JP6759582B2 - 乾燥装置、造形装置、及び乾燥方法 - Google Patents

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Description

本発明は、乾燥装置、造形装置、及び乾燥方法に関する。
インクジェットプリンタ等の画像形成装置において、高周波誘電加熱を利用して、媒体に吐出された液体を乾燥させる乾燥装置が用いられている。高周波誘電加熱とは、対象物に高周波の電磁波を照射(交番電界を印加)することにより対象物を加熱する方法である。これにより、非接触状態で液体を乾燥させることができる。
例えば、担持体に担持される画像を記録媒体に転写するインクジェット記録装置において、画像を劣化させることなくインクの乾燥及び画像の転写を可能にすることを目的として、担持体に担持される画像を構成するインクを高周波誘電加熱により加熱する技術が開示されている(特許文献1)。
媒体に吐出される液体には、通常、色素、水、及び溶剤が含まれる。媒体に色素を定着させる際には、水及び溶剤を加熱して蒸発させる必要がある。電磁波等の高周波を対象物に照射する加熱方法においては、加熱効率に周波数依存性がある。すなわち、電磁波等の周波数の最適値は乾燥させようとする物質の種類毎に異なる。従来の方法においては、単一の周波数の電磁波が照射されるため、水が蒸発した後に溶剤が残留する場合がある。溶剤の残留は媒体が層状に貼り付いて板状になるブロッキング等の不具合の原因となる。このような問題は印刷速度(媒体の搬送速度)の高速化に伴い顕著となる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、溶剤を含む液体に対する乾燥効率を向上させることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、媒体に吐出された、溶剤を含む液体の損失係数に基づいて設定された周波数を有する電磁波を前記液体に照射して加熱する第1の加熱部と、前記液体に含まれる前記溶剤の損失係数に基づいて設定された周波数を有する電磁波を前記液体に照射して加熱する第2の加熱部と、を備える乾燥装置である。
本発明によれば、溶剤を含む液体に対する乾燥効率を向上させることが可能となる。
図1は、第1の実施の形態に係る画像形成装置の概略的構成を示す図である。 図2は、第1の実施の形態に係る乾燥装置の機能的構成を示す図である。 図3は、第1の実施の形態に係る第1の加熱部及び第2の加熱部の構成例を示す図である。 図4は、第1の実施の形態に係る陽電極及び陰電極により発生される電磁波により液体が加熱される状態を示す図である。 図5は、電磁波の周波数と液体の損失係数との関係の例を示すグラフである。 図6は、電磁波の周波数と溶剤の損失係数との関係の例を示すグラフである。 図7は、第1の実施の形態における変形例に係る第2の加熱部のシールドボックスの構成を示す図である。 図8は、第2の実施の形態に係る乾燥装置の機能的な構成を示す図である。 図9は、第3の実施の形態に係る乾燥装置の機能的な構成を示す図である。 図10は、第3の実施の形態に係る第1の加熱部の構成例を示す図である。 図11は、第4の実施の形態に係る画像形成装置の概略的構成を示す図である。 図12は、第4の実施の形態に係る乾燥装置の機能的な構成を示す図である。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る画像形成装置1の概略的構成を示す図である。画像形成装置1は、給紙装置11、搬送装置12、液体吐出装置13、乾燥装置14、及び巻取装置15を含む。
給紙装置11は、媒体17を繰り出す装置である。本実施の形態においては、媒体17としてロール紙が用いられている。給紙装置11は、媒体17が巻回された回転軸18、回転軸18を回転させるモータ等を用いて構成される。なお、媒体17は、ロール紙に限られるものではない。媒体17は、液体が吐出されるシート状のものであり、周知又は新規の適宜な材質及び形状のものであってもよい。媒体17は、液体が少なくとも一時的に付着可能なものであればよい。媒体17の材質としては、例えば紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、及びセラミックス等が挙げられる。給紙装置11は、本例に限られるものではなく、媒体17の態様に合わせて適宜設計されるものである。例えば、媒体17としてA4,B5等の所定のサイズで切断された複数の用紙を用いる場合には、給紙装置11は、用紙をサイズ毎に収納する機構、収納されている用紙を搬送する機構等を用いて構成されてもよい。
搬送装置12は、給紙装置11から繰り出された媒体17を所定の搬送方向(図1中左方向)に搬送する装置である。搬送装置12は、例えば複数のローラ、ローラに巻回されたベルト、ローラを回転させるモータ等を用いて構成されるが、これに限られるものではない。
液体吐出装置13は、媒体17に液体を吐出する装置である。媒体17に吐出される液体は、色素(顔料、染料等)、水、及び溶剤を含む液体である。溶剤とは、液体に含まれる色素及び水以外の物質であり、例えば有機溶媒、機能性物質を含む溶液・懸濁液・乳濁液等である。機能性物質としては、例えば界面活性剤等が挙げられる。液体は、媒体17に少なくとも一時的に付着可能なものであればよく、インクであることに限定されるものではない。液体吐出装置13は、例えば各色の液体を格納するタンク、液体を吐出する吐出ヘッド、吐出ヘッドを制御する電子制御ユニット等を用いて構成されるが、これに限られるものではない。
乾燥装置14は、媒体17に吐出された液体を乾燥させる装置である。本実施の形態に係る乾燥装置14は、第1の加熱部21及び第2の加熱部22を含む。乾燥装置14の具体的構成については後に詳述する。
巻取装置15は、乾燥装置14により乾燥された媒体17を巻き取る装置である。巻取装置15は、媒体17が巻回される回転軸19、回転軸19を回転させるモータ等を用いて構成される。なお、巻取装置15は、本例のように媒体17としてロール紙が用いられる場合に有用となるものである。例えば、媒体17として所定のサイズで切断された複数の用紙を用いる場合には、巻取装置15の代わりに、乾燥後の複数の用紙を外部に排出する排紙装置が設けられてもよい。
図2は、第1の実施の形態に係る乾燥装置14の機能的構成を示す図である。乾燥装置14は、第1の加熱部21及び第2の加熱部22を含む。
第1の加熱部21は、媒体17上の液体26に第1の電磁波を照射することにより液体26を加熱する。第1の電磁波は、色素、水、及び溶剤を含む液体の損失係数に基づいて設定された周波数を有する。すなわち、第1の加熱部21は、色素、水、及び溶剤を含む液体26全体の加熱効率が最適となるように設定された第1の電磁波により液体26を加熱する。例えば、第1の電磁波の周波数は、色素、水、及び溶剤を含む液体26の損失係数が閾値以上となるように設定されていることが好ましい。
第2の加熱部22は、媒体17上の液体26に第2の電磁波を照射することにより液体26を加熱する。第2の電磁波は、溶剤の損失係数に基づいて設定された周波数を有する。すなわち、第2の加熱部22は、液体26に含まれる物質のうち溶剤の加熱効率が最適となるように設定された第2の電磁波により液体26を加熱する。例えば、第2の電磁波の周波数は、溶剤の損失係数が閾値以上となるように設定されていることが好ましい。なお、本実施の形態においては、液体26は第1の加熱部21により加熱された後に第2の加熱部22により加熱されるが、液体26を加熱する順序はこれに限られるものではない。液体26の種類によっては、液体26を第2の加熱部22により加熱した後第1の加熱部21により加熱する方がよい場合がある。
図3は、第1の実施の形態に係る第1の加熱部21及び第2の加熱部22の構成例を示す図である。第1の加熱部21及び第2の加熱部22は、高周波電源31、整合器32、シールドボックス33(筐体)、複数の陽電極34、及び複数の陰電極35を含む。
高周波電源31は、所定の周波数(数MHz〜数百MHz)の発振器から電力を増幅した高周波電力(数百W〜数十kW)を出力する。第1の加熱部21の高周波電源31が出力する高周波電力の周波数と、第2の加熱部22の高周波電源31が出力する高周波電力の周波数とは異なっている。
整合器32は、高周波電源31側の出力インピーダンスと陽電極34及び陰電極35側の負荷インピーダンスとを整合させる回路である。例えば、出力インピーダンスが50Ωである場合、媒体17、液体26、陽電極34、及び陰電極35を含む負荷側の負荷インピーダンスが50Ωとなるように整合される。印刷パターン、液体26の乾燥状態等は時間と共に変化するため、整合器32は可変コンデンサ等により負荷インピーダンスを調整可能に構成されていることが好ましい。整合器32の作用により安定した周波数の高周波電力が各陽電極34及び各陰電極35に印加される。
シールドボックス33内には、複数(本例では2つ)の陽電極34及び複数(本例では2つ)の陰電極35が設置されている。陽電極34及び陰電極35は、長手方向が媒体17の搬送方向に対して垂直に配置された棒状の金属部材から構成されている。陽電極34及び陰電極35は、媒体17の搬送方向に沿って交互に等間隔で配置されている。陽電極34及び陰電極35に高周波電力が印加されることにより、電磁波が発生される。シールドボックス33は、電磁波が外部に射出されることを防止する作用を有する。シールドボックス33には、搬入口37及び搬出口38が形成されている。媒体17は、搬入口37を介してシールドボックス33内に搬入され、陽電極34及び陰電極35の下部を通過し、搬出口38からシールドボックス33の外部に搬出される。
図4は、第1の実施の形態に係る陽電極34及び陰電極35により発生される電磁波25により液体26が加熱される状態を示す図である。陽電極34及び陰電極35に高周波電力が印加されることにより、隣り合う陽電極34及び陰電極35間に電磁波25(交番電界)が発生する。媒体17上の液体26に電磁波25が照射されると、誘電分極が発生し、液体26が加熱される。このとき、電磁波25は媒体17にも照射されるが、一般的な紙等の材質からなる媒体17は、一般的なインク等の液体26より加熱されにくい。そのため、媒体17をそれほど加熱することなく液体26を十分に加熱することができる。なお、図3及び図4に示される陽電極34及び陰電極35の数は単なる例示であり、それぞれ3つ以上の陽電極34及び陰電極35が設置されてもよい。
上述したように、本実施の形態においては、第1の加熱部21は第1の電磁波を照射し、第2の加熱部22は第2の電磁波を照射する(図2参照)。第1の電磁波の周波数は、色素、水、及び溶剤を含む液体26全体の加熱効率が最適となるように設定されている。第2の電磁波の周波数は、液体26に含まれる物質のうち溶剤の加熱効率が最適となるように設定されている。第1の電磁波の周波数は、第1の加熱部21の高周波電源31が出力する高周波電力の周波数により決定される。第2の電磁波の周波数は、第2の加熱部22の高周波電源31が出力する高周波電力の周波数により決定される。
電磁波25による加熱効率を示す指標として、損失係数が用いられる。損失係数が大きい程、加熱効率が大きいといえる。損失係数は、加熱の対象物の比誘電率εrと誘電正接tanδとの積で表される。損失係数は、照射される電磁波25の周波数に依存する。
図5は、電磁波25の周波数と液体26の損失係数との関係の例を示すグラフである。図6は、電磁波25の周波数と溶剤の損失係数との関係の例を示すグラフである。
図5の例においては、3000MHz程度の周波数において損失係数のピークが見られる。このことから、本例に係る液体26は、3000MHz程度の周波数の電磁波25が照射されたときに高い効率で加熱されることがわかる。
図6に示す例においては、150MHz程度の周波数において損失係数のピークが見られる。このことから、本例に係る溶剤は、150MHz程度の周波数の電磁波25が照射されたときに高い効率で加熱されることがわかる。
以上のことから、図6に示す例に係る溶剤を含む図5に示す例に係る液体26を乾燥させる場合には、第1の加熱部21が照射する第1の電磁波の周波数は3000MHz程度に設定され、第2の加熱部22が照射する第2の電磁波の周波数は150MHz程度に設定されることが好ましい。また、第1の電磁波の周波数及び第2の電磁波の周波数は、損失係数が所定値以上となるように設定されてもよい。例えば、損失係数が10以上となるように設定する場合には、第1の電磁波の周波数を900MHz〜9000MHz程度の範囲内で設定し、第2の電磁波の周波数を50MHz〜400MHz程度の範囲内で設定すればよい。
これにより、第1の加熱部21では十分に加熱しきれない溶剤を、第2の加熱部22により十分に加熱することが可能となる。これにより、媒体17上の液体26を確実に乾燥させることができ、ブロッキング等の不具合を確実に防止することが可能となる。
(変形例)
図7は、第1の実施の形態における変形例に係る第2の加熱部22のシールドボックス41の構成を示す図である。本例に係るシールドボックス41は、換気部42を含む。換気部42は、送風機45、流入口46、及び流出口47を含む。
シールドボックス41には、流入口46及び流出口47が形成されている。流入口46には、送風機45が設置されている。送風機45は、風を発生させるユニットであり、例えばファン、モータ、フィルタ等を用いて構成される。送風機45が駆動することにより、空気48が流入口46からシールドボックス41内に流入し、流出口47から流出する。空気48の流通によりシールドボックス41内が換気される。
本例に係る流入口46及び流出口47は、シールドボックス41の、媒体17の搬送方向に対して垂直方向に対峙する面に形成されている。これにより、空気48が陽電極34及び陰電極35の長手方向に沿って流れるため、空気抵抗を減らすことができる。なお、流入口46及び流出口47の形成位置、流入口46及び流出口47の形状、送風機45の設置位置、送風機45の有無等は、上記に限られるものではなく、適宜設定されるべき事項である。
上述したように、第2の加熱部22は溶剤の加熱効率が高いものであるため、第2の加熱部22のシールドボックス41内では気化した溶剤の濃度が高くなりやすい。溶剤は可燃性の物質を含むことが多いため、発火防止等の対策が取られることが好ましい。そこで、上記のような換気部42により第2の加熱部22のシールドボックス41内を積極的に換気することが有効となる。これにより、安全性を向上させることができる。
以下に、他の実施の形態について図面を参照して説明するが、第1の実施の形態と同一の箇所又は同様の作用効果を奏する箇所については同一の符号を付してその説明を省略する場合がある。
(第2の実施の形態)
図8は、第2の実施の形態に係る乾燥装置51の機能的な構成を示す図である。第2の実施の形態に係る乾燥装置51の第1の加熱部52は、赤外線により液体26を加熱する。第2の加熱部22は、第1の実施の形態と同様である。赤外線の定義は諸説存在するが、本実施の形態に係る赤外線は、例えば波長が0.7μm〜1mmの電磁波であると定義することができる。
第1の加熱部52には、色素、水、及び溶剤を含む液体26全体を効率よく加熱することが求められる。赤外線は、水の加熱効率が高いものである。従って、液体26に多くの水が含まれる場合には、第1の実施の形態に係る第1の加熱部21のように高周波の電磁波を発生させる機構を用いることなく、赤外線により液体26を加熱する機構を用いることも有効である。赤外線を発生させる機構は、一般的に高周波の電磁波を発生させる機構よりも安価であること等の利点を有する。そのため、本実施の形態によれば、第1の実施の形態による効果に加え、低コスト化等を図ることが可能となる。
(第3の実施の形態)
図9は、第3の実施の形態に係る乾燥装置61の機能的な構成を示す図である。第3の実施の形態に係る乾燥装置61の第1の加熱部62は、第1の電磁波と温風とにより液体26を加熱する。第2の加熱部22は、第1の実施の形態と同様である。
図10は、第3の実施の形態に係る第1の加熱部62の構成例を示す図である。本例に係る陽電極34及び陰電極35は、媒体17の下部に設置されている。媒体17の上部には、複数の温風機65が設置されている。温風機65は、例えば電熱線、ファン、モータ等を用いて構成されるが、これに限られるものではない。温風の温度は、100℃前後であることが好ましい。これにより、液体26に含まれる水を効率的に蒸発させることができる。
本実施の形態によれば、媒体17上の液体26を第1の電磁波と温風とにより同時に加熱することができる。これにより、第1の実施の形態による効果に加え、乾燥時間の短縮を図ることが可能となる。
(第4の実施の形態)
図11は、第4の実施の形態に係る画像形成装置71の概略的構成を示す図である。図12は、第4の実施の形態に係る乾燥装置72の機能的な構成を示す図である。第4の実施の形態に係る乾燥装置72の第1の加熱部75は、ヒートドラム81及び温風機65を含む。ヒートドラム81は、液体吐出装置13から吐出された液体26の色素を媒体17に定着させるために、媒体17を加熱すると共に加圧するユニットである。第2の加熱部22は、第1の実施の形態と同様である。
本実施の形態に係る第1の加熱部75においては、液体26が吐出された媒体17は、ヒートドラム81により加熱及び加圧された状態で温風を吹きかけられる。これにより、媒体17上の液体はヒートドラム81の熱と温風とにより加熱される。
本実施の形態によれば、液体26の色素を媒体17に定着させながら液体26の乾燥を促進させることができる。これにより、第1の実施の形態による効果に加え、媒体17への色素の定着を早めることが可能となる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記実施の形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図するものではない。この新規な実施の形態はその他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施の形態及びその変形は発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、上記実施の形態においては、乾燥装置を含む装置の例として、媒体上に2次元的に画像を形成する画像形成装置を示したが、本発明が適用され得る装置はこれに限られるものではない。本発明は、液体を乾燥させる機構を含むあらゆる造形装置、システム、及び方法に適用可能なものであり、例えば、硬化性の液体を吐出することにより立体物を形成する立体造形装置等に適用することも可能である。
1,71 画像形成装置
11 給紙装置
12 搬送装置
13 液体吐出装置
14,51,61,72 乾燥装置
15 巻取装置
17 媒体
18,19 回転軸
21,52,62,75 第1の加熱部
22 第2の加熱部
25 電磁波
26 液体
31 高周波電源
32 整合器
33,41 シールドボックス
34 陽電極
35 陰電極
37 搬入口
38 搬出口
42 換気部
45 送風機
46 流入口
47 流出口
48 空気
65 温風機
81 ヒートドラム
特開2015−074136号公報

Claims (7)

  1. 媒体に吐出された、溶剤を含む液体の損失係数に基づいて設定された周波数を有する電磁波を前記液体に照射して加熱する第1の加熱部と、
    前記液体に含まれる前記溶剤の損失係数に基づいて設定された周波数を有する電磁波を前記液体に照射して加熱する第2の加熱部と、
    を備える乾燥装置。
  2. 前記第1の加熱部により照射される前記電磁波の前記周波数は、色素、水、及び前記溶剤を含む前記液体の前記損失係数が閾値以上となるように設定され、
    前記第2の加熱部により照射される前記電磁波の前記周波数は、前記溶剤の前記損失係数が閾値以上となるように設定されている、
    請求項1に記載の乾燥装置。
  3. 前記第1の加熱部により照射される前記電磁波の前記周波数は、前記第2の加熱部により照射される前記電磁波の前記周波数よりも高い、
    請求項1又は2に記載の乾燥装置。
  4. 前記第1の加熱部は、前記液体を温風により加熱する、
    請求項1〜のいずれか1項に記載の乾燥装置。
  5. 前記第2の加熱部は、
    内部で前記液体への前記電磁波の照射が行われる筐体と、
    前記筐体の内部を換気する換気部と、
    を含む、
    請求項1〜のいずれか1項に記載の乾燥装置。
  6. 前記液体を吐出する液体吐出装置と、
    請求項1〜のいずれか1項に記載の乾燥装置と、
    を備える造形装置。
  7. 媒体に吐出された、溶剤を含む液体の損失係数に基づいて設定された周波数を有する電磁波を前記液体に照射して加熱するステップと、
    前記液体に含まれる前記溶剤の損失係数に基づいて設定された周波数を有する電磁波を前記液体に照射して加熱するステップと、
    を含む乾燥方法。
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