JP6760038B2 - 吸収性物品及び吸収性物品の製造方法 - Google Patents
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ところが、吸収体が不規則に折れ曲がったり捩れたりすると、着用者に対する触感や吸液性の低下を招き、着用者の快適性を確保することができないおそれがある。例えば、吸収体において着用者の股下に配置される部位は、液体が排泄される主な部位であることから着用者に密着させて装着すべきである。
例えば、長手方向に沿って吸収体の股下部の肌に触れる側の面を凹設した溝状部を加工し、さらに、長手方向に吸収体を収縮させる弾性部材を設けた吸収性物品が提案されている。この吸収性物品によれば、溝状部によって吸収体の折り曲がりが案内されるため、吸収体を所定形状に折り曲げることができる。さらに、弾性部材によって折り曲げられた吸収体が着用者の肌面側に持ち上げられるため、折り曲げられた状態の吸収体を保持することができる(特許文献1参照)。
これらの点において、吸収性物品の品質向上の余地がある。
(3)前記形状保持部は、前記フラッフパルプ層の前記溝状部の形成領域に部分的に目付量が小さくされた低目付量部を有していることが好ましい。
(4)前記形状保持部は、前記吸収体本体の層に含まれる前記高吸水性樹脂を有していることが好ましい。
(5)前記形状保持部は、前記フラッフパルプ層と前記ラップシートとの間の前記溝状部の形成領域に配置された第2の高吸水性樹脂層を有していることが好ましい。
[1.紙おむつ]
[1−1.基本的な構成]
まず、図1及び図2を参照して、紙おむつ1の基本的な構成を説明する。この紙おむつ1は、幅方向の中心線Cを基準として対称に形成されている。
紙おむつ1は、長手方向に沿って前身頃1A,股下部1B及び後身頃1Cの三つの領域に大別される。
また、股下部1Bの幅方向寸法は、一般的な着用者の両脚部の付け根間の寸法よりもやや大きく設定されている。そのため、装着状態では、幅方向に挟まれた股下部1Bが折り曲げられた状態となる。この状態では、長手方向に折れ目が延びる。
紙おむつ1には、前身頃1A,股下部1B及び後身頃1Cに亘って長手方向に延びる吸収体12(図1では太破線で示す)が設けられている。図1及び図2では、前身頃1A及び後身頃1Cよりも股下部1Bのほうが幅方向寸法の小さい吸収体12を例示する。ただし、幅方向寸法が一定の吸収体12を用いてもよい。
このマット12には、例えば、粉砕あるいは解繊されたパルプ(いわゆる「フラッフパルプ」)に高吸水性樹脂(いわゆるSAP〈Superabsorbent polymer〉、高吸水性高分子あるいは高吸水性ポリマーとも称される)が混合される。コア(吸収体本体)120等をラップシート(コアラップとも言う)で積層状態に挟んだものが好ましく、コア120等をラップシートで被包(ラップ)したものがさらに好ましい。
マット12の肌面側には、肌面側シートの一つであるトップシート11が積層されている。
トップシート11は、紙おむつ1で最も肌面側に配置される。このトップシート11は、着用者から排泄された液体をマット12に吸収させるために、液体を透過させる性質(液透過性)をもつ。そして、トップシート11は、マット12の肌面側を被覆する。
サイドシート10は、トップシート11と同様に紙おむつ1で最も肌面側に配置される。このサイドシート10は、排泄された液体の漏れを防止するために、液体を透過させない性質(液不透過性)をもつ。
ここでは、カバーシート14は単層構造あるがで、カバーシート14は、単層構造に限らず、インナカバーシート及びアウターカバーシートを有する多層構造であってもよい。
このフロントパッチ3は、止着テープ2と共にファスニング機構を構成するものであり、止着テープ2は、後身頃1Cの幅方向両端部のそれぞれに設けられる。図1及び図2では、後身頃1Cの幅方向両側に二つずつ設けられた止着テープ2を例示する。ただし、少なくとも幅方向両側に一つずつの止着テープ2が設けられていればよい。これらの止着テープ2は、後身頃1Cの両縁部のそれぞれから幅方向外側へ延設される。
面状ファスナーは、表面に多数の突起(例えば鉤状やきのこ状など)が形成されたフック材と、表面にループ状の繊維が配置されたループ材との組み合わせにより構成される。すなわち、止着テープ2及びフロントパッチ3のうちの何れか一方にフック材が設けられ、他方にループ材が設けられる。面状ファスナーを用いることで、フック材及びループ材を剥離可能な状態としつつ強固に固着させることができ、繰り返しの使用も可能となる。
ただし、粘着剤や粘着テープなどをファスニング機構に用いてもよい。
つぎに、図1〜図3を参照して紙おむつ1の詳細な構成を説明する。
ここでは、装着状態において、股下部1Bを所定形状に折り曲げて保持するための構造(以下「折曲保持構造」という)を述べる。なお、股下部1Bの不規則な折れ曲がりや捩れが着用者の快適性を低下させることから、股下部1Bを所定形状に折り曲げることで着用者の快適性を確保するために、折曲保持構造が紙おむつ1に設けられている。
この折曲保持構造として、股下部1Bの形状を所定形状に折り曲げるための溝状部として一次元状のエンボス部(以下、単にエンボス部と言う)20が設けられ、所定形状に折り曲げられた股下部1Bの形状を保持するためのサポートギャザー31が設けられている。
エンボス部20は、股下部1Bにおいて長手方向に延びて凹設され、本実施形態では一対(二本)設けられている。なお、前身頃1Aや後身頃1Cにはエンボス部20が設けられていない。
また、本実施形態では、マット12の肌面側にエンボス部20が設けられている。すなわち、紙おむつ1の肌面側にエンボス部20が配置される。なお、エンボス部20は、少なくともマット12に設けられていればよく、トップシート11には設けられていなくてもよい。
図1及び図2では、幅方向の中心線Cを基準として対称に配置され、互いに平行であって二本で一対をなす直線状のエンボス部20を例示する。ただし、エンボス部20は、長手方向の一方から他方に向かうにつれて離間あるいは接近する形状であってもよいし、弧状や波型といった他の形状であってもよい。さらに、エンボス部20は、少なくとも一対(二本)設けられていればよく、三本以上のエンボス部20が設けられてもよい。
形状保持部200は、このようなエンボス部20が形成された箇所において、エンボス部20の形状を保持するものである。特に、形状保持部200は、マット12がエンボス部20に沿って折り曲げられた場合にも、エンボス部20の形状を保持するもので、上記の折曲保持構造と協働して、エンボス部20に沿って折り曲げられた形状を保持するためにも機能する。
また、スリット124Sが形成されていると、エンボス部20に沿ってマット12が折り曲げられた場合にも、フラッフパルプが復元しようとする復元力が発生し難くなり、スリット124Sによってマット12の折り曲げられた形状が保持され易くなる。
つまり、マット12において、フラッフパルプ層124の非肌面側には第1のSAP層123aが隣接し、フラッフパルプ層124の肌面側には第2のSAP層123bが隣接する。エンボス部20を圧搾によって加工する場合には、圧搾に伴って各エンボス部20において、第1のSAP層123a内のSAPの一部や第2のSAP層123b内のSAPの一部がフラッフパルプ層124内に入り込んでフラッフパルプと混合される。この結果、フラッフパルプ層124内でSAPによるアンカー効果が発揮され易くなり、フラッフパルプの復元力を抑制する。したがって、第1のSAP層123a又は第2のSAP層123bのSAPによるアンカー効果によってエンボス部20の溝形状が保持され易くなる。
サポートギャザー31は、装着状態において、マット12を肌面側に持ち上げて支持するための部位である。このサポートギャザー31は、エンボス部20よりも幅方向外側に配置される。ここでは、股下部1Bの領域内において、厚み方向において(平面視で)少なくとも一部がマット12と重なる位置にサポートギャザー31が配置される。
また、サポートギャザー31では、皺寄せられた紙おむつ1が長手方向に延びている。ここでは、前身頃1A及び股下部1Bに亘ってサポートギャザー31が設けられている。
第一弾性部材41は、サポートギャザー31と同様に、股下部1Bの領域内において、平面視で少なくとも一部がマット12と重なる位置に、エンボス部20よりも幅方向外側に配置され、長手方向に沿って設けられる。ここでは、エンボス部20と平行に第一弾性部材41が配置される。
立体ギャザー32は、排泄された液体が幅方向外側に漏れることを防ぐために設けられる。この立体ギャザー32では、サイドシート10の幅方向内側端縁部が第二弾性部材42(図1及び図2では密破線で示す)によって肌面側に立設されると共に皺寄せられる。
レッグギャザー33は、着用者の脚部への追従性を高めるために設けられる。このレッグギャザー33は、幅方向に突出しており、サイドシート10の幅方向外側端縁部、カバーシート14の幅方向外側端縁部及びバックシート13の幅方向外側端縁部が第三弾性部材43(図1では疎破線で示す)によって皺寄せられる。
つぎに、図4を参照して、装着状態の股下部1Bを説明する。
装着状態では、股下部1Bが所定形状に折り曲がった状態となる。具体的には、股下部1Bの幅方向断面が「W」字状の所定形状に折り曲げられる。この「W」字状をなす部分を二つの並んだV字に準えて、一方のV字部分及び他方のV字部分をV字部51,52と呼ぶ。また、折れ目の位置が肌面側であれば山折りと呼び、非肌面側であれば谷折りと呼ぶ。
このように所定形状に折り曲げられた股下部1Bでは、V字部51,52のそれぞれの幅方向外側に、第一弾性部材41で形成されるサポートギャザー31が位置する。これらの第一弾性部材41あるいはサポートギャザー31によって、マット12が長手方向に収縮され、全体的に股下部1Bが肌面側に持ち上げられる。
つぎに、本実施形態に係る吸収性物品の製造方法を説明する。
はじめに、吸収性物品の製造装置の要部であるマット12の製造部の概略を説明する。図5に示すように、マット12の製造装置は、下ラップシート121上にコア120を配置し積層するためのフォーミングロール131と、コア120上にSAPを供給し第1のSAP層123aを形成する第1SAP供給装置136aと、コア120上にフラッフパルプ(フラッフパルプ層)124を配置し積層するためのフォーミングロール132と、フラッフパルプ層124上にSAPを供給し第2のSAP層123bを形成する第2SAP供給装置136bと、フラッフパルプ層124上にホットメルトを供給するホットメルト供給装置137と、フラッフパルプ層124上に上ラップシート122を供給する供給ロール133と、フラッフパルプ層124上に供給する直前の上ラップシート122のフラッフパルプ層124側との接合面にホットメルトを供給するホットメルト供給装置138とをこの順に備えている。
プレスロール134,135によってエンボス部20を圧搾加工されたマット12には、その肌面側に、トップシート11を積層され、非肌面側にカバーシート14,バックシート13を積層されていくが、これらの工程の装置は図示を省略する。
なお、図5に示す装置構成は一例であり、少なくとも以下の製造方法を実施しうる製造装置であればよく、例示の構成に限定されるものではない。
上述したように紙おむつが構成されるため、以下のような作用及び効果を得ることができる。
本実施形態の紙おむつ1によれば、エンボス部20においてマット12を確実に折り曲げることができる。さらに、第一弾性部材41によってマット12が長手方向に収縮されることで、マット12を肌面側に持ち上げ、エンボス部20でのマット12の折り曲げを確実に保持することができる。
よって、装着状態において紙おむつ1の股下部1Bが所定形状に折り曲げて保持され、触感や吸液性を確保して着用者の快適性を向上させることができる。
本実施形態では、形状保持部200は、フラッフパルプ層124に形成されたスリット124Sと、コア120内に含まれた高密度化したSAP120Sと、コア120の層とフラッフパルプ層124との間の第1のSAP層123aと、フラッフパルプ層124と上ラップシート122との間の第2のSAP層123bとを有し、それぞれによって、エンボス部20の形状が保持される。
また、このようにエンボス部20は折れ曲がって着用者の体から離隔するため、エンボス部20が硬化しても着用者の体に触れず着用性を妨げることはない。
上記の実施形態では、トップシート11を重ねる前のマット12にエンボス部20を形成しているが、マット12にエンボス部20を形成する際に、マット12の肌面側の上ラップシート122にトップシート11を重ねた上でプレス加工によってエンボス部20を形成することも考えられる。
また、スリット124Sを設けない場合は、エンボス部20及びその近傍へのホットメルトの供給量を他の部分よりも多くする。これにより、形状保持部200の形状保持効果が上がり、エンボスがしっかりと形成され、エンボス部20の周辺がそれぞれ屈曲しやすくなり、狙った方向に吸収体を屈曲させることができる。
なお、図8では第1のSAP層123aのみを備える場合を示し、シート類11〜14の図示を省略する。
この接着剤層のみを適用する場合は、エンボス部20の加工はプレスに限定されない。
さらに、エンボス部20は、前身頃1Aや後身頃1Cの一部に設けてもよい。
1A 前身頃
1B 股下部
1C 後身頃
2 止着テープ
3 フロントパッチ
10 サイドシート
11 トップシート
12 マット(吸収体)
13 バックシート
14 カバーシート
20 エンボス部(溝状部)
31 サポートギャザー
41 第一弾性部材(弾性部)
51,52 V字部
120 コア(吸収体本体)
120S コア120内の高密度化したSAP
121 下ラップシート
122 上ラップシート
123a 第1のSAP層(第1の高吸水性樹脂)
123b 第2のSAP層(第2の高吸水性樹脂)
124 フラッフパルプ層
124S フラッフパルプ層124のスリット
125,126 接着剤層
127,128 接着剤層
131,132 フォーミングロール
133 供給ロール
134,135 プレスロール
136a,136b SAP供給装置
137,138 ホットメルト供給装置
200 形状保持部
C 幅方向の中心線
Claims (13)
- フラッフパルプに高吸水性樹脂が含まれる吸収体本体と、前記吸収体本体よりも肌面側に配置されたラップシートとを有し、層状に形成された吸収体を有する吸収性物品であって、
前記吸収体本体の層と前記ラップシートとの間に配置され、フラッフパルプにより構成されたフラッフパルプ層と、
着用者の股下に配置される前記吸収体の股下部に長手方向に延設された幅方向左右一対の溝状部と、
前記フラッフパルプ層の前記溝状部の形成領域に設けられ、前記溝状部の形状を保持する形状保持部と、を備え、
前記形状保持部は、前記吸収体本体の層と前記フラッフパルプ層との間に配置された第1の高吸水性樹脂層を有すると共に、水分蒸発による圧密化された前記フラッフパルプ層内のフラッフパルプ及び水分蒸発による圧密化された前記吸収体本体内のフラッフパルプを有し、前記第1の高吸水性樹脂層の高吸水性樹脂と前記フラッフパルプ層内のフラッフパルプ及び前記吸収体本体内のフラッフパルプとが絡み合っている
ことを特徴とする吸収性物品。 - 前記形状保持部は、前記フラッフパルプ層の前記溝状部の形成領域に前記溝状部に対応して延びるように切り欠かれたスリットを有している
ことを特徴とする請求項1に記載された吸収性物品。 - 前記形状保持部は、前記フラッフパルプ層の前記溝状部の形成領域に部分的に目付量が小さくされた低目付量部を有している
ことを特徴とする請求項1又は2に記載された吸収性物品。 - 前記形状保持部は、前記吸収体本体の層に含まれる前記高吸水性樹脂を有している
ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載された吸収性物品。 - 前記形状保持部は、前記フラッフパルプ層と前記ラップシートとの間の前記溝状部の形成領域に配置された第2の高吸水性樹脂層を有している
ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載された吸収性物品。 - 前記溝状部の形成領域における少なくとも何れかの層間に、接着剤層が配置されている
ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載された吸収性物品。 - フラッフパルプに高吸水性樹脂が混合された吸収体本体と、前記吸収体本体よりも肌面側に配置されたラップシートとを有し、層状に形成された吸収体と、着用者の股下に配置される前記吸収体の股下部に長手方向に延設された幅方向左右一対の溝状部とを有する吸収性物品を製造する方法であって、
前記吸収体本体の層の肌面側に、第1の高吸水性樹脂層を配置する高吸水性樹脂層配置ステップと、
その後、前記第1の高吸水性樹脂層の肌面側に、フラッフパルプ層を配置するパルプ配置ステップと、
その後、前記フラッフパルプ層の肌面側に、前記ラップシートを配置し、前記吸収体を層形成するシート配置ステップと、
その後、前記吸収体にプレス加工によって前記溝状部を形成する溝形成ステップと、を備え、
前記溝形成ステップの前に、前記溝形成ステップで形成される前記溝状部の形状を保持する形状保持部を加工する形状保持部加工ステップを備え、
前記形状保持部加工ステップは、前記溝形成ステップにおける前記プレス加工の直前に、前記吸収体に前記ラップシートの外側から水を供給するステップを含んでいる
ことを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 前記形状保持部加工ステップは、前記フラッフパルプ層の前記溝状部の形成領域に前記溝状部に対応して延びるようにスリットを切欠形成するステップを含んでいる
ことを特徴とする請求項7に記載された吸収性物品の製造方法。 - 前記形状保持部加工ステップは、前記フラッフパルプ層の前記溝状部の形成領域に部分的に目付量が小さくされた低目付量部を形成するステップを含んでいる
ことを特徴とする請求項7又は8に記載された吸収性物品の製造方法。 - 前記形状保持部加工ステップは、前記吸収体本体を構成する前記フラッフパルプに前記高吸水性樹脂を含ませるステップを含んでいる
ことを特徴とする請求項7〜9の何れか1項に記載された吸収性物品の製造方法。 - 前記形状保持部加工ステップは、前記フラッフパルプ層と前記ラップシートとの間の前記溝状部の形成領域に第2の高吸水性樹脂層を配置するステップを含んでいる
ことを特徴とする請求項7〜10の何れか1項に記載された吸収性物品の製造方法。 - 前記シート配置ステップの前に、前記フラッフパルプ層と前記ラップシートとの接合面の前記溝状部の形成領域に、ホットメルトを供給するホットメルト供給ステップを備えている
ことを特徴とする請求項7〜11の何れか1項に記載された吸収性物品の製造方法。 - 前記ホットメルト供給ステップでは、前記接合面の前記溝状部の形成領域を含み且つ前記溝状部の形成領域よりも広域に前記ホットメルトを供給し、前記溝状部の形成領域には他の領域よりも多量の前記ホットメルトを供給する
ことを特徴とする請求項12に記載された吸収性物品の製造方法。
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