1所定時間TXAおよび第2所定時間TXBを算出できる。さらには、センサ80の検出位置が第1種検出位置の場合であり、乗降する人物が乗車人、乗車組、降車人、または、降車組の場合においても以下と同様の考え方により第1所定時間TXAおよび第2所定時間TXBを算出できる。
<所定時間TX>
判定部62Aは検出時間TS、かご20の奥行き方向における仮想平面EA、EBの位置とへり位置との距離L(図8、図10参照)、および、乗降する人物の前後方向の幅W(図8、図10参照)に基づいて所定時間TXを決める。
検出時間TSは第2基準時点から第1基準時点までに経過した時間であり、センサ80の検出結果に基づいて乗降する人物ごとに測定されるパラメータである。距離Lはエレベータ装置1ごとに予め決められるパラメータである。
幅Wは乗降する人物の種類に応じて予め決められるパラメータである。一例では、幅Wは第1種幅W1および第2種幅W2を含む。第1種幅W1は乗降する人物の種類が乗車人または降車人の場合に所定時間TXの算出に用いられる。第1種幅W1は例えば、標準的な体型の成人が歩行する場合の前後方向における前方に位置する手の指先と後方に位置する手の指先との最大の距離である。第2種幅W2は乗降する人物の種類が乗車組または降車組の場合に所定時間TXの算出に用いられる。第2種幅W2は例えば、標準的な体型の成人が車を押して乗降する場合の前後方向における車の先端と人物の背中との最大の距離である。一例では、第2種幅W2は第1種幅W1よりも長い。
第1所定時間TXAは距離Lが幅W未満の場合の所定時間である。第2所定時間TXBは、距離Lが幅W以上の場合の所定時間である。図7および図8は第1所定時間TXAの算出方法に関する図である。図7(a)はセンサ80の状態を示すタイミングチャートの一例である。図7(b)は重量検出部70の検出値を示すタイミングチャートの一例である。図8は降車人等300の位置と第2仮想平面EBの位置とへり位置との関係を示す図である。
降車人等300がかご20から乗り場100に移動を開始した場合、降車人等300の前端によりセンサ80のビームが遮断され、時刻t7Aにおいて、センサ80の状態が第1非検出状態から検出状態に変化する。降車人の一方の足、または、降車組の車の一部が乗り場100の床120に載った場合、時刻t7Bにおいて、重量検出部70が降車人等300の重量の一部の減少が反映された積載物の重量を検出し始める。降車人等300がビームを通過し終わった場合、時刻t7Cにおいて、センサ80の状態が検出状態から第2非検出状態に変化する。降車人等300のかご20からの降車が完了した場合、時刻t7Dにおいて、重量検出部70が降車人等300の全重量の減少が反映された積載物の重量を検出し始める。
判定部62Aは第1所定時間TXAが時刻t7Bから降車人等300の降車が完了した時刻t7Dまでの時間である時間TA以上となるように第1所定時間TXAを決める。すなわち、判定部62Aは時刻t7Cを起点とする第1所定時間TXAを、時刻t7Bを起点とする時間TAに基づいて決める。判定部62Aが第1所定時間TXAをこのように規定する理由について述べる。時刻t7Cから第1所定時間TXAが経過した時刻、すなわち、降車人等300の重量を算出するために重量検出部70の検出結果を得るタイミングである時刻は時刻t7D以降であればよい。時刻t7Bから降車人等300の降車が完了した時刻t7Dまでの時間である時間TAが算出できる場合、時刻t7Cから時間TAが経過した時刻を把握できる。この時刻t7Cから時間TAが経過した時刻は時刻t7D以降となるため、その時刻における重量検出部70の検出結果を用いて降車人等300の重量を正確に算出できる。時間TAは例えば、以下の方法により算出できる。
降車人等300の移動速度を速度Vとした場合、幅Wである降車人等300がへり位置を通過する時間TAを求める式は、「TA=W/V」である。一方、幅Wである降車人等300が第2仮想平面EBの位置を通過する検出時間TSを求める式は「TS=W/V」である。これら2つの式の右辺は一致するため、時間TAと検出時間TSとは等しい。このため、判定部62Aは第1所定時間TXAとして時間TA以上の時間、すなわち、検出時間TS以上の時間を用いる。以上のように、第1所定時間TXAは測定する検出時間TSのみに基づいて規定することができ、第1所定時間TXAの設定に関して、降車人等300の速度Vを測定する必要がない。なお、一例では、判定部62Aは第1所定時間TXAとして、検出時間TSを用いる。この場合、第1所定時間TXAは取り得る時間の中で最も短い時間に設定されるため、乗降する人物の重量の算出に関して、降車人等300の次に乗降する人物の影響を受けにくい。
図9および図10は第2所定時間TXBの算出方法に関する図である、図9(a)はセンサ80の状態を示すタイミングチャートの一例である。図9(b)は重量検出部70の検出値を示すタイミングチャートの一例である。図10は降車人等300の位置とビームの位置とへり位置との関係を示す図である。
降車人等300がかご20から乗り場100に移動を開始した場合、図9に示されるように、降車人等300の前端によりセンサ80のビームが遮断され、時刻t9Aにおいて、センサ80の状態が第1非検出状態から検出状態に変化する。降車人等300がビームを通過し終わった場合、時刻t9Bにおいて、センサ80の状態が検出状態から第2非検出状態に変化する。降車人の一方の足、または、降車組の車が乗り場100の床120に載った場合、時刻t9Cにおいて、重量検出部70が降車人等300の重量の一部の減少が反映された積載物の重量を検出し始める。降車人等300のかご20からの降車が完了した場合、時刻t9Dにおいて、重量検出部70が降車人等300の全重量の減少が反映された積載物の重量を検出し始める。
判定部62Aは第2所定時間TXBが第1基準時点の時刻t9Bから降車人等300の降車が完了した時刻t9Dまでの時間TB以上の時間となるように第2所定時間TXBを決める。一例では、判定部62Aは第2所定時間TXBが時間TBとなるように第2所定時間TXBを決める。この場合、第2所定時間TXBは取り得る時間の中で最も短い時間に設定されるため、乗降する人物の重量の算出に関して、降車人等300の次に乗降する人物の影響を受けにくい。時間TBは第1所要時間TB1と第2所要時間TB2とに区分できる。第1所要時間TB1は第1基準時点の時刻t9Bから降車人等300がへり位置に到達した時刻t9Cまでに経過した時間である。第2所要時間TB2は降車人等300がへり位置に到達した時刻t9Cから降車人等300の降車が完了した時刻t9Dまでに経過した時間である。
第1所要時間TB1を求める式は「TB1=(L−W)/V」である。第2所要時間TB2を求める式は「TB2=W/V」である。時間TBは第1所要時間TB1と第2所要時間TB2との和であるため、時間TBを求める式は「TB=TB1+TB2=L/V」である。「TB=L/V」に関して、検出時間TSを求める式である「TS=W/V」を用いてVを消去すると、「TB=TS・(L/W)」と表すことができる。すなわち、第2所定時間TXBは検出時間TSと幅Wに対する距離Lの比率との積により算出される時間として規定できる。このように、第2所定時間TXBについても、距離L、幅W、および、測定した検出時間TSに基づいて規定することができ、第2所定時間TXBの設定に関して、降車人等300の速度Vを測定する必要がない。
<乗降完了判定処理>
図11および図12は乗降完了判定処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS11において、判定部62Aはセンサ80の出力に基づいて、センサ80の状態が第1非検出状態から検出状態に変化したか否かを判定する。
ステップS11が肯定判定の場合、判定部62AはステップS12において検出時間の測定を開始する。ステップS11が否定判定の場合、判定部62AはステップS11の判定処理を繰り返し実行する。
ステップS13において、判定部62Aはセンサ80の出力に基づいて、センサ80の状態が検出状態から第2非検出状態に変化したか否かを判定する。
ステップS13が肯定判定の場合、判定部62AはステップS14において検出時間の測定を終了し、経過時間の測定を開始する。判定部62Aは測定した検出時間を記憶する。ステップS13が否定判定の場合、判定部62AはステップS13の判定処理を繰り返し実行する。
ステップS15において、判定部62Aは測定した検出時間が判定時間以上か否かを判定する。ステップS15が肯定判定の場合、判定部62AはステップS16において、乗降する人物の種類が乗車組または降車組であると判定し、幅Wとして第2種幅W2を設定する。ステップS15が否定判定の場合、判定部62AはステップS17において、乗降する人物の種類が乗車人または降車人であると判定し、幅Wとして第1種幅W2を設定する。
ステップS18において、判定部62Aは設定した幅Wが距離L未満か否かを判定する。ステップS18が肯定判定の場合、すなわち、第1種幅W1または第2種幅W2が距離L未満の場合、判定部62AはステップS19において、所定時間TXとして第1所定時間TXAを設定する。ステップS18が否定判定の場合、すなわち、第1種幅W1または第2種幅W2が距離L以上の場合、判定部62AはステップS20において、所定時間TXとして第2所定時間TXBを設定する。
ステップS21において、判定部62Aは経過時間が設定した所定時間TXに達したか否かを判定する。ステップS21が肯定判定の場合、すなわち、経過時間が第1所定時間TXAまたは第2所定時間TXBに達した場合、経過時間の測定を終了し、ステップS22において、乗降する人物の乗車または降車が完了したと判定する。判定部62AはステップS23において、算出部62Bに乗降完了信号を送信する。ステップS21が否定判定の場合、判定部62AはステップS21の判定処理を繰り返し実行する。
<積載状況推定処理>
算出部62Bは積載物の重量に関するフラグである基準セットフラグおよび変化後セットフラグを備えている。基準セットフラグは乗降する人物の重量を反映する前の積載物の重量(以下「基準重量WX」)を取得しているか否かを確認するためのフラグである。変化後セットフラグは第1基準時点から所定時間TX経過したときの積載物の重量(以下「変化後重量WY」)を取得しているか否かを確認するためのフラグである。算出部62Bは所定のフロアに着床しているかご20のかご戸22が開放されたとき、重量検出部70の検出信号に基づいて、積載物の重量を取得し、取得した重量を基準重量WXとして設定する。算出部62Bは基準重量WXを設定した場合、基準セットフラグをオンに設定する。算出部62Bは所定のフロアに着床しているかご20のかご戸22が閉鎖されたとき、基準セットフラグおよび変化後セットフラグをオフに設定する。算出部62Bは基準セットフラグおよび変化後セットフラグを用いて積載状況推定処理の一部を実行する。
図13および図14は積載状況推定処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS31において、算出部62Bは乗降完了信号を受信したか否かを判定する。ステップS31が肯定判定の場合、算出部62BはステップS32において、重量検出部70の検出信号に基づいて、積載物の重量を取得する。ステップS31が否定判定の場合、算出部62BはステップS31の判定処理を繰り返し実行する。
ステップS33において、算出部62Bは変化後セットフラグがオフか否かを判定する。ステップS33が肯定判定の場合、算出部62BはステップS34において、ステップS32において取得した積載物の重量を変化後重量WYとして設定し、変化後セットフラグをオンに設定する。ステップS33が否定判定の場合、すなわち、変化後セットフラグがオンの場合、算出部62BはステップS35において、既に設定されている変化後重量WYを基準重量WXに設定し、ステップS32で取得した重量を変化後重量WYに設定する。
ステップS36において、算出部62Bは変化後重量WYと基準重量WXとの差ΔWを算出する。差ΔWは変化後重量WYから基準重量WXを減算した値である。差ΔWの絶対値は乗降する人物の体重、または、乗降する人物に含まれる人の体重と車の重量との和を示している。
ステップS37において、算出部62Bは判定部62Aが実行した乗降完了判定処理のステップS15の判定結果を確認する。
ステップS38において、算出部62Bは乗降する人物の種類が乗車組または降車組であるか否かを判定する。算出部62BはステップS37で確認した判定部62Aによる乗降完了判定処理のステップS15の判定結果が肯定判定の場合、ステップS38において、乗降する人物の種類が乗車組または降車組であると判定する。算出部62BはステップS37で確認した判定部62Aによる乗降完了判定処理のステップS15の判定結果が否定判定の場合、ステップS38において、乗降する人物の種類が乗車人または降車人であると判定する。
ステップS38が肯定判定の場合、算出部62BはステップS39において、換算手段を用いて予め規定された推定値を乗車組または降車組の占有面積の推定値として算出する。ステップS40において、算出部62BはステップS36で算出した差ΔWに基づいて、乗降する人物の種類が乗車組または降車組のいずれであるかを判定する。算出部62BはステップS36で算出した差ΔWが正である場合、乗降する人物の種類が乗車組であると判定する。算出部62BはステップS36で算出した差ΔWが負である場合、乗降する人物の種類が降車組であると判定する。
ステップS38が否定判定の場合、算出部62BはステップS41において、差ΔWの絶対値に基づいて乗車人または降車人の体重WHを算出し、換算手段を用いて占有面積の推定値を算出する。
ステップS42において、算出部62BはステップS36で算出した差ΔWに基づいて、乗降する人物の種類が乗車人または降車人のいずれであるかを判定する。算出部62BはステップS36で算出した差ΔWが正である場合、乗降する人物の種類が乗車人であると判定する。算出部62BはステップS36で算出した差ΔWが負である場合、乗降する人物の種類が降車人であると判定する。
ステップS43において、算出部62Bはかご20内に存在する積載物の数(以下「積載物数情報」)を更新する。積載物数情報は第1種積載物の数、ならびに、第2種および第3種積載物の数を含む。算出部62Bは乗降する人物の種類が乗車人の場合、積載物数情報に含まれる第1種積載物の数に1を加算する。算出部62Bは乗降する人物の種類が乗車組の場合、積載物数情報に含まれる第2種および第3種積載物の数に1を加算する。算出部62Bは乗降する人物の種類が降車人の場合、積載物数情報に含まれる第1種積載物の数から1を減算する。算出部62Bは乗降する人物の種類が降車組の場合、積載物数情報に含まれる第2種および第3種積載物の数から1を減算する。
ステップS44において、算出部62Bは積載物の総占有面積を更新する。算出部62Bは第1種積載物の数、および、第2種および第3種積載物の数が0の場合、積載物の総占有面積をリセットし、0mとする。このため、総占有面積の算出誤差が蓄積していた場合であっても、クリアすることができる。算出部62Bは第1種積載物の数、および、第2種および第3種積載物の数の少なくとも一方が1以上であり、かつ、乗降する人物の種類が乗車人または乗車組である場合、更新前の積載物の総占有面積にステップS39またはステップS41で算出した占有面積を加算して積載物の総占有面積を更新する。算出部62Bは第1種積載物の数、および、第2種および第3種積載物の数の少なくとも一方が1以上であり、かつ、乗降する人物の種類が降車人または降車組である場合、更新前の積載物の総占有面積にステップS39またはステップS41で算出した占有面積を減算して積載物の総占有面積を更新する。
ステップS45において、算出部62Bはかご床占有率を算出する。算出部62Bは算出したかご床占有率を制御部61に送信する。
制御装置60によれば、次のような作用および効果が得られる。
センサ80の検出位置が第1種検出位置の場合、第1基準時点では、乗車人または乗車組の乗車が完了していないため、すなわち、重量検出部70の検出結果が変化している最中であるため、算出部62Bは重量検出部70の検出結果を用いて乗車人または乗車組の重量を正確に算出できない。一方、第1基準時点から所定時間TXが経過した場合、乗車人または乗車組の乗車が完了しているため、すなわち、重量検出部70の検出結果が変化している最中ではないため、算出部62Bは重量検出部70の検出結果を用いて乗車人または乗車組の重量を正確に算出できる。降車人または降車組が存在する場合、第1基準時点においては、降車人または降車組の降車が完了している。このため、降車人または降車組の重量の算出に関して、第1基準時点から所定時間TXが経過したときの重量検出部70の検出結果を用いた場合であっても、降車人または降車組の重量を正確に算出できる。以上のように、センサ80の検出位置が第1種検出位置の場合、乗車人または乗車組が存在する場合の所定時間TXを適切に設定することにより、算出部62Bは第1基準時点から所定時間TX経過したときの重量検出部70の検出結果に基づいて、乗降する人物の重量を正確に算出できる。
センサ80の検出位置が第2種検出位置の場合、第1基準時点では、降車人または降車組の降車が完了していないため、すなわち、重量検出部70の検出結果が変化している最中であるため、算出部62Bは重量検出部70の検出結果を用いて降車人または降車組の重量を正確に算出できない。一方、第1基準時点から所定時間TXが経過した場合、降車人または降車組の降車が完了しているため、すなわち、重量検出部70の検出結果が変化している最中ではないため、算出部62Bは重量検出部70の検出結果を用いて降車人または降車組の重量を正確に算出できる。乗車人または乗車組が存在する場合、第1基準時点においては、乗車人または乗車組の乗車が完了している。このため、乗車人または乗車組の重量の算出に関して、第1基準時点から所定時間TXが経過したときの重量検出部70の検出結果を用いた場合であっても、乗車人または乗車組の重量を正確に算出できる。以上のように、センサ80の検出位置が第2種検出位置の場合、降車人または降車組が存在する場合の所定時間TXを適切に設定することにより、算出部62Bは第1基準時点から所定時間TX経過したときの重量検出部70の検出結果に基づいて、乗降する人物の重量を正確に算出できる。
1 :エレベータ装置
20 :かご
21 :出入口
24 :かご床
24A:へり
60 :制御装置
62A:判定部
80 :センサ
81 :発光部
82 :受光部

Claims (7)

  1. かごに乗車する人物、または、前記かごから降車する人物を前記かごの奥行き方向において前記かごの出入口に位置するかご床のへりの位置よりも乗り場側または前記かごの内側で検出するセンサの検出結果を用いて前記人物の状態を判定する判定部と、
    前記かごの積載重量を検出する重量検出部の検出信号に基づいて前記人物の重量を算出する算出部とを備え、
    前記判定部は前記センサが前記人物を検出している検出状態から前記センサが前記人物を検出していない非検出状態に変化した時点である第1基準時点を抽出し、前記第1基準時点から経過した時間が所定時間に達した場合に前記人物の乗車または降車が完了したと判定し、
    前記算出部は前記判定部が前記人物の乗車または降車が完了したと判定した場合に前記重量検出部の検出結果に基づいて、前記人物が前記かごに乗車する人物、または、前記かごから降車する人物のいずれであるかを判定し、前記人物の重量を算出し、
    前記判定部は前記第1基準時点以前に前記非検出状態から前記検出状態に変化した時点である第2基準時点を抽出し、前記第2基準時点から前記第1基準時点までの時間である検出時間に基づいて、前記所定時間を決める
    エレベータ装置の制御装置。
  2. 前記判定部は前記検出時間と、前記奥行き方向における前記センサの検出位置と前記かご床のへりの位置との距離と、前記人物の前後方向の幅とに基づいて、前記所定時間を決める
    請求項1に記載のエレベータ装置の制御装置。
  3. 前記幅は前記人物に車が含まれていない場合に用いられる第1種幅、および、前記人物に車が含まれている場合に用いられる第2種幅を含む
    請求項に記載のエレベータ装置の制御装置。
  4. 前記判定部は前記幅、ならびに、前記奥行き方向における前記センサの検出位置と前記かご床のへりの位置との距離の関係に基づいて前記所定時間の決め方を変更する
    請求項またはに記載のエレベータ装置の制御装置。
  5. 前記判定部は前記距離が前記幅未満の場合に前記検出時間を前記所定時間とする
    請求項に記載のエレベータ装置の制御装置。
  6. 前記判定部は前記距離が前記幅以上の場合に前記検出時間と前記幅に対する前記距離の比率との積により算出される時間を前記所定時間とする
    請求項に記載のエレベータ装置の制御装置。
  7. 前記判定部は前記検出時間に基づいて前記人物に車が含まれているか否かを判定し、
    前記算出部は前記判定部が前記人物に車が含まれていないと判定した場合、前記人物の重量に基づいて前記人物の占有面積を算出する
    請求項1〜6のいずれか一項に記載のエレベータ装置の制御装置。
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