JP6759302B2 - 発熱体の冷却システム - Google Patents

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Description

本発明は、冷却空気が流通する冷却ダクトを備える発熱体の冷却システムに関するものである。
従来、触媒充填部の片側となる導入部に流量調整用の多孔板を設け、触媒充填部に導入される改質ガス及び酸化空気または酸素が、導入部から多孔板を通って触媒充填部に入ることで、触媒充填部において一酸化炭素を除去する、改質ガス中の一酸化炭素除去装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この一酸化炭素除去装置において、多孔板は、触媒充填部に導入されるガスの流量を調整するために設けられている。
特開平10−245573号公報
ところで、多孔板に流入するガス等の流体の流入方向と、多孔板から流出する流体の流出方向とを直交させる場合がある。この場合、特許文献1の多孔板は薄板の構成となっているため、多孔板から流出する流体は、流入方向の成分と流出方向の成分とが合成されることで、斜めに流出する可能性がある。このため、流入方向に対し流出方向を直交させるべく、多孔板に形成される多孔穴の穴径を小さくすることが考えられる。しかしながら、多孔穴の加工が煩雑となることで加工コストが上昇する可能性があり、また、多孔穴に塵埃等の異物が目詰まりする可能性がある。
そこで、本発明は、ダクト本体の内部を流通する冷却空気の流れ方向と、ダクト本体の外部へ流出する冷却空気の流れ方向とが直交する場合であっても、冷却空気を好適に案内することができる冷却ダクト及び発熱体の冷却システムを提供することを課題とする。
本発明の冷却ダクトは、内部に冷却空気が流通するダクト本体と、前記ダクト本体に形成され、前記冷却空気の流れ方向に対して直交する直交方向に形成される開口部と、前記開口部に設けられ、前記ダクト本体内を流通する前記冷却空気を、前記冷却空気の流れ方向から直交方向に向かうように、前記ダクト本体の内部から外部へ案内する整流板と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、ダクト本体の内部を流通する冷却空気は、流れ方向から直交方向に向かって、ダクト本体の内部から整流板を通って外部へ流通する。このとき、整流板によって、冷却空気を整流することができるため、ダクト本体の内部を流通する冷却空気の流れ方向(流入方向)と、ダクト本体の外部へ流出する冷却空気の流れ方向(流出方向)とが直交する場合であっても、冷却空気を好適に案内することができる。
また、前記整流板は、複数の貫通孔が形成される多孔板であり、前記多孔板は、前記直交方向における長さが板厚となっており、前記貫通穴は、前記直交方向に延在して形成され、前記多孔板の板厚をLとし、前記冷却空気の流れ方向における前記貫通孔の長さをDとすると、前記板厚L及び前記貫通孔の長さDは、L/D>2の関係を満たすことが好ましい。
この構成によれば、多孔板の板厚Lと貫通孔の長さDとの関係を、L/D>2とすることで、多孔板の板厚Lを、貫通孔の長さDの2倍よりも大きくすることができる。このため、冷却空気は、貫通孔を流通することで、直交方向に指向される。よって、上記の関係を満たす多孔板により、冷却空気を直交方向に好適に案内することができる。なお、好ましくは、貫通孔の大きさを変えずに、板厚Lを厚くすることがよい。また、板厚Lは、ダクト本体に要求される構造強度に応じて設計される板厚となっている。さらに、多孔板の板厚Lと貫通孔の長さDとの関係は、L/D>3とすることがより好ましい。
また、前記貫通孔の長さDは、0.4mm<D<5mmの範囲であり、前記板厚Lは、1.2mm<L<15mmの範囲であることが好ましい。
この構成によれば、板厚Lが厚くなり過ぎることを抑制しつつ、この多孔板に形成される貫通孔を、L/D>2を満たすものとすることができる。これにより、板厚Lが厚くなることによる多孔板の重量増加を抑制することができる。
また、前記貫通孔の長さDは、3mm<D<5mmの範囲であり、前記板厚Lは、9mm<L<15mmの範囲であることが好ましい。
この構成によれば、板厚Lを、ダクト本体に要求される構造強度に応じた十分な板厚とすることができ、また、貫通孔を加工容易な大きさとすることができる。このため、多孔板の加工費を抑制することができ、多孔板を安価に構成することが可能となる。
また、前記貫通孔の長さDは、前記直交方向に亘って同じ長さとなっていることが好ましい。
この構成によれば、貫通孔の長さDを直交方向に亘って同じ長さとすることができるため、貫通孔を容易に形成することができる。なお、貫通孔は、円柱形状であってもよいし、スリット形状であってもよく、特に限定されない。
また、前記貫通孔の長さDは、前記直交方向において前記ダクト本体の内部から外部へ向かって広がるテーパ形状となっていることが好ましい。
この構成によれば、ダクト本体の内部から外部へ向かうにつれて、貫通孔の流路面積を広くすることができる。このため、貫通孔を流通する冷却空気は、ダクト本体の内部から外部へ向かうにつれて流速が低くなり、これにより、ダクト本体の外部へ流出する冷却空気の乱れを抑制することができる。
また、前記多孔板は、複数の開口孔が形成される多孔板本体と、前記多孔板本体に付設され、前記多孔板本体の前記開口孔に連通する案内孔が形成される案内部材と、を有し、前記貫通孔は、前記開口孔と前記案内孔とを含むことが好ましい。
この構成によれば、多孔板を、多孔板本体と案内部材とを含んで構成することができるため、多孔板本体の厚さを薄くすることができ、これにより、多孔板の軽量化を図ることができる。
また、前記案内部材は、ハニカム構造体であることが好ましい。
この構成によれば、多孔板本体にハニカム構造体を取り付けることで、多孔板を容易に構成するが可能となり、また、軽量な多孔板とすることができる。
また、前記整流板は、多数の細孔を有する多孔質体であることが好ましい。
この構成によれば、ダクト本体の開口部に多孔質体を設けることで、多孔質体を流通する冷却空気は、ダクト本体の内部における流れ方向の成分が抑制されることから、直交方向に指向される。これにより、多孔質体は、冷却空気を直交方向に好適に案内することができる。また、多孔質体は、流通する冷却空気に含まれる塵埃等の異物を除去することができるため、クリーンな冷却空気をダクト本体の外部に流通させることができる。さらに、多孔質体からダクト本体の外部に流出する冷却空気をほぼ一様流とすることができ、また、流出側における流速を低くできることから、ダクト本体の外部へ流出する冷却空気の乱れを抑制することができる。
また、前記多孔質体は、案内孔が形成される案内部材と、前記案内孔に設けられる多孔質部材と、を有することが好ましい。
この構成によれば、案内部材の案内孔に多孔質部材を設けることによって、多孔質体の強度の向上を図ることができる。また、案内部材の案内孔によって、多孔質部材を通過する冷却空気の流れ方向を直交方向に指向することができるため、多孔質体は、冷却空気を直交方向により好適に案内することができる。
また、前記多孔質体は、多数の細孔が形成される多孔質本体と、前記多孔板本体に付設され、前記多孔板本体の前記細孔に連通する案内孔が形成される案内部材と、を有することが好ましい。
この構成によれば、案内部材の案内孔の内部に多孔質部材を設けることが困難である場合、多孔質本体に案内部材を付設することで、案内部材の案内孔によって、冷却空気の流れ方向を直交方向に指向することができる。このため、多孔質体は、多孔質本体を通過する冷却空気を直交方向により好適に案内することができる。また、多孔質体を、多孔質本体と案内部材とを含んで構成することができるため、多孔質本体の厚さを薄くすることができ、これにより、多孔質体の軽量化を図ることができる。
本発明の発熱体の冷却システムは、設置面に設置される発熱体と、前記設置面の下方側に設けられる、上記の冷却ダクトと、前記冷却ダクトへ向けて前記冷却空気を供給する冷却空気供給装置と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、冷却ダクトから流出する冷却空気は、整流されて直交方向に流出するため、冷却空気の流れ方向の下流側において乱れによる滞留を発生させることなく、発熱体を効率よく冷却することができる。なお、発熱体としては、プリント基板等の電気機器及び電子機器を含むものである。
また、前記発熱体は、電気機器または電子機器であり、前記冷却ダクトは、隣接する前記電気機器または電子機器の間に設けられることが好ましい。
この構成によれば、電気機器または電子機器の間に、整流した冷却空気を流通させることができるため、電気機器または電子機器が密集する場合であっても、電気機器または電子機器を効率よく冷却することができる。
図1は、実施例1に係る発熱体の冷却システムを正面から見たときの断面図である。 図2は、実施例1に係る発熱体の冷却システムを模式的に表した平面図である。 図3は、実施例1に係る発熱体の冷却システムを側面から見たときの断面図である。 図4は、実施例1に係る冷却ダクトを正面から見たときの断面図である。 図5は、実施例1に係る多孔板の断面図である。 図6は、実施例1に係る多孔板の平面図である。 図7は、実施例1に係る多孔板を通過する冷却空気の指向性と、従来の多孔板を通過する冷却空気の指向性とを比較したグラフである。 図8は、実施例1の変形例に係る多孔板の平面図である。 図9は、実施例2に係る多孔板の断面図である。 図10は、実施例3に係る多孔板の断面図である。 図11は、実施例4に係る多孔板の断面図である。 図12は、実施例4に係る多孔板の平面図である。 図13は、実施例5に係る多孔質体の断面図である。 図14は、実施例6に係る多孔質体の断面図である。 図15は、実施例7に係る多孔質体の断面図である。
以下に、本発明に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能であり、また、実施例が複数ある場合には、各実施例を組み合わせることも可能である。
図1は、実施例1に係る発熱体の冷却システムを正面から見たときの断面図である。図2は、実施例1に係る発熱体の冷却システムを模式的に表した平面図である。図3は、実施例1に係る発熱体の冷却システムを側面から見たときの断面図である。図4は、実施例1に係る冷却ダクトを正面から見たときの断面図である。図5は、実施例1に係る多孔板の断面図である。図6は、実施例1に係る多孔板の平面図である。図7は、実施例1に係る多孔板を通過する冷却空気の指向性と、従来の多孔板を通過する冷却空気の指向性とを比較したグラフである。
実施例1の発熱体5の冷却システム1は、例えば、床面(設置面3)に設置された発熱体5としての電気機器または電子機器を、冷却空気を流通させることにより冷却するシステムとなっており、発熱体5としては、例えば、プリント基板等の電気機器及び電子機器を含む装置が適用されている。以下、発熱体5の冷却システム1について説明する。
冷却システム1は、設置面3に設置される複数の発熱体5と、複数の発熱体5の間に設けられる複数のスペーサ6と、設置面3の下方側に設けられる複数の冷却ダクト7と、複数の冷却ダクト7に冷却空気を供給する冷却空気供給装置8とを備えている。
複数の発熱体5は、図2に示すように、平面視方形状に形成され、水平方向において格子状に配置されている。このとき、隣接する発熱体5は、所定の奥行き方向(図2の上下方向)において、寄せて(詰めて)配置される一方で、所定の奥行き方向に直交する幅方向(図2の左右方向)において、所定の隙間を空けて配置される。このため、幅方向に隣接する発熱体5の隙間には、冷却空気が流通可能な空間13が、奥行き方向に延在して形成されている。また、この空間13は、幅方向に複数形成され、複数の空間13は、幅方向において平行に並べて形成される。
この発熱体5は、図1に示すように、その内部に複数の発熱セルを収容するラック11が複数配置されており、複数のラック11は、幅方向に並べて設置されると共に、高さ方向に積み上げられて設置されている。
複数のスペーサ6は、図2に示すように、幅方向において隣接する発熱体5の間に設けられ、奥行き方向に沿って所定の間隔を空けて複数設けられている。このため、発熱体5によって奥行き方向に延在して形成される空間13は、複数のスペーサ6によって、複数の分割空間13aに分割される。
冷却ダクト7は、図1に示すように、設置面3の下方側に形成され、幅方向に隣接する発熱体5の間に形成されている。また、冷却ダクト7は、空間13が延在する奥行き方向に沿って設けられている。このため、冷却ダクト7は、幅方向に平行となる複数の空間13に応じて、複数設けられる。この冷却ダクト7は、その内部に冷却空気Aが流通しており、冷却ダクト7の内部を流通する冷却空気Aは、冷却ダクト7の外部となる空間13に流出する。
冷却空気供給装置8は、複数の冷却ダクト7の内部へ冷却空気を供給しており、例えば、ブロワ等を用いて構成されている。なお、冷却空気供給装置8から複数の冷却ダクト7へ至る複数の流路には、流量調整弁をそれぞれ設けてもよく、複数の流量調整弁の開度を適宜調整することで、複数の冷却ダクト7に供給する冷却空気の流量を調整してもよい。
次に、図4を参照して、冷却ダクト7について説明する。上記したように、冷却ダクト7は、奥行き方向に延在して設けられており、空間13へ向けて冷却空気Aを供給している。この冷却ダクト7は、ダクト本体21と、多孔板22とを含んで構成されている。
ダクト本体21は、奥行き方向に直交する面で切った断面が矩形状となっている。このダクト本体21は、凹形状のダクト部材21aの両端部が、設置面3を構成する設置部材25の裏側(下方側)に、溶接等によって接合されることで構成される。このダクト本体21の内部において、冷却空気Aは、奥行き方向に流通する。ダクト本体21には、高さ方向の上方側となる設置面3に開口部23が形成されている。
開口部23は、ダクト本体21の内部と、ダクト本体21の外部となる空間13とを連通させる開口となっている。この開口部23は、複数の分割空間13aに応じて複数形成され、分割空間13aの奥行き方向に沿って形成されている。ここで、開口部23には、多孔板22が取り付けられる。このため、ダクト本体21の開口部23周りの縁部には、多孔板22を係止するための段部21bが形成されている。段部21bは、開口部23が連通する方向(高さ方向)において、設置部材25の下方側の一部が、上方側の一部に比して、開口部23の内側へ向かって突出させることで形成される。
多孔板22は、開口部23に設けられ、ダクト本体21の内部を奥行き方向に流通する冷却空気Aを、奥行き方向に直交する高さ方向(直交方向)に向かうように、ダクト本体21の内部から外部へ案内している。具体的に、多孔板22は、その高さ方向における長さが板厚となっており、複数の貫通孔31が形成されている。貫通孔31は、図6に示すように、その開口形状が円形状となっており、板厚方向にストレートに貫通して形成されている。また、複数の貫通孔31は、千鳥状に配置されている。
この多孔板22は、その周縁部が、ダクト本体21の段部21bに係止するように、フランジ部22aが形成されている。フランジ部22aは、多孔板22の高さ方向における上方側の部位を、下方側の部位に比して、外側に突出させることで形成されている。このとき、ダクト本体21の段部21b及び多孔板22のフランジ部22aの少なくとも一方は、多孔板22の上面が、設置面3と同じ高さとなるように形成される。
ここで、多孔板22の板厚をLとし、奥行き方向における貫通孔31の長さ(つまり、貫通孔31の直径)をDとすると、板厚L及び貫通孔の長さDは、L/D>2の関係を満たしている。このとき、貫通孔31は、円柱形状となっていることから、長さDは、高さ方向に亘って同じ長さとなる。具体的に、貫通孔31の長さDは、0.4mm<D<5mmの範囲とし、板厚Lは、1.2mm<L<15mmの範囲とすることが望ましく、より好適には、貫通孔31の長さDは、3mm<D<5mmの範囲とし、板厚Lは、9mm<L<15mmの範囲とすることがよい。このとき、板厚Lは、ダクト本体21に要求される構造強度に応じて設計される板厚となっている。また、貫通孔31の長さDは、加工が容易な大きさとなっている。このため、好ましくは、加工容易な貫通孔31の大きさを変えることなく、板厚Lを厚くすることがよい。このように、板厚Lと貫通孔の長さDとを、L/D>2の関係とすることで、ダクト本体21の内部から外部へ流通する冷却空気Aの指向性を高めることができる。また、板厚Lと貫通孔の長さDとは、L/D>2の関係となっているが、L/D>3の関係とすることで、より指向性を高めることができる。
次に、図7を参照して、実施例1に係る多孔板22を通過する冷却空気Aの指向性と、従来の多孔板を通過する冷却空気の指向性とについて比較する。ここで、実施例1の多孔板22は、板厚Lを、12mmとし、貫通孔31の長さDを4mmとしたものであり、L/D>2の関係を満たしたものとなっている。一方で、従来の多孔板は、板厚Lを、1mmとし、貫通孔31の長さDを5mmとしたものであり、L/D>2の関係を満たしていないものとなっている。
図7に示すグラフは、その横軸がL/Dであり、その縦軸が、貫通孔31の軸方向と冷却空気Aが多孔板22から流出する流出方向とが為す角度θである。また、点P1は、実施例1の多孔板22に関する点であり、点P2は、従来の多孔板に関する点である。図7に示すように、実施例1の多孔板22は、角度θが0°に近いことから、多孔板22から流出する冷却空気Aは、貫通孔31の軸方向(高さ方向)に沿った流れになることが確認された。一方で、従来の多孔板は、角度θが90°に近いことから、多孔板22から流出する冷却空気Aは、ダクト本体21の奥行き方向に沿った流れになることが確認された。以上から、実施例1のように、L/D>2の関係を満たす多孔板22とすることで、冷却空気Aの指向性を向上させることができることが確認された。
以上のように、実施例1によれば、ダクト本体21の内部を奥行き方向に流通する冷却空気Aは、奥行き方向から直交する高さ方向に向かって、ダクト本体21の内部から多孔板22を通ってダクト本体21の外部の空間13へ流通する。このとき、多孔板22によって、冷却空気Aを整流することができるため、ダクト本体21の内部を流通する冷却空気Aの流れ方向(流入方向:奥行き方向)と、ダクト本体21の外部へ流出する冷却空気Aの流れ方向(流出方向:高さ方向)とが直交する場合であっても、冷却空気Aを好適に案内することができる。
また、実施例1によれば、多孔板22の板厚Lと貫通孔31の長さDとの関係を、L/D>2とすることで、多孔板22の板厚Lを、貫通孔31の長さDの2倍よりも大きくすることができる。このため、冷却空気Aは、貫通孔31を流通することで、高さ方向に指向される。よって、上記の関係を満たす多孔板22により、冷却空気Aを奥行き方向から高さ方向に好適に案内することができる。
また、実施例1によれば、貫通孔31の長さDを、0.4mm<D<5mmの範囲とし、板厚Lを、1.2mm<L<15mmの範囲とすることができるため、板厚Lが厚くなり過ぎることを抑制しつつ、この多孔板22に形成される貫通孔31を、L/D>2を満たすものとすることができる。これにより、板厚Lが厚くなることによる多孔板22の重量増加を抑制することができる。
また、実施例1によれば、貫通孔31の長さDを、3mm<D<5mmの範囲とし、板厚Lを、9mm<L<15mmの範囲とすることができるため、板厚Lを、ダクト本体21に要求される構造強度に応じた十分な板厚とすることができ、また、貫通孔31を加工容易な大きさとすることができる。このため、多孔板22の加工費を抑制することができ、多孔板22を安価に構成することが可能となる。
また、実施例1によれば、貫通孔31の長さDを高さ方向に亘って同じ長さとすることができるため、貫通孔31を容易に形成することができる。
なお、実施例1では、貫通孔31を、断面円形のストレート形状としたが、図8に示す変形例としてもよい。図8は、実施例1の変形例に係る多孔板の平面図である。図8に示す多孔板22において、貫通孔31は、その開口形状が、奥行き方向に短く、幅方向に長い長穴となるスリット形状に形成されており、板厚方向に貫通して形成されている。また、複数の貫通孔31は、奥行き方向に並べて複数形成されている。スリット形状の貫通孔31は、実施例1と同様に、多孔板22の板厚Lと貫通孔31の奥行き方向の長さDとの関係が、L/D>2となっている。
次に、図9を参照して、実施例2に係る多孔板50について説明する。図9は、実施例2に係る多孔板の断面図である。なお、実施例2では、重複した記載を避けるべく、実施例1と異なる部分について説明し、実施例1と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。実施例1では、貫通孔31の長さDを高さ方向に亘って同じ長さとしたが、実施例2では、貫通孔31の長さDを高さ方向において変化させている。
具体的に、図9に示すように、実施例2の多孔板50に形成される貫通孔51は、その長さDが、高さ方向(板厚方向)において、ダクト本体21の内部から外部へ向かって広がるテーパ形状となっている。このとき、貫通孔51は、その開口形状が円形であってもよいし、スリット形状であってもよい。
以上のように、実施例2によれば、ダクト本体21の内部から外部へ向かうにつれて、貫通孔51の流路面積を広くすることができる。このため、貫通孔51を流通する冷却空気Aは、ダクト本体21の内部から外部へ向かうにつれて流速が低くなり、これにより、ダクト本体21の外部へ流出する冷却空気Aの乱れを抑制することができる。
次に、図10を参照して、実施例3に係る多孔板60について説明する。図10は、実施例3に係る多孔板の断面図である。なお、実施例3でも、重複した記載を避けるべく、実施例1及び2と異なる部分について説明し、実施例1及び2と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。
図10に示すように、実施例3の多孔板60は、複数の開口孔63が形成される多孔板本体61と、多孔板本体61に付設される複数の円筒体(案内部材)62とを含んで構成されている。
多孔板本体61は、薄板となる従来の多孔板、すなわち、実施例1のL/D>2の関係を満たさない多孔板となっている。多孔板本体61は、複数の開口孔63が形成され、この開口孔63は、その開口形状が円形状となっている。
複数の円筒体62は、多孔板本体61に形成される複数の開口孔63に応じて設けられている。円筒体62は、内部が中空となる円筒形状に構成され、その内部が、冷却空気Aを案内する案内孔64となっている。この円筒体62は、案内孔64が、多孔板本体61の開口孔63に連通するように、多孔板本体61に溶接等によって接合される。このため、多孔板本体61と複数の円筒体62とは、一体に形成される。
このように構成される多孔板60は、その貫通孔31が、開口孔63とこの開口孔63に連通する案内孔64とを含んで構成される。このため、多孔板60は、その板厚Lが、多孔板本体61及び円筒体62を含む厚さとなる。そして、多孔板60は、板厚L及び貫通孔の長さDが、L/D>2の関係を満たしている。
以上のように、実施例3によれば、従来の多孔板に相当する多孔板本体61に、複数の円筒体62を付設することで、多孔板60の板厚Lと貫通孔31の長さDとの関係を、L/D>2とすることができる。このとき、多孔板60を、多孔板本体61と複数の円筒体62とを含んで構成することにより、多孔板本体61の厚さを薄くすることができるため、実施例1の多孔板22に比して、多孔板60の重量を軽減することができ、これにより、多孔板60の軽量化を図ることができる。また、多孔板60の板厚Lと貫通孔31の長さDとの関係を、L/D>2とすることができるため、実施例1と同様に、冷却空気Aを奥行き方向から高さ方向に好適に案内することができる。
次に、図11及び図12を参照して、実施例4に係る多孔板70について説明する。図11は、実施例4に係る多孔板の断面図である。図12は、実施例4に係る多孔板の平面図である。なお、実施例4でも、重複した記載を避けるべく、実施例1から3と異なる部分について説明し、実施例1から3と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。
図11に示すように、実施例4の多孔板70は、複数の開口孔73が形成される多孔板本体71と、多孔板本体71に付設されるハニカム構造体等の案内部材72とを含んで構成されている。なお、多孔板本体71は、実施例3と同様の構成であるため、説明を省略する。
案内部材72は、正六角柱となる案内孔74が複数形成されたハニカム構造体を用いて構成されている。案内部材72は、その一部の案内孔74が、多孔板本体71の開口孔73に連通するように、多孔板本体71に溶接等によって接合される。このため、多孔板本体71と案内部材72とは、一体に形成され、複数の案内孔74の一部に冷却空気Aが流通する。このとき、案内部材72の複数の案内孔74は、所定の位置に形成されていることから、図12に示すように、多孔板本体71の複数の開口孔73は、複数の案内孔74が形成される位置に応じて形成される。ここで、案内部材72としては、ハニカム構造体を適用したが、四角柱となる案内孔74が複数形成された格子状の構造体を用いてもよく、特に限定されない。
このように構成される多孔板70は、その貫通孔31が、開口孔73とこの開口孔73に連通する案内孔74とを含んで構成される。このため、多孔板70は、その板厚Lが、多孔板本体71及び案内部材72を含む厚さとなる。そして、多孔板70は、板厚L及び貫通孔の長さDが、L/D>2の関係を満たしている。
以上のように、実施例4によれば、従来の多孔板に相当する多孔板本体71に、案内部材72を付設することで、多孔板70の板厚Lと貫通孔31の長さDとの関係を、L/D>2とすることができる。このとき、多孔板70を、多孔板本体71と案内部材72とを含んで構成することにより、多孔板本体71の厚さを薄くすることができるため、実施例1の多孔板22に比して、多孔板70の重量を軽減することができ、これにより、多孔板70の軽量化を図ることができる。また、実施例3の多孔板60のように、複数の円筒体62を複数の開口孔63に接合する必要がなく、多孔板本体71に案内部材72を接合すればよいため、容易に多孔板70を形成することができる。さらに、多孔板70の板厚Lと貫通孔31の長さDとの関係を、L/D>2とすることができるため、実施例1と同様に、冷却空気Aを奥行き方向から高さ方向に好適に案内することができる。
次に、図13を参照して、実施例5に係る冷却ダクト80について説明する。図13は、実施例5に係る多孔質体の断面図である。なお、実施例5でも、重複した記載を避けるべく、実施例1から4と異なる部分について説明し、実施例1から4と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。
図13に示すように、実施例5の冷却ダクト80は、ダクト本体21と、多孔質体81とを含んで構成されている。つまり、実施例5の冷却ダクト80は、実施例1の多孔板22に代えて、多孔質体81を設けた構成となっている。
多孔質体81は、粒状の金属を焼結して構成した焼結金属となっており、その内部に多数の細孔が形成されている。この多孔質体81は、開口部23に設けられ、ダクト本体21の内部を奥行き方向に流通する冷却空気Aを、奥行き方向に直交する高さ方向(直交方向)に向かうように、ダクト本体21の内部から外部へ案内している。具体的に、多孔質体81を流通する冷却空気Aは、奥行き方向の成分が多孔質体81によって抑制されることから、高さ方向に指向される。ここで、多孔質体81としては、焼結金属を適用したが、セラミック等の他の多孔質体を用いてもよく、特に限定されない。
以上のように、実施例5によれば、ダクト本体21の開口部23に多孔質体81を設け、多孔質体81に冷却空気Aを流通させることで、冷却空気Aを奥行き方向から高さ方向に好適に案内することができる。また、多孔質体81は、流通する冷却空気Aに含まれる塵埃等の異物を除去することができるため、クリーンな冷却空気Aをダクト本体21の外部となる空間13に流通させることができる。さらに、多孔質体81からダクト本体21の外部に流出する冷却空気Aをほぼ一様流とすることができ、また、流出側における流速を低くできることから、ダクト本体21の外部の空間13へ流出する冷却空気Aの乱れを抑制することができる。
次に、図14を参照して、実施例6に係る多孔質体90について説明する。図14は、実施例6に係る多孔質体の断面図である。なお、実施例6でも、重複した記載を避けるべく、実施例1から5と異なる部分について説明し、実施例1から5と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。
図14に示すように、実施例6の多孔質体90は、複数の案内孔93が形成されるハニカム構造体等の案内部材91と、案内孔93に設けられる多孔質部材92とを含んで構成されている。
案内部材91は、正六角柱となる案内孔93が複数形成されたハニカム構造体を用いて構成されている。複数の案内孔93には、粒状の金属を焼結して構成した焼結金属となる多孔質部材92がそれぞれ設けられ、案内部材91と複数の多孔質部材92とは、一体に形成されている。このため、多孔質体90を流通する冷却空気Aは、案内部材91の案内孔93に設けられる多孔質部材92を流通することから、高さ方向に指向される。ここで、案内部材91は、ハニカム構造体を適用したが、実施例4と同様に、四角柱となる案内孔93が複数形成された格子状の構造体を用いてもよく、特に限定されない。また、多孔質部材92としては、焼結金属を適用したが、実施例5と同様に、セラミック等の他の多孔質部材を用いてもよく、特に限定されない。
以上のように、実施例6によれば、案内部材91の案内孔93に多孔質部材92を設けることによって、多孔質体90の強度の向上を図ることができる。また、案内部材91の案内孔93によって、多孔質部材92を通過する冷却空気Aの流れ方向を高さ方向に指向することができるため、多孔質体90は、冷却空気Aを奥行き方向から高さ方向により好適に案内することができる。
次に、図15を参照して、実施例7に係る多孔質体100について説明する。図15は、実施例7に係る多孔質体の断面図である。なお、実施例7でも、重複した記載を避けるべく、実施例1から6と異なる部分について説明し、実施例1から6と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。
図15に示すように、実施例7の多孔質体100は、多孔質本体101と、多孔質本体101に付設されるハニカム構造体等の案内部材102とを含んで構成されている。なお、多孔質本体101は、厚みは異なるものの、実施例5の多孔質体81と同様の構成であるため、説明を省略する。
案内部材102は、正六角柱となる案内孔104が複数形成されたハニカム構造体を用いて構成されている。複数の案内孔104は、多孔質本体101に溶接等によって接合される。このため、多孔質本体101と案内部材102とは、一体に形成され、複数の案内孔104に冷却空気Aが流通した後、多孔質本体101に冷却空気Aが流通する。このため、多孔質体100を流通する冷却空気Aは、案内部材102の案内孔104を流通することから、高さ方向に指向される。ここで、案内部材102としては、ハニカム構造体を適用したが、実施例6と同様に、四角柱となる案内孔104が複数形成された格子状の構造体を用いてもよく、特に限定されない。
以上のように、実施例7によれば、実施例6のように、案内部材91の案内孔93の内部に多孔質部材92を設けることが困難である場合であっても、多孔質本体101に案内部材102を付設することで、案内部材102の案内孔104によって、冷却空気Aの流れ方向を高さ方向に指向することができる。このため、多孔質体100は、多孔質本体101を通過する冷却空気Aを、奥行き方向から高さ方向により好適に案内することができる。また、多孔質体100を、多孔質本体101と案内部材102とを含んで構成することができるため、実施例5の多孔質体81に比して、多孔質本体101の厚さを薄くすることができ、これにより、多孔質体100の軽量化を図ることができる。
1 冷却システム
3 設置面
5 発熱体
6 スペーサ
7 冷却ダクト
8 冷却空気供給装置
11 ラック
13 空間
13a 分割空間
21 ダクト本体
21a ダクト部材
21b 段部
22 多孔板
23 開口部
25 設置部材
31 貫通孔
50 多孔板(実施例2)
51 貫通孔(実施例2)
60 多孔板(実施例3)
61 多孔板本体(実施例3)
62 円筒体(実施例3)
63 開口孔(実施例3)
64 案内孔(実施例3)
70 多孔板(実施例4)
71 多孔板本体(実施例4)
72 案内部材(実施例4)
73 開口孔(実施例4)
74 案内孔(実施例4)
80 冷却ダクト(実施例5)
81 多孔質体(実施例5)
90 多孔質体(実施例6)
91 案内部材(実施例6)
92 多孔質部材(実施例6)
93 案内孔(実施例6)
100 多孔質体(実施例7)
101 多孔質本体(実施例7)
102 案内部材(実施例7)
104 案内孔(実施例7)
A 冷却空気

Claims (11)

  1. 設置面に設置される複数の発熱体と、
    複数の前記発熱体の間に設けられる複数のスペーサと、
    前記設置面の下方側に設けられる冷却ダクトと、
    前記冷却ダクトへ向けて冷却空気を供給する冷却空気供給装置と、を備え、
    複数の前記発熱体は、幅方向に隙間を空けて配置されることで、前記隙間に前記冷却空気が流通する空間を形成し、
    複数の前記スペーサは、前記幅方向に直交する奥行き方向に間隔を空けて配置されることで、前記空間を複数の分割空間に分割し、
    前記冷却ダクトは、複数の前記発熱体の間に設けられており、
    内部に前記冷却空気が流通し、前記奥行き方向に延在するダクト本体と、
    前記ダクト本体に形成され、前記ダクト本体の内部と前記分割空間とを連通させ、前記冷却空気の流れ方向に対して直交する高さ方向に形成されると共に、複数の前記分割空間に応じて複数形成される開口部と、
    前記開口部に設けられ、前記ダクト本体内を流通する前記冷却空気を、前記冷却空気の流れ方向から前記高さ方向に向かうように、前記ダクト本体の内部から前記分割空間へ案内する整流板と、を備え、
    前記整流板は、複数の貫通孔が形成される多孔板であり、
    前記多孔板は、前記高さ方向における長さが板厚となっており、前記貫通孔は、前記高さ方向に延在して形成され、
    前記多孔板の板厚をLとし、前記冷却空気の流れ方向における前記貫通孔の長さをDとすると、
    前記板厚L及び前記貫通孔の長さDは、L/D>2の関係を満たすことを特徴とする発熱体の冷却システム。
  2. 前記貫通孔の長さDは、0.4mm<D<5mmの範囲であり、
    前記板厚Lは、1.2mm<L<15mmの範囲であることを特徴とする請求項1に記載の発熱体の冷却システム。
  3. 前記貫通孔の長さDは、3mm<D<5mmの範囲であり、
    前記板厚Lは、9mm<L<15mmの範囲であることを特徴とする請求項1または2に記載の発熱体の冷却システム。
  4. 前記貫通孔の長さDは、前記高さ方向に亘って同じ長さとなっていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の発熱体の冷却システム。
  5. 前記貫通孔の長さDは、前記高さ方向において前記ダクト本体の内部から外部へ向かって広がるテーパ形状となっていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の発熱体の冷却システム。
  6. 前記多孔板は、
    複数の開口孔が形成される多孔板本体と、
    前記多孔板本体に付設され、前記多孔板本体の前記開口孔に連通する案内孔が形成される案内部材と、を有し、
    前記貫通孔は、前記開口孔と前記案内孔とを含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の発熱体の冷却システム。
  7. 前記案内部材は、ハニカム構造体であることを特徴とする請求項6に記載の発熱体の冷却システム。
  8. 設置面に設置される複数の発熱体と、
    複数の前記発熱体の間に設けられる複数のスペーサと、
    前記設置面の下方側に設けられる冷却ダクトと、
    前記冷却ダクトへ向けて冷却空気を供給する冷却空気供給装置と、を備え、
    複数の前記発熱体は、幅方向に隙間を空けて配置されることで、前記隙間に前記冷却空気が流通する空間を形成し、
    複数の前記スペーサは、前記幅方向に直交する奥行き方向に間隔を空けて配置されることで、前記空間を複数の分割空間に分割し、
    前記冷却ダクトは、複数の前記発熱体の間に設けられており、
    内部に前記冷却空気が流通し、前記奥行き方向に延在するダクト本体と、
    前記ダクト本体に形成され、前記ダクト本体の内部と前記分割空間とを連通させ、前記冷却空気の流れ方向に対して直交する高さ方向に形成されると共に、複数の前記分割空間に応じて複数形成される開口部と、
    前記開口部に設けられ、前記ダクト本体内を流通する前記冷却空気を、前記冷却空気の流れ方向から前記高さ方向に向かうように、前記ダクト本体の内部から前記分割空間へ案内する整流板と、を備え、
    前記整流板は、多数の細孔を有する多孔質体であることを特徴とする発熱体の冷却システム。
  9. 前記多孔質体は、
    案内孔が形成される案内部材と、
    前記案内孔に設けられる多孔質部材と、を有することを特徴とする請求項8に記載の発熱体の冷却システム。
  10. 前記多孔質体は、
    多数の細孔が形成される多孔質本体と、
    前記多孔質本体に付設され、前記多孔質本体の前記細孔に連通する案内孔が形成される案内部材と、を有することを特徴とする請求項8に記載の発熱体の冷却システム。
  11. 前記発熱体は、電気機器または電子機器であり、
    前記冷却ダクトは、隣接する前記電気機器または電子機器の間に設けられることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の発熱体の冷却システム。
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