JP6759674B2 - 液滴吐出制御装置、液滴吐出制御方法および液滴吐出装置 - Google Patents

液滴吐出制御装置、液滴吐出制御方法および液滴吐出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6759674B2
JP6759674B2 JP2016074042A JP2016074042A JP6759674B2 JP 6759674 B2 JP6759674 B2 JP 6759674B2 JP 2016074042 A JP2016074042 A JP 2016074042A JP 2016074042 A JP2016074042 A JP 2016074042A JP 6759674 B2 JP6759674 B2 JP 6759674B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
amount
nozzle row
droplets
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016074042A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017185638A (ja
Inventor
佐藤 彰人
彰人 佐藤
須藤 直樹
直樹 須藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2016074042A priority Critical patent/JP6759674B2/ja
Priority to US15/467,177 priority patent/US10166760B2/en
Publication of JP2017185638A publication Critical patent/JP2017185638A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6759674B2 publication Critical patent/JP6759674B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/015Ink jet characterised by the jet generation process
    • B41J2/04Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
    • B41J2/045Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers
    • B41J2/04501Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits
    • B41J2/04505Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits aiming at correcting alignment
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/21Ink jet for multi-colour printing
    • B41J2/2132Print quality control characterised by dot disposition, e.g. for reducing white stripes or banding
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/015Ink jet characterised by the jet generation process
    • B41J2/04Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
    • B41J2/045Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers
    • B41J2/04501Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits
    • B41J2/04586Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits controlling heads of a type not covered by groups B41J2/04575 - B41J2/04585, or of an undefined type
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/21Ink jet for multi-colour printing
    • B41J2/2132Print quality control characterised by dot disposition, e.g. for reducing white stripes or banding
    • B41J2/2139Compensation for malfunctioning nozzles creating dot place or dot size errors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Description

本発明は、所定の領域を重ねて印刷するオーバーラップ印刷をする液滴吐出制御装置、
液滴吐出制御方法および液滴吐出装置に関する。
インク滴を吐出して印刷する際、所定の領域を重ねて印刷するオーバーラップ印刷が行
われている。ラインヘッドプリンターにおいては、複数の個別の印刷ヘッドが一部を重な
り合うように配置させ、マルチパス方式のシリアルヘッドプリンターにおいては、用紙搬
送量を印刷ヘッドのノズル列の長さよりも短く送ることで、オーバーラップ印刷の領域が
生じる。
特許文献1に示すものは、マルチパス方式のシリアルヘッドプリンターにおいて液滴の
吐出不良のノズルが生じた場合、同ノズルと同じラスターに印刷する他のノズルを見つけ
、このノズルを補完ノズルとして液滴を吐出させている。これにより、液滴の吐出不良の
ノズルの代わりとすることができ、印刷不良が生じないようにしている。
特開2006−168104号公報
上述した従来の技術によれば、液滴を吐出するはずのノズルに代えて液滴を吐出しない
はずのノズルで液滴を吐出することで代替措置とするものの、同じラスターに対して液滴
を吐出する予定の場合は、一方のノズルからしか液滴が吐出されないので、予期した印刷
結果を得られない。
本発明は、オーバーラップ印刷で予期した印刷結果を得られるようにする。
本発明は、複数のノズルを所定方向に並べて配置されたヘッドを有する液滴吐出装置に
対して、第1群のノズル列と、第2群のノズル列とで、所定の領域を重ねて印刷するオー
バーラップ印刷をさせる液滴吐出制御装置であって、正常に液滴を吐出できないノズルを
含む前記第1群のノズル列と前記第2群のノズル列とによって重ね打ちする印刷制御デー
タに基づき、所定の条件が成立する場合に液滴の量を、同条件に対応させた量とする制御
部を備える構成としてある。
前記構成において、本液滴吐出制御装置は、複数のノズルを所定方向に並べて配置され
たヘッドを有する液滴吐出装置に対して、第1群のノズル列と、第2群のノズル列とで、
所定の領域を重ねて印刷するオーバーラップ印刷をさせる。ラインヘッドプリンターであ
れば、第1群のノズル列と、第2群のノズル列は、それぞれ別個のヘッドに備えられてい
るノズル列が対応する。また、シリアルヘッドプリンターであれば、第1群のノズル列と
、第2群のノズル列は、同一のヘッドにおけるメディアの搬送前後のノズル列が対応する
処理の対象となるのは、正常に液滴を吐出できないノズルを含む前記第1群のノズル列
と前記第2群のノズル列とによって重ね打ちする液滴である。双方で同じ位置に液滴を吐
出させることを予定しているもののどちらかが正常に液滴を吐出できないノズルを含む場
合である。この重ね打ちを想定する印刷制御データに基づいて、制御部は、所定の条件が
成立する場合に液滴の量を、同条件に対応させた量とする。
ここで、正常に液滴を吐出できないノズルは、第1群のノズル列と、第2群のノズル列
に含まれている。むろん、このようなノズルが1つである必要はなく、複数個存在してい
ても適用可能である。また、第1群のノズル列だけに存在するだけでなく、第2群のノズ
ル列に存在していても良いし、両方に存在していても良い。
正常に液滴を吐出できないノズルは、完全に液滴を吐出できないノズルに限られず、液
滴の量(吐出量)が少ないものであってもよい。
本発明の他の態様として、前記制御部では、前記第1群のノズル列で吐出する液滴の量
と、前記第2群のノズル列で吐出する液滴の量とに基づき、所定の液滴の量が判定される
構成としても良い。
前記構成において、この重ね打ちを想定する印刷制御データに基づいて、前記制御部は
、前記第1群のノズル列で吐出する液滴の量と、前記第2群のノズル列で吐出する液滴の
量とに基づいて、所定の液滴の量を判定する。
シリアルプリンターの概略構成を示すブロック図である。 シリアルプリンターでオーバーラップ印刷する領域を示す図である。 ラインプリンターの概略構成を示すブロック図である。 ラインプリンターでオーバーラップ印刷する領域を示す図である。 オーバーラップ印刷する領域で各ヘッドの打ち込み量の分担を示す図である。 データ変換の一例を示す図である。 オーバーラップ領域での印刷状況を示す図である。 位置精度に問題がある場合のオーバーラップ領域での印刷状況を示す図である。 本発明を適用した印刷処理のフローチャートを示す図である。 双方の吐出ドットのサイズに基づいて変換されるドットのサイズをテーブルで示す図である。 変換サイズを決定するためのフローチャートを示す図である。 印刷されるパッチを示す図である。 補完ドットサイズを指定するUIを示す図である。 メディアやインク種類に基づいて変換サイズを変更可能なテーブルを示す図である。
(第1実施形態)
以下、図面にもとづいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明が適用されるインクジェットプリンターの概略ブロック図である。
同図において、プリンター(液滴吐出装置)10の印刷ヘッド(ヘッド)11はインク
タンクから供給される4色あるいは6色の色インクをノズルから吐出する。印刷ヘッド1
1は、キャリッジモーター21にて駆動されるベルト22によって所定の範囲を往復駆動
される。プラテン23はプラテンモーター24にて駆動され、印刷ヘッド11の往復動に
対応して用紙を搬送する。フィードモーター25は所定の用紙スタッカに収容されている
用紙を供給する給紙ローラー26を駆動する。このように印刷ヘッド11が用紙の搬送に
合わせて往復動するタイプのプリンターをシリアルプリンターと呼ぶ。
制御回路30は、専用のICを組み合わせて構成され、機能的にはCPU、ROM、R
AMを備えている。制御回路30は、印刷ヘッド11、キャリッジモーター21、プラテ
ンモーター24、フィードモーター25の駆動を制御する。制御回路30には、操作パネ
ル41と表示パネル42が装着されており、操作パネル41にてユーザーによる所定の操
作を受け付け、また、表示パネル42にて所定の表示を行わせる。前記ハードウェアを総
称して印刷機構と呼ぶ。
制御回路30には、カードリーダー50が接続され、着脱可能なメモリーカードを装着
することで、同メモリーカードのデータを読み込んだり、所定のデータを記録することが
できる。また、制御回路30には、I/O回路60が接続され、有線あるいは無線を介し
て他の外部機器と通信により接続可能となっている。制御回路30は、外部機器やメモリ
ーカードから画像のデータファイルを取得し、同データファイルに基づいて前記機器を制
御して印刷を実行する。なお、制御回路30はI/O回路60を介して外部のPC80に
接続され、同PC80は内部のプリンタードライバー81によって所定の印刷制御データ
を生成して制御回路30に送り出す。
図2は、オーバーラップ印刷の状況を示す図である。
印刷ヘッド11を往復走査して印刷すると、パス間で接する部分に黒スジや白スジが現
れることがある。
同図には、左から右へ移動しながら印刷する1パス目、右から左へ移動しながら印刷す
る2パス目、左から右へ移動しながら印刷する3パス目で、それぞれ印刷ヘッド11のノ
ズル列で印刷される領域の重なり具合を示している。
印刷ヘッド11にはノズルが列状に形成されており、最初のノズルから最後のノズルま
でを使用して印刷できる範囲をバンド幅と呼ぶ。マルチパス印刷では、印刷ヘッド11の
ノズル列の上流側と下流側の所定数のノズルを使用して、マルチパス印刷を行う。この例
は、パス毎につなぎ部Jを印刷しており、つなぎ部Jはマルチパスで印刷する。マルチパ
ス印刷される領域がオーバーラップ領域POLであり、その他の部分はシングルパスで印
刷する通常部としている。ノズル列の上流側と下流側の所定数のノズルが対応する領域を
マルチパス印刷することで、印刷ヘッド11を往復走査して印刷してもパス間で接する部
分が幅を持つことになり、黒スジや白スジが現れにくくなる。
1パス目の印刷ヘッド11の下流側の所定領域のノズル列は第1群のノズル列に相当し
、2パス目の印刷ヘッド11の上流側の所定領域のノズル列は第2群のノズル列に相当し
、第1群のノズル列と第2群のノズル列とでオーバーラップ領域を印刷している。ここで
、第1群のノズル列と第2群のノズル列とが同じ印刷領域に対面して印刷していることを
「だぶらせて印刷する」と呼ぶ。また、印刷制御データに基づいて、ドット位置単位で同
じドット位置にインク滴を吐出させることを「重ね打ち」と呼ぶ。
ノズルは一列に並んで形成される場合もあるし、ジグザグ(千鳥状)に配列するという
ものであってもよい。いずれの場合においても、ノズルは所定方向に並んで配列されてい
る。
図3は、本発明が適用される他のインクジェットプリンターの概略ブロック図である。
本インクジェットプリンターは印刷ヘッド12(12a〜12d)を有しており、ノズル
列の並び方向が用紙送り方向と直交している。また、印刷ヘッド12a〜12dは、その
バンド幅が端部において一部重なるようにジグザグに配列されている。図1に示すシリア
ルプリンターと比較すると、印刷ヘッド12を移動させるためのキャリッジモーター21
やベルト22などは必要ないが、印刷用紙の幅にわたってノズルが位置する必要があり、
複数の印刷ヘッド12が必要となっている。このようなインクジェットプリンターをライ
ンプリンターとも呼ぶ。
図4は、ラインプリンターのオーバーラップ印刷の状況を示す図である。
印刷ヘッド12は実際には千鳥状に配列されているが、この図ではオーバーラップ印刷
を理解しやすいように階段状に記載している。ラインプリンターにおいては、予め複数の
印刷ヘッド12が、それぞれのバンド幅の端部で重なり合うように配置されている。この
ため、恒久的に重なりあう部分でオーバーラップ印刷が行われる。図に示すように重なり
合う部位がオーバーラップ領域POLである。この例ではオーバーラップ領域がバンド幅
の端部において生じているが、オーバーラップ領域が生じる部位について特に制限はない
ので、どこの部位で生じていても構わない。また、用紙送りの制御により、ラインプリン
ターにおいても同じ印刷領域を複数回にわたってマルチパス印刷するのであれば、マルチ
パス印刷する部位でオーバーラップ領域が生じることになる。
ラインプリンターの例においては、印刷ヘッド12のバンド幅の端部で重なり合うよう
に配置されているため、ある印刷ヘッド12の一方の端部のノズル列は第1群のノズル列
に相当し、これと重なり合う位置にある印刷ヘッド12の一方の端部のノズル列は第2群
のノズル列に相当し、第1群のノズル列と第2群のノズル列とでオーバーラップ領域を印
刷している。ここでも、第1群のノズル列と第2群のノズル列とが同じ印刷領域に対面し
て印刷していることを「だぶらせて印刷する」と呼ぶ。また、印刷制御データに基づいて
、ドット位置単位で同じドット位置にインク滴を吐出させることを「重ね打ち」と呼ぶ。
オーバーラップ領域POLは、シリアルプリンターであれば適切な用紙搬送ができなか
ったり印刷ヘッド11から吐出される液滴の着弾位置精度によって、印刷ヘッド11の二
回の走査で印刷されるラスター位置がずれることなどによって起こる。また、ラインプリ
ンターであれば、製造時に印刷ヘッド12を固定する際の位置精度によってラスター位置
のずれが生じる。位置精度を高めるためには、工程に時間がかかったり特別な器具を必要
とするため、製造コストに応じた位置精度が許容されている。
図5は、オーバーラップ印刷する領域で各ヘッドの打ち込み量の分担を示す図である。
同図には、ノズルの位置と、該当するラスターデータにおけるデータを割り当てられる
状況を示している。シリアルプリンターでもラインプリンターでも同様であるが、便宜的
にラインプリンターを例に説明する。二点鎖線で物理的な印刷ヘッド12の位置を示して
おり、同図に示すように、二つの印刷ヘッド12a,12bがバンド幅の端部において重
なり合っている。ノズル列は物理的な印刷ヘッド12の幅よりも短いが、一部が重なり合
うことでオーバーラップ領域POLを生じている。仮に、オーバーラップ領域のラスター
データを両方の印刷ヘッド12で印刷させてしまうと、二重に印刷することになるが、こ
の状況を液滴打ち込み量が200%という表現で表す。一方の印刷ヘッド12だけで印刷
するとすれば、液滴打ち込み量は100%となるが、この状態ではオーバーラップ印刷と
ならない。このため、ラスターデータを双方の印刷ヘッド12a,12bで打ち分けてオ
ーバーラップ印刷する。
オーバーラップ領域でない通常部では、液滴打ち込み量は100%となっているが、オ
ーバーラップ領域POLでは、位置精度によって生じ得る白筋の低減を目的として打ち込
み量の総和を100%を超える量としている。打ち込み量の分担は、それぞれのラスター
に応じて所定の分担割合となるようにオン・オフのフラグを表すマスクパターンを用意し
ておき、同マスクパターンをハーフトーン後のラスターデータに重ね合わせ、オンのフラ
グに対応するラスターデータを印刷ヘッド11,12に供給することで実現できる。マス
クパターンのオン・オフのフラグはランダムに形成されているし、打ち込み量の総和が1
00を超えることもあり、印刷制御データ上は同じドット位置にドットを付すことがある
。これによって重ね打ちが生じる。印刷制御データ上と呼んでいるのは、実際のドット位
置は各種の位置精度の問題によってずれるとしても、意図している位置は同じ位置である
という意味である。
ここで、ラスターデータの生成過程について説明する。
図6は、データ変換の一例を示す図である。
PC80で印刷を行う場合、通常、アプリケーションで扱うのはRGBの多階調データ
である。ベクトルデータであったり、ビットマップデータであったりするが、一例として
ベクトルデータD01であるとすると、印刷にあたり、最初に行うのはプリンターの解像
度に合わせたRGBの多階調のビットマップデータD02に変換する。これを解像度変換
と呼ぶ。
プリンターは、4色インクを搭載していたり、6色インクを搭載しているなど、多様で
あるが、一例としてCMYKの4色インクであるとすると、プリンターのインク色に合わ
せてRGBの多階調のビットマップデータをCMYKの多階調のビットマップデータD0
3に変換する。これを色変換と呼ぶ。色変換の際には、色変換ルックアップテーブルを参
照して行なう。色変換後は、インク色に合わせているものの多階調であるため、これを液
滴を吐出させるか否かの二値あるいは液滴のサイズにも合わせた2ビットの多値データに
変換するハーフトーン処理を行う。これにより、各ノズルに対応するラスターデータD0
4に変換される。2ビットの多値データとすることで、00は吐出せず、01はSサイズ
で吐出、10はMサイズで吐出を表し、11では後述する補完サイズで吐出を表すことに
している。
ラスターデータとなっているので、印刷ヘッド12の各ノズルに対応しており、オーバ
ーラップ領域を含めて印刷ヘッド12ごとに分離したラスターデータD05とすることが
可能となる。このとき、オーバーラップ領域については、所定の液滴打ち込み量の範囲で
ラスターデータを印刷ヘッドごとに割り当てる。分担させるので、一方の印刷ヘッド12
に割り当てたラスターデータD05は、他方の印刷ヘッド12に割り当てないというので
あれば、液滴打ち込み量の総和は100%となる。本実施形態では総和が100%を超え
る分担割合とするのであれば、あるドットにおいては、双方の印刷ヘッド12から液滴を
吐出することになる。
図7は、オーバーラップ領域での印刷状況を示している。
ノズル列NZ1は一つ目の印刷ヘッド12のノズル列であり、ノズル列NZ2は二つ目
の印刷ヘッド12のノズル列であり、上述したようにそれぞれの端部のノズル列がだぶっ
ている。ラスターデータDT11はノズル列NZ1に供給される印刷制御データであり、
ラスターデータDT12はノズル列NZ2に供給される印刷制御データであり、それぞれ
●はドットを付すことを表す。オーバーラップ印刷されたドットのイメージはイメージI
M1である。図中において○は、両方のノズル列NZ1,NZ2で吐出されるドットを示
している。
ここで、ノズル列NZ1の一つのノズルNZ11が抜けノズルであるとする。すなわち
、何らかの障害によって正常にインク滴を吐出できないノズルである。このノズルNZ1
1からインク滴が吐出されない結果、オーバーラップ印刷されたドットのイメージはイメ
ージIM2となる。本来、両方のノズル列NZ1,NZ2で吐出されるべきドットDER
がノズル列NZ1,NZ2のいずれかのノズルからしか吐出されず、イメージIM1とは
異なる。吐出されるドットが少ないということは、打ち込み量が減ったということであり
、予め打ち込み量を計算して印刷しているので、予期している濃度とならないという問題
が生じる。なお、イメージIM3は、本発明による補完結果であり、後述する。
次に、図8は、位置精度に問題がある場合のオーバーラップ領域での印刷状況を示して
いる。
オーバーラップ領域で重ね打ちをするのは、濃度を合わせるためという目的に加え、印
刷ヘッド12の位置ずれに基づく影響を少なくするという目的がある。位置ずれが生じる
とドットが隙間無く並べられなくなる部位が生じ、白筋となりやすい。このため、印刷ヘ
ッド12がずれたとしても白筋が生じにくいように重ね打ちのドットを設けている。イメ
ージIM4に示すように、所々に生じてしまう隙間を重ね打ちのドットで埋め合わせるこ
とができる。
しかし、この場合も、ノズル列NZ1の一つのノズルNZ11が抜けノズルであるとす
ると、オーバーラップ印刷されたドットのイメージはイメージIM5となる。本来、両方
のノズル列NZ1,NZ2で吐出されるべきドットDERがノズル列NZ1,NZ2のい
ずれかのノズルからしか吐出されず、イメージIM4とは異なる。吐出されるドットが少
ないということは、位置ずれで生じる隙間を埋めるドットが減ったということであり、予
め白筋が目立たなくするように計算して重ね打ちのドットを配置しているので、白筋が目
立つという問題が生じる。なお、イメージIM6は、本発明による補完結果であり、後述
する。
図9は、本発明を適用した印刷処理のフローチャートを示している。
この印刷処理は、ラスターデータに基づいて行われ、PC80のプリンタードライバー
81が実行するが、プリンター10内の制御回路30が実行することも可能である。所定
のプログラムを実行するCPUが同フローチャートに従って処理を行う。このため、実質
的には、PC80や制御回路30が液滴吐出制御装置の制御部に相当する。
CPUは、まず、S100にて、オーバーラップ領域POLのデータを抽出する。図7
に示すラスターデータDT1,DT2が相当する。次に、S102にて、双方で吐出され
るドットを抽出する。いわゆる、重ね打ちされるドットが抽出される。S104は、重ね
打ちされるドットの中から、吐出不良ノズルが対応するドットを抽出する。
吐出不良のノズルは各種の方法によって特定可能であり、一例として、所定の駆動信号
を各ノズルのアクチュエータに供給し、そのときの残留信号波形に基づいて吐出不良か否
かを判定することが可能である。また、用紙を搬送させながら順番に各ノズルから数ドッ
トを吐出させると階段状の線図が描かれるが、不連続の部分が生じていればそこに吐出不
良のノズルが生じていることも分かる。自動的に検出する場合はその情報を印刷ヘッド1
2自体に登録することも可能である、チェックパターンを印刷させて手入力で不良ノズル
の情報を登録することも可能である。
吐出不良のノズルの情報を得たら、S106にて、吐出不良ノズルを含む重ね打ちのド
ットに対するラスターデータの双方の吐出ドットのサイズを参照し、ドットのサイズを変
更する。重ね打ちのドットに対するラスターデータの双方の吐出ドットのサイズがテーブ
ルに設定されているドットのサイズの組み合わせに一致することが所定の条件が成立する
ことに相当し、ドットのサイズを変更することが同条件に対応させた液滴の量とすること
に相当する。上述したように、ラスターデータでは、ドットのサイズはSサイズまたはM
サイズを指定している。双方の吐出ドットのサイズの組み合わせは、SS、SM、MMの
いずれかである。
なお、吐出不良ノズルは、ノズル列NZ1,NZ2の中の一つだけである場合に限らず
、ノズル列NZ1,NZ2に複数含まれていても良いし、その場合にノズル列NZ1,N
Z2の一方だけでなく、双方に含まれていても良い。吐出不良には、完全に吐出できない
場合に限られず、吐出量が少ないものも含めて適用可能である。
図10は、双方の吐出ドットのサイズに基づいて変換されるドットのサイズをテーブル
で示している。
SSの組み合わせに対して変換されるサイズはMサイズであり、SMの組み合わせに対
して変換されるサイズはLサイズであり、MMの組み合わせに対して変換されるサイズは
Lサイズである。Lサイズは、Mサイズを吐出する駆動信号を短時間の間隔で印刷ヘッド
12に供給することで、Mサイズのインク滴が空中で合体して用紙上に形成する大きなサ
イズのドットである。
いずれの変換サイズも、元のドットの組み合わせと同一あるいはやや大きめのドットと
なる。すなわち、双方吐出ドットで一方のノズルに吐出不良が生じている場合は、より大
きめのドットに変換している。
このように、ドットのサイズは液滴の量に相当しているから、第1群のノズル列で吐出
する液滴の量と、第2群のノズル列で吐出する液滴の量とに基づき、変換される所定の液
滴の量が判定されることになる。
また、より大きめのドットに変換しているので、第1群のノズル列で吐出する液滴の量
と、第2群のノズル列で吐出する液滴の量とに基づき、より多い量の液滴の量が判定され
ている。
このように大きめのドットに変換して印刷した結果が、図7に示すイメージIM3と、
図8に示すイメージIM6である。両方のノズル列NZ1,NZ2で吐出されるべきドッ
トDERは、双方吐出ドットDERであり、イメージIM3の場合はドットが大きくなる
ことで濃度の変化を少なくする効果があるし、イメージIM6の場合はドットが大きくな
ることで隙間を埋めて白筋の目立ち方を少なくする効果がある。
なお、本実施形態の場合は、第1群のノズル列と第2群のノズル列でオーバーラップ印
刷させているが、オーバーラップ印刷は必ずしも2群のノズル列を使用する場合に限らな
い。シリアルヘッドプリンターであれば、用紙送り次第でより多くの回数のオーバーラッ
プ印刷を行うことも可能であるし、ラインヘッドプリンターであっても用紙送りによって
はさらに多くの回数でオーバーラップ印刷することも可能である。
(第2実施形態)
図10には、元のドットサイズの組み合わせに基づいて変換されるドットのサイズをテ
ーブルに示しているが、変換されるドットのサイズは、これに限られるものではない。本
実施形態では、実際の印刷環境下に応じて最適な変換サイズとする。
図11は、変換サイズを決定するためのフローチャートを示しており、図12は印刷さ
れるパッチを示しており、図13は補完ドットサイズを指定するUIを示している。
本実施形態では、まず、S200にて、双方吐出ノズルで各サイズのドットでパッチを
印刷し、S202にて、補完吐出ノズルで各サイズのドットでパッチを印刷する。
図12を参照すると、3組のパッチが印刷されている。それぞれの組の中央には、2組
のノズル列のそれぞれにSサイズでドットを付してオーバーラップ印刷させる。このとき
、重ね打ちを行わせる。全ての領域を重ね打ちしても良いし、ある割合で一方のノズルで
のみ吐出し、ある割合で重ね打ちするようにしても良い。吐出不良のノズルが生じていな
い本来の状況でのパッチを印刷することになる。
この中央のパッチを挟み込むように、重ね打ちのドットに対してドットサイズを変更し
た二つのパッチを印刷する。図で示すように、上にMサイズのドットに変換したパッチを
印刷し、下にLサイズのドットに変換したパッチを印刷している。双方吐出ノズルのドッ
トのサイズの全ての組み合わせに対して、同様に上にMサイズのドットに変換したパッチ
を印刷し、下にLサイズのドットに変換したパッチを印刷する。
ユーザーは、このように印刷された結果を見て、図13に示すUI(ユーザーインター
フェイス)を利用し、中央のパッチに近い方のパッチを指定する。実際のパッチの配置に
合わせて、横方向に3列、縦方向に上下のいずれかを選ぶようにしている。S204では
、このように一致するパッチの入力を待機しており、入力された結果に基づいて、S20
6にて、補完ドットのサイズテーブルを作成する。すなわち、図10に示す一番右の欄を
空白にしているが、双方吐出ノズルのドットのサイズの全ての組み合わせに対して一致す
る補完のズルのドットのサイズを反映させればよい。
S200の工程では、中央のパッチとして第1群のノズル列と第2群のノズル列で所定
の液量で重ね打ちさせた色パッチを印刷させており、S202の工程では、上下のパッチ
として第1群のノズル列と第2群のノズル列の一方で液滴の量を変更した複数の色パッチ
を印刷させている。S204の工程では、第1群のノズル列と第2群のノズル列の一方で
印刷した複数の色パッチのいずれかを指定する入力を受け付けており、S206の工程で
は、入力を受け付けた色パッチの液滴の量を、第1群のノズル列で吐出する液滴の量と第
2群のノズル列で吐出する液滴の量とに基づいて判定される液滴の量としてテーブルに設
定している。
従って、S200とS202の工程は色パッチ印刷部に相当し、S204の工程は指定
部に相当し、S206の工程は液滴量決定部に相当する。
本実施形態の場合は、第1群のノズル列と第2群のノズル列でSサイズとMサイズのド
ットを付す液滴を吐出しているが、さらに異なるサイズのドットを付す液滴を吐出するも
のであっても、各組み合わせの色パッチに対して補完ノズルで吐出する液滴のサイズを変
えてパッチを印刷し、差異の小さいパッチを選択できるようにすればよい。また、パッチ
のレイアウトもこのような上下のレイアウトに限るものでもない。パッチの色によっても
影響を受けることがあるので、複数の色でパッチを印刷させ、ユーザーに総合的な判断で
パッチを選択させることもできる。また、色をグループに分け、各グループごとに変換さ
せるドットのサイズを変えるということも可能である。
(第3実施形態)
第2実施形態によれば、ユーザーごとの環境下で最適な変換サイズを得られるが、環境
の情報を使用して簡易に変換サイズを調整することも可能である。
図14は、メディアやインク種類に基づいて変換サイズを変更可能なテーブルを示して
いる。図10に示す変換サイズをデフォルトとして、メディアの例として滲みやすい普通
紙と滲みにくい光沢紙を一例として、変換サイズのテーブルを変更できる。滲みやすい普
通紙の場合は、双方吐出ドットのサイズの組み合わせがSMであるときに、滲みやすさを
考慮してLサイズではなくMサイズとしている。また、滲みにくい光沢紙では、双方吐出
ドットのサイズの組み合わせがSSであるときでも、滲みにくさを考慮してMサイズでは
なくLサイズとしている。
この例は、メディアの種類と、第1群のノズル列で吐出する液滴の量と、第2群のノズ
ル列で吐出する液滴の量とに基づき、所定の液滴の量が判定される例に相当する。
同様に、液滴の種類として滲みやすい染料と滲みにくい顔料を一例として、変換サイズ
のテーブルを変更できる。滲みやすい染料の場合は、双方吐出ドットのサイズの組み合わ
せがSMであるときに、滲みやすさを考慮してLサイズではなくMサイズとしている。ま
た、滲みにくい顔料では、双方吐出ドットのサイズの組み合わせがSSであるときでも、
滲みにくさを考慮してMサイズではなくLサイズとしている。
この例は、液滴の種類と、第1群のノズル列で吐出する液滴の量と、第2群のノズル列
で吐出する液滴の量とに基づき、所定の液滴の量が判定される例に相当する。
なお、本発明は前記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。当業者であれ
ば言うまでもないことであるが、
・前記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを
変更して適用すること
・前記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって前記実施例の中で開示した部
材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせ
を変更して適用すること
・前記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が前記実施例の中
で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、ま
たその組み合わせを変更して適用すること
は本発明の一実施例として開示されるものである。
10…プリンター(液滴吐出装置)、11…印刷ヘッド(ヘッド)、12…印刷ヘッド、
21…キャリッジモーター、22…ベルト、24…プラテンモーター、25…フィードモ
ーター、26…給紙ローラー、30…制御回路、41…操作パネル、42…表示パネル、
50…カードリーダー、60…I/O回路、80…PC、81…プリンタードライバー。

Claims (6)

  1. 複数のノズルを所定方向に並べて配置されたヘッドを有する液滴吐出装置に対して、第1群のノズル列と、第2群のノズル列とで、所定の領域をだぶらせて印刷するオーバーラップ印刷をさせる液滴吐出制御装置であって、
    正常に液滴を吐出できないノズルを含む前記第1群のノズル列と前記第2群のノズル列とによって重ね打ちする印刷制御データに基づき、所定の条件が成立する場合に第2群のノズル列で吐出する液滴の量を、同条件に対応させた量とする制御部を備え
    前記制御部では、前記第1群のノズル列と前記第2群のノズル列で所定の液量で重ね打ちさせた色パッチと、前記第2群のノズル列で液滴の量を変更した複数の色パッチと、を印刷させる色パッチ印刷部と、前記第2群のノズル列で印刷した前記複数の色パッチのいずれかを指定する入力を受け付ける指定部と、指定部で入力を受け付けた色パッチの液滴の量を、前記第1群のノズル列で吐出する液滴の量と前記第2群のノズル列で吐出する液滴の量とに基づいて判定される液滴の量とする液滴量決定部とを有することを特徴とする液滴吐出制御装置。
  2. 前記制御部では、前記第1群のノズル列で吐出する液滴の量と、前記第2群のノズル列で吐出する液滴の量とに基づき、前記印刷制御データで定められた第2群のノズル列で吐出する液滴の量より多い量の、前記第2群のノズル列で吐出する液滴の量が判定されることを特徴とする請求項に記載の液滴吐出制御装置。
  3. 前記制御部では、液滴の種類と、前記第1群のノズル列で吐出する液滴の量と、前記第2群のノズル列で吐出する液滴の量とに基づき、前記第2群のノズル列で吐出する液滴の量が判定されることを特徴とする請求項または請求項に記載の液滴吐出制御装置。
  4. 前記制御部では、メディアの種類と、前記第1群のノズル列で吐出する液滴の量と、前記第2群のノズル列で吐出する液滴の量とに基づき、前記第2群のノズル列で吐出する液滴の量が判定されることを特徴とする請求項〜請求項のいずれかに記載の液滴吐出制御装置。
  5. 複数のノズルを所定方向に並べて配置されたヘッドを有する液滴吐出装置に対して、第1群のノズル列と、第2群のノズル列とで、所定の領域をぶらせて印刷するオーバーラップ印刷をさせる液滴吐出制御方法であって、
    正常に液滴を吐出できないノズルを含む前記第1群のノズル列と前記第2群のノズル列とによって重ね打ちする印刷制御データを特定する工程と、所定の条件が成立する場合に前記第2群のノズル列で吐出する液滴の量を、同条件に対応させた量とする工程と、を備え、
    前記第1群のノズル列と前記第2群のノズル列で所定の液量で重ね打ちさせた色パッチと、前記第2群のノズル列で液滴の量を変更した複数の色パッチとを印刷させる色パッチ印刷を行い、前記第2群のノズル列で印刷した前記複数の色パッチのいずれかを指定する入力を受け付ける指定を行い、前記指定で入力を受け付けた色パッチの液滴の量を、前記第1群のノズル列で吐出する液滴の量と前記第2群のノズル列で吐出する液滴の量とに基づいて判定される液滴の量とする液滴量決定を行う、ことで決定される前記判定される液滴の量を、前記同条件に対応させた量とすることを特徴とする液滴吐出制御方法。
  6. 複数のノズルを所定方向に並べて配置されたヘッドを有し、第1群のノズル列と、第2群のノズル列とで、所定の領域をだぶらせて印刷するオーバーラップ印刷する液滴吐出装置であって、
    正常に液滴を吐出できないノズルを含む前記第1群のノズル列と前記第2群のノズル列とによって重ね打ちする印刷制御データに基づき、所定の条件が成立する場合に前記第2群のノズル列で吐出する液滴の量を、同条件に対応させた量とする制御部を備え
    前記制御部では、前記第1群のノズル列と前記第2群のノズル列で所定の液量で重ね打ちさせた色パッチと、前記第2群のノズル列で液滴の量を変更した複数の色パッチと、を印刷させる色パッチ印刷部と、前記第2群のノズル列で印刷した前記複数の色パッチのいずれかを指定する入力を受け付ける指定部と、指定部で入力を受け付けた色パッチの液滴の量を、前記第1群のノズル列で吐出する液滴の量と前記第2群のノズル列で吐出する液滴の量とに基づいて判定される液滴の量とする液滴量決定部とを有することを特徴とする液滴吐出装置。
JP2016074042A 2016-04-01 2016-04-01 液滴吐出制御装置、液滴吐出制御方法および液滴吐出装置 Active JP6759674B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016074042A JP6759674B2 (ja) 2016-04-01 2016-04-01 液滴吐出制御装置、液滴吐出制御方法および液滴吐出装置
US15/467,177 US10166760B2 (en) 2016-04-01 2017-03-23 Droplet ejection control apparatus, droplet ejection control method, and droplet ejection apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016074042A JP6759674B2 (ja) 2016-04-01 2016-04-01 液滴吐出制御装置、液滴吐出制御方法および液滴吐出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017185638A JP2017185638A (ja) 2017-10-12
JP6759674B2 true JP6759674B2 (ja) 2020-09-23

Family

ID=59959142

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016074042A Active JP6759674B2 (ja) 2016-04-01 2016-04-01 液滴吐出制御装置、液滴吐出制御方法および液滴吐出装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10166760B2 (ja)
JP (1) JP6759674B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102018209971B3 (de) * 2018-06-20 2019-06-06 Heidelberger Druckmaschinen Ag Kompensation mit Zusatzfarben
DE102019216736A1 (de) * 2018-11-27 2020-05-28 Heidelberger Druckmaschinen Ag Substratabhängiges Kompensationsprofil

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4555434B2 (ja) * 2000-05-16 2010-09-29 オリンパス株式会社 インクジェット記録装置
DE10307136B4 (de) * 2002-03-18 2008-08-21 Heidelberger Druckmaschinen Ag Verfahren und Vorrichtung zum Drucken mit Fehlerkorrektur
JP2005238484A (ja) * 2004-02-24 2005-09-08 Seiko Epson Corp 印刷装置、印刷方法、および印刷用プログラム
JP2006168104A (ja) 2004-12-15 2006-06-29 Canon Inc 記録装置、およびその方法
KR100612026B1 (ko) * 2005-05-10 2006-08-11 삼성전자주식회사 잉크젯 헤드와 이를 구비하는 잉크젯 화상형성장치 및 불량노즐 보상 방법
KR100644709B1 (ko) * 2005-08-05 2006-11-10 삼성전자주식회사 프린트 헤드, 잉크젯 화상형성장치 및 잉크젯화상형성장치의 불량 노즐 보상 방법
JP2010274485A (ja) * 2009-05-27 2010-12-09 Seiko Epson Corp 補正値設定方法、流体噴射装置、及び、流体噴射装置の製造方法
JP6432148B2 (ja) 2014-04-02 2018-12-05 セイコーエプソン株式会社 記録装置
JP2015199251A (ja) 2014-04-08 2015-11-12 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、印刷システムおよび印刷方法
JP6326922B2 (ja) 2014-04-08 2018-05-23 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、印刷システムおよび印刷方法
JP6384101B2 (ja) 2014-04-21 2018-09-05 セイコーエプソン株式会社 記録装置、及び、記録方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017185638A (ja) 2017-10-12
US10166760B2 (en) 2019-01-01
US20170282539A1 (en) 2017-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10265954B2 (en) Image processing apparatus and image processing method
US7614723B2 (en) Printing system, controller for printing apparatus, method of executing printing process, and program for flushing ejection
JP2000108322A (ja) 記録装置および記録方法
US9315022B2 (en) Inkjet printing apparatus and printing method
US8251477B2 (en) Multipass printing method
US8091977B2 (en) Inkjet printing apparatus and inkjet printing method
US9561656B2 (en) Ink-jet printer
EP2783865B1 (en) Liquid jetting apparatus and recording method using the same
JPH0531922A (ja) インクジエツト記録装置
JP6759674B2 (ja) 液滴吐出制御装置、液滴吐出制御方法および液滴吐出装置
WO2017104721A1 (ja) 印刷装置及び印刷方法
US8770695B2 (en) Printing apparatus, printing method, and program
CN110816059B (zh) 液体喷出装置和液体喷出方法
JP6780286B2 (ja) 液滴吐出制御装置、液滴吐出制御方法および液滴吐出装置
US10232608B2 (en) Droplet ejection control apparatus, droplet ejection control method, and droplet ejection control program
CN107234876B (zh) 液滴喷出控制装置、液滴喷出控制方法以及液滴喷出装置
JP6673438B2 (ja) インクジェットプリンタ
US20040196476A1 (en) Online bi-directional color calibration
US10124591B2 (en) Printer and head unit
EP3225407B1 (en) Liquid droplet discharging control device, liquid droplet discharging control method, and liquid droplet discharging apparatus
JP2015212030A (ja) 画像記録装置、画像記録方法および画像処理装置
JP2015143012A (ja) インクジェット記録装置および画像処理装置
JP2003039651A (ja) 主走査ラインを複数回の主走査で記録する印刷におけるドット記録モードの選択
JPH07132620A (ja) カラーインクジェット記録方法
JP2005169987A (ja) インクジェット記録装置及び記録方法及びデータ取得方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20180907

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181120

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190308

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200326

TRDD Decision of grant or rejection written
RD07 Notification of extinguishment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427

Effective date: 20200803

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200804

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200817

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6759674

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150